機動戦士ガンダムSEED ~キラくんのハーレム大作戦!!~ 作:田 中太郎
立ち昇る黒煙。廃墟と化した楽園で競い合うかのように、宙へとその手を伸ばし揺らめく。戦火に晒された人工の大地では白亜の戦船が、その巨体を露わにしていた。
次々と飲み込まれる車両の数々。そして蟻の如くコンテナへ群がる人員。不本意な船出に備えて、慌ただしく喧騒が鳴り響く。
そんな軍艦内の一角に存在する船員室。カプセルホテルのような狭い寝台が二段ずつ壁際に佇んでいる。その中の一つ、遮光カーテンで遮られた寝台に重なる男女の影があった。
仰向けに寝転ぶキラと、彼へ覆い被さるミリアリアの姿であった。寝起きの少年は現状を理解出来ずにいる。甘い香りを漂わせる彼女はどこか淫靡で、少年の眠気を吹き飛ばすには十分過ぎる程だった。
彼の額をくすぐる茶色い前髪。快活な彼女の性格を表しているかのように、後ろ髪は今日も一段と外へ元気良く跳ねている。
ブルートパーズの如く澄んだ空色の瞳は、優しく細められ少年の目へ真っ直ぐと合わせられていた。薄暗闇の中、ゆっくりの顔の距離が縮まる。
少女の艶やかな唇が僅かな光量で妖しく煌めく。瑞々しい頬は興奮によってか桜色に染まっているのが見て取れた。
ちゅっと合わさる唇と唇。キラが制止の声を上げるよりも早く、ミリアリアの唇の狭間より真っ赤な軟体が姿を見せる。
少年の唇を潜り抜け、前歯へと張り付く少女の舌。持参した幾分かの唾液を、彼のエナメル質へ塗り込んで行く。まるでマーキングするかのように何度も何度も。
ぴちゃぴちゃと、薄暗い寝台へ厭らしい口交の音色が響き渡る。それに対してキラは焦りを感じていた。この寝台で睡魔に導かれる寸前に見た光景。
自分を心配そうに見つめる友人達の姿が脳裏に浮かび上がっていた。もし自分の記憶が正しければ、このカーテンの先には。
「んんッ!!」
そう考えたキラは自身の背筋に冷たいものが走るのを知覚した。情熱的なキスを行うミリアリアに対して、くぐもった唸り声を上げ制止の意を伝える。
しかし、彼女は意に介さず舌で彼の口内を蹂躙し続けていた。歯への匂い付けを終え、次の目標となったのは少年の舌であった。
つんっと舌先同士が触れ合い、次いで少女の軟体が一気に侵攻を開始する。真っ赤な粘膜が絡み合い、湧き出る唾液を撹拌し啜っていく。
ジュルジュルッと浅ましい水音を掻き鳴らし、キラの唾液を味わうミリアリア。その音に彼は心臓を早鐘のように打ち鳴らす。
嫌に大きく聞こえてしまう淫らな演奏。もし外にいるであろう友人達にバレてしまったら。冷や汗を垂らしながら、気付かれないようにと少年は願う他なかった。
互いの唾液が口腔を行き交い、交じり合う。飲み込めなかった分の液体が、口の端を伝いシーツへ滴り落ちる。黒ずんだ染みが徐々に徐々にと勢力を拡大していった。
生暖かい彼女の舌が、両者の体温を分け合うかのように揺らめき寄り添って来る。時間の感覚が麻痺したのか、キラには恐ろしく長く続いたように感じられた。
緊張の余り朦朧とする意識。浅くなる呼吸。肺が酸素を求め暴れ出す。そんな少年の状態を察したのかミリアリアが、ちゅぽっと音を立て舌を引き抜いた。
刹那、キラは新鮮な空気を求め荒い息を吐く。チカチカと星が眼前で瞬き、心臓が激しく脈動する。その乱れた呼吸音に混じって衣擦れの音が発せられた。
ひやりと腹部が外気に晒される感覚。視線を向ければキラの服を捲り上げる少女の姿が見受けられた。胸元まで晒された少年の素肌。
「み、ミリィッ」
息絶え絶えな中、キラは制止の意を込めて彼女の名を呼ぶ。だがミリアリアは妖艶な笑みを浮かべ、彼の淡い突起へ舌を這わす事で応じた。
「ッッ!」
