※この作品はR-18です。

感度3000倍の世界で非モテは吠える   作:Re鯖

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久しぶりの投稿にも関わらず日間ランキング一桁入り&お気に入り2000突破本当にありがとうございます。皆さんの感想や応援が私のモチベの8割(残りは愛)を占めるため、何か思うところや感じたことがありましたらどんどん感想を書いてくださると幸いです。
今回は色々とちょっと無理がある上に導入なので短めです。何の導入かは……まぁ、読めばわかります。長いこと文章書いてきましたけどエロ描写初めてなので過度な期待はご遠慮ください。

追記:活動報告の方にこの作品に関するアンケートを設置しました。もしお時間ありましたら回答して頂けると幸いです。


第9話 変わらない日常なんてない

 山中での実戦訓練から1週間が経過していた。あの事件の後、現場にいた凜子と京士郎は暫くの間拘束されることとなり、敵の目的がほとんど不明であることから、取り調べは念入りに行われ、凜子が寝食以外で開放されるのには2日、京士郎が開放されるまでには5日を要した。

 

「…………」

「姉さん、どうしたの?」

「達郎か……いや、何でもない」

 

 その日も、凜子は稽古において負け無しだった。あと少しで逸刀流を皆伝という彼女の立場ならば当然といえば当然だが、その帰路において彼女の顔色が晴れることはなかった。

 あの事件以降、凜子は目に見えて落ち込んでしまった。彼女からしてみれば、悔やんでも悔やみきれないことなのだろう。いくら操られていたとは言え、彼女の手で、京士郎の右腕を切り落としてしまったのだから。

 凜子達と相対した相手が本物かどうかは不明にしてもあの朧だったということもあり、凜子が罰を受けることこそ無かったものの、むしろそれに最も納得していないのは凜子自身とも言えた。

 普通、右腕を失うということは義手という手段こそあるものの対魔忍を引退することも十分に視野に入る事案だ。

 にも関わらず、京士郎はあまりにも変わらなかった。その精神も、強さも、変わらなすぎた。

 むしろ、ギリギリではあるが型と呼べるものがあった以前と比べ、現在の京士郎の戦い方には型と呼べるものが全くない。型がないことに京士郎本人の怪物じみた身体能力が加わり、彼と真正面から相対した場合、例え京士郎が能力を使わなかったとしても互角に戦えるものが何人いるかといったレベルにまで到達していた。

 

「すまない、達郎。先に帰っててくれ」

「姉さん……わかった」

 

 帰り道の途中で、凜子は達郎と別れる。以前までの弟に対して若干過剰なまでの愛情を注ぎ込んでいた凜子からしてみれば考えられないことだ。

 

―・―・―・―

 

 はい、ということで皆さんお久しぶりです。突然のイベントにまさかこんな事が!? って思ってたら案の定そんなわけなかった水城京士郎です。非モテ中尉の身体を侮ってたよ。あんなおいしいイベントがベイ中尉に降りかかるわけがなかった。右腕はぶった斬られるしで本当にろくなことがないよ。さすがはベイ中尉。

 正直な所、何をしたのかはよく覚えていない。あのおば……お姉さんが何かやたらめったら煽ってたことくらいしか覚えてない。いや、ほんの少しだけど戦った記憶もある。ただ、何ていうか夢を見ていたような感覚っていうか、うーん、例えが難しい。

 そんな俺は現在、長い長い取り調べが終わったと思ったら検査入院的な意味合いで病院に突っ込まれた。とはいっても2日間の短い入院だから本当に検査だけが目的なんだろう。

 右腕はぶった斬られたまま元に戻ることは無かった。てっきり創造が発動してるんだったら生えるもんだと思ってた。うん、自分でも何言ってんだって感じだけど余裕で生えてきそうじゃない?

