「ん…ふぁあ…あっ…ぅん…んんっ…」
ほんの少しの膨らみを、アキの舌が這い回っている。
唇で愛撫できない対側の乳房は、アキの小さな手が弄んでいる。
サイズだけではスピカと比べると大きく劣る貧相な胸だか、平坦に見えて圧をかければ少しの手応えを感じられる弾力があり、ついたばかりの餅を思わせる。
双丘の先になる木苺も指先や舌でつつき、軽くこねる度に硬度を増し、充血したように赤くなっていく。
戦闘における能力差から夢魔と人間との間には大きな開きがあるとばかり考えていたが、話せば返事をし、触れれば感じる様は、あまり両者とも変わらないように見えた。
「舌…んっ…!ザラザラしてて…気持ちいぃ…ひぅ…ん…」
おぼろ気な記憶を頼りにした、不器用で不慣れな愛撫。これに、セレネは身を捩らせ、ピクリと体を跳ねさせ、甘い声を漏らしながら答えてくれた。
自分で気持ちよくなってくれている。そう思うと舌や指に無意識に力が入り、愛撫も大胆になっていった。次第に舌で舐めるだけに留まらず、頂を吸い上げ、前歯で軽く食む。
「んあぁっ!」
膨らみきった蕾を甘噛みされ、電流が体に流れたように、セレネの体が大きく跳ねた。
貧乳は感度が良い。そう冗談のように言われるが、このセレネの反応を見ると、あながち間違ってはいないのだろう。
この一噛みだけで、僅かに顔を染めていただけのセレネの表情が途端にだらしなくなり、息遣いも目に見えて激しくなった
「…もう、アキったら…あんっ…!赤ちゃんみたいに…私のおっぱい…夢中で吸っちゃって…あふぅ…んくっ…!ねぇ…美味しい…?あぅ…私の…んっ…おっぱい…どんな味…?」
「すごく…甘くて…ちゅむ…れろぉ…ずっと…んちゅぅ…吸っていたいです…」
無我夢中で胸にむしゃぶりついているアキを、セレネは悦楽と快感が入り乱れて歪んだ顔で見下ろす。必死にもとれる様子で乳を欲しがる姿が、愛しくてたまらないみたいだ。
その愛らしさのあまりに、暇をもて余しているアキの片手を優しく掴むと、その指を自身の秘裂に触れさせた。
指が愛密を湧かせているセレネの秘部に触れて濡れたとき、アキは驚いたような顔をして愛撫を中断する。
「止めちゃ駄目。もっと舐めて…」
浮き上がったアキの顔を、涎にまみれた胸に押し付ける。同時に彼の中指の背を自分の指で押し込んだ。
指が閉じた膣壁を掻き分け、奥へ進むたびに、セレネの背が弓なりに伸びる。
陰所の中はミミズの腹のようなヒダが指を執拗に圧迫し、セレネの体が僅かでも動くだけで複雑に絡みついてくる。男を吸い取る分には、凶悪とも思えるほどの感触であった。
「ほらぁ…アキの大好きなおっぱいを吸いながらぁ…んふ…このまま指で、私の中をかき回してみて…?」
蕩けた声に命令されるままに、アキの指が出入りを始めた。中の締め付けはセレネを心配しそうになる程強いが、際限なく蜜が膣を満たしていたため、スムーズに中を往復させられる。
その間にも、柔らかなセレネの胸を舐め回すのも忘れない。
「そ…そう…よ…んぁあ!もっとぉ…もっと舐めてぇ…んはぁ…もっと触れ…てぇ…!」
胸と秘部を同時に責められ、体が跳ねる頻度が増えていく。その都度セレネの中で指がキュウっと絞められる。
指ですら熱く、融解してしまいそうなほど気持ちがいい。
もしこれが指ではなく、最も感じる部位だったら…想像しただけで、アキの海綿体に更に血が回り、滾っていく。
不意に、陰所を出たり入ったりする指を、第2関節まで沈めたところで曲げてみた。
「んはぁあ!!そこ…そこ…いぃ…ひぃん!」
腹側の窪んだところに指先が当たり、セレネが背骨を折りそうな勢いで仰け反る。この反応は、そこがセレネの弱点ということを教えていた。
指の動きがゆっくりと、どこか怯えていたような動きから一転した。これ幸いとばかりに、そこを重点的に、今まで馬鹿にしたような態度に対する仕返しとばかりに、激しくかき回す。
「ぁはあっ!!ひっ…あぁん!おぁっ…んおぉ…!っとぉ…もっとぉ…!!」
そこを責められるまではある程度あった余裕も、すっかりと無くなってしまったようだ。
口から舌を出したまま、はしたなく嬌声と涎を垂れ流し、自分から進んで腰を振りだす。挿れたばかりの時から強かった絞め付けも、アキの指が潰れると思えるほど、さらに窮屈になっていく。
もっと攻めたら、セレネはどうなるのだろうか。
悪戯な笑顔で皮肉を並べるセレネの他の顔も、もっと見てみたい。
そんな興味も手伝い、指の往復、乳首を噛む力は自然と強度を、激しさを増した。
「あぁ!あっ!…ぁんっ!ぁ…ひぃ…きそ…!ぃくぅ…!イくっ!ぃイくイくイグぅッ!ひっちゃ…」
金切り声のような声が部屋に響き渡り、セレネが海老反りになって大きく痙攣した。そのまま、糸を切られた人形のように、すべての筋肉を脱力させてへたりこむ。
ひっきりなしに弱点を含む性感帯を弄ばれ、絶頂を迎えたようだ。足りなくなった酸素を求め、セレネの胸と肩だけが大きく、ややゆっくりと動いていた。
「あ…ごめんなさい!セレネさん、大丈夫ですか!?」
やりすぎた。
絶頂というものを知らないアキが、調子に乗ったことを悔いながら頭を下げる。対して、セレネは恍惚とした様子で微笑み、アキの頭を撫でた。愛撫が終わってから時間は経っていないものの、その顔には満足気な微笑が浮かんでいる。
「…謝る必要なんてないわ…お子様だから…油断しちゃった…フフッ…アキって…可愛い顔して、お上手なのね…」
しばらく呼吸を整え、力を取り戻していく。少しして起き上がれるまでには回復したセレネが、アキにまたキスをした。
アキも要領を理解したのか、自らも舌を出し、セレネの舌と積極的に絡ませて、唾液を交換していく。濃厚な接吻を終えたところで、透明な糸でつながったままの唇が、ゆっくりと開いた。
「ん…ぷはぁ…私を満足させたご褒美…あげなくちゃ…そろそろ見たいでしょ…?私のおまんこ…」
「おまん…?」
聞き慣れない言葉を耳にしたアキが首を傾げる。思春期の青年ならまだしも、まだ年端のいかぬ少年だ。性に関する知識など保険体育で習うことだけだろう。
彼の反応に吹き出しそうになったセレネは、ベッドの端に移動すると、脚を大きく開いて股座をお披露目する。そこをに視線を集中させて動かないアキを、手招きしながら続けた
「そこからじゃあ、見えないでしょ…?おいで…もっとよく見せてあげる…」