甘い痺れが胸元より湧き上がる。思わず声を出してしまいそうになったが、寸での所で耐えるキラ。少年の乳頭を弾き、弄り回す舌先。
ピンッと弾かれる度に、ネットリと唾液を絡ませられる度に、こそばゆさと仄かな快楽が彼の身体に流れて行く。
「フフ、キラのここ可愛い」
「う、うぅ」
陶然とした表情でミリアリアは彼の胸を愛撫する。片方は口に含み、もう片方は指先で優しく摘む。ちゅっというリップノイズと共に、口腔へ吸い込まれた胸の淡い突起。
湿った粘膜に包まれ、妖しい感覚を湧き上がらせる。もう一方は指の腹でコロコロと転がされていた。時折きゅっきゅっと、むずがゆい程度の圧力で潰され、ピリッとした快楽電流が流される。
両乳首からの確かな悦楽にキラは喘ぎ声を零してしまう。その声に気を良くしたミリアリアはより一層愛撫に熱を入れていく。
徐々に深まる快楽にキラはおとがいを反らし、背中でアーチを描き始める。そして彼自身、気付かぬ内に陰茎が熱を宿しズボンを盛り上げていた。
「キラのここ大きくなってる……乳首、気持ちいいのね」
「あうッ……み、ミリィッ」
「嬉しい。私で気持ち良くなってくれて……」
蕩けた声色で彼女はそう告げて来る。次いで上体を起こし、キラに跨がる形となった少女は自身の身を包む衣を脱ぎ始めた。
ハラリハラリと白いシーツへ舞い落ちる彼女らしい愛嬌のある衣服。しかしその下に隠されていた上下の布は、煽情的な黒色で統一されているではないか。
男を誘惑する艶美な下着。瑞々しい肌色と漆黒のコントラストにキラは目を奪われる。
「どう、キラ? 似合ってるかな?」
「う、うん。凄く魅力的だよ……」
「フフッ、ありがと」
唐突に始まった二人だけの品評会。キラは彼女に見惚れ、ミリアリアは嬉しそうにはにかむ。少女の色香に誘われ、少年の逸物は痛みを感じる程に勃起していた。
彼の下半身に出来上がった隆起を、ミリアリアは生地の上からゆっくりと撫で擦る。繊細な指使いであやされた雄の証は、愛しの雌を求め先走り汁を滴らせる。
「キラのここ苦しそう。今、楽にして上げるからね」
そう言ってミリアリアはキラの服に手を掛けた。捲り上げていたシャツを脱がせ、ズボンへ移行する。彼女はキラへ背を向け、臀部を彼の顔へと突き出した。
いわゆるシックスナインの体勢だ。キラの顔と向かい合った桃尻。若さ故の張りと柔らかさを兼ね備えた肉塊と谷間に走る漆黒の布。
カチャカチャとベルトの金具が奏でる音色をバックにキラは淫靡な光景に目を離せずにいた。そうしている内に拘束具が彼女によって外され、残るは先走りにより染みを浮かばせた下着のみ。
薄い布生地を押し上げる怒濤へ少女の熱い吐息が吹き付けれた。ビクンッと陰茎が震え、下着の染みが広がって行くのが分かった。
堪らない、そう言わんばかりに彼女は首を振りパンツに包まれた雄棒へむしゃぶりついて行く。ちゅぱちゅぱと生地ごと亀頭へ吸い付き、舐め上げる。
繊維に浸透するかのように伝わる快楽。キラは喉の奥から唸り声を上げた。このままでは声を出してしまう。そのような思いを抱いたキラは昂る快楽から気を逸らす為に、目の前の桃肉へ顔を押し付ける。
結果から言えば気を逸らす為に行われたソレは成功でもあり、失敗でもあった。ミリアリアの臀部は勢いを付けてやってきた彼を、優しく受け止め包み込む。
「あぁッ!」
臀部からの衝撃に彼女の攻勢が止んだ事はまさしく成功と言えた。しかし、その衝撃によって陰花が甘く刺激され、少女の口から艶声が迸ったのは失敗と断言出来るだろう。
キラの口がミリアリアの花弁と布越しのキスを交わし、顎が彼女の淫核を押し潰す。彼女も興奮していたのか芳醇な香りが少年の鼻腔に充満し、繊維を通して染み出た淫蜜が唇を湿らせる。
