艦娘と深海棲艦の戦いはその熾烈さを増し、日本中の鎮守府の提督達は休みなくそれぞれの海域へと出撃を繰り返している。
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「うっ、ここは……何処だ?」
目が覚めると、そこは見知らぬ場所だった。
コンクリが打ちっぱなしの床と壁、辛うじて明かりを灯している蛍光灯は、埃がかぶっているのか薄暗い光を放っている。
目覚めてこんな場所にいるなんて、明らかに異常だな……。
「響?」
私の背後から聞き馴染んだ姉の声が聞こえる。
「暁?そこにいるのかい?」
私が振り向こうと首を動かした時、何か首に違和感を感じた。
「やっぱり響だわ!全く……心配したんだからね?」
暁は頬を膨らませて怒った表情を見せるが、私の目はその小動物の様な幼気なご尊顔ではなく、暁の首に巻かれている、見慣れない金属の首輪に釘付けになっていた。
「あ、暁?その首輪は何だい?」
「え?首輪?」
暁はその首輪の存在にようやく気が付いたのか、ガチャガチャと弄り出した。
「もー、何なのよこれ?こんな無骨な首輪、レディーとして相応しくないわ!」
怒った顔で力強く首輪外そうとしている暁の様子は、クルミをかじるシマリスの様に愛くるしい様であった。
「その首輪を外そうとすると!爆発して首が飛びますよ!!」
いきなりの怒鳴り声に不覚にも私は、緊張してその場で動けなくなってしまった。
その声とほぼ同時に、それまで薄暗いボンヤリとした明かりを照らしていた蛍光灯が一斉に眩い光を発した!
「これは……」
辺りを見回すと、私や暁と同じ様に金属製の首輪を付けた艦娘達が地べたに座り込んでいた。
艦種はバラバラで戦艦から駆逐艦まで様々だ。
「その首輪は精密機器が満載されており、大きなショックや圧力何かで簡単に爆発する仕掛けになっている!外そう等としようものなら首が飛ぶことになるぞ!?」
まるで教壇に立って教鞭を振るう教職員の様に偉そうに言い放ったのは、海軍服と海軍帽を身にまとった提督のようであった。
「これから君達には……」
男の口元がニヤリと吊り上がる。
「殺し合いをして貰います」
艦これsurvival!?
「はぁ?」
その場にいるほぼ全ての艦娘が、呆れ返ったような表情を見せる。
ご多分に漏れず私や暁も男の放った妄言に苦笑を禁じ得ないでいた。
「ワッツ?殺し合いデスカー?私達が?」
そしてすぐ様反応したのは、金剛型戦艦の長女金剛さんだ。
「niceジョークデース!?面白いデスネー?この提督は?」
ヘラヘラとしながら男に近付いた金剛さんは、高速戦艦の名に恥じない素早い動きで男の首を片手で掴み、そのまま持ち上げてしまった。
ハラショー、流石は金剛さんだ!
私はこの後鎮守府に戻ってボルシチでも作ろうかと呑気に考えていた。
この後起こる惨劇の事など、知るはずも無く……。
このお話、エロもグロも満載にする予定(予定は予定)です。
それでもOKの方は今後も宜しくお願いします。