昔……私も、人類を救う為に、戦ったわ
一度目は、逃げ場の無い宇宙船の中で
二度目は、使い捨ての兵隊と共に
三度目は、神に縋るしかない、憐れな囚人達の牢獄で……
二度目の時、一人の少女が、悪夢にうなされていた
助けたかったけど……あの子も、死んでしまった
もう、名前も思い出せないけれど……
私も、悪夢を見るようになった
あいつらが、追いかけてくる夢を
前は眠るのが怖かったわ
でも、もう平気
だって、目が覚めたら、もっとひどい事になっているから……
──────────────
エミリオはシシュがスコットと風呂に浸かっている間、モニタールームで外周部の状況を見張りながらライフルの手入れをしていた。
油断のない視線を外周部各所に設置されたモニターへと向けているが、映像には特に異常を示すものはなく、今日もエイリアンの襲撃はなさそうだと安堵の溜息を吐く。
既に時刻は深夜に差し掛かっており、椅子の上で伸びをしたエミリオは交代の為モニタールームへと入ったライバックと目が合った。
「少尉殿。お疲れ様です。交代の時間です」
「ライバックか。了解したよ」
エミリオはライバックへと略式の敬礼を送り、ややおざなりに答礼を返したライバックに席を譲る。
寝室に戻る前に、先程パクストンの提案通りにしこたまチョコバーを抱えていた。
「少尉殿。ひとつはっきりさせたいのですが……」
モニタールームから出ようとするエミリオに、ライバックが声をかける。
ライバックはやや詰問するかのような声色と、鷹のような鋭い視線をエミリオに向ける。
重たい溜息を一つ吐いたライバックは、それまで先送りにしていた疑問をエミリオへとぶつけた。
「救援隊が来たら、シシュはどうするんです?」
ライバックの率直な疑問に、エミリオは答えに窮し言葉を詰まらせる。
黙ったままのエミリオを、ライバックは鋭い視線を向け続けいる。
だが、その瞳の奥には幾分か柔らかい感情が宿っており、まるで隠し事をする弟を問い詰める兄のような暖かい感情を滲ませていた。
しばらく難しい表情を浮かべ黙ったままのエミリオであったが、やがて声を絞り出すようにライバックへと視線を返した。
「……ライバック。君にだけ伝えておく」
確たる意思を宿したエミリオの瞳に、ライバックは居住まいを正してそれを見据える。
依然、その瞳の奥に厳しくも暖かい感情を宿らせていた。
「僕は、救援隊が来たらそのままシシュと一緒に──」
「それは無茶だ」
エミリオの言葉を、はっきりとした口調で遮るライバック。
意を決して言葉を紡いだエミリオであったが、即座に否定を返され、そのまま押し黙ってしまった。
ライバックは再び重たい溜息をつくと、エミリオへ諭すように言葉をかける。
「少尉殿。シシュのテクノロジー、そしてシシュ存在自体を、軍が放っておくと思うんですか?」
「……思わない」
植民地海兵隊どころか、合衆国政府、そしてウェイランド・ユタニ社。
シシュの存在に目をつけた様々な勢力が、それを得る為にあらゆる手段を使って追求することは想像に難くなく。いくら超人的な身体能力を持っているとしても、所詮はたかが海兵隊の一少尉でしかないエミリオにその追求から逃れられるとは到底思えなかった。
拗ねたように言葉を返すエミリオを見て、ライバックは増々弟を諭す兄のような表情を浮かべた。
「じゃあ、このままこのバケモン共の惑星に残り続けるとでも言うんですか?」
「……シシュは、宇宙船でこの星にやってきた。だから、僕もシシュの宇宙船でシシュと一緒に行くよ」
エミリオはシシュから断片的にしか聞いていなかった宇宙船について隠すつもりは無かったが、全てが終わった後こっそりとそれに乗り、姿をくらますつもりであったことに若干の後ろめたさを感じていた。
だが、ライバックの言う通り、軍や政府の追撃から逃れる為には人知れず姿を消す必要がある。
ずっと考えていたシシュとの逃避手段。
