全ての艦娘が外に出た。
金剛の死体は何故か無くなり、血溜まりだけが残されていた。
「……持っていったか……」
提督は教壇に設置された、複数のディスプレイの電源を入れる。
「さぁて、今回の生き残りは誰になる事やら……」
提督が椅子に座り画面をボンヤリ眺めていると、いきなり部屋の扉が開いた。
「おっ?もう始まったのか?ぐへへ」
「全く、毎年たまんねーな?」
ガリガリに痩せたノッポの男、それとは対照的なクソデブな男がやって来た。
二人共提督と同じ服装をしている。
「おい?誰が生き残るか賭けようぜ?」
だらしなく弛んだ顔面を揺らしながらデブが言った。
「いや、今まで当たった試しが無いだろ?こんな殺し合いの予想なんて無理なんだよ?」
提督は呆れ顔で言い放った。
この3人はこれまで数十回は同じ賭けをしたが、毎回予測外の出来事が起きたりして予想を外している。
「ふむふむ、今回の艦娘は……」
ガリガリが画面を覗くと、ベソをかいている暁の姿が映し出された。
「暁型の4人か……電ちゃんは相変わらず可愛ええなぁ」
「あぁ、その他に朝潮型の4人と睦月型の10人の駆逐艦が参加しているぞ?」
提督の言葉にガリガリの表情はダルダルに緩んでいく。
「駆逐艦……これは良いものだ……」
「ぶひっ!脂肪のないお子様ボディなんざ男と変わらねえな?ホモ乙!」
クソデブが突っかかるが、ガリガリは画面に映る暁に夢中で気が付いていなかった。
「お前の好みだと高雄型の4人と妙高型の4人、扶桑型の2人、それと金剛型の4人だな……まぁ金剛はさっき死んだけどな?」
「ぶひ!やっぱり戦艦が最有力候補だろ?JK?」
クソデブは得意げにその汚らしいボテ腹をブルンブルンと揺らした。
辺りに脂肪の燃焼する臭くて不快な香りが撒き散らされる。
「デブ!クセェよ!」
「うっせ!それよりお前は誰が勝つと思うんだ?」
デブが手ぬぐいで汗を拭う、手ぬぐいは茶色がかった染みが出来る。
「俺?俺は当然いつも通り軽巡洋艦を推すぜ?ここ数年は全て軽巡洋艦だしな?」
「……ちっ、ミーハーな野郎だぜぶふぅ……前回は夕張を選んで最後の最後逆転されたけどな?」
「あぁ、あれは悔しかったぜ……今回の軽巡洋艦は……」
提督は画面に目をやる、そこにはオレンジを基調とした服装の艦娘が3人集まっていた。
「川内型の3人、それと球磨型の5人か……ちと少ないが、俺はこの中の誰かだと思うぜ?」
「なるほどね」
暁を堪能していたガリガリの股間は大きく怒張し、先っぽはじんわりと湿っていた。
「今回の艦娘の中にも前回同様のイレギュラーはいるのかね?」
「イレギュラー……あぁ、確かに1人だけいるみたいだ」
「マジかよ……ぶひひ、一体誰なんだ?」
デブとガリが提督に詰め寄る。
「そいつは内緒だ、せいぜい盛り上げて貰おうじゃないか?」
陰気な建物に陰気な男達の気色のわるい笑い声が響き渡る。
待て次回!
全40名!
朝潮型は山雲朝雲はいない様です。
睦月型はもっちーがいないようです。