なんとなく、眠れない夜、というのはあると思う。
理由は色々だ。寝ている途中に目が覚めて眠れなくなってしまった、とか。
寝ようにも目が冴えてしまっていてそもそも眠れないだとか。
何となく、何かを予感して眠れなかったり、とか。
「…………どうしたの? 入れば?」
僅かに開いた自室の入り口の隙間から覗く瞳にそう告げれば、僅かに彼女の視線が揺れる。
しばしの沈黙。
やがて、きぃ、と扉が開き。
「こんな夜にどうしたの? エア」
とん、とん、と床を鳴らしながら、部屋の中へとエアが入って来る。
どこか緊張した様子に、僅かに首を傾げ。
ふと、違和感を持った。
何が、そう考え、ゆっくりと、エアの姿を上から下まで見渡し。
「…………あれ? 帽子は?」
いつも被っている、赤ラインの入った青の帽子が無かった。
蒼と水色の中間のような色合いの綺麗な髪にはしっとりとした、風呂上がり特有の水気を残していた。
お風呂上がりなのかな? 僅かに上気した頬が少女の小さな体躯に僅かな色気を醸し出していた。
「…………ハル」
短く、少女が自身の名を呼ぶ。
「エア…………?」
気づく、気づく、気づく。
濡れた瞳に、震え結ばれた唇に、そして、差し伸べられた手に。
頬に小さな手が触れる。紅い瞳が真っすぐに自身を見つめ、視線を決して逸らすことは無い。
唇と唇が重なる。
ほとんど無意識だった。
ただ顔を近づけてくるエアにつられて動いたというだけの話。
けれど、それは明らかなスイッチだったのだろう。
「ハル…………」
再度自身の名を呼びながら、エアが再び唇を重ね合わせてくる。
目を閉じ、ただ口先に全ての神経を集中したかのように、押し付けるような口づけ。
れろ
直後、エアの舌が自身の口内に割って入って来る。
「…………ん…………んあ…………」
これから、そういうこと、しちゃうのかな。
そんなこと、ふと思った。そんな呑気な思考とは裏腹に、自身の舌先はエアの口内を侵略し、舌と舌が絡む。
「ん…………っちゅ…………」
「あ…………んっ………………」
絡め合い、舐めあい、体が呼吸を求めて、離れあう。
大きく呼吸を繰り返しながらも、互いに顔を紅くしたのは息苦しかったからか、それとも。
「あの…………ね…………ハル」
そうして、顔を紅くしたままのエアが自身へとしなだれかかってくる。
自身の肩へと、頭を預けながら、自身の耳元でエアが恥ずかしそうな声でぼそり、と呟いた。
「…………シて欲しいよ」
呟かれた言葉に脳が思考を止める。
「体が熱くて、心が切なくて、苦しくて、苦しくて、気持ちが止まらないよ」
ぎゅっと、自身の腕をその両手で掴む。
「ハルが欲しくて、ハルにして欲しくて、辛いよ、苦しいよ、切ないよ…………助けてよ」
掴むその力が強まっていくのと対照的に、その声は細く細くなっていく。
数秒の逡巡。
けれど、理性より先に本能が勝った。
「…………俺も、初めてだから、さ」
エアの頬に手を当てる。綺麗な紅い瞳から涙が零れ落ちた。
「…………容赦できないよ?」
きゅっと、唇を結び。
こくり、とエアが頷いた。
* * *
震えるエアの体を片手で抱きしめながら、再び唇と唇を重ね合わせる。
空いたほうの手で、エアの胸元の赤いネクタイを引くと、するり、とあっさりと抜けていく。
「…………脱がすよ?」
問うたその言葉に、エアが僅かに表情を硬くしながら、けれどこくりと頷く。
青のコートを脱がし、ネクタイを引き抜けば、残ったのは白のカッターシャツ。
ボタンを一つ、一つと片手で外していくと、その白い肌が露わになる。
綺麗だな、なんて。白磁のようなその肌を見ながら思う。
鎖骨に沿って指を滑らせれば、すべすべとした感触。ぴくり、とくすぐったそうにエアが身じろぎする。
ボタンの最後の一つを外し、シャツを左右に広げれば。
「…………付けてたんだ」
そこに付けられたブラジャーに僅かに驚く。それが必要なほどの体型にも見えないのだが。
「これも取るよ?」
呟きつつ、最後に残ったブラに手をかける。
咄嗟にエアが手を出そうとすると。
「だーめ」
その手を掴み、頭の上まで持ちあげる。
「やりにくいな…………これ」
抱きしめている態勢だとどうしても片手が塞がってしまう…………なら。
とん、と。
エアの肩を押し、そのままベッドの上に押し倒す。
「え…………あ…………」
戸惑うエアを他所に、口元が弧を描くのを自覚する。
エアが動揺する隙に再びブラを取ってしまうと手を伸ばし。
「あっ」
またエアに妨害される。顔が真赤になって、最早思考がショート寸前といったところだが、それでも羞恥心が残っているらしい。
