※この作品はR-18です。

散花凌乱   作:バルボロッサ

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今回は緋弾のアリア(無印)からロボット少女ことレキの登場です。
彼女はAAのライカと並んで、無印では一番好きなキャラなのです。ただ、彼女がメインのssは割と見かけるので、本来本作のコンセプトからは外れるんですよね(汗)
でもやっぱり好きなキャラなので書きました。原作では一時期めっちゃ活躍してたのに、最近はどんどん影が薄くなっている感があるので、もっと目立ってほしいです。
場面は原作6巻~7巻の修学旅行Ⅰでココ姉妹に襲撃を受けての敗北ifルートです。今回はレズ要素がありますので、苦手な方はご注意ください。



レキ

 裸に剥かれた碧色のショートヘアの少女がベッドの上で大の字に張り付けられており、その体に3人の黒髪の少女が群がっていた。

 3人の少女はいずれも長い黒髪をツインテールにした釣り目の幼い少女のような外見であり、まるで同じ人物であるかのように、そっくりな外見をしていた。

 

「きひっ。レキ。北狄の姫らしい姿ネ」

 

 同じ顔をした黒髪の少女たちの内の一人が言った。

 彼女たちはレキの白い肌を思い思いに撫で、あるいは舐め、辱めていた。

 

 囚われの少女の名はレキ。東京武偵高の生徒であり、Sランクという高位の武偵だ。

 

「…………」

 

 レキは裸身を晒し、同性とはいえ、自由にならないその裸体を弄られているにも関わらず、羞恥も屈辱も感じていないかのように無表情を通し、にやつく少女たちに無言を貫いていた。

 

 

 

 レキはスナイパーだった。

 東京武偵高では屈指の射程距離と命中精度を誇り、Sランクという称号に恥じない実績を積み重ねてきていた。

 

 だが彼女は敗れた。

 東京武偵高における行事の一つ。修学旅行Ⅰにおいて赴いた旅行先にて、彼女が定めた――より正確には彼女の言うところの“風”が定めたパートナーである遠山キンジとともに、敵からの奇襲を受けた。

 

 武偵は仕事柄恨みを買うことは茶飯事であり、常在戦場を実行しているレキにとっては、敵の奇襲は想定の範囲内の事象であった。

 だが、ともにいたパートナーのキンジにとってはそうではなかったらしく、彼は足手まとい以外の何物でもなかった。

 特定条件下においてSランク以上の力を発揮する遠山キンジだが、普段の彼はレキのような武偵と比べてあまりにも危機意識に乏しく、切羽詰った状況において、レキが自身の体を使って彼の特定条件を満たしてもらおうとしても躊躇するばかり。

 結果的にレキは、最新鋭の道具とレキを上回る射撃技能を有する敵に――ココに敗れ、捕らえられた。

 

 ココ姉妹。

 かつてイ・ウーという組織にも手を貸していた少女。

 そして藍幇の構成員。中国の偉大な群雄、曹操孟徳の子孫。万武の武人を称していた姉妹だ。

 彼女たちはそれぞれに特化した能力を有し、一人は狙撃能力、一人はアリアにも伍する銃撃能力、一人は格闘能力と爆弾戦術に長けている。

 

 

 

 少女たちは外見の幼さからは想像もできないほどに、淫技に手慣れているかのようにレキの女体を責めている。 

 それは“中華”の姫として、“ウルス”の姫であるレキに対する潜在的な劣等感を抱いているという個人的な理由あり、

 

「古来、敵を責めるには色、一番。男でも女でもネ。ココにあるは、兵法だけでないネ。女堕とす色技、孟徳の得意技ヨ」

 

 そして、それが最もココにとって、女敵を屈服させる手慣れたやり方だからだ。

 

 治世の能臣、乱世の奸雄と評された曹操は、たしかに政戦において優秀だったと伝わる。だが同時にいくつかの悪癖があることでも知られる。

 その一つが女好きだ。

 彼は幾人もの妃を娶っていたといわれるが、それは当時の英雄であればとりたててあしざまに言われるほどではない。

 問題なのは、女に執着するあまりに、結果的に幾人もの有能な家臣を失うはめになったことや、かの有名な曹操の大敗北――赤壁の戦いを引き起こすきっかけになったともいわれているのは女を求めたことに起因するという説があることだ。

 曹操といえば兵法家として名高く、歴史には伝わってはいないものの、女体を責めることについてもまた一家言あったのかもしれない。

 

