聖女(性女)様と一緒 ~悠々自適の一人旅が、波瀾とエロに満ちた珍道中に~ 作:ぐうたら怪人Z
「――え?」
「――へ?」
ヴィルとセリーヌ、2人が一斉に疑問符を出す。
そこに居たのは。
寝室と繋がる廊下へのドアを開けていたのは。
……エルミアだった。
「え、エルミア、さん――!?」
顔だけ振り返り、口を開くセリーヌ。
そんな彼女へ、エルミアは悲しそう顔をしながら問い質す。
「なんで、なんで、お二人が、こんな――!?」
「ち、違う、違うんです、エルミアさん、
「何が違うっていうんですかっ!!!」
少女が絶叫した。
「セリーヌさん――確かに、私は聖女として有るまじき行為をしていました。
男性と交わるだなんて、ふしだらと罵られても仕方がないでしょう。
でも、でも――っ!」
エルミアの瞳に、涙が見える。
「男性と愛し合うことの尊さを知っている貴女なら!
愛する男性と共に生きることを誓った貴女なら!
分かってくれると、信じていたのに――っ!!」
「あ、あ、ごめんなさい! ごめんなさいっ!!」
少女の剣幕に、夫人はただ謝った。
その会話を聞いて、
(ん? 話がところどころおかしくないか?)
何となく不自然さを感じるヴィル。
この場面を見ただけで、“昨夜の行為”に繋がるのはおかしい。
これだと、“昨夜の時点で覗かれていたことをエルミアは知っていた”ということに。
しかし、セリーヌはそれに気付かず。
「ああ、許して、許して下さい!
なんでもします!
だから、どうか、エルミアさん――」
「ん?」
エルミアの声色が変わった。
「今――なんでもするって。
言ったよね?」
「……え?」
セリーヌが戸惑いの声を出した。
「あ、あの、エルミアさん?
なんだか、口調がおかしく――」
「なんでもするって、言ったわよね!?」
「は、はい! 言いました!!」
結局、少女に押し切られる。
エルミアはヴィルの方を向き、
「ねえ、ヴィル」
「――な、なんでしょうか?」
思わず敬語を使ってしまう。
「腰、動かして」
「え、え?」
「だからぁ、セックスの続きをしなさいって言ってんの!」
「わ、分かった!!」
ヴィルの拒否権などというものは無い。
彼女の真意を理解できないまま、ピストン運動を再開した。
「ああぁぁああっ!? いきなり、こんな――!?
エルミアさん、どういうつもり――あっあっあっあっあっ!!」
セリーヌも状況が把握できていないが、女性器への刺激に喘ぎ始めてしまう。
そんな青年と夫人を見て、少女は意地悪く顔を歪めた。
「ふっふっふっふっふ。ふふふのふ。
ちょっと、ヤってみたかったのよねー」
セリーヌの後ろに立つ、エルミア。
すると、人差し指を舐めだした。
「うーん、これくらいでいいかな?」
「あっ! あっ! あっ! あっ! あっ!
な、何を――っ!? あ、あぁあああっ!?
まさか、まさか――っ!?」
セリーヌが、
少女は、彼女の
そして、
「えいっ!」
聞く分には可愛らしい掛け声で。
エルミアは自分の指を――セリーヌの“尻穴”へ、突き刺した。
「お、おぉぉおおおおおおおっ!!!?」
夫人の喘ぎ声が、その調子を変えた。
「お、お、お、お尻の穴になんてぇっ!!?
ダメっ!! ダメですっ!! そこは、汚いとこなのっ!!
おっおっおっおっおっ!!? だからっ!! ほじらないでぇっ!!」
「んんー?
なんでもするって言ったでしょう?
だったら、なんでもやって貰わないと♪」
セリーヌの嘆きに聞く耳持たず、エルミアは後ろの穴へ挿れた指を動かしだした。
抜き差ししたり、中を掻き混ぜたり。
「おぉおおおっ!! ダメぇっ!! ダメぇっ!!
まんこもっ!! お尻もっ!! 弄られちゃうだなんてぇっ!!
こんなのっ!! こんなのぉおおっ!!
イクっ!!
前後からの責めに、夫人はあっという間に達してしまったようだ。
脚がピンと伸び、身体がビクビク痙攣しだす。
「ヴィル、止まっちゃダメだからね!
もっと、激しく、動いてっ!!」
「え、えっ!?」
「動・き・な・さ・いっ!」
「りょ、了解っ!!」
エルミアに命じられ、絶頂したセリーヌを無理やり動かす。
「んぉおおおおおおっ!!?
イった!! イキましたっ!!
イったのにっ!! どうしてっ!!?」
「まだよ。
どんどんイカしてあげるからっ!!」
少女もまた、菊門への弄りを続行している。
「あひぃいいいいいいいいいっ!!!?
おっ!! おおっ!! おおおっ!!!
いっ! いっ! いっ! いっ! いっ!!」
敏感になっているところをさらに責め立てられ、嬌声が悲鳴のようになる。
ほどなくして。
「あぁぁあああっ!! あぁぁあああああっ!!
あぁぁぁああああああああああっ!!!!!」
彼女は、また絶頂した。
痙攣は膣内でも起こり、ヴィルのイチモツを強く強く締めあげてくる。
それこそ、剛直を動かすのも困難になる程に。
だが。
「ほらほら、休んでる暇はないわよ!?
