アキの腕に、スピカの体が絡み付いている。
程よく肉がつき、張りのある肌に覆われたセレネとは違い、胸は言うに及ばず腹、腰、腿に少しの脂肪も付いており、非常に柔らかな感触だ。マシュマロに包まれたみたいだ、そうアキは感じた。
違うのは、粘性の高い液体が全身に広がっていること、幼い外見の通りに成人の体温より少々高い熱をもっていることぐらいだ。
スピカの手がアキの手首まで滑り、それを掌側に曲げる。
すると、ふにふにとした肉厚で柔軟な感触が掌に伝わってくる。
すぐに、何に触れたのかアキは理解した。
「まずはこうして…わたくしは…おまんこの周りの膨らみを指先でなぞるように…触れるか触れないかの具合で焦らしました…」
その言葉の後すぐに、スピカの指がアキの中指を優しくつまみ、秘裂周囲をそっとなぞらせる。
愛撫も挿入されていないのにも関わらず、そこは既にどろりとした液体で満ちていた。
洗体のうちにオイルが付いたのかもしれないが、そこを擦る度に、肩を僅かに震わせて小さく鳴いていることから、彼女自身の蜜も含まれているのかもしれない。
「しばらくして…わたくしは…焦れったさに耐えられず…そのまま中指を一気…に…ふあぁ!」
スピカの膝が急に崩れる。
彼女の言葉通りアキの指が根元まで埋められ、力が抜けたようだ。
体勢を保つよう必死にアキの腕にしがみつくが、オイルのせいで上手く掴めない。それでも尚スピカはもがくように腕に抱きつき、膝立ちでなんとか持ちこらえた。
中ではセレネのとはまた違う感触のヒダが、アキの指をきゅうと締める。締まりはきついが、まだ動かすのに余裕のある具合だ。
その指を少しの間膣内を往復させた後に、第2関節まで抜いた位置で、無意識に指が中で曲げられた。
「きゅうん!」
彼女にも感度の一際高い窪みがあった。そこに触れたことで、スピカが仔犬のような声を上げながらのけ反る。
ここが弱いのは二人の間では共通のようだ。
「よく…お分かりですね…あぁん…っ!指で…中を少しかき回した後に…んくぅっ!そこで指を曲げ…てぇ…っ!んあっ!ああぁ!」
スピカの独白が終わらない内に、アキの指がそこを引っ掻くように動きだす。
指先が天井を擦る度に、スピカは苦しそうに身を捩らせ、絡めるアキの腕を、折れそうなほどに強く締める。
普段のように息ができないのか、口を大きく開いて舌も出し、肩の力も用いて懸命に呼吸している。
呼気と共に耳元で吐き出される嬌声を、不思議と五月蝿く感じられず、むしろ音楽のようにアキの耳を楽しませた。
「あぅっ!んっ…んんんっ!…ひうぅっ!あっ!あぁぅっ!くぅ…うぅん!」
「んはぁ…!…アキ様ぁ…んくっ…!そこ…そこよりも…わたくしがぁ…んっ!わたくしが感じる…場所…知りたい…ですか…?」
少しばかりふくよかな腹から絞り出した声で、スピカの要望がこぼれだした。
それを聞くために、アキは一度指を止めて、耳を澄ます。今のスピカの声は、そうでもしないと聞き取れないほどか細いからだ。
「天井を…なぞる…よう…もっと深くまで指を…んふ…!」
彼女の進言を聞き入れ、今度は膣壁を探るように指を深くまで進めていく。
窪みを越えた先を目指し、また根元まで指が埋まる。
「そこで…背中側の…こり…こりっとした所を…わたくしは…!!!」
スピカに従って辺りを探ると、確かに硬めの感触を持つものに触れることができる。
ここが、スピカが絶頂まで慰めていた部分なのだろう。
「かはっ…ぁああああ!!」
そこを圧迫するように指を曲げると、スピカの背がより強く反り、アキの指と腕をさらに締め上げる。
これが何かは分からないが、性感帯であること、それもあの窪み以上にスピカが感じる部位であるのは間違いないだろう。
「くぁあっ!あっ!ぁおぉっ!おっ!おぉんっ!んぉおっ!」
そこをこねるように愛でるだけで嬌声が大きくなり、小さくなった瞳孔が悶えながら虚ろを見る。
腕も足もガクガクと震えて力が出せない。
膝立ちの状態でもアキの支えがないと倒れてしまう勢いだ。
あの夜でも見られなかったスピカの姿は、アキの心を煽るには大き過ぎた。気がつけばアキの方から人差し指を追加し、指二本でスピカの急所を休みなく攻めていた。
