※この作品はR-18です。

機動戦士ガンダムSEED ~キラくんのハーレム大作戦!!~   作:田 中太郎

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ナタルと医務室で

 

 薬品の匂いが漂う薄暗い医務室。空調の奏でる慎ましやかな旋律に混じって、ベッドのスプリングが呻き声を上げていた。ギシリギシリと軋む音色の狭間から人の呼吸が微かに垣間見える。

 

 保安灯の光源で仄かに浮かび上がる二つの影。この部屋で軍医の世話になっていたキラと、見舞いに訪れたナタルのものだ。寝台に横になり絡み合う二人の肌には、薄っすらと汗が浮かび艶めかしさを醸し出していた。

 

 互いの身体へと手が滑り、足は複雑に絡み合う。荒々しい吐息が相手の耳元をくすぐり、次いで激しく唇を交わし合っていた。

 

 舌と舌がせめぎ合い、くちゅくちゅと医務室には場違いな水音を弾き出す。目まぐるしい攻防の後、息継ぎで離れた二人の間には唾液の橋が架かる。

 

「ナタルさん……」

 

 どこか罪悪感が見え隠れするキラの言葉。彼の脳裏には満身創痍になりながらも身を挺して戦い続ける艦隊と、爆炎を上げる脱出シャトルの光景が鮮明に浮かび上がっていた。

 

 まるで父親の如く温かい言葉を掛けてくれた提督、その男の去り際の顔が忘れられない。ヘリオポリスからの避難民の少女、燃え盛るシャトルの窓越しに捉えた姿が彼の心に重く圧し掛かる。

 

 また守れなかった、地球に降り立ってなお未だ苛まれる心。苦しさの余り顔を歪め嗚咽を漏らしてしまいそうになる。だが、そんな彼を女将校が胸に優しく抱き留めた。

 

 そして何度も繰り返して言葉を投げ掛ける。大丈夫だと、泣いてもいいのだと、全て自分が受け止めるからと。ありのままに自分を受け止めてくれる、そんな深い優しさに少年は身を任せた。

 

 ツンッと尖った慎ましやかな蕾に口を寄せ、咥える。次いで舌の上で乳頭を転がし、歯先で甘く挟んだ。赤子が乳を吸うかのように何度も何度も飽きずに。

 

「んッ」

 

 頭上から甘い声が漏れ聞こえて来た。弾力に富んだ突起の感触を確かめつつ、少年は彼女が奏でる旋律を楽しんだ。舌先で先端を突き、こねくり回す。

 

 ちゅっ、ちゅっ、と口元から水音が響く度にナタルは忙しなく身を悶えさせた。彼女の身体がうねると、その柔らかな肌が彼へ擦れて妖しい感覚を呼び起こす。

 

 いつしか彼女の手がキラの後頭部に添えられ、更に深い口交を求めて来た。その期待に応えて乳肉すら頬張れば、ナタルはおとがいを反らし声を詰ませる。

 

「あッ、んん、あぁッ」

 

 放たれる艷声に伴い、彼女の肢体はより一層淫らかな踊りを披露して行く。一方で反り立つ逸物には恥丘が宛がわれ、逞しい幹の裏側を圧して来ていた。

 

 彼女の下腹部は酷く熱気に満ち溢れており、ヌメリを伴ってキラのモノを包み込む。汗とは思えない程の水気、それは彼女が興奮している証である事は明らかだ。

 

 ナタルの下腹部が男根を刺激する度に、分泌された愛液が染み込み塗され一層深い悦楽を呼び起こして行った。あぁ、堪らない。彼女の優しさに溺れるキラは更なる繋がりを求めて腕を伸ばす。

 

 少年の手はナタルの背後へ回り、下半身に実る大きな果実へと添えられた。弾力に富んだ尻肉に彼の細い指が埋まって行く。指と指の狭間からまろび出る果実の感触はキラへ充足感と心地良さを与えてくれる。

 

 頭上から押し殺した悲鳴が流れた。甘く蕩けた声色はキラの鼓膜を嫌らしく撫で上げ、胸の中の獣欲を誘う。彼は自身の本能に従い、彼女の臀部を抱き寄せ密着度合いを高めて行った。

 

 ギュッと押し付けられた柔肌が雄槍を刺激し快楽電流を発生させる。はぁ、と堪えきれず息を吐いたキラは手の内で尻肉を弄び、乳首を強く吸い上げた。

 

 その瞬間にナタルの身体が強張り、次いでビクンッと震える。上気し桜色に染める肢体が痙攣すると、同時に短い喘ぎが生まれて行く。キラは上目遣いに彼女の様子を伺った。

 

