※この作品はR-18です。

社畜冒険者の異世界変態記   作:ぐうたら怪人Z

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②! スラム街に全裸放置

 

 

 

「さぁさぁさぁ!

 ここがどこかと申しますと!」

 

「……スラムじゃん。

 シャレになってないって、イネスさん」

 

「ふふふーん、アタシは何時でも大真面目ですよーっだ」

 

 冷や汗をかくエレナへ、上機嫌に鼻を鳴らす。

 そう、ここはウィンガストのスラム。

 どこか薄暗い街並み、道路や壁は汚れ、あちこちのゴミが散乱している。

 治安が良い――いや、本当に治安はいいんですって――この街において、唯一衛兵の手が及ばぬ危険区画。

 冒険者崩れ達がたむろする、一歩入れば一切の安全が保障されない場所である。

 

「まさかと思うけど、ここで?」

 

「ふふふふふ、そうその通り。

 アナタはこの場所で公衆便女になって貰います」

 

「いやいやいや、ここはやばいんだよ、本当に!

 話し合おう!!

 ね、もう一回話し合おうよ!!

 話せば分かる!!」

 

「問答無用!!

 モラルなんて欠片も無いスラムの住人に、蹂躙され尽くすがいいですよぉ!!」

 

 事ここに至り、話し合いなど意味は無し。

 さくっと提案を退かせるが、エレナは諦めなかった。

 

「あのねあのね。

 何か前のは失敗、みたいな扱いになってるけどさ。

 普通、真昼間に大通りで裸見せるとか、人生終わる級の事件なんだからね?

 ボク、真面目にウィンガストから出ようかどうか考えてたりするんだからね?」

 

「……そうですね。

 確かに、それが“普通”なんでしょう。

 でも! アタシはそれを普通として語れること自体が許せねぇ!!

 安心しなさい、今からその“普通”をぶち壊してやりますから!!

 今日の非常識が明日の常識ですよ!!」

 

「あああああ、この人絶対カルシウム足りてないー!

 なんでそんなに怒ってるのさ!?

 絶対さっきよりボルテージ上がってるよね!?」

 

「知りたいですか!? 教えてあげますよ!!」

 

 エレナを睨み付け、

 

「いや実は貴方が衛兵に連れてかれて説教されてる間に、教会でちょっとしたミサがありましてね?

 アタシそこでスピーチに呼ばれてたんですけど、重要なとこでかんじゃって」

 

 顔を上に向けてその時のことを回想する。

 あれは恥ずかしかった。

 

「ミサに来てくれた信徒さんの何人かに、笑われたんですよぉっ!!!

 しかもその後露出狂(アナタ)を引き取ってとか衛兵さんが言いに来たから、もうアタシを見る目が生暖かい生暖かい!!」

 

「小っちぇえええっ!!!

 そんなことで怒ってたの!?」

 

「ほ、他にもありますよ!!

 卵買ったら一個腐ってたとか、朝に髪の毛セットがなかなか決まらなかったとか!!」

 

「どれこれも小っちゃい!!

 そんなことが理由でボク汚されちゃう!?」

 

「あとあと、“侯爵ライフ”の主人公!!

 アイツなんなんですか!?

 あのいけすかない顔、絶対キョウヤですよね!?

 ナニ異世界転生してんですか!!

 しかも男の娘になってるし!!」

 

 いきなり何言いだしてんだ、こいつ。

 

「あー、確かにミサキそっくりだよねー。

 でも聞いた話じゃあの人、あの子の伯父さんらしいよ」

 

「マジで!?」

 

 マジです(裏設定)。

 

「むぅうう、しかし伯父ですかー……逆TSかと思って、少し期待してたのに」

 

「実は、抱かれたかったりする?」

 

「……ほんのちょっとだけ」

 

「イネスさんのミサキへの想いって、凄く入り組んでるよね……」

 

「えへへへ、これ、秘密ですよ?」

 

 はにかんだ笑顔。

 しかし次の瞬間、それを般若面に変え、

 

「しかしこの秘密を知ったからには生かしちゃおけねぇ!!」

 

「アップダウンが激しすぎるよー……会話が疲れる……」

 

 言葉の通り、披露しきった顔のエレナ。

 そんな彼女へ勝ち誇った笑みを見せながら、

 

「ふふふん、そんなこと言ってる余裕がまだあるんですねぇ?

