物語は原作51巻。フェアリーテイル解散から1年後。ラミアスケイルの感謝祭の日にオロチノフィンが来襲してくるシーンのifです。原作では、ナツの無双によってあっという間に解決してしまいましたが、ナツが間に合わなかった場合、ウェンディとシェリアが捕まってしまうという妄想からです。なお、前話までとの繋がりはありません。
フィオーレ王国、マーガレット
そこは魔導士ギルド、
大陸全域魔導パルス爆弾“フェイス”――大陸の魔力を消失させる魔導兵器を巡る大事件の後、どこぞのお騒がせギルドが解散して1年。
事件の一端において、大陸の魔導士ギルドを管理する評議院が壊滅した後、評議員の再建が行われた。
それによって蛇姫の鱗においても少々人員の変化が起こった。聖十大魔導の序列四位、ジュラ・ネェキスが評議員として選出され、この街にはいない。
一方で居なくなる者あれば、来る者もあり。
天空の滅竜魔導士として知られる彼女は、所属していたフェアリーテイルがマスターの命令によって解散してのち、仲の良かった友人のシェリア・ブレンディを頼ってこのギルドにお世話になっていたのだ。
本日はラミアスケイル感謝祭。ギルドあげて大きな祭りを開き、街の民に感謝を送る日だ。
ギルドを代表する氷の造形魔導士リオンをはじめとした魔導士たちは、それぞれの魔法を用いたパフォーマンスを行い、新しく入ったウェンディはシェリアとともに“天空シスターズ”を組んで歌と踊りを披露した。
明るくノリノリなシェリアと異なり、ウェンディにとってそれはものすごく恥ずかしいことではあったが、祭り自体はとても楽しいもので、街のいたるところに笑顔が溢れていた。
その夜――――街には破壊音が響いていた。
「民を避難させろっ!」
「おぉーん!」
「こっちだ!!」
街の外から、魔物の大軍が来襲し、先行してきた一陣に対してラミアスケイルの魔導士たちが街の一般人の避難を誘導しながらそれらの魔物を退治していた。
フィオーレ王国のある大陸には魔物が生息しており、それらが町や村を襲うことはままることであり、その討伐任務を受けることは魔導士にとってよくあることだ。
だが、ラミアスケイルが本拠地をおく、マーガレットほどの街に、これほど多くの魔物が一斉に来襲することなど、自然に起こりうる事態ではない。
その数は10万。
魔導士ギルド、
ラミアスケイルと何年も前から犬猿の仲であったライバルギルドが、ジュラが居なくなって守りが薄くなり、祭りによって油断していた時を狙って戦争を仕掛けてきたのだ。
それもモンスターの大軍を操って、街の民にも被害が出るであろう形で。
オロチノフィンの目的は、魔導士同士の直接戦闘前にラミアスケイルの魔導士の魔力を削れるだけ削ること。
その過程で、一般人にどれほどの被害が出ようが知ったことではない。
街を守ろうとする魔導士たちにとって、そんなことを座してみているはずがなく、魔物のいない空からの強襲によってオロチノフィンの魔物使いを叩こうと特攻を敢行した。
飛行魔法であるエーラを使うシャルルとウェンディ。そしてその日、とある目的からやってきていたハッピーとナツ――――ではなく、そのナツを蹴飛ばしてハッピーに飛びついたシェリア。
二人は自らの手でマーガレットの街を救おうと互いに気炎を吐いた。
ウェンディは背中が大きく開いたノースリーブのワンピースの服装と髪を下した姿で、シェリアはセーラー服風のミニスカートとシンプルなリボンでピンクの髪をツインテールにした姿で、魔物の大部隊にかまうことなく一気に敵本陣へと舞い降りた。
「天空シスターズ!!!!!」
滅竜と滅神、二人の天空の魔導士が空より飛来し、オロチの魔導士に攻撃を仕掛けた。
そしてそれぞれの天空の攻撃魔法をもって敵を蹴散らし、敵の数などものともせずに魔物使い――敵ギルドのマスターを探していた。
とりわけマーガレットの街に愛着のあるシェリアは、ウェンディに窘められるほどに突っ込みがちに前にでて、危うく魔法弾を食らいそうになってウェンディに庇われたりもしていた。
