なんか更新遅れてすみません。今回の話は夏祭りの話で、イタチさん7歳、しーたん13歳ですが、なんか思ったより長くなったので分けてアップする事にします。
因みにこの話は歌愛ユキの某名曲を聴いているうちに出来上がった話なので、話のモチーフはその曲の歌詞ですね。
「だけどもきみは早足ですっと前を行くから
ぼくはそれを見つめてる」
ではどうぞ。
其の日はやや蒸し暑く、それでも晴れ渡った空が印象的な日だった。
まさに祭り日和だといえよう。
そのことに柄にもなく内心昂揚したような気分を覚えて、我知らず……少年、うちはイタチはふと口元に笑みを乗せた。
イタチが夏祭りに参加するのは実質今年が初めてだった。
それも仕方ないといえば仕方なかったのかもしれない。
何故なら彼が物心ついた頃には里は第三次忍界大戦の真っ最中であり、祭りなどと浮かれた行事は眉を顰められる、そういう時代だった。せいぜい、祝い事で大々的に取り扱われていたものなど正月や盆などぐらいではなかっただろうか。
加えて、第三次忍界大戦終了一年後に襲った九尾事件である。あれによって4代目火影波風ミナトを含め多くの里のものを失った。そのため、事件の翌年である去年もまた里は祝い事を自粛するモードにあったのだ。
それが解禁され、夏祭りを再び行おうという動きが出始めたのは今年の春に入ってからのことだった。
人間生きている以上、いつまでも失ったものばかりを見ては居られない。あれから2年。だからこそ祭りなどの祝い事を通して人々の気持ちを持ち直そう。祭りを知らない子供達に楽しんで貰おう、明るい木の葉を取り戻そう。そんな三代目の配慮でもあった。
祭りは三日間に渡って開かれるという。その祭りの警護を仰せつかっているのは、うちは警務部隊であり、そうである以上、父も母も忙しくしているのだが、部隊長である父はともかく、母に関しては初日は休みを貰えることになっているらしい。
また、原則祭りの警護こそ警務部隊の仕事とはいえ、通常の任務も里に入ってくる以上、忍者が「祭りだから」などという理由で早々に休みを貰えたりはしないわけだが、それでも三代目の配慮なのだろう。今年が10年ぶりの祭りの再開ということもあり、長期任務に当たっているもの以外については……特に年若い20歳以下の者に関しては、祭りが行われている三日間のうちどれか一日は非番をもらえているものが多いのだとイタチは聞いた。
そして彼女もそのうちの1人であり、だからこそ今日という日に約束をしていた。
イタチ自身夏祭りに参加するのはこれが初めてだ、ということもある。夏祭りとはどんなものかについてなら知識としてあるが、それでも経験はない。これが初めてだ。であるからこそ表にこそ出していないが少しの興奮や期待などに胸を疼かしている。有り体にいえば祭り開催日の今日という日を楽しみにしてきた。けれどこんな風に待ち遠しく焦がれるように感じるのは、連れ立つ相手がいるからこそなのかもしれないと、そんな風に僅か7歳の少年らしくない思考を展開させながらイタチは思った。
「よし、サスケ。出来たぞ」
「ほんと?」
そう声をかけながら、浴衣の着付けが終わったことを5つ年下の弟に告げれば、サスケは嬉しそうに無邪気な顔で笑いながら兄であるイタチの顔を見上げた。それに可愛いなという感情が胸を這い上がり、イタチは幼い弟の無邪気さ加減にほっこりと暖かい気持ちを抱いた。
