聖女(性女)様と一緒 ~悠々自適の一人旅が、波瀾とエロに満ちた珍道中に~ 作:ぐうたら怪人Z
① アナれない(H)※
神獣との戦いを制してから数日。
村から旅立ったヴィル達一向は、王都に向けて順調に旅を続けていた。
「あぁぁああああ♡
ヴィル、ヴィルっ! もっと、もっと突いてぇっ!!」
順調に旅を――
「はぁぁああんっ♡ 届いてるっ!!
ヴィルのおちんぽが、私の子宮に届いてるのぉ♡
あ、あ、あ、あ、あ、あぁぁああああっ!!」
順調に――
「あっ!! あっ!! そこっ!! そこっ!! いいのっ!!
私のおまんこ――あっあっあっあっあっ――めちゃくちゃに抉られちゃってるぅ♡」
…………。
「イクっ!! イクっ!! またイクのっ!! イっちゃう!!
あ、あ、あ、あ、あ、あぁぁぁぁあああああああっ!!!!」
順調に、旅を続けていた(断言)!!
(ま、まあ、これはもう日課みたいなもんだから)
どこか弁解するかのように、黒髪の青年ヴィルは内心呟く。
今、彼等がいるのは街道に設置してある旅人用の休憩所。
一日の旅程を終えたヴィル達は、この休憩所で一拍することにしたのである。
そしてこの一行は夜を迎えた際、必ずやることがある。
――セックスだ。
今日とて例外ではなく、小屋の中に敷いた簡易ベッドの上でヴィル達は交わっていた。
「ハァッ……ハァッ……ヴィル、お願い。
まだ疼き、止まらないの♡」
つい先程絶頂を迎えたばかりだというのに、銀髪の性女――もとい聖女エルミアがおねだりをしてきた。
何も衣を纏っていない肢体を艶かしく動かし、こちらを誘ってくる。
ヴィルはヴィルで射精を終えたにも関わらず、少女の蠱惑的な表情と汗に濡れた白磁の肌を目にして、性欲が再び湧き上がってきた。
股間に血が集中し、むくむくと愚息が立ち上がるのを感じる。
「――あんっ♪」
辛抱堪らず、彼女のおっぱいに飛びついた。
綺麗に実る2つの果実が、柔らかさとハリを伴って手の平に吸い付いてくる。
そんな双丘を揉みしだきながら、ヴィルはエルミアの唇を奪う。
「ん、ちゅっ――は、んん――れろ、ん、レロレロ――はぅ、んぅ――」
互いの舌を絡ませ合う。
甘い香りが鼻孔をつき、口の中に少女の味が広がる。
エルミアの舌は繊細かつ滑らかであり、それを舐めているだけで自然と昂ってきてしまう。
一晩中ずっとこうしていたい、という欲求に駆られる程だ。
(本当に、エルミアの肢体は凄い……!
幾度抱いてもまるで飽きが来ない!)
それどころか、どんどんその魅力に嵌ってしまう。
やや切れ長の、意志の強さを感じさせる双眸。
芸術品を彷彿させる程の整った容貌。
白い肌には染みなど一つも無く、肢体は計算し尽くされたかのように均整が取れていた。
それでいて、胸もお尻もヴィル好みの大きさに育っている。
どれをとってもパーフェクトだ。
頭の中身は真っピンクだけれども――ここまで来れば、それにすら魅力を感じる。
(このまま朝が来なければいいのに)
そんな馬鹿な考えすら浮かんだ。
それ程、青年は聖女にぞっこんなのだった。
――ちなみに、だが。
もう一人の同行者である赤毛の少女イーファは、既に隣で寝ている。
正しくは、ヴィルとの性交で精も根も尽き果て、倒れているのだけれども。
うつ伏せになっているせいで、彼女の大きな胸が押し潰されていて――その光景もまた男の欲情をそそるものである。
まあ、それはそれとして。
「れろれろ――はぁ、んっ――ちゅ、ちゅっ――んはぁ――」
2人の交わりは続く。
唇を重ね、その瑞々しさを愉しむ。
肢体を絡ませ、その華奢さ、暖かさを感じる。
乳房と尻肉を鷲掴みにし、その柔らかさと弾力に感動する。
全身でエルミアを堪能していた、ちょうどそんな時。