そして
「あの小娘。見覚えがあるなァ」
オロチのギルドマスター。その横に立つ男が動いた。
組んでいた腕をほどき、ビキビキとその腕に力を籠め
「飛べるかなァ」
その足元の地面に亀裂が走り、周囲一帯が轟音とともに陥没した。
「きゃあ」「うわぁ」
崩落する地面。ウェンディとシェリア、シャルルとハッピーも突然の事態に宙に投げ出された。
ウェンディたちは地面に投げ出され、伏せた状態から見上げ、そこに白のコートを羽織った大男の姿を見た。
「ブルーノート・スティンガー!! ――――ぐっ!」
シャルルが見覚えのある、悪夢のような魔導士の名を叫んだ。次の瞬間、シャルルの体に、いや彼女だけでなくウェンディやシェリア、ハッピーの体が見えざる剛力によって地面に押し付けられた。
「ッ! 体が……」「動か、ない、くっ!」
ブルーノート・スティンガー。
闇ギルドの三大勢力の一角、
「オレの重力下で動ける者はいない」
「ううっ!」「あぅっ!」
その言葉通り、それまで魔導士たちを圧倒していたウェンディとシェリアは、身動き一つとれず、地面にめり込まされていき、苦悶の声をあげた。
「まずは……」
「ひっ、あっ!!!」
ズンッと、シェリアの体にかかる重力が増大し、シェリアは抵抗できずに意識を刈り取られた。
「しぇ、シェリア!!」
「お前もだ。小娘」
「ひぐっ!」「ウェンディ!」
続けてウェンディの意識も刈り取られ、そうなってしまえばシャルルとハッピーにできることなどもはやなかった。
「さ、流石です。先生」
「……今日も飛べなかったなァ」
ウェンディたちをものともせずに轟沈させたブルーノートは、恐る恐ると揉み手をしているギルドマスターには一瞥もくれず、満足しなかった魔導士をつまらなそうに見てから背を向けた。
「よしっ! その小娘どもはラミアの魔導士だっ! 丁重におもてなししてやるか」
魔物使いは爬虫類のような舌でべろりと舌なめずりし、気を失った魔導士たちを捕縛するように命じた。
二人の幼き魔導士が、大蛇の手に堕ちた瞬間であった。
********
「…………ん、ぅん」
うす暗い石壁づくりの部屋の床の上で、シェリアはゆるゆると目を覚ました。
「ここは……」
「おっ! 気が付きましたぜ、マスター」
シェリアが目を覚ましたことに気がついたのだろう。男の声が聞こえた。
シェリアはその声のする方を見て――――そして思い出した。
マーガレットの街に襲来した10万の魔物の大軍。
その侵攻を阻止するために、それを操っている魔導士ギルド、オロチノフィンの魔物使いをウェンディとともに倒そうとしたこと。
そして
「ッ! ここはっ! 私。ウェンディっ!!」
ブルーノート・スティンガー。
シャルルがそう呼んだ男の、見えない魔法攻撃によって押し潰されるように地面に倒れ、そして意識を刈り取られたこと。
シェリアは、がばっと起き上がり、そして一緒にいたはずの友達、ウェンディの名を呼んで彼女の安否を求めた。
だが、起き上がろうとした彼女は、「がちゃ」という音とともに、自らの手足が拘束されているのに気づき、起き上がれなかった。
「オロチノフィンのギルドにようこそ、ラミアスケイルの魔導士――シェリア・ブレンディ」
手首、足首に鎖つきの石環の手錠を嵌められた状態のシェリアの前に姿を見せたのは、彼女たちが真っ先に倒そうと考えていた魔物使い。オロチノフィンのギルドマスターの男。
マスターはまるで蛇のように細く、先端が二又に分かれた舌をチロチロと見せている。
「オロチのっ! ここはギルド!? ウェンディはどこ!?」
捕まったのだ。
その状況を認識したシェリアは、叫ぶように友達の安否を尋ねた。
「ああ。彼女なら、ほら、見ての通り、“まだ”無事だ」
オロチのマスターがついと腕を上げて、壁を示した。
「ウェンディ!」
そこにはシェリアと同じように石環の手錠を付けられ、両腕を吊り上げられて、宙づりになっているウェンディの姿があった。