 初めてナタルと繋がった時とは違い、ある程度の光源が存在し彼の視界を確保してくれている。そんな薄暗闇の中で仄かな明かりで浮かび上がる女将校の姿。

 

 白い肌は上気し汗ばみ、清潔な白いシーツは飛び散る汗の染みで彩られている。艶めかしい首筋は幾度も無く喉をうごめかせ、口内で溢れる唾液を嚥下していた。

 

 ふっくらとした唇はだらしなく開き、情欲に蕩けた吐息を紡ぐ。そして絶え間無い喘ぎと荒々しい呼吸の狭間で、彼女は言の葉を投げ掛けて来るのだ。

 

「あぁッ、キラぁ……」

 

 愛おし気に繰り出される少年の名前。色香に満ちた吐息と共に紡がれる自身の名で彼の心は充足感に満たされ、もっと彼女を喘がせたいという欲求に駆られた。

 

 キラは自身の欲に従い、赤子の如く吸い付いていた乳首を離す。チュッというリップノイズと共に勢い良く吐き出された瞬間、一段と甘い悲鳴が室内に響き渡った。

 

 彼の唾液を塗された双山の蕾は、保安灯の光に反射し厭らしく尖り切った姿を披露している。急に外気に晒された為か、フルフルと震え再び彼の口内に戻りたがっているようでもあった。

 

 そんないじらしい姿に苦笑を零しつつキラは軽い口付けを施し、ささやかな突起に別れを告げる。徐々にナタルの胸から這い上がるようにして、顔の位置を動かして行く。

 

「あぁッ、んんッ、んぁッ」

 

 所々で舌を這わせ、彼女の肌にマーキングを施すキラ。嫌々と駄々をこねる子供のように、ナタルの首が振られるのが分かった。

 

 興奮の余り敏感になっているのか、彼女の瑞々しい肌を舐め上げる度に喘ぎ声のトーンが高まり、押し付けられた下腹部のヌメリ気が増加する。

 

 そんな淫らかな女将校の姿にキラも興奮の度合いを深め、逸物の硬度が増して行く。胸の高鳴りが抑え切れず、少年は本能の赴くまま彼女の首筋へと歯を軽く宛がった。

 

「あッ! くぅッ……だ、だめッ!!」

 

 刹那、ビクンッと身体を飛び跳ねさせたナタルは、何かを堪えるかのようにしてその肢体を強張らせる。そして彼女の両腕がキラの背中へ回り、彼の身体を強く掻き抱いて来た。

 

 耳元で響く熱のこもった呼吸はどこか苦しげで、何かを我慢している様相であった。しかし、重なり合った肌は互いの汗が潤滑油代わりとなって擦れ合い、妖しい感覚を生み出す。

 

 そして美しい形の乳房は彼の胸に押し潰され、ツンッと尖った先端が強く接して滑り悦びを高めてしまっていた。小刻みに揺れ始めた彼女の肢体はあと一歩で決壊してしまう、そうキラは察した。

 

「ナタルさん……」

 

「あぅッ! き、キラッ! これ以上はッ」

 

 苦悶な声色に見え隠れする期待感。こちらに向けられた瞳は普段の凛々しさが、なりを潜めて愛欲で濡れそぼっていた。その視線にキラはゾクッとするものを背筋に走らせる。

 

 発情した雌の催促に彼の獣欲が本格的に牙を剥いたのだ。少年は両手で楽しんでいたナタルの臀部を力強く引き寄せた。そして、それと同時に彼女の下腹部に向けて腰を押し出す。

 

 密着していた肉棒が柔らかな女体を押し込んだ。肉壁の向こう側でひっそりと息づく秘め処を、そこは俺のモノだと知らしめるかのように雄の証で力強く主張した。

 

「な、ナタルさんッ」

 

「あッ、だ、だめッ! い、いやッ、あぁッ!!」

 

 ギュッギュッと刺激する度、彼女のボルテージはあからさまに上がって行く。肌を紅潮させ高らかに鳴き、自らキラの身体に縋り付いて来つ。否定の言葉はもっと先を求める合図と化していた。

 

 これでトドメだと言わんばかりにキラはたわわに実った尻肉の狭間、そこに隠れる肉蕾を指先で撫で上げた。

淫汁で湿り切っていた菊花はキュッとすぼまり、次いで歓迎するかのように彼の指先へ熱いベーゼを送った。

 

「ひぃッ、くぅッ!」

 

 声を詰まらせ仰け反るナタル。一瞬強張った身体は迫り来る何かに備えるようにしてキラに抱き着いた。キラも彼女を迎え入れ、その痴態を見届ける。

 

「あぁッ! い、イクッ! イッ、あぅぅッ!!」

 

