機動戦士ガンダムSEED ~キラくんのハーレム大作戦!!~ 作:田 中太郎
第八艦隊との合流。それは幾重もの困難を乗り越えて来たアークエンジェルクルーにとって、心の底から求めていたモノであった。
各員の奮闘、特にザフトの追撃へ通告したラクス・クライン引き渡しによる時間稼ぎ。これが決め手となってベストな結果を生み出す事となったのだ。
艦長代行として重圧に精神を削られる日々であったマリューだが、眼前に現れた数多の友軍艦は安堵の余り落涙してしまう程の得難い存在であった。
そしてハルバートン提督への報告や所定の作業を終え、一息ついた彼女はある考えを思い付く。民間人であるにも関わらずその献身によって、彼女らを守り続けた愛おしき少年へ今までの苦労をねぎらう事。
彼がいなければ自分達は今頃宇宙の藻屑となっていたのだから当然であろう。マリューはその身を翻し、艦長室から抜け出す。
コツコツと固い通路の上に刻まれる硬質の足音。無機質な音色に反してその足取りは軽い。歩を進める度、彼女の心臓は早鐘を打って自身の気持ちの昂りを知らせる。
今までは仮初とはいえ艦長業務が忙しく、彼との逢瀬を楽しむ時間すら捻出する事が出来なかった。だからこの胸の高鳴りは仕方のない事なのだ、とマリューは誰ともなく自分へと言い聞かせる。
久々の交流に期待してか、その豊満な果実に実る蕾は尖り始めていた。そして軍服の生地に浮かび上がる程の突起は下着に擦れて、彼女の肢体に甘い電流を流して行く。
はぁ、と熱い吐息が口の狭間から零れて殺風景な通路へと消えた。じわりと肌の上に汗が浮かび上がり、下着やシャツを湿らせる。そんな地肌にまとわりつく湿気の不快感も、一歩踏み出すごとに高まる興奮に掻き消されて行く。
情欲の焔に身体の内側を炙られながら彼女は足早に艦内を進む。一室、また一室と通り過ぎたマリューはとうとう目的の場所へと辿り着いた。閉じられた扉の前で彼女は肩で息をする。
まるで長距離走を走り終えたばかりであるかのように、心臓が激しく脈を打つ。
ドクンッドクンッと耳元で血流の流れる音が聞こえる中、ゆっくりと腕を上げた。抑え切れない期待からか、小刻みに震える手を扉横の機械へと伸ばす。
手入れの行き届いた爪が照明で煌めき、細長い指が備え付けられたボタンを押した。無機質な電子音が通路に響き渡る。一回、二回と呼び出し音が繰り返され数度目にして応答がなされた。
「キラ君……少し、いいかしら?」
声すら震えそうになるのを抑えつつ彼女は室内からの返事を待った。次いでスピーカー越しから発せられた少年の声にマリューはその豊満な肢体を、ぶるりッと小さく震わせたのであった。
狭いシャワー室に満ちる水音。個室に設けられたシャワー室は、兵員共同用の大掛かりな物と違ってこじんまりとした作りだ。あくまでシャワーを浴びる為だけの設備。
シャワーヘッドから噴き出される幾本もの細かい水流は、湯気を立ち昇らせ室内を白く曇らせて行く。そんな中、キラは壁に手を突き温水の雨に打たれていた。
上体を屈めて俯く彼の背中には酷く柔らかな塊が乗っている。接してる箇所から伝わる心地良さは得も言われぬ程の極上な感触であり、少年の内側へと妖しい感覚を送り込む。
「あッ……うぅ」
無意識の内にキラの口からは声が出てしまった。主な原因は身体中を這い回る二つの腕だった。背後より伸ばされた二つの腕は、彼の全身を隈なく擦り撫で回し弄って行く。
滑らかな手が肌の上を走り、繊細な指使いで至る所を指圧する。時には胸を揉みしだき、乳首を優しく引っ掻く。時には肌に浮かび上がる腹筋を確かめるかのようにして、指先を滑らせ敏感なヘソの辺りまで侵攻していた。
皮膚の上を這いずり回るくすぐったくも気持ち良い快楽は、少年の雄をも目覚めさせ昂らせていた。
