※この作品はR-18です。

催淫の誘い   作:metallic


原作:神羅万象チョコ
タグ:R-18 ガールズラブ 神羅万象 ゼクスファクター
鳳凰学園に静かに忍び寄る魔性の手。
人間でも、竜人でも、翼人でも、獣人でも、機人でも、魔人でも、魂獣でもない。
その魔性の名は―――

淫魔、サキュバス

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色々と修正前の奴を一纏めにしました。
流石に二年前のですので、読みづらい部分が多々あるかもしれませんがご了承下さいませ。


催淫の誘い

 

 最近、学園の周辺でキナ臭い動きがあると言う報告が生徒会に上がった。

 内容こそ判然とせず、被害者らしい被害者がいないという不可解な点。

 初めの内こそ論議にすらならなかったけれど、似た様な案件が続けば気になりもする。

 カナトは教師サイド、そして納得は行かないけれども天ヶ原とも連携を取った方が良いとも言っていた。

 それはきっと正しい事なのだろう、と私自身思っている。

 生徒会だけで動くとなれば、パートナーの魂獣も合わせて総勢一〇名。

 少数精鋭と言えば聞こえはいいかもしれないけれど、相手が多勢であったら無勢にも程がある。

 けれども、時間がかかる。

 教師陣の方々もそれぞれやるべき事があるし、天ヶ原にも依頼が次々と舞い込んで来ている。

 今回の件をあまり悠長に見ていてはいけないという勘のようなものがあった。

 だからカナトに頼み込み、危険な事はしないと約束をした上で単独に調査を始めた。

 その時の困ったような笑み、けれども仕方がないなぁ、と零しながら認めてくれた彼に感謝する。

 

 調査を始めてから二日目、早くも尻尾を掴んだ。

 聞き込みだけではどうにもならず、何かが起きているという場所に向かうと一人の女学生が現れた。

 学園内の一角にある広場で、少し離れた場所には林がある。

 建物の陰に隠れながら現れた女学生を観察してみれば、どうにも様子がおかしい事に気付く。

 ふらふら、と夢遊病の様に力の無い足取りで茫洋とした眼差しはどこを向いているのかわからない。

 頬は赤らみ、太股をすり合わせる様に拙い歩き方。

 最初こそ体調が悪いのか、と思ったりもしたけれども同じ女として彼女の状態はそう遅くなく気付いた。

 

 「発情、している……?」

 

 言葉にしてみてそれが一番納得がいく答えだ。

 人間や機人を除いて竜人や翼人、獣人に魔人、魂獣は先天的に備えている魔力が非常に高い。

 それに加えて種族的な理由で、不定期ながら二次性徴を迎えると発情期が訪れる。

 自分も経験がある以上、あの女学生の今の状態は非常に酷似している。

 

 発情期に於いては学園を休む事も可能だ。

 フェロモンの放出が高くなり、異性を無用に引き付けてしまう危険性もあるから。

 とまあ、色々思考を巡らせてみたけれども、違和感は拭えない。

 あの少女が種族性の発情なら何も問題はないけれど、場所が場所なのだ。

 今は放課後で、人の往来も少なくはないこの場所で、まるで誰かを待っているように佇んでいる。

 その観察を続ける事五分弱、明確な意思を持って彼女に近付いていく一人の男子学生がゆっくりと歩いて来る。

 

 「あれは……」

 

 見覚えが無い。

 全学年の学生を覚えている、などと驕るつもりはないけれど、彼には心当たりがない。

 麒麟組の制服を着た魔人ともなれば覚えているだろうけれども、見た事が無い。

 不法侵入者か、と思わず身体が動きそうになるのを堪える。

 単独で動いている――それはパートナーの香具耶も一緒ではないという事なのだから。

 それに深追いはしないとカナトとも約束をしている。

 ミイラ取りがミイラになってしまっては意味がないのだから。

 

 「……捕まえるのは早計ね。でも少し、探ってみるべきかしら」

 

 ほんの少しだけ、欲が出た。

 せめて確実とも言える状況さえ確認さえ出来れば、次は大人数で押さえる事が出来る。

 絶妙な距離感を確保しつつ、林の茂みの中に入っていく二人を尾行する。

 

 程無くして始まる卑猥な情事の音が静寂の茂みに響く。

 熱くなる顔を無視しながら木の影に身体を隠して、二人を盗み見る。

 表情が薄かった女学生は水を得た魚の様に喜色と快楽に顔を緩ませて、悶え喘いでいる。

 太い木の幹に手を突き、後ろから獣の様に男の肉棒を咥え込む姿は同性の私から見ても思わず息を呑む激しさ。

 ゴクリ、と無意識に生唾を嚥下する。

 すごい、と声を出しそうになるのを堪えて、視線を二人に戻すとそれから目を離せない。

 

 心臓の鼓動が妙に早く聞こえ、緊張感と他者の情事を盗み見ているという背徳感が熱を与えて来る。

 じんわりと下着やシャツに汗が滲んでいく感触を確かに感じ取る。

 これは仕事、と言い聞かせても私の中にある興味という感情は拭い切れない。

 どれだけ規律を重んじ、それを先んじる立場であっても私だって年頃の女子。

 目の前で行われている事にだって興味はあるし、立場上難しいけれどそういう相手だって欲しい。

 

 「っと、ダメよダメ、思考が逸れてる」

 

 口に出して好からぬ方へと傾きかけた思考を強制する。

 グチュグチュ、と淫靡な粘着音と肌と肌がぶつかり合う音。

 意識を彼等の行動に集中させればさせる程、二人が生み出す光景が鮮明に記憶に焼き付く。

 両腕で身体を抱き締めながら、感化されたように熱を帯びて疼きを訴える事実を無視する。

 深呼吸。

 二人から視線を外して、大きく息を吸い、吐き出す。

 それを何度か繰り返し、収まりを見せかけた熱と冷静さを取り戻してきた思考。

 何か動きが無いかと再び覗き込むように二人へと顔を向けた。

 

 「ふふっ、すごいでしょう、あの二人」

 「!?」

 

 ゾクゾク、と鳥肌が全身に泡立ち、神経を擽るような甘い声が吐息と共に耳に投げかけられる。

 声を出すのを必死に堪えるも、驚愕に跳ねる身体は抑え切れなかった。

 二人に気付かれないようにするだけで精いっぱいで、私の身体は尻餅を付くように勝手に地面にへたれこむ。

 

 本来あるべき姿は、声がした瞬間に神具で迎撃をするべきだった。

 掛けられた声に滲む隠す事の出来ない無邪気な悪意。

 でも、私の身体はそれよりも耳を通して頭の中にまで一気に入り込んで来た甘い痺れに耐えられなかった。

 なに、これ。

 呟きは心の中で呆然と紡がれて、火照る顔を上に向けて『それ』はいた。

 

 「そろそろ誰か勘付く人がいると思ったのだけれど、思わぬ大物が釣れたわねェ」

 

 口許に手を添えて艶然と微笑む女。

 魔人か、と見紛う翼や尾に角。

 けれどもそれ以上に露出過多と声を大にして言えるくらいの局部と胸を隠しているだけの布地。

 同じ女の私でさえ、見惚れて声すらも上げられない。

 綺麗、可愛い、凡ゆる相手を称える言葉が当て嵌まって、その言葉の枠に収まらない。

 魅了されたように目の前で微かに浮遊する女は愉快とばかりに笑いながら私に近付いて来る。

 

 「私が誰……いえ、なんなのか知りたそうな顔をしてるわよ、荊姫ちゃん」

 「っ! そ、そう……ね」

 

 辛うじて返せた言葉は自分でも驚くくらいか細かった。

 目の前、身体を密着させんばかりに近付けて再び耳元で囁き掛けられる事に抵抗が出来ない。

 彼女の声が頭の中に響く度に、全身が羽毛や筆で弄られ、愛撫されてるようなむず痒さが広がる。

 

 「良いわァ、おしえて……あ・げ・る♡」

 「ひゃぃっ!?」

 

 しなだれかかって来た女の豊満な乳房が制服越しに私の胸と重なり合って形を変える。

 服を通しているのに柔らかいと感じてしまうけれど、それ以上に――

 それ以上に、甘い囁きと一緒に伸びた舌が耳を舐められて、はしたない声が私の口から漏れる。

 頭の先から足のつま先まで、一気に甘くて蕩けそうな快感が走り抜けて、全身から力が抜ける。

 

 「私はね、淫魔って言うの」

 

 駄目だ、これ以上彼女の言葉を聞いてはいけないと心が訴える。

 本能がこれ以上、この女の声を聴いてしまえば囚われてしまうと叫ぶ。

 けれども弛緩した私の身体は耳を塞ぐ事さえも許さない。

 

 「魂獣とも、貴方達みたいな五大種族とも違う……願望から生まれた闇」

 

 耳元で紡がれていく声が頭の中に染み込んで来る。

 普段なら神経を逆撫でる甘ったるい猫撫で声が心地良くさえ感じる。

 

 「誰もが抱える色欲が形付いた、その為だけの存在」

 

 伸ばされた舌が耳を舐め、開かれた唇が耳朶を柔らかく挟む。

 ピリピリと総毛立つ肌。太腿に添えられ、ツーと内股へと滑らせるように近付く女の指。

 

 「ひっ……ぁっ」

 「魅了して、堕落させて、只々繁栄の本能に隠された欲を掻き立てる」

 

 吸い込まれるような瑠璃色の瞳から目を離せない。

 頭の中に靄が掛かったように茫洋と意識が微睡んでくる。

 夢の中に入ってしまったかのような浮遊感が身を包んで、女に触れられた場所が熱い。

 留まっていると拙い、逃げないといけない。

 理解はしているのに、私の身体は言う事を聞いてくれない。

 

 「私に触れられた所、熱いでしょう……敏感になっているでしょう?」

 

 優しさの中に隠されている嘲弄の色を感じ取る。

 抵抗出来ずにされるがままの私を弄ぶ事に対する愉悦。

 漏れ出そうになる艶っぽい声。

 我慢しようと唇を固く結ぶ私の行為は淫魔と名乗る女からすれば細やかなのかもしれない。

 

 「これが素肌だったのなら、と思わないかしら」

 「っ……ぁっ」

 

 スカートを捲り上げられる。

 股間へと伸びていく手を止めもせず、淫魔が漂わせる甘い香りが抵抗の意思を奪う。

 押し退けようとしていた手は地面に手先を向けて力なく垂れ、舐められた首筋から快感が染み込む。

 服らしい服を着ていない淫魔の豊満な胸が、上下に動く身体に合わさって私の胸を刺激して来る。

 

 「こんな簡単に魅了が効くとは思わなかったけれど、ふふ……溜まっていたの?」

 「ちが、ひゃあっ!?」

 

 少しばかり離れていく淫魔の残り香が頭の中から足先まで浸透していく。

 その余韻は心地良く、快感を求める疼きは全身に広がっている。

 そんな中でストッキングやパンツを挟んでいるとは言え、秘所を擦る指。

 与えられた突然の快感に、結んでいた唇は簡単に緩んで、自分でも信じられない甘い喘ぎが漏れる。

 羞恥心で熱くなる頬を自覚するよりも早く、アソコを押し込む淫魔の指が上下に擦れる。

 更にもう片方の手は制服の隙間を掻い潜って、シャツとブラジャー越しに胸を揉まれる。

 

 「ひぁっ、あっ、んんっ!」

 「二人のエッチを見て興奮していたんでしょう? 湿っているわよ、アナタのおまんこ」

 「ッ……んぁっ!」

 

 直接的な卑猥な言葉による指摘に、ビクンと身体が勝手に悦び跳ねる。

 

 「それに、おっぱいもあったかいわァ、乳首もビンビン♡」

 「うるっ、さ……ひぅっ!」

 

 羞恥心を煽るわざとらしい指摘に反論をしようとしたけれど、

 指を胸に沈ませながら、乳首を摘ままれて快感の前に私の口は嬌声を上げる。

 割れ目に沿って浅く沈んで愛撫して来る淫魔の指が齎す刺激が官能に正常な思考を揺さぶる。

 もっとして欲しい、もっと気持ち良くなりたいと思い始めて来てさえいる。

 

 「身動き出来ない女の子を弄ぶのって楽しいわァ。特にアナタみたいな娘は特に」

 「だっ、め……んぅっ、そこ、くちゅくちゅしない、で……っ!」

 「ふふっ、だってアナタのおまんこ、いやらしい涎が次々と溢れて来ているからよ?」

 

 パンツを濡らして染み込む粘液は間違いなく私自身が漏らしているもの。

 淫魔が与えて来る快感に反応をしたアソコから次々と溢れて来ている。

 少しだけ彼女が指を動かすだけで粘々とパンツの上から動かされる指に汁が絡み付いて音が鳴る。

 グチュグチュとアソコから奏でられる淫靡な音が高まり続ける興奮をより強くしていく。

 

 「ストッキングにもまん汁が沁み込んじゃってる、元から敏感でお汁が多めなの?」

 「そんなのっ、しらなっ、くぁっ!」

 

 次々と指摘される自分の淫猥さは事実かどうかさえどうでも良い。

 この状況で、そのように口に出される事が私にとってどんな影響を与えるのか。

 日頃から敢えて卑俗な事は避けて来たから免疫は薄く、それでも興味はあった。

 心の中に留めて来た興味と好奇心を無理矢理こじ開けられて快感を引き出されるような錯覚。

 いや、違う。

 快感は確かにあって、彼女が口にする卑猥な言葉に私の身体は反応している。

 悦んでいる。

 

 「こんなにグチュグチュじゃあ大変ねェ……ふふっ」

 

 抵抗する気さえ起きず、されるがままにストッキングとパンツを膝下まで下ろされる。

 ニチャア、といやらしい粘着音を上げてアソコから白い粘液の糸を引かせて離れていくパンツ。

 地面に生える雑草のひんやりとした感触がお尻に伝わってくるけど、恥ずかしさで顔が熱い。

 キチンと脱がされず、腰が抜けているからまるで拘束をされてるように足を動かせない。

 制服のチャックを下ろされ、太股を持ち上げられ、露わになる私の秘所に彼女の指の腹が添えられる。

 

 「ひゃあっ!」

 「メスの香りが漂っている……いやらしいおまんこね。こんなに涎を垂らしちゃって」

 

 少しだけ沈み込み、掬い上げる様に指が肉襞を擦る。

 ビクンッ、と勝手に腰が跳ねて、自分の声とは思えない甲高い声が漏れる。

 熱く熟したアソコから与えられる気持ち良さを、心さえも受け入れ始めている。

 

 「ほら、少し指を入れただけで糸が引いちゃうくらいビチョビチョよ」

 「そんなの、見せなくて良いわよ……!」

 

 目の前で彼女の指に付いた私のアソコから漏れ出た白濁した液体をピチャピチャと弄ばれる。

 さっき指摘されたメスの香り、とでも言うのだろうか。

 間近にある彼女の指――私の愛液から広がる匂いがお腹の奥にある子宮をキュンキュンと疼かせる。

 

 「あの子も……」

 「んぅ? なにかしら?」

 「あの子も、こんな風にアナタに発情をさせられたから、ああいう風になったのね」

 

 疑念を問い掛けるのではなく、敢えて断定をして言う。

 余裕さえ感じられる風に淫魔はクスクスと笑って、愛液の付いた指で私の顎を持ち上げる。

 その視線が腹立たしくて、同時にただ睨みつける事しか出来ない自分が悔しい。

 何よりも――そうでもして意識を逸らさないと、どうにかなりそうなくらいにアソコが疼いている。

 

 「正解♡ 私の魅了は、同時に身体の奥底に眠ってる性衝動を活発化させるの。

  わかりやすく言うと、荊姫ちゃんの言うとおり、発情させちゃうの」

 

 顎に添えられた手をツーッと下げて、シャツとブラジャーを捲り上げられる。

 

 「綺麗で可愛らしいピンク色の乳首……クスッ、ビンビンに勃起してるわァ」

 「あなたのせ、んんぁっ! あっ、ひぁっ!」

 「おっぱいも大きい割に感度も高くて――でも、自慰の経験すら多くない」

 

 両手で胸を揉みしだかれながら乳首を指先で摘ままれた。

 電流のような快感が胸の奥で弾けて、勃っている乳首を捏ね繰り回されて、快感に身悶える。

 気持ち良い、気持ち良い。

 もっと、もっと強い快感……敏感な場所を弄って欲しいという衝動が頭の中を駆け巡る。

 それを必死に抑え込みながら、喘ぎを漏らしつつ反抗の意思を示す。

 

 「発情させたから、んひゃあっ!? で、でしょ!」

 「そうねェ。でも、ここまで感じちゃう娘は初めて。

  下着の上から弄っただけでおまんこはトロトロに蕩けて、おっぱいもこんなに敏感で」

 「ああっ! なにがいいたっ、ひゃうっ!? ちょっ、だめ、二カ所同時は、ああっ!?」

 

 ピリピリとした快楽の電流が一気に強まって全身を駆け巡る。

 両手から片手に変わった胸への愛撫は激しさを増して、離れた片手は私のアソコへと。

 グチュッ、と指先で広げられた割れ目から自分でもわかるくらい膣内(なか)からドロリと粘液が零れるのがわかるくらい大量に汁が溢れる。

 一気に二本の指がアソコに挿れられ、肉襞を擦られながら激しく挿抜される。

 

 「私が言いたいのはァ、つまりィ、荊姫ちゃんは元から淫乱の素質があったってこと♡」

 「そんっ、ひぁっ、ちがっ、わた、しぃんっ! 淫乱、なんかじゃっ、なっ、ひゃあっ、んひゃっ!」

 「説得力がないわァ、中出しされたみたいに本気汁をいっぱいおまんこから溢れさせてェ。

  乳首もこんなにいやらしく尖らせちゃってェ。

  聞こえるでしょォ? グチュグチュってすっごいえっちな音が♡」

 

 駄目なのに、次から次へと今まで感じた事の無い快感が全身を貫いていく。

 アソコ――おまんこから、おっぱいから、オナニーでは感じた事の無い気持ち良さが頭の中を埋め尽くしていく。

 身体を捩らせて逃げようとすれば、咥え込んだ指を私のおまんこは離そうとしない。

 私の意思と、私の身体が相反して、深々と第二関節まで挿入された指先が肉襞を擦――

 

 「ひゃっ!? ひっ、ああっ、んひっ、あああああっ!」

 「あら……イっちゃったのね。すっごい潮吹き♡」

 

 プシャアッ、と腰が浮いて激しい音を立ててまるでおしっこをするようにおまんこから愛液が噴き出す。

 身体がガクガクと震えて、上手く閉じられない口元から涎がだらしなく垂れていく。

 さっき指先が擦ったおまんこから爆発した淫悦の快感が私の思考を淫らに蕩けさせる。

 経験した事の無い絶頂快楽に混乱する意識を埋め尽くして、理性が弾ける。

 

 「らっ、らにっ、それっ!? しら、わら、しら……んひぃっ!?」

 「Gスポットみーつけた♡」

 

 それでも淫魔は私を責める手を休ませず、むしろさっきの場所を執拗に擦ってく。

 余りの気持ち良さに口を動かす力も抜けて呂律が回らなくなる。

 

 「ひゃっ、ひゃめっ、おかしくなっちゃ! わたひっ、おかひくっ!」

 「なっていいのよォ、気持ち良さで頭の中いっぱいにして、ボーっとして、ぜーんぶからっぽ♡」

 

 だめ、だめ、こんなの知らない。私知らない。

 こんな凄いイき方も、頭の中がトロトロになってエッチなことしか考えられない。

 気持ち良い、怖いのにもっとして欲しいって身体が勝手に動く。

 いつのまにか完全に脱がされて、片足に掛かっているストッキングとパンツが地面に落ちる。

 強請るように腰を浮かせておまんこを弄り易いようにして、大きく足を開く。

 恥ずかしいけど、それ以上に身体が快感を求めている。

 

 「身体も素直、心も……もう少し、かしら?」

 「んんひゃああっ!? それ、それすごっ、んぁあああっ!」

 

 おまんこに挿れられた指が三本に増え、残りの指がクリトリスを捏ねる。

 もう片方の手はおっぱいを揉みながら器用に乳首を摘まんで捏ね繰り回してくる。

 顔を仰け反らせて甘く熱っぽい悲鳴を上げながら、おまんこから噴水のように愛液を溢れさせる。

 淫魔はそれを浴びて恍惚しながら、顔を近づけてくる。

 

 「トドメ、さしてあげちゃうわ♡」

 「んひっ! ひゃに……? ぇ、あ……んむぅっ、ぢゅっ……!?」

 

 おまんこと乳首を弄る手は止めず、重なり合う私の唇と淫魔の唇。

 ジュルッ、と口の中に溜まった涎が吸われて、彼女の涎が舌と共に私の中に入り込んで来る。

 

 「んぢゅっ、んひゅっ……れぉ、ちゅぱっ」

 「やっ、んぇ……ぢゅるっ……んんっ!」

 

 火傷しそうなくらいに熱い舌が私の舌を絡め取って、歯茎や内頬を愛撫する。

 混じり合った私の涎と淫魔の涎を零れていくけど、かなりの量が次々と口の中に溜まって来る。

 

 「んんっ、んくっ、ぢゅっ、えろっ、んぢゅぅっ……ふっ、ぢゅっ♡」

 

 その涎を呑み込むたびに、喉が、頭が、子宮が、おっぱいが、乳首が、おまんこが。

 熱くて熱くて熱くて、疼いて、疼いて、気持ち良くなってくる。

 ボーっとしてきて、宙に浮いていた腕を淫魔の背中に回して、私に抱き寄せる。

 されるがままだった舌で嬲られるのを、仕返しとばかりに絡め取ろうとした。

 

 「んっ、ふふっ……れおぉっ、んぢゅるっ、ぴちゃ」

 「んふぅっ!? んぁっ、あっ、ぢゅぱっ、んぢゅぅっ!」

 

 けど直ぐに、舌も気持ち良くなって何も出来なくなる。

 頭も身体もふわふわして来て、身体が震え出す。

 気持ち良いのが全部、頭の中を埋め尽くして、私が私じゃないように思えてくる。

 

 「ぢゅっ……ふふっ、どこでイっちゃうのかしら?

  おっぱい? お口? おまんこ?」

 

 唇を離されてもなお、口の中に残る快感は消えずに強くなっていく。

 ずっとキスをされて、舌を嬲られている気がする。

 熱い、熱いの。

 おまんこも乳首も、頭の中も、全部、全部!

 

 「んああっ、ぜんぶっ、ぜんぶでイっちゃう!

  口の中も! おっぱいもおまんこもぉっ! ひゃああっ!」

 

 痺れる。頭も痺れて、全身が痺れる。

 腰を突き上げて、溢れ出す私のえっちなお汁。

 止まらない、淫魔の手の動き。

 

 「とけりゅっ! ぜんぶ気持ひよくれっ、とけるぅっ!

  あひっ、イっ、イク! すごいのが、くっ、ひっ、あっ、あああああひいいいっ!?」

 

 ブシャアッ、とおまんこからお汁が噴き出す。

 止まらない、全身を駆け巡る快感が止まらないのと同じで、おまんこのお汁が止まらない。

 

 「しゅごっ、とまりゃなっ、イくのとまらないぃっ!」

 

 涙も涎も全部零れて、溢れて来る。

 経験した事の無い絶頂感と幸福感が同時に襲って来て、私自身何を言ってるのかわからない。

 

 「もっ、もお! もおらめっ、とぶ! とんじゃうぅ!

  わらひ、とんで、とんでおかしくなっひゃ!」

 「イイノヨ、好きなだけ……おかしくなっちゃいなさい」

 

 仰け反った顔の正面にある淫魔のいやらしい顔。

 玩具を見るような愉悦の眼差しが酷く心地良い。

 静かに呟かれたその肯定の言葉がストン、と心の中に染み込んで、ボーっと意識がぼやける。

 黄色い瞳が少しだけ光ったと思ったら――彼女は、艶然と微笑んだ。

 

 「これであなたは私のもの。

  淫魔であるこの私――サキュバスのもの。

  さあ――私と一緒に、いっぱいオトモダチを作って行きましょう……♡」

 

 その囁きに私は、はいとも、いいえとも答える事が出来ず、意識を薄らげていく。

 抗う事さえも躊躇いを覚える蠱惑的な誘惑。

 全身を包み込んで逃そうとしない猥雑な香りは、脳裏に焼き付いて私を絡め捕らえた。

 淫靡な余韻に浸りながら、逃げられない事を悟った。

 

 

 ◇

 

 

 ゾクリ、と背筋を震わせる肌寒さに目が覚めた。

 

 「ッ……あれ……わた、し……?」

 

 既に夕焼けが差し込む時間帯、誰もいない雑木林の木に寄りかかって寝ている自分。

 思わず首を傾げる。

 

 「え、なんで私……こんな所に?」

 

 言葉にしても答えは誰からも返ってこないし、自分の記憶から掘り起こす事も出来ない。

 調査の為に広場で待機をしていて、その後怪しい女子学生が来たから彼女の後を尾行けて――

 

 「尾行けて……その後、どうしたんだったかしら……」

 

 ごっそりと、頭の中から女学生は尾行し始めてから今こうして起きるまでの記憶が抜け落ちている。

 なんだかとても幸せな事があったような気がしたけれど、肝心の内容がまるで思い出せない。

 

 「……何かをされた? でも、誰に……?」

 

 尾行した女学生に途中で気付かれて何かされたのかしら。

 そんな疑念が思い浮かぶけれども、別に衣服は乱れていない。

 少しばかり湿っぽく感じるし、なんだか妙に変な気分になる匂いがするけれども、別におかしい事はない。

 地面に手を付いて立ち上がろうとして、芝生が少し濡れている。

 

 「雨、だったら流石に気付くはず」

 

 拭い切れない違和感があるのだけれど、それが自分の中で明確に答えを出せない。

 けれどもずっとここに居るわけにはいかないし、時間も時間。

 本当なら今日の内にカナトへと連絡を済ませておきたかったけれど、それは明日に済ませる事にする。

 

 「帰りましょう、か」

 

 歩み出して気付く、身体の内側にある火照り。

 ゾクゾクと背筋を震わせるそれは嫌悪感と真逆の感じがして、内股が自然とモジモジする。

 

 「な、何やってるの、私」

 

 周りに人の目が無かったことが幸いをしたけれど、妙な動きは人目を引く。

 全身が変に敏感な気がするけれども、我慢をして帰路に就く足を速めた。

 ――この時私は、自分の内股から滴る粘着く白い液汁に気付く事は無かった。

 そして身体をじわじわと熱くさせている堪える事さえも耐え難い情動の正体にも。

 

 

 ◇

 

 

 朝、ベッドの中で目覚めて初めに感じたのは胸や股間を疼かせる熱。

 夢の内容すら思い出せないけれども、如何わしい夢を見た後に目覚めた時、私は偶にこういった事態に陥る。

 もっぱら発情期の時に欲求不満で起こる事だけれども、その周期はまだ先のはず。

 少し火照る顔を手で仰いで冷ましながら大きく深呼吸をして心と身体を落ち着かせる。

 

 「今、何時かしら?」

 

 呼吸が落ち着き始めると、身体の疼きも少しずつ緩まっていく。

 カーテンの隙間から差し込む光。

 手元にある時計には短針が六の数字を差していて、普段通りの時間だった。

 漂ってくる香りは食欲を誘って、そう言えば今日の朝食当番は香具耶だったと思い出す。

 まだ少し早いけれど、昨日の報告をしなければならないから丁度いいかもしれない。

 

 「結局収穫は何もなかったけれど」

 

 というよりも、気付けば寝ていましたとかどう説明すればいいのかしら。

 カナトだから怒られる事はない、だろうけども……

 無理が祟っているとか言われて調査を中止させられる可能性が高い。

 

 「まだ何も掴んでいないのだもの。ここで引き下がる訳にはいかないわ」

 

 パジャマのボタンを外して、汗ばんだ下着を脱いでいく。

 ブラジャーを外して、箪笥に仕舞ってあったフリルが少しだけ付いたレース布の空色のブラジャー。

 あまり学園に来ていくのもどうかと思うけれど、フロント部分がリボンのもの。

 私が持っている下着の中でも数少ない、色気がある代物。

 なんでそれを着ようと思ったのかは自分でもわからないけれど、誰に見せる訳でも無し。

 特に気にしないまま、ブラジャーに合わせたパンツを取り出して、片足を上げて穿いているパンツを脱ぐ。

 ブラジャーと同じで、少し汗ばんでいる――だけじゃなかった。

 

 「んっ、え……私、どんな夢見ていたのよ」

 

 秘部と薄く繋がっている透明な糸が垂れ繋がって、クロッチの部分が少し粘着いている。

 起きた直後にあれだけ全身が〝そういった気分〟だったから、予想はしていたけれども。

 

 「んんっ、ふっ……んぅ」

 

 頬が熱くなるのを自覚しながらティッシュでまだ濡れている秘部を拭く。

 少しだけ強くティッシュを持った指を押し込むと、口からは勝手に嬌声が漏れそうになる。

 随分と敏感になっていると思いながら、少しだけ上下に揺すって粘液を拭き取っていく。

 

 「ま、まだ次から次へと……垂れてこないだけ、まし、ね」

 

 発情期の時は拭くだけで快感が全身を呑み込むのだから、それに比べればマシ。

 そう自分に言い聞かせて、ジンジンと疼く秘部から手を放して、新しいパンツを穿いた。

 愛液が沁み込んで粘着くティッシュをゴミ箱に捨て、ネットの中に下着を入れて洗濯機へと放り込む。

 学園の制服を着て、部屋を出ると朝食の香りが強くなる。

 

 「おはよう、香具耶」

 「あ、し、シヅカ。おはよー」

 「なにか手伝う事あるかしら?」

 「それじゃ、サラダと、受け皿、おねが、けふっ。お願いー」

 

 キッチンから返ってくる妙に上擦った声の香具耶を訝しみながら、頼まれた通りにする。

 二人の分のお皿を持って、手際よく調理を進めている香具耶に合わせる。

 もう随分と寮生活も長くて、このやり取りも慣れているから香具耶と言葉を交わさなくても大丈夫。

 差し出したお皿にスクランブルエッグが載せられ、トーストされた食パンが添えられる。

 

 「洗い物ぐらい手伝うわ」

 「う、うん。ありがと」

 

 ふんわり、と香具耶の横に立つと漂う甘い香り。

 香水か、それとも香具耶自身の香りなのかは定かではないけれども、不快じゃない。

 むしろこの香りは心地良くて、身体を薄らと浮遊感に包む幸福感を感じる。

 けれども――

 

 「香具耶、顔が赤いけれど大丈夫?」

 「ん、うん。熱があるとかじゃないから」

 「そう……無理はしないでね」

 

 わかってる、と返してくれた香具耶だけれども、仕種の一つ一つが普段と違う気がする。

 普段と変わりないのに、振り向く仕種とかが艶やかさを垣間見せている。

 ――それに触発をされたのかはわからないけれど、治まっていた身体の昂ぶりが起き上がって来る。

 ゾクゾク、と香具耶から感じる甘い香りが頭の中にまで浸透すると、背筋が震えそうになる。

 ビクリと鋭敏に反応する身体を何とか誤魔化しつつ、洗い物と食事を終えて登校準備に入った。

 

 

 ◇

 

 

 午前中の授業は何とかなった。

 けれども時間の経過と共に身体の芯からジワジワと蕩けそうな微熱が全身に拡がっていった。

 昼休みを挟み、午後の授業に差し掛かった頃、私の身体は些細な動きでも過敏に快感の反応をした。

 ブラジャーが乳首と擦れる度に漏れそうになる甘い声。

 周囲には気付かれないけれど、私だけが気付く小さな内股から聞こえる粘着音。

 隠さなければという意識と、学園内でこんな状態でいる事の背徳感がより私の中の興奮を高めた。

 授業の内容なんてまるで頭の中に入らない。

 中央の席と言う不都合もあって、手で敏感になっている場所を触る事も出来ない。

 そのまま身体の中で溜まり続ける淫らな情動に小さく悶えて、午後の授業が終わるのをひたすら待った。

 授業の終わりを告げる鐘が鳴り、号令をして疎らに散っていくクラスメート達の間を縫うように早歩きして抜ける。

 既にカナトには調査を続けると朝方強引に言ったので、放課後は昨日みたいに調査に専念出来る。

 けれど私の足は、問題の広場じゃなくて人気の少ない棟の女子トイレに向かっていた。

 

 「……はぁっ、はぁっ」

 

 口から漏れる声は荒くて、熱っぽい。

 もう学園内で不純な事はしてはならないという理性さえも吹き飛ばすくらいに身体が熱い。

 廊下を走らない程度の気遣いだけが残る。

 けれども足を動かす度に内股が擦れて生まれる快感が上半身にまで昇ってくる。

 擦れる乳首が熱くて、ブラジャーに絞められた胸がジンジンと疼く。

 全身が敏感になって、漸く目に見えて辿り着いたトイレに駆け込む。

 扉を閉めて鍵を掛けた瞬間に、人目も無くて制約が取り払われた事に足の力が抜けてへたりと座り込む。

 

 「ひゃうっ」

 

 ひんやりとしたタイルの感触が、濡れたパンツと相俟ってお尻に貼り付く。

 秘部から漏れ出た愛液がパンツに染み込んで、クロッチだけじゃなくてお尻の方にまで広がっていたみたい。

 恥ずかしさ、も確かにあるのだけれど、それ以上に私は溜まった熱を解放する事の方に意識が傾いていた。

 扉に背中を預け、立ちあがらないでそのまま便器を真正面に置いて、脚を開く。

 誰にも見られていないという安心から、大きく開脚して秘部のストッキングを破いた。

 

 「んぁ……すごい、こんなに濡れてる、のね……」

 

 ストッキングに付いたぬめりは糸を引いて私の指に絡み付いて来る。

 ニチュニチュ、といやらしい音が官能の意識を高め、倫理観を甘美な熱が溶かしていく。

 パンツの上から右手の指を這わせて、布に貼り付いて喰い込んでいる割れ目に沿って上下に動かす。

 

 「ふぁっ、んんっ、あっ」

 

 ずっと我慢をしていたから、こんな小さな愛撫だけでも全身がガクガクと快感に打ち震える。

 漏れ出る喘ぎは我慢なんて到底出来なくて、更なる刺激を求めて左手が上着のチャックを下ろす。

 殆どそれは無意識だったけれど、今の私には関係なかった。

 制服から零れるように現れるブラジャーに包まれたおっぱいを左手で包み込んで、揉みしだく。

 

 「んにゅぅっ! あっ、これ、おっぱい、すごい、きもち、いいっ!」

 

 荒く揉んでいるだけなのに、今までして来たオナニーよりも遥かに強い快感が胸の中で暴れる。

 秘部を一緒に弄っているからなのかもしれないけれど、もっと集中的に弄ったらどうなるのか。

 そんな好奇心が勝って、一度下半身から右手を放し、両手でおっぱいを揉んでいく。

 

 「ふあ、あぁ……、じんじんして、疼いてくる……ああっ!」

 

 ブラジャー越しではあるけれど、薄い布だからまるで直に揉んでいるように掌の熱を感じる。

 指を浅く乳肉に沈ませて、乳首や乳輪には触れずに焦らすともどかしさが生まれる。

 

 「んぁっ、ブラジャーの、上からでも、んんぅっ、わかるくらいっ

  乳首がぁ……かたくなって、ふぁぁっ!」

 

 乳首がジンジンする。

 ブラジャーの柔らかい布を押し上げて、触れと主張しているみたいに。

 擦れるだけで敏感に甘い痺れをおっぱいに広げるんだから、きっと直接弄れば、すごいのが来る。

 触りたい、触りたい。

 欲求は溜まっていく一方だけれど、必死に我慢して乳肉を揉んでいく。

 

 「はふっ、ふあっ、んぁぁっ」

 

 きっと今私は、ものすごくだらしない顔をしている。

 口が緩んで、涎を零してる。パンツもきっと透けちゃってるくらい濡れている。

 普段ならはしたないと思うそんな姿も、想像するだけで今は興奮を高めるスパイスになる。

 さっきからゾクゾクと快感が全身を突き抜けて、腰が勝手にいやらしくくねる。

 

 「はっ、んぁっ、ああっ……も、もう……がまん、出来な……ふゃ!」

 

 もっと我慢をすれば、そう思っていても耐えられるような疼きじゃなかった。

 フロントのリボンを解いて、カップの部分が外れて露わになる私のおっぱい。

 焦らして、焦らして、焦らし続けて、未だ触れてもいない乳首はビンビンに固く勃起している。

 中指と人差し指をじっとりと乳輪に沿って這わせれば、それだけでゾクゾクと背筋が震えて淫らな喘ぎが漏れ出る。

 

 「ひゃうっ、あっ、ぴりぴりってぇ……んぁぁっ!」

 

 二回、三回と不規則に乳輪を刺激する指の動きを変えながら、じっくりと舐る。

 口元から滴り落ちた涎を纏わせれば、おっぱいからもニチャニチャといやらしい音がし始める。

 ビクビクと身体の芯にまで快感が流れると、頭の中がチカチカと明滅する気がした。

 これだけ焦らせば、と乳輪をなぞらせていた二つの指と親指で固くしこった乳首を摘まむ。

 

 「くひっ!?」

 

 乳首から一気に脳天まで突き抜けた快感に甲高い悲鳴が喉から漏れて、身体が跳ねる。

 けれど私の指はおっぱいの乳肉を揉みながら、乳首を摘まむ指を更に動かして捏ね繰り回す。

 おまんこを弄っているみたいに涎を纏ってクチュクチュといやらしい音がおっぱいからする。

 私の中の官能を刺激する卑猥な水音は、快感に緩む口から正しい発音を奪う。

 

 「はひっ、ひああっ!? ら、らに、これぇっ、んんぃっ!」

 

 ピリピリと全身に響き渡る淫猥な痺れが蹂躙して、理性を蕩けさせる。

 お腹の奥、子宮がキュンキュンと疼いてパンツに秘された唇から淫らな涎が溢れる。

 私の意思から離れて、ただ快楽を貪ろうと動く自分の指が与える快感に身悶え、快悦が高昇る。

 

 「うそっ、こんらっ、わたひぃ、おっぱい、乳首だけ、でぇっ

  ひゃあっ!? いっひゃ、らめっ、こんな、のぉ、む……りぃっ!」

 

 一度歯止めの効かなくなった快感は一気の頂点にまで駆け上ってく。

 淫靡な誘惑に抗わず、甘美な絶頂を与える痺れに心と身体が酔い痴れる。

 

 「いっ、くぅっ! 私ぃ、学園の、トイレで、イくのぉっ!