 一度二度、と大きく痙攣したナタルは引きつった声で叫ぶ。迫り来る快楽に首を振り、汗を飛び散らせ、湿った前髪を額に張り付かせる様は、酷く煽情的で美しかった。

 

 あッ、あッ、と断続的に訪れる悦楽に喘ぎ、甘い雌臭を振りまく女将校。普段の彼女からは考えられない乱れ様に少年は愛おしさと高揚感を覚えていた。

 

 一頻り絶頂の奔流に晒された後、ナタルはキラの肩に顔を埋めて静まっていた。横になったまま対面で抱き合う二人。絶頂の余韻で熱を保ったままの彼女の肢体は温かく心地良い。

 

 静寂が室内を支配する中、しばらくして呼吸を整えたナタルが言葉を投げ掛けて来た。

 

「全く、お前という奴は……」

 

「ごめんなさい」

 

 咎めの言葉。しかしその声色は彼を責めるモノでは無く、仕方無い奴だと言わんばかりの愛情に溢れた口調であった。キラも謝罪の言葉を口するも、彼女の耳元に口付けを施しながらのやり取りだ。

 

 くすぐったそうに身を竦めるナタルだが、忌避の色は見られずそのまま彼を受け入れている。チュッというリップノイズが肌を重ね合わせる男女の間に幾度と無く流れて行く。

 

「フフッ、今度は私の番だな」

 

「あぁッ。な、ナタルさんッ」

 

 限界まで腫れ上がった亀頭を、ナタルの細い指先が撫でる。敏感な粘膜に走る刺激で、キラは思わず情けない声を上げてしまう。

 

 闇夜の中、薄っすらと映る紅潮した彼女の表情。蕩け切った妖艶な笑みを浮かべ、彼女は手を走らせていた。二人の間に押し込まれた手が、穂先を包み込んで優しく圧迫する。

 

 キュッキュッとリズムを付けて送られる快感の電流で、少年は無様に仰け反り喘いだ。お預けを喰らっていた獣欲が勝手に彼の腰を操り快楽を貪る。

 

「あぁ、何て固さだ……」

 

 ほぅっと熱い吐息を漏らし呟くナタル。彼女の手の動きは時間が経つにつれ激しく、そして大胆になって行った。

 

 亀頭を圧して弄ぶ手は、鈴口付近へ掌を押し付け回転を加える。吐き出される先走り汁が潤滑油代わりとなって厭らしい水音を奏でていた。

 

 もう片方の手は、彼の股座へ潜り込み陰嚢を捉えていた。度重なる刺激から睾丸内で生成された精の重みを確かめつつ、丁寧に揉み解して行く。

 

 刻まれた皺の一筋一筋に指が這わされ淡くも、くすぐったい悦楽が生み出される。快楽に翻弄され我慢出来ずにナタルへとキラは抱き着いた。

 

 柔らかく温かい彼女の肌を掻き抱き、その肩口へ顔を押し当てる。一気に濃くなった雌の香り。甘い、甘い発情臭に逸物が反応し、彼女の手の内で飛び跳ねた。

 

「はぁ……もう、もう我慢出来ない」

 

 それはナタルも同じ思いだったのだろうか。深い吐息と共に零した呟きが、少年の聴覚が捉える。しかし彼が何らかの反応を返す前に、彼女は動き出した。

 

 密着していたキラを離し、起き上がるナタル。ギシリッと寝台が呻き声を上げる中で、彼女は自身の上半身と下半身の位置を入れ替えて行く。

 

 艶やかにその表情を蕩かせた雌の顔が、肉棒へと近付く。強まる吐息の熱さに、雄の証は反り返った刀身をぶるりっと震わせた。

 

「凄い、濃厚な匂いだ……」

 

「な、ナタルさんだって……ここ、凄い……」

 

 互いに横向きな状態でのシックスナイン。深呼吸をし、ナタルはうわ言のようにして感想を述べた。恥ずかしさに言葉を詰まらせながらも、負けじとキラは応じる。

 

 何せ彼の眼前に現れた彼女の下半身は、酷い状態であったのだから。鞘から飛び出た肉芽は興奮で真っ赤に腫れ上がり、女陰から溢れた愛液でコーディングされていた。

 

 その下に潜む秘処は、花弁が咲き誇り沼地を自ら曝け出している。少年の吐息が原因の僅かな刺激でも過剰に反応し、肉壺から引っ切り無しに淫蜜を垂れ流し続けて行く。

 

 熟成した果肉を彷彿とさせる雌しべは、雄を誘惑しようと肉のうねりを披露していた。くちゅくちゅと入口が脈動する度に濃厚な淫臭が立ち上り、キラの鼻腔を犯し肺すらも埋め尽くしてしまう程だ。

