※この作品はR-18です。

艦これ survival!?   作:片栗虎

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サブタイトルは妙高さん達が活躍すると言う意味のようです。


どちらが上でも構わないと言うには、この妙高、若過ぎる!!

エリア26

 

公園

 

時刻は午後5時……。

 

薄暗い公園に数人の人影が現れる。

 

「この公園ですか……」

 

「本当に脱出用のトンネルなんてあるの?」

 

妙高型重巡洋艦姉妹と木曾が響達よりも一足先に、ここエリア26へやって来たのだ。

 

「妙高姉さんを疑う訳では無いが、その情報は確かなのか?」

 

那智が半分呆れたように尋ねる。

 

「そうですねぇ?望月さんに話していたのは確か軽巡の……」

 

「お!木曾だクマ!生きてたクマ?」

 

妙高が記憶を辿っていると、突然木の上から声がした。

 

「いや、木曾の死亡報告は出てないにゃ……生きてて当たり前にゃ!」

 

気の抜けるような語尾を持つ軽巡最強の誉れ高い2人……。

 

「球磨姉!多摩姉!」

 

木曾が歓喜の声をあげる。

 

「よっと……」

 

2人は木から飛び降りて5人の前に着地した。

 

「北上は死んだクマ……」

 

球磨は木曾を優しく抱きしめる。

 

「お前と多摩は必ず守るクマ!」

 

「大井は良いのかにゃ?」

 

「……あいつはもう駄目だクマ……そのうち死ぬクマ」

 

球磨は苦虫を噛み潰した表情になる。

 

「どうでもいいが、我らと戦うのか?」

 

那智が背中に背負った大刀を構える。

 

どうやら支給される武器はかなりの格差があるらしい。

 

「……別にどっちでもいいクマ、やれば勝てるけど……」

 

球磨の鋭い眼光に一瞬怯む那智であったが、すぐに持ち直すと再び大刀を球磨へ向ける。

 

「……ちょっと退いてろクマ」

 

球磨の肩を木曾を軽く押して退かす。

 

球磨の両手には自然石が握られている。

 

「ふっ、なんだその武器は?」

 

那智は馬鹿にした様に言い放った。

 

「支給された武器はもっと物騒な奴だクマ、お前を殺さない為に石でやってやるクマ……」

 

その石は那智の大刀と比べるとはるかに短く、那智の絶対的な有利は揺るがなかった。

 

しかし!

 

「……くっ……」

 

那智は打ち込むことが出来なかった。

 

「どうしたクマ?かかってこいクマ!怖気付いたクマ?」

 

挑発する球磨であったが、それには理由があった。

 

「那智、もうやめましょう?このまま無駄に時間をかけるのは得策ではありませんよ?」

 

一連の流れを静観していた妙高が言った。

 

「貴女が行かなければ球磨さんは永遠にかかっては来ない……そうでしょ?球磨さん?」

 

「……」

 

球磨は答えなかったが図星を突かれていた。

 

明らかに間合いに差がある武器を相手に、自分から仕掛けるのは自殺行為である。

 

球磨としては、相手の初太刀を避けつつのカウンターで決めるのが理想的な展開であった。

 

「それに、私達はこれから脱出をするので、これ以上争う必要は無いのです」

 

「脱出?くま?」

 

球磨は訝しげに尋ねる。

 

「えぇ、この公園に脱出用のトンネルが存在すると言う情報を仕入れまして」

 

「トンネル……クマ?お前等本気でそんな事信じたクマ?」

 

明らかに馬鹿にしたように言い放つ球磨

 

「……」

 

妙高は何も言わずに作り笑顔で球磨を見詰める。

 

「くっ、馬鹿にしおって!」

 

那智が怒りに任せて大刀を構える。

 

「そこまでだ!!クマ!」

 

「うっ!?」

 

ドスの効いた声に那智の動きが止まる。

 

球磨は手に持っている石を木曾の方へ投げ付ける!!

 

「うわっ!?なに?」

 

石は一直線に木曾の脇の下を通り何かに当たる!

 

「うあっ!」

 

「木曾!退いてろ!!」

 

「ちっ!またかよ!?」

 

今度は乱暴に球磨の蹴りで吹き飛ばされる木曽!

 

そして、木曾がいた所の地面に1本の亀裂が走る!

 

その亀裂はパッと見で数10センチにも及んでいた。

 

「あは、あははははははへはははははははへ!!!!」

 

気違いじみた笑いを上げながら現れたのは……。

 

「き、貴様は比叡!?」

 

「成程、貴女が望月さん達を……」

 

「面白いじゃない!!やってやるわよー!!」

 

「うぅ……姉さん……逃げましょう?」

 

妙高は真剣な目付きで比叡を見据え、那智は手を震わせながら大刀を構える。

 

足柄は飢えた狼の様なポーズで威嚇する。

 

羽黒は涙目で妙高の後ろに隠れる。

 

「木曾?多摩?こいつはやべぇクマ……お前達は今すぐ

逃げろクマ」

 

「お姉様お姉様お姉様お姉様お姉様お姉様お姉様お姉様お姉様お姉様お姉様お姉様お姉様お姉様お姉様お姉様ぁーー!!」

 

次回!頂上決戦が始まる!?

 

待て次回!!




本当は昨日前話を投稿して今日コチラを投稿しよう思っていたのに、睡魔にやられたぜ!
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