エミリオのこの複雑な心境を打ち明けられたライバックは、三度目の溜息を吐いた。
「話になりませんよ少尉殿。それに、シシュの宇宙船があるなら今すぐそれに乗って脱出するべきだ」
「シシュの宇宙船は全員が乗れる程の大きさじゃないんだ。だから、皆がBG-386から脱出した後、僕らはそれに乗って脱出する」
シシュが使用した宇宙船はプレデターの母船から切り離された、一種の揚陸艇のような代物であった。だが、単独でも恒星間航行が可能なほどの機能を備えた宇宙船は、その機能を詰め込む為に余計な乗員スペースは存在しておらず。
元々単座しかない宇宙船に、無理やり詰め込めば人が一人乗れるか、といった体であった。
そこまで言い終えたエミリオ。再び、ライバックとの間に重たい沈黙が漂う。
しばらく黙考していたライバックであったが、改めてエミリオの目を真っ直ぐ見据えた。
「少尉殿……こんな状況でも、あなたは植民地海兵隊の士官だ。我々を最後まで統率する義務がある」
厳しい言葉をかけるライバック。エミリオは海兵隊の将校でる重責を改めて感じ、表情を固くしていた。
「当然、それはこの星を脱出した後でもだ。海兵隊のモットーを忘れたんですか?」
「“Semper Fi”……常に忠誠を」
連綿と受け継がれた合衆国海兵隊のモットーを呟くエミリオ。
一度海兵隊に入隊したなら、除隊しようとも一生『海兵隊員としての誇り』を失わず、アメリカ国民の模範たれ。
海兵隊の結束を強めるその標語は、入隊した全ての人間に叩き込まれている。
士官候補生であったエミリオも例外ではなく、海兵隊の、そして国へ忠誠を誓うよう徹底的した教育を受けていた。
「そうです。別に俺は熱心な愛国者でも、ましてや職業軍人でもない。でも、海兵隊のモットーだけは忘れたつもりはない。少尉殿がやろうとしていることは、それに反しているんじゃないですか?」
「……」
軍人としての責務を放棄し、一個人として勝手な行動を取るエミリオを糾弾するようにライバックは言葉を紡いだ。
俯き、甘んじてライバックの糾弾を受け止めていたエミリオ。
だが、顔を上げたエミリオは忠誠よりもシシュへの愛が、己にとって何よりも大切な感情であることを再認識し、ライバックを真っ直ぐ見据えた。
「すまない……それでも、僕は国や軍よりも、自分の気持ちと、シシュを裏切りたくないんだ」
国に忠を尽くすか。それとも、愛する人に誠を尽くすか。
エミリオの固い決意を一身に受け止めたライバックは、しばらく厳しい表情を浮かべていた。
やがて、ライバックはフッと微笑みを浮かべると、それまでの問い詰めるような態度から一変し、エミリオへ人情味のある表情を向けた。
「了解しましたよ少尉殿。少尉殿がそこまで決心してるのなら、俺からはこれ以上何も言いません。まぁ、全部終わったら後のことは任せて、宇宙ハネムーン旅行とでも洒落込んでください」
「ライバック……」
ライバックはエミリオとシシュの関係性から、最初からエミリオが姿を消すことをなんとなしに想像していた。
だが、直接エミリオからその決心を聞きたいと思い、あえてこのような問い詰める態度を取っていた。
ライバックはエミリオに感謝していた。
ジャングルで、窮地を脱するべく己を犠牲にしたエミリオ。
その前にも、菜園プラントで身を挺して自分達を救ってくれた。
アスタミューゼの食堂で、いけすかないホープ大尉の鼻っ柱を折った時は、思わず心の中で快哉を叫んでいた。
若く、愚直なまでに清廉なエミリオ。
エミリオが赴任してから短い間ではあったが、いつしかライバックはこの若い少尉を好きになっていた。
そんな、常に自己犠牲を強い続けるエミリオが、初めて我儘を言った。
なら、自分はそれに快く応えてやろうじゃないか。
ライバックの精悍な笑みを見て、エミリオは感極まってしまったのか、涙ぐみながらその手を両手で掴んだ。
