久しぶりに、バイト先に行った。
「社長、久しぶりです」
「久しぶり。元気だったかな」
僕を笑顔で迎えてくれた社長。
「すみません。長期休暇を貰っちゃって」
「すべてが済んだら、またおいで」
知っているのか?
「まさか…お兄さんがしゃべりましたか?」
「サーゼクスだけが背負うには重すぎるよ。僕は君の父親だぞ。少し背負わせてくれよ」
父さん、ありがとう。でも、そうなると…
「これをしゃ…父さんに渡しに来ました」
僕は何冊かのノートを、父さんに手渡した。
「これは?」
「異世界で出会った魔法を、僕なりに術式プログラムで書いてみました。良かったら、お使いください。父さんにはたくさんの恩を受けました。これで返せたとは思っていませんが、とりあえずお納めください」
「ありがとう…大仕事が終わったら、必ず帰って来いよ。待っているからな」
父さんは右手を差し出した。僕は両手でその大きな暖かい手を握りしめた。
「帰って来たいです。こんな僕を待ってくれている人が、たくさんいるし…」
僕は父さんに別れを告げて、転移した。
---アジュカ---
「良かったのか?逢わなくて?」
私は、隣の部屋にいる人物に、声をかけた。
「逢ったら、引き止めちゃうよ」
セラフォルーは泣いていた。いつも明るいキャラの彼女が。
「ソーたんに、忘れ形見を入れたんだって。私に甥っ子か姪っ子が出来るんだよ。でもね、嬉しいはずなのに、その子を見る度に涙が出ちゃうかも」
そうだな。私にとっては孫が出来るんだな。孫なんて考えたことなかった。もしかすると、私の方が様々な恩を、彼から受け取っていたのかもしれない。彼と出会ってから、毎日が楽しいのだ。生きているという実感を感じられるようになったのも、彼と出会ってからだったし。
「きっと、戻ってきてくれるよ。私の息子だ。むざむざ、命は落とさないよ」
「そうだよね。きっと、戻って来てくれるよね」
---アザゼル---
ボウズが来た。こいつが、みんなになんかしらの必要な物を、プレゼントして回っていることは聞いていた。俺にも何かくれるのか?
「考えたんだけど、おっさんには物でなくて、知識がいいかなって」
「知識?俺よりもお前の方が知識があるっていうのか?」
「僕には、サマエルと知恵の精霊がついているんだよ」
コイツ、まぶしい笑顔をしやがるな。
「どんな知識だ?」
「おっさんには神器に関する知識だ。コレクターだものね」
たしかに俺は、神器を持つ人材をコレクションっていうか、所在を抑えているが…
「神器って『聖書に記されし神が人間に与えた異能』って言われているけど、違うんだって」
「はぁ?違うってどういうことだ??」
今までの通説が真実ではないのか?
「神の脅威になる物を封じ込めた器で、その中でも凶悪なものを封じ込めたのが、神滅具なんだそうです」
「はぅ!」
「そもそも、神がそんな強力な物を人間に与える訳ないでしょ?天界にいない人間って神の意向を無視した存在、いわば邪魔者だよ。知恵の実すら与えなかったケチんぼだよ」
「確かに」
「あれは、サマエルが、天界の管理システムをいじって、人間にも神に対抗できる力を与える為に、封印した物を収めている倉庫の物を、地上にぶん蒔いたんだそうだよ」
「サマエル様の仕業かぁ…」
でも、疑問が残る
「天界にいた人間が地上に追放されるのより、サマエル様の封印された時期の方が早くないか?」
「サマエルのいた天界から追放された人間だけで、今の人間の総ては創れないよ。天界から追放される前にも、他の神格系などが創りだした人間や、生物の進化による土着の人間もいたらしい」
「そうだな。聖書の神だけが、神ではないものな」
「そういうことです」
「そうだったのかぁ…なぁ、再生する天界でのトップは誰がなるんだ?」
「ブラフマーとサマエルが天界システムを管理するそうです。天使長はルシファーさんになりそうです」
「そうか…改革された天界とは、和平を結びたいなぁ」
「サマエルが『望むところだ』だって」
サマエル様…
「ボウズ、生きて帰ってこいよ」
ボウズの頭を撫で回す
「努力するよ。ダメだったら、みんなのことをお願いしますね」
ボウズは寂しそうに転移していった。
---シュウ---
部屋でのんびりしていると、椿姫がはいってきた。
「どうしたんだ?」
「次の遠征に、私も連れて行ってくれませんか?」
「この前、冥府に行ったじゃないか。椿姫のおかげで、ずいぶんと助かったよ」
更に珍客が来た。巴柄と翼紗。
「真羅先輩、いらしていたんですか?」
「あぁ、次の遠征に連れて行ってもらおうと思ってね」
「奇遇ですね。私達もお願いします。連れて行ってください。」
「遊びに行く訳でないんだよ…巴柄と翼紗は別の機会だなぁ。人数が多いと、護りきれないしな」
「自分の身は自分で守れます」
そうかもしれないが…
「用件が終わったら出て行ってくれるかな?」
巴柄と翼紗は出ていこうとしたが、椿姫は…突然、僕に抱きついてきた。
「私も一緒に最後まで闘いです」
「ダメだ。それこそ無駄死になるぞ。僕自身どうなるかわからないのに、椿姫が死んでも復活の魔法を、かけられるかもわからない。そんな場所に椿姫を連れては行けない」
「私はどうなろうと一緒にいたいんです」
「椿姫…お前は大切な仲間なんだ。生き残れよ。そして、ソーナを護り切れ。いいな!」
泣き崩れる椿姫。いつもクールな先輩の女の部分を見てしまった巴柄と翼紗。二人に頼んで、椿姫を支えて部屋から退出してもらった…椿姫にもアレを渡した方がいいのかな??
