※この作品はR-18です。

神器なき男 (再編集版)   作:もっち~!

98 / 260
聖者として Part2*

 

12月に入ってすぐ、僕達の家に珍しい来客が来た。バチカンで、僕と接していたストラーダさん、兄ちゃん、イリナ、ゼノヴィアの4名だ。まぁ、拒絶する理由も無いので、リビングに通す。教会関係者とイッセー以外はジャマになるので、トレーニングルームか自室に行ってもらった。けど、オーフィス、アポは拒否といって、僕のふとももと肩に残っている。

 

僕が話を切り出す。

 

「何か、ご用ですか?」

 

「シュウ君に、バチカンで行われる前夜ミサに、参加してもらう為に来ました」

 

そうだよな。メンツを見て予想はできたよ。

 

「行けないです。その日は予定がありますから」

 

「その予定はキャンセルしてもらえないかな?聖者として、バチカンでミサに参加して欲しいのだ」

 

「そのイベントは、僕にとっては、大事でも大切でも無いイベントです」

 

「聖者なんだから、自覚してくれないかな?」

 

「なら、聖者の称号を剥奪でいいですよ。別に欲しい訳では無いしね」

 

「そういう訳にはいかんのだ。聖者として…」

 

ストラーダさんの言葉を遮った僕。

 

「兄ちゃん、僕の義理の両親の家は、教会だったって言ってあったよね?義理とはいえ息子の僕は、その教会でミサに参加するんだ。僕にとってはバチカンなんか、どうでもいいことだよ。言っている意味、わかるよね?兄ちゃん」

 

「意味?わかるよ。無理強いした結果、どうなるかもね。」

 

「それでも、頼みたいんだ。天界が変わったことで、混乱が教会に起きている。それを鎮める意味でも、君に参加して欲しいのだ。認定されていない教会のミサなんか、どうでも良いだろが!」

 

兄ちゃんは理解してくれているみたいだけど、ストラーダさんが…

 

「じゃ、義父さんの教会に、バチカンのミサに参加する人もくればいいじゃん。サマエルも、それでいいって言っているし」

 

「大天使サマエル様の言葉を、勝手に作るんじゃない。何でもサマエル様が言ったと言えば済むと思っているのか?こんな家に住んでいるから、そんな狼少年のように育ったのではないか?君はバチカンで暮らした方が良いな。すぐに、連れ帰るから、早く準備をしなさい!」

 

ストラーダさんの怒りのオーラを感じたみんなが、リビングに得物を構えて押し寄せてくる。いや、僕も怒りのオーラを纏い始めたかもしれない。

 

「ストラーダ様、落ち着いてください。あぁ、怒りのオーラに、家人が反応してしまいましたよ…」

 

イリナ、ゼノヴィアは固まっている。絶望的なオーラが、彼女たちを優しく包んでいた。

 

「信用されてないんだな、僕って。ガブ!サマエルをここに呼んでくれ、すぐにだ!」

 

「了解しました!」

 

程無くして、大天使サマエルは、ストラーダさんの前に姿を現した。

 

「簡単に呼び出してくれたな、ストラーダよ!お前は、我が主のシュウの言葉が信用出来無いみたいだな。私は彼と念話で、どこにいても会話ができる関係だ。私は八重垣教会でのミサを許可した。それに文句が有ると言うことだな?」

 

ストラーダさんはサマエルに跪き

 

「大天使サマエル様に、そのようなことを言った覚えはありません。ただ、バチカンの立場も考えてください」

 

「ならば、シュウ、分身の術で1体を貸してあげるとかは?ミサが終わったら、皆の前で消えるようにしておけば、それも奇蹟に見えるかもしれないぞ」

 

「それはナイスアイデアだな、サマエル。そうしよう」

 

僕は分身の術で、僕の身代わりを作り出した。

 

「こいつを貸し出すよ。実体も記憶もある。ミサが終わる頃、消えるように設定してあるからね」

 

「そんなこともできるのか??」

 

「だから、彼は聖者なんだ」

 

サマエルが、そう言うと、ストラーダさんと僕の分身が転移していった。

「あの二人は、バチカンへと送ったから安心だ。クリスマスが近くて忙しいから、帰るよ、シュウ。また、教会と揉めたら、気軽に念話をよこしてくれ」

 

「ありがとう、サマエル」

 

僕がお礼を言うと、サマエルは転移していった。サマエルの計らいで、置いてきぼりを食ったイリナ、ゼノヴィア、デュリオ兄ちゃん達一行。唖然としている三名を見て、イッセーがようやくイリナに気がついた。