  乳首ビンビンにさせてっ、おっぱいだけでいやらしくイっちゃうぅっ!」

 

 まるで実況のように私は自分が喋る言葉に興奮する。

 おっぱいからジワジワと強烈な熱が広がって、それが一気に爆発して溢れ出す。

 

 「んひぃっ! あひっ、ひああっ!

  イク! イクイクイクイクぅぅっ!! んひゃああっ!」

 

 声が外に漏れるなんてことを考える余裕なんてなくて、はしたない嬌声を上げて絶頂に達する。

 全然収まらない快感の奔流が私を呑み込んでいく。

 おっぱいや乳首だけじゃなくて、全身を愛撫されてイったみたいにガクガクと震えが止まらない。

 気持ち良すぎて涙や涎が全然止まらない。

 カクン、と力が抜けて腕が垂れさがるまで、私はずっと乳首を弄り続ける。

 

 「ひっ、きもちっ……んぁぁぁ……」

 

 おっぱいや乳首だけでこんなに激しくイったのは初めてで、経験した事の無い快感。

 呆然と熱した頭さえ今は気持ち良くて、立ち上がる気力が全然生まれない。

 いくら人気が少ない場所って言っても、あれだけ大きく喘げば誰かが気付くかもしれない。

 もし、気付いた学生が居て……それが女子じゃなくて、男子だったなら。

 

 「……きっと、脅されて、私、犯される……のかしら」

 

 想像した事に対して恐怖ではなく期待が生まれた時点で色々おかしいのかも知れない。

 

 「でも、犯されるってことは……おちんぽを……」

 

 想像するだけで、まるで私のおまんこにおちんぽが入っている錯覚さえ感じ取る。

 けれど気付かない。私は気付かない。

 普段の私なら、こんないやらしい言葉を口にする事に躊躇いを覚える事を。

 その違和感に、何よりも私が気付かない。

 

 「そう。おちんぽをね、ズポッ、ってこのいやらしいネバネバのおまんこに挿入れられちゃうの♡」

 「おまんこ……に、おちんぽが……あぁっ」

 

 目の前にいつの間にかいた、淫乱という言葉を体現した女がいる事にも。

 いえ――彼女が現れた事は当たり前。

 

 「ふふっ、お元気そうね、荊姫ちゃん♡」

 

 宙に浮いて近付き、私の髪を持ち上げてそれをペロリと音を鳴らして舐める彼女。

 長く唾液に濡れた舌が徐々に顔へと近付いてきて、頬を舐めながら私の唇に到達する。

 

 「んちゅ、ちゅぱっ……んぢゅぅ……れろぉ」

 

 両手で顔を持たれて、為すがままに彼女の長い舌が私の口の中を蹂躙する。

 舌に絡み付いて、じっとりと舐めまわして愛撫されれば、まだ絶頂の余韻が残る身体は敏感に反応する。

 

 「んひゃっ、んちゅっ、ちゅるっ、あう、んんっ!」

 

 身動きが取れないまま口の中の涎を啜られ、代わりに流れ込んで来る甘い涎。

 お腹の中にまで流し込まれた涎が齎すそれは〝昨日と同じように〟私の全身の感度を高める。

 

 (きの……う……?)

 

 逃げる事の出来ない荒淫を促す思惟が涎と一緒に流し込まれ、全身が蕩けそうな悦楽に溶ける。

 僅かに浮かんだ疑念と疑問さえも飲み込む淫蕩な責めが私の思考を奪う。

 

 「んぁっ、ひっ、ひゃあっ!?」

 

 ジュルッ、と艶めかしい音を立てて舌が唇に挟まれて、そのまましゃぶられる。

 舌先からじんわりと頭の中に広がる快感が身体の弛緩を更に強め、為すがままになる。

 腰に巻き付いてきた彼女の尻尾が粘液を私の身体にまぶしながら乳首を転がすように弄ってきた。

 

 「ひぅっ……んぁあっ!」

 「良い反応ねェ。奥底に眠っていた淫欲を出しただけでこんなに敏感になるなんて」

 

 凄い淫乱の素質だわ、と耳元で囁かれる。

 

 「規律を尊び、自らにも厳格。でも人間味を忘れない性格。

  男が好みそう♡ 普段の厳しい姿勢も男を惹き付ける要素ではあるわねェ。

  一体どれだけの学生が荊姫ちゃんの虜になっちゃうのかしら……想像してご覧なさい?」

 

 紡がれた言葉はあっと言う間に頭の中で卑猥な想像を広げさせる。

 男と女が恥も外聞も無くただ酒池肉林のように淫らに乱れる光景。

 その中で私自身も、只々快楽を貪り淫欲に耽溺している姿。

 

 ――あぁ、なんて。

 

 「なん、て……ふざけた、こうけい、ねっ!」

 「……あら?」

 

 本当に、本当に。

 未だに頭の中は淫靡な妄想で満たされている。

 身体は全然力が入らないし、もっと快感を求めて甘い疼きで埋め尽くされている。

 

 「でも、まだ心は……屈していない、わよっ……サキュバス……っ!」

 「あらあら……ふふふっ、そうよねぇ、そうよねぇ」

 

 身体から離れていく淫匂を纏ったサキュバスを忌々しげに睨みつける。

 それがどれだけ様になっていないのかは、自分の姿を確認出来ないけれど分かる。

 けれども格好の問題ではない。

 期待に満ち溢れているその眼差しが私に向けられている事自体が腹立たしい。

 

 「流石は青龍組の三指に入る因使。簡単には魅了で堕ちはしないわよねェ」

 「おもい、だした……わ! ひっ、きの、昨日の、事を」

 

 手を床について、壁に背中を預けながらゆっくりと立ち上がろうとする。

 何度か膝が折れそうになったけれども、体重の過半を扉に預けて起き上がる。

 神具も香具耶も近くにはいない今、私にこの淫魔に対抗する手段なんて持ち前の魔法と慰め程度の体術だけ。

 それも効くかどうかさえ怪しいけれど、ただ抵抗もせずにされるがままなんて私自身が許さない。

 

 「随分と、弄んでくれた……わね」

 「荊姫ちゃんも愉しんでいたでしょう?

  今まで経験した事の無い快感、快楽、イった時も……身体に染み込んでいるはずよ♡」

 

 どこまでも私を嘲った声が静かなトイレの中に響く。

 彼女の指摘に、身体は勝手に肯定するように快感に打ち震える。

 言葉を受けただけで過敏に悦楽が骨身にまで染み込んで来る異常さえ、心地良いとさえ思ってしまう。

 

 「ええ……そう、ね」

 

 それを否定して、拒絶する事も出来るだろうけれど、私は受け入れる。

 事実なのだもの。

 

 「認め、ましょう。確かに、今の、んんぅっ……私、は、完全に発情してるわ。

  身体は今も、もっと凄い、快感を求めている。

  けど、ね……! それでアナタに屈する程、鳳凰学園生徒会、副会長の肩書は軽くないのよ……!」

 

 このまま身も心も全てをこのサキュバスに捧げてしまえばどれだけの事が起こるのだろうか。

 自分がどうなってしまうのかさえも分からない不安もあるし、その後それを悪しき事と認識出来るのか。

 もしも私が、彼女に唯々諾々と従うようになってしまえばこの学園はどうなるのか。

 たかだか一人の力かもしれないけれど、この女は少し話しただけで分かるくらい用意周到。

 堕とす対象は私一人だけ、なんて事はない。

 利用されるのは決して認められないし、自分が自分でなくなるのは嫌。

 

 「いいわ、すっごくいいわぁ……その反抗的な目。

  そのギラギラとした眼差しが淫欲に染まり切ってちんぽをおまんこで貪る姿ァ……♡

  想像しただけでゾクゾクしておまんこが濡れて来ちゃうわァ♡」

 

 自らを淫魔と称する彼女の仕草の一つ一つが、同性である私すらも虜にして来る。

 釣られて下半身に伸びる手を理性で必死に押さえて睨みつける。

 

 「アナタが、何を企んでいる、のか……ふぅっ、んっ……

  わからないけれど、学園の学生をどうにかしようとしている事は、わかるわ……」

 「そうねェ……言ったでしょう? オトモダチを増やしましょう、って」

 「素直に応じる、とでも?」

 

 オトモダチ、の意味は理解している。

 要は昨日の女学生のように、或いは今の私みたいな者を増やそうとしている。

 元来の因使養成・研究機関である学園の本分どころか、理性ある生物の尊厳すら奪うその行為。

 

 「ダメかしら? いいじゃない気持ち良い事?

  セックスは生物が持つ種の存続と繁栄を齎す為の当り前の行為で、そこに快感と快楽が生まれる。

  忌避する事こそ、おかしいんじゃないのかしら?」

 「行き過ぎて、理性を破棄したらそれはただの獣と同じ、よ…あっ。

  理性を持って性欲を自制する……それが、ひぅっ、そ、それが……私達、よ」

 

 サキュバスから漂ってくる愛液の淫臭におまんこが反応する。

 ヒクヒクとクリトリスが充血し、固く勃って来ているのがわかる。

 敏感になっている乳首は弄って欲しいとばかりにジンジンと疼いて止まない。

 

 「ご立派ねェ。まん汁を垂らしながら言っても説得力はないけど」

 「だっ、誰の所為だと思って……!」

 「怒らないでェ、ふふっ。

  でもそうね、んー、このまま私が荊姫ちゃんを堕とすのは簡単だけれど……

  それじゃ、面白くないわよねェ」

 「面白さなんて、求めてない……わよ」

 

 漏れ出そうになる喘ぎを我慢しようとすればするほど、身体中が熱くなる。

 まるで快感を溜めこんでいるみたいに。

 

 「そうねェ、だったら一つゲームをしない?」

 「んくっ、ゲーム……?」

 「そう。もしアナタが勝ったら私は……そうね、この世界から去りましょう。

  確約してあげる。淫魔は契約には従順なのよォ。

  で、荊姫ちゃんが負けちゃったら……言うまでもないかしら?」

 

 私が負ける、という事は……その時は既に、彼女の望む姿になっている。

 

 「ゲームの、内容にもよるわね……」

 「あら、素直に受けてくれるのね。もっと抵抗するかと思ったけれど」

 「そうしたら、アナタは良からぬ事をするでしょう。

  勝ち目のないゲームでも、可能性があるなら、ひゃっ、す、するかち、はあるわ……!」

 

 健気ね、と笑いながらサキュバスはゲームの内容を提示して来る。

 曰く、昨日の女学生を相手にしていた見慣れない男子学生は自分が作り出した存在。

 その男子学生を校舎の屋上に設置しておくから、見付け出して射精をさせる事。

 但し、性交はしてはならない。

 

 「つまりィ、手やお口。マニアックなら髪や腋、太股や足の裏でイかせるの♡」

 「ね、願ったりかなったり……ね。アナタが作った存在に何が仕掛けられてるか、わからないもの」

 

 気付けない。

 私は自分の言動の矛盾に気付けない。

 セックスをしなければ、おちんぽを膣内に受け入れなければ大丈夫だと思っている。

 そんなはずはないのに……私は、絶頂直後の朦朧とした意識で大切な部分を見逃す。

 

 「この棟の、屋上で良いのね」

 「ええ。ふふ、別棟の屋上まで行かせたら、途中で荊姫ちゃん犯されちゃうでしょ。

  今のアナタ、必死に我慢しているけどすっごくいやらしい香りでいっぱいだもの♡」

 

 そんな事は言われなくてもわかってる。

 我慢出来ずにオナニーをして、信じられないくらいの絶頂を受け入れた。

 未だに快感の余韻は全身を、そして頭の中に深く染み込んでいて抜ける気がしない。

 身体から溢れ出る牝の匂いは隠しようもなくて、私自身の思考が淫靡な事に対しての抵抗感を失ってる。

 こんな状態でもし、もし素行の悪い学生と遭遇でもしたらどうなるのか。

 口にするまでもない事で、それをこの場でサキュバスに対して言う必要はない。

 

 「そんな指摘で、私は……ゆる、揺るがない……わよ」

 「声を震わせてるのに、ふふ、釣れない。

  まあ良いわ。それじゃ、私は一足先に屋上に行ってるわァ。早く来てねェ♡」

 

 声を弾ませながら目の前からサキュバスの姿が霧のように消える。

 またしても彼女の持つ能力の一つの発見に、私の心は晴れない。

 

 「とにかく……急がな、きゃ」

 

 おまんこから漏れ出ている愛液をゆっくりと、刺激を強くしないように拭き取る。

 べっとり、と白く濁った粘液がペーパーに染み込んでいく。

 

 「よくよく考えてみれば、そもそもこんな下着買った覚えがない、わね」

 

 甘く切ない喘ぎが勝手に零れるのはこの際無視して、ブラジャーを付け直して、パンツの紐を結ぶ。

 朝は気付けなかったけれど、こんな卑猥な勝負下着さながらの代物は私の趣味じゃない。

 淫欲に突き動かされていた時には気付けなかった当たり前の違和感を今感じる。

 けれど流石に下着を着ないという選択肢は生まれない。

 

 「…………でも、これはこれで……って、何考えているの私!」

 

 着心地は良い。

 今度試しに似ている下着でも、と一瞬でも思ってしまった自分を振り払う。

 そのままゆっくりと、身体に極力刺激を加えないように歩きながら、私は屋上へと向かった。

 

 

 ◇

 

 

 肌蹴ていた制服を整えて、外見上は取り繕った私はなんとか無事に屋上にまで辿り着いた。

 普通に歩けば五分と掛からない距離を不安と快感に挟まれて1時間以上も使って。

 幸いにもみんな部活動に励んでいる時間だったからすれ違う事は無かった。

 それを安心する余裕なんて今の私にはどこにもなくて、熱く火照った身体を持て余してさえいた。

 おまんこから漏れ出て、太股にまで垂れ落ちる愛液の汁が床にぽつぽつと後を残していた。

 いくら布が薄いと言ってもブラジャー、そして制服を間に挟んでいるのに、私の乳首は固くなっている。

 制服を押し上げて胸の頂点を膨らませて、まるで卑猥な絵のように自己主張をさせている。

 時間が経てば経つほど、乳首もおまんこも収まりを見せるどころか、歩く度に些細な擦れで快感を流し込んでくる。

 一度達したからこそより強く実感する、鈍く焦らされているような快感が身体の芯に蓄積されていく。

 

 「あらァ、随分と遅かったのねェ」

 

 こうして、屋上の扉を開けてサキュバスと、そして彼女が作った男子学生と対面する頃には既に、私の身体は少しの愛撫でも快感が爆発しそうなくらいに発情していた。

 頭がボーっとして、視界がぼやけ、甘くいやらしい疼きが全身に広がっている。

 啖呵を切ったトイレの時ほどの理性はほとんど残ってなくて、個室の中でオナニーに耽溺していた時と同じくらい興奮している。

 

 「ど、どう直ぐにイかせてあげようか、考えていた、のよ……ふっ、んん……っ!」

 

 声を引き攣らせながら抵抗の意思を示せるのは小さな矜持だけ。

 何の確証もないサキュバスの口約束で、学園の危機を払拭出来るかもしれないという可能性。

 地面から少し身体を浮かせて浮遊するサキュバスと、無表情の男子学生へと向かって歩き出す。

 内股で、少しでもおまんこが擦れないように歩いているけど、もうあまり意味はない。

 ニチャニチャと少し太股が擦れるだけで粘着いたおまんこから漏れ出た汁が卑猥な水音を奏でる。

 それが私の理性をどんどん溶かして、湧き上がって来る淫欲が埋め尽くしていく。

 

 「殊勝ねェ。それならこの子も満足出来そうねェ」

 

 漸く手の届く距離にまで辿り着いた私の膝がカクン、と折れる。

 そのまま地面に膝をくの字に曲げてお尻を付けて、男子学生を見上げた。

 

 「ぅぁ……ぁぁ」

 

 喉から搾り出した声は自分の声とは思えないくらい歓喜を含んだ牝の声だった。

 顔を上げて視界を遮るズボンの脹らみと、男子学生から漂う濃厚な牡の匂い。

 ゾクゾクと背筋に快感が走って、何もしていないのにおまんこから溢れる汁の量が増えた。

 パンツに染み込む粘々とした水気、お尻やおまんこの肌に布が貼り付く感触も気持ち良いと感じる。

 

 「自我も無い、知性も無い、理性も無い。けれど便宜上ファルスって呼んでるの、この子。

  女の子を悦ばせて、淫猥に堕として、ただの快楽を求める牝にする為だけの存在。

  まあそうね、ダッチワイフならぬダッチダーリンねェ」

 「まるで、物みたいな、ん……扱い、ね。

  ……この人を、イかせれば、いいん、でしょう……?」

 

 口の中でどんどん溢れてくる涎を零さないように訊ねる。

 湿りを含んだ熱っぽくて艶やかな甘い吐息が浅い呼吸をすると漏れる。

 

 「人かどうかはさて置き、そうよォ。一回でいいわァ。

  感度が高いわけでも低いわけでもないけど、生娘の荊姫ちゃんはイかせられるかしらァ?」

 「や、やってみせ、みせる、わよっ……!」

 

 思わぬ指摘にただでさえ熱くなった顔が更に熱くなる。

 辛うじて反抗的な事を言えたけど、もう私の視線はズボンを脹らませる怒張から離せない。

 

 (……でも、実際私には経験がないのは事実)

 

 ゴクリ、と溜まった涎を飲み込んで、右手をズボンの脹らみへと伸ばす。

 厚い制服の布からでも感じる牡の熱が指先に伝わる。

 

 「……すご、い」

 

 人並みに興味があった本で知っているけれど、実際はこんなにも熱いのね。

 ビクビクと小さく蠢くズボンの脹らみを撫でて、ベルトを緩めてチャックを下ろす。

 

 「ひゃっ……う、ぁ……あ、あぁ……」

 

 目の前で解放されたファルスの肉棒が放つ強烈な牡臭に全身が震え出す。

 背筋を震わせた寒さが甘美な痺れに変わって、視界を滲ませる。

 赤黒くて血管が浮き出た、巨大なおちんぽは私の手のサイズを軽く超えていた。

 反り返って、時々ピクンピクンと震えている。

 

 「んくっ……ふぁ」

 

 生唾を飲み込んで、両手の指をおちんぽに絡ませるとその固さがわかる。

 まるで中に鉄の棒でも入っているみたいに、すごく固い。

 それにズボン越しに感じていた熱さよりも遥かに強い熱が掌を温める。

 竿の部分を両手で軽く握っても、亀頭の部分には届かない。

 何センチくらいあるんだろう、と少し疑問に思ったけど記憶にあった知識を掘り起こして手を動かす。

 竿を握った片手を前後にゆっくり動かしながら、もう片方の手の指を亀頭に絡める。

 

 「……えっと、こう、だったかしら……んぇ、ぢゅっ……えろ」

 

 口の中で溜まっていた涎をおちんぽに向けて垂らしていく。

 それを零さないように手や指に絡めて、おちんぽに塗す。

 唇とおちんぽの間に薄く透明な糸が繋がっていて、それが自然に途切れるのを待って動かしだす。

 

 「グチュグチュって、いやらしい音が……」

 

 クチュクチュ、ニチャニチャと目の前で私の指がおちんぽを擦ってる音が響く。

 

 「熱くて、火傷しそう……」

 

 ズボンから露出して、強烈になった牡の匂いが私のおまんこをキュンキュンさせている。

 おまんこの奥、子宮が疼いていて、少し腰を浮かせて地面からお尻が離れるとニチャッ、っていやらしい音が鳴る。

 きっともう、パンツはビチョビチョに濡れちゃっているし、スカートも濡れてるのかもしれない。

 

 「それに、固くて……おっきくて……」

 「想像しちゃう? このおちんぽがおまんこの中を埋め尽くしちゃうのを?」

 「そっ、そんなこと……!」

 

 想像していない、なんて言えるわけがなかった。

 むしろ想像した私の姿は、あられもなく快感によがり狂ってこのちんぽを貪っている姿だったのだから。

 でも否定しないと、否定しないと本当に我慢出来なくなる。

 早くこのおちんぽをイかせないと、私が限界になる。

 頭の中に染み込む牡臭は快感に切り替わって、これを最初から悪臭と感じてさえいないのだから。

 

 「そんなにうっとりとおちんぽを見つめてるのに?

  おちんぽの臭いだけでこんなにまん汁で足下をビショビショにしているのに?」

 「~~~っ!」

 

 わかっている、わかっている。

 これがサキュバスの言葉責めによる私の余裕をなくそうとしている事だって。

 足下にまで愛液は滴っていない。でも指摘された事は事実で、下腹部が訴える疼きを満たす方法は、それだけ。

 パンツがまた新しい染みを生み出して湿り始めているのは認めたくない現実。

 

 「でもわかっているでしょう? セックスでイかせるのはダメ」

 「わかって、るわよ」

 

 手でおちんぽを上下にしごく動きを早める。

 潤滑油になる涎を何度も唇から垂らして、しごく度に指の隙間から白く泡立つ気泡が生まれる。

 粘液の音が私の頭の中で響いてる。

 舌を伸ばせばもう届く距離にまで顔をおちんぽまで近付けて、恐る恐る舌先を亀頭に付ける。

 

 「ぴちゃ……んひっ!?」

 

 ピリッ、と電気が舌先から走って、その電気が濃密な牡臭に瞬時に切り替わって流れ込む。

 舌の先から頭の中にまで一気に届いたおちんぽの味がとろりと微かに残った理性を溶かしてく。

 目を剥いてその衝撃に打ち震えたのも一瞬で、もう一度私は舌を亀頭に這わせた。

 

 「んぇっ……れろぉ、ぴちゅ」

 

 今度は、べろりと涎を垂らしながら赤く腫れ上がった亀頭を裏スジから鈴口まで舐め上げる。

 ゾクゾクと舌から口の中に広がるおちんぽの味が甘美に私を酔わせる。

 

 「んぇろ……えろれろ……んぢゅっ……ふぁ♡」

 

 こんなにでっかくて、固くて凶暴そうなのに、私の舌が舐める度にピクピク震えてる。

 可愛い、とそう思ってしまった。

 本当ならやめなければならないのに、微かに残る理性は目の前の牡肉の前には無力。

 顔に掛かってくる髪を手で掻き上げて、てらてらと濡れ光る鈴口と唇を触れ合わせる。

 

 「ちゅっ……ぢちゅっ♡……ぷぁっ」

 

 唇の隙間から涎を零して、触れ合った唇から少しだけ舌を伸ばして鈴口を浅くほじる。

 少しだけしょっぱさを感じ取るけれど、それ以上に濃密なおちんぽの味が私を没頭させる。

 

 「んちゅっ……らにこれぇ……♡ んぁ、ぢゅるっ」

 

 涎で口元が汚れるのさえ気にならないくらい、目の前のおちんぽが美味しい。

 今まで味わった事の無い、脳が蕩けると思える程の濃厚な牡味。

 

 「ぢゅぷっ……ぢゅるっ、んぇろ……」

 

 左手で竿を支えながら、ゆっくりと唇で亀頭を挟んで奥に咥え込んでいく。

 口内に蔓延する濃い牡の匂いに頭がクラクラして正常に物事を考えられない。

 一気に溢れ出してくる涎を乗せた舌で亀頭を舐めしゃぶると、ゾクゾクと背筋が震える。

 悍ましく嫌悪するべき行為に没頭する自分を客観的に想像するだけで身体中が快感で総毛立つ。

 

 「らん、れ……ちゅるっ、ぢゅぱっ……こんら、おいひ……のぉ……んぷっ、ぷぁっ♡」

 

 口の中から開放したおちんぽは私の涎でテラテラと光っているように見えた。

 虜になってしまったのかと思ってしまうくらい、目の前で屹立する肉棒から目が離せない。

 

 「ちゅっ……ちゅっ、ちゅうっ……」

 

 鈴口に軽く唇を触れさせるだけのキスを何度も繰り返す。

 ピクッ、ピクッと小さく反応をするおちんぽの竿を左手で添える様に優しく掴んでしごき始める。

 

 「言ったでしょ? ファルスは女を牝にする為の存在。

  媚薬でも洗脳でもない。存在そのものが女を悦ばせる全てを有しているの」

 「ふぁ、ぁぁ……♡」

 「例え荊姫ちゃんが私の魅了の影響をうけてなくても、一番濃密な部分……

  おちんぽを弄れば直ぐに虜になっちゃうわァ。快楽の、ね」

 

 目の前で漂う淫らな匂いを嗅ぐ度に、残っていた理性が溶ける。

 全身が発情してる。

 知識が、肉体が次に何を欲しているのかを教えて来る。

 

 「わた、ちゅっ……私、はぁ……まけ、まけな……んぅっ♡」

 

 抵抗する言葉さえも満足に出来ないくらい身体が快感をじんわりと拡散している。

 小さく身悶えするだけで敏感になった乳首やクリトリスが擦れてるような気がする。

 口を大きく開けて、もう一度亀頭を飲み込んでおちんぽを味わいながら睨みつける。

 

 「んぁぁ♡ まけ、負けないんらからぁ……♡」

 「おちんぽを美味しそうにしゃぶりながら言っても説得力がないわァ」

 「ぢゅっ、ぢゅるっ……♡ おひんぽ、イけば……わらひの、かひなん、らからぁっ」

 

 口の中で小さく暴れる亀頭でうまく喋れないけれども、意味は伝わってるはず。

 小さく頭を前後に動かして、浅いストロークをすれば口端から涎が飛び散ったり垂れたりする。

 けどそんなのを気にする余裕なんて私にはない。

 少しだけ口の中に滲みだした苦味。

 

 「んぢゅっ……苦いの、すこし出て……ぢゅるるっ、ぢゅぱっ、んぢゅるっ♡」

 「あらあら荊姫ちゃんのおくちまんこは名器みたいね♪

  ファルスのをしゃぶってこんなに早く我慢汁が出るのは珍しいわァ」

 「ぢゅっ、ぢゅぱっ……その、いいはた、やめ、んあっ、ぢゅるっ♡

  わらひのっ、んぢゅうっっ……ぢゅっ、ぢゅっ、口は、そんなんじゃ……ぢゅるぅっ」

 

 けれども彼女が口にした卑猥な言葉は火照った身体にさらに熱を与えるのには充分。

 自分が淫らだと指摘される事に興奮を覚えている身体は鋭い快感を私が感じる場所に流し込む。

 触れているのは下着だけなのに、弄られている訳でもないのに止め処なく快楽電流が襲い掛かってくる。

 

 「んぢゅ、んぁぁぁ♡ あひっ、ひゃあっ♡

  らめっ、あとすこ、し……でっ、イかせそう、なのに……!」

 「おちんぽ舐めてるだけでイきそうになるなんて、やっぱり凄い素質♪

  ファルスのおちんぽもビクビクしてイきそうだし、どっちが先にイっちゃうのかしらァ?」

 「はむっ……ぢゅっ、ぢゅぱっ、ぢゅぱっ、れろ……ぢゅるるるっ♡」

 

 サキュバスの指摘を遠ざける様におちんぽを頬張って頬が凹むくらい強く吸い込む。

 そのまま間髪を入れず激しくストロークをして一気に追い込んでいく。

 ビクビク震えるおちんぽから滲み出る我慢汁が私の快感を一気に高め昂ぶらせてる。

 膝立ちしている足がガクガクと震えて、パチパチと視界の端々が弾ける様に光を明滅させてき始める。

 おまんこの奥が熱くなって、内股を擦り合わせて刺激するクリトリスから快感の奔流が溢れ出す。

 

 「んぁっ♡ ぢゅうううっ、ぢゅるるるっ♡ ぢゅぱっ、ぢゅるるっ!」

 

 涙目になりながら一心不乱にイきそうになるのを堪えておちんぽを舐めしゃぶる。

 どっちが先にイくのか、なんてそんなのわからない。

 もう私が限界を迎えって絶頂しそうになった時、トドメとばかりに鈴口を舌先で穿ると亀頭が膨れ上がった感触がした。

 次の瞬間――口の中に灼熱が横溢した。

 

 「んぶぅっ!? んんんっ!?」

 

 噎せ返りそうな濃い牡の味が一気に口の中に拡がり、それが私にとってもトドメになった。

 粘々とした強烈な苦みと牡臭が頭の先まで突き抜けた瞬間、仰け反りそうになる身体を堪えて私は快感に身を任せた。

 

 「んんぶっ、んぁぁぁああっ♡」

 

 身体を支えるほどの力を奪われるくらいの快感が全身を貫いた。

 へたり込むと同時に反り返ったおちんぽが口の中から出てまだ続いていた射精汁が私の顔に降り注ぐ。

 

 「ふあっ♡ ひぁぁぁっ♡」

 

 口の中だけじゃなくて顔や髪にまで白く粘着いた牡汁がこびり付いてくる。

 おちんぽの射精は全然止まらず、どんどん私の身体が白く染め上げられていく。

 けど私も全然絶頂から降りられない。

 この強烈な味と匂いがずっと私の身体を快感で埋め尽くして、イき続けてる。

 

 「ひゃあっ、らめっ、こんらぁっ♡ すご、いっ♡

  ふぁぁぁぁ♡ イって、ずっとイってるぅっ♡ やら、とま、とまってぇぇ♡」

 

 脱力した声を漏らしながらガクガクと震えてイき続ける身体。

 頭の中が真っ白になって何も考えられなくなる。

 気持ち良すぎておかしくなる。私が私でなくなるような感覚に呑み込まれてしまいそうになる。

 

 「だめっ、これほんとらめぇ♡ せーえき、だめになるっ♡」

 「ふふふ、凄いでしょう、ファルスの牡汁は♪

  別に感度を高めたりする訳でもないただの精液なのに、欲しくて欲しくて堪らなくなる。

  一度飲んだら最後、ファルス以外でも精液中毒……いえ、おちんぽ中毒になる依存性」

 「やらっ♡ あひっ、こんな、うそっ、ひぅっ♡ 

  わたっ、ひっ、イかせ、勝っ……んぁぁぁ♡ あぁぁぁ♡」

 

 勝ったのに。

 勝ったのに、全然そんな気がしない。

 騙された? 違う、こんなフェアじゃないのも何かが仕掛けられてるかもしれないのも少し考えれば想像出来た。

 なのに私は最初からそれを放棄していた。

 ――なんで?

 

 

 

 

 

 そんなの、決まってる。

 

 

 

 

 

 「そう、勝負は荊姫ちゃんの勝ち。でもアナタも満足出来ていないんじゃないかしら?」

 「ふぁ……?」

 

 そう言って、サキュバスは私の前に再びファルスのおちんぽを翳した。

 今イったばかりのはずのおちんぽは剛直と言っていいくらい、固く勃起して屹立していた。

 血管が浮き上がって、凄まじい牡の匂いを放っているそれを見上げる。

 

 「あ、あ……あぁぁ♡ おちん、ぽ……おちんぽぉ……♡」

 「欲しいんじゃないかしら?

  今度はお口じゃなくて、グチュグチュに濡れた荊姫ちゃんのおまんこに♡」

 

 

 

 

 

 淫魔の囁き。

 それが全ての答えだった。

 こんな出来レースみたいで少し考えれば矛盾だらけな賭けを受けたのも。

 最初から――心の奥底で期待していたから。

 

 「あっ、ああっ……ほし、欲しいっ! 欲しいのぉっ!

  その大きいおちんぽ、おまんこに欲しいのぉっ♡」

 

 普段の私なら絶対に言わない懇願が何の躊躇いも無く口に出せた。

 弛緩した身体を這わせて縋る様にファルスの腰に手を回して、おちんぽに舌を這わせる。

 

 「んれろっ……ちゅぱっ♡ ほしっ、お願いっ!

  挿入れて、おまんこに、シヅカのおまんこにおちんぽ挿入れてぇっ♡」

 

 舌でおちんぽの味を感じる度に身体が快感に打ち震える。

 ずっと目を背けて、認めていなかった淫らな願望を一度曝け出してしまえば歯止めが効かない。

 棒立ちするファルスを押し倒して仰向けにさせて、お腹の上に跨る。

 制服のチャックを全て下ろして、汗を吸った上着を脱ぎ捨てる。

 

 「挿入れてくれないのなら……私から、するわ……っ!」

 「あら、初めてなのに随分と積極的ねェ」

 

 嘲笑う声すらも気にならないくらい、私の身体はおちんぽを欲していた。

 記憶にある知識を総動員させて、僅かに腰を浮かせておちんぽをパンツへと宛がう。

 

 「んぅっ……ふぁぁぁ……♡」

 

 割れ目に食い込んだパンツに沿うように、前傾姿勢でおちんぽを擦る。

 相手にどれだけの快感が与えられているのかわからないけれど、私自身は凄かった。

 直接触れていないのに、愛液で肌にぴったりと貼り付いたパンツ越しの刺激に腰が震える。

 出した事のない甘くて熱っぽい声を漏らして、前後に腰を揺するだけで頭の中が快感に蕩ける。

 

 「すごい、熱くって……固くてぇ……んぁぁっ……」

 

 直ぐにおまんこから染み漏れ出す汁がおちんぽをぐちゅぐちゅに濡らす。

 いやらしい粘液の音が屋上に響いて、それに合わせて私の口から喘ぎ声が零れる。

 皮が剥けてビンビンに勃起したクリトリスとおちんぽの傘が擦れ合うと、じゅわぁと染みが広がる。

 

 「ずっと小さくイっちゃってるわねェ。パンツがもう意味ないくらい濡れてるわァ♡

  腰がガクガク震えちゃって生まれたての動物みたいよォ」

 「だって、このおちんぽ凄いんだものぉ……んぁぁぁ……♡

  だめぇ……も、もう、もう我慢出来な……挿入れる……挿入れちゃう、わよ……」

 

 触れ合っていたおちんぽから腰を浮かして離れ、パンツをずらして、もう片方の手でおまんこを広げる。

 トロリ、と膣内から零れ出してくる精液みたいなまん汁をおちんぽに垂らす。

 亀頭を白く染めるいやらしい汁に合わせて、ゆっくりと腰を落としていく。

 

 「ひぅっ……んぁ、ふぁああっ♡」

 

 クチュッ、と亀頭とおまんこの入り口の襞が触れ合う。

 それだけで身体の内側に絶頂しそうになるほどの快感が流れ込む。

 堪える。弾けそうになる快感を必死に堪えて、本当にゆっくりと腰を落としていく。

 きっとまだ私に残っていた小さな理性が、破瓜の痛みに怯んでいるのかもしれない。

 でも止めようとする気は全く起きなくて、徐々におちんぽを飲み込んでいく私のおまんこを凝視する。

 

 「んいっ……ひゃ、んくぅっ♡ 挿入って……くっ、ふぁっ♡」

 

 挿入されてくる異物を押し返そうとして無意識におまんこを締め上げる。

 でもそれを無理矢理押し広げて入って来るおちんぽに膣肉が擦られる。

 充分に濡れそぼって、挿入自体はきっと簡単になっているのかもしれない。

 

 「ほらァ、亀頭をおまんこが飲み込んじゃったわよォ♡

  い~っぱいエッチなお汁が荊姫ちゃんのおまんこから零れてるわァ」

 「なんっ……ふぁぁ♡ まだ、先っぽだけ、なの、にぃ……♡

  きもちっ、ひぁぁっ! すごっ、ひっ……んひっ♡」

 

 イきそう、イきそう。

 でも後少しで、後少しで全部入りそう。

 亀頭が膣肉を押し広げて奥へと進んで行って、何かにその進みを押し止められる。

 

 「ふぁぁっ!? あぅっ……くぅっ……」

 

 それが私の処女膜。

 こんな形でなくなっちゃう、私の純潔。

 ああ、でも―――早く、早く、と急かす肉欲が躊躇いを消し飛ばす。

 一気に、おちんぽを根元まで呑み込むように腰を落とす。

 

 「ひぎっ?! いっ、ひぁぁぁああっ!?

  あひっ、ひっ♡ らっ、らに、これぇぇっ♡」

 「一気に処女喪失……したのに、痛そうじゃないわねェ……♪」

 

 ぶちっ、と処女膜が破けて生まれた痛みは一瞬だけ。

 一気に奥まで――子宮の入り口にまで到達した亀頭の突き上げが痛みを快感に塗り替えた。

 我慢していた快感が溢れ出して、口から涎をいっぱい零して背中を仰け反りながら絶頂する。

 ただでさえさっきイったばかりなのに、短い間隔で訪れた強烈な絶頂が私を襲ってくる。

 

 「ひっ、ああっ、なんれっ、これ……いた、くなっ……♡

  いきっ、いっひゃっ……てるぅ♡ んぁぁあっ」

 

 ファルスの胸板に両手を置いて身体を支えていないと、一気に倒れ込みそうになる。

 堪える事の出来ない涎や涙がポタポタと垂れて零れていく。

 おまんこの中でビクビク震えるおちんぽが小さく、子宮の入り口を擽るように擦って来る。

 

 「ふぁああっ♡ らめっ、今イってるのにぃっ……おくっ、こすっひゃ……♡

  ひあっ! あっ、あっ♡ ふああぁぁぁ♡」

 

 まだまともに動いていないのに、オナニーでは得られない快感が溢れ出す。

 これで動き出したらどうなるのか、という期待と不安が入り混じる。

 壊れてしまうかもしれない。

 今でさえこんな乱れているのに、もっと子宮まで犯されたらどうなってしまうのか。

 

 「あふっ、ふぁっ、ああっ……んぃぃぅっ!?

