姫柊雪菜はジョブ的には剣巫≒騎士+巫女なので、今回の展開は端的に表すと
「私の雪霞狼(槍)はいやらしいチンポなんかには負けない(キリッ)」
→「イっクゥッ♡♡ 私のおマンコいやらしい肉槍チンポには勝てなかったよ♡♡」
となっております。
なお南宮那月ちゃんはメインパーソナリティが休眠中につき、南宮なつきゅんのバックアップ仮想人格が起動中です。
姫柊雪菜
「んむぅっ!! んん゛ん゛ッッ!!!!」
喉の奥、嘔吐を催すほどに深くに醜悪な臭いのする太く固いモノが抜き差しされている。口腔から鼻腔にかけて抜けていく臭い、喉の奥に流れ込むようにかんじられる臭いまでもが彼女の全てを染め上げていくように思えてしまう。
彼女――姫柊雪菜の手首ほどもありそうな太さの陰茎が彼女の喉にストロークを繰り返しており、彼女の口腔、舌、咽喉を使って快楽を与え、受けていた。
仰向けに押し倒されている彼女の両手には、また別の陰茎がそれぞれ握らされており、普段は雪霞狼を握る掌が今は懸命にそれらを扱いていた。
服は破かれ、ところどころに破片が残っているものの彼女の体は大切な部分がまったく隠されていなかった。そしてその体には、顔にはすでに何度も精を浴びせかけられているのだろう、白濁とした液があらゆるところにかけられていた。
無数の手が彼女の体に伸びており、ほんのりと膨らみをもつ胸を思うさま揉み、固くしこった乳首をコリコリと苛め、秘所からは愛液とともに白濁とした精液までもが溢れており、そこも幾つもの手が責め立てていた。
「おら、喉に出すぞ! しっかり飲め、よっ!!」
「ンヌ! ンン゛ン゛―――――ッッ!!!!」
どくどくと喉の奥に精液が注ぎ込まれる。
喉を通り、食道に流れ込み、それだけではなく間に合わずに逆流した精液が口腔に溢れ、口の端から漏れた。
「がフッ! こふっ!! っ、こふっ!」
すでに何度も飲まされたそれは、幾度飲もうと慣れることはない。
汚らしい精液が喉に粘りつき、雪菜は咳き込んだ。
「おいおい零してんじゃねぇかよ、姫柊ちゃんよぉ」
「それじゃあ罰げぇーむ!」
「上の口はダメでも、下のお口ならまだまだ飲めるでしょぉ」
「ふっ、かふっ……。も、や――――ッッッ!!!!」
男たちは苦しむ雪菜に下卑た笑いを向けながら彼女のヴァギナに剛直を突き込んだ。
引き締められた彼女の肢体は膣圧もまたよく締まっており、幾度も射精されたとみられるそこは、未だに初めての時と同様の締め付けを保っていた。
「んぃぃっっ!!!」
一気に奥まで突き込まれた雪菜は、痛みと快楽とにエビぞりになって絶頂した。
「ッ♡♡♡ ッ゛ッ゛ッ゛♡♡♡」
膣内に溜まっていた精液が押し出されて溢れ出し、男はぐじゅぐじゅぐじゅと何度もストロークを繰り返した。
「ほーら、後ろのお口もいけるだろぉ!」
「ンアァァアア゛ア゛!!!!!」
膣内に銜え込まさせられたままくるりと体を入れ替えさせられ、尻穴を無防備に晒される。そしてそこにもまた突き込まれる。
二穴同時――いや、口腔も犯され、両手にも握らされ、首筋にも、脇にも、膝裏にさえもチンポを挟み込まされ、雪菜の体のあらゆるところで精への奉仕を強制させられていた。
白濁とした液がかけられている箇所の全てが焼けるように熱い。電撃が体の内側を駆け巡っているかのように神経を焼いており、叩き込まれる快楽によって雪菜は気も狂わんばかりに絶頂を与え続けられていた。
――イク、イク、イク、イクッッッッ――――――
思考の全てが気持ちよくなることだけに埋め尽くされて―――――――
「はっ!!?」
唐突に見えている世界が変わっていた。見覚えのない部屋。
「…………な、に……?」
薄手のセーラー服はどこも破られていない。
体のどこにも精液はかけられていない。
自分に快楽を叩き込むチンポも、陵辱の手も、体には触れていない。
背もたれのない椅子の上に乗せられ、空中から伸びた鎖が雪菜の両腕を広げて拘束し、両脚もM字に開かされることを強制されていた。