因みに今回の祭りで母ミコトが用意していたのは、イタチとサスケ兄弟お揃いの濃紺色をした浴衣だ。どちらも同じ布地を使ったシンプルな縞柄で、違うのは大きさと帯の色ぐらいのものだろうか。袖の端のほうには、母お手製のうちは一族の家紋の刺繍がチャームポイントのように入っているのも特徴といえよう。
そんな一抹の可愛らしさと落ち着きと、どちらも感じさせるデザインと色合いの浴衣が幼い弟にはよく似合っていた。因みにイタチは鮮やかながらも落ち着いた蘇芳色の帯で纏めており、サスケは子供らしさを強調した明るい黄色の帯だ。
普段イタチもそうだが、サスケも人前で浴衣を着ることはあまりなく、うちは一族伝統の黒い装束やそれに準じた格好が多い。そのため普段は浴衣を着ることがあってもそれはあくまで寝着だ。だからこそ、外行きの格好として浴衣を着るということ自体がサスケにとっては珍しいのだろう。いつもはここまでしっかりと着付けをしたりはしないというのもある。だからこそ物珍しげにサスケは何度かマジマジと自分の格好を見直したり、クルクルとまわってみせたりしている。
そんな幼い弟の仕草が可愛らしく微笑ましくて、イタチは家族相手と彼の人以外には滅多に見せない優しげな笑みを浮かべながらサスケに訊ねた。
「へへ……」
「どうした、サスケ」
「オレ、まつりってはじめてだし、どんなのなのかな~って」
「そうか……」
内心で「オレもだ」と付け足すが、口に出して言えば、「兄さんはなんでも知っている。なんでも出来る」という思い込みを己に抱いているらしい幼い弟の夢を壊すかと思って、イタチは一部の台詞を自重した。やはり可愛い弟の夢は出来れば壊してやりたくはないものだ。
とはいえ、自分にない素直さで無邪気にはしゃいでいるサスケの姿は微笑ましい。自分にはこんな素直さはないなとイタチは自覚しているからこそ、こんな風にあからさまにはしゃぐ弟のことは、眩しく目に映った。
けれど、次のサスケの発言を前に、実年齢に相応しからぬ落ち着きをもった少年は思わず眉を顰めた。
「それで、兄さん。今日はいっしょにまわれるんだろ?」
「サスケ……」
キラキラした眼は期待に輝いている。そんな様はとにかく可愛い。間違いなく可愛らしいと兄の欲目抜きでもイタチは思う。思うが……。
「前も言ったろう。今日は先約が入っているから、オレがお前と回るのは明日だ」
そう諭すような声で告げる。それに対し、幼い弟はふにゃりと泣きそうな拗ねたような感じに顔を歪め、不満を隠そうともせず言った。
「なんでだよ、兄さん! オレ、ずっと楽しみにしてたんだぞ」
そういいながら全身で訴えてくる弟は間違いなく可愛い。だが、同時に実年齢に似合わない精神年齢を幼少時代から発揮し続けてきたこの麒麟児たる兄は思わずには居られなかった。
サスケは確かに可愛いのだが……この子はお馬鹿なのではなかろうかと。
初日である今日については一緒にまわれないことを以前から自分はキチンと告げていた筈だ。なのに何故綺麗さっぱり忘れているのだろう。鳥頭なのではないだろうか。それに何故こうも怒っているのかもよくわからない。
何故なら確かに今日は無理といったが、それでも明日は一緒にまわれるのだし、明日も明後日もずっと一緒なのだから一日ぐらい別にいいではないかと。だというのに何故こんな風に我が儘を言っているのか。サスケとて仮にも忍びの子だ。いくら幼いとはいえ、少しは我慢というものを覚えるべきじゃないか?