 

「京士郎、いるか?」

「……ん」

 

 そんな感じで自分的には外出歩きたい気分ではあるんだけど外出歩いたら絶対に死亡フラグに付き纏われる事がわかりきっているため若干不便ではあるけど片手で読書をして適当に時間を潰している。右腕がなくなったから社畜生活から開放されるのかなーとか思ってたけど何か稽古にも駆り出されたし多分それはないっぽい。対魔忍ってのも相当なブラックだね。

 なんて事を思ってたら凜子が病室に入って来た。あの事件以降、後から聞いた話によると操られていたらしいけど俺の右腕を切り落としたことを相当気にしているのか、俺に対して若干過保護な傾向が見られる。いや、俺はおいしい思いが出来るから嬉しいと言えば嬉しいけど目に見えてやつれちゃったしこれ以上俺の事を気にし過ぎないでほしいっていうのも正直な所ではある。

 無くしたものは戻らない。いくら悔やんだ所で、腕が生えるわけでもないんだから凜子には立ち直って欲しい。酷なお願いってことはわかってるけどさ。

 

「京士郎、何か困ったことはないか?」

「……大丈夫」

 

 ぶっちゃけ、右腕がなくなった所で本気で不便だなーって思ったのは着替えくらいのものだからそこまで介護は必要ない。これが足だったらまた違っただろうからむしろあの斬撃は当たりどころが良かったまである(錯乱)。凜子は俺がいるベッドの傍に備え付けられた椅子に腰掛けると俺の方をいかにも心配してますって感じの目つきで見つめてきた。

 

「私なんかが言えることではないが……無理しなくてもいいのだぞ? 私は、お前が言うなら何だってやるつもりだ。それだけのことを……したのだからな」

 

 ……何やらいつにもまして献身的だな。いや、凜子みたいな美少女に心配されるなら男冥利に尽きるってところだろうけど、昨日までの凜子の過保護っぷりも中々のものだったけどそれでも何でもとかは言い出さなかったと思うんだが。

 

「……大丈夫。大丈夫、だから」

「んっ……だが……私は」

 

 参った、中々しつこいぞ……というか何となくゆきかぜを諭す時のノリで頭を撫でた時に妙に色っぽい声が聞こえた気がした。え? 撫でただけだよね? 実は俺に秘められたセンスによって撫でるだけでも感じさせることが出来るとかそんな事は決してないはずだ。確かに俺の身体のスペックはバケモノ以外の何物でもないけどそんないらん能力までついていた覚えはない。

 

「…………」

「んっ、京、しろ……あっ……何、を……」

「……ごめん」

 

 いや絶対おかしいだろ! 今俺頭撫でてるだけだからね!? 何で、その、いかがわしい事されてるみたいな反応すんの!? 

 俺が慌てて手を引いて謝ると、凜子は顔を赤くしながら自分でも困惑しているのか黙りこくってしまった。や、ヤバイ、半端なく気まずい……ラノベの朴念仁な主人公とかはこんな状況でも平然としてるってのか……正気じゃねえな! いや、まぁ外から見たら俺も平然としてるんだろうけどさ。

 

「わ、私はそろそろ帰るぞ。京士郎。困ったことがあったらいつでも私に言ってくれ」

「……うん」

 

 若干気まずい空気を残したまま、凜子は部屋を出ていってしまった。ある意味助かったと言えば助かったけど、凜子との距離が離れてしまったような気がして地味にショックだった。

 

―・―・―・―

 

 凜子は少し沈んだ表情で帰路についていた。

 京士郎は、決して凜子を責めるようなことはしなかった。それは、凜子にとっては余計に自分を責める要因にしかならなかった。いっその事、全部お前のせいだと責められた方が凜子は楽なのかもしれない。

 だが、京士郎は責めなかった。それどころか、利き腕がなくなったことすらまるで気にも止めていないかのような様子だった。

 嘘だと思いたかった。強がりだと信じたかった。だが、表情を少しも変えることのない京士郎からは何の感情も読み取れることが出来ず、その空虚な瞳を見ても何を考えているのかは凜子には全く分からなかった。

 

「…………」

 

 先程、京士郎が撫でていた自分の頭を撫でる。凜子の知るかつての京士郎なら、そんなことはしなかった。互いに互いが唯一無二の存在であり、競い合う仲だと思っていた。京士郎に悪意がなかったことは、凜子も分かっている。だが、それでも、その行動は、凜子に京士郎との距離を感じさせるものがあった。