 

 生々しい雌肉の息遣いに自然と喉が鳴る。溢れた淫水で陰毛は肌に撫で付けられ、内腿はテカリすら見せる。卑猥で厭らしい女の半身に、少年は魅了され心を奪われてしまった。

 

 暗闇の中でも映える劣情の産物に、キラは顔を近付け舌を伸ばす。放たれる熱気を自身の肌で感じつつ、彼はいじらしく飛び出た淫突起へ舌先を触れさせた。

 

「ッ」

 

 刹那、薄暗い医務室に押し殺した喘ぎが響き渡った。彼女の鳴き声に背中を押されるようにして、キラは陰核へと舌を絡み付かせて行く。

 

 それが本格的な愛し合いの合図となった。キラに先を越された形のナタルは、呻き声を抑えながら亀頭の表面を舐め上げる。

 

 生暖かな軟体が粘膜の上を走る感触は深い快感を少年へと与えた。気持ち良さの余り腰が引けてしまったものの、すぐさまナタルが彼の臀部へ手を回し押さえ付けた。

 

「あぁッ! ナタルさんッ!!」

 

「逃げるな……私の番と言っただろうッ」

 

「うッ、うぅ……ぼ、僕だってッ」

 

 ナタルに倣い、彼女の臀部へ腕を回し固定したキラは本格攻勢へ転じる。開帳した陰唇にしゃぶりつき、音を立てて舐め上げた。えぐみのある愛液が口内で暴れ、彼の唾液と入り混じり一つとなる。更に顎先で肉芽を虐めるのも忘れない。

 

「ぅッ、くぅッ……そ、それッ、それは駄目ッ」

 

 ナタルの甘い悲鳴。しかしキラは愛撫を止めない。鮮やかな赤色の淫粘膜へ向けてひたすら舌を振るって行く。ナタルも彼が手を緩めない事を悟ったのだろう。悦びに喉を震わせながら自身も愛撫を再開し始めた。

 

 穂先からカリに降り、段差を舌先で執拗になぞっていく。敏感な箇所から発する鋭い刺激にキラは喉奥から唸り声を上げた。そんな少年の歓喜の声で気を良くしたのか、ナタルの愛撫は一層熱が入って行く。

 

 芯が入ったかのように固い幹は横咥えにしゃぶられ、陰嚢すら口内で優しく揉まれた。睾丸を舌の上で転がされている間は、穂先から幹に掛けて激しく扱かれる。

 

 彼女の唾液が潤滑油代わりとなって滑りを良くし、勢いを付けた愛撫が繰り出された。腰の底からじわりじわりと、這い上がる熱にキラは顔を歪めて悦びに打ち震える。

 

 彼もお返しと言わんばかりに、舌を肉壺へ突っ込み胎内から彼女を掻き乱す。侵入を果たした少年の舌をもみくちゃにしながら肉壁が迎え入れてきた。

 

 噴き出す粘液で口周りを汚しながらキラは、ナタルが快楽に悶える様を感じて興奮する。いつの間にか互いが互いの愛撫を行い易くする為に、片足を曲げ陰部を開けていた。

 

 そして腰を相手に突き出し、更なる快楽を求めて行く。ナタルは肉棒を咥え込み、口腔全体を使って愛し始めた。彼女の口から奏でられる淫靡な旋律と、激しいストロークで生み出された快楽は少年を絶頂へと追い立てて行く。

 

「あぁッ、凄いッ、気持ちいいですッ」

 

 思わず淫裂から顔を離してしまったキラは、自身の内側に巡る悦楽を彼女へ伝えた。その瞬間、より高らかに艶やかな水音が弾ける。

 

 暴走する快楽におとがいを反らし、歯を噛み締めるキラ。どうにか気を紛らわすべく彼女の臀部を掴んだ手を動かす。ひたすら心地良い弾力が手の内で卑猥に形を変える。

 

 その度に、ナタルの喉奥からくぐもった叫び声が聞こえて来た。あぁ、もっと彼女の声が聞きたい。そんな思いに駆られたキラは手の位置を動かし、尻肉の谷間を広げる。

 

「んんッ!」

 

 外界のひんやりとした空気を感じてか、口淫を止めないながらもナタルが声を上げた。しかしキラの指先は谷間に隠れる蕾へと向かう。

 

 両の手で広げた渓谷に息づく菊門。淫汁で濡れぼそったアナルを少年の指先が優しく撫で上げる。ふるふると可愛らしく震えたすぼまりは、何と押し付けられた彼の指をいとも簡単に飲み込み始めたではないか。

 

 力強い締め付けを指先に感じながら彼はあっと声を上げて驚く。その裏では口淫を止めたナタルが獣の如き力強い咆哮を轟かせていた。

 