「う、うう……ありがとう……ありがとう、ライバック」
「泣くほどのことでも無いでしょうに」
やれやれといった風に、ライバックは空いた手でエミリオの肩を優しげに叩く。
この頼りになる海兵隊員は全ての事後を引き受けることを、快く了承していた。
「でも、これだけは覚えておいてください。どうなるにせよ、まずは救援隊が来るまで生き延びなきゃなりません」
「……了解した。それは、肝に銘じているよ」
鼻をすすりつつ、エミリオはありがとう、とライバックに改めて感謝を伝え、モニタールームを後にした。
残されたライバックは苦笑を浮かべつつ、座席に深く腰をかけ監視任務を再開していた。
「しかし、少尉殿はいわゆる“ケモナー”ってやつなのか……うーむ、わからん……」
ウェイランド・ユタニ社は様々な日本文化を普及させていた。
その中には、いわゆる20世紀から21世紀にかけて育まれた日本のサブ・カルチャーから発生した言葉も多く存在し、22世紀を終わりつつある現在では一般的に使われている“コトダマ”であった。
もっとも、当時のフリークス達はまさか狂暴な怪物に囲まれ、孤軍奮闘する海兵隊員がそれを口にするとは思いもよらなかっただろうが。
エミリオの性癖に若干の不安を覚えつつ、ライバックはモニターへと視線を向け続けていた。
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辛い。
とても辛くて、切ない。
目を背けていた現実から、今すぐにでも逃げ出したい。
異星の乙女は、もどかしい思いを抱え、愛しい伴侶が使用しているベッドの上で、その大きな身体を縮こませながら膝を抱えていた。
シシュは普段の網状ボディスーツではなく、タンクトップとショートスパッツを身に付けている。
これはロクに着替えを持ってないシシュを見かね、コナーが自分の予備のインナーを渡していた。
だが、サイズがあっていないのか伸縮性のあるスパッツはともかく、タンクトップの裾は臍まで届いておらず、シシュの豊満な乳房をより強調する形となっていた。
「krr……エミリオ……」
伴侶の名前を呟くと、シシュは無垢の瞳からポロポロと涙を流した。
グルグルとか細く、唸るように嗚咽を漏らしていた。
“少尉の前から姿を消しなさい”
浴場にてスコットから言われた、非情で、現実的な一言。
シシュは愛に盲目的になりすぎていた己の迂闊さ、そして浅慮を、ただひたすら嗚咽を漏らすことでしか受け止めることは出来なかった。
人間であるエミリオと、Yautja族の自分は、あまりにも違う。
文化や思想どころか、その肉体の構成からして何もかも違っている。
そんな別の種族同士が、番になることなど始めから無理な話だったのだ。
逃避行も考えた。
どこか知らない星で、エミリオと穏やかに暮らすことを想像し、甘く、爛れた生活を妄想して浮かれていた。
だが、エミリオにも“帰る場所”がある。
エミリオの帰りを待つ者もいるかもしれない。
仲間と共に、あの青い星に帰ることが、エミリオにとって一番良い事なのかもしれない。
そのエミリオの仲間を、自分達は殺してしまった。
命じたのはエルダーであったが、エミリオ達が乗っていた宇宙船を攻撃したのは自分が乗り込んでいた氏族の母船だった。
今更、自分だけは悪く無いと、弁解するつもりはシシュには無かった。
“ずっと一緒だよ”
エミリオは、優しく自分にそう囁いてくれた。
愛していると言ってくれた。お嫁さんだと言ってくれた。
でも、それは彼の誠実な優しさから発せられた言葉かもしれない。
浮かれていた自分に気を使い、そう言ってやることで自分の厚かましい想いに付き合ってくれただけかもしれない。
はしたなくエミリオの肉体を求めた自分に、仕方なくその欲情を発散させるのに付き合っていただけかもしれない。
こんな想いをするくらいなら、ジャングルでエミリオと出会わなければよかった。