 だが得意げに責めるココたちの手淫技は、不感症とも思えるほどに無表情なレキにはそれほど通用しているようには見えない。

 乳首を弾こうが、舐ろうが、食もうが、抓ろうが、顔色一つ変わることはなく、下の口を責め立てても全く濡れる気配はない。

 同性とはいえ、3人もの他人に裸をまじまじと視姦されているというのにその肌はまるで赤らむ様子はない。

 

 

 

 3人のココの責めにもまったく顔色の変わらない様子に、ココの一人、狙姉は鼻を鳴らした。

 

「やはり風、レキをよく躾けた。人間の心、ほとんど失わせてるネ」

 

 風――璃璃色金。それはいくつかある色金の内の一つ。

 人の心を厭う、穏やかにして無の力をばら撒く存在。レキの郷里であるウルスを威迫し、ウルスが敬服するモノ。

 璃璃色金の巫女たるウルスの姫は、色金と寄り添い、災厄をもたらす源泉として人の心を封じる。

 レキの碧の髪も璃璃色金の巫女としての証であり、レキがまるでロボットのようと評されるほどに無口無表情無感情なのもそこに理由がある。

 

 レキの胸を揉みしだき、もにゅもにゅとそのつつましやかな膨らみの形を変えてもレキの顔色は全く変わらない。

 そんなレキに、ココの一人、猛妹がレキに小瓶を掲げて見せた。

 

「ならばこれを使わせてもらうネ。イ・ウーの毒使いの作ヨ」

 

 レキは無感情にその薬瓶を見やった。小さな薬瓶。そのラベルには毒のマークがついている。 

 

「毒ですか。無駄なことです。私は一発の銃弾。銃弾は人の心を持たない」

 

 くだらない、とレキは一蹴した。

 彼女にとって感情とは自身とは無縁のものなのだ。毒による苦痛だろうと拷問だろうと、そんなもので何かが変わることはない。

 

 

 淡々としたレキの言葉にココたちはにやりと笑った。

 

 

 

 

 

「ふっ。っぅっ! くっ。っ!」

 

 押し殺した吐息が、堪えきれない喘ぎ声とともに漏れていた。

 先ほどまで無表情無感情だったレキの顔は、紅潮し、額には大粒の汗が浮かび、喉は艶めいた嬌声を鳴らし、それを押し殺そうと必死に歯を噛みしめていた。

 

「夾竹桃言ったネ。この媚薬、強すぎて毒なる。爪先で掻く程度で十分。けれどココ、北狄の姫を甘くは見ないヨ」

 

 製作者から爪でひっかく程度、と言われた分量を超え、ココたちは筆を使ってレキの体に媚毒を塗り付けていた。

 硬くとがった乳首を筆先で転がすように塗り付け、艶めかしく汗を分泌する脇からわき腹にかけてを撫でつけ、臍を穿つようににゅぷにゅぷとほじくり返す。

 

「~~~~ッッッ!」

 

 神経が剥き出しになったかのように出鱈目な感覚がレキの体の中で暴れ狂う。

 心など、感情などないはずのロボットレキが懸命に嬌声をあげるのを押し殺している。

 

 その毒は、イ・ウーにおける毒使い、夾竹桃の手による強すぎる媚薬。

 その毒は彼女が言った通り、爪先で肌に一筋傷をつけただけで武偵の少女を戦闘不能に追い込むほどの効果を発揮する代物で、ましてココたちはそんな媚毒を、度を超えて塗りつけているのだ。

 感情のない――いや、感情表現に乏しいレキといえども人間である以上、その毒を無効化することなどできはしない。

 むしろ未だに喘ぎ声の一つもあげていないだけ耐えているといえるだろう。

 

「ふっぅっ! ~~~っぅっ!」

 

 だがそんな抵抗など、幼き陵辱者たちの前にどれほどの意味があるというのだろう。

 レキの体は主の制御化から外れてビクビクと微痙攣をおこし、秘所から愛液をあふれさせた。

 

「きひっ。またイったね、レキ。心は風にしつけられても、体は正直」

「璃璃巫女のクセにさっきからイきまくり。璃璃色金の嫌う“色”、お前の体から出しまくってるネ」

 

 その色は屈辱、あるいは羞恥、あるいは――――快楽。

 絶頂して敏感になっているところで、クリトリスに手が伸びた。

 

「ッッ…………ッ!! アッ!」

 

 尖り、敏感になっているクリトリスを抓まれたレキの口からついに声が漏れた。

 

「きひひ。やはりレキの体はエロエロネ」

 

 ココが嗤う。

 

