※この作品はR-18です。

艦これ survival!?   作:片栗虎

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木曾と多摩が木曽と多磨になっている事に今気付いた。


比叡VS……

エリア26

 

球磨型3人と妙高型4人と対峙するは、狂気に溺れた巡洋戦艦比叡!

 

「コイツ……改二だクマ……」

 

球磨は驚愕した。

 

このゲームに選ばれた艦娘は誰1人として改二は愚か、第一改装すらされていなかったからだ。

 

「そう言えば、服装が微妙に違いますね?」

 

「ねえ?妙高姉さん?ひょっとして今私達……かなりヤバイ状況なんじゃ?」

 

感心した様子の妙高に足柄が質問した。

 

「……艤装が無いから気付かなかったわ……」

 

「しかしおかしくはないか?何故奴だけ改二なんだ?」

 

「わ、私達……改装どころか、練度だって1何ですよぉ!?勝てっこありません!」

 

悔しがる那智と怖気付く羽黒……。

 

「可能性は2つね」

 

妙高が呟く。

 

「ここまでの殺して来た艦娘……その戦闘によって練度を上げて改二となったか……もしくは、ココに連れてこられた時点で既に改二だったか……」

 

「……そうかクマ、確かにこれまで艦娘を殺す、なんて事した奴はいなかったクマ、演習でも大破止まりだクマ」

 

「……殺して得る練度は通常の演習では計り知れないって事にゃ?」

 

「……お姉様……お姉様……」

 

比叡は目の前にいる球磨に向かって間合いを詰めて行く……。

 

「どっちにしても、逃げるか……殺るかだクマぁ!!」

 

球磨は比叡の右足が地面に着く直前に、一気に飛び掛り逆に間合い詰める!

 

「いくら改二の戦艦と言っても、艤装が無いのは一緒クマ!」

 

球磨は右手でズボンのポケットから鶴嘴千本を取り出した。

 

「あ!アレは鶴嘴千本(かくしせんぼん)!?」

 

突然妙高が唸った!

 

「知っているの?妙高姉さん!」

 

羽黒がすかさず問いただす!

 

「細くて鋭利な針よ」

 

「いくら戦艦でも……弱点はあるクマぁ!」

 

球磨は千本を比叡の眼に向かって投げつけた!

 

強靭な肉体を持つ戦艦で、さらに改装までされている比叡に対し、球磨の持てるどんな攻撃も通用しない、球磨はそれを理解した上で千本を放った。

 

「那智、足柄!あの攻撃に合わせて私達も行きますよ?」

 

「「了解」」

 

ガキィッ!?と言う金属音が響いた。

 

妙高達は動かない……。

 

「ば、化け物……クマ……」

 

「あははははははははははっはははははは!!」

 

比叡の右眼には千本が刺さっている様に見えた。

 

「瞼で……止めやがった……」

 

木曾が落胆し膝を着いた。

 

比叡は千本が瞳に触れる寸前で瞬きをした。

 

それだけで千本の先端は潰れ、球磨が全力で放ったにも関わらず、千本の勢いは完全に殺されてしまったのである。

 

「不味い!球磨!逃げろ!!」

 

那智が叫ぶ!

 

しかし球磨は反応できず、ただ比叡を眺めている事しか出来なかった。

 

比叡の手刀が球磨の頭部を捉える!!

 

「球磨!!」

 

多摩が辛抱堪らず、常人ならざす瞬発力で飛び立ち、1歩で比叡と球磨の間に立ちはだかった。

 

「球磨!逃げるにゃ……」

 

「多摩!?どうして!?」

 

多摩は襲いくる手刀に対し、両腕を交差させて身構える。

 

「……!?」

 

比叡は構わず手刀を振り下ろした!

 

「く……ぐまぁ……」

 

たまは手刀の描く縦一文字の軌道の通り、縦に割られ頭から真っ二つになった。

 

「た!多摩姉っ!!!ウオェエエェ!」

 

吐瀉物を撒き散らしながら叫ぶ木曾……。

 

「……」

 

「球磨さん!早く木曾さんを連れて逃げて下さい!貴女たちでは部が悪すぎます!」

 

妙高が叫ぶが球磨は反応しなかった。

 

「くっ、木曾さん!球磨さんを連れて逃げて!私が比叡を引き付けます!」

 

妙高は比叡に向かって突撃した。

 

その最中、軽く妙高の肩が球磨の肩に触れる。

 

「球磨姉ぇ!今助ける!」

 

木曾が球磨に近寄ろうとした時であった。

 

「木曾さん!来ないで!!」

 

妙高が叫んだ。

 

「え?」

 

訳も分からず立ち止まる木曾……。

 

数秒後、球磨の身体は多摩同様、縦に真っ二つに裂けていった、

 

「う!!うわぁあぁぁぁあー!!」

 

木曾は再び胃の内容物をブチ撒けた!!

 

「……」

 

妙高はすぐに反転し比叡と距離を置く。

 

その間比叡は、ただニヤニヤと多摩の死体の断面をほじくり返していた。

 

「木曾、羽黒と共に逃げて頂戴……」

 

「……うぅ」

 

木曾は泣きながら立ち上がる。

 

「嫌だ!姉貴達の仇を打ちたい!」

 

「……それじゃあ姉さん、頑張ってね?」

 

羽黒は一目散に逃げ出した。

 

「……木曾さん貴女、確実に死にますよ?」

 

妙高は強ばった表情で言った。

 

「このまま逃げ出しても、どうせ俺は生き残れない……駆逐艦にやられる様な奴なんだぜ?」

 

「……そう、確かにそうかも知れませんね?」

 

「ひひっ、ひひひひひひ……」

 

比叡は多摩だったモノの中身を全て掻き出して立ち上がる。

 

「来ますよ?」

 

「戦場が!勝利が私を呼んでいるわぁ!!」

 

「那智戦隊!出るぞ!」

 

待て次回!!

 




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