「こ、ここって……」
ぼくが長らくバイトしているディスカウントショップに同じくバイトとして昨日入ってきたマツリちゃんは、見慣れていないであろうハリボテのような洋風の巨大な建物を前にして尻込みしていた。
「さ、休憩時間が終わらないうちに急いで食べよう。あと50分だよ」
わざとマツリちゃんの戸惑いに気づかないふりをして、一緒にコンビニで買った二人分のお弁当を顔の高さで小さく揺らす。
「いえ、それはそうなんですけど、ここって……その……」
22歳の大学生とはいえ、高校生のマツリちゃんからしたら「無闇に強気なことを言えない大人」なのだろう。ここがどういうところか気づいているのになかなかそれを口に出せないで茶髪のショートヘアの毛先をいじっているマツリちゃんの反応がかわいらしい。
「その、なに?」
「その……わ、わたしおなか痛くなってきたのでトイレしに戻りますっ」
「ここにもトイレあるよ?」
「ぁ……で、でも――」
「ここがどこだかわかってる?」
見え透いた嘘にばつが悪くなったであろうマツリちゃんは下を向いて目を泳がせている。
「言ってみてよ」
「先輩、どうしてこんなことするんですか……?」
「そっかぁ……気づいてないのかぁ……」
「いや、わ、わかってます、わかってるんですけど、そういうことじゃなくて」
胸が協調されるタイトなワイシャツにカーディガンを羽織っている少女は、目を合わせないまま、どうにかこの状況を打破しようと思考を巡らせているようだった。嗜虐心をそそられて、早くもぼくの股間には血液が集まり始めていた。
「いやいや、もちろんマツリちゃんがここをどこかわかってることはぼくもわかってるし、わかってて言えないでいるのに問い詰めてるぼくのいじわるさも承知している。けれどぼくがいま問題にしているのは、なんでぼくがこんなにも堂々としているのか、その理由についてマツリちゃんが全然気づいていないことだよ」
なんのことを言っているのかまるで理解ができないといった不愉快そうな表情で地面を見つめているマツリちゃんに早く触れたくて、ぼくは答えを教えてあげることにした。
「マツリちゃん、3週間くらい前にうちのお店で万引きしたでしょ、友だちと二人で」
「ぁ……その……」
「バレてないと思った? それにしても、自分が万引きしたお店のバイトによく来たよね」
「ごめんなさいっ! 誰にも言わないでください! 許してください……」
「うん、ぼくは別に怒ってないし、もちろん店長にもマツリちゃんの家にも、学校にも警察にも告げ口しないよ。だから一緒にここ入ろ?」
小動物のようにか細い身体に腕を回して一緒にフロントへ向かった。マツリちゃんは最初の一歩こそ抵抗したものの、気にせず押し出したらすんなりと歩いてくれた。
「撮ってるからね。変な気起こさないように」
「ん……はぁ……ゃ……」
ぼくはお弁当をテーブルに置いてなるべく部屋全体がおさまる角度でケータイの録画をスタートさせると、すぐさまマツリちゃんを異様に高さのあるベッドに寝かせてリップで艶めく唇に口づけをした。フルーティーな甘い匂いが鼻腔からペニスにかけて沁み込んでいく感覚に脳髄が蕩けそうになる。
緊張と恐怖のせいか、いつも以上に小さく見えるマツリちゃんの上半身を綿生地のカーディガンと黒のワイシャツ越しに撫でまわす。
「んんっ……っ!? い、いま舌をっ――ゃ……ん……はぁ……ひゃっ……ん、ん、ん……」
全部飲んでねというぼくの言葉に、マツリちゃんは両目をぎゅっとつむって10秒、ようやく意を決して嚥下した。ぼくは課題をクリアしたマツリちゃんをほめるためさらさらのショートヘアをそっと数回撫で、もう一度マツリちゃんの口内を舐めつくすように舌を這わせた。
「ぁ……はぁ、はぁ……んっ――ん……んはぁ……んっ、っ、ん……」
ぼくの唾液がこの小さな身体のなかに落とし込まれ、尿として生まれ変わって排泄されることを思うと胸が熱くなった。
出勤前、ここに連れこんだマツリちゃんをイメージしながら激しい手淫を重ねて鈍痛の残るペニスが、はち切れんばかりに膨張しているのが自分でもわかる。早く解放してくれとでも叫んでいるかのようにさらなる痛みを訴えている。
