以前の分は以前ので完結していましたが、最近のアニメ放映で熱が盛り上がっているので続きと相成りました。今月のUAを見てみるとどうにも「シノアたん萌え~」と悶えているのはバルボロッサと優君だけではないようですね。
前回までの物語をざっと紹介すると、吸血鬼との抗争で捉えられたシノアがフェリドによって陵辱を受け、さらには彼の玩具として血を受けて吸血鬼化してしまったところです。
今回は陵辱、レズプレイの要素が入っています。嫌いな方はご注意ください。
喉が渇く。
気も狂わんばかりの渇きが、彼女のヒトとしての精神を蝕んでいっていた。
「くぅ……ん……」
鬼を制御するための精神訓練など、この耐え難い渇きの前には何の意味もなかったかのように思えてしまう。
ガチャガチャと腕を束縛する拘束を打ち鳴らし、ヒトとしての破滅を意味する渇きと下腹部からもたらされる疼きにシノアは悶えていた。
吸血鬼との抗争の中、敗北し、囚われ、まるで玩具のような扱いの中で受けた戯れのような行いによって吸血鬼化させられたシノアは、しかし未だに一度も血を吸っていなかった。
吸血鬼は血を吸ってこそ理性と命が保たれる。
血を吸わない吸血鬼は、無意味に渇きと戦い続け、理性を削り、そしてやがて理性なき鬼になる。
そう説明されて……しかし血を与えられることなく、拘束されていた。
とある吸血鬼の貴族の私的な玩具として吸血鬼にさせられたシノアは、吸血鬼にとってのヒト――家畜としての扱いを受けることもなく、衣服を纏うことすら許されていなかった。
両腕は武骨な錠と呪符によって拘束されて吊し上げられ、隠すことも出来ずに白く未成熟な裸体を晒している。
散々に嬲られたその裸身は、しかし吸血鬼の体がためか、傷はなく、幼くは見えても息を飲むほどに可憐なままだ。
もっとも、血を吸っていない未完成な吸血鬼の体では、真の不老にはなっていないらしいため、この凹凸の少ないと揶揄される体が今後もこのままかは定かではない。
だが白く無垢に見えるその体は、確かに凌辱と開発の影響を受けていた。
吸血鬼化した際に処女を奪われたという異質な成り立ちのせいか、シノアの体は通常の吸血鬼と比べると異常な渇きに襲われるようになっている。
血と精を求める半端な吸血鬼。
それが今のシノアだ。
成ったときに処女を奪われ、射精されたためか、誰が主かはシノアの意思とは関係なく本能へと刻み込まれてしまった。
あの唾棄すべき貴族の男の精液か血、もしくはヒトの血を欲する体。なによりも吸血鬼化した際の肉体の状態の影響か、シノアの狭い肉壺は、そこを初めて侵略した陵辱者の形をそれこそが本来の物であると認識してしまい、膣は“あの時”の蠕動を再現してしまい、何もしなくともあの男を求め、蠢いてしまう。
不様な醜悪で――それでも死ぬことすら許されない。
こうしている今も、シノアの喉は在りもしない血を求めて唾を飲み込み、下の口は弄られる前からきゅんきゅんと性を訴えている。
「はぁ、はぁ……ん、く…………」
腕の拘束具を打ち鳴らしているのは、喉をかきむしるためか秘所を弄るためにか、シノア自身にすら分からなくなるほどに彼女の精神は削られていた。
拘束はされていない脚を内股に擦り合わせて僅かでももどかしさを紛らわそうと、腿が震えている。
無論そんなこと程度で、身を焦がすようなもどかしさを鎮めることなど到底できはしない。むしろ微弱な刺激がよりシノアの肉欲を昂ぶらせる結果となってしまっている。
分かっていても、止められない。
「—―――くぅっ………………っ」
まさに無駄なあがきとばかりに耐えていたシノアは、自身を監禁している部屋の扉が開く音が耳に届いたことで、意識をそちらに向けた。