 無論、凜子に今の京士郎を否定するつもりなど毛頭ない。

 凜子自身、自分が今の京士郎をどう思っているのかわからないのだ。

 思えば、京士郎が戻ってきてから既に3年以上の年月が経っていたにも関わらず、凜子は本気で闘っている京士郎の姿を見るのは初めてだった。いや、これまで全力だと思っていたものが全力ではなかったというべきか。

 

 どれほど全身を傷つけられ、果てには右腕を切り落とされようとも眉1つ動かすこと無く、その傷口から赤黒い髑髏が除き、一瞬赤黒い何かが煌めいたかと思った次の瞬間にはすべてが終わっていた。

 その瞬間の京士郎の命を命と思っていないような眼光を恐ろしく思わないと言えば、嘘になる。

 

「京、士郎……」

 

 凜子が京士郎の名前を呟く。やっとまた共に歩めると思っていた。それは無理だとしても、同じ日常を歩めると思っていた。

 だが、あの時の京士郎を見て、凜子は思った。自分がただそう思っていただけなのだと。

 突然独りになってしまったかのような、幼い頃、京士郎がいなくなってしまったとしったあの時と同じ感覚を抱いた凜子はその寂しさから逃げるように京士郎の名前を呟いた。

 

 その時、精神的に疲弊していた凜子は凜子が感じたことのない熱っぽい感覚が全身を包んでいることを知覚した。

 

「んっ! なんっ……だ……?」

 

 いくら気分が沈んでいたとは言え、凜子は見習いではあるが対魔忍だ。切り替えきれているとは言えないが、気持ちを切り替えて自分の状態を確認する。

 外傷などと言った異常は見られない。今日摂取したものにも不自然なものはないため、外部から気づかれぬ内に毒を盛られたという可能性はない。

 

「はぁ……はぁ……んっくぅ!」

 

 身体が火照り、吐息がどんどん荒くなっていく。それに呼応して、体中が何かを求めるかのように疼き始めた。既に日が沈みかけているため、周囲に人こそいないが、凜子は自分が出している艶っぽい声に気づくと手で口を塞ぎ、近くの塀に背を預け、身体の火照りが治まるのを待つ。

 

「駄目、だ……治まら、な……んんっ!」

 

 が、いつまでたっても身体の火照りと疼き、否、性感が治まる気配はなかった。彼女の頭の中を性的欲求が埋め尽くそうとするが、凜子の理性はそれに必死で抗い、凜子は寄りかかっていた塀から背を離し、フラフラと頼りない足取りではあるが家に向かう道を歩き始めた。

 

―・―・―・―

 

 凜子は数日前に、朧の忍法、催眠刻印を喰らっている。数年後には彼女が用意したアクセサリー1つで完全な催眠状態に陥れることのできるその忍法は、早い話が対象者を術者の思い通りのままに操ることが出来る能力だ。

 とは言え、朧のクローンである京士郎に殺された彼女の場合、そこまでの完成度には至っていないため、事前に彼女に言われた状態に己を当てはめ、そして彼女に指示された行動をおこなうといったある程度のことしかできない。

 朧のクローンは催眠刻印を凜子にかける段階において、凜子の身体に2つの指示をしていた。1つは、京士郎に警戒を持たれないように接近しつつ手傷を負わせること。そしてもう一つは、朧から見たら京士郎に好意を寄せているようにしか見えなかった凜子を京士郎の目の前で犯させ、京士郎の目の前で数日かけてじわじわと落とすために凜子が京士郎の事を強く意識した瞬間から徐々に性感度を高めていき、最終的には通常の何倍もの性感度に到達する暗示だ。

 確かに、事件の直後に凜子が検査を受けた際には朧のクローンによって受けた催眠刻印に関しても検査を受けた。だが、本人が操られている状態ではなかったため、異常なしと判断されてしまった。彼女にかけられたもう一つの暗示は、未だに深く根付いているにも関わらず、だ。

 

「あ、姉さん。おかえり」

「っ!? た、達郎か。ただいま」

 

 凜子がふらついた足取りでどうにか凜子の家へとたどり着き、扉を開けると、ちょうど達郎とばったり出くわす形となり、一瞬動揺するものの平静を装おうとする凜子だったが、今の凜子は対魔忍としてはまだまだ未熟である達郎にも分かるほどに様子がおかしかった。

 