 これまで蕾の表面を愛撫した事はあるが、中へと侵入を果たしたのはこれで二回目の筈。その割にこなれた風にあっさり飲み込むアナルの姿は彼へある疑問を抱かせた。

 

「ナタルさん、もしかして――――」

 

「うぅッ、言うな……お願いだから、言わないでくれ……」

 

 快楽の影響が色強く残る声で、彼女は囁く。消え入りそうな恥ずかし気な声に、少年の胸から加虐心が少し顔を出す。キラはほんの少し、入り込んだ指先にねじりを加えた。

 

 あぁッと鋭い声でナタルが悦びに染まった悲鳴を上げる。敏感に、それでいて貪欲に続きを求め締め付けて来る肉壁を指先で感じながら、少年は敢えて口に出した。

 

「もしかして、初めて僕と愛し合った後に……お、お尻でしてましたか?」

 

 自分で口に出しながら恥ずかしさで、どもってしまったキラ。恥ずかしい、でも聞いてみたい。愛する人のその口から。顔を羞恥で真っ赤にそめながらも彼はナタルの返事を待つ。

 

 そして彼女は小さな呻き声を口の中で繰り返しながらも、消え入りそうな声で言葉を返してくれた。

 

「……言わないで、って言ったのに……」

 

 彼の位置からナタルの表情は伺い知れない。だが、辛うじて見える彼女の耳が真っ赤に染まっているのを捉える事は出来た。この気持ちを何と称すれば良いだろうか。胸一杯の愛おしさ、自分を想ってくれた喜び。

 

 年上であるナタルのいじらしくも可愛らしい姿にキラは虜となってしまった。心から溢れんばかりの愛おしさに彼は身体を突き動かす。

 

 片手で彼女を抱き寄せ、ちゅくちゅくと名残惜し気に愛液を溢れさす雌しべに口付けを施した。顎先で陰核を慰める事も忘れず、そしてもう片方の手で小さな蕾へ愛撫を行う。

 

 手首を捻り指先を回しながら奥へ奥へと向かう。その間にも指を少し曲げ、押し迫って来る肉壁をくすぐる事も怠らない。

 

「大好きですッ! 大好きですッ、ナタルさん!!」

 

「うぁッ! あぁッ、だめッ……だめぇッ!!」

 

 思いの丈をぶつけるキラに、ナタルはあられもない声で叫ぶ。それは甘い響きを伴った悲鳴、嫌々と駄々をこねるように首を左右に振る度、勃起した逸物が彼女の柔い頬に擦れる。

 

 淡い快楽を受けながら、キラはアナルに咥え込まれた中指で彼女の中を丹念に愛撫して行く。力強い締め付けなを受けながらも、指はするりと入り込んだ。

 

 呆気なく第二関節辺りまで飲み込んだアナルはきゅっきゅっと断続的な締め付けを行い、早く早くと言わんばかりに先を促す。

 

 求めに応じてキラは指を引き抜き始めた。彼女が痛がっていないか確認しながら、ゆっくりと蕾から吐き出されて行く中指。

 

「あうッ、あぉッ、おぉッ、おおうぅッ」

 

 ぬるぬると体液でテカる細長い指が姿を露わにしていくにつれ、ナタルの喘ぎはまるで獣の如き荒々しさを増して行った。

 

 ギリギリまで抜き出された指が止まり、そして再びアナルの中へと戻って行く。生暖かな体温とキツい締め付けの中、中指の抜き差しは繰り返されていった。

 

 アナルへの愛撫に連動して雌しべも悦びの愛液を漏らし滴らせて行く。顎先に当たる肉突起に至っては痛々しいまでに勃起し、少年から与えられる刺激を享受していた。

 

「ひぃッ、だめッ、だめぇッ! い、イクッ! イクぅッ!!」

 

 三ヶ所から生み出される快楽の極致に彼女はただただ少年の半身に抱き着いて鳴き声を張り上げるばかりだ。あぁ、なんて愛おしいのだろうか。

 

 甘い悲鳴を上げ、可愛らしく悶えるナタルの声に胸一杯の充足感を覚えつつキラは優しく彼女を頂きへと導いて行った。後ろを愛する指は出入りする速さを増し、前は雌しべを飲み込まんばかりにむさぼり、肉突起を強くこねくり回す。

 

「ナタルさんッ! いっぱい、いっぱい気持ち良くなって下さいッ!」

 

「いッ、いッ……あッ、ああおぉぉぅぅぅッ!!」

 