彼女の体には気色の悪い大きな花がまとわりつくように咲いており、彼女にはまだ意識が戻っていないのか、ぐったりとしており、その瞳は閉じられたままだ。
「ウェンディに何をしたのっ!」
「おっと、動くなよ。—―――とは言っても、魔封石の手錠つきじゃあ、何もできないだろうがなぁ」
「っっ!」
激昂したシェリアは天空の滅神魔法をもって状況を打開しようとしたが、マスターが言うように、そよ風一つ起こりはせず、転がっていた状態から身を起こしただけとなった。
シェリアは自身の魔法が封じられていること。その原因が手錠であると聞いて、力を込めてみるが、手錠はガチャガチャと鎖を打ち鳴らすだけで、魔法の封じられた少女の腕力で壊れるようなものでは到底なかった。
「なにが、なにが目的なのよ!! 街を襲って! そんなにラミアスケイルと戦争がしたいの!?」
理解できなかった。
マーガレットの街は、ラミアスケイルにとって大切な街であり、たしかにオロチノフィンはラミアスケイルと敵対している。だが、闇ギルドでもない魔導士ギルドが、街を襲撃するようなことまでして、ギルド間抗争禁止の条約を無視してまで襲撃してくるなんて、正気の沙汰とは思えなかった。
激する少女の言葉にも、オロチの魔導士たちは柳に風とばかりに、いや、むしろ面白い見世物だとでも思っているかのようにニヤニヤとしている。
「鉄槌だよ。驕る蛇女に、オロチノフィンこそが最強ギルドだと知らしめるためのな」
—―そんなことのためにっ!――
ラミアスケイルにも、もちろん最強の魔導士ギルドを目指すという志と意識はある。
今年の大魔闘演武に出なかったのは、聖十のジュラがいないからというのも理由にあったが、なによりも大きかったのは、前年度の覇者であるフェアリーテイルが出ないことが分かっていたからだ。
名実ともに最強である魔導士ギルドがでないのに、その座を競うような大会に出ることはできなかった。
だというのに、オロチの身勝手さはどうだ。
「お前のお仲間は、ガキ二人と猫2匹が捕まったと聞くなり、臆病風に吹かれて撤退だ。聖十のジュラさえいなけりゃ、ラミアなんざ、カスの集まりってわけだっ!」
ぎゃっはっはと、嘲笑を大きく響かせるオロチの魔導士たちには、そんな誇りなどまるで理解できていない。
ラミアの誇りが嘲られることに、オロチの身勝手さに、何よりもそんなことのためにマーガレットの街を巻き込んだことに対する怒りで、シェリアはワナワナと震えた。
だがどれほど怒っても、魔法を封じられた今のシェリアは無力だ。
ラミアの誇りを守ることも、マーガレットの街を守ることもできない。
「まあ、それは今はいい」
怒りに震えるシェリア。そんな怒りなど、オロチのギルドマスターたちには知ったことではなかった。
「せっかく、街のアイドル“天空シスターズ”にお越しいただいたんだ。愉しませてもらうまでよ」
囚われ、無力化された今のシェリア。
周囲を囲うのは道徳観などまるでない粗野な男たち。
これから自分に降りかかるであろうことが、シェリアにも分かってしまった。
—―ウェンディ…………――
「ウェンディは……もうギルドを抜ける。だから……ウェンディには手を出さないで」
彼女には迎えが来ていた。
ナツ・ドラグニル。
フェアリーテイルのサラマンダー。ウェンディと同じ、滅竜魔導士で、そして多分、ウェンディが“愛”する人。
その“愛”は、異性に対するものではなく、兄に向けるものなのかもしれないが、それでも、ウェンディには帰るべき場所が戻り、そしてその時が来たのだ。
それを今の事態に、ラミアスケイルとオロチノフィンの抗争に巻き込んでしまった。
彼女の優しさに甘え、シェリアの無謀な突撃に巻き込んでしまった。
「それはその分、お前が俺らを愉しませてくれる、ってことか?」
こんなくだらない抗争で、これ以上ウェンディを傷つけることは許せない。
他の誰でもない、彼女の友達として、ラミアスケイルの魔導士として、そんなことにはさせられない。
彼らの操る魔獣のような、男たちの言葉に、シェリアはこくんと頷いた。