 アレを見なさい! 今回も都合よく良い感じのサンプルが居ますよ!!」

 

「えー、また居るのー?

 まあ、ここはスラムだから居ておかしくはないけどさ」

 

 嫌な顔をしつつも、エレナはこちらが指さす方を向いてくれた。

 まあ、他にやりようもないからなのだろうが。

 

 

 

 

 

 

「ひぃっ――ひぃっ――ひぃっ――」

 

 いったい、いつ頃から“彼女”はそうされていたのだろう。

 息も絶え絶えになりながら、その女性は喘いでいた。

 

「はぁっ――ひぃっ――はぁっ――はぁっ――」

 

 それは喘ぎ声と表現してもいいものか?

 体力を限界まで消耗し、嬌声をあげることすらもままならないようだ。

 

「おい、何へばってんだ!」

「もっと腰振れ!」

「手ぇ休んでるぞ!」

「締めつけ弱ぇぞ!」

 

 周囲の男達は、そんな彼女を見て身勝手に野次を飛ばす。

 彼らは全員、スラムの住人だ。

 その身なりは“汚い”の一言で表せる。

 

「はぁっ――はぁっ――はぁっ――はぁっ――」

 

 女性の方に、男達へ答える気力は無さそうだった。

 10人以上の男が彼女を囲んでいる。

 手で2人の男根を扱き、胸で1人をパイずりし、前と後ろの穴に突っ込まれ、時折フェラも強要されていた。

 誰かが果てれば、別の男と交代し、飽きれば別の体位へ移行する。

 それを延々と繰り返されているのだろう。

 

「ひぃっ――ひぃっ――ひぃっ――ひぃっ――」

 

 女の瞳から、涙が一筋零れ落ちる。

 それを見た男連中は、どっと笑いだした。

 

「見ろよ、泣いてるぜこの女!」

「お父さんやお母さんが恋しくなっちゃったんでちゅか~?」

「全く、恥ずかしくないのかね? 泣くんて」

 

 

「「――魔族のくせに」」

 

 

 魔族。

 そう、その女性は魔族だった。

 種族特有の青白い肌を持ち、銀色の髪はポニーテール状に束ねている。

 筋肉質ながらも豊満な身体は、余すところなく男達の精で汚れていた。

 汚れの具合から見て、ここへ連れ込まれたのは昨日今日の話では無いだろう。

 本来は鋭いはずの目つきにも、諦めや絶望の色が帯びていた。

 

 彼女の名はカマル。

 かつてバール・レンシュタットという名の魔族に従い、ウィンガストを襲撃し。

 巡り合わせの妙によって、黒田達と共に赤龍ゲブラーと戦った女性だ。

 強気で男勝りな、戦士気質の性格だった――はず。

 

「ひぃっ――ひぃっ――ひぃっ――ひぃっ――」

 

 今のカマルは、そんな面影をまるで残していなかったが。

 声もまともに上げられなくなった彼女は、肉便器というよりただの便器だ。

 

「あー、しかし、こうも何の反応もねぇと……」

「ああ、つまんねぇな。飽きる」

「最初は泣き叫んでくれてたんだがなぁ」

 

 男達も、似たような感想を抱いていたらしい。

 機械的に動くだけでまともに反応もしないのでは、どれだけ美しい肢体をしていようと精巧なラブドールのようなもの。

 これで射精しても、オナニーしたのと大差無い。

 

「……なぁ、アレ使ってみねぇか?」

 

 そんな中、男の一人が提案した。

 

「アレって――ああ、アレか」

「この前、売人からくすねてきた薬」

 

 他の男達も、その言葉でそれが何か思い至ったようだ。

 