ピンクと白のボーダーの下着が露出されるいやらしい格好ではあるが、体のどこにも陵辱の痕跡はまだない。
だが鼻の奥には精液の臭いが留まっており、舌はその苦みを、喉は粘りつく苦しさを、体は精液のねばつく感触を覚えている。
「お目覚めかな、剣巫?」
混乱する雪菜に、覚えのない声がかけられた。
振り返り確認するも、やはり見覚えのない容貌の男。
「アナタは……」
「ふふふ。オレかい? オレは――――君のご主人様さ」
雪菜の問いかけに対し、男は正体も名前も告げずに意味の分からない返答をした。
「は?」
思わず間の抜けた声が上がった。
唖然としたのは一瞬、すぐさま雪菜は怒気を立ち昇らせた。
「なにをふざけたことを! くっ! 外れないっ!」
ガシャガシャと鎖を打ち鳴らして外そうともがいたが鎖は強固で剣巫である彼女と言えどもそう簡単には外れそうにない。
一体いつの間に自分は拉致拘束されたのか覚えがない。
自分の部屋からだったのか、学校からだったのか、それすらも分からない異常事態。
窮地において彼女の脳裏によぎったのはこの絃神島にいる第四真祖、彼女の監視対象である暁古城だ。
—―先輩…………――
彼が今どうなっているのかは分からない。
だがもしも自分の異変に気づいてくれていれば…………
「どうやら君は第四真祖に期待しているみたいだねぇ、無駄なのに」
男は雪菜の身辺をあらかじめ調べていたのだろう。
彼女の瞳に残されている希望を見て取ってにやにやと嘲笑った。
「アナタは先輩がどういう人か知らないみたいですね」
天性のトラブルマーカーとでもいうべき先輩。
自分のことよりも他人の命の危機に身を晒すようなお人よしでちょっといやらしい先輩。
「先輩が気付かないはずありません!」
吸血鬼第四真祖、暁古城。
一国の軍隊にも相当するという存在そのものが天災にも例えられるような、そんな強大でお人好しの先輩。
普段はいやらしいことばかりしてきて、抜けているようなところがあったとしても、絃神島に、妹に、友人に、そして私になにかがあれば、不思議とその場に駆け付けて問題を大きくしながらも解決しようとしてくれる。
姫柊雪菜にとって暁古城とはそんな人なのだ。
だが雪菜の古城に対する信頼を目の当たりにして、男はニヤリと笑みを浮かべた。
「いいや、第四真祖は気付かないさ」
そんなような言葉を幾度聞いただろう。
第四真祖が強大なのは知っているが……いかに第四真祖といえども……
それらの言葉の後に続くのはいずれもあの先輩を侮る様な言葉ばかり。
だが雪菜は知っている。
あの先輩の問題に首をつっこむ気質は第四真祖なんかとは無関係で、だからこそ第四真祖になってしまったような人なのだと。
言葉を返そうとした雪菜だが、男の続けられた言葉に眉を顰めることとなった。
「いかに第四真祖が強大とはいえ、他者の夢の中にまでは関与できまい?」
「他者の夢……?」
たしかに先ほど雪菜は夢を見ていた。
卑猥でいやらしい夢。
夢とは脳の整理現象だとも、本人の隠れた願望の現れだとも言われているが、あんなのが自分の中から現れたものだとはまったく思わない。
なぜならあの夢には、彼女が望む人物がでていなかったから……
一瞬、思考のそれかけた雪菜はすぐさまハッとして頭を振った。
そして男は、再び睨みつけてきた雪菜に大仰な手振りでそれを見せた。
「紹介しよう。我らが協力者――――“空隙の魔女”南宮那月だ」
“夢”と“空間”を操ることのできる魔女を。
「南宮先生!!?」
少女のような外見の攻魔官。そして雪菜や先輩が通う彩海学園の教師でもある南宮那月であった。
「どういうことですか!?」
混乱する雪菜。
絃神島の暑い夏の気候に対して喧嘩を売っているかのようにフリルを多用し、黒を基調とした長袖のゴスロリ衣裳。
那月の姿はたしかに普段の彼女の面影を残しているが、その衣装はあまりにも普段の彼女のそれとは違ってしまっていた。
