※この作品はR-18です。

聖女(性女)様と一緒 ~悠々自適の一人旅が、波瀾とエロに満ちた珍道中に~   作:ぐうたら怪人Z

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④ かつてない戦い(H)

 

 

「いらっしゃい。

 本当に来たんだ?」

 

 夕食後。

 部屋を訪ねてきたヴィルを待っていたのは、ラティナの素っ気ない歓迎だった。

 

「……その割に、随分と気合いの入った格好だな」

 

「ああ、コレ?

 似合ってるだろ?」

 

 彼女は黒のキャミソールを着ていたのだ。

 その裾からは、ショーツがちらちらと姿を覗かせている。

 ラティナ自身が言う通り、健康的な褐色肌に黒色の下着は本当によく似合うと再確認できた。

 なので、ヴィルは感じた通りに返答する。

 

「うん、似合っているな」

 

「ありがと。

 ――何か飲む?」

 

「お、気が利くな。

 何があるんだ?」

 

「コーヒーだけ」

 

「……ならそう聞いてくれ」

 

 選択肢は無かった。

 いや、飲むか飲まないか、という選択はできたのだろうが。

 

「ちょっと待ってて」

 

 ラティナはテーブルの上にあったポッドを手に取ると、空いたカップにその中身を注ぎだした。

 

(あ、淹れるわけじゃないのか)

 

 まあ、そんなサービスを期待するわけにもいかないだろう。

 別に彼女はヴィルを接待したいわけではないのだから。

 

「ほい、できた」

 

「どうも」

 

 カップを受け取ろうと腕を伸ばす。

 が、その手は空を切り――

 

「――おい」

 

 ラティナは自分でコーヒーを飲み出した。

 何がしたいのだろう、この少女は。

 

(おちょくってるのか?)

 

 そうかもしれない。

 この程度のことで頭に血が上る程短気ではないが、少しイラっと来ることは否定できない。

 

「そういうのは、余り褒められた真似ではないぞ」

 

「んーーー」

 

「え?」

 

 突然、少女はヴィルへ詰め寄り、顔を寄せてきた。

 そのままの勢いで、こちらに口づけを交わしてくる。

 

「んっ――ん、ちゅっ――」

 

 ディープキス。

 舌と舌が絡まり、そしてやや苦めの“液体”がヴィルの口内に流れ込んでくる。

 コーヒーだ。

 ラティナの口からヴィルの口へと、直接コーヒーが注がれていた。

 

(……結構ミルク入れてるんだな)

 

 余りの出来事に、見当違いな感想を浮かべてしまった。

 少女の繊細な舌の感触と、香ばしい苦みを同時に味わう。

 初めての体験だった。

 

「ん、ん、んっ――んんっ――ちゅっ――れろ、れろれろ――」

 

 液体が無くなっても、キスは続く。

 彼女のベロが、口内を余すところなく這いまわり、舐めまわす。

 こそばゆい感覚。

 すぐ目の前にある少女の悪戯っぽい瞳が、面白そうにこちらを見つめている。

 自然、股間が熱くなっていくのを感じた。

 

「んっんんっんっ――――んぅ」

 

 ラティナが離れる。

 やや名残惜しい気がしたが、こと(・・)はまだ始まったばかりなのだと思い直す。

 そんな彼へ少女はすました笑みを浮かべ、口を開く。

 

「どうよ?」

 

「……悪くなかった、かな」

 

「そりゃよかった」

 

 ニコっと笑う。

 初めて見た歳相応な笑顔に、心臓が高鳴った。

 しかしその感情に浸る間もなく――

 

「お、おい!?」

 

「何さ?」

 

「そりゃこっちの台詞だ!

 いきなり何するんだ!?」

 

 ――ラティナは屈みこみ、ヴィルのズボンに手をかけてきたのだ。

 

「ヤりにきたんだろ?

