※この作品はR-18です。

彼女と彼らの物語   作:Kurahe

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妄想9

 入れては出し、入れては出すをひたすら繰り返す私。

 私のアソコに突き刺さる闇の棒は思いのほか長く、突き刺すごとにお腹の裏を押し上げる。

 

 「・・・あっ!・・・あっはっ!?・・・くぁ!あっ!」

 

 押し上げる度にごちゅん!ごちゅん!と厭らしい音をたて、抜き出す度に私の股間から溢れる汚い液体は辺りに撒き散り黒々とした闇に飲まれていく。

 

 ぐっちゃぐちゃに汚れた私のアソコで私は闇のディルドを動かし続ける。

 ディルドの凹凸は私の膣内を擦り、めくりあげ、痛めつけた。

 

 「ふっ、く、痛っ!はっ・・・はっ、あああ!ああぁぁぁ!!」

 

 痛みと共に絶頂に達した私は大きな嬌声をあげ、大きく身体を震わせる。

 それでも私はディルドを動かすのをやめない。

 もうどうせ消えてしまうのだ、最後ぐらいイキ続けて死んでみたい。

 だから私は、ディルドを動かし続けた。

 

 「はっ、はっ、はっ・・・あ・・・いぁ・・・あ、ああ」

 

 意識が半分飛んで脳内に快感が埋め尽くし始め、そろそろ死ぬかもと思いながらも自慰行為を繰り返していると、突如ディルドが震え出した。

 

 「へっ!?・・・はっ、や、やぁああああ!ああああああぁぁぁ!!」

 

 なんの前触れも無くして動き出したディルドに私はあえなく一発でイってしまった。

 脳内が白く飛び、暗闇の中なのに私の目の前は真っ白になる。

 

 「はあぁぁぁ・・・かはっ、はっ・・・はっ・・・!!」

 

 白く飛んだ私の頭にずっと動き続けているディルドの快感が届き、私は意識を取り戻した。

 少なくとも今までの中で最大規模でイった私は当然の事だが、ディルドを動かす手が止まり、全身が痺れたように動けなくなった。

 

 力が入れられなくなった私の左腕は重力に従い力なくぶら下がる。

 私の手の支えが無くなったディルド。それは、あまりにも無秩序で暴力的に私のアソコに挿さったまま暴れ回っていた。

 

 「わあぁぁ!!ひぐっ!・・・がっ、あがっ!」

 

 どんどん震える力が強くなるディルド。その振動で溜まった性液はディルドの振動によってスプリンクラーのように周りに細かく飛び散っていく。

 

 「あっ、あっ、うっ・・・いやっ、あひぃっ、ん、んん!!」

 

 激しく振動するディルドとは対称的に私の脳は一気に快感から醒め始めた。

 

 「ひぁっ、あっ、あっ!あひぃ!やっ、止めっ、うんん!」

 

 さっきまででは考えられない程の速度で醒めていくと身体が興奮して出る変な声が恥ずかしくなる。

 誰が聞いている訳でもないのは分かっているが声を抑える。

 

 「んん!んっ、んああ!!ひゃうっ、んんぁ!」

 

 抑えようとはするもののディルドの規格外の刺激に声が溢れ出す。

 私は動かなくなった左手を無理矢理口に運び、咥える。これで少しはましになるだろう。

 ディルドはその激し過ぎる動きで私のアソコで暴れていた。

 

 「・・・んんん!んんむぅ!・・・んっ、んん!!!」

 

 頭の中を快感が岸辺に打ち寄せる波のように昂ぶっては治まりを繰り返し、私の脳を少しずつ侵蝕してゆく。

 逃げられる筈もないこの状態で私の脳は軋みを上げながら警報を鳴らす。

 

 ―次イってしまったらもう人としていられない。

 

 いつか考えていたイき死ぬなんてあまりにも甘い考えだった。

 脳の神経は焼き切れ、左手の感覚も薄れている。

 

 「むあっ、あ、ああ、あむぅ、うう、ううぅ・・・」

 

 脳内にザワザワとあの波が来る。

 頭全体に広がる痺れに似た感覚が私から冷静さを奪っていく。

 

 ・・・まずい。本当に、まずい。

 

 イクことへの恐怖が身体を支配し、身体が強張る。

 だが、逃げることは叶わない。

 

 「ふむぅぅうう!!?んん~~・・・!んむぅ・・・」

 

 私は咥えていた左手を強く噛み、気持ちよさから逃げる。

 快感に身体が慣れてくるとディルドは更に強く震える。

 

 「んんああ!!・・・あむっぅぅ!・・・んっ、んっ!!」

 

 乳首の先がじんじんし、身体中が痙攣を起こし始める。

 今回の感覚はさっきまでのさざ波程度のものではない。来るのだ。全てを超え、全てを押し流す、ビックウェーブが。

 

 大きな波が来る時の海が海面を下げ多くの海水を波に捧げるように、記憶から色が抜け、記憶から薄れ、映像が白飛びをし始める。あんなに大好きだった雅の顔が薄れていく。ごめんね、雅。最後まで一緒に居られなくてごめんね。

 

 雅の顔を完全に思い出せなくなり、私の記憶も経験も失った時、感覚的に波が近付くのが見えた。

 その波はとてつもなく巨大で凄絶な大きさだった。

 あの波を前にしたら、私なんてちっぽけで矮小で脆弱なモノでしかなく、圧倒的な力の前に為す術もなく消え去るのだろう。

 

 そう思ってしまった時、私の身体からは無駄な力は落ちていった。

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