エリア31、響達は3つ並んだ小屋の真ん中の小屋で作戦会議を行っている。
「よし、禁止エリアはしっかりメモをとったね?」
「だ!大丈夫よ!……あれ?72も禁止エリアよね?」
「違うよ暁、72はまだ禁止エリアでは無い」
「うぅ……」
「暁ちゃん、大丈夫なのです私達もメモしてます」
「もぅ、私に頼りなさいよね?」
午前9時、今日1日の禁止エリアが発表された。
1~9
10
18
19
27
28
30
36
37
45
46
54
55
63
64
65
番号の若い順から1時間毎に禁止エリアとなる。
「なるほど、外側から順番に禁止エリアにして遭遇率を高めるか……」
エリアは単純に9×8の72エリアが順番に配置されており、一日目の禁止エリアは30と外側の1列めを埋めていっている。
「響ちゃん、私達はこの後どうするのですか?先程の木曽さんの様に戦い続けますか?」
「そうだね……私はこの3人と一緒ならどうでもいいと思っている、たとえ最後に死ぬ事になっても皆と一緒なら怖くないさ」
響は正直な胸のうちを明かした。
暁は照れているのか頭を搔いて天井を見上げている。
雷は泣きそうな顔で響の頭を抱いた。
電は……ドン引きしていた。
「響ちゃん……私は皆と一緒にここを脱出したいのです、その為に今後どうするのか聞きたかったのです」
「「「……」」」
小屋の中を何とも形容し難い空気が流れる。
「そ、そうだね、脱出……」
「もう、電ったら空気を読みなさいよね?」
暁がプンスカと怒るが、電は軽くスルーした。
「禁止エリアとなるエリアの傾向からして、ここは最後の方に禁止エリアになると思うのです」
「ふーん、だったらずっとここに居ればいいじゃない?」
「暁ちゃんは少し黙って欲しいのです、今私が思った事は殆どの人が思う事なのです、そう考えるとこのエリア周辺は早い段階で人が溢れてくると思います」
暁は涙を堪えて電の話を正座して聞いている。
「そうだね、もちろんその中には私達と同じ脱出派もいると思うけど……」
「その脱出派を狙った生き残る派もいると思います……」
「そうねぇ、脱出したい人はここに迎え入れて、そうじゃない人は追い出すの!どうかしら?」
雷の意見を黙って聞く3人
「それしか無さそうだね?ただ油断は禁物だよ、ヤバそうな人が来たら隠れてやり過ごすか逃げる事も考えるんだ」
「「「了解!……なのです」」」
「それじゃあ、まずはこのエリアに落ちてる使えそうなものを集めよう恐らくこの小屋は農具の倉庫だと思う、武器になりそうな物があるかも知れないからね」
何はともあれ、4人はエリア内の散策を始めた。
その時、突然の放送が流れる。
「あー、提督だ!初の死亡者が出たぞー?睦月型の菊月と文月、長月と三日月だなー?この調子でガンガン殺ってくれよな!?バサラバサラー」
「う……」
暁がガタガタと小刻みに肩を震わせる。
「……とうとう始まった……」
「だ!大丈夫よ!私がいるじゃない!!」
「……やられる前に……殺すしかないのです……」
4人の表情に緊張と不安の影が落ちる。
待て次回!!
次回!死の真相が明らかに!?