「んんッ」
「あッ、駄目ッ、喋らないでキラッ!」
想像以上の声量と反応にキラは咎めの声を発する。しかし、彼女の陰部に押さえ付けられた口からはくぐもった呻きしか出ない。
おまけに唇の動きが刺激となったのか、更に大きな反応を見せるミリアリア。拒否の言葉を口に出すものの彼女の腰は、まるで擦り付けるかのような動きを見せていた。
くちゅッくちゅッと湿った音色が少女の黒い下着越しから鳴り響く。卑猥な淫裂から愛液が湧き出し、下着を浸透しキラの口へと至る。
「あッ、あんッ。き、気持ちいいのッ!」
「んんぅッ」
恐らく待ち侘びていたのだろう。彼から与えられる悦楽の前に少女は昂り、更なる刺激を求め腰を振るう。ギシギシと寝台が軋み、二人の交合を受け止める。
キラが必死に抑え付けようとするものの、彼女にとっては愛欲に対するスパイスでしかないようだ。制止の声を上げれば雌壺を押し付け悦び、目の前で弾む桃肉へ手を添えれば甘露を噴き出してよがる。
力を入れた指は白い小山へ沈み込み、指と指の狭間より果肉がまろび出た。濃厚な淫臭でキラの肺は一杯になり、頭がクラクラし始める。
音を立て少年の理性は崩壊して行った。やけに静かな外界とは対照的に、迸る嬌声と互いを愛する音色で満たされていく寝台。
やがて素肌を守る最後の防布も宙を舞い、皺の寄ったシーツへと沈む。目の前で花開く淫裂へ口付けを施すキラ。びしょびしょに濡れそぼった蜜沼から絶えず湧き出る甘露を啜り、舌で舐め取る。
凝縮された発情臭を胸一杯に嗅ぎ、触り心地の良い桃尻へ手を添えつつ少女へ愛を伝えた。一方のミリアリアはキラの愛撫に背筋を震わせ悦び、お返しと言わんばかりに雄々しくそびえ立つ怒涛を咥え込む。
口腔で逸物を包み舌を絡ませ、顔を上下に振るピストン運動によって快楽を与えた。そして噴き出す先走りを味わいながら、少々ひんやりとする陰嚢を優しく丁寧に揉み解す。
熱心な愛撫でキラは喉奥から唸り、ミリアリアは鼻に掛かった鳴き声を上げている。彼女が快感で身をよじる度にキラの表皮を柔らかな女体が滑り、心地良い仄かな快楽信号を彼に灯した。
「あぅッ、き、キラ。私ッもう……もうッ!」
口内から雄肉を解放し甘えるように頬擦りするミリアリアが、余裕の無い声色でそう告げて来る。眼前に佇む雌肉はヒクッヒクッと収縮を繰り返し、彼女が頂きに近い事をキラへ教えていた。
そしてその付近に存在する慎ましやかな菊蕾もキュッキュッとすぼまり悦汁をテカらせている。余りにもいじらしく可愛らしい蕾に、キラは指を差し向けて撫でてしまった。
「ひぁッ!」
ミリアリアの鋭い悲鳴。予想だにしなかった箇所への刺激に驚いたのであろう。彼に撫でられた菊門も一層収縮し、おちょぼ口のように縮こまる。想像以上の反応にキラ自身驚きつつも、新鮮な感触に心を惹かれた。
「い、いやッ。キラ、そ、そこ違ッ」
湿り気を帯びた表面へ慎重に指を這わせ再度愛でるキラ。それに対しミリアリアは言葉を詰まらせながら声を上げた。
「だ、駄目ッ、そこッ、そこはぁッ」
「ミリィのここ可愛い……」
「いやッ、言わないでッ。そ、そんな事……あぁッ!」
ガタガタと腰を震わせかぶりを振るミリアリア。否定の言葉が口から飛び出すものの、その声色はトロトロに蕩けていた。
指がセピア色のすぼまりへ触れる度に、彼の顔目掛けて蜜壺から愛液が滴り落ちて行く。粘度の高い液体がピュッピュッと撒き散らされる様に、少年の逸物は猛る。
「あぁッ、あぉぅッ。駄目ッ、駄目なのにぃッ」
少女の甘い悲鳴。アナルへの刺激に力が抜けたのか、ミリアリアはキラの身体へ縋り付くように身を委ねる。そして彼女の腰は、もっと深い悦びを求めるかのように揺れ踊っていた。