“
そのまま死んでしまったエミリオを忘れて、ただひたすらに獲物を狩る生涯を全うすればよかった。
「エミ……エ゛ミ゛リ゛オ゛ォ……」
嗚咽と共に、再び愛しの伴侶の名前を呟くシシュ。
エミリオが死ぬことを想像したシシュは、猛烈な喪失感に襲われ、自分がなんて愚かな発想をしていたのかと強烈な後悔が湧き上がっていた。
初めて出会ったあの時から、好きで、好きでたまらないエミリオ。
あの綺麗な瞳は、逞しく成長しても尚、その無垢な輝きを放ち続けていた。
あの瞳に見つめられると、どうしようもなく切ない想いに囚われ、生まれて初めて“愛しい”という感情が湧き上がって来た。
そんな愛しの存在を、どうして見殺しにすることが出来るのだろうか。
グスグスと、涙と鼻水を垂らし、エグエグと嗚咽を漏らし続けたシシュは、やがてひとつの考えにたどり着く。
エミリオに、嫌われよう。
愛想を尽かされて、自分のことは忘れてもらおう。
異星の乙女の、どうしようもなく幼稚で、純粋な想いが、その大きな身体の中で渦を巻いていた。
でも、それを実行するにはどうすればいいのか。乙女は具体的な考えは思いつかなかった。
「シシュ、ここにいたんだ」
寝室のドアが開き、愛しいエミリオの声が響いた。
ビクリと肩を震わせたシシュは、その声に反応することも無く、膝を抱えながら蹲る。
そんなシシュを心配そうに見つつ、エミリオはシシュの隣に腰を下ろした。
「シシュ。チョコバー持ってきたよ。一緒に食べよ」
優しく語りかけるエミリオ。シシュは、僅かに顔を上げてその瞳を覗く。
慈愛の微笑みを浮かべるエミリオの瞳を見て、シシュは即座に目を逸した。
それ以上見つめていると、先程誓った決意がゆらいでしまう。
シシュは再び俯き、エミリオを無視するように蹲り続けた。
「……」
エミリオはただ黙って隣に座り続ける。
どんな表情をしているのかシシュには見えなかったが、きっと困ったような悲しい表情を浮かべているのだろう。シシュはそう、心で感じ取っていた。
「……ライバックには伝えたよ」
沈黙の後、エミリオがぽつりと呟く。
ぽつり、ぽつりと、事後をライバックに託し、自分はシシュとどこまでも一緒にいることを話した。
シシュは黙ってそれを聞いていた。
「シシュ。不安にさせてごめんね」
エミリオは膝を抱えるシシュの手を取り、ぎゅっと力強く握った。
「改めて言うよ。シシュ。君とずっと一緒にいたい。ずっと、僕の、お嫁さんでいてください」
「エミ……エミリオ……」
シシュは顔を僅かにあげ、エミリオの透き通った目を見つめる。
右目は白濁としており、記憶にあったあの頃の輝きは失せていた。
だが、左目はあの頃以上に輝き、情愛が篭った目をシシュに向けている。
エミリオの視線を受け、シシュは涙を一筋流し、嗚咽を漏らした。
「シ、シシュ? どうしたの? どこか痛いの?」
エミリオはあたふたと慌て、シシュを気遣うようにその身に触れる。
シシュはその手を振り払い、エミリオの正面を向いた。
「シシュ……?」
エミリオの目を真っ直ぐ見据えたシシュは、嗚咽が混じった声で全てを伝えた。
自分がここへ来たのは氏族の墳墓を取り戻すため。
脱走し、繁殖したエイリアンを狩り、墳墓を強奪した人間を狩り尽くすため。
アスタミューゼを撃沈したのは、自分が乗っていた氏族の母船だったこと。
そして、氏族の長から、墳墓へと集合するように通達があったこと。
「モウ、コレ以上イッショ、イラレナイ……」
そう言ったシシュは、鼻水を垂らし、涙をとめどなく溢れさせながらエミリオを見つめている。
エミリオは先程のシシュと同じように、異星の乙女の告白を黙って聞いていた。
「……そっか」
エミリオはしばらくの沈黙の後、おもむろに立ち上がる。
シシュはその様子をぼうっとした様子で見ていたが、やがてエミリオは自身が身につけていた衣服を脱ぎだした。
「krr……エミリオ……?」
