待ってくれていた人も待っていない人も久しぶりですね。
前回アークァイドの話を書くと言ったな。あれは嘘だ。(書けなかっただけ)
やっぱり月1くらいでしか更新できぬぅ!
仕事が…仕事が忙しすぎるんや……。
頼れる先輩か後輩が入ってこないかな~。
ではお楽しみください。
~とあるスキマ~
紫「くぅっ!遅かった…籃!急いでモルスに連絡をとって!私は博麗大結界を修復するわ!」
籃「了解いたしました」
紫(こんな馬鹿げた事を平然とやってしまうなんて……魔族の王の名は伊達ではないってことね。それに、私の能力の干渉を一切許さない。それは私の能力よりも、彼の魔力と存在が私よりも上位にあることを示している。だから私を含んだ幻想郷の者たちの能力は彼に通用しない……でも、だからこそモルスを見方につけた)
紫「……頼んだわよ…モルス」
~紅魔館付近~
モルスが再び紅魔館に向かっていると、目の前に裂け目ができ、そこから紫の従者である籃が顔を出した。
籃「モルス。仕事ですよ」
モルス「あ?しばらくないって言ってなかったか?」
籃「こちらにも事情がありますので。対象は現在紅魔館を制圧中である魔族の王、アークァイドです。かなりの長身で黒い服に赤いコートを着ているからすぐにわかると思います」
モルス「事情ねぇ。まぁ了解した。吸血鬼のお嬢様とやるよりそっちの方が面白そうだ」
籃「アークァイドは強いです。どうか油断のないように」
籃はそういうと消えていった。
モルス「敵が強いかどうかは俺が決める。強いなら……全力で潰すだけだ」
モルスは能力を使って高速で紅魔館に突入していく。
~紅魔館レミリアの私室~
レミリアと咲夜を影に取り込んだアークァイドは椅子に座って紅茶を飲みながら優雅にモルスを待っていた。
彼にとっての生き甲斐を果たすために。
アークァイド「さぁこい“力”の持ち主よ。共に夜会を開こうではないか……私の前に立つことさえ他の者には困難でも、貴殿ならば容易なことだろう」
アークァイドがそう言った瞬間に彼の足元の影が揺らめき、幾つもの獣の形を成して部屋を出ていく。
アークァイド「さぁ“死神”よ、舞台は整えておこう。その間の暇潰しに私の影がお相手しよう。貴殿が私の前に立ったそのときこそ……」
魔族の王は薄く、妖しく、満足気に、笑う。
アークァイド「貴殿と私……共に踊ろうではないか」
~紅魔館内部~
モルス「邪魔なんだよぉ!!」
モルスが紅魔館に入ると同時に様々な獣の形をした影が襲ってきた。
一つ一つは脆弱だが、倒しても倒しても無限かと思うほどに沸いてくる。
モルス「俺は無双ゲームしに来てんじゃねぇんだぞクソ魔王!」
目の前を攻撃して凪ぎ払う。
それと同時に倒した数だけ他の影から沸いてくる。
モルス「あぁああ!うっぜぇえなぁ!!いい加減消えろ雑魚がぁ!!!」
モルスが地面を叩くように蹴りつけると、床に幾つもの亀裂が入り、巨大な地雷を踏んだかのように床が破裂した。
その爆発で影が残らず吹き飛ばされる。
モルス「やっと消えたか。魔王とやらは随分面倒な奴等を差し向けてくれるじゃねぇか。趣味の悪い野郎だな」
モルスはそう捨て台詞吐いて歩きだした。
しばらく歩くと前方にまた影が現れた。
しかしそれは今までの獣の姿をしたものではなく、物語に登場するような騎士のような姿をしていた。
騎士は一礼をすると、無言で剣と盾を構える。
モルス「雑魚共の中じゃあガッツありそうじゃねぇか」
モルスはニヤリと笑うと、騎士と同じように一礼をしてから拳を構えた。
~紅魔館地下室~
薄暗く長い廊下を抜けた先に大きな鉄製の扉がある。
かつて監禁場所だったそこは、今ではとある少女の自室になっていた。
部屋の主である少女はゆっくりと動き出す。
自らの姉とその従者の気配が消えた。
その少女が動くには充分な理由だった。
部屋と廊下を別ける鉄製の大扉がぼろ切れのように壊され、中から少女が出てくる。
「すぐに出してあげるからもうちょっと待っててね!お姉さま!咲夜!」
少女は自分の出しうる最高の速度で気配の消えた姉の自室へ動き出した。
お楽しみいただけたでしょうか?
最早前書きと後書きがいるか疑問になるほど薄い内容ですが、楽しんでいただけたらいいなぁと思います。