  ひゃい、あひっ♡ だめ、いまうごい、ひゃ……んひぁぁぁっ♡」

 

 ゆっくり動かそうと思った瞬間、今までまともに反応を示さなかったファルスの手が私の腰を掴む。

 グチュッ、と音を上げて浮かされる腰とおまんこから抜けていくおちんぽ。

 亀頭が膣肉を擦り上げて、抜かれるだけで生まれる快感にいやらしい涎が止まらない。

 

 「な、なにす……んひっ♡

  まっ、それだ、ひきっ♡ ひゃあああああああああっ!?」

 

 掴まれた腰が勢いよく落とされて、一気に奥深くまでおちんぽが挿入される。

 甲高い喘ぎが勝手に漏れ出して、頭の中が真っ白になる。

 全身がピリピリと痺れて、力が抜けていくのに、おちんぽが激しく突き上げてくる。

 

 「ひゃひっ、まっれ、まっれぇぇぇっ♡

  そんらいっぱい突からい、れっ、あああっ♡」

 

 グチュグチュとおまんこから溢れ出る汁が泡立つくらいの激しい抽挿。

 次々と溢れ出してくる快感の奔流に耐え切れず、上半身を倒れ込ませる。

 けれども全然止まってくれない腰の動き。

 ファルスの手はいつの間にか腰から私のお尻に移動していて、パンツも解かれていた。

 がっしりと掴まれて、叩き付けられるように奥まで何度も何度もおちんぽで突き上げられる。

 

 「あひっ♡ いって、イってるからぁっ♡ しきゅ、そんらに、突かないれぇっ!

  んひゃああっ♡ おかひく、なるぅっ! またイくぅっ♡」

 

 もう下半身は私のおまんこから溢れ出る白濁汁でグチャグチャになってる。

 ブラジャーも激しい動きでずれて乳首が露わになっていて、ファルスの乳首と擦れ合ってる。

 

 「んああああっ♡ いく、いくいくいくいくいく!

  ふぁっ、あっ、あああっ♡ ああっ、だめ、出ちゃ、なにか出ちゃっ、んひぃっ♡」

 

 イってる最中も絶えず繰り返される激しいピストン運動。

 プシャア、と音が聞こえるくらいの水音が私のおまんこから響く。

 

 「あら、潮吹きまでしちゃうくらい良かったのかしら?

  ふふ、当然よねェ。ファルスのおちんぽはそういうものだもの」

 「あふっ♡ んんんんんぃぃぃぃっ♡」

 「気付いているかしら? ファルスのおちんぽの形が変わっている事に。

  そのおちんぽはね、今は荊姫ちゃんのおまんこ専用のおちんぽなの」

 

 耳元で囁かれる蠱惑的な声。

 

 「挿入して、少しずつ荊姫ちゃんのおまんこに一番合った形に変わっていく。

  長さも固さも太さも、形さえも……ほら、Gスポットを責められながら子宮口を突かれているでしょう?」

 「んぁぁっ♡ おちんぽダメぇっ、もっ、これいじょ、されたら壊れるぅっ♡

  おちんぽなしじゃ生きられなくなっちゃ、ひゃああっ♡」

 

 膣内を蹂躙するおちんぽの味から逃げられない。

 ダメダメと口にしているけれど、きっともう私は堕ちている。

 こんな強烈な快楽を知ってしまったら、女なら絶対に虜になってしまう。

 されるがままに身体を預けて、与えられている快感に流され、イき狂う。

 

 「それじゃ、最後に中出しでトドメをさしちゃいましょうか♪

  ファ~ルス、荊姫ちゃんに……牝の快楽を教えてあげて」

 「ひぃっ!? ひぎっ♡ んんひいいっ!?」

 

 コツンコツンと突き続けられていた子宮口。

 まるで待ち構えていたかのように奥深くまで突き上げられたおちんぽがその先へ。

 子宮の中にまで侵入した瞬間、獣染みた喘ぎが勝手に口から放たれた。

 

 「あいっ、いぁっ♡ おっ、おおおっ!?♡

  ほひいいいっ♡ いひっ、いあああああああああっ!?♡」

 

 子宮の壁を叩き付けた亀頭。

 一気に膣肉がおちんぽを締め上げて射精を促すけれど、それは私の意思じゃない。

 頭の中を埋め尽くす快感に自分がどんな状態なのかさえ分からない。

 

 「すっごい顔よォ、涙も涎も鼻水も……ぜぇんぶダラダラ♡

  おまんこからもすっごい牝の匂いをしたまん汁が溢れ出してるわァ♪」

 「んほおおおおっ!? ああっ、あああああああああああっ♡」

 

 少し亀頭が膨れ上がった、と認識した瞬間に子宮の中を埋め尽くす灼熱が解き放たれた。

 

 「出てっ♡ せーえきぃっ! 膣内(なか)っ、しきゅうにいっぱい溢れぇっ♡

  おおおっ!? あひいいっ、ひああああああああっ♡」

 

 子宮に入りきらない精液が膣内を一瞬で満たし、接合部から溢れ出す。

 おちんぽ汁とまん汁の二つが混じり合った強烈な淫臭が全身に染み込む。

 

 「あづっ、あづいぃぃっ♡ せーえきあついぃぃっ!♡

  おまんこやけどずるうぅぅぅぅっ♡」

 

 経験した事のない絶頂感。

 今日だけで何度未体験を超越して来たのかわからない。

 でもそんな全てを上回るほどの快感に頭の中がショートする。

 

 「いぐっ、いぐぅぅぅ……♡

  はひっ♡ ひあぁぁぁぁぁ……ぁぁぁぁぁ……♡」

 「あら? あー、流石に限界かしら。

  まあ初めてで子宮セックスの中出しでファルスのおちんぽじゃあねぇ」

 

 声が聞こえる。

 笑い声が。

 

 「でももうこれで完璧に堕ちちゃったわねぇ。

  理性が戻っても、身体も心もきっと荊姫ちゃんはおちんぽ中毒よ♪」

 

 喜悦に富んだサキュバスの声が。

 身体をビクビクと震わせながら遠くに聞こえる彼女の声。

 それが――私が意識を保っていられる限界だった。

 霞んでいく視界が最後に捉えたのは、無表情でこちらを見つめ返してくる肉棒人形。

 伽藍堂の瞳に魂が吸い込まれるような錯覚を感じた。

 

 

 ◇

 

 

 それはシヅカがサキュバスと接触を果たす二日前の出来事。

 淫魔サキュバスが引き起こしている事件の調査を始めた当日。

 放課後にシヅカが一人で調査を始める事に、私は反対をした。

 危険が伴うかもしれないのに、それなら何の為にパートナーである魂獣の私がいるのか。

 シヅカが幼い頃からずっといたからこそ、彼女の性格はわかっている。

 生徒会の業務に支障を来たさない為に、私にはそちらを頼んだ。

 けれども本当は、私もシヅカと一緒に調査をしたかった。

 肝心な所で深追いし過ぎて、危ない目に遭うかもしれないのだから。

 

 「……まあ、もう行っちゃったから意味ないんだけどね」

 

 一人不満気に呟いて、資料室を歩く。

 こういう時、本来の姿だと便利な反面飛行能力がない私は高い所に手が届かなかったりする。

 なんで抑制状態では宙に受けるのに、解放状態に戻ったら飛べなくなるのだろう。

 私の身体の事ながら心底不思議。

 

 「えーっと……夏祭りの資料、資料……っと」

 

 探しに来た資料をメモに頼って探していく。

 まだ春先だけれど、生徒会は警備の都合も考えなければいけないから数か月先の夏祭りに今から備える。

 去年もやったこととは言え、膨大な量の資料室から一部を探し出すのは非常に苦労する。

 しかも一人で。

 

 「せめてナイアとかダンスター手伝ってくれれば良かったのに」

 

 私は普段から、シヅカの方針でなるべく解放状態で日常を過ごしている。

 シヅカ自身の魔力の増強と連携力の強化の為に。

 私みたいな特殊な例を除けば基本的に魂獣のみんなは抑制状態か神具の中で眠っている。

 でもナイアもダンスターも、というよりその因使のマイトとケンは実力的にシヅカと伯仲してる。

 だから私みたいに長時間解放状態にさせても問題は無いはずなのに。

 

 「マハルとカムイは、言えば手伝ってくれそうだけど……」

 

 あの二人の巨体だとこの資料室の通路の狭さは少し厳しいかもしれない、と周りを見渡して思う。

 左右を天井の高さまで聳えている資料棚のファイル群は学園創設時どころか耶馬都設立時代まであると言われている。

 正直それが本当かどうかは怪しいけれど、この部屋にある資料の真偽は確かめるまでも無い。

 

 「……あーっ! 愚痴ってても仕方ない!

  早く資料見付けて生徒会室に戻らないと」

 

 整理されてても見付け難いものは見付け難い。

 特に――

 

 「……うぁぁぁ……一番、上……?」

 

 脚立が間近にないのに手が届きそうにもない一番上の棚に置かれているファイルは見付けても厄介。

 

 「脚立探すのも面倒だし……ま、いっか」

 

 荊の固さを調整し、伸ばして絡め取るように窪みに荊の棘を引っ掛けて落とす。

 中身がばらまかれる事無く無事に掴んでそれを籠へと入れてメモを取り出す。

 

 「後は……えっと、四年前の出店の資金ファイルね。

  ……えー、これいるの? 数年間の平均を纏めてあるファイルで事足りると思うんだけど……」

 

 でもそれをチェックするのは会計のマヒロ。

 あ、だめだこれ。ちゃんと用意しないと怒られる。

 

 「はぁ。こうなったら、帰りに何か美味しい物買って気を紛らわせないと」

 

 帰りは遅くなるかもしれない、と言われているのでシヅカとは帰宅も今日は別。

 普段ならしない、というかできない買い食いもきっと今なら出来るはず。

 

 「……あ、でも手持ち……いや、うん、なんとかなる、はず」

 

 今日の夕飯の準備当番は私で、お財布は私が握っているから大丈夫。

 シヅカだってその場じゃなくて、部屋に帰ってから食べたって言えば文句も無いはず。

 要は買い食いに加えての歩きながら食べるのが、シヅカにとってダメと言うだけなんだから。

 きっと、たぶん、恐らく。

 

 「よ、よーし。それならラスト一つ! 気合入れて探そっと」

 

 催事の中でも資金系の類は離れている場所にあるから上に設置されている番号を見る。

 今いる場所が二-五で、催事の資金系棚は一〇の番号の場所。

 

 「これで資料室の分室と書庫があるんだから凄いよね、耶馬都って」

 

 生憎と私が目覚めたのはシヅカが二つの時。

 だから二十年も実はこの都市で過ごしていなかったりするし、目覚めた時に既に鳳凰学園は耶馬都の中枢にあった。

 成り立ちとかも随分と昔みたいだし、現理事長も何代目なのか周囲に明らかにされていない。

 地下にもいろいろあるし、因使を養成する専門機関と言えど多くの神具を保有している事実は計り知れない。

 

 「……ま、私にはどうでも良い事か。それより出店出店ー」

 

 閑話休題。余計な方向に思考を逸らして時間を取られちゃいけない。

 

 「二の一〇、二の一〇ぅ……あった」

 

 再び眼前に聳える棚。

 嫌気がさして来るけどこれで最後。

 何百以上もある中からタイトルを頼りに視線を泳がせて探していく。

 

 「あ、やっぱり一番上だよね、そうだよね」

 

 諦めながら愚痴を零しつつ、さっきと同じように荊を伸ばしてファイルを落とす。

 頭に当てるようなドジはせず、無事に何事も無く掴み終えて籠に入れる。

 

 「んっしょ……っととと、お、おも……い」

 

 一冊のファイルにはギリギリまで書類が入っている。

 それが合計で十五冊。

 魂獣の私でも少しだけふらつく重さ、でもないけれど気分的に感じる重みは間違いない。

 

 「それじゃ生徒会室に戻らないと」

 

 幸いだったのは、別棟でも別階じゃなくて少し離れた場所に生徒会室がある事。

 これでかなりの距離を歩くのは流石に私でも疲れちゃう。

 まして、書類を探し出すだけで生徒会業務が終わる訳も無く、この後はこのファイルの中から私の担当を熟さないといけない。

 

 「別に今日中にやらなきゃいけない事じゃないけど……って、あれ?」

 

 引き戸に手を掛けてずらそうとした、のだけれども、却ってきたのはガチャガチャと言う音。

 断じて扉が開かれる音じゃなくて、その逆の音。

 

 「……鍵は、内側しか掛からないから締まってる筈もないし」

 

 何度か鍵を掛けたり外したりして見るけれど変化はなく、扉が開かれる事はない。

 鍵穴を覗き込んでも詰まっている様子もないし、戸枠がずれている訳でもない。

 

 「どうしたんだろ」

 

 閉じ込められた、という事実があるのだけれど然程危機感が湧いてこない。

 余りにも戻って来るのが遅ければ生徒会の誰かが見に来てくれるだろうし。

 けれど原因不明というのは何というか、落ち着かないというか気持ち悪い。

 

 「魔力は感じられないけれど……」

 

 結界に似た代物だったなら室内全体に微量の魔力を感じ取る事が出来る。

 けれどそれも全くない。

 

 「まあでも……」

 

 籠を置いて、魔杖を取り出して左側の、丁度長方形の長机が置かれている方向へと向ける。

 

 「別の気配ならさっきからずっと感じ取っていたわ。

  隠れているのもわかっているから、大人しく出て来て欲しいかな?」

 

 一見して私の今の表情も声も穏やかに聞こえるかもしれない。

 けれど聞く者が聞けばわかる筈。

 一切の容赦も油断も無い。

 

 「ふふ、ふふふっ……やーっぱり、流石は英雄と言った所ねェ」

 

 笑い声が部屋の中全体に響く。

 まるで位置を知らせないよう誤魔化すためみたいに。

 でも私の勘は、今こうして魔杖を向けている先に確かにいると確信している。

 

 「私は英雄なんてものになった記憶がないけれど」

 「ご謙遜よォ、百花の神姫って呼び名があるくらいなんだからァ」

 

 それは魂獣大戦に詳しい者でなければ知らない私の昔の通り名の一つ。

 警戒心を高めて、魔杖の先に魔力を流して淡い光を帯び始めさせる。

 

 「次は無いわ。姿を現しなさい。でないと問答無用で攻撃を加えるから」

 「そう……怖いわァ。だから素直に姿を現してあげる」

 

 けれども私の視界に声の主は姿を現さない。

 

 「直前の言葉を反故にするね」

 「……もしかしてと思ったけれど、アナタ素でそれをやっているのかしらァ?」

 「………はぇ?」

 

 微かな苛立ちを覚え始めた直後に背中から聞こえる呆れた声。

 それはさっきまで部屋全体に響いていた女の声と一致しているのだけれど……

 振り返った先、同じように設置された長机の上に腰掛けている魔人のような女が胡乱な視線を私に向けていた。

 

 「…………ふ、ふふっ!

  ひ、引っ掛かったわね。わざと私がアナタがいる場所の反対側に武器を向けて油断させていた事に!」

 「声が引き攣っているわよォ」

 「う、うるさいわよ!」

 

 まさか真反対の場所だとは思わなかった。

 この強がりと誤魔化しもまるで通じていない――というか自分が少し情けない。

 生暖かい微笑みの中に含まれている嘲弄を私は見逃さない。

 

 「と、兎に角!

  この部屋に私を閉じ込めたのがアナタだというのはわかっているんだから神妙になさい!」

 「あらァ? もしかしたら私が一緒に閉じ込められた善良な学生かも知れないわよォ」

 「わかりきった嘘は吐かない方が良いわよ。

  第一、アナタみたいに存在からしていやらしい生物の正体なんて一つだけでしょう」

 

 一層深くなる笑みを向けられて、思わず背中に怖気が走った。

 けれどもお蔭でその姿を確認した瞬間から想定をしていた相手の正体に確信を持てた。

 淫魔。

 魂獣でも、五大種族でもない異なる来訪者。

 次元を超える能力を有する放浪の色魔。

 

 「長生きしていれば、心当たりがあれば直ぐに辿り着けるわ。

  アナタみたいな邪が本質の淫魔がこの学園にいる時点でそれは……敵だわ」

 「コワイコワイ、怖いわァ……怖すぎて、堕としたくなっちゃう♪」

 「!」

 

 一瞬だけ目蓋を閉じた瞬間に真後ろから聞こえる蠱惑的な声。

 反射的に振るった魔杖を持った手は淫魔の顔を捉えるよりも早く、その尾に絡め取られる。

 ぬちゃり、とヌメヌメと尾が帯びている粘液が服の中――直接腕に絡み付いて来る。

 

 「ッ……放しなさいッ……!」

 「いやァよォ、放したら当たっちゃうじゃない」

 

 伸縮する小さい凹凸がある尾はハートの形をした先端で私の顎を撫でて来る。

 腹立つ挑発に乗りそうになる心を抑制して、睨みつける。

 位置関係上、今の私は背中を取られて無防備。まして右腕を拘束されている。

 

 「ならっ……!」

 「させなァいわァ」

 

 空いている左腕を使って尾の拘束から外れようとしたけれど、先に読まれた。

 手首を掴まれ、その細い腕からは信じられない力で細かい動きさえ封じられる。

 残すは足だけだけれど、浮いている相手に足技を掛けても私がバランスを崩して組み敷かれるだけ。

 

 「これで両手は使えないわよォ? 万事休す?」

 「って思うわよね、普通は」

 

 その侮りが、決定的な結果を生み出す。

 私の能力は毒霧散布。

 例え全身を拘束されていても、毒霧を放つ場所は封じられていない。

 

 「今のアナタは私の霧が散布される場所に一番近い場所にいるの。

  この意味、わかるわよね」

 「なるほどォ……アナタの能力の発生源は、この花なのねェ」

 

 そこだけじゃないけれど、一番大量に散布する際に使うのは頭にある二輪の白花。

 身体の動きを封じる麻痺性の毒霧を瞬時に魔力を使って体内で作り出して放出する。

 

 「間近で受けると強烈なの。受けてみなさい」

 

 そう口にして――何も起こらない。

 

 「なっ……!?」

 「あらあら、どうしたのかしら? 何も出ないけれどォ?」

 「嘘……魔力が、集まらない……?」

 

 身体の中で生まれた毒霧。

 出来た事だけは確かだけれど、それを放つための魔力が集まらない。

 集まった傍から分解されて吸われている――淫魔に。

 

 「アナタ、一体何を!」

 「やぁねぇ……何の対策も無しに、アナタみたいな相手の前に現れる訳がないじゃない」

 

 耳元で囁かれる言葉に乗せられた熱っぽい吐息が耳朶を擽って来る。

 ゾクゾクと寒気を感じ取り、身を捩ろうとするけれども身体の自由を奪われている今はそれすら出来ない。

 

 「幾ら自分の能力だと言っても、魂獣がこの魔力の薄い人間界で何かをするのには必ず魔力が必要。

  魂獣界みたいに大気中に大量の魔力があるなら兎も角、この世界では自分の内側から作る魔力がメインタンク。

  なら、そのタンクから身体(ホース)を通って流れ出す先を押さえてしまえば、自由に出来るのよォ」

 「そんな無茶苦茶な事を……」

 

 言っている事は分かるけれど、それがどれだけ高難度の技術なのか。

 自分では無く他人の魔力が放出される場所をピンポイントに見つけて、その制御を奪うなんて。

 そもそも一体いつ、私はその制御を奪われたの。

 

 「さぁ……て、それじゃ時間も限られている事だし、種だけ植えておこうかしら」

 「私に、何をするつもり……」

 「そうねェ……んー、まあ端的に言えば……淫乱にさせちゃう?」

 「死んでもごめんよ!」

 

 無理やりにでも――それこそ尾を引き千切らんばかりに力を込めて暴れようとするけど出来ない。

 でもこのまま何も抵抗をしないまま、相手の思い通りに事が運ぶのだけは絶対に認められない。

 

 「別に良いじゃないのォ、気持ち良いわよ?」

 「そういう問題じゃないわ! アナタみたいな淫魔がそういう事を言うって事は、私だけで収まる話じゃない。

  私を優先的に狙ったのは――私の能力を活用する為でしょ!

  だったら尚更、アナタの思い通りにさせる訳にはいかない!」

 

 私の毒霧は先程作り出した麻痺毒の他に致死性の毒、誘惑など様々な効果を生み出す。

 勿論それは――媚薬のような催淫作用のある物でさえ。

 自分にしか使った事が無いけれど、断じてそれは悪用されちゃいけない類。

 

 「無駄な努力よォ……私の尾が分泌する液体に、びっちゃり触れているんですもの」

 「淫魔らしく媚薬が付いている、とか……?」

 

 忌々しく思いながら問い掛けると、淫魔は一層笑みを濃くした。

 

 「ただヌルヌルするだけよォ」

 「ローション!?」

 「嘘よォ」

 「~~~っ!」

 

 この人を弄んでからかう性格が本当なのか、それとも私の精神的な余裕を崩そうとしている演技なのか。

 判断は付かないけれど、後者なら見事に効力を発揮している。

 正直、素手でも良いから今すぐ殴り飛ばしたい。私がそう思ってしまうくらいに笑顔が苛々する。

 

 「ふふっ、効果を素直に言うと思ってるのォ?

  マンガみたいな世界じゃあるまいし、自分の力を説明する訳ないじゃないのォ」

 

 確かにその通りだ、と臍を噛む。

 きっと表情も隠せていないんだと思う。

 

 「私の尾の粘液はね、魔力の流れを狂わせるの。しかも粘液は毛穴から一気に体内にまで浸透しちゃう。

  因みにそれは私の意思で操作出来ちゃうから、アナタが抑制状態に戻らないのはその為よォ」

 「……ねえ、前言撤回って言葉知ってるの?

  それより私をからかってるのよね! そうでしょ、ねえ!」

 「流れが狂うって事は、今まで正常に流れていたものがおかしくなっちゃう。

  異変が起きるのは当たり前。本来の腕力や能力の制限なんて簡単なのよォ」

 「せめて会話はしてよ!」

 

 淫魔が言っている事は酷く重要なのに集中できない。

 思いっきりペースが乱されている。

 

 「ふーっ、ふーっ……ふぅ、で、でもこれで私の動きを完全に封じたとでも?」

 「可愛いわねェ、むきになっちゃうくらい反応して。普段のアナタとは全然違うわァ。

  それだけ――余裕がないのねェ」

 

 歪んだ口角と見開かれた妖艶な瞳が私の心情を的確に貫いてくる。

 わかっていた。

 わかっていた事だけれども、まんまと相手のペースに乗せられて、抵抗すらままならない状態に追い込まれている。

 いつまでも私が戻ってこない異変に気付いて誰かが来る事は在り得ても、それが今すぐだなんて保証はない。

 

 「花媛香具耶ちゃん……ふふっ、普段のアナタは荊姫ちゃんの一歩後ろに控えてる。

  彼女を的確にサポートして、自分を殺さず母のように諭しているわねェ……ふふふっ」

 「なにが……おかしいの」

 「いいえェ……素晴らしいわァ。

  魂獣大戦の時も、アナタはそんな風に周りを助けていたのでしょうねェ。

  だからイヅナちゃんやナイアーラちゃんみたいにファンクラブが出来たりするのでしょうね、ここでも」

 

 さっきの呼び名含めて魂獣大戦の事も言葉ぶりからまるで見て来たかのように淫魔は言っている。

 なんだか聞き逃しちゃいけない部分もあった気がするけど、今はそっちよりもこの淫魔の正体が大事。

 でももっと大事なのは私自身の安否なんだけれど。

 

 「ほら、魔力が薄いこの人間界で解放状態を維持したまま中の魔力がおかしいのはどう?

  もう手も足も、動かせないでしょう? 動かせるのは指かしら? でも指だけじゃあねェ……」

 

 甚振られている気分。

 いや、実際この淫魔からすれば身動きできない私を焦らすように甚振っているんだろう。

 種――その内容がどんなものかは、彼女の正体から考えれば想像つく。

 というより自分から淫乱がどうのこうのと言っていたのだから、下手をすれば人格すら壊されるかもしれない。

 私が私でなくなる。

 それは怖い。怖いけれど、もっと怖いのはシヅカにこの淫魔の食指が伸びる事。

 

 「舐めないで。私は魂獣。このまま自分が壊されるくらいなら死を選ぶわ」

 「健気ねェ。でもそんな死んだなんて物騒な事はダメよォ。

  それに――痛くなんて、これっぽっちもないんだからァ」

 

 背中から、淫魔の手が私の身体を弄るように回ってくる。

 服の上から胸や脇を通って――魂石に指が掛かる。

 

 「なに……を」

 「こうしちゃうの♪」

 「ひっ! あっ、ぇ……ふぁ……?」

 

 ゾプリ、と白い指先が私の胸元にある魂石に沈み込む。

 本能的な恐怖に引き攣った声が喉から漏れたのも一瞬。

 次に困惑が生まれ、何が起きたのか理解できないまま胸の奥底――魂の何かが外れる感覚がした。

 

 「はっ……ふぁぁぁぁぁぁっ!?」

 

 ビクリ、と身体が跳ねたのは一回。

 直後に頭の天辺から足のつま先まで全身に、今まで感じた事のない強烈な快感が溢れ出した。

 まるで身体の内側を細かい毛先で絶え間なく愛撫されてるような感じ。

 身動きが出来なかった上に与えられた快楽の奔流は瞬く間に身体を支える力を奪った。

 膝から力が抜けて崩れそうになるのを後ろから抱き抱えられる。

 わけがわからない快感は私の許容範囲を超えていて、勝手に反応する身体。

 口を引き締める力も入らず、半開きになった口端から涎が零れて、涙が頬を流れた。

 

 「ふぁ……あっ……な、なにし……」

 「すっごォいわァ。魂石に直接、私が奪って来た快感を与えただけでこんなになっちゃうなんて」

 「快感を、与え……?」

 

 一気に思考がふわふわと浮遊感に包まれて、現実味が薄れている。

 でも聞き逃す訳にはいかないと、散逸していた意識を掛け集めて集中する。

 

 「そォ。私は淫魔だものォ。

  今まで他者に与えていた快感を蓄積させて、それを流し込む事が出来るのよォ」

 「なら、今のは」

 「ふふっ……10人くらいの女の子が潮吹きしちゃうくらい感じた時の快感♪

  魂石っていう、魂獣にとっての核に直接流し込まれたご感想はァ?」

 

 そんなの、決まってる。

 

 「最悪、よ……!」

 「とろっとろに顔を快感に蕩けさせちゃっているのにィ?」

 「気分の問題よ……」

 

 感情と、肉体に与えられた快感は別問題。

 脱力した身体を、よりにもよって私の最も大切な場所を弄った張本人に支えられているという事実も。

 

 「このままアナタを犯して堕とすのも良いけれど、面白くないわァ」

 

 ニチャニチャ、と腕に絡み付いている尾の先端が弄ぶように私の頬を撫で擦る。

 肌に粘着く液体の不快感と、卑猥な音が促す淫靡な火照りが忌々しく感じる。

 

 「言ったでしょォ、種を植えるって」

 「まさか……魂石の中に」

 「そうよォ。物理的な物じゃないけれど、確実にアナタに影響を与える物。

  ふふっ、楽しみだわァ。次に会う時が」

 「ま、待ちなさ――いだっ!?」

 

 身体を支えていた存在が霞みのように消えて――当然、脱力していた身体は重力に逆らえない。

 結果、思いっきり背中から床に倒れた。

 

 「いっ、いたっ!」

 

 背中と頭を押さえて悶絶する――と、ここで身体の自由が戻っていると気付いた。

 ジンジンと痛む背中と頭、じんわりと決して気分の良い熱ではない火照りを感じている身体。

 

 「っつー、最悪ね、今日は」

 

 立ち上がろうとして、腰が抜けている事に気付く。

 誰にも見られていないのに湧き上がって来る羞恥心に顔が熱くなる。

 

 

 結局、私の身体が完全に動く事が出来るようになったのは五分程度経ってからだった。

 体感だともっと長い気がしたけれど、資料室の時計を見たらその程度しか経過していなかった。

 色々屈辱的な事が起きたけれど、今は魂石に仕込まれた不愉快な情動は収まっている。

 籠を持って、ゆっくりと歩かざるを得ない中でぶつぶつと文句を口の中で零す。

 それで多少気分は晴れるけれども、ただ問題が先延ばしになっただけで憂慮するべき事が消えた訳じゃない。

 

 「ただいまー」

 「やぁ、おかえり。随分と早かったね」

 「え?」

 

 生徒会室に戻って来て真っ先に声を掛けてくれたのは、ある意味でこの部屋の主であるカナト。

 ついでみんなが口々に挨拶をしてくれるけれど、私はカナトの言った言葉に疑問を覚えた。

 

 「早いって、私1時間近く探してた筈だよ?」

 「何言ってるのだ、香具耶ー? まだ10分しか経ってないのだ」

 

 ふよふよ、と私の頭の上に乗っかる抑制状態のナイアが笑いながら言った。

 

 「え、でも……え」

 

 生徒会室に設置された時計に目を向ければ、確かに私が生徒会室を出てから10分しか経っていなかった。

 でもおかしい。

 だって資料室の時計は確かに1時間近くも針が進んでいたし、体感でも10分以上は確実に経っていた。

 動揺する心を押さえ付けて、渇いた笑いを零しながらこの話題を断ち切る。

 

 「あ、ホントだ。随分集中してたみたいね、私」

 「むしろそれはうっかりなのでわ……いたい!?」

 「何か言った? ナイア?」

 「な、なんでもないですはい」

 

 笑顔を浮かべてナイアに訊ねると、彼女は冷や汗を流しながらケンの所へと戻って行った。

 籠に入った本を机の上に置いて、私も本来ならシヅカが座る場所へと座る。

 そうして詰まれた書類を持って来たファイルと見比べて精査しながら整理する傍らでさっきの異常を考える。

 ただ確証はないけれど、心当たりはある。

 

 (結界に、時間を狂わせる作用があった?)

 

 一番納得出来る答えではあるけれど、同時にそれは空間と空間、その上時間にまで干渉している。

 それが可能な結果を張れるという事は、あの淫魔は相当高位の存在だという事。

 じんわりと滲む汗は、きっと思い浮かんだ想像したくもない事が明瞭と脳裏を過ぎったから。

 というかこびりついて作業に集中出来ない。いやらしい事はなんでこうも鮮明に思い浮かべられるんだろう、私の頭。

 

 「……あ」

 

 ファイリングを一ページずつ間違えている事に気付いた。気付いてしまった。

 幸いにも一〇ページ前後しか違わないからいいけど無駄な労力この上ない。

 これもそれも全てあの淫魔の所為に違いない、きっと。

 

 『あらァ、流石にそれはヒドイわァ』

 「!?」

 

 突如として頭の中に響いた蠱惑的な女の声にびくりと肩が勝手に跳ねた。

 それ以上の変な挙動は何とか抑えられたけれど、まだ心臓はバクバクと大きな音を発している。

 どこから、と顔は動かさずに視線だけ上下左右と見渡すけれど、姿どころか気配すら感じられない。

 

 (どういう、こと……?)

 

 幻聴なのかな、と整理し直す手をファイルに伸ばす。

 

 『気付かないかしらァ……ここよォ』

 「…………あぁ」

 

 種ってそう言う事か、と誰にも聞こえないように嘆息を漏らす。

 声の発信源は他でもない――私の魂石から。

 厳密には、魂石を通して、私の頭の中に直接声を流されている。

 

 『ふふ、ほらほら手を動かさないと周りに怪しまれるわよォ』

 (わかってるわ、アナタに言われるまでもない)

 

 会話が成立するのかさえ怪しいけれど、どうやら一方通行ではないらしい。

 私が心の中で思った事が伝わっている――プライバシーも何もあった物じゃない。

 

 『安心して良いわよォ、別に私がアナタの魂石の中に居る訳じゃないからァ』

 (居たら困るわね。魂石は私達魂獣にとって心臓でもあるし、別れ身でもあるんだから)

 

 警戒を緩めない。

 何が起こるのかさえわからない不安もあるし、警戒をした所で意味があるのかさえわからないけれど。

 

 (種は、私を淫乱にする物じゃなかったの?)

 『ふふ、媚薬じゃないんだから――どうやってそう言う風に仕立て上げるのかまでは言ってないわァ』

 

 てっきり媚薬のように催淫効果のあるもので日常生活の中でじわじわと嬲られるのかと思っていた。

 けれども淫魔の言葉を信用するなら、そういう事ではないらしい。

 不穏なものを感じずにはいられないけれど。

 

 『そうねェ……たとえばこんな事をするのよォ』

 「んいっ!?」

 「にゃっ!? な、なんなのだ香具耶!?」

 

 淫魔が頭の中で変な事を呟いた直後、おっぱいを強く揉まれたような感触が襲ってきた。

 ふいに漏れる喘ぎに近い甲高い声。間近にいたナイアが盛大に驚いている。

 

 「ご、ごめんなさい。ちょっと指挟んじゃっただけだから」

 「お、驚き過ぎなのだ。こっちがびっくりしたのだ」

 

 笑って誤魔化そうとするけれど、胸の奥に生まれた快感が身体を熱くさせている。

 一瞬だけの快感で、実際におっぱいを揉まれた訳じゃないのに、それと同等の快感。

 

 『良い反応だわァ』

 (何を……したの)

 『簡単な事よォ、さっきしたみたいに魂石を通して快感を流し込んだの』

 

 ゾクッ、と全身が泡立つような寒気を感じた。

 足腰が立たなくなるほどの強烈な快感の奔流と同じことをいつでもされてしまうかもしれない。

 少し会話をしただけで分かる快楽主義の淫魔は、私を辱める事に抵抗が無い。

 自分が愉しいと思う場面で、好きなように弄ばれる。

 その事実を突き付けられたも同然の言葉。

 

 『一回切りだと思ったのかしらァ? ふふ♪』

 (冗談じゃな――)

 「ッ……ふっ、ん……!」

 

 次に訪れたのは、乳首を捏ね繰り回される快感。

 実際には何もされていない。ブラジャーの中で収まる乳首は動いてすらいない。

 けれども人の指先みたいなもので上下左右に軽く引っ張られて擦られている。

 漏れ出そうになる喘ぎを必死に唇を結んで堪えて、ファイルの整理を続ける。

 

 『さあ、これからあと一時間。生徒会業務が終わるまで、どれだけ耐えられるかしらァ?』

 

 そんな挑発的な言葉に、心の中で反論する余裕すらない。

 誰かに与えられる快感に慣れていないのもあるけれど、尋常じゃない。

 ずっと焦らされ続けてビンビンに勃った乳首を執拗に嬲られているような感覚。

 経験した事が無いけれど、言葉にするならそんな感じ。

 上半身や頭だけじゃなくて、下半身まで熱くなってきている気がする。

 こんな責め苦が一時間も続く――耐えきれるのかしら、と私の心の迷いを突くように快感が襲ってきた。

 

 

 ◇

 

 

 学園から徒歩で三〇分以上掛かる距離にある学生寮。

 その帰路を、茹だった思考のまま堪えるように足を動かして進む。

 

 「ふぅっ……んんっ……ぁっ」

 

 どうしても漏れ出てしまう快感の喘ぎ。

 自分の声かと疑ってしまうくらいに甘く熱っぽくて、そのまま流されてしまいそうになる。

 

 『頑張るわねェ……一回もイかないで耐え切ったのは良いけれど、限界かしら?』

 「うるさ……ひぅっ、んんんぁっ」

 

 クチュリ、と幻聴と共に耳の中を舐められる感覚が襲ってくる。

 普段なら不快感しか感じないそれも、今の快感を受け続けた身体には快楽と認識されているのか、一瞬体が震える。

 生徒会室からずっと続いている胸への快感は多岐にわたって、揉む、舐める、抓る、擦る、捏ねる。

 全てが同時に襲って来た時はもうだめかと思ったけれど、耐え切った。

 けれど、耐えて耐えて――蓄積されてきた快感がいつ爆発するのか、私自身分からない。

 こうやって帰り道を歩いていても、意識はどこかぼんやりとしている。

 

 『足がガクガク震えてるわよォ。人通りの少ない住宅街でも目立っちゃうわよォ』

 「わかって、はぅっ……はっ、ふぁ……る、わ」

 

 与えられる直接的な快感は胸回りと耳だけだけれど、その影響は全身に回っている

 一度も触っていない乳首は固く起き上がって、ブラジャーと擦れ合って実際に快感を生み出している。

 お腹の奥はキュンキュン疼いている気がするし、パンツも少し湿っている感じがする。

 徐々に、魂石から広がっている快感の影響が私の身体に結果として現れている。

 発情期を迎えていたり、或いは欲求不満がずっと続いている時みたいな気分になりかけている。

 

 『ねェ、太股からえっちなお汁が垂れてるわよォ』

 「垂れて、ないっ……!」

 

 挑発に乗っちゃいけない。

 実際は起きてもいない事を指摘されて熱くなる顔。

 けれども、この状態が続けば確実にアソコは濡れそぼってしまう。

 そうしたら、パンツの布では吸い切れなくなった愛液が零れて――淫魔の言うとおりになる。

 

 『良いわァ、その快感を我慢している顔、すっごく良いわァ♪

  そそられちゃうわァ……そこいらの男なんて一発で釣れちゃいそう』

 

 帰り道、何人かの男子学生とすれ違ったけれど、全員が二度見をして来た。

 そして総じて顔を赤らめて足早に去って行ったから、強ち間違ってはいないのかもしれない。

 でもそれを受け入れられるかどうかは別。

 大きくなるのは羞恥心と快感だけ。どちらも断じて受け入れたくない。

 

 『でも少し想定外だわァ。てっきり一回はイっちゃうかと思ったのだけれど……』

 「お生憎、んんっ、さま。私は、我慢づよ、ひぅっ、づ、つよいん、だか、らぁ、ふああっ」

 

 不意打ちのように乳首を甘噛みされて舌先で突かれた。気がした。

 いや、実際そんな風な刺激が与えられて、ジンジンと甘い痺れに声が緩んだ。

 だらしなく緩まった口端から涎が零れそうになるのを啜って堪えるけれど、電柱に手をついてないとへたり込んでしまいそうになる。

 

 『どこが?』

 「うる、ひゃい……」

 

 癪に障る笑い声に呂律の回らない舌で反論する。

 帰って来るのは更なる笑い声だけだけれど、一々構っていても仕方ないのかもしれない。

 というか構う必要なんてこれっぽちもないんだけれど。

 

 『人がいないからいいけれど、今のアナタ、独り言凄いと思われるわよォ』

 「うる、ひあっ!?」

 『あらァ? あらあらァ?』

 

 舐めしゃぶられている。

 乳首を舌で舐められている。

 舌のざらつきと涎のヌメリとした感触、与えられて来る快感が齎す刺激に甲高い喘ぎを抑え切れなかった。

 吸われて、軽く引っ張られて、更に甘噛みまでされてくる。

 思わず胸元を抑え込んで耐えようとしたけれど、実際にされている訳じゃないから快感は止まらない。

 むしろ支えが無くなって立っている事すら出来なくなって、地面に座り込んでしまう。

 

 『おっぱいだけでこんなに感じちゃうなんて、あっちにも流したらどうなるのかしらァ?』

 「ふっ、くぅっ……ぁっ、一時間以上も、ずっとされてたら誰でもこうなるわよ……んぃっ」

 

 よろめきながら、電柱に重心を半分以上傾けながら立ち上がろうとする。

 でも足はガクガク震えて力が入らず、立ちあがれる気配が自分でも全く感じない。

 

 『もうここで自分で弄っちゃえば良いじゃない。

  そうすれば少しはスッキリ出来るかもしれないわよォ?』

 「そんなっ、こと。出来る訳ないでしょう……!

