「ししょー胸が弱いからってイきすぎですよ~、ってあれ?」
胸から口を離した雅は呆れたように話し掛けてくる。
8度にも渡る絶頂の向こうに待っていたもの、それは。
「うっ、うっ、ぐすっ、ひっく、」
どうにも止まらない涙だった。
泣く私を見た雅は顔色を変え、私の様子を確認すると、
「あ、や、ご、ごめんなさい。あの、ここまでやるつもりじゃなかったんですが、イってるししょーが余りにも可愛いかったので、つ、ついやり過ぎてしまって…」
泣きじゃくる私を見つめて謝罪する。
「ううん、違うの違うの。雅は悪くなんかないよ」
「で、でも泣いて!」
雅は喰い気味に答える。
そんな雅に私は首を横に振り
「雅のは気持ち良かったよ。でもね、あの、自分以外でイったの初めてで、こんなにだとは、思って無かったの、ごめんね雅、ごめんね…」
絶頂に次ぐ絶頂。
それはあまりにも果てしない快感であったが、同時にとてつもなく怖くて恐くて淋しかった。
そんな感覚になる事も知らず、雅は気持ち良くなれるだろうと勝手に勘違いしたまま雅に酷いことをしてしまった。
あの時雅が必死に私の手を掴んでいた意味。
その意味を考えると、どうしても涙が止まらなかったのだ。
「雅、酷いことして、ごめんね。私、私…」
嗚咽がやまず、言葉が続かない。
ぐすぐすと話を続けられない私の頭をそっと抱き締めてくれた雅。
頼りない程に薄い胸板はそれでも私を慰めるのには十分だった。
私は涙を拭い、雅の温もりに包まれていた。
「ししょー!S○Xしましょう!」
がばっと起き上がった雅は私に唐突に提案する。
「え?ソックス?靴下がどうしたの?」
「ししょー、この場面でそういうボケはいりませんから。あ~もう、セックスしましょ!」
あ、sexね!
いっつも雅とやりたいと思ってたのに、割と本気で分からなかった私が恥ずかしい。
あれ?でも…
「で、でも雅、約束は」
「ここまでHなことして今それ言います?」
え、だって、雅が…
「雅、嫌って言ってたし…」
「誰も嫌とは言ってません!僕はダメって言ったんです。そうでも言わないとししょーなり振り構わずHなことしますよね!」
私は思わず言葉に詰まる。確かにその通りかもしれない。雅はそんなとこまで考えてたんだ。
私なんて自分のコントロールも出来ないのに。
私の為に今まで頑張って来てくれた雅になにか恩返しみたいなのしたいな。
私が出来る事で雅が喜びそうなの…喜びそうな事…え、H…?
「み、みやび…今まで、私の為に頑張ってくれてたからさ、お礼したいんだけど、ほら私って何も出来ないからさ、その、私の体、好きにして良いよ…」
雅も男だし、女の子を好きに出来るって言ったら嬉しいよね?
私も雅にだったら何されても良いし…。
私の言葉に目を丸くした雅ははっと気を取り直して私に軽いチョップをした。
「あうっ…な、なんで!?」
「ししょー、お気持ちはありがたいんですが、」
うーん?何処かであったなこの展開。はっ!私もしかして嫌われてる!?
「僕はししょーとHしたいんです」
「そうだよね!やっぱり私なんかとHしたく…ってあれ?」
嫌われてないの…?