「どうかしら、キラ君?」
耳元で優しく紡がれる囁き。それと同時に背後からの圧力が増し、背中の柔らかい二つの玉の存在が強まる。温水とはまた違う温かさが、より深い悦楽を伴って少年を責め立てて行く。
次いでキラの答えを促すかのように、彼の下腹部へと手が忍び寄って陰毛を弄び始めた。くすぐられ湧き上がる妖しい感覚に反応して雄肉がビクンッと震えて反応する。
荒い息を放ち、内側から発せられる快楽の電流を振り払うようにしてキラは応答した。
「あぁッ!……き、気持ち、いいですッ!」
「そう、良かったわ……じゃあ、もっとキレイキレイしましょうね」
「くぅ……うぅッ……ま、マリューさんッ!」
身体の芯を炙るような快楽を前に、彼は背後から自身を責め立てる女艦長の名を叫んだ。その言葉に応えるようにして彼女は優しく手を動かす。下腹部で陰毛を弄んでいた指先が降下を始め、反り立つ陰茎の根元を捉えた。
硬度を確かめるようにして、指の腹が輪郭をなぞって行く。体内を焦がす快感が腰奥から背筋を通って這い上がり、少年の口から喘ぎ声を迸らせる。
そんなキラの反応で更に気を良くしたのか、マリューのもう片方の手が彼の乳首を摘まんで刺激を与え始めた。今までより鋭い快楽が胸を貫き身体が強張る。
茹り上がってしまうような水気の中、快楽電流で息を詰まらせた彼の耳元で再びマリューが囁く。
「キラ君……いいのよ、もっと気持ち良くなって」
紡がれた声は、爛れた色香を伴って彼の鼓膜を優しく震わせる。次いで、彼女はキラの背面に身体全体を密着させ始めた。絹のように柔らかな素肌が擦れ、体温の共有が心地良さを倍増させる。
特に臀部へと押し付けられたマリューの恥丘は酷く熱を伴っており、彼女がどれだけこの状況で興奮しているのかを知らしめていた。
「あぁッ」
キラの耳元をくすぐるかのようにして、マリューの喘ぎが吹き込まれた。彼女も感じているのだろう、背中に当たる小さな蕾は固さを増してその存在をキラへと伝えている。
狭い一室に重なる二つの荒々しい呼吸音が、壁に当たって反響し木霊する。今までのお礼と称されたこの行為にキラの理性は蕩かされ、愛おしき年上の女性と共にのめり込んで行く。
そしてもう我慢出来ないと言わんばかりに、背中へ密着した果実が擦り付けられうねり始めた。肩甲骨の真下辺りに位置していた乳房は、肌の上を滑り降って行く。
腰を過ぎ臀部を通り越した結果、マリューはしゃがみ込む体勢となってしまったようだ。室内に満ちる熱気とはまた違う温かい吐息が、少年の尻たぶに吹き掛かっている。
臀部に突き刺さる彼女の視線にどうすれば良いか分からず、キラは自身の呼吸を整える他無かった。その時、自身を優しく責め立てていた二本の腕が、身体から離れて行くのをキラは感じ取った。
少年を解放した腕はそのまま彼の臀部へ添えられ、そして――――――――
「ま、マリューさんッ!?」
キラは思わず叫ぶ。何せ左右の尻肉掴んだ手は谷間を押し広げ、隠れていた彼の菊門を曝け出したのだから。思いもよらないマリューの行動に、キラは慌てて制止しようと試みる。
しかし、それも彼女の前では無駄な足掻きとなってしまう。声を上げ身を捩ろうとした瞬間、何の迷い無くマリューは彼の臀部の谷間へと顔を寄せたのだ。
情欲で濡れぼそった吐息が直に菊門へと吹き掛けられる。何故、どうして。訳も分からず混乱するキラの背筋にゾワリとした感覚が昇って行く。
尾てい骨の辺りに何かが触れた。まさか、と目を見開き固まるキラ。その何か、恐らくマリューの鼻頭と思わしきソレは徐々に圧力を増し、それと共に吹き付けられる熱い息も強まっているように感じられた。
そしてついにキラは自身の後ろのすぼまりへと、湿り気を帯びた軟体が押し付けられたのを感じた。ひぃッと情けない引きつった声が、少年の喉奥から掻き鳴らされる。