愚弟……という単語がイタチの頭に自然浮かぶ。まあ……サスケがそうだとしても、それでも自分がサスケを愛していることに代わりはないし、多少お馬鹿だとしても可愛い弟であることには違いがないが、昔から「出来た子」として周囲から隔絶した扱いを受けて育ったイタチとしては、そんなサスケの年相応の我が儘さ加減が駄目な子に見えて仕方なかった。
無論、2歳児のくせにこれだけ喋れて意志表示がはっきりしている時点で、サスケ自身もかなりの天才で早熟な子供であるといえたのだが、微妙に天然が入っている上に、この弟以上に早熟そのものだったイタチがその事実に気付く事はなかった。
「だから言っただろう。一日目は母上とで、オレと回るのは二日目だ。それとも、お前は母上とは不満か」
「そうじゃない……だけど、オレは兄さんとがいいんだ!」
「……」
その言葉を前に思わずため息をひとつ零す。それに、サスケはイタチが自分を嫌ったのではないかとでも疑ったのだろう。少し不安げな色を大きな黒い瞳に灯す。
そんな弟を前に、イタチは眉を下げ、仕方なさそうな笑みを1つ浮かべると、そっとサスケの身長に合わせるように屈み、トンと人差し指と中指で弟の額を軽く小突いてからこう言った。
「許せ、サスケ。また今度だ」
優しげな笑みさえ浮かべ言う。
そんな兄の態度に、サスケはむぅーっと可愛らしく頬を膨らましながらも、こういう態度に出た兄が自分に絆されることはないと学習しているからだろう。不満気な態度だけは崩さずに、そのことに対する愚痴をこぼした。
「兄さんのばか。いつもそれだ、ズルいよ」
その言葉に続き「でも」と付け加えてサスケは言った。
「明日はぜったいだからな」
「ああ、約束だ」
そう答えながらも、イタチは内心でこう思考する。
夏休み直前のアカデミーにて、彼の持つあまりに非凡な才能を前にして、担任から最終学年へスキップ進級する気はないかとイタチは告げられていた。父はそれに賛成で、だからこそ自分自身その話を断る理由はないと「お受けします」とそう答えたのだ。
そのことからおそらく、学生の身分で自分がいられるのはきっと来年の春までだ。他の『上級生』だった人達と共に自分は忍者学校卒業を迎えることになるのだろう。
となると早々に自分は下忍として里のために働くことになるだろう。そうなれば休みだって欲しいときに取れるとは限らず、寧ろそう思う方が甘えだ……ならいくらだって約束だってするさ。来年は一緒に来れるかわからないからな。そんな言葉を飲み込んでイタチはサスケと小指を結んだ。
一方そんな風に兄と弟が約束をしていた頃、兄弟の母親は、今日兄のほうと祭りをまわる約束をしていた少女の着付けをしていた。
「その、わざわざすみませんミコトさん。何から何までお世話になってしまって」
そういいながら、少女は照れたようにも困っているようにも見える顔を浮かべながら大人しくしている。それに対し、ミコトはにっこりと美しい微笑みを浮かべながらこう言った。
「いいのよ。こっちも楽しんでやっているんだから。おばさん実は女の子も欲しかったのよね」
「でも本当にこんな浴衣までいただいちゃっていいのですか?」
「いいのいいの。シスイちゃんの為に作ったんだから。それに普段からイタチがお世話になっているし、そのお礼みたいなものだから気にしないで」
「お世話ってそんな。寧ろ私のほうこそ色々お世話になっちゃって、少し申し訳ないです」
そういって恐縮したように笑っている少女は、うちはシスイといい、ミコトやイタチ、サスケと同じくうちは一族に属する少女だ。歳は13歳で身分は中忍。
彼女の両親は既に第三次忍界大戦で亡くなっているのもあり、後見人のほうはミコトの夫であるフガクが名乗りを上げている。また、戦争中から度々幼かったイタチの面倒を忙しくしていた自分達夫婦の代わりに見て貰っていた縁もあり、名目上イタチの婚約者ということにもなっている少女だ。