突然衣服を脱ぎだしたエミリオを、シシュはやや困惑しつつ視線を向けている。
「よく、分かったよ」
抑揚の無い声で呟くエミリオの、均整の取れた肉体が露わになる。エミリオの裸を幾度も目にしたはずのシシュであったが、その鋭く鍛え上げられた肉体は異星の乙女にとってどうしようもなく劣情を催すものであり、シシュは伏し目がちにエミリオの肉体から目を逸していた。
どこか怒りを含ませるエミリオの言葉に比例するかのように、その肉棒も血管が浮き出る程禍々しく屹立していた。
「シシュが、何にも分かってないことが、分かったよ」
そんなシシュに対し、変わらず抑揚の無い声で語りかけるエミリオ。
その声色から、シシュはエミリオが自身に対し、もう愛情が無くなってしまったのだと、悲観にくれつつもどこか納得した様子で俯いていた。
ああ、エミリオは、私に愛想が尽きてしまったんだ。
最後に、滾った欲情をぶつけるつもりなんだ。
でも、こんなワガママを言う私に、まだ興奮してくれるんだ。
嬉しい……でも、悲しい。
終わったら、この場所から離れなきゃ。
エミリオ達が無事に帰れるよう、周りのサーペントも狩らなきゃ……。
シシュはそう思い、涙に濡れた頬を拭おうと自身の顔に手を伸ばした。
「ッ!?」
だが、伸ばした手をエミリオが確りと掴む。
そのまま、柔を用い、シシュの大きな身体をベッドの上に引きずり倒した。
「kyuu!?」
乱暴に倒されたシシュは、情けない声を上げながらベッドの上へ投げ出される。
初めてエミリオから“暴力”を受けたシシュは、身体を縮ませながら怯えた視線をエミリオへ向ける。
エミリオは怒りを滲ませながら、シシュへ迫っていった。
「シシュが、誰の物なのか。僕が、誰の物なのか」
「kyu!?」
エミリオはシシュのスパッツに手をかけ、それを乱暴に引き裂く。
露わになったシシュのヴァギナから、むわっとした獣臭が香っていた。
「シシュの身体で、思い知らせてあげる……!」
「kyurrr!?」
エミリオはシシュの腕をつかみ、うつ伏せに組み伏せる。
経絡を押さえられているのか、シシュは身を捩らせるもエミリオからの制圧から逃れることは出来ない。
「ッ! この、分からず屋ッ!」
「gkyuuuuuuッ!!」
ドチュッ! と、シシュのヴァギナへイキったペニスを強引に突き入れる。
そのまま、怒りに任せた抽送を開始した。
「はッ、はぁッ、はぁッ、ぐぅぅッ!」
「gkyuッ!gkyuuッ! gkyuuuuッ!!」
パンッ! パンッ! パンッ! パンッ! と、シシュの尻へエミリオの腰が打ちつけられる。
腕を押さえつけ、乱暴に腰を打ち付けるエミリオの熱を感じ、シシュは涙を流しながら嬌声を上げていた。
乱暴に、シシュのことを考えず、荒々しくペニスを突き立てて、エミリオは荒い呼吸を上げている。
シシュは涙と鼻水と、涎を垂らしながらエミリオへと懇願した。
「gkyu、エミ、エミリオッ……ヤメテ、モウヤメテ……ッ!」
暴力的な性交に、乙女は嗚咽を上げながら懇願する。
乙女は、心の奥底で理解していた。
乱暴に、激しく犯すエミリオから、強烈なまでの“愛”があることを理解し、それ以上の交わりを拒んでいた。
それ以上愛されると、離れられなくなってしまうから。
エミリオはそんな乙女の懇願に、ギリギリまでペニスを引いてから、勢いよく腰を打ち付けて返していた。
「gkyuuuuuuuuuッッ!?」
バチュンッ! と、シシュの愛液の飛沫と共に、ペニスが根本まで挿入される。
ゴリッと、エミリオの亀頭がシシュの子宮口を抉る。
エミリオはシシュの両腕を掴み、その身体を反らしながら激しく腰を打ち付けた。
「うる、うるさいッ! こんな、こんな厭らしい音立てて、よくそんなことをッ!」
「gkyuu! kyuuu! kyuuuuuッ!!」
バチュッ! バチュッ! バチュッ! バチュッ!