  大本の原因が、偉そうに、んんっ、いわない、で」

 

 こうしてる間にも胸の周りに与えられる刺激は全然止まらない。

 いやらしく乳首を舐められ、おっぱいは付け根の辺りから入念に揉み込まれている。

 それもただ強くじゃない。

 緩急を付けて、まるで私がどうすれば感じるのか理解しているみたいに。

 

 「ふぁ……ぁ、ぁぁぁ……」

 

 ダメ、おかしくなる。

 本当に揉まれてるみたいに、舐められているみたいな錯覚が強くなる。

 必死に我慢していた涎も垂れて、胸元の服が濡れていく。

 足腰だけじゃなくて、上半身にも力が入らない。

 

 「んぁ……ふぁぁぁ……」

 

 全身が浮遊感に包まれて、頭がぼんやりとしてくる。

 でも身体の内側がどんどん熱くなってきている。

 まずい、まずいのに、それに逆らう事すら出来ない。

 片隅では誰かが出てきたら良い訳のしようがないから早く立たないとって思ってる。

 

 「ふぅ……ぁぁぁ……」

 (だめ、ずっと我慢して来たから……もっ、もう……)

 

 せめて、声を上げないように唇を固く結ぶ。

 頭の中に響く淫魔の笑いに一層の深みが増して、一瞬だけそれが聞こえなくなる。

 同時に――お腹の奥、膣内を繊毛で激しく愛撫されて、子宮口を固い何かで突かれる刺激が来た。

 

 (ひぅっ!? だっ、めこれっ……いっちゃ……!?)

 「んんんっ!? ふぅっ、んんっ……~~~!」

 

 胸にばかり集中してきた快感は爆発的に膨れ上がる。

 不意を突くとばかりに流し込まれた一番敏感な場所への快楽の奔流は私の抵抗を簡単に上回った。

 目を見開いて、咄嗟に掌で口を塞いでも漏れ出る絶頂の喘ぎ。

 視界がチカチカと明滅して、頭の中が一気に白濁して訳が分からなくなる。

 

 「ふっ、ふぅぅっ……!」

 

 時間では一瞬なのかもしれないけれど、私の体感からすれば一〇分以上も続いた絶頂感。

 ぽろぽろと零れる涙は悔し涙なのか快感からの涙なのか私自身でさえわからない。

 快感の気持ち良さに何もかもどうでもよくなりそうなのを、散らばった理性を掻き集めて抑え込む。

 脱力感に苛まされ、立つ気力すら起きない。

 

 『ふふっ、我慢し過ぎて凄かったでしょォ? 直接子宮口を叩かれる快感は?』

 

 憎まれ口に反論を返す事も出来ない。

 肩で息をして、まだ節々に残った強烈な快楽の残滓を少しでも払拭する。

 それが意味の無い事だとしても、今のままじゃ本当に身動き一つ出来ない。

 

 「はっ、ふぅっ……ふぅ……はぁっ」

 

 口元から手を放すと、手のひらと唇の間に薄い涎の糸が掛かる。

 どれだけ我慢しても堪え切れずに零れたのかもしれない。

 汚いとか、拭かないといけないって考えよりも先に、いやらしいって考えが過ぎる。

 

 (頭の中が、ピンク色になってる……えっちな事ばかり、浮かんできてる)

 

 へたり込んで、くの字に曲がった足の間、ワンピースの裾の中に手を忍び込ませる。

 ゆっくりと周りを見回して人がいない事を確認して、ほんの少しだけパンツに指先を触れさせる。

 

 「ひっ……んんっ……はふっ……」

 

 ほんの少し、押し込んだだけで我慢出来ずに漏れ出る甘い声。

 それが私の口から出たのだとは自分でも思えないくらい卑猥な声音だった。

 でも問題なのはそっちよりも、指が触れたパンツの方。

 指先に感じる湿り気――というより、明らかな粘着くヌメリと、くちゅりという音。

 否定する事もできないくらい激しくイったのだから当然かもしれない結果。

 

 (まだ、潮を吹かないだけ、ましかもしれないけど……

  でもこれじゃ、さっき淫魔が言った通りになる)

 

 裾から手を出して、パンツに触れた指先を見る。

 透明じゃなくて、白く粘々したいやらしいニオイがする粘液が付いていた。

 無視できないパンツと秘所の濡れ具合。しかも本気で感じてしまった時に出る白濁汁が見て取れた。

 

 『美味しそうなまん汁ねェ……

  ふふっ、今すぐにでも香具耶ちゃんのおまんこにむしゃぶりつきたいわァ♪」

 「させる、わけっ……ない、でしょう……!」

 

 嬉々とした声に虫唾が走る反面、その光景を想像して身体が勝手に震える。

 恐怖と期待。その相反する二つの感情に揺れる肉体の本能。

 このままじっとしている訳にもいかないのに、絶頂の余韻から私はまだ抜け出せない。

 

 『どうかしらァ? 一度イってスッキリしたかしらァ?』

 

 見ればわかるのに、見ている筈なのにそんな事を言ってくる。

 今の私のどこがスッキリしている風に思えるのか。

 寧ろ――一度絶頂を受け入れた身体は貪欲に快楽を求めようと疼きを高めてる。

 私の心まで呑み込もうとしてくる。

 

 「は、這ってでも……」

 『んゥ?』

 「這ってでも、寮に帰ってやるわよ……絶対、にぃ……!」

 

 漏れ出そうになる甘い喘ぎを必死に抑え込んで宣言する。

 と同時に、四つん這いのまま身体を動かす。

 情けない姿で、惨めな気分になるけれど、あのままあそこで身体の熱が引くのを待ってられない。

 次に淫魔がどんな辱めをして来るのかわからない以上、第三者が現れるのだけは避けなきゃいけない。

 

 (巻き込むかもしれないし、何より……)

 

 それが碌でもない男だったら、淫魔は絶対にそれを利用して来る。

 

 『流石にそれは……引くわァ』

 「誰の所為だと……!」

 「だから」

 

 今まで頭の中に直接流れ込んできた声が、耳元でした。

 ゾワッ、と音が聞こえるような錯覚と同時に全身の産毛が総毛立つ。

 

 「少し、場所を変えましょうかァ♪」

 「なに――」

 

 を、と続けようとした言葉は、揺らめいた景色と共に掻き消された。

 一瞬だけ全身を浮遊感が包んで、次に落下する身体。

 

 「ふぎゃ!?」

 

 痛み、ではなくふわふわとした感触に悲鳴が零れる。

 何が起きたのかと周囲を見回せば――私の部屋だった。

 鳳凰学園の学生寮。

 その中でシヅカと私が使っている部屋で、それほど広くはないけれど個人で宛がわれてる部屋。

 神具の中では無くて、顕現している状態の時に使うこの場所――何よりも見慣れている部屋。

 

 「なっ……てれ、ぽーと……」

 「んふふふっ、帰りたがっていたから帰らせてあげたのよォ?」

 

 感謝して欲しいわ、と続く言葉さえ私の耳を素通りしていった。

 自由に動かす力が身体に入らず、仰向けで抵抗出来ないの状態。

 瞬間移動という能力もそうだけれど――既に私とシヅカの部屋が知られていた事実が茫然とさせる。

 

 「記憶を、覗いた……の?」

 「そんな事まではできないわァ。単純に、今日まで香具耶ちゃんや荊姫ちゃんを視ていただけよォ」

 

 何一つ安心出来ない言葉が返ってきた。

 霞のように揺らめいて、淫魔が姿を現す。

 よりにもよって、私に跨るように。

 

 「あァ♪ 抵抗出来ない女の子を犯すのって、最高のシチュエーションだと思わないかしらァ?」

 「全く思わないわよ……ひゃあっ!?」

 「でも身体はそうじゃないみたいねェ。ふふ……この固いのは何かしらァ?」

 「やめっ、おっぱい弄らない、でぇ、ひぁっ……あぁっ!」

 

 覆い被さるように四つん這いで迫ってきた淫魔は服の上から私の胸を触って来た。

 散々快楽を流し込まれて敏感になっているから、服の上から触られるだけで身体が痺れる。

 押し退けようとするけれど、全然力が入らないから意味がない。

 

 「ふぁぁっ!? だめ、押し付け、ないでよぉ……!」

 「やァよォ、良い反応してくれるからもっと押し付けちゃう♪」

 「ひっ、ああっ、やっ、ふああっ」

 

 淫魔の膝が、私の股下に潜り込んで秘所をグリグリと押して刺激して来る。

 擦るように微動させて、逃れようと身をくねらせれば組み敷かれる。

 じんわりと、パンツの濡れ具合が強くなって、秘所から愛液が更に漏れてる気がした。

 ううん、違う。実際に漏れてるんだ。

 

 「聞こえるかしらァ? 膝の方から、ニチュニチュっていやらしい音がしてるのォ?

  香具耶ちゃんからは見えないだろうけど、ワンピースにまでまん汁が染みてるわよォ」

 「ああっ、言わなくて、い、ひいっ!? やあっ、強くしないでっ、ふあああっ!

  だめ、そんなに、一緒にされたら……ま、たぁ、んぁぁああっ!」

 

 服の上からわかるくらい勃った突起を指先で摘ままれながらおっぱいを揉まれる。

 同時に、膝の秘所への押し付けられる強さが増すと一気に頭の中が真っ白になる。

 抗う間も無く、私の口からあられもない声が漏れ出ながらイかされる。

 

 「ふあっ、あふっ、ひああっ……!」

 「一度イっちゃったら、堪えるのも難しくなるでしょォ?

  種はそういう効果もあるのよォ。イく度に、快感への抵抗が薄らいで行く……」

 

 こんな風に、と耳元で囁かれるのと同時に、淫魔の身体が密着して来る。

 豊満な淫魔の胸と私の胸が重なり合って押し潰れ合う。

 卑猥な光景に呆然としたもの一瞬、押し付けられた膝が退いたら、淫魔の手が一気に秘所を責め立てて来る。

 

 「ひゃあああっ!? ああっ、やめ、やめ、んんあああっ!?」

 「ほらァ、凄いでしょォ! イった余韻も熱も冷めない内におまんこを弄られちゃうと!

  暴れちゃダメよォ……ほらほら、またイっちゃいなさい……!」

 

 パンツの上から押し込まれる指が上下に激しく動いている。

 ニチャニチャと粘液が絡み合って淫らな音が私の下半身から激しくなっている。

 破かれるのかって、思っちゃうくらい強く押し込まれた指は少しだけ奥に入り込む。

 割れ目に沿って、パンツの上から左右に少しだけ開かれて、私のクリトリスを何度も弾く。

 

 「ひゃひい!? ひっ、あああっ!?

  だめ、ダメダメダメェッ、はげ、ひっ、すぎぃっ、んんぃぁああ!?

  イ、いっちゃ、こんら、うそっ、またイっちゃ、うううっ!」

 

 快感に跳ね上がりそうになる身体は淫魔に押さえ付けられて身動きが取れない。

 ばたばたと勝手に足が動いて、アソコから全身に流れ込む快感が頭の中を埋め尽くして行く。

 口の緩みを抑え切れずに、ダラダラと涎が零れて、腰が浮き上がる。

 

 「ひぎっ、いああっ!? あひっ、ひあああっ!

  いあっ、イって、イってるからぁぁっ!? やめ、やめひぇ!」

 

 アソコが熱くて、電流のような痺れが止まらない。

 それが快感なのかどうかさえ判別できない強烈な刺激が思考を飲み込む。

 身体中で絶頂をしているのに、淫魔の指は止まらず上下に動きながらクリトリスを刺激する。

 

 「ひっ、ああっ!! ああああぁっ!?」

 (ダメェッ、これいじょ、されたら……出ちゃ!?)

 「良いわよォ、もっともっとイっちゃいなさい!」

 「あいいっ!? ひあああ、あああああっ!

  らめ、れちゃ、れちゃうううっ、いいいああっ!」

 

 熱が一気に下半身に集まって、それが限界を迎えた。

 プシャッ、と跳ねる腰と共にパンツ越しに噴き上がる液汁。

 

 「ひああ! でちゃ、止まんない、ひあああっ!」

 

 何度も何度も、腰が跳ねる度に小刻みに噴き上がる。

 それが私の秘所から噴き出す潮だと認識したら、抑えが利かなくなった。

 プシャアアアッ! と一気に漏れ出してベッドを濡らして行く。

 ワンピースの裾を捲られて、見せ付けるように勝手に浮かび上がった腰からドンドン噴き出している。

 淫魔が笑みを深めて指の動きをクリトリスを弄るのに重点的に変えると、勢いも強くなる。

 溢れ出して来る羞恥心と快感の嵐。

 これが私の声なのか、と自分でも疑うような淫靡に蕩けた甘ったるい嬌声。

 

 「ふぁあっ、あああああっ♡」

 

 気持ち良い。

 逃げられず、私の理性を呑み込もうとして来る淫猥な熱波が頭の中を焼く。

 どれだけの間、絶頂を繰り返していたのか、それさえもわからない。

 少しずつ戻ってきた落ち着きと相反する荒くて浅い呼吸と朦朧とする意識。

 舌なめずりをして私を見下ろしている淫魔と、ベッドを越えて床に溜まった水溜まり。

 

 「ふぁ、あふ……はぁ……ぁぅ……」

 

 ゆっくりと、深い呼吸に切り替えて身体を落ち着かせる。

 身体はまだまだイった余韻から抜け出せず、微かに身動ぎするだけで快感が生まれる。

 でもなんとか、それは抑えられるくらいにまで弱まってきた。

 

 「はぁ……あぇ……?」

 

 そして、気付く。

 いつの間にかワンピースを脱がされている事に。

 ベッドの脇に脱ぎ捨てられていて、今私は下着だけしか着ていない。

 

 「いつ……に?」

 「香具耶ちゃんがイってる間に♪」

 

 その笑顔が腹立たしい。

 けど攻勢に出る気力すら今は無い。

 睨みつける事しか出来ない事も悔しいけど、為す術なくイかされた事が一番悔しい。

 

 「あれだけ激しく潮吹きまでしたからパンツがビショビショねェ♪

  このまま脱がしてあげるわァ」

 「ちょっと、やめ……」

 

 言葉だけの抵抗は意味を為さず、ヌチュッ、と粘着く音が響く。

 濃い粘液の糸がアソコとパンツを繋いでいて、完全に脱がされた後も途切れない。

 

 「やらしいまん汁……れろぉっ♪

  ふふ、香具耶ちゃんの味、おいしいわァ」

 

 見せ付けるように、私のパンツから垂れる白濁液を舐め取る淫魔。

 この部屋の中に漂う淫らなニオイは決して、私だけのものじゃないと理解する。

 

 「さァて……それじゃあ、御開帳といきましょうかァ」

 「っ……ふぁっ」

 

 僅かでも抵抗しようと足に込めた力はあっさりと負けて、大きく左右に脚を開かれる。

 俗にいうM字開脚、という卑猥な姿を淫魔の前で晒してしまう。

 そのまま淫魔は開かれた脚の間に入り込んで――それを取り出す。

 

 「……はっ?」

 「あら、驚いたァ? ふふっ、驚くわよねェ♪

  でもねェ、私は淫魔。教えてあげるわァ、淫魔って……両性具有なのよォ♪」

 

 女性物のパンツのような布面積の薄い服のどこに隠していたのか。

 そう一瞬でも思ってしまう程、淫魔の股間で屹立する男の人のおちんちんはデカかった。

 長くて、太くて、血管が浮き上がっていて、反り返っている。

 

 「うそ、でしょ……なんで、そんなの出して……」

 「使うからよォ。香具耶ちゃんの、この、おまんこに挿入れちゃうの♪

  ビラビラも物欲しそうにヒクヒクして、今もまん汁が止まらないイヤラシイお口にね♪」

 「ふあっ、ひゃぅっ!」

 

 腰を下げて、ニチュン、と亀頭の先っぽを私の秘所に擦らせる。

 一回だけ。まるで掬うように動いたおちんちんの先っぽに白濁した糸が引いていた。

 それがなんであるのかなんて、今更考えるまでもない。

 

 「ほらァ、わかるかしらァ?

  一回擦っちゃっただけでもこんなに濃ゆいまん汁が付いちゃってるのよォ」

 

 今度は竿の部分を割れ目に合わせて、上下に動かしてくる。

 亀頭の傘になっている窪みが丁度クリトリスに引っ掛かって、淫悦が溢れ出してくる。

 

 「ひぅっ、やめ、ひゃあっ」

 「聞こえるでしょォ? ニチャニチャ、クチュクチュってェ♪

  擦ってるだけでおちんぽに香具耶ちゃんのまん汁が絡み付いて来てる……♪」

 「うごかさ、ない、でっ、いっ、ひゃんっ!」

 

 耳元で囁かれる卑猥な言葉と、実際に聞こえてくる淫靡な水音。

 音源に目を向ければ、私のアソコから漏れ出る白濁液がおちんちんに絡み付いて白く染めてる光景。

 どんどん粘度を増して、濃い糸が何本も繋がってる。

 それでもさっきみたいな激しい手淫で与えられていた強烈な快感じゃない。

 

 (けど、それが……もどかしくて、じれったくて……)

 

 拒絶したいのに、まだまだ淫熱を宿した身体は更なる快感を求めている。

 焦らされ、また昂ぶっていく肉体の感度。

 

 (おちんちんが、擦ってる……のに、刺激が弱くて……)

 

 足を掴まれて、腰をスライドさせておちんちんを擦りつけて来る淫魔。

 その姿勢はまるで正常位で挿入されている錯覚を私に齎す。

 けど、実際に私が得ている快感はほんの少しだけで、高まっていくどころか小さく溜まっていくだけ。

 

 (欲しい、けど……でも、そんなの……)

 

 このまま流されて、受け入れてしまえばどうなるのか。

 挿入の快感は一度与えられているからこそ、耐えられないとわかってしまう。

 

 「ほらァ、焦らされて我慢出来ないんじゃないのかしらァ?

  グチョグチョのおまんこをォ、おちんぽで掻き混ぜられたいんじゃないのォ?」

 

 何度も何度も擦り付けられて、閉じていた割れ目は今じゃすっかり左右に開かれてる。

 淫魔の言うとおり、まるでいつでもおちんちんを受け入れると言わんばかりに。

 

 (私自身、期待してる……欲しがってる……)

 

 さっきから頭の中には、おちんちんに犯されている自分の姿ばかりが浮かんでいる。

 今までの比じゃないくらいえっちな声で喘いで、トロトロに蕩けた顔をしている自分。

 

 「おねだりすれば今すぐにでも挿入れてあげるわよォ……?」

 「っ……するわけ、ないでしょ……!」

 「あらそォ、残念ねェ……」

 

 そう言って、今まで擦り続けてきた竿がアソコから離れていく。

 糸を引き、遠ざかるおちんちんを目で追い、思わず口から零れる切なげな声。

 それが私の声だと認識して――

 

 「まァ、しなければ挿入れないとは一言も言っていないのだけれど♪」

 「ひっ、ひゃああああっ!?」

 

 宛がわれ、刺し貫かれたのも一瞬だった。

 嫣然とした笑みと揶揄する声と同時に、反り勃つおちんちんが私の秘所に挿入された。

 痛みはほんの僅かだけで、直ぐにグチュグチュに濡れそぼった膣内は異物を受け入れる。

 私自身が漏らす白濁液を潤滑油にして、押し返すように締める膣肉を擦り上げながら突き進んでくる。

 コツン、と何かに当たった音が頭の中に響いて、全身を一気に快感の奔流が支配した。

 

 「かひっ!? ひっ、あ……ひいっ!?」

 「あらァ、処女膜どころか一気に子宮口まで辿り着いちゃったわァ♪

  良い締め付けだし、これならおちんぽも良いカタチに変わりそうねェ♪」

 「ひぅあっ! やっ、そっ、こぉ、こすら、んんひぃぃっ!?」

 

 視界がチカチカと明滅してる。

 ガチガチと勝手に奥歯が震えて音を鳴らしてる。

 一番奥にまでおちんちんが挿入されて、再び私のアソコが潮吹きを繰り返す。

 痙攣するように身体が震えて、理解の範疇を越えた快感の津波が私の思考を奪う。

 

 「それダメぇっ、だめっ、おかしくっ、なるぅぅっ!

  ふあああっ!? あひっ、ひあああっ!」

 「すっごい締め付け。搾り取ろうとしてるみたいよォ……♪

  種も良い感じに染み込んでいるみたいだし、少し……弾けましょうか……」

 

 円を描くように腰を動かして、子宮の入り口を愛撫していたおちんちんの動きが変わる。

 腰がゆっくりと引かれて、密着していた接合部から白い糸が何本も生まれる。

 膣内の全てを愛撫するように引かれていくおちんちんの傘が、私の膣内でも一番感じる所に引っ掛かる。

 

 「ひううっ!? そこっ、はああっ!?」

 「あら、やっぱりこの体位じゃポルチオよりもGスポットの方が感じるみたいねェ」

 「んぁああっ、だめ、それも、ダメェェっ!」

 

 クニクニと亀頭で撫でるような円運動が膣内で繰り返される。

 それも私が一番感じてしまう場所で。

 

 「まん汁がどんどん溢れてビチョビチョよォ♪

  ほゥら、こんなのはどうかしらァ?」

 

 ブラジャーを上にずらされて、脚を掴んでいた手が顔の横のシーツに移動する。

 その上、上半身に淫魔が覆い被さって来て、乳首と乳首が激しく動く度に擦れ合わさる。

 

 (ひあっ! た、ただでさえおまんこが凄いのにっ、おっぱいまで、なんてぇ……!)

 「それを口にすればいいのにィ。まだえっちな言葉に抵抗あるのかしらァ?」

 「あっ、あたり、ひゃああっ!」

 

 身体は既に快感を受け入れ、次々と内側から蹂躙して来る淫悦によがり狂ってる。

 自分の身体なのに、全くいう事を聞いてくれないのに、それが不快ではない事実。

 前後左右、不規則に小さく速く動く淫魔は私の敏感な場所を全身を使って弄って来る。

 ただでさえ身体が快楽に屈しそうなのに、心まで折れたらもう逃げられなくなる。

 

 「我慢は身体に毒よォ。香具耶ちゃんの身体はもう出来上がっちゃってるものォ」

 「そん、らこと、な……ひゃあっ! ひぁっ、んんぁっ!」

 「ピュッ、ピュッって一突き毎に小さく潮吹きしてるし……ほぅらっ!」

 「かひっ、ひぃっ、あっ、あああっ!?」

 

 膣内の奥の方。再び子宮口を捏ね繰り回すように亀頭が押し付けられる。

 けどそれだけじゃない。

 器用に私と自分の身体の隙間に腕を差し入れて、クリトリスを指先で摘まんで激しくしごかれる。

 金切り声が喉から勝手に漏れ出たのも一瞬で、直ぐにそれは快感に蕩けた甘い喘ぎに変わる。

 ずっとイっている状態から何度も何度も大小の差が激しい絶頂が次々と私に襲い掛かってくる。

 

 「やっ、やらあっ、も、イき、いきたくな……んああああっ!」

 「んちゅっ……れろっ」

 「ひぁっ、ああっ、あああああっ!?」

 

 苦しいのに気持ち良い。

 現実味の薄い浮遊感に思考が囚われて、快感だけが心も身体も呑み込んでいく。

 乳首やおまんこだけじゃなくて、ただ首筋を舐められるだけでも声を上げてイってしまう。

 太股や脇腹を撫でられ、耳を甘噛みされて頭の中がチカチカと何度も明滅する。

 飛びそうに意識は絶頂の波に叩き起こされて、快感に身体がよがり狂う。

 

 「あたまぁ、おかしくっ、おかしくなるっ! きもちっ、ひああっ!

  ふあああっ、あひぃっ♡!? ひきっ、んんんぁぁぁあっ!」

 「ふふっ、気付いてるかしらァ? 香具耶ちゃん、もう自分から腰を振ってるのよォ♪

  おまんことおちんぽがグッチュングッチュンって汁まみれの音を出してるわァ♡」

 

 気付いてる。気付いてるけれど認めたくない。

 でも――身体はもう堕ちてる。

 経験した事のない理性が崩壊しそうな快感の奔流に私の身体はもう呑まれてる。

 腰は勝手に淫魔の動きに合わせて動いているし、腕は抱き締めるように彼女の背中に回ってる。

 逃がさないと足は蟹挟みみたいに絡み付かせて、淫らに啼いているまるで淫乱な牝の姿。

 無様な姿なのに、それを受け入れている自分がいるし、もっと壊れるくらいの快感が欲しいと思ってる。

 

 「んふっ♪ おまんこの締め付けが強くなって来たわねェ。

  もう受け入れ態勢はばっちりって事かしら。それじゃあまずは一回目四ォ♪」

 「はひぃっ!? あっ、らに、おちんちっ、ふくらん、れ……?

  ひああっ! まっれ、まっ……ふああああっ! あひいいいっ♡!?」

 

 何が一回目なのか、直ぐに察せた。

 待って、待ってと口にしている癖に、私はそれを促すように腰を振る。

 快感に緩んで笑みを浮かべてる――それが自分なのか、淫魔なのか区別出来ない。

 おまんこの中で一瞬、膨れ上がったおちんちんの感触に打ち震えたのも束の間だった。

 ドピュルルルッ、と水流のようにおまんこの中に火傷しそうなくらい熱い牡汁が放たれた。

 

 「あづぅぅっ!? あづっ♡ ああひいいいっ!?

  出て、わらひの膣内(なか)にっ、出てるぅっ!?」

 「んんんァァァ……はァァァァ♡ 気持ち良いわァァ……♪

  香具耶ちゃんのおまんこ、名器ねェ。おちんぽ搾って来てるわァ。

  クニュクニュまん肉動かして、ザーメンを一滴も残さず欲しがってる♪」

 

 快感に仰け反り返りそうになるけど、仰向けだからそれも出来ない。

 心地良い、頭の中が蕩けそうになる甘い声が耳元で囁かれる。

 抵抗なんて何も出来ないし、する気さえ起きない。

 子宮口をこじ開けて、子宮の中を一気に埋め尽くした白濁汁がおまんこから溢れ出てる。

 

 「きも、ひっ♡ んぁぁぁっ……やらぁ……も、やらぁぁ……♡」

 「淫魔の特濃ザーメンよォ、キくでしょう?

  何人もの男の牡汁を私の中で熟成させた強烈なのですものォ」

 

 ダメなのに、身体は勝手にもっと欲しいと快感に身悶えながら腰をゆっくり降り始める。

 おちんちんとおまんこの接合部分で精液なのか、私の漏らしたおまんこ汁なのかわからない白濁液が音を立てる。

 ぐっちゃ、ぐっちゃと泥を掻き混ぜるみたいに淫靡な音がする。

 それに嫌悪感じゃなくて、もっともっと聞きたいと思ってしまっている時点でもうだめかもしれない。

 

 「さァて……それじゃ荊姫ちゃんが帰って来るまでに何回いけるかしらァ?

  ふふっ、それまで香具耶ちゃんは自分を保っていられるかしらァ?」

 

 愉悦に富んだ淫魔の艶やかな嘲り。

 それに対してもう私は、反抗的な言葉を上げる事さえしなかった。

 だってわかりきっているもの。

 無理だ、って。

 

 

 それから、シヅカが帰って来るまでの一時間以上、何度も何度もイかされた。

 全身が精液まみれで、牡のニオイがこびり付くくらい射精された。

 だけど、それで更に身体は発情して――頭の中がもう淫らな事で埋め尽くされる。

 何とか自分や部屋の淫臭はフレグランス的な花の香りを使って誤魔化した。

 尤も、私の心や肉体に刻み込まれたものはそんな程度では消えてくれないけれど。

 シヅカの、犯人の足さえ掴めなかったという悔しそうな顔。

 その犯人と接触をして、あまつさえ肉欲に溺れていた私。

 

 

 がんばれ、とシヅカを励ましている私は紛れもない本心。

 けどどこかで――それとは違う何かを期待している私もいた。

 

 

 ◇

 

 

 くちゅくちゅ、と卑猥な粘音がベッドの中に小さく響いている。

 口から漏れ出る喘ぎ声は甘く熱っぽくて、それだけで興奮して来る。

 それが私自身の声だって思えば、いやらしい気持ちは増して、パンツの中に潜り込んで荊の動きが激しくなる。

 

 「ふぁっ♡ あっ、んんんっ!」

 

 決して大ぶりとは言えない自分のおっぱいを両手で揉みしだく。

 乳首を転がすように指でクリクリと摘まんだり、捏ね繰り回すと心地良い痺れが広がる。

 四本の荊を触手のように使って、おまんこの中やクリトリスを愛撫する。

 時々、棘にもみたない荊の部分がクリトリスを擦って、その度に身体が勝手に快感に跳ね上る。

 

 「あふっ、んんっ……ああ♡ きも、ちっ……ふあっ。

  おまんこも……乳首も、コリコリ、ってすると……ふぁぁぁ♡」

 

 いやらしい言葉を口にすれば、それだけ快感が増してくる気がする。

 昨日までの抵抗はどこにいったのかと自分でも少し呆れるけど、仕方ない。

 だって、こんなに気持ち良いんだもの。抗う事なんて出来ない。

 

 「なかぁ……きもちい、いとこ……こすって、ひゃあっ!?

  あっ、ああっ、そこっ、すご、んひぃっ♡」

 

 自分で弄っているからなのか、次から次へと躊躇いなく快感を受け入れて促す言葉が漏れる。

 Gスポットを押し上げながら柔らかい棘が不規則な感覚で擦っていくと下半身が蕩けそうになる。

 でもそれだけじゃなくて、違う荊は膣襞をゆっくりと万遍なく愛撫するようにストロークする。

 なるだけ入口周りを重点的に責めて、奥の子宮口付近を触らないのは私自身分からない。

 シヅカが隣の部屋で寝ているのに、気付かれそうになるくらい喘ぎ悶えるとなんとなくわかっているのかもしれない。

 

 「グチュグチュって、えっちな音して、それだけで……頭ぼーっとしてく、ふああっ」

 

 もう枕の周りは涎でビチョビチョになっているし、下半身も結構ヤバい。

 シーツもきっとパンツじゃ吸い切れなくなったおまんこ汁で濡れている。

 でも止められない。

 

 「んいいっ、ふああっ♡

  これ、すごいぃぃ……荊使うと、こんらぁぁ……♡」

 

 私の身体から直接生えている荊は伸縮自在、硬度も自在。

 だからオナニーにも使えるかも、と邪心が芽生えたのは淫魔に弄ばれた日の夜更け。

 全然収まらない身体の疼きと火照りを沈める為に始めた淫猥な行為。

 快感はおっぱいやおまんこだけじゃなくて、荊からも直接伝わってくる。

 まるで頭の中に直接快感を流し込まれてくるみたいに、もう何度イっているのかわからない。

 

 「男の人が、おちんちんをおまんこに挿れてる時の快感ってこんな感じ、んんっ、なの、かな……」

 

 もしこれで奥深くまで荊を挿入したらどうなるのだろうか、と好奇心がもたげる。

 

 「でも、だめぇ……だめ、なんだからぁ……ぢゅっ、んちゅぱ、ふぁ……♡」

 

 おまんこの中に入ってた荊の一つを抜き出して口に含む。

 掬い取るように荊に付いたおまんこ汁のいやらしい味が一気に口の中に蔓延する。

 アイスでもしゃぶるみたいに舐めると、むず痒い快感が頭の中に流れ込む。

 それが今舐めしゃぶってる荊の物だとわかれば、唇だけじゃなくて舌も使って舐め始める。

 

 「ぢゅるっ、れろ……なんらか、んふっ……ふぇらしてるみたい……んぁぁ♡」

 

 自分の荊を舐めて興奮してる。

 背徳的な己の姿に、淫靡な情動が全身を駆け巡る。

 もっともっと、際限なく身体中から湧き上がる肉欲は留まる所を知らない。

 このままずっと、この快楽に溺れても良い。

 自然とそう思ってしまう程、淫欲に耽溺した思考は訪れた絶頂を最高の状態で受け入れる。

 堪えようとしても堪え切れない快感に蕩けた淫靡な嬌声が私の口から溢れ――

 

 

 ◇

 

 

 「うああああっ!?」

 

 絶叫と共に飛び起きる。

 心臓の動悸の激しさなど気にするまでもなく、掛けていたシーツがベッドから勢いよく落ちた。

 

 「あっ!? はっ、え……あ、ゆ、夢……?」

 

 思わず自分の身体を触ってみると、パジャマが貼り付くくらいに汗を掻いている。

 けどそれだけ。

 全身は軽い倦怠感に包まれているけれど、下着が乱れている事も無い。

 枕も濡れていないし、変に周りが粘着いてもいなかった。

 

 「げ、現実感があり過ぎるよ……」

 

 生憎と、あの淫魔に犯された事は紛れもない現実だけれど、今のは夢。

 尤も余りにも現実味があり過ぎて未だに本当に夢だったのかと疑っている私がいる。

 

 「それにしても……いや、確かに荊とも神経は繋がっているけど」

 

 夢の中の自分の発想力の高さに辟易してしまう。

 頭から伸びている荊を触ってみても、夢の中で感じたような快感は流れてこない。

 精々がヌイグルミを触っているような肌触りしかしないし、頭を撫でられている感覚しか来ない。

 それでもあの痴態を思い出すだけでも頬が熱くなる。

 

 「……だってあんな夢見たんだもん、仕方ないでしょ」

 

 誰に言い訳をしているのか自分でも分からない。

 そうでもしなければ、この身体の疼きを与える火照りや、いやらしい気分を認めてしまうような気がした。

 かなりの汗を掻いているし、シャワーでも浴びて気を静め直さないと。

 

 「時間的に見て、まだシヅカは起きてないよね」

 

 昨日は遅くまで淫魔の行っていた事で調査を行っていた筈。

 いつも通り、よりもいつもよりほんの少しだけ長く寝かせておいた方が良いかもしれない。

 シャワーを浴びて、朝食の準備をしつつ、それまでにシヅカが起きて来なければ起こす。

 当面の予定を見立てて、行動を開始する。

 タオルを片手にバスルームに入って、魔力で編んでいた魂衣を解いて下着姿になる。

 余談だけれど、ほとんどの魂獣は下着を魔力で編みはしない。

 何故と疑問に思う事もおかしいけれど、誰だって魔力切れで全裸になるのは嫌なんだと思う。私もそうだし。

 

 『あら可愛いブラとパンツ。あれから着替えたのねェ?』

 「!?」

 

 ズザザッ、と反射的に身体を抱くようにして身構える。

 脱ぎ掛けだったブラジャーの紐が腕からずり落ちて来たけど、気にしてられない。

 頭の中に響く妖艶な淫魔の声。

 

 『そんな警戒しなくて大丈夫よォ、まだ今日は香具耶ちゃんにちょっかいを出す気はないからァ』

 「し、信用できるわけないでしょ。昨日あんなことをしておいて」

 『ごちそうさまァ♪』

 

 声は頭の中に響くけれども姿は見えず気配もしない。

 もし気配の一つでもあれば籠を投げつけたい衝動に駆られているけどそれも出来ないもどかしさ。

 

 『でも男の子を誘う時はもっとエッチな下着の方が良いわよォ。

  トップレスとかクロッチが開いているのとかァ』

 「持ってないし、誘う気もないわよ」

 

 どうやら本当に仕掛けてくる様子が声からは感じられないので、脱ぎ掛けのブラジャーを脱ぎ切る。

 まともに相手をする事さえ億劫だけれど、一々反応したくなる言葉を淫魔は私に投げて来る。

 

 『本当にィ? えっちな夢の一つ二つでも見ておまんこ濡らしちゃったんじゃないのォ?