「僕が1人でししょーを好きにしてもそれはししょーとHしたことになりません!2人で気持ち良くなりましょう?」
雅の顔は怒った表情から一転、私の心を鷲掴みにする笑顔に変わった。
その笑顔は私の暗い気持ちを明るく照らす程に明るかった。
「え、あ…わ、私、は…!雅と一緒に気持ち良くなりたい!」
一方的に雅を襲った罪悪感から出る涙は止まることを知らない。
だが、それ以上に熱い涙が瞳から溢れ出す。
私の目から零れた涙はポロポロと頬を伝いベッドをべっとりと濡らした。
「ああ、もうまたししょーは泣いて…」
私の涙を拭った雅の親指はとても温かった。ともすれば火傷しそうな程に。
「じゃあししょー、とりあえずさっきから締め付けてるこの股を開いて貰えます?」
泣き止んだことを確認した雅が、私の太腿に手を置き発した言葉に私は従順に応える。
好きにしないとは言っても私もそこまで素直じゃない。雅の要求は全て受け入れると細やかな抵抗をすると心に決めた。バレたら何言われるか分からないけど。
私による締め付けが無くなった雅は一旦身体を起こした。
「? 雅、sexするんじゃないの?」
真っ直ぐに伸ばされた私の膝を体育座りするように立てている雅に疑問をぶつける。
「そんな急にやったらししょー、痛いじゃないですか」
「あっ、う、うんっ、それもそうだねっ」
私と話しながらさり気なくアソコに手を当ててきた雅に私は何も抵抗すること無くされるがままになっていた。
―んっ…あっ…~~っ♡…はぁっ♡…
部屋には色付いた私の声だけが響く。
雅の手つきはいやらしく動き、私の下半身は私のモノではないのではと錯覚させるほど脱力していた。
「ね、ねぇっ、あっ♡、もう、良いでしょ?…ん♡…入れて♡」
私は両手を床について体を起こし、雅に懇願した。
起こした時に見えた私のアソコはいやらしい液体でグチョグチョになり、触っている雅の手首まで濡らしていた。
「まだまだ解れてませんよ。ちゃんとしない、っと」
「はぁぁぁんん♡!」
雅は当てるだけだった手を、なぞるだけだった中指を、一関節。曲げる事で私のアソコに食い込ませた。
今まで自分でも怖くて出来なかった事を。 私の恐怖心を知るよしもない雅がグイグイと、いつの間にかとろとろになっていた私のアソコに雅の無骨な男らしい指を入れたのだ。
―んあっ♡あひっ…、ひぅ、ぁあ♡
入ってきた指はまるで未開の地を探検する冒険者のように私の膣を広げながら少しずつ奥へ進む。
未経験の体験に私の心はざわめいていた。身体は硬直し、頭にはノイズが入ったように白く飛び飛びになる。
「…わ…ししょーの…吸い付いてくる…」
雅は自分の指が入っている私のアソコをまじまじと見つめ感嘆の声を漏らした。
すると突然指の進行を止め
「ししょー、もっと見て良いですか?」
「え?見るって…?…くあっ♡」
私が返事する前に雅はアソコを覆うビラビラを指で開いた。蓋が開いたアソコには冷たい風が直に吹き込み、私の下半身から残っていた力さえ奪っていった。
質問の意味を聞くのに再び体を起こしていた私は下半身に力が入れられなくなりベッドの上にダウンしてしまう。
お肉拡げるとこんなに気持ちいいの!?頭の中おかしくなっちゃうよ♡
「わ、すご。…あれ?」
ゆっくり動いていた指の動きが止まった。
「はぁ…はぁ…ど、どうしたの?もっと動かしていいんだよ?」
「急に締め付けが強くなったので、もしかしてししょー見られて気持ちいいんですか?ししょーそんな淫乱な人だったんですね」
「へ?そそそんなことないよ!?」
私は内心焦っていた。
もしかして雅は清楚な女の子が好きだった?
いや、私としても清楚キャラで居たつもりだったんだけど、嘘ってバレた!?
エロ本沢山読み漁って雅とどんなHでも出来るようにしてたのバレた!?
「また強く締めて…。変態扱いされて興奮してるんですか?なら、もっとシてあげますが?」
「ち、違っ、んあっ♡あっ♡ちょ、ちょっとやめっ♡」
雅はまた指を動かし始め、今度は第二関節まで入れた。そして、中で指を曲げ少しずつ私を持ち上げようとする。
―――くぽっ♡
みちみちに締まっていたアソコは雅が動かした指によって小さな空間が生まれた。その空間ほぼ真空とも言えるその空間に周りの空気が雪崩れ込み、いやらしい音を出させた。
一瞬で入ったその空気は私の膣にぶつかり、火照った肉を凍えさせる。曲げられた指は膣肉の凹凸を抉り、お腹の裏側を擦りあげた。
「やっ、あああぁぁあああっ♡♡」
なにぃこれ、なにぃこれ!?きもちいぃよぉ♡ お腹ごりっ、って♡ごりっ、ってされるのひもひいい♡
膣全体を苛められた私の頭はパンクし、真っ白になった。
胸の時とは違った、体の中で1番弱い所を触られる気持ちは段違いに良かった。だが同時にどうしようも無く、独りの、孤独な感覚に襲われる。
「ししょーの顔、えっちぃですね。まさに牝犬って感じです」
イってる私の頬に手を添え、優しく罵倒する雅。
怒っていいほどの事を言われても、罵倒されればされるほど、気持ち良くなる私の体。
ちゃんと見てくれてるから言える言葉に私は虜になってしまう。独りじゃなかったって安心感が私をどんどん堕として行く。
「うんうん♡そうなの、私えっちな女の子なの♡だから、もっと欲しいの♡」
お腹の中がキュンキュン鳴り出した。何の音かは分からなかったが、直感的に雅のが欲しいのだと分かった。
「雅♡お願い、私のナカに雅の挿れて♡雅のでぐっちゃぐちゃに掻き混ぜてっ♡」
「ししょー……」
雅はうっとりとした顔で私の顔に近付く。そして、
「何をどうするかちゃんと言って貰わないと分からないですよ」
「…え?」
本番は次回ですね…