とはいえ、2人が幼い事と歳が離れていることもあり、婚約者といっても口約束のようなもので本決定とまではいってなく、2人が大きくなるまでの仮約束のようなものである。
……それでも歳が6つも離れているにも関わらず2人はとても仲が良く、またシスイ自身が度々自分達の手伝いを自主的にしてくれる良い子だったので、ミコトとしてはこのまま大きくなったときに彼女がお嫁にきてくれたら、とは思っている。
気心知れぬ余所の娘より、気心知れた昔から知っている娘とのほうがミコトとしてもやりやすいわけなので。
まあ、2人が大きくなったとき、仮婚約から本婚約となり結婚に至る場合は、姐さん女房となるわけで、女の方が6つも年上と珍しいパターンとなるだろうが、年の差自体は夫と自分も似たようなものだし、なにより自分の息子にいうのもなんだが、イタチ自身が実年齢に相応しくないような大人びた……悪い言い方をすれば年より老けたところのある子なので、歳の割にやや子供じみた面の見える少女とはバランスが取れていて、却ってお似合いに思っている。
……それに、イタチを昔から普通に子供として接してくれていたのは、彼女ぐらいのものだったというのもある。
イタチは物心ついた時には既に年より大人びていて大人しい良い子ではあったのだが、けれどだからこそ年相応の我が儘さや子供らしさの見えない子だった。そのため大人からしたら子供なことはわかっていても、子供として扱いにくい子供だったといっていい。
またうちは一族代表うちはフガクの第一子であるという立場もある。
そのことや、自分に求められている役割というものをイタチ自身が自覚してしまっていて、それを前提にした行動をとっていたということもあり、母という立場といえど、ミコトもイタチを普通の子供としては中々扱ってやれずにいたというのもある。
親でさえそうだったのだ。他人なんていうに及ばず。
幼少から卓越した才と風格、物腰。麒麟児、天才と呼ばれ、子供らしからぬ子供だったイタチは、同じうちは一族内でさえも、サスケのような普通の子供としての扱いを受ける事は殆どなかった。
だからこそ、多くの人がそうであるようにイタチを扱わず、立場の壁さえ越えて普通の子供を相手するように接しつつも、イタチの個性も尊重してくれた彼女の存在には感謝していたのだ。
それは親であり、うちは一族を代表する立場を持つ自分達夫婦には出来ないことだったから。
イタチは子供らしからぬ子供だ。けれどそれは半分は立場と環境からそうなったのだ。
そしてどんなに子供らしくなかろうと、どんなに大人びていてしっかりしていようと、それでもイタチは実際幼い子供なのである。
それでもシスイと共にいる時のイタチは普段よりも子供の面が多く垣間見れた。そのことに1人の母親としてミコトはほっとしたのだ。
たとえ他者にどういわれていようと、どんなに大人びた分別を持っていようと、それはあくまでイタチが自分の立場をわかっている上でそう振る舞っているというだけで、やはりイタチも幼い子供には変わりないのだと。
そのことをシスイを通して教えられた。
そんな風に立場に押しつぶされる事もなく、ちゃんと子供としての部分ももっていてくれたことが、1人の母親としてミコトは嬉しかった。
感謝しているというのは本当だ。だからそんな風に恐縮しないでいいのに。そう思いながらミコトは笑って「はい、これで終わり」と着付けが終わった事を告げた。
「ありがとうございます。ミコトさん」
そう告げて少女は律儀に30度の答礼を返す。
「いいのいいの。さ、お披露目にいきましょうか」
そういって少女の手を繋いでイタチやサスケが居る居間へと向かった。
「おまたせ」
そういって母のミコトが浴衣姿のシスイを連れて居間へと来たのは、サスケの着付けが終わり明日への約束を交わしてから10分後のことだった。