「だがなぁ、アレなかなか高価そうなヤツだったぞ。

 こんなの(・・・・)に使っていいのか?」

「いいじゃねぇか。

 売って足つくのもまずいシロモンだ。

 だったら、ココで使ってみようぜ」

「……それもそうだな」

 

 渋った男も、それで納得したようだった。

 

「よし、いっちょやってみっか!」

 

 別の男が、懐から小さい瓶を取り出す。

 血のように赤い液体が入った瓶を。

 これが例の薬なのだろう。

 

「……量、少ねぇな。

 大丈夫なのか?」

「聞いた話じゃ、1滴だけで女を絶頂させるらしいぜ。

 こんだけの量でも、一度に飲ませりゃ確実に頭ぶっ壊せるってよ」

「本当かねぇ?」

 

 一部、薬の効果に疑問を持つ連中もいるようだが、そんなことお構いなしに、薬を持つ男は瓶をカマルの顔に近づける。

 そして、中身を数滴(・・)口の中へ垂らしたのだった。

 すると――

 

「――おほっ!!?

 ああっ!! ああっ!! ああっ!! あひぁああああああああああっ!!!!」

 

 見事、カマルは復活(・・)した。

 瞳は完全に白目を剥き、涙や涎が流れっ放しになっているところを見るに、理性は崩壊しているようだが。

 

「おぅっ!! あふっ!! んんっ!! んほぉおおおおっ!!!」

 

「はは、自分で腰振り出したぞ」

「すげぇ締まるぜ!! こいつはいいや!!」

「お、お、お! 手の動きも早くなったぜ!?」

「馬鹿、そりゃコイツが痙攣してるだけだろ」

 

 男達からも喝采が上がる。

 勢いづいた連中は、一層乱暴にカマルを責め立てた。

 胸を力任せに揉み、乳首に噛みつき、無造作に尻を叩く。

 だがそんな行為でも、今の彼女にとっては快感に繋がるらしく。

 

「あひぃいいいいいいいっ!!!

 おぅっ!! おぅっ!! おぅっ!! おぅっ!! おぉおおおおおおっ!!!!」

 

 カマルの女性器は、愛液を噴き出し続けている。

 絶え間なく絶頂しているのだ。

 

「おおしっ!! いいぞ、そら、イケ!!」

「俺もぶちまけてやる!!」

「孕め、オラァっ!!」

 

 男達も次々に精を迸らせた。

 カマルの穴という穴から精液が溢れ、肌という肌に精子がかけられる。

 

「あっ!! あっ!! あっ!! あっ!! あっ!! あっ!!」

 

 肢体がピンと伸び硬直。

 その後、壊れた玩具のようにガクガクと身体全体が震えだした。

 しかし、男達の手は休まらない。

 

「次は俺だな、まんこいただき!」

「今度はしゃぶって貰うかぁ!」

「そろそろちんこがきついんだよなぁ。

 けつの穴に腕つっこんでみるか」

 

 思い思いのやり方で、魔族を蹂躙していく。

 

「おごぉおおおおおっ!!! あがっ!! んぎぃいいいいいいいっ!!!」

 

 最早喘いでいるのか苦しんでいるのか分からない。

 ただ、その顔は快楽に蕩けている。

 周囲で休憩している残りの男達がそれを見て、

 

「この分ならまだまだ楽しめそうだな」

「へ、こいつ仕留めるのに何人もやられたからな。

 きっちり元を取らねぇとよ」

「“某(それがし)を抱けるのは某(それがし)より強い男のみ”だっけ?

 まったく、かっこつけちゃってまあ」

「そんで負けてんだから世話ねぇよな。

 ま、十人で囲ってボコボコにしただけだけどよ」

 

 どっと笑い声が響く。

 

「へへ、最低でも俺ら全員のガキ孕むまで、付き合って貰わねぇと」

「二度と日の目見れると思うんじゃねぇぞ?

「魔族が一人いなくなったとこで、誰も気にしやしねぇからなぁ?」

 

 その笑いは、下卑たものへと変わっていく。

 そんな男達に鑑賞されながら――

 

「おひっ!! おひっ!! おほっ!!