「? 姉さん、大丈夫? 何か具合が悪そうだけど……」

「あ、ああ、少し、風邪っぽくてな。部屋で、寝ているから、母さんには、夕食はいらないと伝えてくれ」

「わ、わかった。ゆっくり休んでね」

 

 それだけ言うと、凜子は靴を脱いで自室へと向かって行った。ブラコンの気がある凜子からしてみれば考えられないほどに雑な回答だったが、今の凜子にはそれに気づく程度の余裕すらもなかった。

 

―・―・―・―

 

「はぁ……はぁ……」

 

 自室に入ると、凜子はそのままもはや限界といった体で布団に倒れ込んだ。その紅潮した顔は彼女の年齢からは考えられないほどの色気を醸し出しているが、今の彼女を見ているものは誰もいない。

 

「んっ……」

 

 凜子は全身がうずく中でもその疼き最も強い箇所、彼女の秘部へともう我慢できないとばかりに、しかし恐る恐る右手を伸ばした。彼女が履いていた下着は既に彼女の秘部から出たものであろう愛液によって濡れそぼっていた。凜子の顔に若干困惑の表情が浮かぶが、白魚のように美しい彼女の指は躊躇うこと無く彼女の秘唇に触れた。

 

「くっ、ううん!!」

 

 それだけで、彼女の口から彼女が思っていた以上の大きさの嬌声が漏れる。いくらここが自室とは言え、別に防音設備が整っているわけではない。凜子は慌てて自分の口を顔ごと枕に埋め、もはや彼女自身ですら止められなくなっている指は秘唇をいじる速度を加速度的に激しくしていく。

 

「んっ、ふあっ、うぅ……っ!!」

 

 凜子の身体は面白いように反応し、時折腰がピクッ、ピクッと浮き上がる。だが、いくら秘唇を弄り回しても身体の疼きが治まる事はなく、むしろより大きな快楽を凜子の精神とは無関係に身体が求めていってしまう。そんな本能に呼応するかのように左手が彼女の平均以上に膨らんだ形の良い胸、その乳首を凜子の意志とは無関係にいじりだす。

 

「っああああ!!」

 

 うつ伏せになっていた凜子の身体が大きく仰け反り、そのせいで凜子の嬌声が抑えられること無く部屋に響き渡る。

 

「っ!!……はぁっ、あうぅ」

 

 その事に咄嗟に理性が僅かに戻った凜子は息を潜めようとするが、止めることのできない両手の動きに耐えきれず、沈黙は数秒で引き裂かれてしまい、凜子は枕に顔を埋めることで必死に声を抑えようとするものの、徐々にその声は押さえられなくなっていく。

 

「んくぅぅっっ!!」

 

 徐々に声が押さえられなくなっていき、彼女は徐々に、だが確実に快感の波に飲み込まれていく。元々真面目で、恋愛にもそれほど興味を示さなかった彼女にとって、その快感は完全に未知のものであり、その快感に困惑しつつも、その甘い快感に精神的に疲弊している彼女が抗えるはずもなく、凜子は快感の波に飲み込まれていく。

 

「あっ、くっ、うっ……な、何か……何か、くる……っ!!」

 

 彼女の両手の動きは更に激しくなっていき、彼女は自分の元へと寄ってくる一際大きな快感の波を感じていたが、まるで蛇口を捻ったかのように秘部から溢れ出す愛液で布団を濡らすのも構わずに快感に身を委ね、

 

「ん--っ、んんっっ、んんーーーーっ!!!!」

 

 絶頂を迎えた。彼女は一際大きく腰を仰け反らせ、身体を快感でビクビクと震わせながら、両手の動きが止まると同時にクタリと布団に横たわった。

 

「はぁ……はぁ……んっ……はぁ……」

 

 彼女の顔はいまだにほんのりと赤く、朦朧とした意識の中、何を考えるわけでもなく、ぼんやりと虚空を眺めていた。彼女の脳裏には変わり果ててしまっても優しい京士郎の顔が浮かんでいた。




これぐらい暴論展開しないとエロゲー✕エロゲーなのにエロにすら入れないとかやっぱすげーよベイは。はい、自分のせいですね本当にすみません。いや、エロ描写は初めてでしてこれが限界です。いや、難しいなんてもんじゃないレベルでビビりました。
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