彼女の薄い乳房が完全に露出してしまっており、その頂にある小さなぽっちにはピアスが突き刺さっている。
下に穿かれているロングのスカートは左右と後ろだけを残して前面部分が切り取られており、下着がもろに見えてしまっている。
その下着も彼女の少女のような外見にはまるで合わない――けれども彼女が穿くことによって倒錯的な妄想をかきたてるかのような極めて卑猥な、秘部のみに布を当てて紐で繋いだ下着を穿いている。
そして雪菜にとっては一層信じがたいことに乳首同様、ソコにもピアスがつけられているのか、布がぷっくりと押し上げられてピアスのような形が浮き上がっている。
「どういう? 見てわからないかな、雪菜ちゃん? こいつは私の奴隷になったんだよ」
「なっっ!!?」
那月の表情はまるで熱病にでも浮かされているかのように陶然として上気しており、瞳はトロリととろけている。
彼女の纏う卑猥な改造ゴスロリ衣裳と相俟って、いくら雪菜といえども、奴隷といってもそれがいやらしい方面での奴隷であることを想像させるには難くなかった。
「そしてこれからお前を調教する助手を務めることとなる」
「なぜですかっ! 南宮先生!」
続けられる言葉に、二つの意味で雪菜は激昂した。
たしかに彼女は雪菜の属する獅子王機関とは魔術面での商売敵であるために折り合いが悪い。
だがそれでも彼女はたしかに彩海学園の先生であり事件が起これば共闘、協力する見方であったはずなのだ。
なによりも雪菜の知る那月はプライドの高い魔女であり、その彼女があんな風に奴隷扱いされることを甘んじて受け入れるはずがないのだ。
「なぜ? なぜと言われれば……」
雪菜の質問に男はにやりと顔を歪めると那月の両肩に手をおいていた男は、突如として露わになっている胸元へと手を伸ばした。そして乳首に刺さったピアスをギュウと引っ張り、反対の手は卑猥な下着にも手を伸ばした。
面積の小さい下着は男の手を遮る防壁とはまるでならず、その横からあっさりと那月の小さな割れ目に指の侵入を許した。
「んいぃぃいいいンンッッ!!!!」
那月はビクビクビクッ!! と大きく背を反らし、口元からは涎を撒き散らし、手は腹部にある衣装の余禄を握りしめている。そしてズラされた下着の隙間からは予想通りと言うべきか、信じたくはなかったことに、乳首に刺さったものと同様のピアスがのぞいていた。
「はぁああッッ!!! んいっ、クゥウッッッッ!!!!!」
さらに秘所に突き入れた指が暴れ、秘所からはびしょびしょと愛液が吹き出し、那月は舌を出してこの上なく快楽を受けていることをあらわしていた。体はビクビクと痙攣し、膝はがくがくに震えて男に支えられなければ立つこともできない状態。その顔はまさにアへ顔としか言いようのない淫靡な顔で、到底普段の毅然とした那月とは同一人物とは思えなかった。
「ホント、指入れた瞬間にイッちまうなんて、大した淫乱ぶりだよなぁ、那月ちゃぁん」
「はへ、は……も、もっとくら、しゃい、きゅん。ご、主人ひゃま……」
男は那月の耳元に顔を寄せるとべろりとその頬を舐めた。
そして那月は男を自らの主と、その口で吐いたのだ。
雪菜の足元が崩れ落ちるかのようだった。
一体あの誇り高い彼女になにが起こったというのか。
ただ事実として、すでに“空隙の魔女”南宮那月は敵の手に堕ち、雪菜の、そして先輩の敵に回ったということだった。
「この先生はお手本だよ。今からお前がなる奴隷の見本さ」
男は見せつけるように那月の乳首のピアスをピンっピンと弾き、その度に那月は「あっ、あっ」と短い嬌声を上げて小さな絶頂の波にさらわれていた。
「分かっているんだろぉ、那月ちゃん。続きが欲しけりゃ、どうすればいいか」
「ふぁい、きゅん……」
男のいやらしい視線が雪菜を舐め回すように見つめ、那月はえへらと淫猥な笑顔を浮かべて雪菜を見た。
「南宮先生! そんな……」
雪菜は驚愕していた。