その様に彼は湧き上がった唾を飲み込んだ。最早外に声が漏れているであろう事も忘れ、目の前の少女をもっと気持ち良くさせようと集中する。
指先で優しく菊蕾を撫で擦り、揉み解す。真っ赤に花咲いた淫壺へは舌を差し込み搔き回した。鞘から身体を出し自身の存在を必死にアピールする陰芽は、空いた方の手で慰めて行く。
刺激を受ける度に彼を拒むような仕草を見せた慎まし気な肛。そこは今や情熱的なキスを彼の指先へ施すまでになっていた。スッと撫でれば指の腹に吸い付いて、もっともっと、と言わんばかりに刺激をねだる。
びしょびしょに濡れそぼり、雄を待ち侘びていた花弁。舌で淫肉をこそげばプルプル震え悦び、ツンッと奥まで突いてやればキュキュッと締まり少年の軟体を抱き締めて来た。
ビンビンに尖り、寂しさで身を震わせていた陰核。指先で摘み、慈しみを込めて転がし慰めた。そうすれば少女の艶声と共に、彼へと身を任せて来るのであった。
「あぁぁぉぉぉぉッ! うぅぅぅうッ!」
雌の咆哮。快楽に対する悦びを露わにした遠吠えだ。白い珠肌を桜色に染め、間欠泉の如く潮を噴出し、ガタガタと全身を痙攣させるミリアリア。
幾度と無く頂きへと昇っているのだろう。その姿はとても厭らしく淫らかで愛おしいと思うキラ。そんな少女の艶姿に彼も堪らなくなってしまった。
孔口と陰芽への刺激を続けたまま、キラは彼女の下からスルリと抜け出す。ビクンッと一際跳ね上がった後、あちこちに黒ずんだ染みを浮かべるシーツへと身を沈めるミリアリア。
うつ伏せで荒い息を吐き出す少女に少年は覆い被さり、そして――――
「あぁおぉぉぉぉぅぅッ!!」
「うぅッ、ミリィッ!!」
雌花へ雄槍が挿入された。凄まじい熱量を誇る淫壺は、ようやく現れた雄を盛大に歓迎する。膣壁がギュッと陰茎を抱き締め、肉ひだの一枚一枚が舌の如くうごめき肉棒を舐め尽くす。
力強い女肉の締め付けに、鋭い快楽がキラを襲う。半ば程度突き入れただけにも関わらず彼の肢体から力が抜け、ミリアリアの身体へ縋り付くような形で身体を重ねた。
狭い寝台の上で男女は互いが互いに与える快楽で声を轟かせる。キラがズンッと少女の未成熟な奥底を突けば、彼女の下半身を中心に黒染みが広がった。
ミリアリアが絶頂に達し膣を収縮させれば、少年は情けない悲鳴を上げて助けを求めるかのように、彼女の首筋へしゃぶり付く。
パンッパンッと打ち付けられるキラの。その度に少女の桃尻が艶やかに波打った。ギシッギシッと寝台が苦しそうな呻き声を立てる。激しい情交を物語るソレは、少年と少女の嬌声を伴って船員室で反響していた。
「あぁうッ! キラぁッ、キラあぁぁぁぁッッ!!」
「うぅぅッ! ミリィッ、ミリィぃぃぃいッッ!!」
ミリアリアは口の端から涎を滴らせながら叫ぶ。それに応えてキラも彼女の名を呼びつつ、上気する彼女の肌へ甘く歯を立てた。
「あぅッ! 私、おッ、おかしくなっちゃうぅぅうッ!!」
「そ、そんなに締め付けたら僕、もうッ、もうッ!!」
唾液が滴り、汗が散った。潮が水溜まりを作り、先走りと愛液のカクテルが生成される。締め付けの激しい淫肉をこそぎ、根底まで穿つ肉棒はその動きを小刻みなものへと変えた。
膣内の行き止まりへと亀頭をグリグリと押し付け、この場所は自分のモノだと主張する。雌肉は鋼のように固い幹へ張り付き、精を求め猛然と扱き始めた。
「イクッ!! 私ッ、イっちゃうぅぅッ!!」
「ぼ、僕もッ、僕もッッ!!」
二人は同時に限界を告げ、ラストスパートへ移行する。雄槍が淫壺を搔き回し、二人の体液で出来たカクテルを溢れ出させる。雌肉は肉棒の裏筋をこそぎ鮮烈な電流を彼に送り込んだ。