(あ、そういえば)
ふと“あること”を思い出した。
(
これだけ貪り合っておきながら、これまでヴィルはエルミアの“後ろの穴”を使ってこなかった。
別にソコへ強い思い入れがあるわけでもないのだが、愛する女性の全てを味わいたいという欲望が青年の手を突き動かす。
(どれどれ)
尻を揉む手を少し動かし、肉の割れ目の奥にある菊門に触れる。
きゅっと閉ざされたその蕾へ、やや強引に指先を挿れると――
「痛っだぁぁああああっ!?!?!?!!」
――色気の欠片も無い、叫び声が部屋に響いた。
明けて、朝。
「――そんな――嘘――ありえない――ありえません――」
小屋の片隅で、エルミアが頭を抱えて蹲っている。
その瞳は泳ぎ、肌には脂汗が浮かんでいた。
この上なく分かりやすく狼狽えている。
「まさかエルミアがここまで落ち込むとは……」
神獣を前にしてもその態度を崩さなかった聖女の凹みっぷりに、ヴィルも戸惑いを隠せずにいた。
一方でイーファはいつもと変わらぬ表情で、
「でも本当に意外でしたよ。
「……はぅ」
その一言に、聖女の肩がさらに下がった。
イーファの言う通り。
昨夜、ヴィルはエルミアのアナルを使おうとしたのだが、彼女のソコはまるで受け付けてくれなかった。
入り口――もとい、出口は固く閉ざされ、無理やり挿れようとすれば激痛が走る。
何度試してみても小指すら跳ね除け、最終的に痺れを切らした
「まあ、人には向き不向きというものがあるからな。
別にアナルが使えないからといって何がどうなるってものでもないし」
自分でもフォローになっているかよく分からないフォローを入れてみるも、エルミアからの反応は無し。
代わりという訳でも無いが、イーファが口を開く。
「いやぁ、でもあれだけ“エロならなんでもござれ”みたいなことを普段から言っといて――ついでに人にも強要しといて――いざ自分がこの有様なのはどうかと思いますよ、アタシは。
性女として有り得ないというか、タイトルに偽り有りというか」
「ど、どうしたんだ?
なんだか言葉に棘があるぞ?」
赤毛の魔女から威圧のようなものを感じる。
すると彼女は少し半泣きになって、
「だって先生!
アタシの初めて治癒魔法、エルミアさんの括約筋を治すのに使うはめになったんですよ!?
そりゃ不満だって溜まりますよ!」
「……あー」
練習も兼ねてイーファに頼んでしまったのだが、冷静になって考えてみれば酷なことをやらせてしまったかもしれない。
延々とセックスし続けた後、さらに延々と尻穴に向き合っていたため、思考がおかしな方向に向いていたことは否めない。
調子づいたのか、彼女はさらに畳みかける。
「これはアレですね、もうエルミアさんは性女の看板を下ろすしかありませんね。
だってアナルっていったら女性器と並ぶ二大性感帯じゃないですか。
その内の一つが使えないとあっては、エルミアさんはもう性女じゃなくてただの聖女ですよ!」
エルミアは性女の看板なんて掲げていたのか。
二大性感帯なんてくくり、本当にあるのか。
ただの聖女になるって、それは別に問題ないことなのでは?
等々、様々なツッコミがヴィルの頭を駆け巡るが、イーファの勢いに押され言葉にできない。
少女はまだ止まらず、
「でも安心して下さい、エルミアさん!
これからはアタシが性女として、先生のご希望に応えてみせま――」
「ふぉおおおおおっ!!? ふぉおおおおおおおおおおっ!!!?」
尻穴にすりこぎ(割と太め)を突っ込まれ、イーファが悶絶している。
説明する間でも無く、ヤったのはエルミアだ。
何故彼女がすりこぎを持っていたのかは分からない。
「くっ! あっさりとアナルに受け入れちゃうのね!
