「……会長……こうでしょうか……」
ラブホテルという場所に足を踏み入れるのは初めての経験だった。もちろん、セックスなんてしたことはなかった。
「うん、いいね……ニーナちゃんは本当にプロポーションが素晴らしい……さすがクォーター」
それにしても大学とは不思議で秘密の多いところだ。まさかポルノ研究会――表向きは映画研究会ということになっているけれど――なんていうものが存在しているなんて。私は1週間前にこのサークルを見つけたときの驚きを思い出しながら、会長に言われたとおりに四つん這いになって会長たちのほうへお尻を突き出した。お酒の力のせいか、いつもより大胆になることができた。
「ケイタ、ショウ、しっかり見ておけよ。とくに小津の高さで眺めてみろ。この地上にも楽園があったのかと錯覚するぐらいの絶景に映るはずだ」
「は、はい!」「はい!」
私と同時期に入会した二人は堂々とした会長と違ってあわあわしていた。そんな二人を見たせいか、服をすべて脱いでしまっている恥ずかしさはどんどん和らいでいった。自分でもお気に入りのショートボブを会長が撫ででくれているおかげもある。
「まず、ここがいわゆる恥丘と呼ばれる部位で――」
会長が私のおま×こを教材に講義をしている。ときおり淫唇に触れる指が暖かく優しくて、私は安心した。熱弁する会長の吐息もくすぐったいけれど、前戯のそのさらに前のじゃれ合いのようで、かすかな刺激をもたらしてくれて心地よくもあった。
「やっぱ6年生はレベルが違いますね……」
「ケイタ、シメようか?」
「じょ、冗談ですっ! すみませんっ!」
噂では、会長はこのサークルのためにわざと留年しているらしい。実際、出会ってからまだいくらも言葉を交わしてきていないけれど、先輩の冷静な口ぶりや使う単語の端々から博識な印象は受けた。とても留年をしなければいけないようには見えない。
「先ほどの新歓コンパでも説明したが、このサークルにおける最重要事項だからもう一度説明しておこうか。わがサークルでは1年間で行った性交の数がもっとも多かったものが次期会長となる。4年生だろうが6年生だろうが、1年生以外のすべてのメンバーに会長となるチャンスが与えられているわけだ。そして会長は新メンバーと最初に情を交わすことができる――もちろん新メンバーには断る権利があるがな。充実したセックスライフを送りたければ、いまからしっかり学んでおくように」
「はい!」「はい!」
私は、おま×この奥のほうがマッチに灯された火のような弱さで火照ってきているのを感じていた。私、焦れてるのかな……お酒のせい……?
会長は女性と男性の生殖器官について一通り説明しきると、わたしに覆いかぶさるように後ろから抱きついてきた。灼熱に包まれたかのように怒張している会長のおち×ぽがお尻のあたりにあたっている。
「ぁ……会長の体……暖かいです……」
「ニーナちゃんもね……それにまっ白で、毛一つないんじゃないかというくらいすべすべなこの肌……おま×この毛も薄くてかわいいよ……」
会長の声には魔力が宿っている。
この声の前では、どんな命令でも受け入れてしまう。いや、こちらが望んでいることを言い当てられたような、そんな感覚に陥るといったほうが正しい。
会長、その声で私を好きなように操ってください。私の体をめちゃくちゃに乱してほしい。
「ん……んぷ……はぁ……はぁ、っ……ん……ん、ん、ん……」
首だけ後ろに向かせた私の唇に会長の唇が触れる。私は早く会長を招き入れたくて、自分から唇の扉を開いて会長の舌と唾液の泉のなかを泳いだ。
そのまま会長の両手が私の肩から背中をなぞり、前方の双丘に辿りつく。
「ひゃぁ……ぁ……んくぅ……んっ……会長……」
会長の手が私の乳房をパンでもこねるかのようにダイナミックに、しかし優しさだけは忘れてないような手つきで弄ぶ。その手は次第に乳輪をなぞりだして、敏感な突端を責める。
「会長っ……わた、私もうだめかも、しれませんっ……ひゃんっ、ちくび、ちくびきもちよすぎてっ……んっ、んっ、んっ、んっ、ぁ~……ぁ、ぁ、ぁ……か、かいちょ~っ……」
オナニーのときに自分でこりこりするのよりも鋭敏な刺激が脳まで届く。もう手をついて背中とベッドを並行に保つことなんてできなかった。くずおれて肘をつく。そのせいで余計にお尻とおま×こを突き出す形になってしまって、そんな淫らなポーズをとっている自分という自意識が私をさらに興奮させた。
オーガズムはすぐそこまで来ていた。
「かいちょっ、ぁ……んっ、ゃ、まだっ、まだ入れてもらってない、のにっ……はぁ、はぁ……んっ、ぁ、ぁ、ぁ、ぁ……だめですよぅっ……んっ……ちくびだけでっ、ちくびっ、ちくびっ……ん、ん、ん、ん、ん、ん、ん……っ……ひゃぁ――んぅっっっ!!」
乳首だけでこんなにも肉悦を得られるなんて知らなかった。それは、酩酊感と相まって極上の快楽だった。