まさか“空隙の魔女”がこうも容易く淫堕に絡めとられるとは思いもしなかった。
信じていたといってもいいだろう。
商売敵ではあるが、それでも彼女は誇り高い魔女であり、こんな卑猥な行いに手を貸すような下劣な者ではなかったはずなのに。
那月が雪菜に向ける視線は、すでにかつての彼女のものではなくなっていた。
「さあて、それじゃあ雪菜ちゃんの調教も始めようか」
「くっ」
男は手をワキワキとさせながら股間を無防備に晒す雪菜へと近寄った。
—―普段の“南宮先生の力なら私では拘束は外せない。けれど今の彼女の力なら!”――
いかに欧州で名高き“空隙の魔女”とはいえ、あんなふうになってしまってはその名声も地に落ちたものだ。
あんなざまの彼女に空間を制御する高度な魔法を、剣巫である雪菜を拘束するレベルで扱えるとは思えなかった。
雪菜がありったけの力を込めれば拘束を外すことも不可能ではないはず。
不安定な体勢ながらも手を、足を動かそうと必死にもがいた。
「おっ? 抵抗するの、雪菜ちゃん? いいねいいね。そうでなくっちゃ」
男は雪菜の抵抗を嘲笑った。
雪菜の予想と裏腹に、宙から伸びる鎖は堅牢でたやすくは外れてくれなかった。
そして動かない手足の代わりに体を捻り、腰を揺らす様をにやにやと男は見おろし、そして男の視姦に晒されているパンティへと手を伸ばした。
「くっ! そんなことをしても……ヒグゥッ!!!」
この状態ではなんらかの厭らしい辱めを与えてくるのだろう。
そう思って身構え、決して屈さないと心を固めた雪菜だったが、男の手が下着の布越しに恥丘を撫でた瞬間、ビクゥッと反応して大きく体を反らした。
「な、なんで!? こ、こんなっ!?」
たったの一撫で、それだけで雪菜は自分の体がこの上なく発情し、敏感になっていることを認識せざるをなかった。
否定したくとも否定できないほどの感覚。
「なんで? なんでこんなに雪菜ちゃんの体はエッチくていやらしいのかってことかい?」
「ひあッッ!! ふッッ!! アッ!! ヤッ、やめっ!!!!」
困惑する雪菜の体に、男は構うことなくマイペースに触れ続けた。
パンティの布越しにくるくると円を描くように軽く指で触り、剥き出しの太腿をすべすべと撫でた。
さらには雪菜の背後に回った那月が彼女にしだれかかるように圧し掛かり、雪菜の胸を下から掬うように愛撫を始めたではないか。
雪菜の体はビクビクと淫らに反応し、雪菜は制止の言葉を叫ばずにはいられず、けれどもその言葉ですらまともには続けられなかった。
「そんなの決まってるじゃないか、ねえ那月ちゃん?」
「はいきゅん」
「やっ!! だめっ!!!」
男が那月に問いかけると、那月は心得ているとばかりに転移の魔術を発動させて雪菜の上下の下着を奪い去った。
下着が消え去り、しとどに濡れる秘所が晒されると、男は恥丘に指を添わせて割り開き、秘所からは愛液が溢れて漏れた。
「ほぅら、雪菜ちゃんがエッチくてとってもいやらしい女の子だからだよ」
「ちが、んん――――――っっっ!!!!」
男は雪菜の股に顔を突っ込んで恥部を舐めしゃぶった。
下の口を男の舌が舐め回し、雪菜の体が反り返る。
男の舌は愛液溢れる泉を掘り返そうとするかのごとくにヴァギナへと入り込み、ぐちゅぐちゅとなかをほじくり返していく。
「ひぁっ!! はぁっ!! んんっ!! ふんんんんっっっ――――――!!!!!!」
舌が抜けそうになり、かと思えば奥へと進んでいく。
膣内の壁を男のざらついた舌が堪能し、引き抜かれたかと思えば今度は固く尖ったクリトリスを甘噛みされた。
雪菜の体が反り返った状態でピンと張りつめる。雪菜は絶頂していた。
男は絶頂して息を乱す雪菜から体を離し、彼女の痴態を愉快そうに眺めた。
「ほぅら、ちょっとおマンコ舐められただけでもうぐちょぐちょ。これは那月ちゃんよりも堕ちるのが早いかなぁ。ねぇ、那月ちゃん?」
「きゅん」
「ひんっ!!」