愛液を撒き散らせながら、エミリオは腰を大きく前後させ、強引に乙女の膣壁を削る。
シシュはこみ上げてくるエクスタシーに耐えられず、口器をだらしなく開けてよがり狂っていた。
「このッ! このッ! イキそうか!? イキそうなのかッ!?」
「kyuuu! kyuuuuuu!!」
ギリっと、掴んだ手首を思い切り握り、エミリオは激しく腰を動かす。
膝立ちとなり、身体を仰け反らせながら、シシュはヴァギナから大量の愛液を溢れさせ、強烈なオーガズムに襲われた。
「イケッ! イケッ! イケぇぇぇッ!! があああああッッ!!」
「gkyuuuuuuuuuuuuッッ!!」
ズチュウッ! と根本までペニスを突き挿れ、勢い良くペニスから精液が放たれる。
ビュクッビュクッビューッと、精液がシシュの膣内に噴射された。
ペニスが膣内で痙攣し、熱い精液が大量に注がれると、シシュは絶叫めいた嬌声を上げた。
「かっ……はぁぁッ……ッ!」
エミリオは腰を震わせながらグリグリとシシュの尻へと腰を密着させ、一滴残らずシシュの膣中へと精液を吐き出す。
全ての精液を射精したエミリオが手を放すと、シシュはベッドの上へと糸の切れた人形のように倒れ伏した。
「はぁっ、はぁっ、はぁーっ……!」
「kyu……kyuu……」
ヒュー、ヒュー、と、かすれた呼吸をし、四肢を投げ出しながらうつ伏せに倒れるシシュ。
エミリオは尻もちを突きながら、シシュの膣口からゴポリと精液が垂れていくのを陶然と見つめていた。
絶頂したシシュは全身を弛緩させ、そのアナルはヒクヒクと蠢いている。
エミリオは汗と、愛液で粘ついたシシュのアナルを見つめる内に、射精したばかりのペニスが再び熱を取り戻していくのを感じていた。
「はぁーっ、はぁーっ、はぁーっ、はぁーっ……!」
獰猛な呼吸を上げながら、エミリオはのそりとシシュへ近づき、その尻肉を掴みぐりっとアナルを露出させる。
シシュはビクリと身体を震わせ、懸命に身体を動かしてエミリオから逃れようとした。
「く、くあぁっ!」
「gyuiiiッ!?」
膝立ちになり、ギチリッと、エミリオはペニスをアナルへと侵入させる。
ギチ、ギチ、ギチッと、徐々にペニスが埋まっていくと、シシュはベッドのシーツを掴み、歯を食いしばって襲い来る痛みと快感に耐えようとした。
「ぐあぁぁぁッ!」
「giiiiiiiiiiiiッッ!!」
エミリオは半分程埋まったペニスを、思い切り差し込む。
根本までペニスが挿入されると、シシュはシーツを引き裂き、歯を食いしばりながら悲鳴を上げる。
瞳孔が開き、涎と涙を流し、全身を引き攣らせたシシュの腰を掴んだエミリオは、そのまま強引にシシュを引き起こし、自身も仰向けに倒れながらシシュを激しく突き上げた。
「このぉっ! シシュッ! シシュぅッ!!」
「giiiッgyuiiiiッ!!」
先程とは比較にならないほどの快感が、肛門から脳天にかけてシシュを貫く。
重いシシュの体重をものともせず、ブリッジするように下から突き上げるエミリオ。そのまま激しい抽送を開始し、暴れ馬にまたがるかのようにシシュの身体は弾んでいた。
ギチュッ! ギチュッ! ギチュッ! と、ペニスがアナルへ突き挿れられる度に、シシュのヴァギナはプシュッ! プシュッ! と、愛液と精液が混じった液体が噴射されていた。
「く、くぅぅぅッ!」
「gi……gii……!」
エミリオはシシュの腰を万力のように思い切り抱きしめ、自身の身体の上で弾むシシュをがっしりと固定する。
