ボイロ。 作:みっくすじゅーす
人生には転機というものがあり、そこでどう行動すべきか。
その人なりの理由なりなんなりで判断し、決断するものである。
まあつまり何が言いたいかと言うと据え膳喰うかどうかの話ではあるんだが。
「あのね、今日はお父さんコーヒー豆の買い付けでいないんだー……それでね、その……送ってもらったお礼にコーヒーでも飲んでかない?」
所属するバンドのライブの帰り道。
夜道を一人で返すわけには行かず、家の前まで送ってきた女性。
弦巻マキ。
行きつけの喫茶店の看板娘で、まあ、うん。お付き合いをしている人だ。
いい歳したオトナがジョシコーセーとお付き合いとか通報もんではあるが、そこはそれ、清く正しいお付き合いをしているので許して欲しい。
……キヨクタダシイヨウン。
「さ、中に入ってー……今コーヒーの準備するね。ちょっと座って待っててね」
促され適当にカウンター席に座りながらマキをぼーっと眺める。
流石に暑いらしく、帰り道羽織っていたパーカーを脱ぎ、着ていたライブ衣装のまま準備している姿を見ていると。
いかん、ムラムラする。
マキの豊満な胸や尻が強調される衣装のままこちらに背を向けお尻をふりふり。
誘ってる?誘ってるよね?
「今日はこの豆でいいかなー、キミはこれでいい?……って、何、どうしたの?……っん」
唇を奪う。舌を絡める。唾液を啜る。
しばらく俺とマキの奏でる水音だけが響く。
「……ん、ぷは、あ。も、もうどうしたの急に。その、嫌じゃ、ないけど」
ムラムラしたんで、つい。
「あぅぅ……そうなの?け、けど、その、えっちは、まだ駄目だよ?お父さんとも、約束したでしょ」
キヨクタダシイオツキアイ。
マキの親父さんが出した条件だ。ただまあ親父さんもキッチリした条件を付けている訳ではない。
ようは結婚まで誠実にあれ、ということらしい。
つまりは、挿入しなければいいわけだ!という俺の押し切りもあり。
「す、すごくおっきくなってるね……痛くないのコレ?それにすごく熱い……」
チャックから引っ張りだした俺のちんこをマキの手に握らせる。
あとマキ。コレ、じゃなくて。
「お、おちん、ちん……ううぅー……恥ずかしいよぅ」
やべぇ、俺今すげえ笑顔。
まあ、アレだうん。マキのハードルを少しずつ低くする作戦である。
というかマキの恥ずかしそうな顔と声、すべすべの手のひらだけで割と限界に近い。ので。
「え、うん、その、手でしながら、キス、するんだよね。それ以外、ダメだよ……っ」
ぎこちない手の動き。柔らかな手のひら。むすタンをかき鳴らす白魚のような指が、俺のちんこに絡みつき、しごきだす。
マキ、キスも。
「うん……ん、ふぁ……」
マキと俺の唇から再び鳴り出す水音。マキの手が奏でる水音。
にちゅ、ぐちゅ。
にちゅ、ぐちゅ。
マキの舌を吸う。指が鈴口を撫でる。歯茎をなぞる。カリに絡む。唾液を啜る。手のひらが亀頭をこする。
マキと俺の奏でる極上の音。
ずっと続けていたい演奏会は、しかし唐突に終わりを迎える。
マキ……っ!
「ん、ふ、いいよ、出して、んちゅ、ふ、あ。……すご、い、熱い、し、こぼれちゃう、いっぱい……」
マキの手のひらの上に、吐き出す。
我ながら良く出すなと思えるくらい、びゅるびゅると。
「うわ、す、ごいね。こんな。出るくらい気持ちよかっ、た?」
すごく。気持ち良かった。
「えへ、それなら、嬉しい。……それにしても、この、匂い……ん、すごく、いいにおい、かも。……ん、んくっ、けほ、んっ」
飲んだ。手に出したのを飲んだ。
「その、男の人は飲んで欲しいって聞いた、から……う、うれしい?」
次は直接飲んで欲しくてビンビンになるくらいには。
「わ、またかたくなった……ち、直接、って、その、口で、だよね?……う、うん、その、いいよ?」
マキのハードルがまた一段下がった!