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世間では夏休みの期間に入った。リアス達純血悪魔が冥界へ里帰り、朱乃さん親子は堕天使領へ、家族水入らずの生活を楽しみに行っている。
そんな夏場のある日、僕達はある場所に向かっていた。遠征メンバーは僕、椿姫、ヴァーリ、ヴァイラ、アポ、オーフィス。近くまでは空間を切り裂いて出たのだが、正確な位置がわからないので、徒歩移動中である。何時間歩いただろうか。だいぶ歩いたと思うんだけど。砂嵐が吹き荒れる砂漠のオアシスにいらっしゃるらしいのだが…アポとオーフィスが目的の人物のオーラを感知したみたいで、そちらの方向へ向かうこと、更に数時間。やっと家が見えてきた。
ドアを叩くと猿のお爺さんが出てきてくれた。その老猿は僕達を笑顔で迎入れてくれた。
「初代孫悟空さんですね」
目の前の猿のお爺さん、初代孫悟空こと闘戦勝仏は、静かに頷いた。
「待っていたぞ」
「町中と違って、目標物がないので、道に迷いました」
「まぁ、よく来たな。で、やんちゃなわしの末裔を矯正してくれるって、アザゼル殿から聞いたが、確かかな?」
「矯正ってことではないですが、仲間にしたいです。仙術使いは貴重ですから。」
おっさんから、仲間にどうだって紹介されたのが、初代孫悟空の末裔なんだけど、もの凄くやんちゃらしい。
「おぉ、来た来た」
雲にのって、若い猿がやってきた。
「美猴、お前に客じゃ」
「俺っち?こいつらか?弱そうな人間ばかりだなぁ」
「僕達の仲間になってくれませんか?」
僕は頭を下げる
「はぁ?俺っちは弱いヤツの仲間なんかにならないぜ」
「勝てば仲間になってくれますか?」
「勝てればなぁ」
いきなり美猴の持っていた棒が伸びてきた。とっさに椿姫がミラーフルアーマーを装備して僕の前に立ち塞がる。棒の先端によって生じた衝撃は、倍になって美猴を襲った。
「なんだとぅ…」
美猴は崩れ落ちた。
「ヴァイラ!駒を入れちゃえ!!」
ヴァイラは瀕死の美猴に悪魔の駒を入れた。
「あの美猴をカウンターで一撃かい?そなたはすごい下僕をお持ちじゃな。どうだろう、わしとそなたで戦ってみないか?」
僕は、美猴みたいに会話の途中からの先制攻撃をしかけた。初代様の頭の上に魔法陣を展開して、『ウルティマウエポン』と言霊を発した。初代様に防御無視、弱点属性へのフルバーストなチート魔法が炸裂。初代様は崩れ落ちた。ところどころ煙も出ている。僕はすぐに回復魔法をかけて初代様を助けた。
「なんだ?わしが崩れ落ちるとは…そなたは何者じゃ」
「人間を辞めた魔物です」
「敵にはしたくない男だな」
初代様は不敵な笑みを浮かべている。
「美猴の矯正を頼むぞ」
「僕達の家にいるやんちゃ者と、比べたら大人しいかも」
美猴をお持ち帰りした。
---美猴---
目が覚めると、知らない家にいた。見渡すと小さな女の子達がいる??そのうちの一人、紅髪の少女が俺っちに気が付いた。
「やっと、目が覚めたか?まったく弱っちぃくせに、態度がデカイなお前は?」
はぁ?ガキにそんなことを言われたくない。でも、目の前にいるガキのオーラは異常だ。なんだ、こいつら??