 だったらさっさとヤろうって。

 そ・れ・と・も? 甘いトーク(・・・・・)した後じゃないと抱く気になれない?」

 

「……そんなこたないが」

 

「だったらさっさと脱ぐ!」

 

 やけに手慣れた動作で少女はズボンを降ろしてきた。

 あっという間にヴィルの股間が露わになる。

 そこにそびえ立つ(・・・・・)イチモツを見て、それまで余裕綽々だったラティナも一瞬動きが止まる。

 

「うわ、でっか!?

 なにこの凶悪なちんこ!

 っつかキスしただけでこんなになっちゃったのか!

 ――まさかオマエ、童貞?」

 

「ち、違うわ!!」

 

 どもってしまったのは意表を突かれたからであって、痛いところを突かれたからでは決してない。

 いや真面目な話、ヴィル程経験豊富な男はそう居ないだろう。

 ……ほとんどの原因は、どこぞの性女様なわけだが。

 

「はぁ、こんなん突っ込まれたら女の子はたまったもんじゃないね、全く。

 ――――はむっ」

 

 ぶつくさ文句を言いながら、ラティナは亀頭を口に含む。

 

(ヤる気があるのかないのか)

 

 彼女の態度からは、なかなか判別し辛い。

 感情の掴みにくい子だ――と、思っていた次の瞬間。

 

「――れろっ――ん、ん、ん、ん、ん――れろれろれろれろ――れろっ――んむぅううぅぅうんっ――ちゅぱちゅぱちゅぱちゅぱっ――ぺろっ――ちゅぱちゅぱっ」

 

「うおっ!?」

 

 思わず呻いてしまう。

 ラティナが、凄い勢いでフェラし出したのだ。

 

「――ペロ、チュパっ――れろれろっ――チュパチュパチュパチュパっ――ぺろっ――レロレロレロレロッ――ちゅうぅぅうううっ――」

 

「お、おい、ラティナ……!?」

 

 声をかけるも、止まる気配が無い。

 少女は肉棒の先端を唾液で包み、尿口を舌で突き、全体を吸い上げてくる。

 はっきり言って、凄いテクだった。

 巧みな刺激で、ヴィルの股間を快楽に誘う。

 さらに、

 

「んっんっんんっんんんっ―――」

 

 反り返ったイチモツを自ら喉奥まで(・・・・)突き入れさせ、

 

「んっ! んんっ!! んっ! んっ! んんんっ!! んっ!! んんっ!!」

 

 自分で顔を前後させ、竿を扱いてきた。

 まるでイラマチオでもしているかのような激しさ。

 むせ返ってもおかしくない程に喉の奥まで男根を挿入しているというのに、平然と棒を咥え込みフェラし続けている。

 

(あ、やばいっ!?)

 

 その快感に、ヴィルの脳が危険信号を告げる。

 ――イク(・・)

 始まったばかりだと言うのに、もうイカされてしまう。

 

「ラティナ! もう、出そう、だ!」

 

 情けないことではあるが、ヴィルはそう告げてラティナを剥がそうとする。

 しかし――

 

「んんっ!! んっ!! んっ!! んっ!! んんんっ!! んむぅううっ!!!」

 

 ――彼女は寧ろ、速度を増した。

 頭を激しく動かし、亀頭や竿へ強く吸い付く。

 まるで、精液を搾り出そうとしているかのように。

 

「っ!?」

 

 少女と目があう。

 上目遣いにこちらを見てきたのだ。

 その目はこう言っている。

 

『早くイケ』

 

 気持ちいいんだろう、と。

 こうすれば射精するんだろう、と。

 見下したような視線でこちらを見つめていた。

 しかしヴィルはそれに抗うことができず。

 

「う、ぐっ――で、出るぞ!!」

 

 あっさりと、精を解き放つハメになるのであった。

 

「ん、んんんぅぅううううううっ!」

 

 股間に訪れる解放感。

 ラティナの口へ、大量の精子が注入していく。

 気持ち良かったせいか、いつもより多めにだしている。

 正直、零しても――いや、吐き出してもおかしくない量だ。

 

「――ごくっ――ごくごくっ――んっ――ごくっ――」

 

 しかし、少女はソレを飲み干していく。

 

「――んっ――んっ――ごくんっ」

 