皺の一本一本を丁寧に解し伸ばして行くような感触。排泄器官から湧き上がる未知の感覚に、少年は被りを振って声を上げた。
「ま、マリューさんッ! そこ、そこは汚いですから!!」
「大丈夫、大丈夫よ……」
キラの制止の声に対してマリューは蕩け切った声で応じる。何が大丈夫なのか、彼女の言葉はキラには全く理解が出来ない。
とにかく、自身の不浄な箇所を舐められる羞恥とそこはかとなく湧き上がる罪悪感、そして腰の奥に響く未知の感覚に彼は頭がおかしくなってしまいそうだった。
「フフッ、可愛いわキラ君。こっちもこんなに固くして……」
「あぁッ! マリューさんッ!!」
シャワー室のタイルに少年の悲鳴がぶつかり反響する。後ろの肛を舐めしゃぶっていたマリューが、不意に陰茎へ添えていた手を動かし始めたのだ。
いつも以上に固く反り返り、穂先からは絶えず先走り汁を垂れ流す肉棒。まるでマリューが与えて来る未知の感覚を貪り堪能しているかのような様子であった。
しかし何故自分がここまで勃起している状態なのか考える余裕も無く、キラは熟練した大人の手業の前に意識を飲み込まれて行く。鋼の如き硬度を持つ幹には彼女の細い指が絡まり扱き立てていた。
裏筋は力強く圧を加えられ、人差し指と親指で作った輪っかが張り出たカリを擦る。悦楽によって平衡感覚が失われつつある中、自身の上体を支えるべくキラの突っ張った腕には負荷が掛かって行く。
この感覚に飲み込めれては行けない、そんな思いが頭の片隅に過った。どうにか耐えるべく顔を俯けたキラの視界へ映り込んだのはマリューの手淫。
腰の横から回された白い肌が艶めかしくうごめき、皮膚の上に浮かぶ水滴を跳ね飛ばす。
卑猥な水音を立てて己の雄を愛撫する光景は、視覚的な興奮をも少年へともたらした。鈴口より淫液が涎の如く溢れ出て、タイル質な床へと落ちる。
もう限界だ、体内を暴れ回る快楽の嵐にキラは限界を悟った。腰奥から痺れにも似た感覚が這い上がり、脳内で火花を散らす。首を反らし天を仰いだキラはあらん限りの声でマリューへと限界を告げる。
「マリューさんッ!! 僕、僕もうこれ以上はッ!!」
「フフッ、一杯射精して気持ち良くなりなさいキラ君ッ」
喘ぎ声と共に反響する少年の叫びに混じり、マリューが言葉を紡ぐ。刹那、菊門への圧力が増したのをキラは感じ取った。表層を吸い付き舐めしゃぶっていた今までとは違い、舌先を尖らせて押し入ろうとする感覚。
括約筋が締まり外界からの侵入を拒もうとするものの、飽く事無く続いた愛撫でふやけ切ってしまっていた。ヌルッと体内に入り込む舌先に、キラは自身の目の前で星が飛び散ったように感じられた。
おとがいを反らした少年の喉奥から意味を成さぬ声が迸る。信じられない位ガチガチに勃起した陰茎が脈を打ち始め、先を促すかのようにマリューが激しく扱き立てて行く。鮮烈な快楽に自然と空腰を使ってキラは果てた。
ドクンッドクンッと真っ赤に腫れた穂先から白濁とした精が放たれる。勢い良く噴出した精液は壁のタイルへとぶつかり、真っ白いアートを描いて行った。
猛牛の如く暴れる肉棒はマリューの手によって、最後の一滴になるまで追い立てられ導かれて行く。つんざく程の絶頂感は少年の脳内を真っ白にし、その身体から芯を抜いて行った。
何度も何度も性の奔流を噴出した後、キラは崩れ落ちるようにして床へと座り込んだ。倒れそうになる彼の身体を背中から包み込んだのは温かくも柔らかな感触。
絹のような心地良い肌触りのソレは、背後から抱き締める形で二本の腕を回す。思考に霧掛かったキラはソレがマリューであると理解するまで、少々の時間を必要とした。