那月が不意に乳首をギュゥッと摘み上げ、雪菜は甲高い嬌声を上げた。
あたかも男の問いに雪菜が頷いたかのような反応を示す形になっていた。
それが面白いのか那月は雪菜の乳首をこりこりと苛めて雪菜の体をビクビクと跳ねさせた。
「ッッ!! だめっ!! やっ!! 南宮先生ッ!!! やめっ!!!」
「きゅん♪ きゅん♪」
まるで玩具を見つけた子供のように那月は雪菜の乳首を苛め続ける。
雪菜は迸る電流のような快楽に抗いながら必死に制止を叫び、
「おい」
那月のその遊びを止めたのは男の底冷えするような一言だった。
「ひぎぃいいいいいいッッ!!!!!」
男の言葉とともに、那月は自身の胸元を、そして股間を抑えて倒れ込んだ。
「なに調子のってんだよ、雌奴隷が」
「ヒィいいァァァ!!!! もう、もしわけ、ぇぇぁああああ!!!!!!」
雪菜には背後の那月の姿を見ることができなかったが、那月の絶叫が響き渡っていた。
那月は胸と股間を抑えたまま床の上を跳ねるようにのたうち回った。
雪菜に見えるのは、雪菜の背後にいる那月を見下す、男の冷たい視線だった。
数秒ほど那月の絶叫は続き、ようやく罰を与えるのが終わっても、那月は床の上でビクッビクッと痙攣を繰り返していた。
「ほれ、那月ちゃん。おイタをした後はどうするんだ?」
男は那月の傍にゆっくりと歩み寄った。
那月はガクガクと震えながらもゆっくりと体を起こし、懇願するような顔で男を見上げた。
「もうしわけ、ありません、きゅん。ご主人様のおチンポが、好きで好きでたまらない変態マゾのわたしにどうかお情けをくださいきゅん」
ゾッとした怖気が雪菜の背を走った。
“空隙の魔女”があとかたもないほどに痴態を晒し、哀願する光景など一体誰が想像できようか。
那月は震える腕で男の足元ににじり寄り、ふるふるとズボンへと手を伸ばしていた。
「よーし、よーし。でもまだ待てだ」
雪菜には那月が何をしようとしていたのかは分からなかったが、男は那月の手をとり、那月のしようとしていたことを止めた。
その瞬間の那月の顔は、まるで砂漠で水のお預けを喰らったかのように絶望感に満ちていた。
「ごめんねぇ雪菜ちゃん。この雌奴隷は初めての玩具をもらって調子にのっててさ。心配しなくても大丈夫。雪菜ちゃんもすぐにこうなるから」
「ひっ!!」
男は何事もないかのようににまにまとした顔を雪菜に向けた。
その顔と言葉に、雪菜は顔を蒼ざめさせた。
「こいつの乳首とクリにつけたピアスが気になるかい? これは奴隷の証さ。淫乱奴隷のこいつにはよぉく似合うだろう?」
男は腕をとっていた
起伏などほとんどない胸板にとりつけられた銀の円環とずらされたパンティから見える銀の円環。
「見ての通りこれは魔術で起動すると奴隷を躾ける機能があってね。君には同じものを『私はおマンコハメハメされて負けちゃう淫乱剣巫です。どうぞご主人様の奴隷にしてください』ってお願いできた時につけてあげるよ」
「なっ! ふざけないでください! そんなこと言うはずありません!!」
男の妄言に雪菜は顔を赤らめて激昂した。ただ、その大きな声には恐怖もまた混じっていた。
あの南宮那月があのような姿に堕とされたのだ。もしかしたら自分もまたあのような姿になってしまうかもしれない。
そんな恐怖を振り払おうとしているかのようにも見えた。
すでに同じようなことをさらに強気な態度で言っていた、そして雪菜よりもずっと老練な那月を調教して堕とした経験のある男には雪菜の心の揺れが手に取るように分かったのだろう。
その足掻きを微笑ましい強気な言葉に哂っていた。
「勇ましいねえ、雪菜ちゃん。夢の中ではあんなに乱れてたのに」
「!!?」
なぜならとっくに雪菜の体は手遅れなのだから。
「君の体はもうとっくに開発され尽してるんだよ、夢の中で」
「そんな!? なんでアナタが…………」
数多の男に輪姦され、精を飲まされ、浴びせかけられ、その体の至る所は開発の記憶を植え付けられてしまっているのだから。