 

「あれ?イリナじゃん!」

 

「お前、教会の戦士に知り合いがいたのかにゃ?」

 

黒歌がイッセーに尋ねた。

 

「シュウと共に幼なじみだよ。なぁ、イリナ」

 

「あぁぁぁぁぁ~♪イッセー君だぁ!!」

 

イッセーの元に駆け寄ろうとしたが、絶望的なオーラで固まった身体が、うまく動かせずに転ぶイリナ。それを助け起こしに行くイッセー。

 

「シュウの言っていた通りだ。イリナって女の子だったんだ!!」

 

何気なく、イリナの胸を揉んでいるイッセー。

 

「イッセー君に男だと思われていたなんて、ショックだよ」

 

いい感じになってきた二人をイッセーの部屋に転移させる。

 

「兄ちゃんとゼノヴィアはどうする?」

 

「どうするってねぇ」

 

笑顔が、ひきつる兄ちゃん。

 

「私はここで修行をしたいが、いいかな?」

 

あぁ、この家でそれを言うと地獄を見るよ。と、思ったら、リヴァさん達にトレーニングルームに拉致されていくゼノヴィア。

 

「兄ちゃん、年内はここで過ごしたら?おいしい料理が食べられるよ。和食中心だけどね」

 

「和食?興味有るなぁ。年内は無理かもしれないけど、しばらくは、食客ってことで居残ります」

 

「兄ちゃん、これから義父さんの教会へ、飾り付けに行くんだけど、手伝ってもらえるかな?」

 

「もちろんだよ。僕も手伝うよ」

 

僕、兄ちゃん、木場、トスカ、白音で、教会へ転移していった。

 

 

 

---ゼノヴィア---

 

トレーニングルーム?コロシアムみたいな闘技場だ。さっきから、10回以上殺されている。そして、殺される度に復活させられている。ここでの鍛錬を経験すると、バチカンのは子供遊び程度だな。シュウの強さの秘密がわかった気がする。

 

「デュランダルは破壊力が有るけど、使い手の技量が無いと扱えきれないですよ」

 

「わかっている。だから、ここでの鍛錬でモノにしたい」

 

「ちょっと、借りますね」

 

アーサーという男。聖王剣使いかぁ。エクスカリバーも持っているみたいだし。相手に指名したのはクロウという女性。素手か?怪訝な顔をしていたら、隣にいるレヴィアタンという女性が教えてくれた。

 

「クロウの正体は三日月の暗黒龍クロウ・クルワッハさ。邪龍の筆頭格だよ。アーサーは、アーサー王の末裔だ」

 

ここには、すごい強豪が、まだまだいそうだ。アーサーは、あのデュランダルを使いこなしていた。初めて握ったのに。本来の持ち主は、私のはずなのに…羨ましいけど、悔しい気分だ。

 

 

 

---イリナ---

 

突然、イッセー君と彼の部屋らしい場所へと転移した私。驚くイッセー君の唇を、どさくさに紛れて奪う。

 

「なっ、何すんだよ。イリナ…」

 

真っ赤になるイッセー君。うぶなのね。お姉さんが、色々と教えてあげるわよ♪

 

「やめろ!やめてくれ!やめてくださぁい…これ以上は殺される…」

 

イッセー君の目が、何かに怯えている。

 

「イッセー、元気そうだにゃ~♪」

 

和服姿の美人な女性が現れた。

 

「いや、そんなには、元気では無いです」

 

あの和服姿の女性が、怖いのね?私が護ってあげるわ♪

 

「イッセー君は私が護る」

 

「はぁ?どうやって??」

 

彼女の手が妖しく光る…

 

 

 

---黒歌---

 

どう料理しようかにゃ?この小娘。私に勝てると思っているのが、許せないにゃん!!

 

「おい、黒歌。イリナをどうするつもりだ?」

 

「私のペットにするにゃん♪」

 

「ペット??」

 

「私の妖術で操れる状態になったにゃん。これからイッセーと3Pするにゃん♪」

 

「死にたくないよ~」

 

小娘の首に首輪を嵌めた。この首輪は嵌めるだけで、頸動脈に媚薬を注入できる優れ物で、シュウにも数個渡してある。リードを引くと、性感帯へ刺激が加えられる機能付きである。

 

四つん這いにさせて、脚の付け根辺りの割れ目に、媚薬成分入りのクリームをたっぷりを塗り込んだ。

 

「熱い…熱いよ…イッセー君…助けて…」

 

手足が震えている。生まれたての子豚のようだ。ふふふ…

 