絶頂の余韻を惜しむかのようにゆるゆると逸物を扱くマリュー。未だ固く反り立ったままの肉棒は、与えられる刺激にビクンッと震えて反応を示す。淡い快感の中で、彼は自身の肩口辺りに位置するマリューの顔へと視線を向けた。
「どう? 気持ち良かったかしら?」
「凄すぎて何が何だか分からなくて……」
「ちょっと刺激が強過ぎたみたいね……ごめんなさい」
優しくキラを抱き留めるマリューは申し訳なさそうに目を伏せ謝る。次いで謝意を表すかのようにして彼へと口付けを施した。未だ鳴り止まぬシャワー音の中に紛れるリップノイズ。
唇同士が触れ合う程度のベーゼはキス音を重ねる度に、より深く一層熱を入れて行われていった。舌が宙で交わり合い、相手の口内に入り込み唾液を飲ませ合う。
喉を鳴らして嚥下し互いの体液を共有し合う行為は、酷く厭らしくそれでいて心地の良いものであった。荒い呼吸を間に挟みつつ行われるディープキスの最中、いつの間にか次弾を装填し始める雄肉。
ビクンッと巨根を震わせ、再び先走り汁を分泌する姿にマリューも我慢が出来なくなったのであろう。キスを終わらせた彼女は、キラの横を通り抜け壁へと手を突く。
それは丁度、彼の眼前に愛液によって爛れた淫裂が位置する形であった。熟した果実を彷彿とさせる大きな臀部を少年へと突き出した女将校は言葉を投げ掛ける。
「キラ君……」
「マリューさん……」
交わされた言葉は少なく、互いに相手の名を呼ぶだけ。しかし、幾度と身体を重ね合わせ深い所で繋がった相手であるからこそ、何を求めているのか一瞬で理解出来る。
ドロドロに蕩けった淫裂の奥で雌肉が、鮮やかな粘膜を曝け出してひくつき雄を誘っていた。青臭い精液の臭いに紛れて漂い始める女の発情臭。
花に吸い寄せられる蝶の如く、キラは身を屈めたまま眼前に捧げられる雌肉へ顔を寄せた。かれの呼気に当てられたのか、秘処は震えを大きくし雌臭を強めて行く。引っ切り無しに淫蜜を垂らす花弁へ少年の唇が重ねられた。
「あぁッ!」
狭い室内に響き渡る艶声。味わい深い粘液を噴き出し、彼女がどれだけ快楽を待ち望んでいたのかをキラへと知らしめる。どうにも自分を責めている時点で相当出来上がっていたらしい。真っ赤に花開く秘肉に少年はそんな思いを抱いていた。
「き、キラ君……お願い、意地悪しないで……」
どこか恥ずかしそうに消え入りそうな声で訴えるマリュー。首を捻りこちらへ流し目を送る横顔は羞恥の色で染まり、濡れた亜麻色の髪が朱色の頬に張り付いている。
背筋にゾクッとしたものが走った。両手を壁に突き、火照った肌が目立つ背をこちらへ向け尻肉を掲げる姿は、酷く煽情的で少年の獣欲をこれでもかという程まで刺激したのだ。
室内に立ち込める熱気と性臭に理性を溶かしたキラは、自身の本能を抑える事が出来なかった。喉を鳴らして湧き上がった唾液を呑み、彼は獣欲に突き動かされる。
「ま、マリューさんッ!」
「あぁッ! き、キラくぅんんッ!」
突き出された尻肉に手を添えて固定し、勢い良くむしゃぶり付くキラ。豊満な二つの果実は掴んだ手の狭間より果肉をまろびさせ、彼の指を肌色の肉沼へと陥れる。
甘い悲鳴が自身の鼓膜を震わせる中、キラは肉厚なラビアを唇で挟み込む。生々しい味わいと共に粘着質な愛液でコーティングされたソコは、柔らかさに満ちており彼の口内を楽しませた。
ぴちゃぴちゃと行儀悪く舐めしゃぶり、舌を伸ばして鮮やかな粘膜を弄って行く。唇が動き舌が振るわれる度に、濃厚な愛液とマリューの嬌声が迸った。
「あぁッ、だめッ……おねがッ、うぅんッ、キラくぅんッ!」
悦びに打ち震えているのか、うねうねと腰を揺らしながら彼女は鼻に掛かった甘い鳴き声を上げる。妙齢の女性をこの手で鳴かせている現状にキラは胸を高鳴らせ、より一層愛撫に熱を入れて行く。
鞘から飛び出た陰核を舌で包み込み、尻たぶを握った手からはそれぞれ指を伸ばして、花弁とその上で慎ましやかに身を潜める蕾を刺激した。