 んほぉああああああああああああっ!!!!!」

 

 ――カマルは、終わらない凌辱に身を任せるのだった。

 

 

 

 

 

 

「……酷い」

 

 それが、エレナがカマルの末路を見た感想だった。

 

「ええ。

 最近姿を見せないと思っていたら、こんなことになってたんですねー」

 

「ん、んー、これ、大丈夫なの?

 早く衛兵に知らせた方がいいんじゃ――?」

 

「ああ、心配いりませんよ。

 あの手の連中はなんだかんだ言ってすぐ飽きますから。

 性欲の対象としてみるのはせいぜい1年くらい。

 その後何年か玩具扱いするかもしれませんが、それも過ぎたらさくっとぽいされますって」

 

「な、なんか、滅茶苦茶台詞がすっごく重い……」

 

 こちらの表情に何か(・・)を感じ取ったのか、エレナはそれ以上の追及をしてこなかった。

 代わりに、

 

「ところでイネスさん」

 

「はい?」

 

 何か質問を投げかけてくる。

 

「あのね。

 結局、彼女――――誰?」

 

「おい」

 

 思わず声が低くなる。

 

「誰ってカマルでしょう?

 ゲブラーを倒した時、一緒に戦ってたじゃないですか」

 

「うーん……そだっけ?」

 

 彼女はまだ思い出せない模様。

 

「前々から思ってたんですけど。

 アナタ達、横の繋がりが希薄過ぎません!?」

 

「そ、そんなこと言われても!?

 あの時、ボクはミサキと入れ替わってたし!?

 寧ろイネスさん何でそんなにちゃんと把握してるのさ!」

 

「そりゃ誠ちゃんと肉体関係になったヤツは全員チェックしときますよ」

 

「……あ、そうなんだ」

 

 とりあえず納得して貰えたようだ。

 

「と、いうわけで、アナタにも早速実践して頂くわけなんですが」

 

「ちょっと待って、時間ちょうだい。

 今の内に舌噛んで死ぬかどうか、真剣に考えてるから」

 

「舌切ったくらいじゃ人間死にませんよ。

 それにその程度の傷、アタシならすぐ治せますし」

 

「ぬぁあああ、選択肢が無い……!!」

 

 滂沱の涙を流すエレナ。

 そんな彼女の肩を優しポンと叩いて、

 

「まあでも安心して下さい。

 アタシにも慈悲はあります」

 

「え?」

 

「流石に、何の用意も無くあの下品な男連中の相手をしろなんて言いませんよ♪」

 

「お、おお!?」

 

 エレナの顔が期待に輝く。

 その反応に満足しながら、イネスは懐からとある“物体”を取り出した。

 

「この“バイブ”を使ってイカせにイカせまくり、前後不覚に陥らせてからアイツらに前に放り出してあげます。

 最初から理性ぶっ飛んでるんで、嫌な思いもせずに済むって寸法です!」

 

「……キミを信じたボクがバカだった」

 

 イネスの手にあるモノ(・・)。

 それは、バイブというには余りにも大きすぎた。

 大きく、太く、重く、そして大雑把過ぎた

 それは――正に鉄塊だった

 

「大きさがもうアソコに挿れられるレベルじゃないし……

 巨人族の女性用なの?」

 

「いやぁ、いけますって、これ位。

 室坂陽葵はこれよりふっとい触手しり穴に突っ込まれてるんですよ?

 おかげで、もうナニ突っ込んでも感じちゃうとか。

 アイツ、毎日うんちする度に絶頂してるんですって!」

 

「知りたくないよ、そんな情報!!

 百歩――いや千歩譲って太さはいいにしても、表面にびっしり生えたトゲトゲは何さ!?

 男の餌食になる前に死んじゃうよ!?」

 

「……はぁあああ。

 これだから素人は」

 

 大きくため息をついてから、無知なる若者に説明してやる。

 

「よく見て下さい。

 この棘、先端が少しだけ丸くなってるでしょう?