すると、スピカがどうなるかは想像に難くない。
「あぎっ!ひいっ!ぎぃ…ぐ…ひぐっ!ひぁ!ぁあっ!アキ…さ…まぁ!!ぉおぉああぁああぁぁぁっ!!!」
軋むような痙攣の後、淫裂から蜜を激しく噴きながら、ついにアキの腕からほどけてべちゃりと倒れた。
甘いオイルに混じって酸味のある淫靡な匂いが鼻を刺す。
ようやく抜いた指を濡らしているのは、もはやオイルなのか蜜なのか判別ができない。
くしゃくしゃになった顔で、スピカが何かを呟いているように見えた。
名前のようだが、聞き取れない。
アキの名を呟くには、長いような気もしたが、アキにはどうでもよかった。
この乱れた少女を、今すぐ抱きたい。
思考の中にあるのは、その衝動だけだった。
まだスピカの息が整っていないうちに、仰向けにさせて脚を開く。体位を変えられて嫌がるどころか、妖艶に笑いながら陰唇を指で開いて答えた。
「…申し訳…ありせん…わたくし…腰が抜けてしまったようです…。本来ならば…わたくしの方からご奉仕するべき…ですのに…。どうぞ…お入り下さい…その猛々しく反り勃つものを…この淫らな女中めのおまんこの中に収め下さいませ…!」
もう、セレネの忠告など、今聞こえたところで聞く耳も持たなかった。
勢いのままスピカに覆い被さり、肉棒を淫裂に埋める。肉の抵抗を越えて、スピカの最奥にあっさり届いたのは、あの液体のおかげだろう。
乳房や態度は大人びた様子でも、体は外見年齢相応のようだ。未発達な内部がアキを受け入れようと、懸命に蠢いているのが分かった。
「くっ…ひぃいいっ…!アキ様の…おちんちん…!くふぅっ…!ようやく…わたくしめの…中に…!触れるよりも熱くて…んはぁ…溶けて…しまいそう…!」
根元まで収まったとき、お互いの顔が目の前にあったので、濡れた手を頭に添えて唇を重ねる。
そのまま互いに舌を絡め、吸い、涎を交換し合う。相愛な接吻自体、スピカとは初めてだ。
改めてキスとは気持ちいいものか、アキは悦びの中で微かな感動を覚えた。
スピカと手を握り合い、舌を絡めながらアキの腰が動く。
熱い吐息と喘ぎ声を漏らしながら、熱を持った体を震わせて答えてくれる。
触れている部分が全て心地よくて、アキの腰使いが早くなっていく。
「んちゅ…ぷふぁっ!あっ!あっ!あっ!あうっ!あぁっ!あんっ!あんっ!アキ様ぁ!わたくし…アキ様と繋がっているぅ!女として…アキ様を受け入れ…ぁはぁんっ!」
「スピカさん…!気持ちいいですか?僕、スピカさんを気持ちよくできてますか!?」
「はいぃ!気持ちいい…!気持ちよくて…このまま死んでしまっても悔いは…うあぁん!!」
快楽による法悦の中で、感極まったスピカの目尻から涙が溢れだした。アキと一つになることが、彼女にとって念願だったのだろう。
涙を流して喘ぐスピカを愛らしく思えたアキの舌が、一筋の涙を舐めとって、ようやくアキの顔が離れた。
そして、腰を突く度に大きく揺れ動く乳房に手が伸びる。
計れば3桁cmはありそうなそれは、ほんの少し指先に力を加えただけで容易く形を変えるほど繊細で、柔軟な胸だ。
おまけに、その刺激にもスピカは鋭敏に反応してくれる。
特に乳首を舌で撫でられた時の反応は、あの窪みを触れた時以上だった。
「あうぅ!そっ、そんなぁっ!あぁう!おっぱい舐められながら…おまんこ激しく突かれたらぁ!まっ…待っでぇ!ぐるぅう!狂いそぅになりまひゅぅ!んぉおああ!」
彼女の言う通り、胸と膣を同時に責めただけで、スピカの声がたちまち濁りだし、白目を剥いて視線が泳ぐ。
言葉使いすら普段よりも荒く、汚くなっていた。
これ以上スピカを苛めれば、人格の崩壊が心配されるほどだが、アキの限界がすぐそこまで迫っていたのが救いだった。
足掻きのようにスピカの下半身だけを起こし、組み敷くような態勢になった。
「へ…?ひぎゅうっ!!」
体重をかけるだけで、さらに奥まで到達する姿勢だ。そのまま今までより激しい腰使いで、スピカの子宮を容赦なく責める。
体位を少し変えるだけで、膣内はまた異なるパターンで動き、亀頭に触れる壁の感覚も違ってきた。