ひぅッとマリューがおとがいを反らして息を詰まらせたのが見て取れた。だが、キラは愛撫の手を緩めない。淫芽を舌先で優しく弾き、爪先で蜜壺を搔き回し、指の腹で菊門を揉み解す。
その反応は劇的なものであった。何度も首を振って亜麻色の髪を散り乱し、獣のような唸り声を発するマリュー。その身体は快楽に震え上がり、今にも達してしまうのではないかと思われる程だ。
「あぉぅッ、おおうぅぅッ、うぅぅぅッ!!」
性に満ちた咆哮が叫ばれる度にキラの顔へ愛液が吹き掛けられ、タイル張りの床へと滴り落ちる。最早、彼女の下半身は生まれたての小鹿のように震え内股となっていた。
壁に突いた手も徐々に滑り落ちて行き、すぐにでも崩れ落ちそうな様子だ。そんなマリューの痴態にキラの獣欲は我慢の限界だと暴れ始める。
屈み込む彼の股ぐらでは痛みを感じる程までに勃起した逸物が、雄々しく反り返り先端から我慢汁を滴られせていた。早く、早く挿入したい。少年の脳内でそんな囁きが生まれる。
早く挿入して雌を蹂躙したいと訴える獣欲に支配された雄の肉体はゆっくりと立ち上がった。膝で高さを、手で陰茎の位置を調節し、もう片方の手で雌尻を固定する。
今までの愛撫の余韻に震える艶やかな肢体へ自身の腰を押しやった。柔らかな女の身体と真っ赤に腫れ上がる亀頭が交錯する。
「あッ、あッ、あッ!」
背後から徐々に近付く雄の気配を悟ったのか、マリューは尻肉を期待で震わせ再び背後へ顔を向けた。流し目を送る横顔は情欲に蕩け、口の端から唾液の筋が出来ている。
「きて……」
淫らかな紅色の唇が動き、小さな言の葉を彼へと届けた。その言葉に一つ頷きキラは腰を突き進めて行く。熱気溢れる雌しべと鋼の如き硬度を持つ雄しべが重なる。
一際甲高い雌の嬌声が少年の鼓膜を震わせた。飢えに瀕した本能が彼を急かすものの、必死に働かせた理性がソレを押し留めて行く。
ゆっくりと挿入して行く肉棒。待っていたと言わんばかりに淫肉がまとわりつき奥へ奥へと彼を誘う。ズンッズンッと少しずつ押し進める度、マリューの背中が弓なりに反って行く。
「はぁッ、あくぅッ、おぁッ、おぉぉぅッ」
「うッ、うぅッ」
盛大に、それでいて優しく包み込んで来る肉ヒダを掻き分ければ掻き分ける程、彼女の喘ぎ声はどんどん高まっていった。慈愛に溢れる胎内は母性すら感じられ、果てしなく温かな刺激にキラの声も自然と漏れ出る。
何十にも重なる肉壁を穿ち、とうとう穂先が最奥へと辿り着いた。柔らかさと張りに富んだ行き止まり、しかしキラはもっと奥へ奥へと腰を突き出す。
「あッ、ああッ! おおきいッ、凄くおおきいわッ!!」
「あ、あぁッ、マリューさんッ!」
「だめッ、だめよッ、これ以上は……あぅぅんッ!」
嫌々と駄々をこねるようにしてマリューは首を激しく振り立てる。そんな彼女の姿に反して胎内は複雑にうごめき彼を丁重に歓迎していた。
鉄のように固い砲身をやわやわと揉み続け、裏筋には吸い付き扱き立てて行く。熱烈な愛撫に誘惑されたキラはズンズン押し込み続け、ついには肉棒の根本まで収める事となった。
ぬるいシャワーが奏でる旋律の中、二人の荒々しい呼吸音が重なり掻き消えて行く。一見動きを止めた二人だが、膣内で肉壁が与える刺激に雄槍が身を震わせる度、その振動が快楽となってマリューの喘ぎ声を引き出す。
「あぁ……お腹の中、キラ君で一杯よ……」
「マリューさん、僕、僕……」
「フフッ、我慢出来ないのね。動いていいのよ……ただ、最初はゆっくりお願いね」
「は、はいッ……うッ、くぅッ」
マリューの許可を得たキラは彼女の言葉通りゆっくりと腰を引き始めた。太々とした幹が徐々に外界へと姿を現し、張り出た傘が迫り来る淫肉をこそいで行く。