母が現れる前からチャクラ反応で近づいていることはわかっていたが、そうして声に反応しイタチは顔を上げる。まず目に映ったのはうっすらと化粧を引いた顔に、大人らしい落ち着いた濃紺色に小波にすすき柄の浴衣を身に纏った母ミコトの姿だった。髪は結い上げられ簡素な簪で纏められており、水浅葱色の花熨斗文が描かれた帯を身につけている。
普段は黒いスカートとブラウスにエプロン姿が常の母であったが、そんな風に浴衣に身を包んだ姿は堂に入っていて酷くしっくりとくるものだった。そして母は自分にも似ている(正確には己が母に似ているなのだろうが)顔に少し困ったようなそれでもお茶目じみた色を乗せると、後ろを振り返りこう言った。
「ほら、シスイちゃん、恥ずかしがらないの」
そういって自分より年若い少女を前へと押し出す。
それにつられるようにイタチは珍しくも浴衣姿に身を包んだ彼女へと目をやった。
まず、初めに抱いた感想は「可愛いな」なんてものだった。6つも年上の少女に対する感想としては少しおかしいような気もしたがイタチはそう思った。
普段はあまり女性らしい装いをすることのないシスイだったが、実際、それはよく彼女に似合っていたといえる。
勿忘草色の生地に青藤色の淡い色彩で描かれた桔梗柄の浴衣が落ち着きを醸し出しており、自分達の浴衣同様袖裾のほうに入れられたうちはの家紋の刺繍がかわいらしささえ演出している。爽やかな色合いは10代前半の少女の若々しさとよくマッチしていた。
それを止める帯は、常磐色と山吹色のグラデーション仕様で柄は青海波紋だ。派手さはないが、そんなところもシスイによく似合っている。やや癖の強い黒髪は頭上で結い上げられており、年齢を考えれば些か地味すぎるぐらいのシンプルな髪と同色の髪留めで纏められていた。
流石に母のように化粧まではしてないが、それでも若さ故の肌の瑞々しさや、気恥ずかしさからか僅かに赤らんでいる照れたような目元、さらけ出されたうなじに、柔らかそうな唇がその代わりを充分に果たしているように見えた。
そんな風に僅か数秒魅入るイタチの視線に気付いたのだろう。シスイは少しそわそわとせわしない様子で「その、何か変かな……?」と訊ねてきた。それに対してイタチは苦笑しながらこう答えた。
「いや、よく似合っていると思って」
「ありがとう。お前もよく似合っているよ」
そういって彼女は柔らかく笑った。
「それじゃあサスケ……オレは先に出るけど、あまり母さんに迷惑をかけるんじゃないぞ」
「わかってるよ!」
そんな風に幼い兄と弟は別れの挨拶を交わす。其の会話は兄弟というよりも寧ろ親子かなにかのようで、少しおかしくも微笑ましい。
そんな2人のやりとりを、シスイとミコトは顔を合わせてクスリと笑いながら互いに目線を交わし合う。どうやら思う事は同じらしい。
ふふと綺麗に笑いながら、ミコトは悪戯げに我が子に向かって言葉をかけた。
「母さんが一緒なんだから、そんなに心配しなくても大丈夫よ、イタチ。それより、あなたこそ折角の祭りなんだから楽しんでらっしゃい」
「わかってる」
そんな風にイタチも返す。それを見ながらシスイもまた目線を合わせるように屈み、ちょっとだけ拗ね気味の幼い少年に向かってこう言った。
「ごめんな、サスケちゃん。折角楽しみにしてたのに、お兄ちゃんお借りしちゃって」
そんな少女の言葉に対し、サスケは少しだけムスッとした顔を見せながらもぶっきらぼうにこう言った。
「べつに。あんたがわるいんじゃないし。オレだって……明日は兄さんといっしょだし。だから……今日だけゆずってやる」
「うん、ありがとう」
そう返してシスイは微笑み、立ち上がってイタチへと手を伸ばした。
「さて、イタチ行こうか」
其の手をイタチは取り、2人揃って下駄に履き替える。
それから、家を出る際の挨拶を交わした。
「それじゃあ、ミコトさん、サスケちゃん、行ってきます」
「母上、サスケのこと頼みます」
「いってらっしゃい」
そんな2人をミコトは微笑ましげに声をかけ見送った。
続く