「いいぜ。それじゃあ、ゲームだ」
その覚悟すら、嘲笑うようにオロチのギルドマスターは告げた。
「ゲーム?」
「ルールは簡単。こっちのガキが目を覚ますまで、うちのギルドのメンバーがお前の体を好きに弄ぶ。お前がそれに耐えて、3回絶頂しなけりゃ、お前が勝ち。3回絶頂したらその時点でお前の負け。お前が勝ったら、大人しくこっちのガキと一緒に解放してやるよ」
それは希望の糸にも似た、陵辱の囁き。
シェリアの絶望感をたたえた瞳に、ほんの僅か、微かな希望が宿り、ウェンディをちらりと見た。
大魔闘演武ではじめてであった年の近い魔導士の女の子。
自分の滅神魔法とは違う、けれども近い、天空の滅竜魔法を使う子。
ボロボロになっても諦めず、仲間のために戦う懸命な少女。
彼女の本当の仲間は、居場所は
そこが、ウェンディの、彼女の“愛”する大切な場所。
それでも大切なのだ。大好きな友達なのだ。
もちろん、陵辱されるだろうということは分かっている。
それに対する恐怖はある。
「分かった。そのゲーム、受けるよ」
でも、元々オロチノフィンの襲撃は、フェアリーテイルには何の関係もないこと。ラミアスケイルの問題なのだ。
今でも忘れないほどに彼女が“愛”するフェアリーテイルに、彼女を無事に帰す。
それは彼女の友達としての、シェリアにとってこの場で何よりも優先すべきことだった。
********
「くっ……! ……んっ! ぁっ! ……んくっ!!」
ウェンディを傷つけたくない。というのは最も強い思いとしてあったが、シェリアはなにも勝機なくこのゲームを受けたわけではない。
ウェンディの打たれ強さ、魔導士としての芯の強さは知っている。
今は意識がないが、自分が目覚めている以上、そう遠からず起きるはずなのだ。
それがあとどれだけの時間を要するかは分からないが、それほど時間がかかるわけがない。
なによりも“愛”などない愛撫で自分が感じるはずがない。
そう思っていた。
「く、んっ!」
だが、“愛”など欠片もない、嫌悪すべきような男たちに自分の体を好き勝手に弄ばれるのは、シェリアが覚悟していた以上に耐え難かった。
臍が出るほどの短いセーラー様の服はビリビリに破られて羽織りのような形にされ、彼女の年にしてはよく育っている胸を隠す役目を果たしておらず、脚を開かされた結果、元々丈の短いスカートは彼女の恥ずかしい場所を露わにしていた。
男の手によって形を変える豊満な胸。ムニムニと柔らかなそれを堪能するように手が蠢き、耐えるシェリア。
固くなり始めていた乳首にも指が伸び、それがきゅむと摘ままれ、シェリアの体がビクンと跳ねた。
耐えるシェリアの、それでも隠し切れない反応に、男たちはますます悦ぶように指を躍らせていく。
「—―――ッッ! ッッ!! アッ!」
乳首がピンピンと弾かれ、その度にシェリアの体がビクビクと反応し、キュゥと強く摘み上げられて、こらえきれずにシェリアの喉から悲鳴が漏れる。
「ヒッ! いやっ! あっ! やぁっ!!」
下半身にも手が伸びる。
シェリアは反射的に脚を閉じようとするが、男たちはそれを腕で、あるいは脚で抑えつけて無理やり開くことを強要する。
開かれた脚の付け根、聖域を隠す恥部の、その上から指がクレヴァスをなぞって上下に動き、ぞわぞわとした感触が下半身から駆け上り、シェリアの悲鳴が上がる。
バタバタと脚が暴れるが、魔法の使いえない非力なシェリアの力では、どうすることもできずに抑えつけられ、その力強さとは真逆の柔らかなタッチにより、クレヴァスが撫でられる。
男たちの手は、クレヴァスだけにとどまらず、張りのある桃尻を揉みしだき、菊門の上をも屈辱を与えるように蠢いていく。
ビクンビクンと、シェリアの意思に反する動きが激しさを増していく。
「ひぎっ!」
痺れるような凶悪な振動がシェリアの下半身から走り、シェリアは悲鳴をあげた。
ヴィヴィヴィと、振動するバイブがシェリアのクリトリスへと押し付けられている。