その顔は、シノア自身にとっては敵を睨みつけ、見下すいつもの小悪魔のような眼差しを向けようとしていたが、放置されたことによる焦れによって主を待ち望む、媚びるような色が隠せていなかった。
きぃと重く擦れる音を響かせて開かれる扉。
そこにはきっと自分に陵辱を与え、体がバラバラになるほどの悦楽を叩きこむであろう、
シノアは
「……臭うわね」
シノアの
入ってきたのは、シノアよりもさらに幼く見える小さな少女のような吸血鬼だった。
シノアを吸血鬼にした
「アナタがフェリドが玩具にした元・帝鬼軍の雌奴隷ね」
見覚えのない吸血鬼。装いからして吸血鬼の貴族だろう。
ピンクの長髪をツーサイドアップにし、服装は吸血鬼だからか蝙蝠を意識したかのような黒いロリータ調。吸血鬼の牙の除く口元に笑みを浮かべ、向けてくる視線は蔑みと嘲笑。
シノアは自分が心のどこかで、思い描いていた人物と違う吸血鬼が来たことに愕然としていることを感じ、驚愕した。
――心が、すでにおかしくなっている――
「っ…………いつものけだもの吸血鬼さんはどうしたんですかねぇ?」
だが、シノアは懸命にいつもの、かつて人間であったころの自分をかき集めるように皮肉気で小悪魔ルックのような笑みを浮かべて口を開いた。だが、その言葉はシノアの思惑とは別に、発露されない部分を秘めていることに彼女は気付かなかった。
吸血鬼の少女は、裸身を晒し、股をすり合わせるようにしてもどかしさに耐えている虜囚からかけられた言葉を、「ふん」と鼻で笑いとばした。
「厭らしい顔。自覚していないのかしら。まるで性に飢えた獣のようにしまりのない姿。アナタまだ自分は
返ってきた言葉に、シノアはぎゅっと唇を噛んだ。
もはや自分はヒトではない。
分かってはいても――血を吸ってはいないとはいっても、すでに自分は、あの人に殺されるべき吸血鬼なのだ。
そしてこの体を焦がそうとするかのような熱も、当然分かっている。
分かっているが、自分よりも幼げに見える、そしてヒトであったころの自分にも似た、他者を小ばかにしたような笑みを向けられると、一層の屈辱感があった。
「……もちろん違いますよ。獣に犯された惨めで哀れな、貴女たちと同種の、吸血鬼ですよ」
だから返した。
はたしてそれは吸血鬼の――おそらく貴族だろう少女にとって、羽虫の音よりは不快な返答だったらしい。
「フェリドが私に関して随分と不快な妄想を抱いていて、それを発散する雌奴隷をつくったと聞いたのだけど……どうやらフェリドは躾が下手のようね」
圧倒的な――フェリドをも超越する――威圧感に、気付いてしまった。
貴族であることは、なんとなく予想がついた。
だが、あのフェリドを明らかに格下に見るほどに、この少女は格が違う。
吸血鬼殲滅部隊の人間だったころの経験から見ても、そして、半端とはいえ吸血鬼になってしまった本能から見ても、この少女は、フェリドよりもさらに別格だ。
「いいわ。しつけてあげる」
ペロリと、少女は――第3位始祖、クルル・ツェペシは舌で唇を舐め、シノアに近づいた。
シノアの心が、圧倒的な格の違いからもたらされる恐怖に蝕まれる。
たとえ拘束具がなくとも、逃げることなんてできるはずがない。
クルルの掌がシノアの頬に添えられた。
自身の主よりもさらに上位の始祖によるその行いに、シノア自身の嫌悪感とは無関係に体が反応を拒否し、近づいて来るクルルの顔から背けることができなかった。
「んぁ。んむ――む――ん――」
背けることを許されなかったシノアの唇と、クルルの唇とが重ねられた。
啄むような軽いものではない。むさぼるようにクルルの舌がシノアの口中へと侵略し、容赦なく蹂躙していく。
歯茎を、頬の内側を撫でられ――その舌を噛み切りたいと考えているのに多幸感ばかりが溢れてくる。
厭らしく舌を絡めてきて――まるで求めているかのようにシノアの舌が絡め返した。