「なら、いいや」
別に取れないなら取る必要も無い、とブラの隙間に手を差し入れて。
その頭頂部にピンと突き立った突起に触れる。
「ひぅっ!?」
触れた瞬間、エアの体が小さく跳ねる。
その反応にまた笑みを深くして。
指で突起の周囲をなぞる。触れそうで、触れないその距離感に、エアがもどかしそうな表情を浮かべ。
きゅっ、と指先で突起を押しつぶし、捻る。
「っ~~~~~~~!!!」
声にもならないと言わんばかりに大きく口を開き、悶える。
「…………気持ち良いの?」
「はあ…………はあ…………はあ…………」
こくり、と頷くエアの額に、キスを落とす。
唇に、ではないと、エアが不満そうに見つめ。
「ふふ…………エア」
苦笑し、唇と唇を重ねる。
「…………ハル」
嬉しそうに、エアが微笑む。いつもの意地っ張りな表情とは真逆の様子に、心臓が早鐘を打つ。
――――何だろう、か。
「ハル…………好き」
どくん
二度、鼓動が打った。
好き、だなんて。何度も言われた言葉のはずなのに。
どうしてだろう、何度も聞いたその言葉と、まるで違って聞こえるのは。
「…………好き、好き、大好き」
エアが両手を伸ばし、抱きしめるように、抱きかかえるように、自身の首の後ろへと手を回す。
そうして唇を突き出し、何度目かになるキス。
とくん
三度、鼓動を打ち。
「…………ああ、そっか」
ようやく気づく。
「エア」
何のことは無い。
「…………好きだよ」
自分だって、彼女に恋していた、それだけのことなのだ。
* * *
「こっちも…………良い?」
確認するかのように、エアに視線を投げかければ、エアが消え入りそうな声で。
「…………うん」
頷いたので、灰色のスカートの下へと手を伸ばしていく。
「…………あっ」
不安そうに揺れるエアの瞳に、一瞬手を止める。
「…………キス、しよっか」
告げながら、唇を重ねる。
舌を絡ませあいながら、エアが気を取られている間に、スカートの下…………下着へと手を伸ばす。
「…………っ!!?」
下着の上から手を触れれば、エアの目が見開かれる。
けれど、動かない、抵抗は無い。
それを了承と受け取りながら、さらに隙間から指を差し込み、割れ目を探り当てる。
「~~~~~~!」
自身の体の一番大事なところに触れられていると言う事実に、エアが羞恥に固まる。
元々そう言いうことに耐性が無かっただけに、余計に恥ずかしさがあるのだろう。
けれど、それでも。目をぎゅっと硬く瞑り、口を閉ざして我慢をするその健気な姿に、愛しさが溢れてきて。
手を引く、と同時にエアが目を開く。
「…………ハル?」
「…………ゆっくり、行こう」
目の前の愛しい少女を泣かせたいわけじゃない。
合意の上とは言え、傷つけることは本望じゃない。
「スカート、脱がすよ?」
呟きながら、スカートに手をかける。けれどどうやって外すのかよく分からず困惑していると。
「…………ここ、こうやって」
エアが手を伸ばし、スカートのホックを外す、軽く引けば、するり、とスカートが脱げて、水色の下着が露わになる。
「濡れてる?」
「……………………濡れて、ないわ、よ」
少し湿って見える下着の上を指でなぞる。エアが悶えながら、否定の台詞を呟くが。
「もっと濡れて来た」
「ん…………あっ…………」
声を押し殺してはいても、びくびくと跳ねる体の反応がどこが感じるのか、どこは感じないのか、それを如実に示していて。
「っ…………あ、あ…………あん…………ぅ…………」
エア自身、感じやすい体質なのかもしれない、触れるたびに跳ね上がる体に、下着はすでに水浸しとなっている。
「…………脱がす、よ?」
荒い息を吐きながら、熱に浮かされたかのように思考が回っていない様子のエアに問かければ、こくり、とほとんど条件反射で頷く。
濡れていたせいか、やや脱がしにくかったけれど、エア自身の抵抗が無かったお蔭でなんとか下着を脱がし。
毛の一本も生えていないつるつるのそこに一筋の割れ目が見えた。
今のエアの恰好を見れば、全裸の上からはだけたワイシャツ被せただけのような凄まじくマニアックな恰好であり、けれど本人の思考が回っていないせいでその状況を把握できていないのか、定まらない視線でエアが呆けていた。
「大丈夫?」
思わず問いかければ、ゆらゆらと定まらない視線のままエアが頷き。
「触るよ」
秘部の周りはすでに愛液でべたべただった。これならまあ大丈夫か、と指でその入り口をこじ開け。
するり、とエアの中へ指が入る。
「あぅ」
ぴくり、とエアが反応するのを無視し。