「ここはどこでぇ?」
「ここは、私達の家ですよ」
なかなかのべっぴんさんだけど…こいつのオーラも異常だ。戦ったら、俺っちが危なそうだ。何者だ??
「やっと、俺より下っ端ができた!嬉しいなぁ」
オーラの欠片を感じないガキに下っ端扱いされた俺っち。
「誰が下っ端だと?」
周囲のみんなが俺っちを指さしている?え??
「お前が一番下っ端だ。威勢だけは半人前みたいだけど」
なんだと??あの紅髪の少女には言われたくない。
「俺っちが弱いだと?勝負しやがれ」
如意棒を伸ばして目の前のガキに先制攻撃…のはずが、はじかれた!!
「そんな攻撃食らうヤツは、この家にはいないぞ。」
こいつらは何者なんだ??
「勝負したいんなら、トレーニングルームへ行け。死ぬほどつきあってくれるぞ。あ、死んでも復活させるから、心配はしないで死んでこい!」
え??死ぬようなトレーニング?死んでも復活できる環境??なんだ、ここは???目の前の女の子に襟を捕まれて、トレーニングルームやらへと、ひきづられていく。どんな状況なんだ?
「新入りの美猴。孫悟空の末裔だ。しっかりと鍛えてやってくれよ」
「じゃ、まず、私から」
目の前の女の子…いや、このオーラ、ドラゴンかぁ…
「お前は誰だ?」
「三日月の暗黒龍クロウ・クルワッハ」
「はぁい?」
「お前をここに連れてきたのが、真なる赤龍神帝グレートレッドだ」
「えぇぇぇ~」
「お前が来るまでの一番下っ端は赤龍帝ドライグだ」
「そんなバカなぁ」
俺っちには、絶対に殺される自信が芽生えた。じぃちゃ~ん、たすけてぇ~!!
---椿姫---
珍しく、シュウ君からお声がかかった。この前の遠征で一働きしたから、褒めてもらえるのかなって、ドアを開けて入ると???ごめん、状況がわからない。わたしが部屋に入ったのを確認して、ドアに封印をして外部から遮断をする彼。
「これって、どういう状況なんですか?」
巴柄と翼紗が普通ではないスライムに襲われている。
「自分では満足できない身体になったって…懇願されて、こんな状況に…」
翼紗は四つん這い、巴柄は仰向けになって、スライムの刺激を楽しんでいるようだ。
「んな、ばかなことを…」
「で、椿姫を呼んだのは…僕がこの状況を見ていて、なんというか、椿姫とやりたくなりました。すみません」
「私で良ければ、いくらでも。なんなら、私の身体をいたぶってもいいですよ」
「え??いいの??」
彼の目が輝いている。彼の内に眠るエスモードを刺激したら、喜んでもらえた。ソーナには負けられない。彼の目の前で、私は身に付けている物を総て脱ぎさり、彼の着ている物を総てはぎ取った。そして、彼に身体を委ねる。
「シュウ君の好きにしていいわよ」
そういうと目を軽く閉じる。彼からの刺激を触覚で楽しむ。聴覚で楽しむ。あぁ、下半身が濡れてきた。彼は私の胸を執拗に攻めてくる。乳房が張ってきているのがわかる。乳首が硬くなってきたのがわかる。
私は自分の手で下腹部をいじっている。彼が来てすぐに洞窟探検が出来るように、わき水を絶やさないように。ついに下腹部に侵入してくれた。脳をゆさぶるような刺激、なんとも言いがたい快楽の世界。目の前が真っ白になり意識が飛んでいく…
意識が朦朧としているけど、今度は後ろの穴に刺激を感じる。私の大腸が体内で踊っている、そんな感覚。下腹部の突起部に心地良い刺激、襲いかかり私を包み込むような刺激、様々な刺激を受けて、私の下半身は、力が入らないようになっている。
膣内に今迄とは違う刺激を感じた。下半身に目をやると、彼の右手が膣に入っている。指を使って膣壁を刺激しているのであろうか、リズミカルに新たな刺激が産まれてきている。
ふと、横を見ると、彼の物を翼紗が口で仕えているのが見える。それは、私がすることなのよ!なんで、あなたがやっているの!!私は身体に力が入らず、彼のいる場所まで行けない。巴柄は自らの胸を彼の背中に押し当てている。翼紗の奉仕により、そそり立つ状態になった彼のモノが、私の中に入ってきた。そして前後に運動していくと、何も考えられず、意識が遠のいていく…
目が覚めると、私は彼の上にいた。部屋には私以外いなかった。手で確認すると彼のモノが私に刺さったままだ。彼の胸を枕にして、もう一度寝よう。