びくびくと勝手に震えてしまう体を会長が抱きしめてくれた。密着している肌のぬくもりが快くて、嬉しい。
「ニーナちゃん……入れるよ」
「はい……会長のおち×ぽ……ください……」
「っ――!」
「ひゃっ――! ぁ、暖かい……会長……私、初めてなんですよ……」
「うん、なんとなく、そうだと思った……」
会長の労わるようななめらかなグラインドに、胸まできゅんっとする。
お尻を撫でられ、ご主人さまにおなかを撫でられた猫のような気分になってくる。
私たちの淫行を眺めて自分のおち×ぽをものすごい速さでなぐさめているケイタくんとショウくんのことまで愛らしく思える。
「会長の、初めて、じゃないのが……っ……はぁ、はぁ……悔しいですっ……んっ……はぁ、はぁ……っ……」
「うん、ありがとう……っ…………っ……」
「ひゃっ……それっ……またっ……ぁ、ぁ、ぁ、ぁ、ぁ……ちくび、ぃ……ぃぃ、ですっ、これ……っ……っ……すっごくっ、いぃ、ですっ……ぁ、んっんっんっんっんっ、んんっ、んっん……また……だめっ……ぁ……」
「イってごらん……っ……ニーナちゃん……」
「はぃっ……ぁ……ニーナ……イっちゃぅっ……はじめて、なのに……っ……かいちょ~の、おち、×ぽに……はぁ、はぁ……とろとろに、犯されてっ……イっちゃう――――んっっ!」
太ももを暖かい汁が伝ってきた。
「おい、ニーナさん、潮吹いてる……」
「あれ、おしっこじゃないか……?」
「ケイタ、ショウ、失礼だぞ」
「す、すみません!「すみません!」
「ニーナちゃん、怯えなくていいからね」
会長のおち×ぽが私から離れていき、代わりに会長のあの暖かい唇が私の太ももを綿菓子を頬張るように這った。
「ニーナちゃんのお汁、おいしいよ……ぼくが全部、綺麗にしてあげるからね……」
「ぁ……会長……ニーナ……イったばかりで、そんなふうに舐められたら……んっ、ん……はぁ、はぁ……ん……ゃ……またキちゃいますぅ……」
「いいよ……このまま出してごらん……」
「でも……んっ、んっ……会長の顔に――んひゃぁ! そ、それ反則ですよぅ……ん、ん、ん、ん……ちく、びっ……ニーナ、そこ弱いみたいっ、ですっ……んっ、ぁ、イ、イクっ、イクイクっ……かいちょっ、イクですっ……ぁ――んんっ――!」
もう自分ひとりではうまく動けなくなっている私の体を会長がゆっくりとエスコートしてくれる。
「今度は中に出してあげるからね」
会長が仰向けになり、その上に同じように仰向けに寝そべった私のおま×こに、会長の充血しきったおち×ぽが――。
「ひんっ――! また、またかいちょの、おち×ぽに……っ……会えましたっ……」
「うん……っ、っ……ぼくも、会いたかったよっ……っ……っ……このピンクの乳首も、嬉しくてぷるっと、してるね……はぁ、はぁ……今度は、自分で……っ……触ってみて……っ……」
「は、はいっ……ころころ、してみますっ……んんんっ! ぁ……ぁ、ぁ、ぁぁあ、んっ、んっ、んっ……ひゃんっ――!」
「もう、イっちゃった、の……? この前会ったばかりの先輩に、ずんずん突かれながら、乳首で……っ……っ……イクの、きもちいい……っ……?」
「きもちぃぃ~、でふっ……にーなっ……きもちぃいっ……っ……」
「そしたら、次は、ここっ」
「んひんっ――! クリちゃん、までっ……ぁ……かいちょ~っ……にーな、ばかに、なっひゃった、かもれすっ……ん、んんん」
「よがる、ニーナちゃん、かわぃぃっ……っ……っ……ぼくもイキそう……」
「ぁ……んっ……もう、ちくびとクリクリっ、いっひょにっ……きゅんきゅん、してっ……もうっ、イっひゃ――ぅっっ!!」「っっ――――――!」
会長のリビドーが全身に染みわたっていくようだった。
「そろそろ……っ……ケイタとショウにも、ここ、まで……はぁ、はぁ……手淫だけで耐えた……っ、ご褒美っ、あげてもいいかなっ……?」
「いいれすっ……ごほ~び、あげひゃい、れすっ……」
興奮しきった目つきで私のほうに近づいてきたふたりのおち×ぽをつかむ。右手でケイタくんの、左手でショウくんのをつかみ、裏筋と亀頭に力が集中するように扱く。
「ニーナさんっ……これ……」
「エロっ……っ……この手っ……」
「にーにゃの、手で、イってくらひゃいっ……んっ……んっ……にーにゃもっ、ん、ん、ん、……にーにゃも……っ」
「ニーナちゃん、4人で一緒にっ……」
「うんっ……に~にゃ、みんなと、いっしょに……ぁぁ、ぁ、ぁ、ん、んっ、ぁ、んっ、いっしょにっ……」
「ニーナさんっ……ニーナさんっ……」
「っ……っ……っ……はぁ、俺、もう……」
「ニーナちゃんっ……ぼくらの、全部、受け止められる、よね……」
「うけとめまふっ……全部くらひゃいっ……ぁ、んっんっんっんっんっ、じぇんぶっ……に~にゃにぜんぶくらはいっ……んん、ん、ん、ん――んんんぅぅっっ!!」
体の内も外も白濁の液体に満たされた私の記憶は、そこで途絶えた。