醜悪な殺戮ショーを目の当たりにした艦娘達は、ある者は怯えまたある者は怒りに打ち震えていた。
「さぁて、一発抜いたことだし……」
提督は立ち上がり、足元に転がる金剛の頭部を蹴り飛ばす。
「さっさとルールを説明するかな〜」
転がる金剛の頭部をぼーっと眺める比叡、榛名は目に涙を浮かべて霧島にしがみついている。
霧島は憎悪を込めた眼光を提督へ向けている。
「ルールは単純、殺し合って1人だけ生き残るの……それだけだ、ちなみに今回お前達が戦う戦場となる場所は、人口2000人が住んでいる小さな島だ、住民の方々に今回の為に出ていって貰っている」
提督は面倒くさそうに懐から地図を取り出した。
地図は縦横と無数の線が引かれている。
「この島を8×9、合計72個のエリアに分けてある、我々が現在いるこの建物はココだ」
提督は30と書かれたエリアに赤ペンで丸をつける。
「このエリアは戦闘開始と共に禁止エリアとなり、お前達が足を踏み入れると10秒ほどで首輪が爆発する仕組みとなっている」
「うぅ……」
暁が口元を押さえて嘔吐く、もう胃の内容物を全て吐き出した為に、嘔吐する事は無かった。
「そしてこの禁止エリアは1時間に1つずつ増えていく、要するに3日以内に決着が着かなければ……全員死ぬという事だ」
にわかに室内がざわつき始める。
「禁止エリアとなる時間は毎朝9時の放送で流すから聞きそびれないようにな?」
提督の背後の壁掛け時計は現在8時30分を指している。
午前か午後なのかは分からなかったが、提督の口振りから恐らくは午前なのだと予想できた。
「さてと、これから全員にバッグを支給する、コレには先程の地図と三日分の水と非常食、それに何かしらの武器が入っている、何が入っているかは開けてみてのお楽しみだ」
武器、そう聞いて艦娘達が初めに思い付くのは砲雷撃の艤装である。
「……いや、そんなに期待に満ちた視線を送られても砲や魚雷なんぞ支給しないぞ?」
「「「「「……」」」」」
「それじゃあ、名前を呼ぶから順番にバッグを受け取って外に出なさい、あと数分でこのエリアは禁止エリアだからな?えーと……暁型駆逐艦暁!」
「ぅう……」
「さぁ暁、打ち合わけ通り隣のエリアで待っていてくれ」
「わ、わかってるわ!絶対に来てよね?」
暁は目に涙を浮かべてバッグを受け取り出て行った。
その後、川内型や妙高型に朝潮型等、様々な艦娘達が呼ばれて行った。
「ここ数年のデータだと駆逐艦や軽巡洋艦の優勝が多いからな?自信を持てよ?……暁型駆逐艦、響」
「……」
響は何も言わずに暁の後を追い掛ける。
待て次回!
ここから本当のsurvivalがはじまる!!!