 これで、ギリギリ怪我をしない設計になってるんですよ」

 

「よく見ないと分からない程度の丸みで、保護できるもんなの?」

 

「………」

 

 少し痛いところを突かれた。

 

「ええい!! やかましいですね!!

 アナタはさっさとこっちにまんこ差し出せばいいんですよぉ!!」

 

「そうやって自分に不都合なこと起きると誤魔化そうとするー!!

 あっ!! 身体がっ!! 身体がまた勝手に!!?」

 

 イネスの“命令”によって、エレナは服を脱ぎだした。

 着ている物を全て脱ぎしてたところで、こちらに向かって股を開いてくる。

 

「……散々誠ちゃんに弄ばれたはずなのに、まだ綺麗な色してますねぇ」

 

「んー、まじまじと見つめられても困るんだけど」

 

 エレナの肢体を見物し、ほうっと息を吐く。

 小柄だけれどグラマーなスタイル。

 いい形をした胸の先端や、股の付け根にある花弁は、どちらも鮮やかな色を保っていた。

 

「しかし、結構濡れてるじゃないですか。

 口では色々言ってても、カマルのレイプ見て感じてたんですねぇ?

 乳首だってビンビンに勃っちゃって」

 

「うぐっ」

 

 エレナが言葉を詰まらせた。

 なんのかんので、彼女も変態なのだ。

 

「じゃあ、時間も無いので早速いきますよー」

 

「そんな気の抜けた台詞で――うぐっ!?」

 

 バイブ(のような巨大棒)をエレナの膣口に添える。

 そのまま挿入しようとする、のだが――

 

「――ちょっと、動かないで下さいよ。

 上手く入らないじゃないですか」

 

「う、動いてない! 動いてないよ!!

 単にサイズが合ってないだけだってば!!」

 

 そうなのかもしれない。

 しかしそんなことで諦める訳にもいかなかった。

 これは、エレナのためでもあるのだから。

 

「そう、これはアナタのため。

 ……アナタが男達に凌辱されて気が狂わないよう、予めしっかり気を狂わせておかないと」

 

「ぶつぶつと恐ろしいこと言ってるぅ!?

 サイコ入ってるじゃん、イネスさ――――ふぐぅううううううっ!!!!?」

 

「あ、入った」

 

 苦戦の末、とうとうバイブ(に似た鉄塊)がエレナの膣へとインサートする。

 

「は、はい、ちゃった――ど、ど、どうなちゃったの、ボクのアソコ――?」

 

「うわぁ、ちょっとドン引くレベルで広がってますねー」

 

 エレナの膣口は限界まで――いや、限界以上に広がっている。

 千切れない(・・・・・)のが不思議なくらいだ。

 

「冒険者の身体強化って、こんなところにも効果があるってことですかね?」

 

 しみじみと呟く。

 

「んでは、早速動かしますよー」

 

「ま、待って――うぐぁあああああああっ!!!?」

 

 突き刺さった極太の金属棒を動か――そうとしたが、びくともしない。

 

「ぬ、結構ガッチリ締まってるんですね……」

 

 故に、渾身の力を込める。

 ズボッという強烈な音を立てて、バイブが引き抜かれた。

 

「いぎぃぃいいいいいいいっ!!!?」

 

 続く、エレナの絶叫。

 ただ抜いただけではなく、棘によって膣肉を掻き乱されたのだから、当然だ。

 

「えーと――おお、良かったですね、エレナ!

 血は出てないみたいですよ!」

 

「――はぁっ――はぁっ――はぁっ――はぁっ――」

 

 体の無事を伝えたというのに、エレナからの返事は無い。

 そんな余裕はもう彼女には無さそうだ。

 なので、イネスはイネスで続きを行う。

 

「じゃ、次は押し込んで――」

 

「ふぐぅうううっ!!!?」

 

「で、また引き抜く、と」

 

「あぎぃいいいいいいっ!!!?」

 

 先程よりはスムーズに行えた。

 エレナの身体も適応してきたのだろうか。

 

「調子が出てきましたよー!