 最後の一滴まで漏らさず飲み込むと、ようやくラティナは男根を離す。

 ぺろりと艶やかに唇を舐めてから、

 

「あー、飲んだ飲んだ。

 溜め込み過ぎだろ、オマエ。

 やたら粘っこいし――ボクが窒息したらどうするんだ?」

 

「…………」

 

 こちらを軽く睨む少女。

 あんなことをしておいて、それでも彼女の態度は変わらなかった。

 ここまでくるといっそ尊敬の念を抱いてしまう。

 

「さ、本番しようか。

 まさか、もう終わりってことは無いよね?」

 

「あ、当たり前だ!」

 

「ああ、そう」

 

 挑発的な質問に気合いをいれて返すも、返答は素っ気ない。

 

「じゃあ、適当に服脱いでてよ。

 ボクもすぐ脱ぐから」

 

 そう言って、ラティナは特に気負った風もなく、無造作に服を脱ぎだした。

 ムードも何もあったものではない。

 

(……いや)

 

 だが、色気はあった。

 その外見イメージの通り、腰はキュっとしまり見事のくびれを体現している。

 昼間に尻は確認したが、胸の方もなかなかのモノをお持ちだ。

 ふくよか――と表現するには些か物足りないものの、なんともハリの良さそうなおっぱいだった。

 彼女の動きに合わせ、如何にも弾力あり気にプルンッと揺れている。

 乳首は上向きにツンとしており、色も綺麗な桃色。

 茶色の肌との対比が実に鮮やかだ。

 

「おやおや? 準備万端ってこと?」

 

「む」

 

 こちらの方を見て、ラティナがからかいだす。

 気付けば、股間は既に臨戦態勢が整っていた。

 自身の“正直さ”加減に少し呆れてしまう。

 まあこの状況においては、こちらの方が都合良い。

 

「そんじゃま、始めようか。

 ほら、早くベッドに来なよ」

 

 ポスンッと軽い音を立ててラティナはベッドに座り、こちらを誘う。

 

(望むところだ……!)

 

 ヴィルもまたその誘いに乗る。

 先程からこの少女には翻弄されっ放しだ。

 ここいらで、主導権を握っておかねばならない。

 そう決意し、青年はベッドへと向かった。

 

 

 

 

 

 

 ――のだが。

 

 

 

 

 

 

「う、うぉおおおおっ!!?」

 

 部屋に響くは、ベッドに仰向けで寝るヴィルの情けない(・・・・)声。

 たった今、彼は果てた(・・・)のだ。

 

「アハハハハ、すごいすごい!

 これでもう3発目(・・・)じゃないか!!

 ここまで()つ男は、そういないよ!?」

 

 対して、ヴィルの上に乗ったラティナはおかしそうに笑っていた。

 楽しそうではあるが、快楽を感じているようにはとても見えない。

 彼女とて、抜かずの三連戦をしていると言うのに。

 

(――馬鹿な!!)

 

 ヴィルは愕然としていた。

 こんなことがあるのか。

 自分が遊ばれている(・・・・・・)

 フェラチオの時の比ではない。

 この場のペースを、完全にラティナに奪われてしまっていた。

 

「次は4回目だけど――まだ、やれる?

 それとも、もう“終わり”かな?」

 

 ニヤリと少女が笑う。

 それは、捕食者の顔だった。

 笑顔とは、本来攻撃的な表情だったと聞く。

 

「ま、まだまだ……!」

 

「へぇ、頑張るもんだ。

 いつまでヤれるか、見物だね」

 

 言うや否や、ラティナが腰を動かしだす。

 

「うっ、ぐぅううっ!?」

 

 途端、ヴィルの股間に快感が沸き起こった。

 

 今、彼のイチモツは少女の膣内に挿入されていた。

 並外れた巨根を、大柄とは言えないラティナの中へすっぽりと収まっていることも衝撃だが、真に驚くべきはそこではない。

 

(う、動く……!

 なんて動きをしているんだ……!?)