そして、ぐちょぐちょと淫靡な音色は唐突に鳴り止む。これから訪れるであろう絶頂の暴風。その寸前でキラはあらん限りの力を持って腰をミリアリアへと押し付けた。
長大な陰茎は彼女の奥を押し上げ、根本まで挿入される。その衝撃にミリアリアは、息漏れのような掠れた音を開いた口から零す。
先程までの激しい交合が嘘であったように静けさが場を満たす。二人は小さな呻き声を上げながら果てていた。強大な絶頂の波。鮮烈な快楽の奔流の前に声を上げる事すら出来ず、ただただ身体を強張らせるのみ。
そんな中雄槍は穂先より大量の精を吐き出し、雌肉はその精を求めて雄を促す。ゲル状の白濁液がミリアリアの奥底へ叩き付けられた。
灼熱の奔流に少女は悦びに身を震わせ、吐精する少年は彼女の奥をひたすら穿つ。ドクンッドクンッと淫棒が脈動する度、彼女の膣内は真っ白に染まった。
際限無く放出する精で、蜜壺の許容量はすぐに限界へ達する。ドロリとした愛液と精液の混合汁。粘度の高いソレは二人の結合部より溢れ出し、湿ったベッドへと流れて行く。
どの程度の時が過ぎただろうか。既に時間の感覚を失ったキラは、ようやく激しい絶頂より解放され気怠さに身を任せていた。
密着する素肌と素肌。浮き出た汗が潤滑油代わりとなって、まどろみに浸る彼らへ心地良さをもたらす。動く気力すら湧かない二人は体温を共有し、呼吸をシンクロさせ、心音すら同調し一つとなっていた。
心地良さと愛おしさから、キラは彼女のうなじへキスを施す。ちゅッと控え目なリップノイズ。ミリアリアはくすぐったそうに背筋を揺らめかせていた。
少年の鼻先をつつく亜麻色の髪の向こう側で、少女がクスッと笑うのを感じ取るキラ。つられるようにして彼の口元も自然と緩んだ。しかしそこで彼は、ふと思い出す。
「あ……」
「どうしたのキラ?」
「ど、どうしよう……大きな声出したから皆にバレたよね……」
絶頂後特有の気怠さに身を任せていたキラは一気に青褪める。一方でミリアリアは、あぁ成る程と何かに納得しているような仕草を見せていた。
「何か気にしてると思ってたけどその事ね。大丈夫よ、皆はこの部屋にいないから」
「え……」
「女将校さんに勧められて食堂でご飯食べてるの」
だから大丈夫、と告げながらミリアリアはキラの下で身体を反転させ彼と向き合う。そして茫然とする少年をその胸に掻き抱いた。
ふよんッと形の良い果実に顔が包まれるキラ。改めて外の気配を探るが人気は感じられず、彼女の言葉が真実であると判断した。
その途端、押し寄せて来る安心感。優しく髪を梳き、温かく包み込んでくれる少女に彼はその身を預けた。されるがままに、彼女との余韻を楽しむ事にしたのだ。
「もう少し休憩したら、私達も皆の所に行こっか」
「うん……」
「ほら、キラ。私のおっぱい吸って……」
互いに己の肢体を重ねる中、ミリアリアは自身の乳房を差し出して来た。交合の余韻に先端をツンッと尖らせ、淡い桜色で少年を誘う。
少女の厚意に甘えてキラは自己主張する蕾に吸い付いた。ちゅぱちゅぱと赤子の如く固いしこりをしゃぶる少年。そんな彼を慈愛に満ちた眼差しで見守り、あやしつけるミリアリア。
「お疲れ様、キラ。私にだって大人っぽく甘やかす事くらい出来るんだから……」
誰とも無しに紡がれた少女の独白。小さな声で発せられた言葉はキラの耳には届かず宙に霧散する。この場にはいない誰かへ仄かな対抗心を露わにしながらも、彼女は無事に帰って来た愛すべき人を労い慈しむ。
そして当の少年は、友と愛すべき人を失うかも知れない、そんな恐怖で疲労した心を癒すべく時間の許す限り少女へと甘え続けたのであった。