膣壁を指でなぞるように擦って行く。
「あ、あ…………ああああ、ああああああああ」
全身を震わせ快感に耐えるエアの反応を見ながら、一番反応の強かった部分を何度となく擦る。
「ああああ、だ、ダメ! ハル!!! あ、あ、あ~~~~~~~~~~~~!!!!!」
びくん、びくん、と二度、三度、エアの体が痙攣を起こす。
「…………イッちゃったの?」
「……………………わか…………ない…………」
息絶え絶え、と言った様子で荒く呼吸するエアの頭を撫でて。
「…………エア」
顔を近づけ、その耳元でそっと囁く。
「…………繋がりたい」
その言葉の意味を、エアもまた理解しているはずで。
沈黙が部屋を支配する。
数秒経ち、十秒経ち、それからしばらくの間を置いて。
「…………うん、私も…………ハルが欲しい」
そう告げた。
* * *
エアの痴態に、すでに自身の物は前座の必要も無いほどにいきり立っていた。
と言っても、子供のソレなのだ、サイズに関しては察して欲しくは無いがお察しだが。
「…………エアちっちゃいから、ちょうどいいかもね」
「…………うるさい」
膝の上に乗ったエアが自身の上に移動し。
「挿れるよ?」
「…………うん、来て」
両腕でエアを抱き寄せ、その秘部へとゆっくりと、挿入を開始する。
散々前戯で潤いに満たされた膣内は初めてにも関わらずぬるり、と自身の物を受け入れて。
「ん…………あ…………」
「感じてるんだ、初めてなのに」
耳元で呟く声に、エアが羞恥に顔を染める。
「言うな…………ばか…………ああっ!」
びくん、と。上部を擦られ体が震える。本当にここが弱いらしい。
そのままゆっくり、さらに奥へ、奥へと進めていき。
途中で何かにぶつかる感覚。
「…………ハル」
それが何か、理解し、エアへと視線を向ければ。
「キス、して」
言われるがままに唇を重ね、啄むように、貪るように、キスを重ねて。
ぷつん
「~~~~~~~!!」
何かを押し破る感覚と同時、エアの顔が苦痛に歪む。
さらに奥へ、奥へと進んでいき。
ようやく最奥へと到達する、と同時に腰を止める。
「…………一番奥、届いたよ」
「…………………………うん」
まだ痛いのか、涙目になったエアの頭を何度となく撫でながら。
「大丈夫?」
そう尋ねれば。
「大丈夫、だから…………動いて、ハル」
ぎゅっと、自身の体を強く抱きしめながら、そう告げてくる。
「…………うん、分かった」
実を言えば我慢の限界だった。
それでも、精一杯エアを傷つけないように、ゆっくりと、慣らすようにエアの中で前後させていく。
「ん…………あ、ああ…………あっ…………」
痛いような、気持ち良いような、複雑な感覚の中でエアが悶えているのが分かった。
だから。
ずん、と一番奥へと突き入れ、小刻みに前後させる。
「あ、ああ、ああああああああ、あああああ!!」
子宮の入り口へと何度となく叩きつけられたエアの体が激しく跳ね上がる。
きゅ、きゅ、と閉まる膣内に、自身の限界が近いことを悟り。
「エア…………イきそう」
「うん…………いいよ…………来て、ハル、ハル!」
ラストスパート、とさらに大きくストローク。先ほどエアの反応が良かった部分を責め立てるような腰使いに、エアが激しく体を揺らし。
「エア…………エア、エア!」
「あ、あああ、ハル…………ハル! ああああああああああ!!!」
エアの体が激しく痙攣を起こすと同時。
びゅっ、とエアの中に白濁を吐き出した。
* * *
全裸で二人、ベッドの上に転がる。
「………………はあ、やっちゃった」
「………………うん」
いつになく弱気なエアに、苦笑しながら。
「あのさ、エア」
「…………ん…………何?」
先ほど気づいたばかりの自身の思いを吐き出す。
「好きだ…………愛してる」
呟きと共に、エアが目を数度瞬かせ。
「な、ななにゃなにゃにを」
顔を真赤にしながら狼狽える。
そんなエアに、愛しさを感じる自身の感情に驚きつつ。
「ずっと、答えを曖昧にしてたからさ…………ちゃんと言っておきたかったんだ」
ようやく気づけた自分の本心に。
「エアが好きだ。その好きの意味がようやく分かったから…………エアと一緒だって、分かったからさ」
「……………………」
そんな自身の言葉にエアが驚いたかのように僅かに黙し。
「…………私も、ハルが好き…………愛してる」
エアが優しい笑みを浮かべ。
どちらともなく、互いに顔を近づけ。
そうして唇と唇が重なった。
次ルート
①自慰
②凌辱
③首輪
④3P
⑤奉仕
どれにしよう?
まあ順番自体はすでに決まってるんだが。