  おちんぽ欲しくなったりしてないかしらァ? 今の香具耶ちゃんなら誘えば男の子の一人二人は簡単に釣れるわよォ』

 「うるさい」

 『今日の私は色々準備をしなければいけないからアドバイスだけよォ』

 「心の底から余計な御世話だと言っておくわ。それと、学園で好き勝手するのは許さない」

 

 そう言った所で、淫魔には効果が無い事は分かり切っている。

 というよりも、今の私じゃ淫魔には勝てない。

 きっとなし崩しに淫魔の土俵に立たされて、ただ犯され、乱され、染められて堕とされる。

 種と称する、私にとって逃げようのない物がある限り昨日の二の舞になる事は火を見るよりも明らか。

 

 『んふふっ、聞けないわねェ。私の目的の為の第一歩ですもの、この学園はァ。

  あら、糸も引いてないわね。クチュクチュしちゃうくらい濡らしてあげましょうかァ?』

 「…………次にあったら覚えておきなさい」

 

 パンツを脱いでいる最中に掛けられた言葉に、いい加減我慢の限界を感じていた。

 咄嗟に股間をタオルで隠し、どうにか心を落ち着けながら負け犬の遠吠えと自分でも感じる言葉を吐く。

 それ以降、声は頭の中に響いてこなかったから、浴室に入る。

 

 「んっ……ふぅ」

 

 生暖かい、けど深いじゃない程度の温度にした水流を浴びて、汗を落としていく。

 流石に朝から湯船に入る時間は無いので、軽く洗髪を済まし、身体スポンジを使って洗う。

 

 「ぁぅ、なんだか少し、敏感になってるかも」

 

 夢の影響なのか、昨日の淫行の影響かは自分でも分からない。

 けれど敏感な胸や乳首、股間だけじゃなくて普段なら何も感じない所もスポンジが触れると気持ち良い。

 焦れったいような薄い快感だけれど、何度も何度も繰り返すとはっきりとわかって来る。

 

 「ふっ、ん……ぁっ。だ、ダメだって。朝、なんだから……」

 

 私の口から漏れる否定の声は、甘い喘ぎに掻き消されそうになる。

 それでも必死に身体の内側から湧き上がって来る肉欲の情動に堪える。

 

 「ふっー……んんぅ、はっ、はっ……くぅっ」

 

 なにこれ。

 客観的な自分が冷たく隣で良い払ってる錯覚を感じるけど私は必死。

 少しでもこの淫靡な欲望に流されたもうそのまま一日中苛まされる予感がしてならないのだから。

 シャワーで身体に付いた泡を流す時も、最初は全く感じなかったシャワーが肌に当たる感触と格闘した。

 そして何とか無事にシャワールームで事なきを経て、替えの下着に手を伸ばす。

 

 「汗を流すだけで何でこんなに精神的に疲れなきゃ……ふぇ?」

 

 ぴらん、と手に持ったパンツ。

 ピンク色のレースが付いていて、全体的に可愛らしい印象を与えて来る。

 それだけなら良いけど、紐で結ぶタイプの上にフロントが開いているし、よく見れば微妙に透けている。

 

 「いや待って私。そもそもこんなエッチなの私持ってな……あ」

 

 思い起こされる先程の淫魔の言葉。

 まさかと籠の中に用意していたブラジャーを見てみれば、色はパンツと同じ。

 けれどフロント部分がフックじゃなくて、これまた紐で結ぶタイプ。

 幸いトップレスタイプじゃないけどやっぱり若干透けている。

 

 「…………」

 

 無言で籠を漁る。

 ない。用意していた私の下着がどこを探しても見つからない。

 

 「嘘、でしょ。これを着ろって言うの……?」

 

 わなわなと手が震える。

 確かに。確かに可愛いのは認める。けれど同時に物凄くいやらしい。卑猥だ。

 これを着て学園に行けとあの淫魔は暗に言っている。

 

 「無駄にシャワーで時間取っちゃったから早く朝ごはんの支度しないといけないし……。

  けどこれを着るのも、でも魔力使うのは何かあった時困るし……あーっ、もうっ!」

 

 悩んだのは一瞬。

 色々と懸念はあるけれど、それにあの淫魔が用意した物だったら碌でも無いものだろうけど。

 それでも下着を穿かないという選択肢は幾ら私でも無理だった。

 魔力を使うという選択肢もあるにはあるけど、今日は実技の講義があった筈だから、もし魔力切れでも起こしたら目も当てられない。

 こんな下着を見られるかもしれない可能性と、全裸を見られる可能性――どちらを取るかなんて、わかり切ってる。

 

 「着ます、着ればいいんでしょ」

 

 着慣れていないから苦しくない程度にしっかりと紐を結ぶ。

 身体に違和感がないのを確かめて、魂衣を形成する。

 

 「一応、警戒だけはしておかないと」

 

 それが果たして意味を為すかどうかはもう、私には自信が無かった。

 けれど口にしなければ本当に、あの淫魔の思うが儘に堕ちてしまいそうな気がした。

 

 

 ◇

 

 

 放課後になり、今日もシヅカは淫魔の調査に向かった。

 結果としてシヅカがする予定だった仕事は私に回って来て、今現在部活棟の一室に向けて歩いている。

 

 「映像視覚学研究会……か」

 

 名前だけ聞けば立派な研究会――部活に人数不足や実績で昇格出来ない活動に見えなくもない。

 けど活動報告や周辺の研究会からの密告、じゃない報告から如何わしい事を行っているらしい。

 具体的にはえっちな本や漫画とかを研究費で収集しているとかなんとか。

 今回は定期的に行われる事前告知ありの調査だけれど、今後もこんな報告が続くなら抜き打ちもあるかもしれない。

 

 「えっと、ここか」

 

 文化部棟だからスポーツ系の部活棟に比べて物静か。

 尤も各部屋にはかなりの防音措置が施された外壁が行われているのだから当然なのかもしれない。

 ただそれでも報告されるのなら相当ひどい有様なのかもしれない。

 

 「失礼します。生徒会の者です」

 

 ノックから間髪入れずに扉を横にスライドさせて開く。

 相手側からの返事なんて聞く必要はない。

 

 「お、お疲れ様です! ぶ、部員の布里です!」

 「要件は事前に告知してあるので、わかっているわね?

  他の部員の方は?」

 

 部屋に入ってみればいたのは私とそれ程背丈が変わらない気弱そうな男子学生。

 一応五人部員は所属しているらしいけれど、いない。

 隠れる場所なんてこの狭い部室にはないし、ロッカーも精々人一人隠れる事が出来る程度。

 

 「その、先輩達は僕に任せるって言って……今日は帰りました」

 「……そう」

 

 逃げたわね、と直感で悟った。

 余程見られたくないものでもあったのか、後ろめたい事でもあったのか。

 ぱっと見で室内を見回しても、本棚や物を置けそうな所はぎゅうぎゅう詰め。

 とてもじゃないけれど、急に大事な物を持って行って埋めたって気配は感じられない。

 近付いて棚に付いた埃を掬ってみれば、それなりに指先についてきたから動かした形跡もない。

 

 「まあ良いわ。それじゃまずは鳳凰学園の学生にあるまじき卑猥な本があるとかないとかだけど」

 「えっと、それはこの棚にある本です」

 「……え、これ全部?」

 

 おどおどしながらも布里君が指示した棚を見て――背表紙を見て思わず聞き返す。

 てっきり一段だけ程度かと予想していたのだけれど、見た限りではその本棚全てがえっちな本っぽい。

 

 「は、はい。その、歴代の先輩達が集めていたものもあるので……」

 「多!? ち、因みに正当な理由が無ければこういうのは保管出来ない筈だけれど」

 「名目としては、えっと、卑猥な映像、画像を見た際に視覚から脳を始めとした身体に与える影響を確かめる為、と」

 

 言い分としては通っていそうだけれど、定期活動報告でそれらしいのは上がっていないのは確認済み。

 昔はキチンとした活動報告が上がっているのは見たけれど、最近は適当も良い所。

 

 「少し、確認しても良い?」

 「ど、どうぞ……!?」

 

 随分と驚かれたけれど、別に私だってこういうのに興味がない訳じゃない。

 というか昨日の事を考えればあまり私だって強く言えなかったり……本意じゃないけれど。

 

 「……また何というか、色々あるね」

 

 返事は期待せず、棚を見れば二次元から三次元まで多種多様。

 ジャンルも私の理解が及ばない物から純愛やえっちなのに特化してるのまで。

 よくここまで集めたなぁ、と少しだけ感心してしまいそうになる。

 

 「今度の活動報告でこういうのに対する正当な報告がされないと没収になるから。

  それじゃ次は別の……なんで前屈みになっているの、布里君」

 「うぇっ!? あ、いや、これはその、えっと、し、自然現象です!」

 

 股間を押さえて前屈みになっている少年が振り返ればそこに居た。

 この状況でどうしてこの子は興奮しているのか理解出来ない。

 

 「はぁ。……どこをどうしたら今の流れで興奮する要素があったの?」

 「いえ、これは興奮をしているんじゃなくて、あの、その、えっと」

 「早く言いなさい」

 「はい! か、可愛い女の子がえっちな本を観察している光景に興奮しました!」

 

 羞恥心から赤くなっている顔だけれど私の一言で背筋を伸ばして敬礼しながら告白した。

 ――可愛い、可愛い。うん。言われて悪い気はしないけれど、それだけで男の人って興奮するのか疑問に思う。

 

 「初心なのね。……ねえ、どうして欲しい?」

 

 そう言って、前屈みになっている布里君にしな垂れかかるように密着する。

 何をしているのか、と私自身が疑念を起こす行動だけれど止める気が全く湧いてこない。

 間近で見る彼の顔は童顔寄りで、若干怯えている様子が私の中で眠っている欲望を起こす。

 

 「どどどど、どうして欲しいって、あの、え!?」

 「慌て過ぎだよ、布里君。ほら、苦しいんでしょ……ここ」

 

 そう言って、布里君の右脚を私の太股で挟みながら手を膨れ上がったズボンの部分に軽く置く。

 分厚い布越しなのにわかるくらい熱くなっている股間の脹らみ。

 ゾクゾクと、背筋が震えて鳥肌が立つような興奮が私に注がれる。

 

 「こんなにズボンを膨らませちゃってるし。

  ほら、私の手が擦る度にビクンビクン震えちゃってるよ?」

 「ああああ、あの、おち、おちついてくだひゃい!?

  ここ部室で、こここ学園でぇっ! っていうか当たってます、当たってます」

 

 混乱極まった様子で腕に胸を絡み付かせながら彼の喉を舌で舐める。

 たっぷりの涎を乗せて、じっくり味わうように舌を這わされば女の子みたいな声が漏れた。

 

 「それほど私のおっぱいは大きくないけど、感じてくれてるんだ……嬉しいなぁ。

  ほら、立ったままじゃ辛いでしょ……座っていいよ」

 

 主導権はあくまで私。

 抵抗をする暇さえ与えないで座るように促して、パイプ椅子に彼を座らせる。

 そのまま大きく股を開かせて、その間に入り込む。

 

 「だ、ダメですよ、花媛さん……こんな所で……」

 「でも苦しいでしょ?

  こんなにおちんちんおっきくしちゃってるんだから、スッキリさせないと」

 

 これが本当に私の声なのか、と思うくらいねっとりとした淫靡な熱っぽい声。

 今の私がおかしい事は、他でもない自分が良くわかっている。

 明らかに昨日の淫魔の凌辱紛いの行為による影響が私の心を犯している。

 普段だったら普通に窘めて、そのまま活動の確認や調査を続けるのに、そんな気が起きない。

 

 「それに本当に嫌だったら、もっと抵抗しても良いよ?」

 

 意地悪な問い掛けに、少年が口をパクパクと開いては何かを喋ろうとする。

 でもそんなのを気にしてる暇なんてない。

 だって――凄いイヤラシイ匂いが目の前から溢れるくらい漂っているんだもの。

 

 「何もないなら、続けるね……えい」

 

 ズボンのチャックを下ろすと、私が取り出すよりも自然にそれは露出した。

 

 「うわぁ……すごい」

 

 思わず感嘆の声を漏らしてしまうくらい、反り返って屹立するおちんちん。

 血管が浮き彫りになっている竿に、膨れ上がった亀頭の大きさに身体が歓喜に震える。

 何よりも――直ぐに頭の中にまで入り込んできたいやらしい精液の匂いがクラクラと私の心を揺らす。

 ビクンビクンと目の前で震えるおちんちんに手を添えて、顔を俯かせる彼を見上げる。

 

 「おっきくて、凄いえっちな匂いがする。

  スンスン……ふふ、これだけで私、濡れて来ちゃいそう……」

 

 身体中の淫靡なスイッチが完全に切り替わっちゃっている。

 おまんこが疼いて、頭の中はもう目の前のおちんちんの事しか考えられない。

 濃い牡臭を堪能して、口の中で分泌される大量の涎が喋っただけで口元から垂れて行く。

 

 「悪いおちんちんだね、女の子をこんなにえっちにしちゃうんだから」

 

 男の人のおちんちんを凝視するの初めてなのに、全然そんな気がしない。

 昨日のあれは疑似的な物だったけれど、それで慣れたのかも。

 

 「れろっ……ぺろ、ちゅっ」

 

 伸ばした舌が亀頭に触れる。

 舌先から一気に脳天まで駆け上る濃厚な淫臭に身体が悦ぶ。

 腰をくねらせて、両手をおちんちんに添えるように置いて舐め始める。

 たっぷりの涎を含んだ舌に舐め回されて、直ぐに亀頭はてらてら光る。

 

 「ちゅるっ……ふふ、気持ち良いよね、こんなにピクピクしてるもの。

  それじゃ、こんなのは、どうかな……れろれろぉっ、えろれろっ」

 

 んひっ、と女の子みたいな喘ぎ声を漏らす布里君。

 亀頭に舌をぴったりと付けて、少しだけ開いた鈴口を穿るように舌先で捏ねる。

 竿を持って、おちんちんが動かないように支えてから涎が口元に飛び散るくらい上下左右に舌を動かす。

 

 「んちゅ♡ ふふ、亀さんは精液の味が濃くて、おいし♪

  それじゃあ……こっちはどうかなぁ、れろぉ……んちゅぅっ」

 

 唇をしっかりと亀頭に押し付けて涎をまぶしてからゆっくりと放す。

 するとおちんちんと私の唇の間に涎の糸が出来ていて、見せ付けるように布里君を見上げる。

 そのまま彼を見上げたまま、ねっとりと涎を含んだ舌で、舌から竿を舐め上げる。

 恥ずかしそうに呻く彼の姿になんとなく嗜虐心に近い感情が生まれてくる気がした。

 昨日、私をあれだけ辱めていた淫魔もこんな気持ちだったのかもしれない。

 

 (やられる方は堪ったものじゃないけど、やる方は楽しいかも)

 「ぢゅるっ……れろ、れりゅっ、はむ、ぢゅるるっ♡」

 

 おちんちんの味を口の中に擦り付けるように竿を唇で挟んで啜る。

 涎を多分に含んで、卑猥な水音を鳴らしながら挟んだ唇で竿をしごく。

 更に指の腹で鈴口を捏ねまわしながら亀頭を開いている指で挟みながら擦る。

 

 「ろぉっ? ぢゅるっ、ぢゅるるっ……これ、きもひいい?

  んふ♪ きくまれも、らいか……ぢゅるるるぅっ♡」

 

 快感に悶える男の人の姿がこんなに愛らしくて、興奮するものだとは思わなかった。

 自分で弄ってもいないのに、おまんこが濡れてパンツが湿り始めているのがわかる。

 本当なら自分の指で弄りたいけど、今は目の前のおちんちんに集中したい。

 だから内股を擦り合わせて少しでも快感を生もうとしている私の動きに気付いたのか、布里君の手が伸びて来た。

 私のお尻に伸ばそうとしている手。

 でも座っている彼じゃ、四つん這いになっている私のお尻にまで手が届かない。

 

 「らめらよぉ……ちゅるっ、今はぁ、こっちに集中しらいと……ぢゅるるるっ♪

  ちゅぅぅっ、ちゅぱ、ぢゅぱっ♡ はぁむ、れろろぉっ」

 

 わざと亀頭は口の中に入れないで指先を中心にして嬲る。

 時折浮き上がる腰の動きはきっと、彼の無意識で、彼が感じている証拠。

 漏れ出る喘ぎに私の身体が敏感に反応する。

 

 (私も、感じて来てる……かも)

 

 服の中でビンビンになって勃起している乳首がブラジャーに擦れる感触。

 おまんこから濡れ出た愛液で直接肌に貼り付いたパンツが擦れてクリトリスと擦れてる。

 確かめていないけど、少し身体を身悶えさせるだけで甘い小さな痺れが私の身体に流れる。

 

 「ぢゅるっ、んぷっ♪ ふふ、おちんちんの先っぽからぁ……粘々してるの、出てきたね?

  ほら、私の指からクチュクチュぅ、ってすっごいやらしい音してる……♡」

 

 私の口元も、彼の肉棒も涎まみれになってる。

 少しだけ口を放して、指先で鈴口から漏れ出たおちんちんの我慢汁を掬ってクチュクチュ音を鳴らす。

 昨日の体験から、こうした音での責めも快感に変わる事がわかってる。

 

 「だめだよぉ、こんなえっちなお漏らししちゃあ……食べたくなっちゃうじゃない」

 

 ぐりぐり、と少し強めに指の腹を鈴口を押し当てて擦り付けるとどんどんカウパー汁が漏れ出てくる。

 あっと言う間に亀頭の全体まで濡らした先走りを指に塗り付けて、上目遣いでしゃぶる。

 

 「ちゅるっ、んんぅ……すっごい、やらしくて、えっちな味がする……♡」

 

 口の中に我慢汁をたっぷりまぶした指を入れると、ゾクゾクっと身体が快感に震える。

 直接的な濃厚な牡汁におまんこから勝手に蜜が漏れて、子宮がキュンキュンと疼き出す。

 空いている手は休むことなく竿をしごきながら亀頭を責めて、どんどんカウパー汁を出させてる。

 

 「どんどん先走りのお汁が溢れて来てる……ね、イきたいの?

  私の手でおちんちんシコシコされて、ドピュドピュって濃いおちんちんミルク射精したい?」

 

 淫猥な言葉が躊躇いなく私の口から零れる。

 自分で言ってるのに、自分で興奮している。

 もうまともな言葉も返せず、必死に首を縦に振っている布里君の反応が意地らしくて可愛い。

 でもそんな彼とはまぎゃくみたいに、太くて固くて大きいおちんちん。

 

 「それともぉ……おちんちんヂュポヂュポっていやらしくしゃぶって

  私のおくちや喉をおちんちんミルクで征服しちゃいたい?」

 

 まあこうして聞いては見たけれど、もう私の心は決まっているので返答は聞かないし見ない。

 我慢するように顔を赤らめてる彼を上目遣いで見ながら、口内におちんちんを迎え入れた。

 

 「んんん~♡ んぢゅっ、ぐちゅぅっ♪ んんれぉ、ぢゅるっ♡

  びくびく、おくひのなかれぇ、おひんひん、震えひゃってるね……♪」

 

 流石に上手く喋れないけど、噛まないように気を付けながら咥え込んだおちんちんを舐めしゃぶる。

 喉の奥に流れ込んでくるカウパー汁の味にどんどん身体が発情して、おちんちんが欲しくなって来てる。

 でもそれを我慢して、牡汁の味を堪能するように舌で傘周りを舐め回しながら頬肉で亀頭を擦る。

 口端から零れる涎を潤滑油にして、唇で竿をしごいて、玉袋を優しく揉むと口の中でおちんちんが更に固くなる。

 

 「わらひが、んぢゅっ♡ 責めてる、のに、感じ、ちゃってるっ♡

  ぢゅぱっ、ぢゅぱっ、んぢゅぅぅっ……ちゅぱっ♪」

 

 考えてみれば初めてのフェラだけど、きちんと出来ているのか少しだけ不安に思った。

 けど直ぐに、布里君の反応を見て杞憂だと分かったので口淫の激しさを増させる。

 口の中に広がって、こびり付いてくる牡の味がどんどん私の身体を作り変えてる気がする。

 

 「ぢゅぽっぢゅぽっ、ぢゅるるるぅっ♡

  んはっ、ぢゅるるるっ、ぐちゅうっ♪ ぢゅぢゅっ、ぢゅぽっ」

 

 口をすぼめて、激しいストロークをする。

 空気が混ざって下品な音がするけど、それさえも私の興奮と快感を掻き立てる。

 

 「きみの、おちんちんでっ、ぢゅるっ、ぢゅうううっ♡

  わたしのっ、お口がっ、んぢゅっ♡ おまんこに、されひゃってるぅっ♪」

 

 悦びの声を上げて、更に激しくしゃぶる。

 もう勃起が限界までいってるのか、口内に感じるおちんちんが凄い固い。

 そのおちんちんで抉るように内頬に押し当てたり、舌でしゃぶりながら喉の奥を犯させる。

 それが気持ち良い。

 本当に、口の中がおまんこになってるみたいに喉奥におちんちんが入る度にビクビク身体が跳ねる。

 

 「これしゅご、んぢゅるっ♡ ぢゅるるっ、イきそうなんでしょ?

  もうおひんひん、ぐちゅっ、びくびくしてイきたいイきたいってお漏らし汁がすごいもん」

 

 犯してる。

 犯されてる。

 おちんちんがお口まんこを犯してる。

 喉の奥をおちんちんの先っぽが擦る度に快感で頭の中が蕩ける。

 

 「いいよっ、このまま……ドピュドピュって、射精していいよ?

  私の……香具耶のおくちまんこに、やらしいおちんちん汁、いっぱい射精して♡」

 

 トドメとばかりにいっぱい淫らな言葉を言った直後に彼の腰を掴む。

 そのまま喉の奥までおちんちんを咥え込んで、亀頭から玉袋までストロークする。

 

 「ぢゅぷっ、ぢゅぢゅっ、ぐちゅっ、ぢゅぽっ、ぢゅぢゅぢゅっ!

  ほらっ、んぷっ、い、よ。イっちゃえイっちゃえ! んんんんっ、ぢゅぽぉっ!」

 

 咽こみそうなくらい深く咥え込んで、喉奥で亀頭を激しく擦り上げる。

 感じる。

 おちんちんから熱い白く粘着いた情動が込み上げて来てるのが。

 微かに感じる苦しさと、喉の奥を犯されている快感に涙が零れる。

 一瞬、おちんちんの先っぽが膨れ上がったと思った次の瞬間に、喉に放たれる熱流。

 

 「んんぐぅぅっ!? んんんん!?」

 

 濃い牡臭と喉に絡み付く粘液。

 大量に吐き出された白濁汁が一気に口の中を支配して、口の端から溢れ出す。

 

 「げほっ、んんぐぅっ、えほっ」

 

 喉に詰まったのかと思えるくらい濃い白濁汁。

 鼻腔にまでこびり付く牡の臭いが身体中の快感を一気に溢れさせる。

 涎と一緒に白濁汁を飲み込みながら、呼吸を整えようとしている間に牡に身体が犯される。

 頭の中を直接おちんちんで擦られてる錯覚――子宮もおまんこも乳首も全部、全部。

 全部が犯されてるのかと思えるくらいの快感の奔流に呑み込まれる。

 

 「ふぐぅっ♡ んんんんっ♡ ふぅぅぅっ♡」

 (声、我慢しなきゃ……ああ、でもイくっ、私も……すごいのくるぅっ♡)

 

 その快感の原因。

 喉に絡み付いた白濁汁を全部飲み干す。

 獣みたいに四つん這いになりながら、全身を快楽に任せる。

 呼吸すらも忘れて内側から溢れ出す濃密な白い快感が絶頂に変わる。

 大量の白濁汁を溢れさせて呆然と絶頂の余韻に浸る彼の目の前でイく。

 

 「んひっ、んんんんんぃぃぃっ♡」

 (イってる! おまんこイっちゃってるぅっ♡

  らめ、らめらめ、とまらないよぉっ、イくのとまんないぃっ♡)

 

 声を堪えながらイく。

 太股を伝って零れ落ちる愛液の量が一気に増えたのがわかる。

 おまんこが絶頂の波に揺られてイきまくってる。

 下半身がガクガク震えて、四つん這いですらいられない。

 全身の絶頂痙攣が収まらずに足をくの字に曲げてお尻を床に付けると、べちょ、と粘着く音がする。

 それが私のおまんこから漏れ出た大量の愛液だと気付いて、恥ずかしさが込み上げる。

 

 (気付いて、ないよね……)

 

 まだ放心している布里君を見上げて小さく安堵の息を漏らす。

 でも同時に否応なく目に入ってしまった。

 

 「うそ、まだ……こんなに」

 

 あれだけ大量に射精をしたのに、全然衰える事無く屹立するおちんちんを。

 震える声に宿っていたのは明らかな歓喜。淫欲に溺れた牝の声。

 まだ腰がガクガク震えてるのに、次の快感を期待している私の淫猥な身体。

 

 「……んくっ」

 

 ごくりと大きく生唾を飲み込んで、もう一度彼を見上げる。

 あえ、とだらしない表情を浮かべるその姿を見て、ゾクゾクと更なる嗜虐心が芽生える。

 思わず口角が釣り上がるのを自覚した。

 

 「まだ、おちんちん元気、だね……」

 

 こんなにいっぱい射精したのに、と口の端に残っていた牡汁を舐めとって見せ付ける。

 漸く遠い世界から戻ってきたらしい布里君の顔がまた赤くなる。

 

 「それじゃあ今度は……もっと、もっとやらしい事、してあげる……♡」

 

 その羞恥に揺れる瞳の中に期待の色が除いたのを私は見逃さない。

 彼の股の間から立ち上がって、座っている布里君を見下ろす。

 

 「ほら、見て……私のおまんこ、もうこんなにグチョグチョに濡れてるんだよ?

  君のおちんちんを咥えて、舐めただけで……おまんこ汁でグチャグチャ……♡」

 

 さっきの羞恥心はどこに行ったのかと私自身思ったけど止められない。

 ワンピースの裾を両手で持って捲り上げる。

 ゆっくり、ゆっくりと焦らすように。

 太股を伝う透明な粘液を見せつけて、びちょびちょに濡れたパンツを晒す。

 元々今日は淫魔の所為で淫靡なパンツを穿いていたから、余計に男の人には扇情的に見えるかもしれない。

 オープンショーツのそれは、僅か程度に秘肉を隠しているだけで、割れ目はもう丸見え。

 薄く開いたおまんこの割れ目から今も漏れ出るいやらしい牝の臭いを漂わせる粘蜜が垂れ落ちる。

 

 「見えるでしょ? おまんこ汁をいっぱい吸っちゃった私のパンツ……♡

  それに、わかるよね、おちんちんの味で発情したトロトロのおまんこが……」

 

 息を呑んで釘付けになっている視線を浴びて快感に震える。

 

 「このままセックスをしちゃってもいいんだけど、それじゃつまらないでしょ?

  だから……その前にもう一度、私の手でイかせてあげる。

  それでもまだおちんちん元気だったら……私のおまんこで、最高の快感を教えてあげる♪」

 

 流れるように口から溢れ出す淫売のような言葉。

 ああでも、今の私のこんな恰好や、こんな気分じゃ淫売も否定できない。

 これがあの淫魔に犯された影響なのか、私が元から持っていた淫らさなのかわからない。

 

 「でもただ手でシコシコするだけじゃないよ?

  この、おまんこ汁をいーっぱい吸った私のパンツで、くちゅくちゅしながらしごいてあげるね♡」

 

 ワンピースの裾を口で咥えて、隠れないようにしながらパンツを下ろす。

 前屈みになっていても見えるように、片足から脱いでいく。

 まだ完全に震えが抜けきってなくて、少し動かすだけで痴裂から糸を引いて白濁した粘汁が垂れてく。

 

 「あう、流石にそんなにおまんこからえっちなお汁が垂れるの見られると、恥ずかしいよ……」

 

 そんな事を言っている癖に、私の身体はむしろ見せ付けるように動く。

 喋った事で下がった裾をもう一度咥えて、もう片方の足を上げてパンツを脱ぎ切る。

 手に持っただけでぬちゃぁ、といやらしい粘々した音を鳴らすパンツ。

 少しだけ股を開いて、隠すものがなくなったおまんこを見せつける。

 とろとろ垂れ落ちる淫蜜が床にひろがっていく。片手を秘裂の媚肉に添えて指先で左右に広げる。

 割れ目が開かれて、きっと淫蜜で濡れ光る陰唇が丸見えになってる。

 トロォ、と濃い白く濁ったおちんちん汁みたいなおまんこ汁が零れる。

 

 (ああ、本気汁垂れてる……せーえきみたいな濃いの、見られてる)

 

 痴態を見せつけながら、脱いだばかりのパンツを痴裂に押し付ける。

 溢れ返る白濁汁を大量に掬い上げながら染み込ませる。

 充分におまんこ汁が付いたのを確認して、今度は布里君の股の間に座り込む。

 

 「んんっ、あっ♡ ふふ、ほぉら、おまんこ汁たっぷりのパンツだよ?

  私が脱いだばかりのホカホカパンツで、今からおちんちんシコシコしてあげるから」

 

 目の前にあるおちんちんにパンツ開いて一番汁が濃い部分を亀頭に被せる。

 ぬちゃあ、と尿道に残っていた精液とおまんこ汁が混ざり合った凄い臭いが漂う。

 

 「ふぁぁ♡ すっごいいやらしい臭いがするよ……どうかな、女の子のパンツは?

  ふふ、気持ち良いよね? 布もそうだろうけど、こんなにグチョグチョなんだもの」

 

 おちんちん全体におまんこ汁をまぶすようにゆっくりとパンツ越しにしごき始める。

 上下にゆっくりと、竿と傘と亀頭に鈴口全部を同時に。

 

 「おまんこ汁とおちんちんミルクが混ざり合ってる……♡

  ほら、グチュグチュぅ、グチュグチュぅ……♪」

 

 時折しごいている合間に見え隠れする鈴口からは白い粘液が漏れて出来ている。

 まだ尿道に残っている精液が我慢汁となって漏れ出ている。

 

 「イっちゃったばかりだから敏感で、そんなに長くは我慢出来ないかなぁ?

  いいよ、いつでも好きな時に、また濃いおちんちん汁を射精していいよ」

 

 さっきよりも体感的に固くなっているおちんちんを握ってるとわかる。

 もういつでも射精しそうなくらいに限界なんだと。

 少し考えればわかる事。でも彼は我慢している。

 この淫靡な光景を少しでも長く味わいたいと思っている。

 

 (可愛いなぁ……ああ、でも、私も結構、限界なんだ)

 

 ごめんね、と心の中で呟きながらしごく速度を速める。

 ただ速めるだけだと痛いかもしれないから、緩急織り交ぜて。

 尤もおまんことおちんちんのお汁が合わさった淫汁が潤滑油になってるだろうけど。

 

 「ほらいいよ、射精しちゃえ射精しちゃえ。

  いーっぱいおちんちんからドピュドピュして、私を……ザーメンまみれにしちゃえ♪」

 

 獣の呻き声みたいな喘ぎ声を出して腰をガクガクさせながら達する男の子の姿。

 肉棒を突き出して、パンツに包まれた隙間から一回射精したとは思えない量の白濁汁が発射される。

 

 「わぷっ♪ ふぁっ、すごっ♡ 濃いのいっぱいっ♡」

 

 ドピュドピュッ、と竿が揺れる度に噴射される精液が私の顔や髪を白く染め上げる。

 口の中だけじゃなくて顔中や全身にまで白濁汁が飛び散って牡汁の臭いがこびり付く。

 身体中どころか心まで淫欲に呑み込まれてると自覚する。

 一切嫌悪感の湧かない精液を浴びて悦んで、髪の毛や顔に付いたそれを舐め取る。

 

 (あっと言う間に射精した二回目なのに……ドロドロで、濃くて、すっごい美味しい……♡)

 

 舌の上で転がすように丹念に濃厚な牡汁を味わう。

 発情を促す麻薬みたいに内側から全身に広がる淫靡な欲求。

 失禁したみたいに痴裂から溢れ出す牝蜜で足はもう濡れ濡れ。

 

 「それじゃ……いよいよ、本番だね」

 

 牡汁を染み込ませたパンツを取って、何度か少しだけ萎えたおちんちんをしごく。

 すると射精したとは思えないくらいバキバキに勃起して掌の中で固くなる。

 片手だと収まり切らないくらいの剛直に変貌した肉欲の塊に自然と吐き出す吐息が荒くなる。

 

 「騎乗位でも良いんだけれど、もうこれで良いよね」

 

 パイプ椅子に確りと深く座り直させて、落ちないように布里君を私の荊で固定する。

 勿論、腰は動かせるようにして。

 膝立ちから立ち上がって、白濁汁が染み込んだ服を脱ぎ捨てて、ブラジャーも取る。

 生まれたままの姿になった私は、股間から滴り落ちる牝蜜を掬い取って彼の口元に運ぶ。

 

 「どう? 美味しい、私のえっちなお汁?」

 

 聞くまでもなく、もうまともに理性なんて残っていない彼は貪るように指にしゃぶりついてくる。

 一気に涎まみれになる私の指――舐め吸われる指の感覚に思わず身体がぶるりと震えた。

 

 「あはっ♪ 可愛い……♡」

 

 制服のチャックをずらしてシャツを捲り上げて、今度は乳首に塗りたくる。

 女の子みたいな悲鳴を上げるその姿に興奮して、もっともっと虐めたくなる。

 

 「ああ、でも……焦らし過ぎてまたイっちゃったら勿体無いよね」

 

 流石に無駄打ちをされるのは惜しい。

 それに私自身、もう限界。

 こんなに発情し切った牝の匂いを漂わせながら我慢しろなんて拷問に等しい。

 頭の中は淫欲まみれで、それを制止する理性なんて吹っ飛んでる。

 ただ気持ち良くなりたい、淫らに快感に溺れて牡を貪り狂いたい。

 

 「そうだよ……私はもう、とっくに……堕ちちゃってるんだから♡」

 

 膝の上に跨って、ゆっくりと腰を下ろしていく。

 片手は屹立する剛直に添えて、もう片方はバランスを取る為に彼の肩に。

 

 「ほら、挿入ってる……んっ、ああっ……よ……?」

 

 淫裂をこじ開けて媚肉を押し込み、白く濁った本気汁を浴びながら突き進む牡棒。

 膣襞を押し広げながらゆっくりと粘膜襞を満遍なく擦り上げて来る大きい亀頭の感触に声が我慢出来ない。

 

 「おっき、ひっ♡ これっ、すご、いひっ、ああっ、んほぉっ♡」

 

 身体を密着させながら亀頭を飲み込み終えたら後は私が腰を下ろすだけ。

 そう思って添えていた手を放して、両腕を彼の背中に回そうとしたら音を立てて乳首を吸われた。

 

 「んひぃっ♡ ひゃらっ、まっ、んぃぃぃいいいっ!

  と、突然はちからぬけ、んんああっ、お、おおほおおっ♡!?」

 

 ふいの快感に思わず脱力して一気に根元まで咥え込んだ肉棒が子宮口を強く叩いた。

 ズシン、と脳を揺さぶるほどの快感に舌を突き出して涎を飛ばしながら喘ぎ啼く。

 

 「こんりゃ一気にらんて、ちがっ、んんひぃっ♡

  らめ、らめぇっ、腰揺らしちゃダメぇぇっ♡ おっぱい吸いながらおまんこ擦っちゃだめぇっ♡」

 

 ジュルジュルッ、と交互に激しく吸われる私の二つの乳首。

 同時に小刻みに上下左右に不規則な円運動をする彼の腰の動きに子宮がキュンキュンと疼く。

 逃れようと腰を浮かせる力は不意の強烈な快感に脱力した身体じゃできなくて、泣きながら悦ぶ。

 

 「ゆ、優位になんてさせな、いひいいっ♡ あひっ、おし、おひりぃっ♡

  おひっ、おおおっ♡ ひきずられ、おまんこめくれるぅぅうっ♡!」

 

 拘束まではしていなかった彼の手が私のお尻を鷲掴みにする。

 淫裂から溢れる本気汁で手をべちょべちょにしながら揉みしだかれる。

 獣みたいな荒い鼻息が舐められてる乳首を擽って、強烈な快感ともどかしい快感の二つが胸を襲ってくる。

 

 「それだ、めっ、んんほおおおおおっ♡!?」

 

 ふいに腰が浮かぶ感触に惚けたのも一瞬。

 お尻の肉を揉んでいた手が腰に移動していて、彼が何をしようとしているのかわかった時には遅い。

 浮かんだ腰。引きずり出される白く濁った牡棒が傘まで抜かれて、落とされる。

 一気に子宮口――ううん、子宮に抉り込んで侵入してくる亀頭に私は恥も外聞も無く淫猥な絶叫を上げた。

 

 「あいいいっ、それだめ、それらめ、しょれりゃめええっ♡」

 

 呂律が回らないくらいの快感が脳天まで突き抜ける。

 ぐちゅぅ、と溢れ出す白濁の淫汁が止まらなくて、接合部が白く染まる。

 絶頂感にも似た快楽の奔流があっと言う間に思考を埋め尽くして肉体を支配する。

 

 「ひきゅっ、ひきゅうちょくせつ犯すのっ、はんしょくらよっ、んひいいいっ♡

  しゅごっ♪ それしゅごいいいい、んほおおお、おおおひいっ♡」

 

 ゴツンッ、ゴツンと亀頭が子宮の奥を叩く度に絶頂感が襲ってくる。

 子宮口をコリコリと抜き差しする度に擦り上げる傘の感触が止まらない肉欲を更に溢れ出させる。

 竿が収縮して搾り上げようとする膣肉を押し広げて刺激してきて腰が止まらない。

 されるがままだったけれど、もう身体は勝手に更なる快感を求めて腰を動かす。

 

 「イグッ♡ イってるのに、こしがとまんないいいいっ♡!

  はやくうっ、はやくおちんちんからせーえき、ザーメン射精してぇっ♡!」

 

 さっきまで攻勢に出てたのに、一気に立場が逆転した事なんてどうでも良い。

 力強い牡の動きに、女の私は淫蕩な牝の本能に身を任せて子種汁を請う。

 逞しいこの牡棒に従属する悦びを牝の身体が心の底から望んでいる。

 

 「あいいいっ、おき、おっぎくなっれ!? 子宮で亀頭が膨らんれっ♡

  出るの、でひゃう? はやく、はやくらしてええぇぇっっ!」

 

 はちゃめちゃに腰を動かす。

 膣内だけじゃなくて子宮までグチョグチョに肉棒が掻き回す。

 泡立つくらいの淫汁が溢れ出して、止む事のない絶頂感が私を貪る。

 チカチカと頭の中で光が弾けて視界が明滅する。

 

 「ちょーらいぃぃぃっ、子種汁ぅっ♡ ザーメンはやくうううっ!