 湧き上がる甘い遠吠え。口内へ間欠泉の如く淫水が迸った。尻たぶには凹みが出来る程、強く力が入れられ彼の指を締め上げる。そしてその身を強張らせ、弓なりに身体を反らせるナタルへ余韻を味合わせて上げるように、ゆったりとした愛撫を施し続けた。

 

 周囲に熱気が立ち込め、辺り一面からはむせ返る程の淫臭が漂う。ナタルの荒々しい呼吸音に混じって空調の音色が静かに流れていた。

 

 あぁ、早く一つに繋がりたい。彼女の痴態に狂おしい程の愛おしさと、陰茎がはち切れんばかりの興奮を覚えたキラは横たえていた身体を起こす。

 

 焦点の合わない目で、染みだらけのシーツを眺めるナタルの頬へ手を添えた。ぼんやりとした目に光が灯り、彼の方へ視線を向けて来る。

 

「ナタルさん……」

 

「あぁ、キラ……駄目だ。これ以上は、これ以上はおかしくなってしまう……」

 

 キラが何を求めているのか察したのだろう、ナタルは拒絶の言葉を零した。だがその声色は甘く蕩け、彼女は彼の言うがままに身体を起こしている。

 

 気だるげで緩慢な動作で彼女は少年に導かれ、彼の膝上へ対面する形で座った。淡い照明の下に浮かび上がる彼女の肢体。汗を張り付かせた素肌は桜色の上気し、妖しくテカる。

 

 形の良い乳房の先端はこれからの期待によってか、ツンッと鋭く尖り雄の視線を釘付けにした。くびれた腰がうねり、張り出した臀部が少年の腿へ辿り着く。

 

 彼の肩に手を掛け、ゆっくりと腰を落とすナタルの目には情欲で染まった光を宿していた。柔らかな尻肉が乗る。激しい絶頂を経験したばかりの身体は敏感なのか、それだけの刺激で彼女の口から喘ぎ声が漏れ出ている。

 

 はぁ、と深く吐かれた吐息の熱が彼の理性を狂わせる。先を急かすようにして、反り返る逸物が震えた。潤んだ瞳がキラの目を見据えて交わる。

 

「あぁ……凄く、凄く熱い……」

 

 熱に浮かされたようにナタルが呟いた。腿の上を滑り自身の膝を使って角度を調整する最中で、肉棒が発する熱を感じ取ったのだろう。それはキラも同じ事であった。

 

 彼女の肉壺が発する熱気を受け、ビクンッと逸物が跳ねる。キラはナタルの移動を補助すべく、彼女の尻肉を抱えるようにしてそれぞれの手を添えた。

 

 そして遂に、待ち望んでいた瞬間が訪れる。くちゅっと鳴り響く湿った音色。穂先と花弁が口付けを交わした音だ。ナタルの肩が忙しなく上下し、呼気が響き渡る。

 

 彼女も興奮しているのだろう、それは自分にも言える事だ。キラは自身の心臓が胸から飛び出しそうな程に脈動しているのを感じていた。

 

「キラ……」

 

「ナタルさん……」

 

 交差する相手の名前。見詰め合った二人の距離が物理的にも心理的にも縮まり、そしてゼロになった。互いの唇が重なり合い、昂る雄しべが濡れぼそった雌しべへと挿入される。

 

 熱い、蕩けてしまいそうだ。そんな思いを胸に抱きつつキラは奥へ奥へと推し進めていく。熱く爛れた淫肉はどこか余裕が無く、迎え入れられた穂先を強い締め付けで絡み付く。

 

 想像以上の歓待に、くっと呻き声を上げるキラ。やり場の無い快楽の嵐を紛らわそうと舌を突き出し、ナタルの口内を舐め始める。それに応じるナタルは小刻みに震えながら肩に置いた手を離し、彼の首へと絡み付く。

 

 膨らんだ双山が少年の胸板へ軟着陸する。柔い感触の中でコリッとしたシコリが一層際立つ。密着した素肌の摩擦で淡い快楽が生まれ、二人の睦事をより味わい深いモノへと昇華させて行く。

 

 密着した事により二人の結合は深まり、悦びと充足感で満たす。だが、そんな二人の情事に水を差す出来事が発生した。

 

 肉棒の先端が何かでとっつかえたように感じられたのだ。それ以上の挿入を障害によって阻まれた事により、キラの理性が一瞬だけ浮上する。

 

 何だろうか、これは。答えを導き出そうと意識が集中した瞬間、その阻む物が一気に押し迫り、肉棒が通過した。一体何が、と目を白黒させるキラの首元へナタルの顔が押し当てられる。

 

 キラが動いたのでは無い、彼女が腰を落として来たのだ。我慢出来ないそう言わんばかりの勢いで、ナタルの腰が彼の根本へと叩き付けられた。

 