 

 ヴィルを苦しめて――もとい、愉しませているのは、彼女の膣肉の動きだった。

 それ自体が意思でも持っているかのように蠢動し、肉棒を締めつけ、扱き、搾ってくる。

 

(名器――なんて言葉じゃ言い表せん!)

 

 女性器は、こんな風にも動作できるものなのか。

 正しく女体の神秘であった。

 そこへ少女の腰の動きまで加わり、相乗効果でヴィルを昂らせていく。

 この技――“技”と表記するのが適切だろう――により、彼は瞬く間に三度もの射精をする羽目になったのだ。

 

(――いかん)

 

 負ける(・・・)

 ヴィルの脳内に、明確な敗北のヴィジョンが浮かび上がった。

 

 正直なところ、ヴィルには自負があった。

 自分がその気になれば、大抵の女性は屈服させられる、と。

 今までの“経験”が、そんなプライドを彼に与えていた。

 しかし今日、それは木端微塵に粉砕される。

 ヴィルはラティナに対し、手も足もでない有様だった。

 

 考えてもみれば。

 エルミアは自ら率先して快楽を貪る、ラティナとはある意味で真逆の位置に居る少女。

 セリーヌもエルミア同様、快感に流されるのを愉しむ女性だ。

 ロアナはまあ、それまでの体験がちょっとアレな感じ(オブラートに包んだ表現)の相手とだけで、ほとんど未経験だったといっていい。

 そしてイーファは正真正銘の生娘。

 他にも幾人か抱いたが、そのほとんどがセックスを、快楽を目的としている者ばかりだった。

 

 ――ラティナは違う。

 彼女は、男を弄ぶ行為を愉しんでいる。

 自分の手で雄がイキ果てることに愉悦を感じているのだ。

 己が快楽に耽ることを、良しとしていない。

 ヴィルが今まで遭ったことのないタイプだ。

 

 だからなのだろう。

 どれだけ下から突き上げても、彼女が平然としているのは。

 

「お、お、おっ! けっこう激しく動くね。

 これならもう少しでボクもイけるかも?」

 

 そんなことを、普段と変わらぬ口調(・・・・・・・・・)で告げてくる。

 絶頂など、程遠いということだろう。

 昼の掃除の時、尻を揉まれて感じていたのはただの演技か。

 それとも、受ける快感を自らコントロールできるというのか。

 どちらにせよ、

 

(このままでは……!!)

 

 そう遠くないうちに、ヴィルは地に伏せることとなる。

 こんな少女に打ち負かされたという屈辱に塗れることとなるのだ。

 ――このまま恥辱を味わうくらいなら。

 

(使う、か?)

 

 その“危険性”からみだりに使用することを禁止してきた“技”。

 あの性女をして前後不覚に陥らせる、禁忌の技法。

 即ち、

 

(“震撃”――!!)

 

 超振動の発生によって対象を粉砕する究極の破壊技術を、イチモツに応用した(ご先祖様に合わせる顔のない)必昂の一撃。

 しかしコレはエルミア以外に使ったことはない。

 果たしてラティナがコレを食らって無事でいられるのかどうか。

 

「――うぐっ」

 

 悩んでいる時間は無かった。

 早急に打開策を行わねば、4度目――フェラの時を含めれば5度目の絶頂を迎えてしまう。

 そうなれば、もう“震撃”を使うことすらできなくなる。

 

(使うしかない……!)

 

 ヴィルは心を決めた。

 ラティナの膣内への“震撃”を敢行する!

 

「行くぞ!」

 

 寝転がった姿勢のまま身体を上手く捻り、蓄えた力を一気に股間へ向けて解き放った!

 

「ん? なんだ急にやる気だして―――――あ?」

 

 手応え、あり。

 少女の子宮口へ超振動が叩き込まれた。

 

「――あっ――あっ!――あっ!!――ああっ!!!?」

 

 一瞬動きを止めたラティナの身体が、次第にガクガクと震えだす。

 そして。

 

「あぁあああああああああっ!!!?」

 

 仰け反り、絶叫。

 交わり出してから一度も聞けなかった嬌声が、彼女の口から迸った。

 

「はっ、はっ、はっ、はっ――なに、今の!?