女体とは、なんとも不思議なものか。
「んおぉぉお!あっ!当たってりゅ!おっ!おまんこの奥ぅっ!赤ひゃんできるとこ当たってまひゅぅう!ぎひぃ!」
やかましくいななくスピカの上で出入りを繰り返すアキの肛門に力が入った。堪えてきた射精感が、もう限界に達していたのだ。
「スピカさん…そろそろ出ますよ!どうして欲しいですか!?」
腰を止めないまま、叫ぶように聞く。
「んおぁあ!たねっ…種付けして下さひぃ!わたくひのぉ!いちばん深いとこにぃ!中に出してぇ!なかだひ!なかだひしてくだひゃいぃ!!」
よく言えましたといわんばかりに、アキが強く大振りに腰を振り下ろす。
もうオイルや汗、蜜の匂いなど感じなかった。
アキもスピカも、全ての神経を性器に集中させ、絶頂の準備に備えている。
そのまま10回ほど往復した頃か、その時はついに訪れた
「スピカさ…出るっ…もう出るっ!中に出しますよ!!」
「わたくひも…ひぃ!アキひゃま!アキひゃま!アキひゃま!あきひゃまぁ!!あ…き…っ!はぁああああぁああああん!!!」
体を抱き合って密着させたまま、スピカの頼まれた通りにアキの亀頭がスピカの子宮と濃密なキスを交わしたところで、アキは滾る欲望をぶちまけた。
文字通りの子宮への直接注入に、スピカのこの上ない悦びが浴室にこだまする。
幼い二人の顔が、絶頂の快楽で溶けるように崩れる。
あまりの強烈な悦楽は、アキの打ち止めを永く、永く引き延ばした。
「あぁ…!あきひゃまのしぇーえきがわたくひの奥にぃ…!たくひゃん…どくどく…飲みきれないほどれてぇ…!」
射精が終わる、永遠にも感じられた時間を、二人は抱擁と接吻を交わしながら過ごした。
射精感がようやく収まったときには、スピカは魂を抜かれたようにガクりと脱力し、幸せそうな譫言を繰り返している。
「あ………さまぁ…わた…し…しあわせ…です…」
「…僕も…しあわせ…」
互いの意識が回復するまで、重なって過ごした。
汗と血を流すはずが、血は洗い流すことができれど、オイルと汗、そして蜜まみれになってしまったという本末転倒な結果になったこと。
なによりセレネに念を押されたことを一晩で破ってしまったことは、アキは気にしていない。
今はただ、この心地よさの余韻に浸るだけだった
* * *
「汗…またかいてしまいましたね。」
「…スピカさんが、あんな挑発するからですよ。」
「ふふっ。これは失礼しました。」
疲れもある程度は抜けたところで、二人は共にシャワーを浴びた。
降りかかる飛沫の中で、スピカが嬉しそうに微笑んでいる。
能面のような顔や、蕩けたような顔しか見せなかったスピカが見せた、初めての笑顔。
本人自体も、笑い方を思い出した様子で、少しだけ戸惑いを見せてくれた。
「…かわいい。」
「かわいい…?わたくしが、ですか?」
「スピカさん以外に、誰がいるんですか。」
「いえ…わたくしは、自惚れかと思いました。」
スピカの言葉で、二人は揃ってアハハと笑う。
冗談を言われて笑い合うのも、スピカとでは初めてだ。
今夜だけで、色々な初めてを経験した気がする。
二人の目が合い、シャワーにうたれながら、何度目かも覚えていないキスをする。
先ほどとは違い互いの口内を隅々までゆっくり味わうような、優しいキスだ。
唇を重ね、舌を絡めあう内に、自然と二人の手が腰にまわる。
冷めつつある火照りを触れ合って確かめるように、二人は互いの体をまさぐり合った。
「んむぅ…ちゅくっ…ふぅっ…スピカさん、まだ少し熱いですね。」
「むちゅっ…ちぅ…んぷぅ…大事なことを伝え忘れておりましたことを、ここでお詫びします。実はあの香油、身体を洗うことにも適しておりましたが…使用した者を興奮させ、感度を高める効能もございます。」
「…なんで、それを今言うんですか?」
「今のアキ様なら、お許しいただけると思いまして…」
「…スピカさん、それを聞いて、なおさらお仕置きしたくなったんですが…」
「…喜んで。」
この後、二人が浴室から出たのは数時間後。
アキが3回ほど膣内で射精するまで、スピカの意識が完全にどこかへ飛ぶまで、情交は続いたのだった。