「ラクリマ内臓のバイブの味はどうだ? さぁて、どこまで耐えられるかな」」
「いやっ! あっ!! ああぁっ! ああっ!!」
下半身だけでない、両の乳首にもバイブがおしつけられ、凶悪な振動が走る。
「あああっ!! ああっ!!! いやっ!! ああああああっ!!!」
バイブにはただ振動するだけでなく、ラクリマから発せられる魔力によりシェリアの感覚神経に作用を及ぼしているのか、先ほどまでよりも格段に、乳首が、クリトリスからまるで雷のような激烈な感覚が迸る。
「ッ、アああああっ!!!!!」
一度目の絶頂。
性の経験などないシェリアは、分けのわからないそれに翻弄され、声を上げて絶頂した。
「ひゃははっ! 一回目ぇ!」
「ずいぶん気持ちよさそーに声上げてイくじゃねぇか。あと二回でお前ら二人揃って、奴隷だぜぇ!」
「ひぎっ! いやあっ! とめっ、とめてっ! 」
クリトリスと乳首。尖るように敏感な豆からもたらされた、突き刺すような絶頂を浴びせられたシェリアの体は、快楽を抑制しようと拒絶を示す。
だが男たちに容赦はない。
バイブはさらに強く押し付けられ、秘豆から迸る電流によって、まるで全身が焼けるように、脳がとけてしまうかのように昂ぶる。
「ぃイいいいいいいッッッ!!!!!!!」
—―ウェン、ディ……ッ!――
続けられるバイブの責めに、シェリアは己の限界がどんどんと迫っていくことをいやが上でも感じさせられていた。
――このままでは賭けに負けてしまう。
自分だけでなく、ウェンディをも巻き込んだ敗北。
男たちが約束を守るとは思えないが、それが唯一の希望なのに。――
「ッッ―――きて……」
歯を食いしばるように、必死に声を殺していた口が開く。
「起きてっ! ウェンディっ!!」
シェリアの叫び。
「いやっ! あっ! やっ! おねが、ッッ! 起き、てッ、ウェンディっ!!」
愛液の染みは下着に染みをつくるどころではなく、漏れるように広がっており、1度絶頂したことにより鋭敏になった性感帯は早々に2度目の絶頂をシェリアに押し付けようとしている。。
なによりも、この賭けはシェリアがどれほど耐えようとも、ウェンディが起きなければシェリアの敗北なのだ。
鍵を握るのはウェンディであり――――
「ん…………」
「ウェンディ!」
微睡む少女が身じろぎし、その瞼が震える。
意識の覚醒の兆候。
徐々に焦りが募り始めたシェリアにとっては、それは勝利への福音であり、
――「ボフンッ!」――
「!?」
ウェンディの体にまとわりつく花が 噴霧のようなものを放出してウェンディに浴びせかけた。
覚醒間際だったウェンディは、その霧のような何かを浴びせかけられ、再びがくりと脱力してしまった。
希望が閉ざされ、シェリアの瞳が凍り付く。
「ざ~んねんっ! こっちの嬢ちゃんはまだまだおねんねの時間みたいだなぁ?」
「睡眠の、魔、法……っ!」
初めから、オロチには賭けをまともにするつもりなど、シェリアに勝ちの目のある勝負など、する気はなかったのだ。
シェリアだけが先に気が付いたのも、おそらくウェンディには睡眠の魔法をかけていたからだろう。
――ウェンディが覚醒するまでに、絶頂を耐えることができれば……――――
プツリと、何かが切れた。
「ぁ……アアアアアアッッ!!!!!」
ガクガクと全身が痙攣を起こしたかのように震え、喉からは絶叫が迸り、下着を穿いていなければ潮を噴き上げていただろうほどに、シェリアは絶頂した。
「ひ、ぁ…………ぁ…………」
放心したかのように力を失うシェリア。
凶悪なバイブの責めがようやく終わりを迎え、脳を白熱で焼き尽くすかのような快楽刺激が途絶える。
だがその体には絶頂の余韻が残っているのか、ビクッ、ビクッと微痙攣を残している。
「これで2度目。あと一回はどれだけもつのかねぇ?」
「ひっ! ゃ…………」
男たちの哂う声、哂う顔。
シェリアの喉から引き攣ったような悲鳴が漏れた。
もはやシェリアに希望は残されていなかった。
ウェンディ編に行くまでに力尽きたので、ウェンディのシーンは後編にて