 ズンッと一気に間合いを詰めた逸物が彼女の最奥を押し上げ、全て胎内に飲み込まれる。陰茎全体を包み込む肉壁の熱さと快感に、少年は声を上げ呻く。

 

 ナタルも一気に押し付けた影響か、荒々しい息をキラの首筋に吹き掛け身体を小刻みに打ち震わせている。ほんのりと汗で湿る黒髪を掻き分け、キラは鼻先で彼女の耳を擦って囁いた。

 

「な、ナタルさん。もしかして……」

 

 途中、体内で引っ掛かったような感触。あの感触は身に覚えがあったのだ。そう、恐々とそしてどこか固さの残る締め付けで彼の逸物を締め付ける膣。

 

 この答えを見出したキラはナタルを問い質そうとする。何故、こんな勢いを付けたんだと。もっとゆっくり解して行く選択肢はあった筈なのだ。

 

 好意を抱く相手が痛みに晒されるなんて嫌だ。現に彼女はこちらの首元に顔を押し付け、痛みに震え――――――――

 

 そこで彼の思考に制止が掛かった。逸物全体に迫る肉壁、これは押し出そうとする動きでは無く、逆に飲み込もうとしているかのようだった。

 

 そして首筋に掛かる吐息はやけに湿り気を帯びて熱い。痛みに堪えるようなものでは無く、まるで―――――――

 

「あ、あぁ……す、すごい……」

 

 震える声でナタルが紡ぐ。キラの位置から彼女の表情は伺い知れない。しかし、その声色は色香に満ち溢れている事が分かる。

 

「す、すごい……キラが、私の胎内で……あッ、あッ、あぁぁぁあッ!」

 

 一際大きく彼女の肢体が震えた。まるで飛び跳ねんばかりの震えに、キラは目を見開き驚いた。ぶるぶると小刻みに震え続けるナタルが、キラの首元から顔を上げて彼の方へと向く。

 

 普段の凛々しい声を紡ぎ出す口は半開きで、端からは唾液が筋を作って滴り落ちていた。確固たる意志の強さを物語る瞳は情欲に蕩けて潤み、目尻から涙を湧き上がらせている。

 

 のぼせたように朱色で彩られた頬は、淫靡な彼女の表情をより引き立てていた。そんな普段からは想像出来ない彼女の姿に圧倒されず、むしろ興奮と喜びに満ち溢れていた。

 

 あぁ、彼女は自分のモノで感じてくれている。自分が彼女のこんな姿を引き出したのだ、そんな独占欲すらキラは湧き上がらせてしまう。

 

「かたい……それにおおきい……あ、あぁッ、キラッ……キラッ!」

 

 うっとりと呟くナタルは首を何度も振り、そして腰をうねらせ始めた。それに伴い粘着質な水音が、がなり立てられる。ぐちゅぐちゅ、ぐちゅぐちゅと既にキラの下半身は彼女の愛液でびしょ濡れであった。

 

 押し合い圧し合いで絡み付く肉壁の刺激で少年の芯へ電流が走る。我慢出来ない、と今までお預けを喰らっていた獣欲が彼の腰を動かす。

 

 ズンッと再び最奥目掛けて雄槍が放たれた。くっとナタルが一瞬息を詰まらせ、次いで悦びに打ち震えた淫肉が陰茎へと殺到して行く。

 

 明らかに彼女は痛みを感じていない、その事が分かった少年を制するモノは何も無い。それでも初めは間隔を空けて動かしてはいたのの、時間が経つにつれ断続的な代物へと変わって行った。

 

 ナタルの腰も時間が経つにつれ徐々にこなれた動きへと変貌して行く。淫靡な粘着音と激しく叩き付けられる音、そして盛大に奏でられるベッドの軋みが医務室を支配した。

 

「あッ、あッ、あぁッ! すごいッ、キラ……すごいッ、きもちいいッ!!」

 

「ぼ、僕もッ、僕も気持ちいいですッ!!」

 

「すごいッ、おおきいッ! あおぉッ、キラッ! おぉあぅッ!!」

 

 持ち上がった臀部が彼の腿へ叩き付けられる度、甲高い炸裂音と尻肉が波立つ姿が繰り返された。それに応じて逸物の一突き一突きにより、ナタルの雌陰から潮が吹き出して流水の音色を広めて行く。

 

 どこか不慣れであった肉壁も今では熱烈に絡み付き、亀頭へ吸い付き、カリを舐め回し、幹を扱き立て、肉欲へ耽る。留まる事を知らない快楽でキラは声を張り上げ喘ぎ、ナタルもまた意味の成さない鳴き声を掻き立てる。

 