あとはそれを繰り返すだけ。
もはや結末の見えたレールの上を走っているのと同じなのだから。
「さぁて、なんでかなぁ」
あるいはそれが南宮那月があのような姿になった理由を掴む端緒なのかもしれなかった。
他者の夢に干渉する力。
普段雪菜たちが会っている南宮那月は本物の彼女ではない。本物の彼女は監獄結界という彼女の夢の世界で眠りについており、普段の彼女は本物が創りだした幻に過ぎない。
だがだからこそ、もしも他者の夢に自在に干渉する力の持ち主がいたとしたら、眠っていた彼女はその力に囚われてしまったという可能性は大いに考えられた。
「雪菜ちゃん、これが何か分かるかなぁ?」
だがそれはもはや彼女たちには取り返しのつかないことだった。
雪菜の驚愕と疑問に韜晦した男は、掌の上に小さななにかを取り出して雪菜に見せていた。
小さく丸い卵型の物体――――卵型のローター。
この後彼女を堕とす鍵となってしまうものだ。
「はくっ!! くぅっ!! ッッ!!」
ブブブブブと雪菜の膣内でローターが振動する。拘束されていて身動きの取れない状態で与えられるその刺激は体勢を変えてわずかでも逃れることもできず、昂ぶった彼女の体には強すぎる刺激となっていた。
ビクビクビクと雪菜の体が震える。
そんな彼女のあられもない姿を、男はどこからか那月に転移させたソファーに腰かけて眺めていた。そしてその股座には膝立ちとなった南宮那月が顔を埋め、男の陰茎をその小さな口いっぱいに頬張っていた。
「ハッハッハ。始めたばかりでそのざまではこれから大変だぞ、雪菜ちゃん? そら二個目だ」
「んむ。む、ぷは。はい、きゅん!」
必死に耐える雪菜の様を嘲笑い、男は二つ目の卵型ローターの転移を那月に命じた。
男の肉棒を口で銜え込みフェラチオで奉仕していた那月は、男の命令によりフェラチオを中断し、雪菜の膣内に2個目を転移させた。
「ひぐッッ!!!」
雪菜の狭い膣内に転移させられたローターは無理やり膣壁を押しのけており、激しくぶつかりあうローターは1つのときよりもより大きく動いて雪菜を苛んでいた。
「ッ!! ァッ!! ァッ!! 中で、中で暴れてッッ!!!」
「そぉーら三つ目だ」
「きゅん♪」
「ィイイィいいッッ!?!?!?!」
もう入らない、という雪菜の声にならない悲鳴に反して、男は次々にローターを転移させた。
3つ目、4つ目、5つ目…………
「那月ちゃんもフェラが上手になったねぇ」
「ご主人様の、んむ、おチンポ、あむ、おしいいきゅん♪」
「やめ、てっ!!! こっ、こわれるッ!!!! 中が、壊れるっっっ!!!!!」
フェラチオを楽しむ男と那月。
だが一方で雪菜の膣内で跳ねて暴れるローターは、膣奥にまで達して膣内をぎゅうぎゅうに占拠し、子宮口を激しくノックしていた。
「あれ? もう限界かい、雪菜ちゃん? 限界ならちゃんとどう言ったらいいのか教えて上げたでしょ?」
「いやっ!! いやっ!! ああぁああああ!!!!!」
泣き叫び、自由になる首を大きく左右に揺らして拒絶を示す雪菜。
それが与えられる快楽に対してなのか、男の言葉に対してなのか、それはもう雪菜自身にも分からなくなってしまっていた。
「ふーむ。いやか。それじゃあ仕方ないなぁ」
もはや雪菜の理性は決壊寸前で、男はよしよしと那月の頭を撫でながらあえてゆっくりと考えるそぶりを見せている。
「そうだなぁ。『私の淫乱おマンコはもう耐えきれません、どうかお情けをください』って言えたらいいことにしてあげるよ」
「—―――ッッ!!! —―――――ッッッ!!!!」
誇りと快楽とが雪菜の中で鬩ぎ合った。
だがその拮抗はわずかなものでしかなく、そのわずかな間にも快楽は膨れ上がり、雪菜の理性を焼き続けていた。
仕方のないことなのだ。
このままでは狂ってしまう。
膣内で暴れるこれを止めるためには、今は心で耐えなければ、その心が壊れてしまいかねないのだから。