こんなにまざまざと“差”を見せつけられるなんて――屈辱――!」
「自分でしておきながらそんなこと言うか、お前は」
イーファの発破(?)で多少気を持ち直したのか、銀髪の聖女は一先ず凹み続けることを止めたようだ。
その結果として、魔女は大口を叩いた報いを受けるハメになった訳だが。
「うん、切り替えていきましょう」
エルミアはパンっと手を打ち合わせてから、
「ヴィルの言う通り、どうしたって向き不向きがあるものね。
でもそれを克服できるのも人間なのよ!
諦めない限り人は負けない!」
「こんなことでそこまで前向き発言するのもどうかとは思うが、その意気だ」
とりあえず立ち直れたようなので、適当に流すヴィル。
(後はイーファを介抱して、出発だな。
少々遅めのスタートだが、まあ支障が出る程じゃない)
問題が一応の解決を見たため、今日の行程について思いを馳せた。
そして未だ悶え続けていたイーファの尻に挿さった棒を引きぬこうとする――が、エルミアの台詞は終わっていなかった。
「善は急げ。
早速、尻穴を広げる訓練を始めましょう!」
「そうだな、今日泊まる休憩所も人の居ないところだといいんだが」
「何言ってるの? 今からここでするのよ?
次の休憩場所に人目が無い保証なんてないんだから」
「はぁ!?」
あんまりな申し出に、素っ頓狂な声を出してしまう。
「な、なあ、エルミア?
分かってるのか、俺達の目的は王都に行くことであって、性生活を充実させることじゃないんだぞ?
一分一秒でも早く到着するように――とまでは言わないが、それなりに急ぐ努力はしておかなければ」
「ああ、それなら平気よ」
ヴィルの問題提起を、エルミアはあっさりといなした。
「貴方が神獣倒しちゃったせいで、今“王国”の上の方はその対応に追われてしっちゃかめっちゃかになってるみたいだから」
「……あー」
考えてもみれば。
曲がりなりにも国が管理していた神が殺されたのだ。
関係者への対処や教会への説明で、役人達は忙殺されていてもおかしくはない。
「あとヴィル。そもそも貴方自身が
下手したら、私達の到着がなるべく遅れて欲しいと思われてるくらいじゃないかしら」
「……そうだったな」
今までは“旅人”で通してきたわけだが、神獣と戦うにあたり自分の正体を明かしてしまった(その前からバレていた節もあるが)。
こうなってくると、王国も自分を相応の来賓として扱わねばならなくなっただろう。
勇者の一団の歓迎、神獣退治の後処理、帝国重鎮への対応と、王国上層部がさぞかし忙しなくなっていることは容易に想像できる。
(いやしかし、仕方なかったんだ)
ただの旅人という立場では、神獣殺しの責任が取れない。
最悪、エルミア達に面倒事が降ってくる可能性もある。
周りに飛び火させないためには、本来の立ち位置を説明する他なかったのだ。
……帝国と王国の間に別の火種が産まれる可能性はあるが、そこは腹を括るしかない。
「し、しかしだな、だからといって時間を無駄にしていいわけでもないだろう?
そもそも、そんなすぐにできるものなのか?」
「大丈夫よ!
別に初めてって訳でもないし!
修道院で一緒に暮らしていた女の子を幾人もアナル堕ちさせたのがいったい誰だと思ってるの!?」
「君だとは思いたくなかった。
思いたくなかったぞ……!」
どこかデジャヴを感じるやりとり。
「とにかくだな、そういう行為に一日を費やすというのは――」
「ヴィル」
食い下がるこちらを、エルミアは上目遣いに見つめてきた。
淡い青色の潤んだ瞳につい魅入り、言葉を詰まらせてしまう。
さらに少女は、儚げな表情でこう告げてくる。
「ヴィルは、私の“蕾”を使ってみたくはないのですか……?」
「――使いたい」
聖女の懇願に、青年はあっさりと屈したのであった。
こうして。
予定を大幅に変更し、エルミアのアナル拡張作戦が開始された!
「う、ふ――あの、先生? エルミアさん?
そろそろ、この、棒、抜いて欲しい、かな、なんて。
ホントに、これ、う、く、く、く、く、苦し、い――あ、はっ――
き、聞いてます? ねぇ?」
苦悶の息を吐くイーファを尻目に。