 二人の結合部は今や白濁した本気汁で汚れ、潮が噴出する度に洗い流されて行く。愛液はキラの陰嚢や、ナタルの尻肉の谷間へまで飛び散り、妖しいテカリを浮かび上がらせた。

 

 そんな中で少年は彼女の尻たぶに添えた手を駆り立て始める。張りのある果肉を掴み、谷間を広げて再度淫らかなすぼまりへと指先を向かわせたのだ。

 

「あぁッ!? そ、そこも一緒にされたらッ、わ、私ッ!!」

 

「大丈夫、大丈夫だからッ」

 

「だ、だめだッ! キラッ、そ、そこはだッ、ああぁぁぁぁぁッ!!」

 

 キラの指が再び飲み込まれた。天を仰ぎ必死に叫び声を上げるナタル。前後の淫穴から走る快楽は彼女の中で蓄積され行き場を無くす。

 

 少しでも暴れ狂う快楽を発散させようとしているのか、彼女ははらはらと落涙しながら声を振り絞る。だがナタルの身体は悦楽を求めて止まず、キラも止まる気配を見せない。

 

 肉棒が雌肉を穿ち、細長い指がアナルから引き出され再び沈む。彼女はおとがいを反らし、次いで激しく首を振り、そして少年の肩に顔を埋め、最後に彼との熱いベーゼを交わし始めた。

 

 貪欲なナタルの舌をキラは口腔で受け止め、貪るように舐めしゃぶり、唾液を飲ませ合う。まるで渇きを癒せるのは相手の体液しかない、そう言わんばかりの執拗さで夢中になっていく二人。

 

 しかし、爛れた狂騒曲も終局を見せる。絶頂を迎えたのは両者共に、ほぼ同じタイミングであった。両者の喉奥から唸り声が響き渡り、ラストスパートを駆ける。

 

 キラは彼女の最奥へ腰を繰り出し、アナルを責め立てる。ナタルは逸物を深く咥え込んで締め付け、括約筋を目一杯絞った。

 

 その身を強張らせ、二人して頂きへと至る。締まった膣内で精が吐き出され、最奥で息を潜めるもう一つの白濁に染め上げた。二人の体液で生成されたカクテルが結合部から溢れ出し、互いの肌にマーキングを施す。

 

 菊門へ向けられた指は喰い千切られそうな力強さで締め上げられ、彼女の悦びの深さを物語っていた。呼吸すらままならない絶頂感から舞い降りれたのは、数分程の時間が経過してからである。

 

 硬直していた身体が解れ、ゆっくりとキラの背中が染みだらけのシーツへと倒れて行く。彼と密着していたナタルは後に続き、仰向けな少年の上で伏す事となった。

 

 荒々しい呼吸音が交わされ、相手の温もりを求めて互いに抱き締め合う二人。キラは自身の胸板へ縋り付く彼女の姿に、改めて胸が一杯になった。

 

 愛おしさの余りナタルの背へ手をやり、そのきめ細やかな肌を撫で擦る。指先が背筋をなぞり上げる度に、彼女の肢体はビクンッと揺れていた。

 

 絶頂後の余韻で未だ敏感なのだろう。夜の帳を彷彿とさせる漆黒の髪へ、もう片方の手を添えて優しく梳いて行く。

 

 相手を落ち着かせるように丁寧で、そして慈しみを込めて。湿り気を帯びた黒髪が流れると、隠されていた彼女の匂いが強まっていった。

 

 何度も繰り返して行く内にナタルの過敏な反応は薄れ、恍惚とした表情で彼を受け入れている。いつの間にか抜け落ちた逸物がビクッと震えた。

 

 もっと彼女と繋がっていたい。そんな少年の願いに応えたのか、彼女の内腿に接触している肉棒は徐々にその力を取り戻して行く。

 

「んッ」

 

 ナタルの喘ぎがいやに大きく響き渡った。どうやら再度、勃起し始めた逸物を感じ取ったようだ。彼女の腰が厭らしい踊りを披露する。

 

 キラも腰を突き上げ、その踊りに参加を表明した。堪らず声が漏れてしまったのか、あぁッとナタルがささやかに鳴く。

 

「ナタルさん……」

 

「フフッ、また固くなって来たな」

 

「もう一度、いいですか?」

 

「ああ……もう一度、私をおかしくしてくれ……」

 

 交わされた言の葉と深い口付け。再び嬌声が医務室を満たすまでに、そう時間を必要とはしなかった。一度体験して慣れたのか、先程以上の交合となって行く。

 

 多幸感を胸に抱きながらキラは頭の片隅で呟く。守らなきゃ、と。自分が皆を守ってみせるんだ、と。

 

 砂塵の中、孤立する大天使の元で彼は決意を新たにするのであった。

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