シシュの熱い腸壁がきつくペニスを締め上げ、エミリオもまた強烈な快感に耐えるように声を漏らす。
めくれ上がったシシュのアナルから腸液と、エミリオのカウパー腺液が混じった液体が漏れ出し、ベッドのシーツをビショビショに濡らしていた。
「あ、あ、あぐううううッ!」
「gii……ッ!!!」
ギチィッと、思い切りシシュのアナルへとペニスを突き挿れ、エミリオの亀頭から熱い精液が放たれる。
ビュルルッビュルルルルッ! と、先程より多くの精液が腸内へと注がれ、シシュは歯を食いしばらせたまま白目を向いた。
「か、かはっ……!」
ブリッジの姿勢のまま、エミリオは射精しながらピクピクと足先を震わせる。
シシュはエミリオの上でぐったりと脱力し、ビュッビュッと、ヴァギナから愛液を噴射させていた。
「く、はぁっ、はぁーっ……!」
エミリオは荒い呼吸を吐きつつ、シシュを仰向けに転がす。
愛液を垂れ流しながら四肢を投げ出し、大の字になったシシュの上にエミリオは伸し掛かる。
シシュの口器を強引にこじ開け、だらしなく垂れた舌を強引に啜った。
ずちゅ、ずちゅううううッと、思い切りシシュの舌を吸い上げ、自身の舌を絡ませる。
意識を飛ばしかけていたシシュだったが、舌から感じる快感と多幸感から飛ばしかけた意識を取り戻した。
「はぁーっ、はぁーっ」
エミリオはシシュの口器から口を離すと、互いの口は粘ついた糸が引かれる。シシュと、自身の唾液で口周りをべちゃべちゃに濡らしたエミリオは、ペニスを腹にめり込む程硬く勃起させ、そのままシシュの張りのある大きな乳房を掴んだ。
「く、この、このぉ!」
シシュへ跨り、自身のペニスを乳房へ挟み込む。シシュの汗に濡れた乳房を使い、体液で濡れ塗れたペニスを扱き始めた。
「く、くぅ、くうぅぅぅッ!」
シシュの身体の上で腰を前後に動かし、ヌチュッ、ヌチュッと、乳房でペニスを扱く。
ぼんやりとそれを見つめていたシシュだったが、自身の胸の上にあるペニスへとおずおずと舌を這わせた。
「あぐぅッ!」
ピチャリっと、シシュが亀頭を舐める。脱力し、力なく舌を這わせるだけのシシュの愛撫に、エミリオは堪らず全身を震わせた。
シシュの舌が鈴口へと僅かに侵入すると、エミリオの睾丸から精液が湧き水のように押し出されていった。
「はっ、はっ、ぐうぅぅぅッ!!」
ビュルッ! ビュルッ! と、精液が噴射され、シシュの顔面は白濁とした液体に塗れる。
エミリオは乳房へペニスを擦りつけ、いまだ垂れ流される精液を塗りつけると、そのままシシュの膣口へとペニスをあてがった。
何度も大量に射精し、エミリオは汗を垂らしながら取り憑かれたようにシシュを犯し続ける。
まるで、シシュの体液を自分の体液で上書きするかのように、大量の精液をシシュへと放ち続けていた。
憔悴したエミリオの顔を、シシュは涙を浮かべた瞳を向ける。
「……ドウシテ?」
どうして、そこまで、私を。
どうして、そんなに、私を。
弱々しい声で発せられたシシュの言葉を受け、エミリオは乙女の瞳を真っ直ぐ見据えた。
「シシュを、愛しているから……!」
「ッ!」
ゆっくりと、ペニスを挿入しながら、エミリオは切なそうな声を上げる。
シシュはエミリオの言葉で、全身に多幸感が貫き、ビチャッ! と潮を吹きながら絶頂する。
「シシュが、大好きだから……!」
ミチッミチィッと、怒張したペニスがシシュの膣内へと侵入する。
そのまま、ゆっくりと腰を動かし、シシュの膣壁を擦り始めた。