まだまだ、ヤれるヤれるっ!!」
少女は許してくれなかった。
そして、彼女がそう判断する以上、ヴィルも動かないわけにはいかない。
固くなっている膣の中で、肉棒を強引にピストンさせる。
「おぼぉおおおおおおっ!!!?
あぁぁああああぁああああああっ!!!
いぎぃいいいいいいいいいっ!!!!」
喉が裂けてしまうのではないか、と心配になるほどの絶叫。
セリーヌはもう、白目を剥いていた。
口からは、泡を噴いている。
「がぁああああああああああっ!!!
あああぁあああああああああああっ!!!!
ああぁぁぁぁぁあぁあああああああああああああっ!!!!」
喘ぎというより、もう獣の咆哮だった。
その有様を見たエルミアは、空いている手を彼女の股間へと回し、
「じゃ、これで――終わりっ!!」
クリトリスを、思い切り抓った。
「―――――――――――あ」
セリーヌの声が消えた。
「――――あ――――あ、あ――――あ、あ、あ、あ、あ、あ」
夫人の肢体が、少しずつ震えだす。
その震えは、だんだんと、だんだんと強くなっていく。
「――――あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ!!!!!」
「う、うわっ!?」
とうとう、ヴィルが抱きかかえるのも難しくなった。
セリーヌの変化はそれだけでなく。
「あー、すごーい。
これが、潮吹きってやつ?」
感心したように、エルミア。
夫人の股からは、透明な液体が噴き出していた。
「――あっ――あっ――あっ――――あ――――――――」
じょぼじょぼと潮を垂れ流した後。
セリーヌは、完全に失神した。
それから、数時間後。
「…………」
「…………」
無言のまま街道を歩く、ヴィルとエルミア。
あの後、目を覚ましたセリーヌと互いに謝罪し合い(エルミアも、やりすぎたと頭を下げた)。
とりあえず全員、このことは口外しないことを誓い合った。
あと、部屋の掃除にはちゃんと協力した。
「…………」
「…………」
しかし、2人の間には微妙な空気が漂っていた。
経緯を考えれば、当たり前である。
「………あの」
この雰囲気に耐えられず、ヴィルは口を開いた。
「ど、どうでもいい話なんだがな?
聖拝、どうしたんだ?
あの、そんなに時間、経ってなかったよな?」
「ああ、そのこと?
今朝がた、思い出したんだけどね。
聖女って、“勇者の一団”としての使命が終わるまで聖拝は免除されるのよ。
ほら、戦いの最中に拝んでなんていられないでしょ?」
「そ、そうだったのか」
本当か?、とか。
忘れるなよそんなこと、とか。
色々つっこみたい気持ちは湧いたが、それを実行する度胸は無かった。
(……ん?
するとエルミアは、俺とセリーヌとの情事を最初から見ていた……?)
そういう疑問も浮かんだが、とても確認することなどできない。
「あのね、ヴィル」
今度は少女の方から話しかけてきた。
「な、なんだ?」
「私、別に気にしてないから」
微笑むエルミア。
ただ、その表情には無理がありありと伺えた。
(――最低だな、俺は。
彼女に、気まで遣わせて)
ヴィルは、決意を固めた。
もう、少女以外の女性は抱くまい、と。
(――少なくとも、エルミアとの旅が終わるまでは)
旅の終わり。
その言葉に、何とも言えない寂しさを感じながら。
一方で、エルミアはと言うと。
(やっばい。
めっちゃ興奮しちゃった)
先程まで見ていた光景を思い返しては、緩む顔を直す作業に没頭していた。
(一度見てみたかったのよね。
ヴィルが、他の女性を抱くところ)
昨夜のセリーヌの態度から、ひょっとしたらそうなるんじゃないかと期待していたところ、ドンピシャだった。
2人がおっ始めたときには、ガッツポーズすら決めてしまった。
(もともとは自分がどんな風にセックスしてるのか知りたいからだったんだけど。
でもまさか、あんなに昂っちゃうだなんて!)
何かに目覚めてしまったエルミアである。
ちなみに、嫉妬という感情は無かった。
(貴族は第二夫人とか第三夫人とか作るって聞くし?)
他の女性を妬んだって、仕方が無いのだ。
無論、狙うは第一夫人の座だが。
(あと――アナルも気持ち良さそうだったなぁ)
前々から、関心はあった。
ただ、いきなり自分でヤるのは怖かったので、これ幸いとセリーヌに試してしまったのだ。
(……セリーヌさんには、悪いことしたわ、ホント)
あんまりにも彼女の艶姿が素敵だったので、途中から無我夢中に弄ってしまった。
(女の人が喘ぐ姿も、いいもんよね。
セリーヌさん、綺麗だったし。
しかも、潮吹きまで鑑賞させてくれて。
いつかまたヤらせてくれないかしら?)
いや、潮を吹かせたのはエルミアなのだけれども。
(色々やりたいことができちゃったなぁ。
ヴィルとアナルセックスしたいし、ヴィルに他の女の子も抱かせたいし――あ、潮も吹いてみたい♪
あー、夢が広がるわー♪)
……とりあえず。
確実に変な方向へ拗らせている、エルミアなのだった。
完