「これむしろ喜ぶべきヨ、レキ。風、お前に命じてキンチの子種奪おうとしてたくらい。お前の体、エロいのは、お前の子宮、子、孕む準備できてるいうことネ」

 

 ココが嗤う。

 

「レキとキンチ。銃使いとして藍幇に屈服させるつもりだたけど、最悪お前とキンチ、掛け合わせて、その子、藍幇が調教する手あるネ」

 

 ココが嗤う。

 悪魔のような三人のココに囲まれてレキの性感が、感情が剥き出しにされていく。

 

「まずはレキの体、絶頂覚えさせるネ。イってイって、何にもないお前に、快楽を叩き込むヨ」

「その次は性感帯広げるネ。お前の体、どこに触れられてもイくようなエロい体にしてやるネ」

「その後は欲望教えてやるヨ。レキ、自分から絶頂望む、エロ巫女になるネ」

 

 それは宣言。

 璃璃色金の巫女などには、ウルスの姫になどはもう戻れないように体と心を変えるための儀式。武偵としてのレキの死。

 

 レキはそれを覚悟し、小さく口を開いた。

 

 ウルスにはとある風習がある。

 “最後の銃弾”

 あらゆる活路が見いだせなくなった時、自分が主人の足手まといになったと判断したとき、最後の一発の銃弾をもって自らの命を絶つ。

 あたかも一発の銃弾のように、目的に向かって一途に生き、戦う。

 

 もちろん今のレキにはその最後の一発すらも残されてはいない。

 だが舌を噛み切り自害するくらいならばあるいは……

 

 レキは舌をわずかに突き出し、渾身の力でそれを噛み切ろうとし、

 

「んぐっ!!!」

「おっと、ソレ、させないネ」

 

 レキの口は閉じられなかった。

 まるでレキが口を開くのを分かっていたかのように――いや、おそらく、レキの覚悟の行動がわかっていたのだろう。

 ココはレキの口の中に球状の何かを突っ込んだ。

 

「コレで口、閉じること許されないヨ」

「喘ぎ声、押し殺すのもできなくなたネ」

「――――ッッ」

 

 ギャグボール

 ゴルフボール大のボールがレキの口に咥えさせられ、その両端から伸びる革紐で固定された。

 口を閉じることを封じられた。

 これまで口を閉じることで懸命に声を押し殺していたのに、それが封じられたのだ。

 

「さあ、これからが本番ヨ」

 

 ココたちがそれぞれの手に、小さな機械を持った。

 

「イッてイッて、気絶しても快楽で叩き起こしてやるネ」

 

 それは特殊な形状をしたローター。

 ココたちはそれをレキの乳首に、そしてクリトリスに取り付けた。

 固くしこった3つの突起をそれぞれのローターが包み込む。

 

「っぅっっ!!」

 

 媚毒に塗れた今のレキは、それだけで快楽の泡が弾け、腰が跳ねるように浮き、小さく声を漏らしかけた。

 そして

 

「ふぐッッ!!!」

 

 スイッチが入れられた。

 

「ふう゛ぅうううぅぅうううッッッ!!!!!!」

 

 ヴヴヴヴヴと、三つのローターが振動する。

 漏らしかけて、堪えたはずの声が溢れた。

 乳首から、クリトリスから、電流が迸ったかのように激烈な感覚が奔り、レキは一瞬でトんだ。

 

「う゛う゛う゛ぅっっ!! ふぐぅぅっ!!!! ぅぐっ!!! ふ、うううううううッッ!!!!!!」

 

 レキがその体に塗り付けられた夾竹桃の媚毒は、ただそれだけでも絶頂寸前にまで性感を鋭敏にするような代物だ。

 レキといえども、その状態での3点責めは耐えられるものではなかった。

 ビンビンになった乳首とクリトリスが、それぞれ全方位から逃げ場のないピンポイントの振動を受けて翻弄される。

 その振動は点から全身へと広がり、神経を焼く。

 ギャグボールを咬まされて閉じられない口からは涎が溢れ、首を反らせ、四肢がヒクつき、

 

「ぐうううっ!! ううっ!!! う、うむぐぅううううっっ!!!!」

 

 絶頂する。

 

「うぶぅううううっ!!! うぐ、ふ、ううううううっ!!!!」

 

 絶頂する。

 

「うむ゛うぅぅううううっ!!!!!!!!」

 