  んひいいっ、いぐっ、いぐいぐぅぅぅうっ! んほおおおおおっ♡!」

 

 獣の呻き。目の前で聞こえる牡の呻き。

 それが弾けたと思ったら、一気に子宮の中を高熱が埋め尽くした。

 

 「あ、あ、あああああああっ♡!?」

 

 叩き付けられる熱。濃厚な粘性を持った孕ませ汁が子宮を埋め尽くして、膣内を蹂躙する。

 今までの比ではない大量の射精にお腹が膨れ上がる錯覚すら感じてしまう。

 

 「おおおっ! おっ♡ んぉおおおお♡!」

 

 跳ね跳びそうになる身体を押さえ付けられて、手足がビクビク痙攣する。

 最奥に射精された白濁の牡汁は収まり切らずに私の牝蜜と混ざり合って股間を淫汁で満たす。

 失禁とは比較にならない、まるでバケツ一杯でも零したくらいの大量の白濁汁が床に広がる。

 淫靡な熱に侵されるがまま、快楽に蕩ける瞳を潤ませて喘ぐ気持ち良さ。

 

 「ぎもぢっ、いっ、ひいいいあああっ♡!」

 

 媚薬を直接流し込まれてるんじゃないかと思うくらいに絶頂が止まらない。

 貪欲に濃密な精汁を求めて蠢く膣肉が齎す快感。

 涙も涎も止まらない。苦しみを上回る圧倒的な快楽が心を塗り替える。

 

 「あひっ、はひっ、おおおっ、おっ♡

  あ、あはっ……はは、あははっ……すっごぉい、まだ……おっきい♡」

 

 未だ絶頂から降りられず、視界はもうまともに目の前にいる彼を捉えられない。

 なのに身体は貪欲に快感を求めて腰を動かして、ぐちゅぐちゅと粘液が卑猥な水音を奏でさせる。

 尋常ないくらいの牡汁を吐き出したのに膣内で勃起が収まらない肉棒に笑みが零れる。

 

 「まだまだ……いーっぱい、おまんこでおちんちんしごいてぇ……

  ぴゅっ、ぴゅっ♪ って、せーえきいっぱい中出しして貰うから♪」

 

 まともな返事は返って来ない。

 聞こえるのは理性が吹き飛んだ獣の呻き。

 私も彼も、もうとっくに――快楽の虜になっていた。

 響く、響く、淫猥な粘液が奏でる情欲に満ち溢れた卑しい水の音が。

 喘ぎ、悶え、よがり狂う牝になった私の声が。

 室内に充満する淫猥な匂いはより濃く、熱く、火照った身体を更に淫らに作り変えていく。

 

 「あはっ♡ ほらぁ、香具耶のおまんこぉ……もっと、熱くしてね……♡」

 

 

 ◇

 

 

 あれからお互い放心状態になって暫くして、黙々と室内の片付けをした。

 賢者タイム、とでも言えば良いのかもしれないけど布里君は存外冷静だった。

 むしろあれだけ射精をしたのに平然としている時点で淫魔の仲間かと思ったけど普通に只の学生だった。

 ある意味では、彼も目を付けられていて、お互いに性欲の歯止めを吹き飛ばす切っ掛けを用意されただけかもしれない。

 

 どちらにせよ、淫魔そのものは姿を現さなかったけれど、私の心も身体も完全に屈した。

 それだけはわかる。

 あれだけたくさん淫猥な情事に明け暮れたのに身体は疲れてるだけでまだまだ行けると熱く火照ってる。

 布里君に取り敢えず淫魔の事を伝えたけれど、それが果たしてどれだけ意味があるのかわからない。

 今私の前に彼女が現れても、直ぐに股を開いてあの淫らな肉の塊を希う自信がある。

 いやらしい事に対してそれぐらい自分の中で抵抗する意思が無くなっている。

 それから完全に日も暮れてから寮に戻ったけれど、シヅカよりも私の方が早かった。

 何があったのか、なんてわかり切った事は聞かない。

 シヅカの顔や身体の様子を見ればすぐに分かった。だってそれは、私が既に経験した事だから。

 誰よりも近しく、誰よりも知っているシヅカの身体に起きている淫熱の香り。

 今すぐにでも押し倒して、淫欲の限りに貪り付きたくなったけれど我慢。

 次の日、少しだけ早く起きた私はシヅカが起きて来る前に朝食の準備に取り掛かる。

 

 「それじゃ……特製のごはん、作ろっかな♪」

 

 ぺろり、と唇を舐めて用意した食材の横に瓶に入った粉を置く。

 私が作り出した特殊な花の花弁を粉末状にした身体を興奮状態にさせる媚薬効果のある薬。

 種族性別関係なく性的な興奮を齎すそれは、昔私が大戦期に何かに使えないかと悪戯心で生み出した技術。

 

 「これをごはんに混ぜればあっと言う間にシヅカも……ふふっ」

 

 私を襲って来るか、それともあの淫魔が手を出してくるのが先か。

 どちらにしても、昨日からずっと我慢をしているであろうシヅカの身体は堕ちる。

 

 「少し視点を変えてみれば……あんなに美味しそうな身体をしてるんだもの……♡」

 

 腰のくびれ、お尻の肉付き、豊満な乳房、整った顔立ち、甘い女の子の香り。

 全てに於いて魅力的な少女の存在に今まで気付けなかった事が少しだけ悔しい。

 まあ淫魔の存在が無ければ、そもそもそういう対象としてシヅカを見る事なんて一生なかっただろうけど。

 

 「ふぅ……んひっ♡」

 

 少しだけ身体を動かすと、股間の淫裂に喰い込む荊が擦れて甘い喘ぎが漏れ出る。

 緩んだ口元から垂れそうになる涎を啜って、服の上から股間を抑える。

 

 「やっ、やっぱり、これ……すご、いっ、はふっ♡」

 

 パンツやブラジャーの上から私の身体の内側を締め付けるように周る荊。

 棘の固さはゴム程度だけれど、それが帰って敏感な部分を強く弾いたり擦って来て気持ち良い。

 より強い快感を求めて腰がいやらしくくねって、脚は少しだけ震える。

 淫裂に沿って縛るように巻いてある荊の棘は媚肉だけじゃなくて一番敏感な秘蕾にも刺激を与えて来る。

 

 「乳首も、クリもぉ、こすれて……イイ、よぉ……♡

  これっ、オナニーみたいで、すごい、かもっ……あひっ」

 

 震える声は淫蕩に酔い痴れ、それでも朝食を作るように手と足が動く。

 頭の中で想像した映像は明確に、人前で服の中に隠れながら絶頂に溺れる自分の姿。

 露出狂の気も芽生えて来たのか、そんなに淫魔に影響を受けたのかは定かじゃない。

 でも確かに言える事は、その状況を期待していて、実行に移したいと思っている私がいる事。

 

 「棘がっ、歩く度におまんこに喰い込んでぇっ……♡

  あっ、いくっ、いっちゃ……んひぃっ♡」

 

 一度イきそうになるとスイッチが入って、意図的に小刻みに股間を動かして棘で淫核を刺激する。

 シヅカが自然に起きて来る時間が必要だから、声を抑えながら軽く絶頂する。

 とろりと太股を伝って滴る白い粘液をそのままにして、虜になる甘い絶頂の余韻のまま支度を続ける。

 

 「もう完全にスイッチ入っちゃった……ふふっ、シヅカ早く起きないかなぁ。

  あ、でも近付いただけで……一気に私の香りで発情するかも……♪」

 

 想像する。

 私に近付いてきて、そのまましなだれかかるように豊満な乳房を押し付けてくるシヅカを。

 戸惑って、でも明らかに発情して顔を赤く染めて潤んだ瞳で見つめて来る淫らな瞳を。

 

 「んんん~~~っ♡ あはっ……シヅカぁ……待ってるからね」

 

 この時の私は、見事に空ぶってしまう事を考えてもいなかった。

 シヅカの我慢強さや心の気高さを知っていたのに、自らの快楽欲求に濁った意識はそれを一瞬だけ忘れさせた。

 その緩みが無ければ、きっと今頃……私はシヅカに対して淫靡な宴で主導を握れていたのだと思う。

 

 

 ◇

 

 

 荊姫シヅカこと冴樹志津華、そして花媛香具耶が淫魔サキュバスと遭遇してから一週間が経過した。

 その間、学園全体として見ればサキュバスは大々的に行動に移してはいない。

 内側からじんわりと侵食をするようにその食指を伸ばし、男女を問わず彼女の毒牙に呑まれた者は二桁に達している。

 その中で最たる頭角を出して来ているのは、先に名を上げたシヅカと香具耶の二名であった。

 元々の気質が真面目で規律を重んじ、心根の優しい両名である。

 加えて因使、魂獣としての実力や才能は際立っており、それは卑俗の猥術に関しても同じであったのだ。

 微かな抵抗こそ示せど、全身をどっぷりと淫欲に浸らせて耽溺させれば見事に順応する。

 そして犯され、染められていた頃は日常と非日常の切り替えがうまく言っていなかったが今は違う。

 巧妙なまでに平然と当たり前の日々を掻い潜り、自由の時間は己の欲望の赴くままに。

 

 日も暮れかけた学園の空き教室。

 教材としての机や椅子も撤去され、文字通り広々とした室内の中央に設置された巨大なベッド。

 学園には余りにも不釣り合いなそれの傍らには、まるで部屋の主のように丸いパイプ椅子に座る少女が二人。

 シヅカと香具耶だ。

 二人とも普段と変わらない生徒会員専用の制服と魂衣(ローブ)を着用している。

 しかし彼女達が醸し出す空気は、昼間の鳳凰学園学生と魂獣とはまるで正反対の淫靡さに満ち溢れていた。

 別段肌の露出が増えているという訳ではない。

 ただ髪を手櫛で掻き上げるさり気無い仕種や細められた眼差しの妖しさ。

 唇を舌なめずりし、絶妙な動きで組み替えられてスカートの奥を露わにしない細い脚。

 夕焼けに照らされ、少しずつ暗くなってくる室内の中でも映える妖艶な少女。

 

 「今日は後一人だけだったわよね?」

 「うん。手が付いてた男子が三人、女子が二人。で、サキュバスがご褒美云々って言ってた人待ち」

 「そう」

 

 交わされる会話は中身さえ知らなければ剣呑さは一切感じられない。

 しかしその内容が露わになれば驚嘆する物であろう。

 何せ、シヅカと香具耶は既に五人の学生を性的に貪り、見事自分と同じように快楽の虜に変えた。

 元々既にサキュバスの手によって仕立て上げられていたが、そのトドメとして彼女達に宛がわれたのだ。

 一週間の内に、シヅカと香具耶の手によってサキュバスの駒、快楽の朋輩と成り果てた。

 そんな二人だったが、今は汗一つ流さず、色香と媚匂を漂わせるのみ。

 疲労の影など一切と見せていない泰然とした姿には、ある種の貫録のようなものが見え隠れさえした。

 果たしてそれが、真っ当な代物ではなく情欲の塊、淫らな色深き物ではあったが。

 

 「ご褒美、ね。サキュバス様かしら?」

 「え、私にはご褒美じゃないよ、それ」

 「ふふっ、香具耶ってば本当にサキュバス様が苦手ね」

 

 完全にサキュバスに屈し、淫猥な手解きを幾度となく与えられたシヅカは心酔にも近い感情を懐いている。

 一方で香具耶は、サキュバスの手によって淫乱な牝と変えられはしたが、その決定打は彼女ではない。

 寧ろ香具耶が心酔、或いは虜になっているのは男の肉茎。

 特に自分を、獣のように変貌させ牝の限りに喘がせ乱れさせた一人の少年の牡棒の虜となっている。

 故に香具耶はシヅカほどサキュバスに対して心酔は出来ない。

 見初められ、逆らう気も起きず従順でこそあるのだが、心根は自分の牝を暴く牡肉の方が優先度的には高い。

 

 「だってあれからも散々私サキュバスに犯されてるんだよ? お蔭で変なのにも目覚めちゃったし」

 「私からすれば羨ましい限りなのだけど」

 

 そう言ってシヅカはパイプ椅子から立ち上がってベッドを横断して香具耶に近付く。

 不満げに、毛先を弄るように頭から伸びる己の荊を指先で弄ぶ香具耶に覆い被さるようにシヅカは背中から抱き着いた。

 お互いの鼻腔に甘い女の香りが流れ込み、薄らと頬を朱色に染める。

 

 「良い事よ? だってこの荊でも感じるようになったんでしょ?」

 「厳密にはエッチなことしてる時に弄られると、頭の中に直接快感が来るの。凄いけど、凄いけどなんだか複雑」

 

 妄想の中で既に実践していた事が現実になったのは香具耶にとって言葉にした通り複雑な事実であった。

 尤もそんな香具耶の感情も、実際にその時になったら吹き飛ぶほどに悦び踊る体を晒す自分は嫌いじゃないと結論付けていた。

 

 「私は香具耶が乱れている所を見たいわね。いつも攻めじゃない、アナタ」

 「シヅカは逆に受けだね。うん」

 「否定はしないわ。でも……一番身近な娘相手には、少し違うかもしれないわよ?」

 

 そう言って、口内で満たされた涎で照り光る桜色の舌先が唇を割って伸び、香具耶の耳を這う。

 

 「ひゃあっ!?」

 「んちゅっ……ちゅっ、ぺちゅっ」

 「ちょっと、シヅ、ふぁっ」

 

 シヅカは両腕を回して香具耶を拘束し、完全に密着した状態で顔を近付けて身体を熱くさせた香具耶の耳を舐める。

 わざとらしく水音を舌で鳴らしながらクチュクチュと耳を舐め、唇で耳朶を挟みながら舌先で嬲る。

 形だけ悶えて抵抗する香具耶だったが、赤らんだ頬と緩んだ表情を見れば細やかな愛撫を受け入れているのは瞭然。

 香具耶の興奮を促すのは何も音だけじゃない。

 自分にはない圧倒的な柔らかさを持つ双丘の感触が服を通してでも背中から感じているのだ。

 同性だからこそ得られる背徳的な興奮が香具耶の身体を徐々に温めて、再び淫熱を灯させ始めた。

 舐められる香具耶の瞳は淫蕩に潤み始め、悶えは小さくなり流し込まれる悦楽を自ら求めるように変化していく。

 

 「ほら、このまま食べちゃうわよ?」

 「んぁっ、そ、それなら……私が食べ返すもん……んぃっ」

 

 耳の奥を穿るようにしたが鳴らす淫猥な水音に身体を震わせながらも香具耶は笑い返す。

 そんな香具耶に欲情した眼差しを向けてシヅカは拘束に使っていた腕を動かし、両の掌で服の上から胸を揉む。

 寮の掌に伝わる柔肉の感触。下着の微かに固さと、指を動かす度に固くなっていく秘蕾。

 

 「ふぁっ……ま、負けない、からぁ」

 「座ってる状態じゃまともに身動きできないでしょ? 私が本当にMなのか、教えてあげる」

 「私そこまで言ってな」

 

 ただ揉むだけであったシヅカの手の動きが変わり始める。

 指を深く服の上から沈み込ませるように乳房への愛撫を激しくする。

 身体も後ろに入る状態から回り込ませて耳への愛撫を中断し、卑猥に濡れる唇に狙いを定め――

 

 「すいません、遅れました」

 「「ひゃああっ!?」」

 

 突如、扉を開いて室内に入って来た男子学生の存在にお互い可愛らしい悲鳴を上げて飛び跳ねて離れた。

 これから良い所だったのに、と内心で歯噛みしてシヅカは乱入者を睨むように視界に収める。

 一方で香具耶は主導権を握られて、流されるまま危ない所だっと一息ついて室内に入って来た者を見た。

 

 「アナタは確か……」

 「アッキー!」

 「はい?」

 

 名前が浮かび、睨んでいた視線を和らげたシヅカを遮るように香具耶が喜色に富んだ声で名を呼ぶ。

 尤もそれは本名ではなくニックネーム。それも一方的とはいえ、かなり親しげな様子に唖然とした声が漏れる。

 

 「香具耶さん、それに副会長も」

 「も、もしかしてご褒美って……アッキーのこと!?」

 「えっと、僕はサキュバスさんにこの教室に来るように言われたんですけど、たぶん?」

 

 アッキー、そう呼ばれた男子学生、布里明保は困惑気味にしながらも頷いた。

 それ程背も高くなく、小柄な部類に入る人間の一号生。

 しかしシヅカは香具耶から、その彼がとんでもない巨根の持ち主である事を聞いていた。

 

 「成る程、確かにご褒美にはなるわね。それにしても布里君、君サキュバス様とどういう関係なの?」

 「香具耶さんと、その、えっちをした後に僕の前に現れて、たぶんお二人と似た様な関係かと」

 「……え、アッキー、サキュバスともしてるの? わ、私以外にもアッキーのおちんちん咥えてるのいるの!?」

 

 ベッドの上を這いながら明保へと詰め寄る香具耶に若干引き気味に首肯が返される。

 ガンっ、と衝撃を受けたかのように肩を落として項垂れる香具耶の様子に微妙な空気が生まれる。

 

 (この子がこれだけ入れ込んでいるって言うのなら、凄いんでしょうね。

  ……方向性が純粋な好意じゃなくて、完全な性欲にまみれているのも何とも言えないわ)

 

 そんな思いが生まれるシヅカではあったが、あの花媛香具耶がこれだけ取り乱す姿は余り見られない。

 シヅカ自身、見た事も無い様子の香具耶にその事実を一旦忘れているだけである。

 けれどもシヅカは思い返す。

 サキュバスに淫猥な本性を暴かれ、晒され、引き起こされた前日に交わった香具耶と明保。

 それ以後も香具耶はちょくちょく時間を見付けては彼と愛情の無い肉欲に満ちた逢瀬に耽溺している事実を。

 

 「だったら……」

 「え?」

 「だったら消毒! サキュバスの匂いなんて消しちゃうくらいエッチしよう、アッキー!」

 「……そうね。

  布里君も流石にサキュバス様が関わってるって知ってるなら、大方どういう目的でここに来たか予想は出来ていたでしょう?」

 

 消毒云々は兎も角、と付け加えたシヅカは、香具耶の服の首根っこを掴みベッドへと運ぶ。

 明保も目的も告げずに用件だけを出した相手が相手であった為、シヅカの問いに頷いて苦笑をしながらベッドに近付く。

 

 「そうですね。元々その為に僕は来たんでしょうから」

 「それなら、少し試してみたい事があるんだけれどいいかしら? 香具耶、ちょっと」

 「ふぇ、なに?」

 

 ベッドの上で服を脱ごうとしていた香具耶を呼び寄せ、耳元で何事かを囁くシヅカ。

 最初こそ驚きを示したものの、徐々に頷きを繰り返しその口角を薄く釣り上げて淫らに染める。

 

 「面白そう、かも」

 「でしょう? 激しい快楽で堕とすのも良いけれど、違う手がそろそろ欲しいと思ってたの」

 

 その為の練習相手としては抜群でしょう、とシヅカは過大も過小もせずに明保を狙い定めで呟く。

 二人の美少女が濃くした淫靡な様子に若干腰を引けながら、呼び寄せられるように明保はベッドの上に行く。

 そして――

 

 「ねえ、布里君。……マッサージ、しましょう?」

 

 妖しく微笑むシヅカは、そう口にした。

 

 

 ◇

 

 

 来ていた制服を全て剥かれて全裸にされ、更には視界を黒い帯で隠された明保はベッドに仰向けにされていた。

 私達に任せて、と左右の耳から流された甘く淫蕩な少女たちの声に促されるまま抵抗せずに。

 その傍らでは、衣服を脱ぎ捨て、ブラジャーとパンツと言った下着姿になったシヅカと香具耶が艶然とした笑みを浮かべる。

 二人とも卑猥な桜色と白の下着を身に着けているが、生憎と明保はその姿を収める事は出来ない。

 

 「本当ならローションとか使うのも良いかと思ったのだけれど、ないからごめんなさいね」

 「その代わり、私達の肌を直に味わえるからいいよね、アッキー?」

 

 視界の全てを暗闇に包まれ、鋭敏化したそれ以外の感覚。

 耳元で囁かれる甘美な熱を帯びた吐息と共に紡がれるシヅカと香具耶の声にゾクリと快感が走る。

 明保のその様子にいやらしい笑みを深くした二人はその小さくも鍛えられた身体に細い指を這わせた。

 四つの手、二〇の指が首筋、鎖骨、脇腹、脚、太股を擦っていき、膨れ上がった三つに止まる。

 

 「乳首もこんなに固くしちゃって、女の子みたいに感じちゃってるのね」

 「でもおちんちんはビンビンに勃起してて、男の子……ううん、男だよって言ってる」

 「んぢゅっ、れろ……ふふ、舐められると気持ち良いでしょう?」

 「やっぱりアッキーのおちんちん凄い……火傷しそうなくらいに熱くなっちゃってるよ?」

 

 左脇に座り、乳首に涎を垂らしながら指の腹で摘み左右に優しく捏ねるシヅカ。

 反対側の右脇では熱に浮かされたように熱い視線を屹立し牡臭い性臭を放つ肉棒を両手で包んでいる。

 上半身と下半身を同時にねっとりとした愛撫で責められ、明保は半開きにした口から快感の声を呻かせる。

 

 「ちゅぱっ、本当に凄いおちんぽ……女の子を牝に変えちゃう魅力はあるわね」

 「そうでしょ? 太くて、固くて、長くて、根元まで咥えると子宮が潰れちゃうくらいなんだから」

 

 恋人に触れるように優しく包み込む掌がゆっくりと動く。

 根元を指先が撫で上げ、血管が浮き出ている竿を浅く親指と人差し指で摘み上下にしごく。

 赤らんだ頬、視線を蠢く肉茎から逸らさずに荒い吐息を漏らす香具耶の正面にシヅカが座る。

 

 「まるで発情を促す媚薬みたいに濃い精液の臭いね……ふふっ、熱いわ」

 「おふっ」

 

 薄らと垂らした涎に濡れた指が香具耶の手の下、玉袋に伸びる。

 ビクン、と小さく跳ねて呻いた明保の反応を確認して、両手で優しく睾丸を揉み始める。

 

 「男の人はこっちも感じるのよね、コリコリしてる♪」

 「うわぁ、もっとおっきくなってきた。んぅ、それなら……」

 

 香具耶は両手でも包み込み切れないほどに大きく勃起した肉棒に悦びの声を上げる。

 小さく揺れるブラジャーに包まれた乳房にまで彼女自身気付かずに零れてた涎が滴り流れる。

 間近で牡の象徴を愛撫するだけで、香具耶の女は刺激されて牝へのスイッチを入れられる。

 股間の媚肉が疼き、今すぐにでも舐めしゃぶり、頬張りたい衝動に駆られるのを堪える。

 今日はそうじゃないのだ。目的は同じでも、する事はただ貪るんじゃないと言い聞かせる。

 

 「これはどう、かな?」

 

 根元を撫でてた指を離し、左手は竿を握り右手の指は亀頭を中心に移動する。

 左手の掌に伝わる熱、右手は動きが濃く伝わるように鈴口や傘周り、裏筋と敏感な亀頭全体を包む。

 一方で、シヅカは玉袋周りを中心にベッドに沈む菊門へと伸びていた。

 

 「おぅっ、ふ、ふくかいちょ……そっちは」

 「洗ってない?」

 「いえ、万全です。めっちゃ綺麗にしてます」

 「よろしい。サキュバス様の下に付くならお尻の清潔さは嗜みよ」

 

 と、口にしているシヅカは尻穴開発を一切されていないので自分自身でも何を言っているのかと内心で苦笑する。

 菊皺を伸ばし、見えない穴を見付けて指の腹で揉む。

 

 「むぅ、お尻を弄られちゃ亀頭責めで感じてるのかわからないよ」

 「安心して、香具耶。周りを撫でるだけだから挿れはしないわ」

 

 別にシヅカは尻穴に自らの指を挿入する事に躊躇いがある訳ではない。

 既に幾人もの女子と男子の尻穴を犯し、アクメにまで導いて性獣のように堕としているのだ。

 但し明保は香具耶のお気に入りの男子である。少しは譲ってあげようと思っただけ。

 そんな一時の気紛れを察してか、微かに不満の色を見せた香具耶だったが、指の中で悦ぶ牡が払拭する。

 

 「アッキーは、手コキしてる時に息を吹きかけられると気持ち良いんだよね……」

 

 人差し指と親指で亀頭を優しく揉みながら顔を近づける香具耶。

 明保が返事をするよりも早く、肉棒をしごいていた左手で顔を隠すように垂れた髪を掻き上げる。

 小さく漏れる熱い溜息。頬を赤らめて潤んだ瞳で震える亀頭を見つめて吐息を吹きかける。

 フゥー、と優しく拭き掛けられる生暖かい風が亀頭を打ち、挟んだ指がゆっくり上下に動く。

 

 「ふぉっ……か、香具耶さん、それは……」

 「んふふふ♪ おちんちんの割れ目目掛けて……フゥー♡」

 「おおっ、い、一緒に擦られるとヤバいです、ってぇ……!」

 「大丈夫だよ。まだ……先っぽからお漏らししてるお汁、透明だもん」

 

 そう言って、香具耶は指の腹で鈴口から漏れ出て来た透明な我慢汁を亀頭に塗っていく。

 ニチュニチュ、と次から次へと垂れ出る先走りはあっと言う間に亀頭全体にまで広がる。

 艶めかしい粘液の音をわざとらしく鳴らして指先で弄びながら、亀頭を擦る動きが徐々に大きく広がる。

 

 「滑りが良くなってきたから、もう少しおっきくしごくね。んしょ」

 「先走りだけでもこんなに漏らしちゃうなんて。いやらしいおちんぽね、布里君……」

 

 ペロリ、と自らの口を舐めてシヅカは菊門を撫でる指を離して両手で空いた竿をしごく。

 

 「あ、シヅカ!」

 「良いでしょう? 香具耶はしっかりと布里君の亀さんを弄ってあげなさい」

 「もぉ……それじゃ先っぽは私のだからね」

 「いやあの、そもそもそれは僕の……はうぁっ!?」

 

 両手で絡め取り、細い指先が竿を浅く握って上下にゆっくりと動く。

 更に亀頭にも挟み込むように親指から中指まで両手で六本の指が敏感な場所を擦る。

 二人でも十分に愛撫が出来る巨大な牡棒からは、濃厚な匂いを出す先走りが零れる。

 

 「すごい、わね。本当に。もう竿まで先走りでグチュグチュよ?」

 「本当は舐めたいけど、それはもうちょっと後でね。最初は手コキでイかせてあげるから」

 「あら、イかせちゃうの? てっきり私は我慢して貰うのかと思ったけれど」

 

 受け手の意見は完全に封殺して、屹立する牡棒を間に少女二人が淫猥な会話に花を咲かせる。

 その事実は明保を興奮させるには充分で、勃起し尽くしたと思った肉棒は更に固さと太さを増していく。

 

 「一番濃いザーメンは子宮が悦ぶけど、刺激が強すぎてマッサージどころじゃなくなっちゃうもん、私」

 「経験者は言うわね。まるで媚薬みたいな精液なのかしら、布里君のは」

 「舐めちゃうだけで身体中がおまんこみたいになっちゃうくらいだよ? シヅカも浴びればわかるよ」

 

 その快感を思い出したのか、心地よさそうに身体を震わせる香具耶を見て艶然と微笑むシヅカ。

 実際、こうして射精直前の先走りとは違う透明な粘液だけでも二人は既に淫靡な熱が身体の中から起きている。

 期待しかシヅカの心には湧いてこない。

 ファルス以外にも自分をここまで発情させる牡が間近にいたという事実は喜ばしい事。

 香具耶もまた、直ぐに思い出せる濃密な牡汁の味を思い出して零れそうになった涎を啜る。

 

 「うっ、あ……まずい、です! 二人とも、僕……もう、射精ちゃっ」

 「いいよ、アッキー。まだまだマッサージは始まったばかりだから、我慢しないで」

 「そうよ。いーっぱい、おちんぽからいやらしいミルクをピュッピュッさせて良いの……」

 

 グチュグチュッ、と明保の言葉にシヅカと香具耶は牡棒への責めを一気に加速させた。

 指の動きも、手の動きも痛みを与えないよう絶妙な加減をしながらも高速に動く。

 傘の下を片手の指で挟み、もう片方の掌で鈴口を包むように擦る香具耶。

 敢えて一〇本の指で挟むだけにして、その全てが不規則に竿を動き回ってしごくシヅカ。

 少女たちがタイミングを合わせながら、異なる快感を同時に齎す刺激は明保を容易に絶頂へと昇らせていく。

 

 「くぁっ……だめ、もう……イく!」

 「我慢汁に白いのが混じって来た♡ もうイっちゃう? イくの、アッキー?」

 「シコシコ……ふふ、いいわよ布里君。イっちゃいなさい♡」

 

 情けない悲鳴をあげて浅く浮き上がり突き出された腰。

 亀頭が一瞬膨れ上がったと感じた瞬間に香具耶は手の平を退かす。

 その直後に、噴水のように白濁した牡汁が激しく肉棒を震わせて吐き出される。

 

 「ふあっ♡ あっ、いっぱい♡ あっついよぉ……♡」

 「ひゃあっ♡ すごっ、こんなに射精るなんて……ふふ♪」

 

 顔を近づけていた二人は大量の白濁汁を顔面に浴びて恍惚と表情を卑猥に緩ませた。

 惚けた様子で目を隠されて涎を垂らす明保を尻目に、二人の美少女が白く染まる。

 飛び散る精汁は濃厚な牡の臭いを放ち、少女を発情する牝に変えていく。

 ゾクゾクと絶頂に震える明保を挟みながら、シヅカと香具耶は征服欲に似た快感に悦を覚えた。

 青と緑の美しく肌理細やかな絹のような髪の毛にねっとりと絡み付く粘液。

 顔や髪の毛のみならず、鎖骨や肩、胸元にまで大量にこびり付いた白濁汁が牝の本能を起こす。

 

 「こんなに濃い匂いなんて……香具耶が虜になるはずよ……♡

  量も凄いし、こんなに出した後なのに全然萎えないなんて」

 「性豪ってレベルじゃないんだよ、アッキーは。れろっ……んじゅる♡」

 

 身体に付いた白濁汁を指で掬い、口へと運び心の底から美味しそうに味わう香具耶。

 うっとりとした眼差しを今なお屹立し震える肉棒へと注ぐシヅカは手を伸ばした。

 

 「熱くて、おまんこの中に挿入れたら蕩けちゃいそうね」

 

 じゅる、と喉を鳴らして唾と一緒に牡汁を嚥下するシヅカ。

 けれども飲み切ってない粘液は顎を伝い、豊満な乳房にまで垂れ落ちる。

 白いブラジャーを濡らし、谷間に溜まる牡汁を香具耶は見逃さない。

 

 「まだいっぱいあるね、貰っちゃうよ……♡」

 「あっ、こら香具耶……あんっ♡」

 「ぢゅるっ、んくっ。すごい、シヅカのおっぱいにいっぱいザーメンが溜まって来る」

 「もう……れろっ」

 

 ただ谷間に溜まった牡汁を啜られるだけのシヅカではなかった。

 顔を埋めた香具耶の額や髪の毛を、涎をたっぷりと絡めた舌を伸ばして舐めしゃぶる。

 淫猥な水音が響き渡り、濃厚な牡の臭いに発情した牝の臭いが混じり始める。

 

 「な、なんだか凄い事が起きてる気がする……」

 

 声を詰まらせて息を荒く吐きながら明保は暗闇に覆われた先で酷く淫靡な事が行われている事を察した。

 見てみたい、という衝動にも駆られるがここで欲望に負けたらマッサージを止められるかもしれない。

 そんな不安が過ぎり、彼は起き上がりもせずに次の快楽が訪れるのを待つ。

 

 「んちゅるっ♡ まだ、おっきいけど……んー、少し小さくなっちゃったかな」

 「仕方ないじゃない。でも大きくすればいいだけでしょう?」

 

 ある程度二人は互いの身体に付いた白濁汁を舐め取り終わると、牡棒へと顔を近付ける。

 左右から挟むように、白濁に汚れた凶悪な肉茎へと言葉も無く唇を割って濡れた舌が伸び這った。

 

 「ちゅっ♡ れろっ、んちゅっ♡」

 「はぁむっ……ちゅるっ♡ えろぉ……れろれろ♡」

 

 香具耶が亀頭に啄ばむように唇を触れさせて舌を震わせ、シヅカが竿を長く突き出した舌で舐め上げる。

 涎を口端や舌先から零しながら肉棒にこびり付いた白濁汁を舐め取る二人。

 トロトロに蕩けた瞳には淫らさしかなく、固さを取り戻して行く肉棒に快悦の声が淫音に混じる。

 

 「うああ……イったばかりなのに、そんなにされたらまた直ぐに!」

 「れろれろぉっ♡ だめだよ、イっちゃ。今はおちんちんを綺麗にしてるんだから」

 「根本、押さえておきましょうか。じゅるるっ♡」

 

 生暖かくざらついた舌が肉棒を這い回る感触に明保は全身を快感に震わせた。

 その上死角が機能していない以上、耳を犯されてるように響く淫らな粘音は脳を蕩けさせる。

 

 「んぢゅっ♡ 亀頭もしっかり綺麗にして……れろれろれろっ♡」

 「香具耶、イったばかりで敏感なんだからそんなに攻めちゃだめよ。

  いくらおちんぽの根元を押さえていても先っぽばっかりいじめたらイっちゃうわ」

 「らってここ……濃いの残ってて……んぢゅっ、おいひんらもん……んくっ♡

  それにシヅカだって、裏スジばっかり舐めてて、私の事言えないよ」

 (いやあの、イったばかりで正直押さえて貰わないととっくに暴発してそうなんですけど!)

 

 既に固さも太さも大きさも取り戻した肉棒を挟んで舐めながら言い合う二人。

 歯を食い縛って堪える明保は目に入らず、彼女達は肉棒しか見ていない。

 何度も何度も桜色の舌が絡み合う程に近くで舐め合って白い部分を掬い取っていく。

 そうして気付けば剛直は溢れ出した精液混じりの先走りとシヅカと香具耶の涎まみれになっていた。

 

 「んっ♡ こんなもの、ね」

 「そうだね。それじゃ一回抜いた事だし……本格的なマッサージ、始めるよアッキー」

 「は、はい」

 

 より妖しさを増す笑みを浮かべる二人の姿など明保は分からない。

 声音から非常に愉しそうな事だけは感じ取れるが、それ以外は分からない。

 そんな様子を見て一層面白くなったのか、香具耶はブラジャーを外しながら声を掛ける。

 

 「わかる、衣擦れの音。今ね、ブラジャーを脱いでるの」

 「布里君が出したザーメンで、もうビチョビチョになっちゃったのよ?」

 

 脱ぎ終わったブラジャーを放り、露わになる双丘が二つ。

 シミ一つない美しい白磁の肌の脹らみは対照的でこそあるが、どちらも美乳と呼んで相応しい艶と張りがあった。

 その天頂にピンっと起き勃った桜色のボッチ。

 見えないからこそ明保は知れないが、既にシヅカと香具耶の乳首は固くしこって勃起している。

 あれだけ手淫と口淫を夢中でしていたのだ。興奮していない訳が無かった。

 淫熱を帯びて火照った身体を二人はゆっくりと横たわらせて、明保へと密着する。

 

 「どう、アッキー? 私達の身体、すっごく熱くなってるのがわかるよね

  興奮してるの。おちんちんを舐めて、もうね、スイッチが入っちゃったの」

 「これから布里君には、私達が全身を使ったマッサージをしてあげるから……しっかりと味わってね♡」

 

 抱き着き、腰を淫らにくねらせて足を挟み込むように明保の足へと絡ませる二人の牝少女。

 股間を膝に密着させて、脇腹に乳房を付けて顔を胸板に沈める。

 柔らかい乳肉の感触と一緒に、固くしこった秘蕾のコリコリした感触が明保の脇腹を擽る。

 

 「ゆっくりと身体を動かしていくわよ……ほら、どうかしら」

 「乳首も舐めてあげるから……えろ、ちゅっ♡」

 

 全身をゆっくりと動かし始めて擦りつけて来るシヅカと香具耶。

 男とは違う柔らかくて溶けてしまいそうな肌がびっちりと密着して擦れ合う。

 更に二人して涎を大量に胸板に垂らして糸を唇との間に引かせながら明保の乳首を舐め始める。

 膝の脹らみに擦り付けられ、上下に動く股間は膣内から漏れた牝蜜で濡れ、パンツにははっきりとしたシミが広がっていた。

 

 「おっぱいだけじゃなくて、足もおまんこで揉んであげてるの。

  女の子の肌、全身で感じちゃってるでしょ……?」

 「んっ♡ 私達も、ね。おまんこ、アッキーの膝に擦りつけてるんだよ……?」

 

 自慰をしている事の告白は明保からすれば始まった時からわかっていた。

 それでも本人の口から伝えられるという事実は背徳的な興奮を与える。

 両足とも素股をされてるような感覚で、薄布に包まれた恥丘の肉感がダイレクトに感じられた。

 熟れ火照った淫唇がくっきりとパンツに喰い込んで浮かび上がり、膨れた痴核が膝の膨らみに引っ掛かる。

 

 「ふぁぁっ♡ く、クリ擦れちゃうっ、けど……腰、止められないや……えへへ」

 「んくっ、んぁっ♡ 聞こえる、かしら? クチュって音、胸だけじゃないわよ?

  膝の、おまんこ擦れてる所からも聞こえるでしょ? 感じてるのよ、私達♡」

 

 悪戯っぽくはにかむ香具耶と、艶やかな微笑を浮かべるシヅカの姿は男女問わず性的に魅了する。

 顔の下から囁かれた淫猥な熱に浮かされた牝の言葉にビクンビクンと肉棒が跳ね悦ぶ。

 

 「ふ、二人ともいやらし過ぎますよ……うあっ」

 「ひぅっ♡ あ、アッキー、いきなり足動かしたらおまんこに喰い込んじゃ、ふああっ♡」

 「こらっ、もう。それは布里君に言われたくないわね……んれろぉっ、ふみゅっ♡」

 

 艶めかしい二つの舌が肌を舐め、涎をまぶしながら乳首にむしゃぶりつく。

 閉ざされた視界、聞こえてくる卑猥な水音に粘着きが増し、耳を犯される錯覚がする。

 太股を股で挟まれ、秘所から漏れ出る淫蜜が肉肌を濡らしてすべりを滑らかにする。

 

 「ちゅぱっ、ちゅっ、ただ舐めてるだけじゃないよ?