 オマエ、なにしたんだ!?」

 

「さてね」

 

 息を切らすラティナの質問を適当にはぐらかす。

 

 ……思ったよりもダメージが少ない。

 効いていないわけでは無いが、まだしっかりと理性を保っていた。

 

(ならば、何度でも叩きつけるまでのこと!)

 

 逆に言えば、“壊れる”心配なく震撃を使えるということでもある。

 ヴィルはもう一度肉棒を超振動させ、連続で子宮を責め立てた!

 

「いぃぃいいいいいいいいいっ!!!?」

 

 再び、ラティナの肢体が弓なりに反る。

 

「な、なにコレ!? なにコレぇええっ!!?

 震えるっ!!? 子宮が、震えてるぅううううっ!!!!?」

 

 目を見開き、口からは涎が垂れ始めた。

 凄まじい快感がラティナを襲っていることだろう。

 ヴィルは、さらに“震撃”を使い続ける。

 

「い、いぃぃいいいいいっ!!!!

 イクっ!!! うそっ!! ボク、イっちゃう!!!?

 イっ!! イっ!! イっ!! イクぅぅうううううううっ!!!!!?」

 

 痙攣する少女の身体が、後ろへと倒れ込む。

 その拍子に、イチモツがずるりと膣から抜けてしまった。

 どうやら余りの刺激に平衡を保てなくなったようだ。

 

「よっと」

 

 彼女が倒れるのに合わせ、ヴィルは起き上がる。

 青年が上で少女が下。

 立ち位置が真逆に入れ替わった。

 

「はーっ、はーっ、はーっ、はーっ、はーっ、はーっ――」

 

 一方でラティナは仰向けのまま胸を大きく上下させ、荒く呼吸していた。

 身体から力が抜けており、目の焦点が微妙に合っていない。

 ……間違いない。少女は絶頂したのだ。

 

「はーっ、はーっ、はーっ――――こ、こんなの、聞いて、ない……

 イ、イっちゃったじゃないか、バカぁっ」

 

「むむ」

 

 震える声で、それでもこちらへ抗議してくるラティナ。

 あれだけ子宮を振動させてやって、まだ気力が残っているようだ。

 驚異的な精神力だが――

 

(――畳み込むチャンスだ)

 

 相手は瞳から涙を零し、動きも弱々しい。

 こちらの責めに抵抗できないだろう。

 

「……続きをするぞ」

 

「はーっ、はーっ―――え?

 う、うそだろ、ボクはもうイって――」

 

 台詞が終わるよりも前に、ヴィルはラティナへ上から覆い被さる。

 正常位の姿勢で、男根を少女の花弁へと突き立てた。

 

「あ、ひっ――!!」

 

 彼女から漏れでる甘い声。

 今度こそゆっくりそれを堪能しようと、そう思っていたのだが。

 

(……膣が、絡んでくるだと!?)

 

 現実は甘くなかった。

 つい先ほどまでヴィルを責め立てていた膣肉が、またしても牙を剥いたのだ。

 挿れ始めるやいなや、肉棒へ絡み付き、ぎゅうぎゅうと絞ってくる。

 意識が朦朧とする中、なお雄を搾取しようというのか。

 これでは、ラティナを悶え果てさせる前に精力が底を尽きてしまう。

 

(やはり、“震撃”を使うしか――――ん?)

 

 そこで、ヴィルはちょっとした違和感に気付く。

 未だ挿入途中でありながら、亀頭にコリコリとした触感。

 他の膣壁と感触の異なるこの部位は、子宮口だ。

 先刻までは、イチモツを完全に膣内へ納めてようやく到達できた場所だというのに。

 

「……子宮、下りてきているぞ」

 

「あ、え?」

 

 ラティナは、まだ状況が理解できていないようだった。

 だが彼女が完全に正気に戻るのを待ってはいられない。

 

「挿れるからな」

 

「挿れるってなに――――んあっ!!?」

 

 その“入口”に狙いを定め、ヴィルは男根を侵攻させていく。

 そこはまだ細く(・・)、侵入を拒んではきたが――

 

「お、うっ!!?」

 

 ――程なく、陥落した。

 

「う、あ、あ――入っちゃった……?