「ん――んく……んむ……んく、ぅ、ん……」
クルルの口からもたらされる唾液。
それが何よりも甘美なものなのかのようにシノアの喉がそれを嚥下していく。
上位始祖の一部が宿った唾液。
それは主の精液も血も枯渇しかかっているシノアにとってみれば、麻薬のようなものであった。
息が続かなくなるほどに長く、シノア顔は蕩けるように上気し、瞳は涙で濡れていた。
口中だけではない。クルルはシノアの顔を片手で固定したまま、片手はシノアの励起して張り出している乳首へと向かった。
「ん……んんっ!?」
乳首を摘まみあげられた瞬間、絶頂にも似た解放感がシノアの中ではじけた。
拘束具から伸びた鎖を掴み、はじけ飛びそうになる体を繋ぎ止めようとし、しかしクルルは容赦なく粘膜の接触を続けた。
「んっ!! ぅ、んんっ!!!」
シノアの絶頂に合わせるかのように、シノアの乳首を摘まむ指先が踊り、シノアの中で次々とシャボンのような快楽が大きくなって弾けていく。
シノアの体が小さな痙攣を繰り返し、上の口からはくぐもった嬌声が、下の口からは愛液が漏れるように溢れている。
「んんんんッッッ!!!! んぅんんんん―――――ッッ!!!」
逃れようとするシノアの顔を無理やりに固定し、執拗に舌技を繰り返すクルル。
くぐもった嬌声が一際大きくなり、絶頂が高められる。
吊り上げられた腕が鎖を掴んで力の限り引き寄せられようとし、内腿はかたく寄せられて閉じ、その付け根からはつつぅと愛液が伝っている。
一際深い絶頂を刻み付けられたシノアは、陶然として光を失った瞳で虚空を見つめており、
「ん……んんっ?! んんっ!! んん――――ッ!!!!!」
なおも続けられる口淫に光を戻させられた。
くちゅくちゅと卑猥な水音が二人の口中で交わされ、互いの唾液を交換していく。
求めるものとよく似た、しかし決定的に異なるその液にシノアのもどかしさと絶頂感は高まっていく。
クルルは愛らしい玩具の悶え、もがく様に瞳を細めて愉悦を感じ入り、やむことなく容赦なく続けられる口撃にシノアは徐々に抵抗の力を奪われた。
「んんんっ!! ン、んんんッッ!!!」
「ん―――――っ!!!」
「ん、ぁ。んむ。ん…………んん!?」
「ん…………んむ…………」
次第次第になくなっていく力。
もとより発情状態だったシノアの体は、クルルの責めによって完全に屈してしまい、その顔は蕩け、体は腕を吊り上げている鎖によってかろうじて支えられ、内股気味の脚はがくがくと震えるようになった。
クルルは、長い、長いキスからようやくシノアを解き放ち、銀糸を垂らしながら唇を離した。
「ふふふ。すっかりいい顔になったじゃない」
「ぁ……」
離れていく感触に、シノアは切なげな声を小さく漏らした。遠ざかっているクルルの舌を求めるようにシノアは舌を出し、クルルの声から遅れてようやく自らの痴態を認識した。
――もっと続けて欲しい。
もっと濃いものが欲しい。
もっと別の場所にも欲しい――
望んではいけない堕落の欲望が口をついて出そうになり、シノアはボロボロの理性を何とかつなぎ合わせて唇をきゅっと引き結んだ。
「あら、どうしたの? もっと欲しいのかしら?」
「ぅ、ぁ……そ、んなこと…………」
シノアの顔が羞恥と恥辱で真っ赤になり、以前のように相手を見下すような眼差しはもはやなくなっていた。
言葉にしてはいけない最後の一線を、境界の上で彷徨うかのように視線を逸らした。
家畜としてのヒトの生か、玩具としての吸血鬼としての生か、そんな二択しか選べないとしても、いまだ個として保っていなければならない部分があることをシノアの中に残された自意識が覚えていた。
ここからさらに転がり落ちてはいけないと。