  こうして、しっかりと、んふぁっ♡ 身体を、指圧して、んんっ♡」

 「うああっ、なんか絡み付いて、おうっ」

 

 脇腹に押し付けられる控え目な双丘が形を変えて上下左右に動く。

 快感に瞳を緩ませて喘ぐ香具耶だが、明保に与えられる刺激は悦楽だけじゃなく、疲労を取るものもあった。

 乳房で押し込む事を果たして指圧と称して良いかは謎ではあるが、固くしこった秘蕾がツボを擦る。

 

 「疲れを、とってあげるんだから♪」

 

 伸縮する荊が明保の胴腹に絡み付き、微かに身体を動かされるたびに棘が肉を押し込み快感を与える。

 鋭い尖りをしていながら、柔らかさはゴムのようで、決して肌を傷付けずにベッドに密着した背中から刺激を齎す。

 

 「い、痛くないです。ですけど、変な感じが、おうっふっ」

 「香具耶は人体のツボを完璧に把握してるから、すごいわよ、ちゅるっ、れろっ♡

  でも……こっちは私の方が、上よ……はむっ、ぢゅっ、れむっ、ぢゅむぅ、れぇっ♡」

 「あ、シヅカズルい!」

 

 明保の身体から離れずに、密着をしたままもぞもぞとシヅカは仰向けになっている明保に覆い被さるように正面へと移動する。

 香具耶が制止する声を上げるも耳を貸さずに、彼女は視界を塞がれて困惑する明保に唇を重ねた。

 ちゅぷっ、と艶めかしい音を上げて重なった唇の隙間から伸び出した舌があっと言う間に口内で絡み合う。

 受け入れるまま、責め立てて来るシヅカの牝舌は涎を相手に流し込みながら垂れ零れる相手の涎を啜る。

 行き来する涎は口元から零れ、淫らな情熱に酔う激しい舌の悦楽に攻め手のシヅカは没頭するように明保を貪る。

 

 「んぢゅるっ♡ れぉっ、ぢゅぱっ……んりゅっ、ぷぁっ♡ はぁむっ、んぢゅるるるっ♡」

 「ちょっとシヅカ、それじゃ私何も出来な……むう~っ!」

 

 完全に正面から覆い被さったシヅカは、腰を上下に動かして股間から漏れる愛蜜を塗りたくる。

 クチュクチュと卑猥な音は時間が経過すればするほど大きく淫らに響き、明保の身体は二人の少女の淫蜜で濡れる。

 

 「んぢゅぐっ、んんっ、りゅぱっ♡ ぷぁっ、はあっ、はあっ……

  たしかに、香具耶が言うとおり凄いわね、布里君は……んんっ♡」

 「ふ、副会長のキスの方が、ヤバい、です……息できませんでした……」

 「でも気持ち良かったでしょう? サキュバス様仕込みのベロチューは♪

  それと普通に名前で呼んで欲しいわ。……こんな事までしているんだから♡」

 「は、はい。シヅカ、さん」

 (んんっ……これは、なんだかゾクゾクして来るわね。名前で呼ばれるだけで、子宮が疼いてるみたい)

 「宜しい。それじゃご褒美、という訳じゃないけれど……次の段階に進めさせて貰うわね」

 

 下着に包まれた尻肉に肉棒が当たり、艶然とした笑みを口許に浮かべるシヅカ。

 愛蜜に濡れ、肌にぴったりと貼り付いて恥丘の形をくっきりとさせて割れ目すらも隠し切れていない。

 パンツを横にずらして肉襞が濡れ光る淫裂が露わになり、微かに開いた淫口から白濁した牝汁が垂れる。

 

 (すごい……さっきあんなに出したのに、もうこんなに我慢汁でべちょべちょ……んっ♡)

 「香具耶、悪いけど先にもらうわ、ね……んっ、ふあっ♡」

 「しょうがないか……アッキー、手、借りるね」

 

 腰を浮かせて、びくりと震えて屹立する肉棒に手を添え、我慢汁が漏れ出る亀頭を淫唇に触れさせるシヅカ。

 口の中に拡がる甘い欲望の香りに瞳を淫蕩に潤ませ、押し開かれた花弁の奥へと牡を招き入れて行く。

 膣肉を抉り、絡み付く肉襞を擦りながらゆっくりと感触を確かめるように奥へと挿入するように腰を落として行く。

 

 「おっ♡ あひっ♡ んんっ、ほら、わかる、かしらっ?

  私の、ぉぉおっ♡ おまんこが、布里君の、おちんぽを、食べひゃって、んひっ♡ るのぉっ」

 「うあっ、おまんこが絡み付いて、すご……すごいですっ」

 

 それでも巨大な肉棒が与えて来る容赦のない悦楽の波に、だらしなく口元から涎を零す姿は牝そのもの。

 生徒会副会長という誉れ高い才女の姿はそこになく、淫らに腰を落として牡肉を咥え込む淫乱な少女がいるだけ。

 

 (うそ、でしょ!?

  なん、このおちんぽ、私の弱いところ全部一気に擦って、んんいいいっ!

  らめっ、きもひっ、熱くて、おまんこの中が火傷しそ……くひいっ♡)

 「まだ少しだけしかおちんちん挿入ってないよ、シヅカ♪

 「あひっ、ひぁっ♡ だって、これ、ほんとにすごっ、ひっ!

  あ、だめっ、挿入(い)れるだけ、れっ、イきそ……ふぅぅっ♡」

 「アッキーのおちんちんは丁度良い場所で反り返ってるから、挿入(はい)る時にGスポを突いちゃうんだもん。

  むしろイっちゃうのは我慢しないでイった方が、んっ♡ いい、と思うよ」

 

 不満たらたらの香具耶は身体を起こして、蜜液が滴るパンツを脱ぎ捨てて明保の手の上に跨った。

 腰をくねらせながら、露わになった股間の牝肉で腕を挟むように擦り付けて前後に動く。

 淫核を擦り、痴裂から漏れ出る白濁した牝汁を潤滑油にして香具耶は、まだ根元まで肉棒を呑み込めないシヅカを笑う。

 

 「ほらっ、一気に、やった方がいい、よ、んあっ、ふあっ♡」

 「そんな事、ふっ、あっ♡ した、らぁっ、イっちゃう、でしょ……んいっ♡」

 

 挑発的な言葉を受けても、シヅカはそれに乗らない。

 乗ってしまえば直ぐに咥え込んだ牡棒にイかされてしまうとわかり切っているから。

 半分ほど咥え込んだ接合部からは次々と潤滑油になる牝蜜が溢れ出していて、手で身体を支えてないと一気に奥まで行ってしまう。

 唇を噛み締めながら迫ってくる絶頂感を抑え込み、それでも堪え切らない快楽に蕩けたはしたない喘ぎを零す。

 

 「あっ♡ あっ♡ 目的、んひっ、考えたら、イって方が、いい、よ、ぉっ♡

  おまんこで、イっちゃってっ、腰突き出してシヅカが潮吹きしちゃうとこ、見たい、なっ、んひぃぁっ♡」

 「かぐ、やぁっ、うるひゃ、い、いいいっ♡ あひっ!?」

 「凄い感じちゃってるね、しづ、ふいぃっ!? ま、アッキー、そっちおし、り、ひっ♡」

 「す、すいません。でもなんか動かさなきゃいけない気がして……!」

 

 グチュグチュと手首の部分を股間で挟み擦りながら喘ぐ香具耶。

 折り曲げ誘導するように指先が菊門を撫で擦り、もどかしい刺激に髪を揺らして舌を出しながら嬌声を漏らす。

 

 「このっ、おちんぽぉっ、すごひっ♡ やっ、くひっ♡

  あとすこひ、なのにっ、んひゃっ、ひゃううっ! もうちょ、っと……ふううっ!」

 

 背を仰け反らせ、唇から突き出した舌先から涎を滴らせて淫らに悶えるシヅカ。

 後少しで根元まで咥え込めるほどに腰を沈めさせ、膣肉で牡棒を搾るように締め付ける。

 けれどもそれは自分にとっても尋常じゃない程の快感を齎し、絶頂寸前の痙攣に全身を震わせる。

 

 「ふううっ♡ あっ♡ ああっ♡ はいっひゃ……んんんっ♡

  はっ♡ はひっ……すご、すごひ……これぇ……♡ やみつきに、なりそ……んぅっ」

 「さきっぽが、コリコリしたとこに、当たってます……うああ」

 「ひゃあっ♡ そこっ、子きゅっ、こおだからぁっ♡ 動いちゃ、りゃめっ、くひぅっ♡」

 

 少しでも激しい動けば瞬く間にアクメに呑み込まれそうな快楽の奔流。

 シヅカの膣内の全てを明保の肉棒が埋め尽くし、その先端はコリコリとした子宮口を擽っている。

 脈動でさえ、それは強烈な快感を伴ってシヅカの下半身を淫熱で犯し飲み込もうとしてくる。

 甘く淫靡な声で喘ぐシヅカは、普段の凛々しさとは異なる魅力に溢れている。

 なまじっか明保は視界を閉ざされており、声の甘さから来るシヅカの乱れっぷりを想像するだけで下半身は固くなる。

 

 「あひいっ! だめ布里くっ、おちんぽうごかさない、れぇっ♡」

 「そんなこと、言われても、シヅカさんのおまんこが搾って来て……」

 「だって、勝手におまんこ動いちゃって、ふああっ♡ す、すこし、落ち着かせて、んんっ!」

 「ふふっ、これじゃどっちが攻めてるのかわかんない、ねっ……くあっ♡」

 

 膝立ちし、まるで自慰に耽るかのように激しく腰を揺らして明保の腕を自らの蜜で濡らす香具耶。

 そんな彼女の言葉に、シヅカは騎乗位の姿勢のまま涙目になりながら力なく睨みつける。

 

 「こっ、これはマッサージ、でっ、攻め受けは、かんけいなひっ、でしょっ」

 「そっ、だけ、どぉっ♡ そんな状態で、おちんちん、マッサージ、でき、ひっ!」

 「できるわ、よ……くひぃっ♡ ひゃっ……ああひっ♡」

 

 ぬちゃあ、っとゆっくりと引き絞るように腰を浮かせれば膣内から溢れ出した淫蜜の糸が無数に垂れ落ちる。

 その視覚的な卑猥さに咥えて、膣肉を掻き上げられるようにカリ首が刺激を与えて来る。

 

 (す、少し抜くだけで、こんらに、来ちゃうなんてぇっ♡

  だめ、せめてもう少しだけストロークしない、と……あひいっ!?

  きもひっ、きもちひいいっ♡ こんらっ、おかひくなっひゃ、んひいいいっ!)

 

 肉棒が与える想像を絶するほどの快感に、涙を流しながら絶頂を堪えて竿の半分までを膣内から抜く。

 膣内に未だ埋まっている亀頭は擽るように蠢いて、搾るように絡み付く膣肉を牡牝合わせ汁で擦り上げる。

 

 「ひゃひっ、これっ、ちからぬけひゃ、はひいぃぃっ!

  おっ♡ おっ♡ おぁぁひっ♡ おまんこけずりゃれぇぇっ、ふあっ……あ」

 「あ」

 

 つるん、と自らが零した蜜液と涎で濡れた明保の腹に置いた手が滑った。

 一瞬の呆然とした声は果たしてシヅカと明保のどちらであったのか。

 支える手を失い、微かに浮いていた腰は一気に根元まで肉棒を咥え込む程に落ちる。

 決して早くはないその動き。

 けれどもかなり緩慢な動きで腰を少しだけ浮かせていたシヅカにとってそれは一瞬の理解を超える。

 

 (はっ、ひ……いっ!?)

 「かひっ!? ひゃひああっ!? はい、はいっへえっ!?

  おっ、おおおおっ♡ これりゃめっ! これ一気におくまれえぇっ!?

  んんんいいいいいっ!? しきゅ、子宮つぶひゃれっ♡ あひ♡ はひいいいいぃぃっ!」

 

 理性も何もかも吹き飛ぶほどの快感が一瞬にしてシヅカの全身を襲った。

 頭から爪先までを激しく痙攣させて背中を仰け反らせながら獣のような絶頂の喘ぎを迸らせる。

 普段の怜悧な眼差しはだらしなく緩み、眉尻は蕩けたように垂れ下がり、口内に溜まった涎が大量に零れ落ちる。

 奥まで突き入れられ、竿に絡み付く肉襞は縦横無尽に蠢き、亀頭には無数の粒状の膣肉が収縮して絡み付く。

 

 「うああっ、すごっ、一気にちんぽしめつけられ、だめで……!」

 「いひぃっ! おちんぽふくりゃんれっ、あっ、ああっ、だめだめだめぇぇっ!

  いまだひひゃっ、だひゃれたらとぶぅっ、わらひ、とんじゃうううぅぅっ!」

 

 呂律が回らなくなるほどの快感に襲われて涙を撒き散らすシヅカ。

 けれども口では拒絶を示しながら、彼女の身体はまるで射精を促すかのように腰を捩じらせ激しく上下にストロークしている。

 じゅっぽじゅっぽ、泡立つほどに溢れ出した明保の我慢汁とシヅカの白濁蜜が混ざり合い淫猥な響きを高める。

 動きの激しさにひもで結ばれたパンツが解けて脱げ落ち、豊満な双丘が不規則に大きく揺れ、固く勃起した桜色の蕾が風に擦れて微量の快感を与える。

 

 「いくっ、いくいくいぐうぅぅっ! 極太カリ高ちんぽでイくぅぅぅううっ!

  先っぽで赤ちゃんの部屋あっ、子宮口コリコリ突かれてぇぇぇっ!

  あひいぃっ♡ ひくっ、ひぐううっ! ひあっ、ああっ、ああああああああああっ♡」

 「出る、射精します! ザーメン、シヅカさんのおまんこの中にっ……くあああっ」

 「あひいいいっ♡ おまんこぉっ♡ おまんこに射精されてるぅぅぅっ!

  アツアツのおちんぽ汁ぅぅっ、おまんこぉっ♡ 子宮の中に注がれてるぅぅぅっ♡

  りゃめ、りゃめえええっ、いくいくいくいくいくうううううっ!」

 

 ドピュッ、ビュルルルッ、と勢いよく吐き出された白濁汁が一瞬でシヅカの膣内を満たし切り接合部から溢れ出す。

 子宮の中で踊るように暴れ、股間から強烈な発情を促す精臭が絶頂の波から降りれないシヅカを襲う。

 まだ止まらない射精を一番奥で受け続け、肉棒を咥え込んで離さずに淫猥なアクメ顔を晒す彼女はついに我慢の限界を迎える。

 

 「あああああっ、だめだめだめぇぇっ、でちゃ、こんらの無理ぃぃっ!

  出る、出るぅっ! 出ちゃ、お潮っ、でひゃううっ、ふああああっ♡」

 「うあっ!?」

 

 ブシャアッ、と股間から迸る淫熱水は放物線を最初に描いて噴き出して明保の身体を濡らす。

 だが一度では止まる事のない勢いで、どんどん溢れ出す。

 

 「あっ♡ はああっ♡ ふあああっ、あひいいっ! 出てるぅぅぅっ!

  潮吹きぃっ、きもちいいいっ、ああああっ、ああああっ♡」

 

 二度、三度。

 シヅカの喘ぎと腰が跳ね上る程の絶頂痙攣に呼応するように放射状に放たれる淫水。

 もはや卑猥さしかない淫らに蕩けた表情でアクメに呑み込まれたシヅカは恍惚としながら何度も繰り返す。

 次々と膣内から零れ出す白濁汁が搾りだすように締め付けていた膣肉から肉棒を解放しても止まらない。

 

 「あはっ、シヅカってばおしっこみたいに潮吹きしちゃってる♪

  気持ちは、わかるけど、んぅっ……もう、アッキーびちょびちょだよ?」

 「らっ、らっれ、とまんにゃ、ひいっ♡」

 「おちんちん咥えながらおまんこのヒダヒダ、ヒクヒクしちゃってるし。

  アッキーのおちんちんに貫かれたらそうなっちゃうけど、感じ過ぎだよ」

 

 余裕のある表情の香具耶だが、腰を時折ビクンと震わせて快感に浸ってる姿は説得力に欠ける。

 漸く潮吹きが止まったシヅカは息も絶え絶えに腰をビクビクと痙攣させて呆然としている。

 

 「布里君の、おちんぽぉ……すごい、ザーメンも、んぅっ♡

  はぁぁ♡ おまんこがキュンキュンして、また欲しいって……子宮降りて来ちゃってる……♡」

 「ちょっ、次は私! 二回連続だけは絶対ダメだからね!」

 「わかってる、わ……敏感になってるおまんこに、このおちんぽは凄すぎて……んあっ」

 

 這うようにベッドを移動して、シヅカは横に座ってクチュクチュと白濁に濡れた己の秘所に指を宛がう。

 

 「流石に自分のザーメンを飲みたくはないだろうから、少し掻き出さない、っと

  んっ、ふうぅっ! でも、ホントに少しだけ、よ?」

 (全部掻き出すなんて……こんな濃いザーメンに対して、そんな勿体無いこと出来ないもの)

 

 それは果たして次に彼女が何を行おうとしているのか教えているような言葉だった。

 が、激しい射精と発情した牝汁を浴びた影響からか、明保には届いていなかった。

 むしろ今の彼は、再び腰のあたりに関る重みに覚えがあり、そちらに意識を傾けるほかない。

 

 「か、香具耶さん……?」

 「私のおまんこは、もう……準備万端、だから。行くね……んっ」

 

 手から離れ、先程のシヅカと同様に明保の肉棒に跨り腰を落としている香具耶。

 今まで何度も味わったからこそなのか、その小さな淫裂は難なく巨大な肉茎を飲み込んで行く。

 掻き出すように接合部から漏れ出る透明な牝汁が徐々に白く濁って粘性を増し、クチュリと卑猥な音が鳴る。

 

 「やっぱりっ、このおちんちんっ、すきっ、ひああっ♡

  ふぅっ、んくぅっ……あああ……ふあぁ♡ おまんこぉ、ほじられてっ、るぅっ……♡」

 「香具耶さんのおまんこっ、やっぱりヤバい、ですっ、これぇっ。

  膣内(なか)で絡み付いて、うおあっ、おまんこが蠢いてるぅっ!?」

 

 狭い膣穴の二枚花弁を押し開いて挿入されている剛直の根元は淫裂に締め付けられ、豊潤な粘膜に包まれた竿がビクビクと膣内で震える。

 膣内の肉襞は全てが異なる動きで隆起して蠕動し、絡み付いく粘液が潤滑油となり竿や亀頭を締め付けて擦り上げて愛撫する。

 流れ零れる白濁汁は失禁のように溢れ出し、竿に残っていた牡汁が絞るような膣肉の動きに漏れ出て、牡と牝の淫汁が混ざり合う。

 

 「んひゃっ、くぅぅっ♡ 慣れてても、きつ、いよっ……ふぁぁぁ♡

  ほんとに、油断すると、ふぐぅっ、すぐ、イかされちゃい、そ……♡」

 「おまんこっ、香具耶さんのおまんこ、膣内で絡み付いて来てます!

  色んな所から全部舐めらてる上に締め付けられてるみたいで……ほおおっ」

 

 劣情を促す淫靡な芳香に呑まれて涎を垂らして口角を妖艶に緩めた香具耶が笑う。

 自らも喘ぎながらだらしない嬌声を漏らす明保の乱れ具合に心を躍らせる。

 意図せずして肉棒を絡み付かせ、より奥深くへと招き入れるように膣肉を蠕動させて呑み込んでいく。

 

 「わたひ、のぉっ、はっ……ふぅぅっ♡ くひっ、はっ、あっ!

  め、名器らしい、からっ、おまんこの襞でおちんぽ絡み付かせてシコシコして、ひゃふうっ♡

  ほらぁっ、腰を少し捩じると、おまんこが畝って、きもひっ、イイでしょ?

  ますますおちんちんっ、固くておっきくなって、あひいっ、ひゃああっ♡」

 

 小柄なその身体のどこに巨大な肉棒を飲み込む許容があるのか。

 けれども自分の口から名器と言った香具耶の言葉は正しく、無数の膣襞が牡竿を不規則に撫で締める。

 クチュクチュと分泌される牝汁粘膜を泡立たせて、亀頭を一番奥までゆっくりと突き入れた。

 

 「おほっ♡ おおっ、ひぃぐぅっ♡ ポルチオセックス、だめぇっ!

  ふぅっ、ふうぅぅぅっ♡ はひっ、ひぃっ、はふっ……くぅんっ」

 「コリコリしてるとこ、当たってますよ……うあああ」

 「ダメ、だよ、イっちゃ。

  さっきはシヅカもアッキーも直ぐにイっちゃったから、味わってないでしょ?

  じっくりと、いーっぱいおまんこを感じて、感じさせて……♡」

 

 息も絶え絶え、あっと言う間に絶頂に昇りつめそうになるのを懸命に堪えた香具耶が涙目で言った。

 腰の動きこそ小さく少ないが、肉棒を咥え込んだ膣内は激しく蠢き、竿を搾るように膣襞が舐め擦っている。

 

 「ミミズ千匹、って言うらしいんだけど、んふぁっ、あうぅっ♡

  みんな直ぐに、いひっ、イっちゃう、からっ、ふああっ!

  まともに楽しめる人、アッキー以外に中々いなくて、はうぅぁあっ!」

 「シヅカさんのも、凄かったけど……やっぱり香具耶さんの、ヤバいです」

 「アッキーの、んんんんっ~~♡ おち、んちんだって、凄いんだよ……?

  固くて、カリ首が太くって、こうやって、んひぃんっ♡ 少し、ストロークするだけでぇぇ♡

  ふぁあっ、あひっ……おまんこのお肉、引き摺り出されるみたいで、きもち、ひいっ♡」

 

 グチュグチュ、白濁した濃い粘液の糸を何重にも引きながら浮かび沈む香具耶の小さな腰。

 騎乗位でありながら菊門まで淫汁で濡らす程に漏れ出る潤滑油の多さ。

 

 「Gスポットを、ひゃひいっ、カリ首っ、こすっへる、しぃっ♡ んあっ、ああっ!

  おまんこ、イイっ、おちんちん好きっ、ひううっ! 奥ぅっ、おくううっ♡」

 

 膣内全てで巨根を味わい、ゆっくりと子宮口と亀頭を触れ合わせると身体が勝手に喘ぎよがる。

 快感に意識が朦朧としながら、香具耶は根元まで咥え込み、密着をさせた股間を微かに前に反らす。

 すると今まで放置されていながらも確りと自己主張するように肥大したクリトリスが擦れる。

 ピリピリと頭が痺れ、目を剥きながら淫らな声を上げて前後に小さく揺れ動く。

 

 「おひっ、ひっ、あいひっ♡ クリ擦れっ、ひぎぃっ♡

  しきゅっ、こっ、あひいっ! おちんちんがぁっ、ほじってる、んひいいっ♡」

 「うああっ、また一気に、んぶうっ!?」

 「二人だけの世界に入るの良いけれど、あひっ、私も、忘れないで、ね」

 

 明保の視界が更に暗さを増したかと思えば、口と鼻を覆う圧迫感と甘い牝の香りが充満した。

 何事か、と彼は予想する事しか出来ないが、一瞬思い描いたその想像は的中をしていた。

 

 (顔面騎乗……シヅカさんが、僕におまんこ擦りつけて来てる……!)

 「ほら布里君っ、私のおまんこもクリも、舐めひっ、そ、そうっ!

  舌がおまんこを掻き抉って、入ってきっ、ひああっ♡ 舐めしゃぶられっ、くひぃぃっ!

  クリが、布里君の鼻で擦れ、らめっ、おまんことクリ一緒だとぉぉ、おひいいっ♡」

 

 絶頂の余韻が残る中で膣内の精液を掻き出し、常に刺激を与えられていたシヅカの蜜壷。

 人の顔に跨り、前後に小さく腰を揺すりながら伸ばされた舌が膣肉を掻き分けて抽挿し、新たな牝汁を零させる。

 膨れ上がった淫豆を鼻頭に押し付けるように擦れさせる動きは無自覚。

 

 「んひぃっ、どんどんおっきくなっれっ♡ イっちゃう? また精液ドピュドピュしちゃうの?

  いい、ひっ、いいよっ、わたひっ、もおっ! イっちゃう、からあっ、あひぃぃいっ♡

  こしっ、はや、はやく、する、よっ? んひっ、ひっ、ああおおぉぉっ!」

 

 ポルチオ性感が齎す快楽の白濁した奔流に促されるまま香具耶は腰のストロークを速めた。

 思考が焼き切れそうな快感に涙と涎が仰け反った双丘を垂れ滴っていく。

 腰がぶつかり合う度に牝汁が弾け飛び、突き刺さる肉棒に香具耶の意思を無視して膣襞が絡み付く。

 

 「んああっ、掻き捲れちゃうぅっ! おまんこめくれ、んひいいぃいぁっ♡

  いくぅっ、子宮つぶひゃれながらイっひゃううっ! んいいいいっ♡ いひぃぃいいっ!」

 「あひっ、はひいっ、しゃぶっひゃ、りゃめっ、ふりくっ、クリ吸わひゃい、れぇぇぇ♡

  いひっ♡ むりっ、むりむりぃっ! まりゃいぐぅぅぅぅうううっ!」

 

 トドメとばかりに自ら深く突き入れた肉棒が子宮を押し潰さんとばかりに圧迫する。

 快感に蕩けきった淫熱の絶頂喘ぎを上げて仰け反った香具耶の股間から噴水のように潮吹きが起きる。

 じゅるるるっ、と激しく吸い立てられる淫豆と、顔に押し付けたまま前後に腰を動かし擦れる淫唇。

 香具耶の潮吹きと同時に全身を激しく痙攣させ、誘惑するように桃尻を突き出したシヅカが絶頂した。

 

 「潮吹きっ、ビュービューって、あひっ、ひぎぃっ!?

  あっ、あああっ、あああっ♡ ふくらん、んひいいっ!?」

 

 潮を吹きながら香具耶は膣内で膨らみ限界を迎える肉棒を離すまいと肉襞を締め付ける。

 が、大量の牝汁を分泌した膣内は無数の肉襞でさえも肉棒を捉えておくこと敵わずに、小さな膣穴から肉棒が抜け出る。

 その際にカリ首が香具耶の淫豆を激しく擦り上げ、一層激しい潮吹きが明保の身体に注がれる。

 

 「いぎっ、ひあぁぁおおおっ! ぬ、抜けひゃ、ひゃあああっ♡

  出てる、しゅごっ、アッキーのおちんちんから精液シャワー出てるぅぅぅっ!」

 「んひいいっ、あつっ、粘々して熱いザーメンがぁぁぁっ♡

  やらっ、こんらぁっ、匂いだけで、イくのとまんなひぃぃっ!」

 

 香具耶の膣穴から抜け落ちた肉棒はその欲望の塊を吐き出す場所を求めて爆発させる。

 人一人が放つとは思えないほどの大量の白濁汁が絶頂に喘ぎよがるシヅカと香具耶に降り注ぐ。

 可憐な美貌を瞬く間に淫猥な牡汁が白く染め上げ、それを恍惚とした表情で堪能する二人。

 先程のフェラの時とは比べ物にならない程の白濁汁。

 室内は明保の吐き出した大量の白濁汁の牡臭と、シヅカと香具耶の潮吹きで凄まじい淫臭に包まれている。

 

 「はひっ……ひあっ、あっ、はふっ……ほ、本当に、絶倫、なのね」

 「まら、子宮……キュンキュンするぅぅ」

 

 腰が抜けたのか、立ちあがろうとしない二人。

 尤も明保も、まともに受け答えができない程に射精後の疲労に苛まされている。

 けれどもシヅカと香具耶は這い動きながら仰向けの明保の上半身を起こす。

 

 「うあ……二人、とも……?」

 「まだ、終わってないわよ……まだ前の方しか塗っていないもの」

 「私達のマン汁を全身に塗りたくって、染み込ませて……私達のおまんこの虜にさせるの。

  サキュバスには……アッキーのおちんちん、渡さないんだから」

 「それ微妙に主旨が変わってるわよ、香具耶」

 「…………と、ともかく! 今度は騎乗位じゃなくて正常位みたいな感じだからね。

  動くのは私メインだけど、アッキーも動きたかったら少しだけ動いて良いから」

 「わ、わかりました……はふあっ!?」

 

 正座を僅かに崩し、身体を起き上がらせた明保の前後から挟むように身体を密着させるシヅカと香具耶。

 覆う布などなく、勃起した秘蕾のコリコリとした感触と双丘の柔らかい感触が両面から伝わってくる。

 それだけじゃない。

 発情した牝のように甘く、淫蕩な芳香を漂わせて湯気が出るほど熱い吐息を零す二人。

 

 「今度も私のおまんこが、アッキーのおちんちんを食べちゃうから♡」

 「私は後ろから、布里君の背中をおまんこ汁でビチョビチョにしてあげるわ♡」

 

 微かに開いた明保の膝に絡めるように大きく開脚して露わにした股座。

 腰を突き上げて、自らの指先で淫裂を開き、とろとろと白く濁った牝汁を垂らしながら反り勃つ肉棒に近付く。

 まだまだ熱く蕩ける媚肉の襞が大量の射精を追えてますます衰えず屹立する肉棒を咥え、飲み込んでいく。

 

 「んんぃぃっ! この姿勢っ、お腹側のおまんこの壁が擦れ、ひゃひっ、ひいああっ♡」

 

 瞬く間に淫欲が再興した香具耶の身体はすんなりと巨大な牡棒を受け入れる。

 彼女にとって敏感な場所を余すところなく刺激し続け、軽い絶頂を何度も与える。

 

 「きもひっ♡ ひあっ、ああっ! はふっ、ふぅぅぅっ、んんんっ!

  今度は、あ、アッキーが、満足するまで、うごき、つづけ、ふひぃぃんっ♡」

 「んぁっ、香具耶ってば、ずっとイきっぱなしなのに大丈夫、そんなこと言って」

 「らい、じょぶっ、ふぅっ♡ イ、イきつづけても、あひっ!

  動き続けれ、搾り取っちゃって、びちゃびちゃにする、から、ぁああっ♡」

 

 一度根元まで肉棒を咥え込み、そこから腰を前後左右不規則に揺れ動かし始める。

 先程までと違って、騎乗位ではなく正常位だからか子宮を圧迫するような快感は香具耶には与えられない。

 けれども、膣襞の絡み付きはその比じゃなく、粘膜にしごかれた肉棒が膣内で悦び震える。

 

 「それじゃあ私も……こうする、わねっ♡ んいっ、ひっ、あっ♡」

 

 前から与えられる快感に打ち震えて腰を突き出していた明保の背中に与えられる熱。

 小柄ながらもしっかりとした背中に密着しているのは、シヅカの押し付けられた陰唇だ。

 ねっとりと粘着く糸を幾重にも引かせてニチャニチャと、上下に動く度に卑猥な音が響く。

 大きく足を広げて、まるで前後から挟み込むようにして明保はシヅカと香具耶にされるがまま。

 

 「布里君の、腰のが、こすれ、ひゃひぃんっ♡

  それ、にぃっ、これっ、おまんこ丸見えになって、想像以上に、きもひ、イイっ♡」

 

 扇情的な自らの痴態が興奮を齎し、シヅカを行為に没入させる。

 視界を閉ざされているからこそ鋭敏になった感覚は、彼女がどのような行為をしているのか。

 それを明保に明瞭として知覚させており、彼自身が動かす腰の動きを無意識に早めさせた。

 

 「んひぃっ! お、おくぅっ、当たって、はげしっ、ひぃあぁっ!」

 「ふぁあっ、あっ、ああっ♡ クリ擦れっ、ひいぃああっ!」

 

 肌と肌が打ち付け合う音に混ざる粘液の水音。

 重なり合う理性を弾け飛ばせて肉欲に溺れるシヅカと香具耶の牝の喘ぎ。

 香具耶はくねらせた腰に合わせて突き刺さるように下半身を前へと押し出す明保。

 卑猥に天井へと突き出した舌はまるで、同じ舌を求めるかのように涎を滴らせながらくねる。

 一方で、体勢の関係でどれだけ前へと腰を突き出そうと触れ合わない明保の腰とシヅカの腰。

 濃厚な白濁の糸が途切れぬまま、シヅカは自らの指を三本も濡れそぼった膣内へと入れて抽挿する。

 ゾクゾクと背筋を駆け抜けてあっと言う間に三人は絶頂に向けて駆け昇っていく。

 

 「はひっ、これっ、子宮ほじられるの好きぃっ! すきすきぃぃっ!

  んんんぃぃぃいいいっ♡ 先っぽっ、おちんちんの先っぽ膨らんでるぅぅっ!