愛液で濡れた幹は電灯の光によって煌めき、多量の滴を辺りに落とした。少しずつ引き抜かれる陰茎を留めるかのようにして、肉壁が絡み付きその度にカリで開拓される。
「あッ、あぅぅぅぅッ……や、やっぱり大きいわッ。お腹の中がッ、んぁッ、全部掻き出されそうで少し怖いッ」
ズルズルと抜かれて行く逸物にマリューはそんな言葉を残した。もしかしたら男性器が成長しているのかも知れない。そう頭の片隅で考えつつ彼は穂先ギリギリまで腰を引いた。
膣口から抜け落ちるのを阻止する為か、雌しべがキュッとすぼまってカリ下辺りに絡み付く。敏感な箇所を弄られたキラは、うッと呻き声を上げ再び彼女の中へと腰を突き出す。
再度、始める粘膜の擦り合い。せめぎ合う肉ヒダの悦楽に腰を振り手繰い思いに駆られるキラ。しかし、マリューの言い付けを守る為に理性の欠片を総動員して交合を進めた。
ゆったりとしたスピードで共有する快楽は、非常に心地良く精神的にも充足感で満たされる程であった。鳴り止まぬシャワーの音色に混じって響く睦事。
しかし快感を余裕を持って楽しめる程度の遅い交わりは、同時に獣欲へ対して激しい飢餓感をも与えて行く。少年の聴覚が律動に合わせたマリューの短い呼吸を捉える。
色香に満ちたその音色は彼の鼓膜を優しく震わせて行く。だが、しばらくしてキラは気付く。徐々に彼女の呼吸の間隔が早くなっているではないか。
熱気と快楽、そして濃い性臭の中でぼんやりとし始めた理性が疑念を呈する。どういう事だろうか、機能していない思考が答えを見出そうと回り始めた。
「あッ、あッ、あぁッ! んんぁッ!!」
短くそして大きくなる嬌声。合わせるかのようにして高らかに鳴らされる腰と臀部の打突音。深まる快楽に思考を掻き乱される最中、彼の聴覚が新たなマリューの声を捉えた。
「だ、だめッ! キラくんッ、はげしッ……激しいわッ!!」
こじんまりとした個室に反響する言葉。文面に反して甘い響きを伴った言葉の意味を理解するまでに、彼は少しばかりの時間を必要とした。
断続的に鳴り響くキラの逞しい腰とマリューのふくよかな尻肉のぶつかり合い。その衝撃に耐えかねたようにして、彼女の手が壁から滑り落ちて行く。
上体を支えていた腕が壁を降った事によって彼女は体勢を崩し地に伏せる。いつの間にかガクガクと痙攣していた足も膝を地面に突き、臀部を掲げるような形となってしまった。
「あぁぁッ、うぅぅッ、おおぉぅぅうッ!!」
まるで獣が吠えたかのような絶叫。それに伴い何度も身体を脈動させ、秘肉を収縮させる。激しい反応から生まれる快楽がキラの体内を貫き、彼もまた上体を崩す。
まるでマリューの背へ覆い被さるようにして少年は上体を倒した。雌尻から離れた手は安定を求めて彼女の身体に回されて行く。そして豊満な双珠の果実を掴んだ。
手の中で形を変え捕まる乳房。固く尖り切った乳首は手のひらに押し潰され擦られる。刹那、轟く鋭い悲鳴。快楽に溺れる情欲に塗れた嬌声だ。
「ま、またイっちゃッ、あッ、あぁぁぅぅッ!!」
「あッ! うぅぅッ! マリューさんッ、マリューさんッ!!」
「キラ君ッ! こ、壊れちゃうッ、私、壊れちゃうわッ!!」
ここに来てキラはようやく自身の抑えが効いていない事に気が付いた。しかし、最早どうする事も出来ない。ただひたすら快楽を貪り、与え、共有する。愛する女性と共に本能のまま互いを求め合うだけであった。
肉棒が雌花を穿ち、最奥を蹂躙する。その度に結合部から白く濁った愛液が噴き出し、流水の如く無色無臭の潮吹きが行われて行く。
そのお返しと言わんばかりに淫肉が雄槍へ殺到し抱き着く。逞しい幹に密着し扱き、裏筋を根で上げ、亀頭を最奥で包み込む。熱烈な愛撫はキラの目の前に星を瞬かせる程だ。