だがクルルは、シノアのそんな愛らしく不様で、もはや何の意味もない抵抗を見て取ると、酷薄な笑みを浮かべ、シノアの下腹部へとすっと手を伸ばした。
「!!? ああああ、んぐっ―――――――!!!!」
つぷりと、秘所に指を指し込まれた。小さなクルルの指とはいえ、待ち望んでいた場所への刺激にシノアは目を見開いて絶叫し、その声を飲み込むように再びクルルはその口を覆った。
もはやシノアは求められるままに舌を受け入れ、逃れないように顔を固定されるまでもなくなっており、その分クルルの手は未発達の乳房だけでなく、濡れぼそったヴァギナにも振り分けられていた。
すでにフェリドのモノを幾度も受け入れているとは思えないほどに狭く、僅かに口を開く一筋の肉壺。
押し入ってくる異物を扱くかのようにそこは自ら蠢き、クルルの小さな指をきゅうきゅうに締め付けている。
見た目通りではありえないクルルの力は、そんな狭く押しつぶそうとして来る膣圧をものともせずに押し広げ、その中を擦り、引っ掻き、愛液を掻き出すように溢れさせた。
「んむぅ―――――――――――――ッッッ!!!」
長くくぐもった絶頂の嬌声がクルルに飲み込まれた。
クルルの指の長さは短く、その根元まで押し入ろうとも膣の半ばほども届かない。だがシノアの膣内で感じやすい局所には十分に届いており、吸血鬼となっても変わらぬそこをクルルは責め立てた。
常に受け入れる準備を整えさせられた淫らな体では、上限に達するには十分で、しかしこれまでの本能に刻み付けられたモノとは異なるために満足することができないその手淫は、シノアに決して充足には至らない絶頂をもたらし続けた。
尖った爪が励起した乳首をかりかりと摘まみ、ガクガクと震える腰は、膣内を抉る指から逃れることを許さず、余った指はシノアのクリストスの皮をめくって敏感なそこを責めたてた。
くぐもった絶頂の喘ぎと、淫靡な水音とが牢獄の中に響き渡り続けた。
フェリドは
クルルのフェリドとの違いをあげるとすれば、玩具が壊れてもいいと考えていたフェリドとは違い、クルルは壊すつもりでシノアを責めていた。
「ぁ……は、ぁ…………………」
連続する絶頂は、しかし
そして満足に息を継ぐことも許さないほどに続けられたキスは、シノアから呼吸だけでなく生命に値するものをも奪っているようだった。
「もう壊れたかしら?」
クルルにとってシノアは不快なものでしかない。
目障りで気に食わないフェリドが、しかも自分の代わりに弄ぶためにつくった雌奴隷。そんなものが、面白いはずがない。
シノアはぴくぴくと収まらない微痙攣を繰り返し、光を失った瞳で虚空を見上げていた。
吸血鬼の体の頑強さゆえにか、体だけは頑固に生命活動を続けているが、理性はもはやまともに働けるような状態にはなかった。
「フェリドにも困ったものね。こんな玩具を私に見立てるなんて」
クルルは口の端からこぼれた唾液をペロリと舐め、嘲笑交じりの視線をシノアに向けた。
「不快ね。…………玩具というのは、子供に与えるものなのよ」
降りることのない絶頂の波間に居るシノアは、クルルに招き入れられた一人の少年が入ってきたことを辛うじて認識し――しかしそれが誰かなのかを思い出せなかった。
どこかで見た気がするが、ぼやけた記憶はそれを汲み出してはくれない。
大切な人の、大切だと叫んでいた誰かのような気がするが思い出せない。
金髪の、癖のある髪の男の子。
口元には吸血鬼の牙があって、自分と同じくどこかおかしい。
「クル、ル…………?」
「こっちに来なさい、ミカエラ」
クルルがシノアの背後に回り、灰色がかった髪を掴み、蕩けきった顔をその少年へと向け、彼を招いた。
二言三言、何かを少年へと告げると、少年は入ってきた時から荒げていた息のまま、睨みつけるようにシノアを見て――――飛びかかるようにしてシノアの唇を奪った。