  なかぁっ、今度はちゃんとっ、んひっ、なかに射精してぇっ!」

 「イくっ、イきますっ、香具耶さんのおまんこに中出しぃっ!」

 「ふあああっ、あああっ♡ ああああっ、ああああああっ♡」

 「私もイくぅっ……! 出る、出すわよっ、んひぃっ♡

  自分でクリ擦っておまんこをグチュグチュにして潮吹きしちゃぅぅううっ!」

 

 昂ぶらせた思考を更に高める為に、シヅカは実況中継の様に自慰の内容を叫ぶ。

 ガクガクと足を震わせて、大きく股を開いて淫裂を掻き混ぜるように激しく手淫に耽る。

 漏れ零れる濃い白濁汁はもはや先程の明保の精液ではなく、彼女自身の淫靡な蜜液。

 歓喜の笑みを拵えて絶頂の階段を突き抜け、頭の中に電流が流れ込むような快感が溢れ出した。

 

 「くひぃっ!」

 

 歯を食い縛り、堪えたのは一瞬だけ。

 すぐに端正な顔立ちはだらしなく卑猥に崩れてアクメ顔になる。

 突き出すように浮かせた腰が跳ねる度に勢いよくシヅカの痴裂からは淫汁が噴き上がる。

 背中目掛けて叩き付けられたシヅカの潮吹きとほぼ同時に、明保の射精と香具耶の潮吹きも起きた。

 

 「ひぐっ、いくいくぅっ! んああっ、あああっ♡

  ~~~っ♡ かひっ、ひっ♡ ひぃっ♡ んんぁぁあああっ!」

 「ぐぉっ、おおおっ!」

 

 力む声は獣の雄叫びに変わり、子宮に捻じ込むように突き出された腰。

 二人が快感の波に呑まれて絶頂をしたのはほぼ同時。

 子宮口を穿る亀頭が膨らんだ次の瞬間に爆発するような勢いで吐き出される牡汁は何度目の射精か。

 まるで衰えを感じさせない大量の白濁汁は一瞬で香具耶の子宮や膣内を満たして溢れ出させる。

 目を見開き、明保の射精で絶頂の中で更に絶頂をした香具耶は狂乱してるかの如く淫らに乱れる。

 

 「ひぎぃっ、いっ♡ でひゃっ、ひううっ! ああああっ!

  おおおおっ♡ ほぉぉっ、おひっ♡ じきゅっ、しきゅうにたたきつけられっ、くひいいっ♡」

 「しぼり、とられっ、ほおおっ!」

 「ひゃひっ、ひああっ♡ でるっ、でるでるでるぅぅうっ!

  おまんこ汁出ちゃう、でちゃうううううっ! ふああ、ああああああっ!」

 

 ぷしゃあっ、と拡散するように一度目の潮が香具耶の秘所から放たれる。

 明保の顔にまで飛び散った牝汁は止まらずに更に勢いを増して香具耶の腰が躍る度に明保の身体を濡らす。

 一気に濃くなる淫らな女の芳香は前後から明保を濡らすシヅカと香具耶の淫汁で濃度を増す。

 絶頂の余韻に浸る明保とは異なり、茫洋とした眼差しでゆっくりと二人は身体を密着させて挟み込む。

 太股から大量の淫蜜を滴らせながら膝立ちになって、二つの双丘の肉感がじかに伝わってくる。

 

 「うあっ、二人とも……僕、まだイったばかりで」

 「んはっ、はぁっ♡ あっ、んっ……いっぱい、濡れちゃったね」

 「私、たちの、ふぅっ♡ まん汁で、布里君……びちょびちょ♡」

 

 耳元で囁かれる言葉は、再び明保の肉棒に血脈を流していきり立たせるのには充分。

 熱く淫らに蕩けそうな声音が重なり、呼気は湯気が立つほどに温まっている。

 にっちゃにっちゃ、乳房で自らが放出した牝汁を塗りたくるように二人は動く。

 前後左右、円運動。固さを増していく双丘の天頂にある桜蕾が擦れて漏れる喘ぎが二人も感じている証拠。

 ムニュムニュとシヅカの豊満な乳房は大きく形を変えて捏ねるように動く。

 

 「ふあっ、あっ♡ ちくびぃ、こすれるの、イイ……ふぁっ♡

  布里君は、どうっ? きもち、いいかしら、おっぱいで、背中にまん汁を塗りたくられるの……?」

 「すごい、ですっ、なんかすっごい、えろくて……んぐぅっ」

 「はむっ♡ んちゅっ、れろぉっ、ぢゅぷっ、ぢゅるっ……んぷぁっ♡

  私はシヅカほどおっきくないけど、その代わりキスできるもんね……んぢゅるっ、えろぉっ♡」

 

 淫らに赤らんだ頬、情欲に染まった香具耶が強引に明保の唇を奪って舌を絡め取る。

 涎を流し込み、そして相手の口に侵入させた舌で涎を啜る水音を大きく奏でさせる香具耶の動きは全体的にリズミカルだ。

 勃起した乳首を明保の乳首と擦り合わせ、牝汁だけでなく垂れ落ちた涎を潤滑油にして動きを滑らかにしている。

 

 「んぢゅっ、ちゅぱっ♡ ちゅっ♡ んふっ、アッキーのおくち、おいし♡

  はふっ♡ んんっ、どう、かな? この、マッサージは……?」

 「んっ♡ 私達のお汁で濡らしてから、おっぱいで挟んじゃってるのよ?

  ほらっ、背中で、んぁあっ♡ マン汁が絡み合っておっぱいが擦れる度にいやらしい音がする……♡」

 

 それは癒しではあるが、本来のマッサージとは趣旨が全く異なっているだろう。

 けれどもこの場に限っては間違ってはいない。マッサージとは飽く迄、こういうプレイをする為の方便に過ぎない。

 興奮を高め、より淫らにする為の体裁。そして効果は覿面だ。

 

 「ねえ布里君、これからどうしたい?」

 「え?」

 「女の子にされるがままなんて、アッキーだって納得できないでしょう?」

 

 喘ぎを交ぜながら、シヅカと香具耶は明保が見えないのを良い事に舌なめずりをしながら囁く。

 発情した牝、淫欲の赴くままに乳房を動かして快感を貪りながら淫魔を連想させるねっとりとした眼差し。

 

 「おちんぽはまだこんなに勃起しているし、射精したりないんでしょう?

  ねえ、ご奉仕をしてくれた私達に……本当のごほうび、くれないかしら?」

 「おまんこの中も、身体中全部……アッキーの精液でグチュグチュにして欲しいな……」

 

 卑猥な願望を躊躇うことなく口に出して、シヅカと香具耶は抗えない誘惑をする。

 可憐な美少女が自らを淫乱と断言したも同然の言葉に明保は逆らえるはずもない。

 

 「いいんです、か? しますよ、いっぱいに」

 「して欲しいの、私達は♪ ちょっと待ってね」

 「私達が良いって言ったら、布里君は目隠しを取っていいからね」

 

 漸く、音と肉感だけで感じていた淫靡な女体を明保は目で見る事が出来る期待に震えた。

 何度も身体を重ねた事がある香具耶と初めて身体を重ねたシヅカの二人の魅力は語るまでもない。

 実際の時間はほんの数十秒足らずでも、明保からすればこの待ち時間は何時間にも感じられた。

 

 「いいよ、アッキー」

 「ごめんなさいね、待たせて」

 

 少し前の方から聞こえた二人の声に合わせて、頭の後ろで結ばれていた目隠しを外す。

 ずっと閉ざされていた暗闇からいきなり光が差し込んで朧気な視界が一瞬にして鮮明になる。

 重なり合うように突き出された二つの桃尻がいやらしくくねっている。

 指で恥丘を押さえ付けて開かれた淫裂から溢れ零れて糸引く白く濁った牝汁。

 期待に瞳を潤ませて荒く息を吐くシヅカと香具耶は、上下に身体を合わせて挿入の時を待っていた。

 

 「準備は出来てるから、早くおまんこに布里君のおちんぽぶちこんで、グチュグチュに掻き混ぜて……♡」

 「今度も私から、だよ? ほら、我慢出来なくておまんこから涎がこんなに垂れちゃってるの♡」

 

 誘うように突き出した小振りな尻を振る香具耶の淫裂から垂れた牝蜜が下にいるシヅカの淫裂に落ちる。

 広げられた花弁は綺麗なピンク色の肉襞が丸見えになり、その奥から次々と本気汁が垂れるのが目に見えてわかった。

 ゴクリと、明保の生唾を飲み込む音が大きく鳴った。

 誘い導くように揺れる小振りの桃尻と開かれた淫裂にゆっくりと近付き、剛直を添えた瞬間に深く腰を押し込んだ。

 

 「んぃぃあっ、おちんちん、きひゃ……ふえっ」

 「ひあっ、んああっ、ふり、くっ、これぇっ、それだめぇっ!」

 

 にゅぷぅっ、と濃い粘液が零れて肉棒に絡み付き、直ぐにシヅカと香具耶は異変に気付く。

 期待が高かった分、二人の膣肉や子宮は肉棒を求めて強く疼いて理性を奪っていく。

 抱き合うように重なり合った少女達の恥丘の間に差し込まれた肉棒が二つの淫豆をカリ首に引っ掛けながら擦る。

 ――どちらの膣内にも、反り返った剛直は収まっていない。

 

 「それって、なにが、ダメなんですか?」

 「やらっ、だめぇっ、こんら焦らすの、だめぇぇっ、ほしっ、欲しいの!

  アッキーのおちんちんっ、なかに欲しいよぉっ!」

 「クリにおちんぽ引っ掛かってっ、こすれっ、ひぅっ♡

  おまんことおまんこのお肉でしごいひゃってるぅぅうっ♡」

 

 最初に突き出した勢いは、一気に亀頭を二人の腹にまで届くほど深かった。

 けれども今は焦らすようにゆっくりとしたピストン運動で痴裂から流れる牝蜜を肉棒に塗している。

 必死な声で挿入を懇願する香具耶の腰振りは間に挟んだ肉棒の竿を恥丘で咥え込んで扱くような動き。

 グチュゥッ、と粘膜が肉棒へと絡み付くには留まらず、下にいるシヅカの淫裂を強く擦り上げていた。

 堪える事すら忘れているのか、緩み切った口端からだらだらと涎を零しながらシヅカが我を忘れて喘ぎを上げる。

 淫らな甘さと激しい情欲に満ちた牝鳴きに、肉棒が反応するように反り返って香具耶の秘唇を押し擦る。

 

 「あっきぃぃっ、おちんちん、はやくっ、はやくちょうだいぃぃっ!

  おかしくなるっ、わらひっ、おかひくなっひゃっ、いひいいぃぃっ♡」

 「それじゃこんなの、どうです?」

 

 下半身から頭の中に流れ込んでグチャグチャにするほどの快感に淫らな喘ぎを交えながら香具耶は懸命に訴える。

 顔だけを後ろに向けて、強引にでも肉棒を咥え込もうと腰を動かすが、その動きは明保に阻まれる。

 覆い被さるように香具耶の背に乗り、軽く体重を掛けながらピストン運動を更にゆっくりとさせて焦らす。

 ぐにゅりと柔らかいシヅカと香具耶の乳房が押し潰れるように形を変え、固く勃起した桜色の乳首が擦れ合う。

 二つの牝貝に挟まれた肉棒が、粘膜でとろとろに蕩け開かれた花弁を引き摺るように前後に動く。

 肉襞が絡み合い、ぷっくりと膨れ上がった淫豆がカリ首に引っ掛かって擦れる度に二人は激しく悶える。

 長い緑と青い髪を振り払うように激しく揺らし、腹の奥から溢れる絶頂感によがり狂う。

 グチュンッ、と白濁の本気汁を弾き飛ばせて、重なり合った淫裂から明保は肉棒を引き抜く。

 なんで、と二人が声を上げるよりもはたく、さっきよりも体重を掛けて二人にのしかかって前後に小さく揺れ動く。

 肉棒は我慢汁とシヅカと香具耶が零した淫液でグチュグチュに濡れ、それを香具耶の尻肉に挟ませた。

 

 「はひぃっ、ひああっ♡ クリィッ、シヅカのクリと私のクリこすれっ、ひゃああっ♡

  おまんこキスしてっ、やらあっ♡ おちんち……ちんぽぉぉっ!

  おちんぽ欲しいのっ、アッキーのおちんぽ、かぐやのおまんこに挿入れてぇぇっ♡」

 「でもさっきは香具耶さんに射精しましたし、順番的にはシヅカさんですよね?」

 

 覆い被さり、背中から耳元に囁くと全身を痙攣させながら香具耶が涙目で明保を睨んだ。

 尤もその恨めしさを込めた睨みに力はなく、快楽を求め潤んだ眼差しは淫猥に蕩けきっていた。

 上から押し付けられて媚肉が形を変えて押し合い、濃い牝蜜と混じって膣内吐き出された精液が淫唇から垂れる。

 がっしりと腰を掴まれ尻肉をまるで恥丘のように使って扱きながら、リズミカルに下にいるシヅカにも快感を与える。

 

 「ひゃいいっ、いああっ♡ そ、そうよ香具耶、ぁあっ、んひゅぅぅいいっ♡

  見える、でしょっ、ふりくんっ、おまんこ、おちんぽ欲しくてこんらにひくひくしてるのぉっ!」

 

 だらしなく上と下の口から涎をダラダラと零して喘ぐシヅカの言葉に、明保は己の中にある嗜虐心を自覚する。

 彼の位置からは間近であっても、シヅカと香具耶の淫唇が物欲しそうにヒクついているのがわかる。

 

 「それじゃあ……まずは、こっちのおまんこから頂きます!」

 「んひゅううああああっ、いひっ♡ ひああっ♡ あっ、あっきぃの、きたぁっ♡

  すきっ、すきぃっ、アッキーのおちんぽすきっ、ひぃああっ♡」

 

 ならば、と事前に予告する事もせずに一気に尻肉コキからずっと強請っていた香具耶の膣内へと挿入する。

 じゅぷぅっ、と粘着く白濁汁が飛び散る勢いで突き立てられた肉棒が膣肉を掻き分け、香具耶は快感偽を仰け反らせ悦ぶ。

 子宮口まで亀頭を押し付け、グリグリと押し開くように刺激を苦しみを与えない程度に明保は香具耶の背に体重を預けた。

 

 「また香具耶から……ふああっ!? はひっ、ひゃあぁぁっ♡

  まっれっ、ふっ、ふたりともっ、その姿勢らとわらひのおまんこつぶれひゃっ、くひぃぃっ♡」

 「あっきぃぃっ、のしかかっひゃらめっ、こすれてるっ、こすれるのぉっ!

  わらひのイイとこっ、おちんぽがグリグリってこすっへぇぇっ♡」

 「ここですか、ここが香具耶さんの、弱い所ですか!」

 

 激しいピストン運動によがるのは香具耶だけでなくシヅカもだ。、

 挿入されているのは香具耶だが、子宮口から一気に秘裂まで引き抜かれる苛烈な勢い。

 掻き出される彼女の牝汁を潤滑油にしてカリ高の傘は触れ合っているシヅカの捲れ上がった陰核も激しく擦る。

 貝合わせのように擦れ合う陰唇と淫豆、前後に揺れると揉まれるように乳首同士で捏ねられて柔肉が形を変える。

 二人分の重みが加わりながら与えられる圧迫はシヅカに、挿入をされてるかのような錯覚を与えるほどの快感を齎している。

 

 「はひぃぃっ、ひああっ♡ あひぃぃっ、そこっ、しょこぉぉっ!

  おへそのうらがわぁっ、ひにゃっ、ひゃひいいっ♡ きもひっ、ひいいっ♡

  らめいくぅっ、いくのぉっ、はひゃっ、ひゃああっ、あああっ♡」

 

 恥も外聞もなく淫らに悶え乱れる香具耶の膣肉の細かい粒が肉棒に絡み付くように締め付けて来る。

 全てが不規則に蠢き、絶頂に向けての準備が瞬く間に膣内で行われていく。

 香具耶の全身が小刻みに震え、肉棒を包み込む媚肉が蠕動して搾りとらんとばかりの締め付け。

 降りてきた子宮に擦り付けるようなねっとりとした腰の動きに変えると、香具耶は卑猥なアクメ顔を晒す。

 

 「うぉっ、香具耶さんの子宮口が吸い付いてきて……ぐぅぅっ」

 「りゃめっ、りゃめええっ、イってるぅっ! 今ジュポジュポ突かれひゃらあっ♡

  いふっ、おまっ……こっ、とけっ、蕩けひゃううっ、ひあっ、あひいいっ♡」

 

 激しい身動きすら取れない程の締め付けが緩めば、香具耶が達している事などお構いなしに激しいピストン運動が再開された。

 呂律が回らずにしたったらずな喋りの香具耶は自分を支えるほどの力さえ残らず、されるがまま。

 目を見開き、連続して訪れるアクメを抗わずに受け入れて快楽に耽溺する様子は淫乱な本性が曝け出されている。

 けれども香具耶の絶頂の影響は、明保だけではなく真下にいるシヅカにも強く関わっている。

 小刻みな全身痙攣は小さく、しかし激しくシヅカの陰核を擦り、目の前でだらしなく喘ぐ香具耶の姿はシヅカの情欲を掻き立てていた。

 イくのならば明保の極太の肉棒で、と堪えようとすればするほどシヅカの中で快感は膨らみ続ける。

 

 「ふひゃり、ともっ、下にいるわらひのことっ、忘れんひぃっ♡

  かぐやがイってるの伝わるぅっ、おまんこ熱いのぉっ、ビクビク震えひゃってぇっ♡

  きちゃっ、やらぁっ、わらひもイくっ、いぐぅっ♡ くひっ、ひゃああっ!」

 

 発情した身体は本人の意思を無視して、快楽を貪り思考を淫らに昂ぶらせる。

 堪えようとしたシヅカの口元が緩み、瞳は淫らに蕩けて絶頂に身体を震わせる。

 降りる事のできない快楽奔流の中で、ピストンをされながらシヅカと香具耶は二人して淫潮を吹き出す。

 プシャアッ、と撒き散らされるように二人の乳房や腹など身体の間を牝汁が飛び散って淫臭と共にビチョビチョに濡らす。

 三人が出した淫汁で股間は粘着き、幾重にも濃い白濁糸を引きながら香具耶の膣内(なか)から抜けていく剛直。

 香具耶の腰に置かれていた手も離れ、今度はシヅカの動きを阻むように彼女の腰が少し浮き上がる。

 

 「二人ともこんな風に腰を引くつかせて潮を吹いてたんですね!

  こんな変態なおまんこには、もっとご褒美をあげないと可哀そうです、ね!」

 「ふひいいぃぃっ!? はひぃぃっ、きひゃっ♡ おちんぽきひゃああっ♡

  いくぅぅっ、おまんこに挿入っひゃったらけれ、もぉっ、むりっ、ひぎぃぃあっ!

  りゃめっ、はげひっ、ふりくんはげひいぃっ♡ しきゅ、つぶれひゃっ、んひぃぃっ♡」

 

 この淫らな空気に当てられたのか、まるで口責めをするかのように明保は意地悪い言葉と共にシヅカの膣内を蹂躙する。

 根元まで肉棒が己の膣内(なか)に入った瞬間に、喜悦に表情(かお)を蕩けさせたシヅカは一気に達する。

 膣奥まで挿入された亀頭に絡み付く細かい粒状の膣肉と、竿や根元を搾り取ろうと締め付ける動きは決して彼女の意思じゃない。

 シヅカの肉欲、彼女の本能が望むままに蠢き、精液を求めて絡み付いている。

 幾度経験しても慣れないポルチオ快感は彼女の理性を淫欲で埋め尽くし、子宮口を突かれる度に絶頂を与える程敏感にさせていた。

 

 「シヅカさんのおまんこ、奥がヤバいです! 粒々が絡み付いて来て、ちんぽ搾り取ろうとしてますよ!」

 「しらにゃっ、そんりゃのしらにゃいいいっ♡ あひっ、ひんないよぉっ、んひゃああっ♡

  いっ、いひうぅっ! イっ、いきすぎれっ、おかひくにゃるっ、あひいいぃっ♡

  カリでこすっひゃっれるっ!? ふひぃっ、ひひゃああっ♡ イイっ、それひいいっ!」

 

 間に香具耶がいるのに、明保を抱き寄せるようにその背中へと手を回そうとするシヅカ。

 より強く密着して、明保とシヅカの間に挟まれてずっとイき続けている香具耶は二人のピストン運動に揺らされるまま。

 トロトロと零れて来る香具耶の牝汁はシヅカの淫裂と明保の肉棒に絡み付き、卑猥な水音の響きを激しくさせる。

 肌と肌が打ち付け合う音と混ざり合い、より淫猥に奏でられるそれはシヅカと香具耶の想像以上に興奮を高めさせる。

 

 「あはっ、はひっ、ふたりの動きっ、すごっ、はげひっ、揺れるぅっ!

  おまんこグチュグチュで、クリが擦れひゃってっ、子宮が揺られひゃうっ♡」

 「二人ともエロ過ぎです、ほらもっと激しくしますからいっぱいヨガっていいですよ!」

 「ひああっ、あひいいいいいっ♡ らめぇぇっ、グリグリ、ひひゃああっ♡

  はひっ、お、奥ぅっ、ほじっひゃっ、くひいぃんっ! まりゃいくぅっ!」

 「しづっ、かぁっ……んんぅっ、はぷっ、ひゅむっ、ちゅるぅっ!」

 

 足を絡ませて絶頂し続けるシヅカに恍惚とした表情の香具耶が唇を重ね合わせた。

 じゅぷっ、と唇の先から伸び出た桜色の舌は直ぐにお互いの口内粘膜を混ぜながら絡み合う。

 余程熱中をしているのか、首に回した腕で香具耶を引き寄せて構内を貪るシヅカは彼女しか見えていない。

 それは香具耶も同じようで、明保は多少の疎外感を感じながらも目の前で行われる卑猥な絡みを餌に腰を振るう。

 

 「んんむぅっ♡ ぢゅぱぁっ、かぐっ、やぁぁ……はむぅっ、りゅむ、ちゅぷっ♡」

 「ちゅぷっ、りゅむぅっ♡ ぷあっ、すごいえっちな顔だよ、シヅカぁ、んぢゅっ、えろぉっ♡

  涎いっぱいダラダラ垂らしひゃってぇっ、ふむぅっ、ぢゅあっ♡」

 「んふゅぅっ、れぉっ、んちゅぷぅぁっ♡ かぐや、らって、ふひゅううっ!

  えっち過ぎるわよっ、くひぃっ、はひっ、んぢゅるぁっ♡」

 

 離れた唇には透明な糸が幾つも繋がり合って、それが途切れない内に伸びた舌が絡み合う。

 垂れ零れる涎がシヅカの口元を濡らし、それを香具耶が舐め取る。

 ねっとりとした淫蕩な眼差しを向け合い、高い熱を帯びた吐息に喘ぎを交ぜて零す。

 唇を啄ばむようなキスから、濃厚に涎を啜り舌を吸い上げるほどの激しい口淫を繰り返す。

 

 「かわいっ、しづかぁ、可愛いよぉっ、んちゅぴっ、ちゅぱぁっ、れりゅぅぅっ♡

  んちゅ、んんっ!? くひぃっ、ひああああっ♡ ちんぽきひゃっ、んひいいっ!

  あ、アッキー、せめて一言何か言ってからおちんぽいれ、ふひいいいっ♡」

 「我慢できませんでした。それに言いましたよね、激しくしますって」

 

 何も告げずに肉棒を突き入れ、驚愕と快感に瞠目する反応を愉しむ明保。

 抗議の声をあげるも、直ぐに思考を焼き尽くす程の快楽電流に呑まれて香具耶は悶え啼く。

 

 「ふぇっ、ひっ、あひいいぃぃっ! ひああっ、ほじりゃれるううっ♡

  こんりゃあっ、らんぼっ、なのにぃっ、はひぃぃぃっ、いひっ、いふぅっ!

  いりぐちっ、しきゅうの入り口ほじられるのすきぃぃっ、あひいっ♡」

 

 舌を噛むのではないか、と一瞬明保が心配してしまう実況をする香具耶。

 けれどもこうして自分の口から自分の状態を口にする事が異常なまでの興奮を与えている。

 人間では人体の構造上的に耐えられない子宮姦を経験した彼女の膣内は既に牡棒をどうすればいいのか心得ている。

 吐き出された精液は既に香具耶自身の牝蜜で流されて、股間でねっとりと糸引く白濁汁は彼女の蜜。

 ニチャニチャと掻き回すようにゆっくりとした腰の動きで子宮口を亀頭が穿り、血管の浮かんだ竿はGスポットを擦っている。

 

 「香具耶さんの場合、子宮口じゃなくて子宮を犯されるのが良いんじゃないんですか?

  この前だってすっごい喘いで何時間もイきっ放しだったでしょ?」

 「そ、そうりゃけろぉっ、あれだめっ、ほんとにらめぇっ、くひいぃぃんっ!

  ばかになりゅっ、なっひゃうからぁぁっ♡ はひっ、ひああっ、あひいっ♡」

 

 思い出せば蘇る、何もかもがどうでも良くなるほどの快感の嵐は香具耶にとって一種の恐怖だ。

 全てに於いて快感を優先させる事しか考えられなくなってしまう淫牝に成り果てる。

 何よりも、そうなってしまっても良いと香具耶は心のどこかで思っている自分に恐怖する。

 快感に咽び喘ぐ彼女だったが、それを察したのか明保は流石に今回は止めようと、子宮口を刺激する動きに変化を付ける。

 

 「それじゃ今回はなしの方向で。その代わり、ポルチオ開発、してあげます!」

 「らっ、ひぅああっ、ひゃめっ、ひゃめえええっ! くひぃぃぃいっ♡

  だめっ、おくぅっ、あっきっ、のっ、ちんぽで抉られひゃてぇぇぇっ!

  あひゃま、とけっ、とけりゅうっ、あひっ♡ あひぃっ♡ いいいいっ、ひぃぃいいっ♡」

 

 押し込むようにグリグリと亀頭の先端から滲み出る先走りを子宮口に擦り付ける。

 吸い付く部屋前の牝穴は更に子種を欲して膣肉を蠢かせ、肉棒全体を膣肉が絡ませ異なる動きで愛撫する。

 アクメ顔で絶頂し続ける香具耶の意思とは無関係に、身体が求める快楽のまま彼女の膣は搾取の態勢に移った。

 零れる牝蜜は粘着きを増し、濃度の高い白く濁った牝の匂いを放ちながら股間を濡らす。

 

 「コリコリしてるとこ、もう少しこういう風に抉るみたいにほじると、イイ筈です」

 「いひぃぃっ♡ くひぃっ、はひぃぃっ、イイよぉ、それっ、それぇっ!

  ビリビリするぅっ! あひゃ、あひゃまもぉっ、おっぱいも、ぜんぶっ、ぜんぶぅっ!」

 

 犬のように四つん這いになり、後背位で背中から押さえ付けられてシヅカを押し倒している香具耶。

 その状態で何十回と絶頂し続け、上限を知らないように昂ぶり続ける淫らな興奮はシヅカにも伝播する。

 与えられるがまま、シヅカと香具耶は絶頂の階段を突き抜けて殆ど意識を飛ばし掛けながら淫らに踊る。

 彼女達が明保に出来る抵抗は膣内で自分達の意思を無視して搾精に励む膣肉だけ。

 ベッドのシーツは吸い切れない程の愛蜜と精汁でグチョグチョに濡れ、水溜まりみたいになっていた。

 

 「うぁっ、あぐぅっ……締め付け、ぐぅっ、僕もそろそろヤバいんで、二人ともスパート掛けます」

 「ひゃああっ、あいっ、いきにゃり、らめっ、ふひぃぃぃっ♡ 

  膣内(なか)ぁこすれっ、ひぎっ、いひぃっ、かぐやのっ、乳首とクリがひっかかっ、ひにゃああっ♡

  こんらぁっ、イって、いっへるぅっ、いっひゃってるからぁぁっ♡」

 「はげひっ、はげひぃよあっきっ、いぃっ♡ らめっ、グチュグチュ掻き回ひゃれてっ、くひぃっ♡

  らめぇっ、おまんこ引き摺られっ、それきもひっ、イイああっ♡

  おふっ、いひっ、いひできにゃっ、ひああああっ♡ 奥グリグリ押されひゃっ、ふああっ!」

 

 今度は身体を押さえ付ける明保の手はどちらかに固定されずに二人の尻肉を交互に掴む。

 彼自身が口にしたように、先程までの焦らしを含めて姦淫を愉しむ動きは消えた。

 ただ快楽を貪り淫欲に溺れる三つの動きが同調する。

 絶頂を目指し白濁汁で二人の少女を汚し尽くしたいという獣欲が、快感に悶え喘ぐシヅカと香具耶の欲望と重なる。

 ギシギシと軋む音を上げるほどの動きで肉棒は、シヅカと香具耶の膣内を行き来する。

 最奥まで一気に貫き、絡み付いてに来る粘膜襞を掻き上げて、桜色の肉襞が捲れる勢いで引き抜く。

 どちらの子宮も強く疼いて、涙を流しながら快感に溺れる少女達の膣が嬌声の悲鳴に応じて深く蠢く。

 激しさを増すピストン運動の中で、シヅカと香具耶の二人は互いを高め合うように乳房を揉み、乳首を摘まみ転がしている。

 快楽で引き締められずに緩んだ口から涎をダラダラと零しながら、絡め合った舌を引き合わせて唇を重ねる。

 けれども今の主役は間違いなく明保の肉棒で、二人の尻肉は度重なる絶頂に痙攣が収まらない。

 限りなく短い間隔で訪れる強い絶頂に加えて、止まらない弱い絶頂はシヅカと香具耶の心を完全に淫らにさせていた。

 

 「これはっ、きつっ! でも凄いのが込み上げて来てるのわかります!

  シヅカさんと香具耶さんのおまんこ、めちゃくちゃ精液欲しがってるのが!

  ふおっ、おおっ、くひっ、膣内(なか)っ! 中出しで良いですよね!」

 「ふひいっ、おねがっ、なかに、ひぃっ♡ 中出しぃっ!

  わらひのぉっ、シヅカのおまんこに種付けしてぇっ、はひっ、ひああっ♡

  バッキバッキの極太ちんぽぉっ! しゅきぃぃっ♡」

 「こしゅれっ、しゅごひっ、ふかひっ♡ これだめっ、ふかくれぜんぶこしゅれるぅっ♡

  はやくぅっ、アッキーのザーメンっ! わひゃひの淫乱おまんこにぶちまけてぇぇっ♡

  ぜんぶっ、ぜんぶぅぅっ! あひっ、ひああっ、ふあああああっ♡」

 

 立場の事など忘れ、ただ快楽のままに。生物としての本能のままに子種汁を懇願する牝が二人。

 突き出された二つの桃尻の肉を喰い込むほど強く掴んで、花弁が白く濁ったびらびらの淫唇目掛けて根元を掴んだ肉棒を捻じ込む。

 

 「出ます! ふぐぅっ、ううああっ!」

 

 トドメとばかりに突き刺した肉棒に子種を迎える準備を万全にした肉壷が呼応する。

 溢れ出す蜜汁と絡み付く粘膜肉襞が鈴口、カリ首、竿、根元の全てを刺激して搾り出す。

 明保の呻きと突き出した腰がガクガクと震え、吐き出される灼熱の精液の快感に腰を跳ねさせて叫ぶシヅカと香具耶の表情は完全に淫猥に堕ち切っていた。

 

 「あひっ! おおっ♡ ひぃっ、あっ♡ ひああああっ!

  ちんぽ汁出てる、あつっ、すっごいぃぃっ! 濃くて熱いの子宮に出ひゃってるぅぅっ♡

  吸ってる! すっひゃってるのぉっ♡ 子宮がちんぽミルクごくごくしてるぅぅっ!」

 「はひいいっ、でてりゅっ、おくぅっ! しきゅうううっ♡ あづっ、あひいいっ♡

  んひいいいぃっ! おおおっ♡ しゅごっ♡ 孕んじゃっ、ザーメンしゅごひいぃぃっ♡」

 

 既に四度目の射精なのにその量は今までの比でなかった。

 子宮の中に一気に溢れ出し、孕ませてやるとばかりに肉壷の中を占領した白濁汁。

 間断のなく突き入れられたシヅカと香具耶は殆ど同時に意識が飛ぶほどの絶頂を与えられて足を絡ませて抱き合う。

 グチャッ、と吐き出された牡汁が零れる淫裂が触れ合い、精液なのか愛液なのか判別がつかない程に混ざり合った淫汁が強烈な発情臭を放っている。

 けれども終わりではなかった。

 あれだけ射精を我慢し続けた明保の剛直、玉袋の中に溜まった子種汁は二人の胎を満たす程度で終わらない。

 香具耶、シヅカと立て続けに激しくも短いストロークで責め立てた膣内から引き抜かれた肉棒は次の目標へと定まった。

 

 「うああっ、止まらっ、まだイきます! ぶっかけます!」

 

 淫汁が溢れ出す蜜壷二つ、重なり合う恥丘の媚肉とビラビラに開かれた淫唇の間に肉棒が潜り込んだ。

 潤滑油は大量の子種汁と牝蜜で、擦れ合う花弁と包皮が捲れ上がって勃起した陰核は亀頭で引っ掛かるように捏ね擦る。

 桜色の肉襞に挟んで素股のように動かし、亀頭の先から勢いよく白濁汁を射精させながらシヅカと香具耶の膨れ上がった淫豆と恥丘を弄ぶ。

 予想だにしない追撃、許容を越えた快感に二人は顔をグチャグチャに濡らしながら淫らに嬌声を上げてよがり狂う。

 

 「ふひゃああっ!? ひくっ、ふりくっ、まっひぇっ、しょれはああっ♡

  クリッ、クリそんらイっひゃってるのにちんぽでしごいひゃっ、くひゃあああっ♡」

 「ひふぅっ! ひっひゃっ、とまんにゃっ、イイっ♡

  そんらちんぽでしごかれひゃっ、ひあああっ! 中出しミルクこぼれひゃうぅぅっ♡」

 

 子宮が疼いて、吐き出された子種汁を逃がさないとばかりに肉壷の中で粘膜襞が蠢き締まる。

 だがそんな動きすらも緩めんとばかりに繰り返される淫裂挟みの抽挿が肉襞が露わになるくらい捲れるほど動く。

 止まらない絶頂快感はシヅカと香具耶だけではなく明保も同じで、次々と吐き出される白濁汁が二人の身体を白く染め上げて行く。

 脱水するかもしれない程の潮吹きの淫潮を超える牡汁が重なり合った二人の乳房や腹を汚すだけには留まらない。

 

 「ふああああっ♡ しゅごっ、ひぃっ♡ あつっ、ふああっ♡

  からだぁっ♡ ぜんぶにちんぽミルクっ! ザーメンきひゃああっ♡」

 「濃厚ザーメンんんっ♡ しゅごひっ、これしゅごひのぉっ♡

  全身ちんぽミルクで溺れひゃうぅぅっ! イくぅっ♡ いぐぅぅぅっ!」

 

 僅かな隙間から顔にまで降り掛かる白濁汁の強烈な牡臭にシヅカと香具耶は身体を跳ねさせて絶頂を繰り返す。

 子宮から全身、頭の中までを埋め尽くす濃密な快感を後押しするように精液のシャワーが二人に降り注ぐ。

 

 「ひふっ! いふううううっ! んぃぃぃ~~~っ♡ もうりゃめえぇぇぇっ♡」

 「ひゃあっ! ~~~~っ♡ あひぃぃぃぃっ♡ はひいいぃぃっっ♡」

 

 射精をしながら緩慢な動きで香具耶を仰向けに寝転がらせて並ばせた二人は大量の白濁汁に染められる。

 髪の毛も、淫蕩に緩み切ってだらしないアクメ顔も、ピンと張りつめた乳首にも、激しい擦過で少し赤くなった腹にも。

 当然、一番濃厚に白く染まっているのは大股で開脚をされて露わになった、ヒクついている蜜壷の周り。

 全身を小刻みに震わせ、衰える事のない絶頂の余韻に呑み込まれて意識を飛ばし掛けながら、二人は片手の掌を重ね合う。

 

 「くっ、おおっ……おふっ」

 「はひっ、ひっ……しゅごっ、ひぅっ♡ いっへるぅ♡ おまんこずっとイっひゃってるぅ♡」

 「おまん、こもっ、からだじゅ、ぜんぶぅ♡ ザーメンれぇ、いっひゃい……♡」

 

 ドピュッ、ドピュッ、と最後に吐き出された塊のような白濁汁がシヅカと香具耶の口許を汚す。

 呆然と呟きながらもクチュクチュと舌で降り掛かった精液を舐め取る仕種をする二人は扇情的だ。

 まるで灼熱に熱せられた鉄の棒を背中に突き刺されたように、明保の肉棒は萎えたのも一瞬。直ぐに力を取り戻して反り返った。

 

 「二人とも……すっごい、えろいです……おまんこまだヒクヒクさせて、お尻ビクビクさせて……僕、また」

 「ふぇ……? ま、まっれふりく、すこし、やすま、ひああっ♡」

 「しんじゃ、わらひぃっ、ひんじゃうぅっ♡」

 

 流石に意識を飛ばし掛けていた二人に不意打ちのように齎された肉棒の快感はきつかった。

 声で否定し、身体は悦ぶ矛盾。疲労困憊の身体に流し込まれる更なる快感にシヅカと香具耶は溺れる。

 

 「おおほぉぉっ、くひぃぃぃっ♡ おまんこえぐりゃれるぅぅぅっ!」

 「はひっ、あへぇぇぇっ♡ こんりゃ、むりむりむりむりぃっ♡」

 

 日は落ち、夜のとばりが織り掛けた鳳凰学園の一室で行われる淫靡な饗宴。

 牝の如き淫猥な声を響かせ、悶え狂う姿は最早清楚の欠片もない、理性を蒸発させた淫獣に近かった。

 淫魔が企てた三人だけの宴は二人の少女が完全に意識を失うまで続き、彼女達が目覚めたのは夜遅く、深夜と言える時刻だった。

 

 

 ◇

 

 

 エピローグ

 

 

 夜も更けた鳳凰学園の多目的室で行われる狂宴。

 ただ牡と牝の本能のままに肉欲を貪り合う宴の参加者は鳳凰学園に在籍する因使や魂獣だ。

 その全員が淫魔に見初められ、淫魔の手によって、或いは完全に快楽に堕落した者によって用意されていた。

 包み込む熱気は淫靡に溢れ、大気に満ちる淫臭は汗だけでなく男の精液や女の愛蜜が混ざり合った激臭。

 けれどもそれを不快に思う者は一人もおらず、ただ発情を促すスパイスとしてしか認識していない。

 前を向いても、後ろを向いても、左右を向いても喘ぎ悶える男と女しかいない。

 そんな室内の中央で怪しく微笑む淫魔サキュバスの傍らに彼女達はいた。

 鳳凰学園が誇る生徒会の副会長、荊姫シヅカとその魂獣である花媛香具耶。

 彼女達は普段と変わらぬ服を着てこそいたが、脱がずにいたからなのか髪の毛も含めて全身が白く粘着く体液に染められている。

 サキュバスが伸ばした足に絡み付き、太股に頬を寄せて舌を這わせるその瞳に光はなく、ただ淫蕩に濁っている。

 四つん這いになり、ねっとりと涎を絡ませた舌先で淫魔の太股を味わう行為に躊躇う様子は一切ない。

 スカートに隠された尻を左右に振って男を誘う姿は淫売を想起させ、それが合図なのかは定かではないが二人に近付く影。

 小柄な男子学生、布里明保と淫魔が拵えた肉人形ファルス。

 しかし明保はこの異常な場所でも理性を保っているのか、或いは影響を受けていないのか苦笑をしながら視線をサキュバスへと向けた。

 

 さも、それは「良いんですか?」と問いかけている風にも見える。

 言葉にはせずとも発せられた問い掛けに、サキュバスは妖艶な笑みを深くして追うように頷いた。

 初めから主の命令のままに動く肉人形であるファルスと共に、明保はサキュバスの太股を舐めるシヅカと香具耶に近付く。

 気付いていないのか、或いは気付いていて無視をしているのか彼女達しかわからない。

 スカートを捲り上げ、露わになったのは薄い色合いをした卑猥なパンツに包まれた尻肉と、パンツに染みを作るほど濡れそぼった淫裂。

 薄布が喰い込んで縦スジが露わになり、吸い切れなくなった牝蜜が太股を伝って床に垂れ落ちていた。

 誘うように揺れる尻肉を掴んで固定して、軽く脚を開かせてパンツを横にずらして一気に肉棒が肉壷の中に突き挿れられた。

 

 「いひぃぃぃっっ♡ ちんぽぉっ、ちんぽきたぁぁぁっ♡」

 「おほぉっ♡ しゅごっ、ちんぽしゅごいぃぃぃっ♡」

 

 獣のような嬌声を上げて突如訪れた快感によがり悶えるシヅカと香具耶だったが、それでも彼女達は舐め続けている。

 まるで陶酔するようにうっとりと執心し、肉棒に喘ぎながら崇拝の意思を込めてサキュバスを崇め見上げた。

 ジュポッ、ジュポッと肉壷から牝蜜を溢れ零しながら、シヅカと香具耶は何の疑問もなく淫欲に身を任せる。

 そんな二人の頭を撫でながら、サキュバスは小さく呟いた。

 

 「さて……次は、この娘達かしら」

 

 潜めるように紡がれた言葉。懐から取り出された写真に写る赤髪をした翼人の少女と褐色の肌を持つ獣人の少女。

 サキュバスが定めた次の狙いは、今こうして従属する少女達にとって無関係とは言えない存在。

 だがもし、サキュバスが手伝って欲しいと言えばシヅカと香具耶は一切の躊躇いなく承る。

 既に主従は確定し、肉欲に呑み込まれた少女達に、淫猥の塊、情欲の権化たるサキュバスに逆らうという考えは存在しない。

 塗り替えられた常識と思考を隠しつつ、徐々に日常を蝕む駒としてシヅカと香具耶は今日も肉棒を貪り、淫らに頬を染める。

 

 

 ◇

 

 

 朝も早い生徒会室に集った者は、太陽の光を背に浴びる部屋の主の威光に改めて息を呑んだ。

 普段でこそ爽やかさを表に出し飄然とした態度の強い鳳凰院神那人は厳しい相好を崩さずに一言だけ告げた。

 

 「君達に集まって貰ったのは他でもない。協力して欲しい。この学園を、学生を護る為に」

 

 そうして鳳凰院神那人は彼ら一人一人の眼差しを見つめた。

 従者たる剣剣を筆頭とした竜胆イツキ、光明司魁、新田鋭児、柴居瑠璃丸と言った――魂獣武装を操る因使達を。

 

 

 

 

 


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