「だ、だめですっ……そんな……っ……ぁ……」
ワイシャツのボタンを上から半分だけ外し、薄桃色のブラジャーから漏れる上乳にキスをした。フロントホックも外し、今度は生の膨らみを両手で堪能していく。
「ん……先輩……はぁ、はぁ……こんなことって……んっ……」
大きすぎないけれど片手では少し肉がはみ出してしまうくらいのほどよい乳房をこねていく。そのふくらみの先端には、舌でねめつけるように奉仕をした。
「ひゃんっ……ぁ……んっ、こ、これぇ……んっ……」
もう片方の突起も忘れずに中指の腹でこりこりと転がす。
「んっ、な、なんか……じんじん……はぁ、んっ……先輩……もぅゃめ……んっ」
「脚、広げて」
「ぇ……も、もうこれ以上は……」
「あれ? マツリちゃんそういえば3週間くらい前にうちのお店で――」
「わ、わかりましたっ! わかりましたから……ぁ……はぁ……ん、ん……」
AVなどで観たことでもあるのか、そこまで頼んでもいないのにしっかりとM字に開脚してくれたマツリちゃんの淫部が捲れたプリーツスカートの奥に見える。
ブラジャーと同じく薄桃色をしたパンティは、まだ胸を愛撫しただけだというのにすでに水気を含んで本来の色よりも濃くなっていた。顔を寄せると、アンモニアと汗の香りがした。
「マツリちゃん、もしかして……」
「も、漏らしてないですぅ!」
「うん? まだぼく、なにも言ってないけど……おしっこ漏らしたの?」
「ち、違いますっ……漏らしてなんかない、です……」
じゃあ舐めても大丈夫だねと言ってぼくはすぐさまパンティごとマツリちゃんの淫部をしゃぶり出した。じゅくっとした股布の感触とその布越しに伝わってくるマツリちゃんの淫唇の感触に、ぼくは早くも射精の兆しが見え隠れしていることに気づき焦る。時間もあまりない、少しペースを上げよう。
「せ、先輩っ……ゃんっ……そんなとこ……はぁ、はぁ……汚いですよぉ……」
「でも、漏らしてないんだよね?」
「も、漏らしてなかったとしても……んっ……」
「かわいいマツリちゃんのおま×こなら、ぼくは汚いと思わないよ」
「……そ、そんなこと……ぁ……直接なんてっ……ん、ん、ぁ……わ、わかりました……んっ……降参、ですっ……実は、さっき胸を……ひんっ……舐められたときに……漏らしちゃった、ん、です……」
「いいよ」
「え……?」
「マツリちゃんのおしっこ、おいしいし、ぼくはマツリちゃんの身体から出るどんな液体でも飲んであげるよ。でも嘘をついたことはよくないから、ちゃんと罪を償わないとね」
マツリちゃんの秘境やニーハイソックスに締め付けられた太ももをふやけるくらい舌で責めつくしたい劣情を抑え、ぼくは自分のズボンとボクサーブリーフを脱いだ。屹立した肉の棒を前に、マツリちゃんは目を泳がせた。
「先輩……冗談ですよね……」
「うわぁ……マツリちゃん、もうこんなに濡れてる……嫌がってるように見せかけて、しっかり感じてたんだね。それに、生えてない」
「そ、そんなことっ……うぅ……」
股布を横にずらすと、膣奥から漏れ出た恥液ですべすべの秘境は淫靡な光沢を放っていた。
ぼくは焦らさずにペニスを宛がい――。
「ひんっ……! ぁ……ぁ……はぁ、はぁ……わたし、こんなところで……」
愛液のおかげで膣襞に招かれるように打ち込まれたぼくのペニスは、しかしその挿入の瞬間に小さな違和感を訴えた。
「マツリちゃん、初めて……?」
マツリちゃんは涙ぐみながら、かすかに頷く。
「はぁ……はぁ……先輩が相手なら……わたし……後悔はないです……でも、こんなカタチでなんて……」
「え?」
「……好きでもない相手にお昼誘われて……ほいほいついていくと思いますか?」
きょう初めての誤算だった。
「わたしが万引きするよりももっと前……わたし、あんなに大きなディスカウントショップに来るのなんて初めてだったから、ちょっと困ってたんです。友だちはすぐトイレ行っちゃうし……こんなところでどうやってほしいもの見つければいいんだろうって。そしたら、先輩が声かけてくれて……いろいろ教えてくれて……だからそこでバイトしようと思ったんですよ……万引きのことはいまでも後悔していて、その償いのためにもしっかり働こうって……」