「おい…イリナをどうするつもりだ?」

 

イッセーのモノを口で奉仕させる。子豚ちゃんに跨がり、イッセーの上半身と抱き合いつつ、オーラルプレイをする。

 

「うっ…うっ…うっ…」

 

口いっぱいにイッセーを頬張る子豚。たまに、ムチをお尻の割れ目に叩き込む。

 

「うぅ~…うっ…うっ…」

 

ムチが入る度に悶える子豚。大きくなりイッセーを吐き出したので、私と交わらせる。

 

「あぁぁぁ、精力がぁぁぁ~」

 

イッセーの精力をドレインして、愉しむ私♪イッセーが萎えると、また口で奉仕させる。大きくそそり立つ乳首に、シュウに借りている冥界スライムを1つずつ貼り付けた。悶え、喘ぐ子豚。

 

ダムが決壊している下腹部で遊ぶ。ローラーとバイブを手にして、更にダムを決壊させていく。私に勝とうとした意気込みに罰を与えるにゃん♪

 

4時間程遊ぶと、飽きてきたので、首輪とスライムを回収して、後はイッセーにまかせた。四つん這いの子豚を後ろから責めて、胸を手の平で堪能するイッセー。うん?まだ元気が残っていたのにゃ?新しい玩具とワンプレイしたら、私とまた、プレイさせようかにゃ♪

 

 

 

---シュウ---

 

飾り付けも終わって、兄ちゃん達を家まで転移させた後、僕は一人で、冥界のフェニックス家に向かった。

 

フェニックス家に着くと、当主のルヴァルに出迎えられて、ライザー、レイヴェルとも挨拶しあった。

 

「レイヴェル、無理させてごめんな。うちの者達は、誰も出来無いから」

 

「ケーキ作るのも、クッキー作るのも大好きですから、苦になりませんわ。むしろ、私を頼っていただいて、嬉しいです」

 

頬を赤らめているレイヴェル。

 

「それよりも、シュウの眷属に、すごいのが入ったって聞いたぞ」

 

ライザーに訊かれた。

 

「そんなにすごくないよ。強そうに見えないし」

 

「どんな人物だ?」

 

「元セラフのガブリエル」

 

「はぁい?」

 

目が点になるフェニックス家の3名…

 

「悪魔相手なら、無敵かもしれないよ」

 

「戦いたくない相手だなぁ」

 

「ちょっと、いいかな?シュウ君」

 

ルヴァルが会話に入って来た。

 

「はい」

 

「君はレイヴェルのことを、どう思っているのかな?」

 

レイヴェルの方を見ると、真っ赤になっている。なんで?

 

「かわいい妹ですね」

 

「そうか、妹なのか…この先、レイヴェルと一緒にいたいかな?」

 

「はい。料理はうまいし、手先は器用だし、なによりも几帳面ですから、僕の家に無い能力です。一緒にはいたいですが、ライザーのチームマネジャーらしいので、忙しいだろうから、たまに逢いに来るようにします。今回は、レイヴェルに頼み事をしてすみませんでした」

 

僕は深く頭を下げた。

 

「いや、気にしないでくれ。あの子も楽しそうにしているので。ところで、君の家はレイヴェルくらいの歳の子もいるようだね」

 

「レイヴェルの歳を知らないので、なんとも言えませんが、来年高校に入学する者が数名いる程度です」

 

「そうか…レイヴェルに、ライザーのチームマネジャーをしてもらったのはいいのだが、友達という者が、あの子にいなくてなぁ。来年、君の家の子達と、同じ高校へレイヴェルを通わせよう。その時は、君の家にレイヴェルを下宿させてもらえないかな?」

 

「いいですよ。部屋はいっぱいあるし。賑やかなのは良いですから」

 

その後、ライザー、レイヴェルと雑談をして、次の目的地に向かう。

 

------

 

アガレス家に着いたのは夜になってからだ。遅くに着いてしまったが、アガレスさんは嫌な顔をせずに、僕を迎え入れてくれた。中では、ヴァイラが待っていてくれた。

 

「娘から聞いたよ。聖者に認定されたそうだな。おめでとう、シュウ君♪」

 

「ありがとうございます」

 

「あと、天界で私達の祖先を復活させて、娘を引き合わせてくれたそうだな。それも感謝するよ」

 

「感謝されることでは無いです。元々の計画でしたから。あの時、ヴァイラには、たくさん助けられました」

 

ヴァイラは赤くなっている。

 

「僕は、ヴァイラに出会えて幸せです」

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。