※この作品はR-18です。

艦これ survival!?   作:片栗虎

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隅田川花火大会はどうなったのでしょうか?起きて外に出たら地面がびしょびしょだったのですが、浴衣の女子が歩いていたので無事開催されたっぽい?


援軍

エリア26

 

エリア内に血腥い悪臭が漂う……。

 

先日の睦月型、そして球磨型の2人……さらにもう一つ物言わぬ骸が増えてしまった。

 

「妙高姉さん!?」

 

「あれ?どうして?…………」

 

妙高は何が起こっているのか理解出来なかった、否、理解する前に事切れてしまったのだ。

 

妙高の後頭部には大きめの鉈がめり込んでおり、そこから真っ赤な鮮血と、テラテラとした薄い赤色の脳みそがはみ出ていた。

 

「比叡お姉さま!ご無事でしたか!?」

 

その場にいる誰もが動けなかった。

 

「全く、ようやく見つけたと思ったら、ギリギリもいいとこじゃないですか?少しはこの艦隊の頭脳である霧島を頼って下さいよ?」

 

「そうですよ!霧島ちゃんと榛名を置いていかないで下さい!」

 

榛名は妙高の頭に刺さった鉈を引き抜いて、比叡に駆け寄る。

 

金剛型戦艦が3人、那智達にとって最悪の事態となってしまった。

 

「お、おい!アンタら!」

 

木曾が振り絞るように声を上げる、かなり裏返ってしまっていた。

 

「ひ、比叡は金剛が死んで、おかしくなっちまったんだ!何人もの艦娘を惨殺して……お前らはそんな奴に付いて行くつもりかよ?」

 

「……」

 

霧島と榛名はお互いを見つめ合った。

 

「……」

 

木曾は密かな希望を持っていた。

 

改二では無いとは言え、戦艦が2人いれば比叡を倒す事も出来るはずだと……。

 

「俺達はこの島の脱出の方法を知ってる!」

 

「アハハハハ!!」

 

木曾の言葉を聞いた霧島と榛名は大声で笑った。

 

「それは、公園にあるトンネルが〜って奴ですか?」

 

霧島は何故か馬鹿にしたように鼻で笑っている。

 

「アレは確か那珂ちゃんが言いふらしてましたね?」

 

「……」

 

「そんな事をしなくても、最後に此処を出るのは比叡お姉様ただ1人ですから、邪魔な扶桑姉妹もいない、残るは軽巡と駆逐艦……そして貴女達妙高型の重巡だけ……リーダーの妙高がいない貴女達は烏合の衆ですし」

 

「お前達は……どうするんだ?」

 

そう言った那智は、武器を捨ててその場に座り込んだ。

 

「私達は最後にお姉様に殺してもらうわ、榛名もそのつもりよ?」

 

「くっ、妙高姉さんがいない以上……私達が戦う理由は無いわね?」

 

足柄も武器を捨てた。

 

「っおい!二人共しっかりしろよ!妙高の仇を打たないのかよ!」

 

「すまないな、お前の姉の仇も取れそうもない……」

 

那智と足柄はこの圧倒的な戦力差と、精神的主柱である妙高の死によって、完全に戦意が失われてしまった。

 

「畜生……なんで、何でなんだよぉー!!」

 

 

 

 

「………………」

 

「…………」

 

「……」

 

「えーとぉ、球磨、多磨、木曾、妙高、那智、足柄……それに……霧島と榛名かぁ、凄いな?この調子で頼むぜー?」

 

死亡報告の放送が終わる……。

 

血の惨劇が繰り広げられたエリア26……。

 

「あは、あひひ、あぁーはっはっはっはーー!!!」

 

両手に脈打つ心臓を持った比叡が狂ったように笑う、足元には胸のあたりから大出血をしながら息絶える、霧島と榛名の姿があった。

 

2人の死に顔は驚きを隠せないと言った様な、苦痛で歪んだ苦悶の表情をしていた。

 

待て次回!?




板橋花火大会は見に行こう……
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