 絶頂する。

 ローターの振動は止まらず、レキの体から快感を絞り出していき、不感症じみたものだった彼女の体を淫楽へと堕としていく。

 止められない絶頂の荒波に、レキの自我と意識が押し流され、数瞬の空白、そしてすぐさま絶頂の大波が押し寄せて覚醒する。

 その後、レキはココたちの手によるローター責めで連続絶頂地獄へと叩き落され、一日目を終えた。

 

 

 

 

 翌日。

 レキは裸のまま、両手足は鎖でつながれ、四つ這いの姿勢を強制されていた。

 

「――ふっ! ぅっ! ――――くんっ!」

 

 あのレキが、全く感情を示さず、下着姿でバイクに跨っても顔色一つ変えなかったレキが、顔を赤くして声を押し殺して悶えていた。

 レキの裸体には、ところどころにコードのついたパッドがシールされており、微弱な電流が流されていた。

 シールされているのはいずれもクリティカルな性感帯ではない。

 初日にローター責めを受けた両の乳首も、クリトリスも、今日はなんの責めも受けていなかった。だがその代わりに、パッドが貼り付けられているのは、首筋や鎖骨のくぼみ、脇、脇腹、下乳、股の付け根、内腿、膝裏、足指の付け根、なだらかな背中。

 最初のレキであればなんの痛痒も受けなかったであろう場所で、媚毒を受けた後でもなんとか耐えることができた“かも”しれない場所ばかりだ。

 

「く―――ッ、ンッ! ぁ、ンッ!!」

「もう感じてるか、レキ。今日の責め、まだまだ準備も終わってないヨ」

 

 今日のココは一人だった。

 それが三人のココの内のどれなのか、それを考える気も、余裕も、レキにはなかった。

 夾竹桃の媚毒を投与され、連続絶頂地獄を経験したレキの体にはイき癖がついており、それは一晩たっても収まることはなかったのだ。

 そしてココの言う通り、今日の責めはまだまだ始まってもいなかった。

 準備の段階ですでに悶えているレキだが、その準備ですらまだ整ってはいない。

 

「今日からはレキの体、内側からも変わるネ」

「ふくっ! ――――ッッ」

 

 四つ這いのレキの背後で、ココは準備を進めていた。

 昨日よりは薄めた――けれども効力は絶大な、媚毒を入れた点滴。その先端は針ではなく、男根の張り形へと繋がれており、

 

「ふむ゛ぅぅ――――ッッ!!!!」

 

 その先端をレキの肛門へとねじ込んだ。

 連続絶頂を経験したレキでもそこはまだ未開発の場所だった。張り形はやや小さめのサイズではあったが、菊門を拡張する不気味さは感覚が鋭敏になっている今のレキには強烈で、四つ這いの姿勢から背中を反り返らせ、ひときわ大きな声を漏らした。

 レキにとって幸いだったのは、張り形はレキの肛門を責めるためのものではなく、不幸だったのは、そのまままるで紐の下着でも穿かせるかのように装着されて咥え込んだまま固定されてしまったことだろう。

 

「今日は、昨日よりもゆっくりヨ。北狄の姫の誇り、せいぜい見せるといいネ」

 

 点滴の滴下を開始して準備は整った。

 ココの言葉通り、たしかに昨日の、ローター3点責めによる激しい連続絶頂責めと比べれば、今日のそれはまだしも緩やかな始まりといえただろう。

 だがその内実は、昨日よりもさらに隠辣と言える。

 レキの体の性感を開花させるのが目的だった昨日とは異なり、今日のそれは開花した性感帯の拡張にあるのだから。

 

「ふっ! ふぅっ! ぅくっ! ふっっ!!」

 

 点滴によりぽたりぽたりと落とされた媚毒が、直腸からゆっくり、ゆっくりと吸収されてレキの体の性感をさらに敏感なものに開発していく。

 乳首やクリトリスのように激しくはない、けれども確かに花開いてしまった各所の性感帯に流された微弱な電流が、もどかしいほどにゆっくりとレキの体を狂わせていく。

 

「ふうぅぅうっ! ふっ! ふぐっっ!!」

 

「んぐっ! んむ゛っ!! ん、ぅう゛うううう~~~ッッ!!」

 

 次第次第に、レキの体は、性感帯は緩やかだったものから激烈な感覚を走らせる鋭敏なものへと作り替えられていった。

 

「あ゛あ゛~~!!! アッ、ああぁ~~~~~ッッ!!!」

 

 クリトリスや乳首などのクリティカルな部分を責められず、そこからもたらされる鋭い絶頂ではなく、緩徐な電流による甘く蕩けるような快楽刺激がレキの体を駆け巡り続け、レキの体の性感帯は広げられた。

