※この作品はR-18です。

最強TS転生したら主人公が鬼畜化してた件について   作:どくとるぺっぱー

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ズキン

 

「っ……んぅ」

 

 股に走る鋭い痛みで意識がうっすらと覚醒していく。

 

 腕は相変わらず拘束されたままで、今回は鎖で上に吊るされるような形だった。

 

 ここでひんやりと隙間風が皮膚を撫でる。昨日は格好を気にする余裕が無く気づかなかったがどうやら全裸だったようだ。

 

 …一夏(男)に見られた…。

 

 そう思うと今更ながら恥ずかしく思えてくる。男だった頃はたとえ裸を見られたとしても多少の羞恥心があるだけだろうが、今は少女の姿になったせいか、その何倍にも感じられる。

 

「うぅ…」

 

 恥ずかしさが増してきた所でブンブンと首を横に振り、無理矢理思考を止め、他の事で気を紛らわすため、今の自分の状態を確認する。

 

 腕が拘束されているため、大きく体を使えないが首だけでも見える範囲を見渡す。

 

 この部屋は大体十メートル四方程で、金属壁には色々な大きな道具が掛けられていたり、そこらに金属製のワゴンが乱雑に放置されており、台の上にはどう使うのか想像もしたくないが、奇妙な形状の鋏とかギザギザの付いたペンチが複数置いてある。と、ここで目隠しが外されていることに今更ながら気づく。

 

ズキン

 

 先程から感じる痛みの原因は何だろうと股下に目をやる。

 

「…?三角?」

 

 

「その通り」

 

 

 ッッッッ…!!

 

 

「ヒャッ…!ぁ、ぁぁぁ…」

 

チョロチョロチョロチョロ…

 

 突然掛けられた声に、この部屋の雰囲気と相まって恐怖が頂点に達してしまう。更に言えばここに来てから今まで排泄をしてなかったせいもあり、漏らしてしまった。

 

 生暖かい感触が腿を伝い足先まで伸びる。

 

「ぅぅぅ…」

 

 他人に排泄姿を見られたのと漏らしてしまった羞恥心や、今の自分の情けない(全裸)姿に涙が溢れる。

 

「うわ、小学生になっておしっこも我慢できないの?幼稚園からやり直したら?」

 

「あうぅ…」

 

 ご主…一夏のそんな言葉に更に恥ずかしくなり俯く。

 

「ふぅ、まぁいいや。さっきの話の続きだけど君の今乗ってるそれは三角木馬って呼ばれる、言わば拷問器具だよ」

 

 拷問、と言われて少しゾクっとしたが、これくらいの痛みなら昨日のピアスに比べたら大したことはない。

 

「あ、今大したことないって思ったでしょ?」

 

「残念、これで終わらせるわけないじゃん。場合によっては昨日より泣き叫ぶかもね?って言うか他の子はそう(・・)だったよ?」

 

「ほ、他の子?」

 

「そうだよ?やられたの自分だけだと思った?そんなわけないって、あいつらは君を最大限痛め付けて苦しめるために、実験台になってもらったんだ。ってあれ、これ前にも言わなかったっけ?…ま、いいか…」

 

「…あいつらがどうなったか聞きたい?」

 

 一夏はニヤリと歪に嗤いながらそう、問いかけてくる。

 

 嫌な予感がして、フルフルと首を横に振る。

 

「ええー、ノリ悪いなぁ、別に良いけどさぁ。でも次はちゃんと聞いてね?」

 

 また機嫌を損ねていたぶられるのも嫌なのでコクリと頷く。

 

「さて、話してばっかじゃなんだし、そろそろ始めようか。…良い声で鳴いてね?」

 

 

 一夏がそう言い、いつの間にか持っていた端末を操作する。その瞬間、ガクンと俺の体が下に沈む。

 

 ッッッッッ…!!!!

 

「ア"ッ、イ"、ギィィィ"ィ"ィ"!!」

 

 

 ただ、股がっていただけっ、でも痛いのに足っ、足にぃ…

 

「あ"、足"に"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"」

 

「あはははは!ほんとにみんな同じ様にイイ反応するねぇ!ただ足に重りを付けただけなのに、さっ!」

 

ガンッ!

 

「ンギィィィィ!!」

 

 痛みのせいで、うまく認識できないが一夏が何かをした途端に痛みが増したのは分かる。それに対して身動きの取れない俺ができる事は一つしか残されていない。

 

「コ"メ"ッ、ナ"サ"イ"ィィィ!許"し"て"く"た"さ"い"ぃぃ!」

 

 即ち、哀願だ。

 悪くもないのに謝り懇願する。通常では、倫理観やプライドのため、絶対にしないこんな屈辱的な行為もこの激痛の前では一切の壁になり得ない。

 

「んー、許してはあげないけどそれは止めて上げても良いよ?その代わり…」

 

 一夏のその言葉を聞いた瞬間、痛みで働かない頭に代わって口が勝手に叫んでいた。

 

 この苦痛が無くなる。

 

 それだけを思って。

 

「な"ん"て"も"し"ま"し"ゅ"!!た"か"ら"も"う"お"ろ"し"て"下さ"い"ぃぃぃ!!!」

 

「ふーん、何でも、か。言ったね?」

 

ポチ

 

 一夏がまた手元の端末を操作したのだろう。足の重りが外れると同時に俺の股の痛みの原因である三角木馬と呼ばれた鉄の塊は姿を変え最初に俺が座っていたと思われる椅子へと変貌した。

 

「はぁー…、はぁー…」

 

 ずっと叫び身動ぎしていたため、息を整えるのに精一杯で一夏の行動を見る余裕がなかった。

 そのせいもあり一夏が近づいて来るのに気づけず、首にチクッとした痛みが走ったと同時に意識が薄れ……。

 

「次の準備をするのに起きてると準備がやりづらいから少しの間眠ってて貰うよ」

 

 ぼんやりとした意識の中で一夏の言葉をうっすらと聞きつつも目の前が暗くなっていくのに身を委ねた…。

 

 

 

 

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