 連続していってみましょう!」

 

「ああぁぁああぁぁあああああっ!!!?!?!!」

 

 超極太バイブ(棘付き)をピストンさせる。

 その刺激にエレナは悶絶するが、“命令”があるため身体を動かせない。

 身じろぎすることすらできない。

 

「良い感じ良い感じ♪

 うん、奥にも入ってきましたし♪」

 

「がっ!! あっ!! があっ!! あがっ!!」

 

 痛みに涙を流すエレナ。

 奥にまで侵入した極太棒が、そんな彼女の腹を膨らませる。

 イネスはさらに抜き差しの速度を上げていった。

 

「おごぉっ!! あがぁっ!! おごっ!! おごぉおおっ!!

 めく、捲れる(・・・)っ!! ボクのまんこ、捲れちゃうっ!!」

 

「あや?」

 

 言われて見てみれば。

 バイブを抜く際、一緒に膣肉が外に出始めていた(・・・・・・・・)。

 

「あー、うん、まあ、大丈夫ですよ、たぶん?

 仮に子宮が摘出されちゃっても死ぬこた無いはずです。

 死にさえしなければ、怪我はいくらでもアタシが治してあげますから♪」

 

「いやぁあああああああああああっ!!!!!」

 

 若干無理やり自分を騙し、バイブ責めを続行。

 ジュボジュボと盛大に音を立て、トゲトゲしい金属棒が何度も行き来を繰り返す。

 

「あ”あ”!! あ”あ”!! あ”あ”!! あ”あ”!!」

 

「愛液が大分零れるようになってきましたねぇ。

 ひょっとして、もうイってます?」

 

「イ”っでる!! イ”っでるがら”!!

 もうやべでぇえええええええええっ!!!!」

 

 喚き散らしながら許しを請うエレナ。

 イネスは少し考えるそぶりを見せてから。

 

「うーん。でも、まだ理性がある(・・・・・)じゃないですかー。

 目的はアナタをおかしくする(・・・・・・)ことなんですから。

 もっと続けないと」

 

「やだぁあああああああっ!!!?!!!?!!?」

 

 絶叫が木霊する――が。

 それに応える者は、誰もいない。

 

 

 

 

 

 

 たっぷり、1時間程経っただろうか。

 

「……こんなもんですかねぇ?」

 

 額の汗を拭うイネス。

 傍らには、

 

「――――」

 

 物言わず。

 虚ろな瞳となった、エレナが居る。

 バイブは既に取り除いてあるが、女性器はぱっくりと開きっぱなしになっていた。

 元に戻るには時間がかかりそうだ――或いは、戻らないかもしれないが。

 

「完全に頭狂わせましたし、これでスラムの住人にレイプされまくっても平気ですね、エレナさん♪」

 

 にっこりと微笑む。

 

「――――」

 

 当然、彼女からの返事などあるわけがない。

 涎を垂らしながら、中空をぼんやり眺めるだけ。

 

「……なーんて」

 

 笑顔を、止める。

 

「アタシがそういうこと言うの、期待してたでしょう?」

 

「――――――っ」

 

 ほんの少し。

 極僅かに、だが。

 エレナは、反応した(・・・・)。

 

「ダメですよー、人を騙しちゃ(・・・・)。

 アナタ、こんなもんじゃ壊れませんよね?

 その程度のメンタルじゃ、キョウヤに選ばれるわけありませんし、誠ちゃんとも付き合えないですよねぇ?

 そんなこと、ちゃんとアタシも分かってるんですから」

 

「――――――」

 

 エレナは、動かない。

 イネスは再び笑みを取り戻し、そっと彼女の股間に手を伸ばす。

 

「ふふふふふ、ぷっくり膨れてますねー、エレナのクリトリス」

 

「――――――」

 

 指先で陰核を突くも、エレナは微動だにせず。

 まあ、いい。

 こんなことでどうにかできるとは、思っていない。

 

「ねぇ、エレナ――」

 

 彼女の耳元で囁く。

 

「アナタのココ、潰しちゃいましょうか(・・・・・・・・・・)?」

 

「――――――っ」

 

 再び、エレナに微小な動き。

 構わず、続ける。

 

「ね。クリトリス触られると、凄く気持ち良いですよね?