 

 結局その日もまた、レキの終わりは連続絶頂地獄となるのであった。

 

 

 

 さらにその翌日。

 今度は口のギャグボールを外された。

 だがその代わりにペニス型の点滴がレキの口に咥え込まされ、喉から媚毒を流し込まれた。

 そして微弱電流のパッドの貼り付け位置もまた変わっていた。

 昨日とも、乳首やクリトリスとも違う場所。初日であれば耐えられた場所。

 だが初日、二日目におよぶ開発により、レキの性感帯が広げられた結果、そこもまた緩徐な性感帯へと花開いていた。

 

 その日も、レキはイき続けた。

 

 次の日も、その次の日も、レキの足の指先、膝頭、腕ですらも性感帯へと変えられてレキはイかされた。

 

 

 

 レキの絶頂の回数は3桁を優に超え、ココの宣言通り、レキの体の全身が性感帯へと変えられたころ、レキの絶頂地獄は終わった。

 

 夾竹桃の媚毒の投与も行われなくなり、電流パッドも取り外された。

 ギャグボールも取り外されて、やろうと思えば今度こそ舌を噛み切って自害することもできただろう。

 だがそれはもはやレキにはできなかった。

 

「~~~~ッッ!!! っ!! ~~~~ッッ!!!!!」

 

 レキは歯を食いしばって悶えていた。ベッドの上で仰向けに、大の字に四肢を鎖で拘束されて。

 

 その日の責めはまだ始まっておらず、ココたちはまだその体に触れてもいない。

 ただ一つ、レキの頭部に彼女愛用のヘッドホンを掛けた以外は。

 本来の彼女のそのヘッドホンからは、故郷の風が、広がる草原を撫でる穏やかな風の音、時折聞こえる人々やオオカミの声が、聞こえるものだった。

 故郷を遠く離れた地においても、彼女のよりどころである“風”の声が聞こえるようにと。

 ただしそのヘッドホン――かつては彼女の故郷の風の音を流していたそれは

 

 ――「ンムゥ~~~~~~ッッ!!!!!! うぅむぅっ!!!! んあ゛あ、アッ、あ~~~~~~ッッ!!!」――

 

「ふぐっ!!!!」

 

 レキの喘ぎ声をひたすらに流すものとなっていた。

 快楽に悶え苦しみ、絶頂に喘ぎ、淫らな嬌声を上げる自身の声。

 それは今日、まだ責められていないレキにとっては苦痛でしかなく、その声だけで、今のレキの体は発情して、どこでもいいから体に触れてほしくて堪らなくなっていた。

 

 

「イイ顔になったネ、レキ」

「所詮北狄の姫。中華の姫に屈するの道理ヨ」

「レキ、もう風の声、聞く必要ない。これだけ感情でてたら、璃璃色金、お前の体嫌って交感しないネ」

 

 “四人”のココが、レキを囲んでいた。

 

「今日の調教、始めるネ。今日はレキの感情、強める。イきたくて、イきたくて、狂うといい、蕾姫(レキ)」

 

 

 四人のココが、レキの体に手を伸ばす。

 ただしその手は、直接にはレキの体表には触れず、スライムのような半固形のジェル状物質を介して間接的に触れられた。

 

 直接触られるのに比べてあまりにも弱い刺激。

 だがそれは、全身性感帯となったレキの官能の火を燻らせるには十分で、しかし決して望むほどの刺激量とはならず、ただただ燻りだけを強めていった。

 それは耳から流れる自身の絶頂の声によってさらに高められ、ロボットレキを、修復不可能に壊していった。

 

 

 

 

「アぁあ゛あああ~~~~~~~~ッッ!!!!!!!!」

 

 絶頂を求めるレキの叫びが、彼女の喉から迸った。

 





原作ではチンギス・ハン=源義経というトンデモ説(実際にこの伝説はあるらしい)を採用していますが、私はこの説が好きではない派です。
現地や中国でのチンギス・ハンの評価は知りませんが、学校で世界史を学んだことのある一人として、大帝国の祖という極めて秀でた偉人だと思っています。また源義経は好きな日本史上の人物の一人です。彼の死に様がとても悲劇的だというのも分かりますし、生きていたらというifを抱くのも分かります。ですが、だからといって海外の偉人が実は日本人だった、というのはむこうからしたら極めて不快なのではないかと思っております。二人を同一視しなくても、義経は実は衣川で死なずに外海に逃れたのだ、という想像を楽しむだけでも個人的には十分だと考えています。

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