そんな中、粘着質な淫靡な水音と共に紡がれる雄と雌のコーラスは最高潮を迎えようとしていた。
「ぼ、僕ッ……もうッ、もう出ちゃいますッ!!」
「あぁッ、おぉぅッ! き、来てッ! 来てキラ君ッ!!」
力尽き地べたに放り出されていた彼女の手が動き、桜色の蕾をいたぶる少年の手へと重ねられた。暖かな優しい手に愛おしさで一杯になるキラ。
彼は朱色に染まり色香漂う彼女のうなじへと唇を落とした。ちゅっ、と鳴り響くリップノイズと共にマリューの肢体が震え上がる。
「い、イクぅッ!!」
「ぼ、僕もッ……あぁぁあッ!!」
言葉少ない告白と視界に広がる閃光。腰を叩き付ける勢いで彼女の臀部へ押し付けキラの全身は硬直した。そして鮮烈な絶頂感がその身を襲う。
噛み締めた歯の隙間から噴き出す低い唸り声。激しい射精と快楽に吹き飛ばされないようにすべく、より強くマリューを抱き締め密着度合いを深めて行く。
ドクンッドクンッと脈打つ度に精が彼女の奥底を真っ白に染める。そんな彼を労わるかのようにして雌肉が雄槍を抱き締めた。
茹るような熱さの中、個室にはシャワーの流れる音だけが鳴り響く。しばしの間、流水の音色が支配した後に二人は動き出した。
マリューは上体を起こして首を捻り、キラは自身の顔を彼女の肩上へと突き出す。どちらともなく伸ばされた舌が宙で触れ合い、交わり、絡み合う。
丹念にまさぐり合った後、唇が引き寄せられ重なった。舌はそのまま相手の口内へと入り込み、唾液のカクテルを運ぶ。渇いた喉を癒す為に喉を鳴らし相手の唾液を体内へと取り込んだ。
「一杯出たわね……フフッ、キラ君の精液で溺れちゃいそう」
「あの、マリューさん……」
「なぁに?」
愛おしそうに自身の下腹部を撫でるマリューにキラは言葉を詰まらせた。愛おしさと気持ち良さ、そして精神的充足感で一杯な少年はソレらをもっと欲してしまったのだ。
自身の欲望に戸惑いを隠さない彼はどう伝えれば良いかと頭を悩ませ、こう伝えた。
「そ、その……もっとマリューさんと一緒に居たい、です……」
消え入りそうな声での自己主張。途中で言葉を詰まらせながらも言い切った彼を、マリューは目を見開き見詰めている。
何故そんな驚いたような目をするのであろう、と首を傾げるキラは気が付いてはいない。彼は自ら欲望を曝け出した事が滅多に無い事に。
自分が頑張れなければ他人が死ぬ、そんな重圧を解き放った友軍艦隊との合流。今まで積りに積もった傷を消す為に、反動として本能が抑圧されていた欲を求めたのだ。
そんな滅多に無いキラのおねだりに、マリューは相好を崩しキラの額へと口付けを施す。
「そうね……私もキラ君と、もっと一緒に居たいわ」
そう告げて振り向き、身体を正対させて少年の華奢な身体を抱き締める。胸元へ彼の顔を抱き留め赤子をあやすかの如く髪を梳き始めた。
「軽く身体を洗ったらベッドで続きをしましょう」
「はい……」
「フフッ、好きよキラ君」
「僕も、大好きです」
穏やかな会話を交わしつつ互いの汚れを洗い終え、バスタオルで水気を拭っていく二人。しかし軽くキスを交わし相手の身体を触って行く内に、再び欲望の焔が灯されてしまう。
「ま、マリューさんッ!」
「あんッ、もう悪い子ね」
母性溢れる果実にしゃぶり付くキラ。仕方ない子だ、と声に出しつつもまんざらでは無いマリューは彼を受け入れる。
対峙した状態のまま片足を上げ、未だ反り立つ怒涛を導く。キラも彼女の足を腕で支えて腰を送り込んだ。潤ったままの淫壺はあっさりと雄の証を飲み込み、容量を超えた愛液を滴らせて行く。
ゆっくりと慣らすかのような動きはすぐに激しさを増して、もう一度淫靡なメロディーを奏で始めた。互いに愛を叫び、快楽を共有するべく相手の身体をまさぐる。
そんな二人がベッドに移動するまで、もうしばらくの時間を要するのであった。