 凄く、敏感ですものね、ココは」

 

 指で、股間の小さな突起をこね回す。

 

「コレ潰したら、きっと凄いですよぉ?

 すっごい気持ち良くなっちゃって――きっと、理性なんてもうどっかにぶっ飛んじゃうんです」

 

「――――――――」

 

 反応、なし。

 しかし仄かに息遣いが荒くなってきた。

 

 実際の所、ぶっ飛ぶどころの騒ぎではないだろう。

 ショック死してもおかしくはない。

 

「でもまあ、流石にそんなのは、ねぇ?

 幾ら後で治せるからって、流石に可哀そうだと思っちゃいますよ、アタシでも。

 だから――」

 

 意味ありげに、言葉を止める。

 相手の目をじっと見つめ、

 

「どうしてもって言うなら、考え直してあげてもいいですよ?」

 

「――――――止めてくだ」

 

「ダメ」

 

 

 ――プチッ

 

 

 

 

 

 

「あー、出した出したぁ」

 

 伸びをしながら、薄汚い男がスラムの路地を歩く。

 つい先ほどまで、カマルを犯し抜いていたのだ。

 今は小休止中である。

 

「……出すもん出したらションベンしたくなるの、何でだろうな?」

 

 湧いてきた尿意に、ぶるっと震える。

 男は用を足すため近場の袋小路へと歩を進めた。

 如何にスラムとはいえ、人通りの多い場所でするのは気が引けたのだ。

 

「あん?」

 

 そこで気付く。

 道端に、人が倒れていた。

 それも――

 

「へへへ、女じゃねぇか」

 

 にんまりと嗤う。

 カマルに続いて、またもや女を手に入れる機会が訪れたのだから、自然な反応といえる。

 その上、目の前に居るのがかなりの美少女とあっては、昂るのも仕方ない。

 しかも見る限り全裸。

 男は意気揚々と女性に近づき――

 

「――なんだこりゃ」

 

 言葉を失った。

 その女性の――エレナの惨状を見て。

 

「……ひ、酷ぇ。

 酷すぎる――!」

 

 瞳は輝きを無くし、焦点が合わないまま固定された視線。

 身体は力を失い、ピクリとも動かない。

 股間からは血まで流れていた。

 

「こんな女の子に――どこの誰が――!」

 

 わなわなと、義憤に震える男。

 ところで先程まで男がレイプしていた魔族の女性はもっと酷い状態だったりするのだが、そこんところコイツはどう考えているのだろうか?

 そこへ、他の男達もやって来る。

 

「どうしたんだ、そんなとこで突っ立って」

 

「ああ、お前らか。

 ちょっとこいつを見てくれ」

 

「――っ!?」

 

 皆そろって目を丸くした。

 幾人かは痛まし気に目を伏せる。

 

「くっ――まだ若い子に、なんてことを!!」

 

「俺達だってここまではやらねぇぜ!!」

 

 いや、やってただろう。

 ついさっき。

 すぐそこで。

 

「ちっ、こうしちゃいられねぇ!

 おいお前ら、湯沸かしてこい!

 あと、綺麗な布も!

 ありったけな!!」

 

 一人の男が指示を飛ばす。

 

「ああ!」

 

「分かった!!」

 

 他の連中もそれに応じ、各々が準備に駆けていった。

 

 

 

 

 

 

 テキパキとした手際で手当てされていくエレナ。

 その一部始終を見て、

 

「……うん、知ってましたよ。知ってた」

 

 死んだ魚の目をしながら、イネスは呟く。

 ちなみにだが、この間にもカマルへの凌辱は続いている。

 エレナの治療で手の空いた者が、カマルをレイプし出すとかそんな感じ。

 

「これが――格差か」

 

 持つ者と持たざる者の決定的な扱いの差を見て。

 ――イネスは、さめざめと泣いた。

 

 

 

 第三十一話③へ続く

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