鼻を啜りながら真実を語るマツリちゃんのけなげさが愛しくて強く抱きしめたくなる。けれど、同時に、ぶち込んだペニスを早く抽送したいと思う情欲もむしろより増幅されているのを感じた。
「だから、初めては先輩に捧げようって思ってたんです……クラスのバカたちとも違って、大人だなって……でも、まさかこんな救いようのないクズだったなん――ひゃんっ! ぁ……ぁ、ぁ、ぁ……んんっ……ひゃあ……はぁ、はぁ……んっ……」
ぼくは待ちきれずに抽送を繰り出した。
「先輩っ……こ、こんなふうにっ……ゃっ、んっ、んっ、んっ、んっ……やめてくださいっ……こんなっ……」
マツリちゃんがついさっきまで抱いてくれていた好意もそれを踏みにじった罪悪感も踏みにじられてもなおこの状況をどうにか受け止めようといじらしく奮闘するマツリちゃんの折れそうな心の揺れ動きも、そのすべてがいまのぼくにとっては最大級の快楽を貪るためのスパイスにすぎなかった。
「ぁ、ぁ、ぁ、ぁ、ぁ、ぁ……んっ……は、速いっ……こんな……乳首までっ……んぁ……先輩っ、先輩っ……」
ぼくは経験のない秘裂に打ち込んでいるペニスに連動するように、マツリちゃんの二つの突起をリズミカルにつまんだ。
「先輩、なんてっ……嫌い――ですっ……んっ、んっ、んっ……好き、だったのに……こんな、ウジ虫っ」
マツリちゃんの罵倒の言葉は、乱歩の「芋虫」を初めて読んだときの恍惚感を呼び覚まし、ぼくの精巣は一段と暴れだした。虫だろうがゴミだろうが、マツリちゃんのおま×このなかでぼくのペニスが無邪気に踊っているのは厳然たる事実であり、マツリちゃんの嬌声とフルーティーで甘美な芳香がそれを彩っていることもまたたしかな現実だった。
「でも、気持ち、よさそう、だよ。ウジ虫にいいようにされて……感じ、ちゃってるの?」
「んっ、んっ、んっ、いじわる、言わないで……くださいっ……」
「やっぱり、感じ、てるの……? えっちな汁、漏らして、おま×こ、きゅんきゅん、してるの?」
「好きっ、だったから……ぁ、ん……だめっ……先輩っ、こんなこと……んっ、んっ、だめ、ですっ……」
マツリちゃんが必死に順応しようとしている声がぼくの脳を溶かしていく。マツリちゃんのすべてを食べたいと思った。
「先輩っ……っ……ゃんっ、ん、ん、ん、ん……気持ち、ぃ……ょ、よく、ないっ、ですっ、先輩っ、先輩っ、先輩っ……」
カーディガンもワイシャツも、ブラジャーもプリーツスカートもパンティも、すべてが淫らにはだけていた。マツリちゃんはあと10分もすれば再びこの服でお客さまの前に立つ。その艶美で扇情的な未来がいまのぼくのペニスに色情狂的なさらなる快感を与えた。
だらしなく開かれ涎の垂れているマツリちゃんの唇を唇で塞ぎ、お互いの両手を指同士が絡まるように、離れないように強くつないで、マツリちゃんの顔の横に押し付ける。
「ん、ん、ん、ん、ん、ん……はぁ……んっ、イっちゃい、そうっ……ぁ……はぁ、はぁ……んっ……こんな」
「出すよっ」
「んっ、んっ、んっ……先輩っ……しぇん、ぱいっ……ぁ……ぁ……なか、だめ、でふよっ……んっんっ……はぁ、はぁ……赤ひゃんっ、できひゃうっ……んっ……ぁ……ゃ……ぁ、ん、ん、ぃ、イクっ……イっひゃい、ますっ――んんんんっ!!」
マツリちゃんが背中を仰け反らせて微かに痙攣するのに合わせて、ぼくは子宮にペニスを押し付けるようにして精液を射出させた。
視界がときおり黒く点滅している。
仰向けになったぼくのうえにマツリちゃんを寝かせ、絶頂の余韻に溺れるようにマツリちゃんと口内を犯しあった。
「ん……ぁ……はむっ……ん……んっ……」
汗ばんでしっとりしたマツリちゃんのショートヘアをゆっくりと撫でながら、ぼくは体調不良のマツリちゃんを病院へ連れてきているとバイト先に電話をし、ホテルの延長をすることに決めた。