 ボクの子宮に、ちんぽ、はいっちゃったの……?」

 

「凄く、いい塩梅だぞ」

 

 塩梅が良すぎて、気を抜くと射精してしまいそうだった。

 子宮口は膣肉よりも強く肉棒を咥え、極上の刺激を与えてきた。

 

(長くはもたない。

 短期決戦で決着をつける!)

 

 ヴィルはラティナの肢体を抱える。

 逃げられないように(・・・・・・・・・)、がっちりと。

 そして渾身の力を込め、

 

「これが最後だ!」

 

「あ、や、やだ、やめっ――――はぅぅううううううううううううっ!!!!?」

 

 “震撃”をぶちかました!

 ラティナの子宮を、中から激しく揺さぶる。

 

「いやぁあああああああああっ!!!?

 イクっ!!! イクぅぅうううううっ!!!!」

 

 その快感から逃れようと、少女が暴れる。

 しかしヴィルの両腕でホールドされているため、ろくに動くことはできなかった。

 

(こんな状況で無ければ、彼女の身体も堪能できるんだがな……!)

 

 極めて弾性の高いもちもちの肌を、ゆっくりと味わう余力はヴィルに無い。

 “震撃”による振動は、少なからず彼にも跳ね返ってくるのだ。

 その上、膣壁による執拗な責め立ても未だ終わっていない。

 

「君が果てるのが先か、俺が果てるのが先か……!」

 

 超振動に加えて、腰も動かす。

 振動とピストンによる波状攻撃。

 自分にくる快感も恐ろしいことになるが、ラティナはそれに輪をかけた快楽に襲われているようで。

 

「い”っ!? い”っ!? い”っ!? い”っ!? い”い”ぃぃいいいいいいいいいいっ!!!!」

 

 彼女は当初の余裕をかなぐり捨て、激しく喘ぎ、乱れていた。

 股間からは愛液が止めどなく流れている。

 おそらく、既に何度かイっているはずだ。

 

「お”お”っ!! お”っ!! お”お”お”お”お”っ!!!!」

 

 瞳は白目を剥いている。

 涙も涎も出しっぱなし。

 肢体の力も少しずつ弱まり始め――

 

「ぐっ!? で、出る!!」

 

 ――そこで、ヴィルの方に限界が来た。

 子宮の中へ直接、精液を放つ。

 

「んぼぉお”お”お”お”お”お”お”っ!!!!

 お”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”!!!!!!」

 

 同時に、けたたましく叫ぶラティナ。

 精子は止まることを知らず、延々と流れ続ける。

 ヴィル自身が恐ろしく思えてしまう程に。

 ソレは少女の子宮を満たし膣内へと流れ込み――そこすら充満させ、“外”へ漏れ出た。

 そこまでしてようやく、射精は終わりを告げる。

 

「……ふぅぅぅぅ」

 

 一つ、大きく息を吐く。

 果てた。

 完全に果てた。

 これ以上は何も出ない。

 愚息も縮んでしまった。

 

「ラティナは……?」

 

 少女の様子を見る。

 ここでもし、彼女がまだ動けるのであれば、ヴィルの負けである。

 はたして――

 

「――おっ!――お、おっ!!――おっ!――おっ!――おっ!――」

 

 ――彼女もまた、尽きていた。

 顔はだらしなく緩み、理性の欠片も無い。

 断続的に痙攣を起こし、その度に股から愛液が噴き出ていた。

 いつの間にか尿まで漏らしていたようで、ベッドのシーツが汚れている。

 正気は完璧なまでに失われ、当分戻る気配はない――というより、これは元に戻るのか?

 

 そんなラティナの姿を見たヴィルは、

 

「……勝った!」

 

 静かに、だが力強く、ぐっと拳を握る。

 かつてない強敵に対し、とうとうヴィルは勝利を収めたのだ!

 

 

 

 ――いやセックスってそういう勝負の場じゃないだろ、とか突っ込んではいけない。

 

 

 

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