雪菜は口を開けば絶頂の声を上げてしまいそうになりながらも、男の用意した逃げ場へと足を踏み入れてしまった。
「わ、わたしの淫乱おマンコはもう耐えきれませんんんっっっ!!!! どうか、お情けをくだしゃいいっ!!!!」
言ってしまった。
雪菜の言葉を聞くと、男は那月に合図を送り、すぐさま雪菜の膣内からローターが一つ残らず転移して消えた。
「ぅぁ。ぁ。ぁ゛……」
唐突に刺激が消え去り、しかし雪菜の膣内は未だにその感覚を名残惜しむかのように錯覚として送り続けていた。
膣口がパクパクと開き、その中は痙攣をおこし、光を失った瞳は茫洋として宙を見ていた。
だが終わったのだ。雪菜の誇りと引き換えに――もっともこれほどの痴態を晒した彼女にどれほどの誇りが残っていたのかは定かではないが、雪菜は男の調教に耐えた。
そう、本人のみが思っていた。
「それじゃあ今度はクリトリスでおぼえようか?」
「ぇ…………?」
言われた言葉の意味が理解できず、雪菜は緩慢とした動きで、光のない瞳を男に向けた。
男は哂っていた。
「バキバキに固くなって息を吹き掛けるだけでイッちゃうようないやらしいクリちんぽにしてあげるよ」
「ぁ、ぁ……」
「そうしたらまた同じことを言ってくれるでしょ? その後はおっぱいだけでもイけるようにして、その後はお尻の穴を立派なケツマンコにしてあげるよ」
絶望が広がっていく。
焼き切れる寸前の心が、ちりちりと千切れていく。
おマンコだけであれほどの
それがまだまだと続けられると言うのだ。
「那月ちゃんと同じようにおしっこの穴でだってイッちゃう変態さんにしてあげる予定だけど、どこくらいで根をあげるかな、雪菜ちゃんは?」
認めざるを得なかった。
この調教が始まるよりも前に、姫柊雪菜の体は、彼女のモノではなかったのだということに。
・・・・・・・・
手足を拘束する鎖の形が変わっていた。
「んおおおぉぉぉぉ―――♡」
椅子の上でM字に開脚させられていた姿勢から、後ろ手に束ねるように腕を拘束されるだけの簡単な形。
だが雪菜の中にはもはや逃走の心も、闘争の心も、ありはしなかった。
「おあぉ♡ んほぅ♡ えあ、ぉあああああっ♡ んんんっっ♡♡♡」
奴隷の証として乳首とクリトリスに取り付けられたピアスからもたらされる電流のような快楽刺激は、雪菜の神経を快楽一色に染め上げ、しかし決して絶頂だけは許してくれなかった。
そして口にはボールギャグがはめ込まれておりただただ言葉にならない獣のような嬌声だけを上げ続けていた。
「奴隷の管理は調教の基本にだからねぇ。心はもう折れてるんだろうけど、何かのきっかけて戻らないとも限らないし。そんな戻っちゃうようなゆとりは残さないよ」
マンコも、乳首も、乳房も、ケツ穴も、口内も喉の奥も体のどこもかしこもが、すでにバカになっていた。
刺激が加わればそれは全てが快楽となって変換されて雪菜の体を駆け巡り、悦びとなって爆ぜる。嬌声をあげている今でさえ、声帯を震わせることだけでも快楽となっているのだ。
そんな体になってしまった雪菜には、どれほど高みに押し上げられてもイくことのできない今の状態は、奴隷になる前までの状態とは比べ物にならないくらいに拷問となっていた。
「体も心も底辺突き破っちゃって、価値観変わって快楽こそが心の拠り所になるまで終わらないからね」
—―イきたい! イきたい!! イきたい!!! イかせてっ!!!!――
男が諭すように話しかけてくる言葉の意味が理解できない。
戻るとはなにに? どこに?
すでに自分の体はご主人様の物でしかなく、ただただこの悦びを貪りたいだけでしかないのに。それ以外のものなんて何もないというのに。
「んおおおおおおぁぁぁっ♡♡♡ あおおぁあ゛あ゛あ゛♡♡♡♡♡♡」
もはや雪菜にとって救いとは顔も思い出せない吸血鬼によってもたらされるものではなく、ご主人様のお情けによって与えられる絶頂こそが救いとなっていた。