彼は、シノアよりも長い時間を耐えていた。
ヒトの血を吸うことによって完成するはずの吸血鬼にも関わらず、彼は親である吸血鬼、クルルの血しか飲んでいなかった。
強固な意思によって血を吸っていない彼は、与えられる少ない主の血によってかろうじて理性を保っていた。
本当はそれさえも嫌だ。
家族を吸血鬼に奪われた彼は、吸血鬼を憎み、吸血鬼である自分を疎み、そして吸血鬼に家族を殺させてしまった自分を憎悪していたから。
――人間の血は吸わない――
だが破綻はやってくる。
ヒトの血を吸わないことにより理性は削れ、もはやそれは限界に達していた。あとはその最後の堤を穿つ一穴さえあれば転がり落ちる。そんな状態だった。
そしてきっかけはあった。
先日の月鬼の組との抗争において、ただ一人生き残った彼の家族。
汚い人間によって実験され、優しさゆえに知らずに囚われてしまっている彼の家族。
“優ちゃん”と再会できたのだ。
自分とは違いまだ人間である彼を、人間の手から救うために伸ばした彼の手は、人間どもの仕組んだモノによって阻まれた。
残されていた時間は、もうなかった。
クルルの血をもってしても削れていく理性。戦いによって消耗し、クルルからお預けを受けたミカエラは、今まさに飢えた獣同然の――鬼に堕ちる一歩手前といったところだった。
「~~~~ッッ!!!!」
それまでのクルルによる責めとは違う、貪るように吸い付くキス。
「んん゛ッ!! んむっ!!! あ、んんむぅっ!!! んく。ンンッッ!!!!!」
そこに残るクルルの、ほんの僅かな残滓を求めてシノアの口内を蹂躙し、シノアの体が、口腔を容赦なく襲うミカエラの舌責めによって跳ねる。
がっつくようにむさぼるミカエラの姿と淫らに震えるシノアのまぐわう姿にクルルは口元を吊り上げて哂った。
「ミカエラ。こっちもよ」
怪しく哂うクルルはびしょびしょに濡れる下の口を示し、誘われるままにミカエラはシノアの下の口に顔を寄せ、そして上の口の時と同様に容赦なく食らいついた。
「アア―――――ッッ!!!!」
そこからは沢山の汁が溢れていた。吸い付くほど、舌を付き入れてかき乱すほど、飲むほどに溢れてくる。
だがどれだけ飲んでも、そこにはクルルの香りが薄まって微かにしか感じられなかった。肝心のクルルの味は出てこない。
ミカエラは一心に貪り、蛇口の上にあった突起に牙を立てた。
一際大きく震えて、沢山の汁が出た。
――どうすればもっと出るのか。どうすればこの猛りは鎮まるのか――
「フッ!! フゥッ!!」
「—――――――――ッッッッ!!!!!」
ソレはシノアにとって異物でしかなかった。
「ゥグッ!! ガッッ!!」
「—――――ッッ ッ 」
ヒトから吸血鬼に造り替えられていく最中にご主人様のモノを咥えていたシノアの秘所は、それに適した形をこそ“あるべき形”と認識しており、その形になることこそが自然となっていたのだ。
だからこそ、ミカエラのそれはシノアの秘所にとって異物でしかなかった。
しかし、
「~~~~ッッ 」
「厭らしい雌の顔。フェリドでなくとも、咥えていればなんでもいいのよ、アナタは」
耐えられるわけなんてない。
たとえご主人様のモノでなくとも、ご主人様の精がなくとも、シノアの秘所はずっと何かを咥えこむことを望むように仕上げられてしまっているのだから。
ミカエラの挿入は乱暴で、シノアの華奢な体を気遣う様子はまるでない。
だがシノアの体も、不完全とはいえ吸血鬼のものとなっている以上、その程度の乱暴ではたやすくは壊れず、しかしシノアの理性はもはや壊れていた。
「 」
ただただなんでもいいから自分の中の不完全な場所を埋めてもらうこと。そしてそれによりもたらされる快楽を貪ることだけが、彼女の思考を埋め尽くしていた。