「だから、もう、二度と、離れるなんて言わないで……!」
シシュを力強く抱きしめながら、エミリオは泣きながら腰を動かす。
それを見て、シシュもまた涙を流し、愛しの雄の背中へと手を回した。
「シシュ、シシュ、シシュぅ! 好きだ! 大好きだ!」
「kyuu……! kyuuu……!」
深くペニスを突き刺し、徐々に激しく腰を動かし始めるエミリオ。
バチュンッ! バチュンッ!バチュンッ!バチュンッ! と、ペニスがヴァギナへとぶつかる音が響いていた。
エミリオの愛の言葉を受ける度に、シシュは絶頂を繰り返しヴァギナから洪水のように愛液を噴出させている。
激しい快感から意識を手放さいよう、強くエミリオを抱きしめていた。
「エミリオ、ゴメンナサイ……ゴメンナサイ……!!」
「ああっ! シシュぅ! シシュぅぅぅぅぅぅッッ!!!」
涙を流し、ぎゅっとエミリオを抱きしめていたシシュは、やっとエミリオの深い愛情に気付き、その愛を全身で受け止めるべくエミリオの腰へ足を絡ませ、ぎゅっと身体を固定した。
エミリオはシシュの言葉を聞き、シシュと同じように多幸感を感じ、堪らず射精した。
ビュルッ、ビュルルッ! と、射精しながら、激しく腰を動かした。
「エミリオノ、コドモ、ホシイ……ッ! ホシイ……ッ!」
「ッ!? はぁッ! シシュゥッ!!!」
ドビュゥゥゥッ! と、大量に射精しながら腰を動かすエミリオ。
エミリオの愛を受け入れ、その証が欲しくなったシシュが、思わず吐露した無垢な願望に、エミリオのペニスは熱い精液を噴き出していた。
「ぐ、あああああ! シシュッ! シシュゥッ! 僕の、僕の子供を産んでくれッ! う、うああああああああああッッッ!!!!」
「kyuraaaaaaaaaaaaaaaaaaaaッッッ!!!」
ドビュルルッビュルルルルッ! ビュルルルルルルルッ!!
精液を吐き出し続けたとは思えない程、今日初めて射精したようにエミリオのペニスは大きく膨らみ、その鈴口からマグマのように熱く、濃い精液が濁流となってシシュの子宮内を溢れさせた。
エミリオの精液を全て受け取るべく、シシュは足を絡ませ、ぎゅううっとしがみつきながら絶頂し、脳髄が焼き切れるかのような快感を受け、意識を手放した。
エミリオもシシュへしがみつき、ビクッ、ビクッと身体を痙攣させながら愛しい雌へ種付けを行っている。
エミリオの精液を全て飲み込んだシシュの下腹部は、ぽっこりと膨らんでおり、ゴポッ、ゴポッと結合部から夥しい程の精液が噴きこぼれていた。
「シ……シュ……」
僅かに痙攣し、気絶したシシュの身体を、エミリオはぎゅうっと抱きしめながらその意識を手放す。
もう絶対に離れまいと、二人は互いの身体を強く抱きしめ、繋がりながら眠りについた。
不思議と、二人は同じ夢を見ていた。
幸せに、二人の子供と一緒に、穏やかに暮らしている夢を。
シシュの子宮内で、新しい命が宿ろうとしていた。
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サイレンの音が宿泊施設内へ響き渡る。
ゲート前に設置された2基のセントリーガンが、猛然と砲火を上げた。
黄色い体液を撒き散らせ、四肢を断裂させ、死体となった仲間を乗り越えながら、狂ったように走り続ける怪物達。
夥しい数の黒色の怪物が、咆哮を上げながら精錬所宿泊施設へと殺到していた。
Q.そんなにザーメンが出るわけ無いだろ!
A.俺の宇宙じゃ出るんだよ(ジョージ・ルーカス並感)