ダークエロよろず短編集 作:カード読み込み
極東の染織が施された離れの障子越しに、
夕陽が融けた鉄のごとき赤黒い光を投げかけていた。
椿・コルブランドが住まう実家の奥座敷には、常ならぬ熱気が澱んでいる。
それは鍛冶場の炉から漏れ出す炎の余燼かと思えば、さにあらず。
甘く鼻孔をくすぐる女の発情の匂いと、
獣のような男の脂汗とが交じり合った、粘着質な瘴気であった。
布団の上に座り込む巨躯が、鈍い唸り声を上げる。
身長200Ç、岩肌を思わせる醜怪な皺だらけの皮膚、
ドワーフをそのままサイズアップしたような極端に歪曲した体躯。
かつては世界最高の鍛冶師としてその名を馳せた男、タンヤ・踏鞴。
痴呆という名の錆びが彼の理性を蝕んで久しいが、その肉体はいまだ衰えを知らない。
むしろ、余計な知恵という鎖が外れたことで、
彼はより原初的で、より暴力的な生命力の塊と化していたのだ。
このタンヤこそが、ダークドワーフという新時代の象徴たる種族の嚆矢である。
ドワーフの両親から低い確率で産まれる突然変異体。
見る者に生理的な嫌悪感を抱かせるほどに醜悪な容貌でありながら、
その巨体から放たれる圧倒的な存在感は、畏怖すら覚えさせる。
まるで地殻の底から這い上がってきた災厄そのもののような風格だ。
ダークドワーフの生態は、あまりにも極端である。
まず、種族の全てが男性であるという事実。雌が存在しない。
彼らは自らの種を保存するため、
他のすべての種族のメスに種付けを行うという繁殖戦略を採っている。
アマゾネスだろうと人間だろうとエルフだろうと、
その子宮さえ備わっていれば良し。
交わった果てに産み落とされるのは、必ずやダークドワーフの幼子である。
彼らの遺伝子はそれほどまでに強欲で、
他種族の血など微塵も受け付けない排他的な優性を誇っていた。
身体的な特異性も枚挙に暇がない。火に対する完全なる耐性を備え、
炎を食らうことで傷を癒やすという逆説的な回復能力を持つ。
光なき闇を透かす暗視能力、
常時発揮される『力』『耐久』『器用』への高次元なステータス補正、
そして毒無効の肉体。生まれながらにして発展アビリティ『鍛冶』を携える彼らは、
まさに鍛冶師として完成された生体兵器と言えた。酒がポーションの如く機能し、
銘酒を飲み込めばエリクサー級の効果を発揮する代謝系もまた、
彼らの異常なまでの生命力を裏付いている。
鍛冶と酒と喧嘩とセックス。
これこそがダークドワーフが愛してやまない四大元素である。
理性の箍が外れた彼らは、ただ己の欲望の赴くままに振る舞う。
鉄を打つ歓喜、酒を煽る豪快、拳を交える興奮、そしてメスを孕ませる本能。
これらはダークドワーフにとって等価値の快楽であり、
生命の根源たるエネルギーの発露に他ならないのだ。
「おお……ヨシノ……ヨシノよ……」
タンヤの荒い呼気が、過去の幻影を呼び覚ます。
亡き妻の名を呼びながら、彼のごつごつとした指は孫娘の豊満な肉体を貪る。
ハーフドワーフとしては稀有な長身、鍛冶師として研鑽された筋肉、
そして露出度の高い極東混合ファッションから溢れ出す柔肉。
椿は抵抗しない。いや、抵抗できぬのだ。祖父の圧倒的な力と、
何よりも寂しいと零すその言葉に負けて、彼女は身体を許し続けてきた。
「爺様……手前は椿だと言っておろうに……」
弱々しい訂正は、獣の耳には届かない。
タンヤの視界に映っているのは、若き日の最愛の妻のみ。
痴呆という名の呪いが、倫理も血縁も焼き尽くし、
ただ生殖という名の火種だけを残している。椿の隆々とした円錐形の乳房が、
岩のような掌に揉みしだかれ、金属槌を受け止めるほどの硬度と、
驚愕の柔軟さを併せ持つ白肌が歪み、形を変える度に、
鍛鉄の香の下から甘い吐息が漏れた。
八角形に割れた強靭な腹筋に、祖父の熱いくさびが押し当てられる。
横線と縦線が入り組んだ鋼鉄の織機が蠢き、熱い欲望を受け止める。
破城槌のような衝撃が子宮口を叩くたび、椿の口からは嬌声ではなく、
悲鳴に近い喘ぎが迸る。これはレイプなのか。それとも介護なのか。
境界線はすでに融解し、鉄と愛液が同じ温度で沸騰する泥沼へと沈み込んでいた。
ダークドワーフの性欲は、常に火山の如く活動的である。
一度火が点けば、相手の限界など構わずに噴火し続ける。
タンヤの股座から溢れる熔解性の欲情は、孫娘の膣内という坩堝へと注ぎ込まれ、
彼女の理性を焼き焦がす。すでに数子の母となった椿の秘裂は、
祖父の遺伝子を受け入れるために開発されきっていた。
「ああっ……爺様……また、中に……っ!」
容赦ないピストン運動が、赤い袴をまくり上げられた尻を震わせる。
鍛造された丸石のごとく重厚な臀部が、打撃のたびに反響し、
鉄槌の一撃にも似た音を奏でる。それは背徳的な打鍵のリズム。
幼子たちが眠る隣室へと漏れゆくその音色は、新たな命を宿すための儀式の鼓動であった。
種族としての圧倒的な生命力と、個としての哀れな衰退。
その二つが交わる場所で、椿はただ喘ぐことしかできない。
ダークドワーフという異形の生態が紡ぎ出すのは、
最強の武器でもなく、最高の酒でもない。
他種族を飲み込み、己の血で塗り替えるという、暴虐なる愛の結晶なのだ。
今宵もまた、忌まわしくも甘美な受精が、暗い離れの奥で完遂されようとしていた。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
極東の染織が施された障子の向こう側から、
月明かりが青白い影を落としていた。深夜の離れには、
湿った木の古びた匂いと、老人特有の脂ぎった体臭が混じり合い、
一種の催眠的な空気を醸し出している。
当時十五歳だった椿・コルブランドは、
介護のために夜着もそこそこに駆けつけたのだが──
「おお……ヨシノ……帰ってきたのか……」
その声は、枯れ木が風に擦れるごとき嗄れ声でありながら、
どこぞの発情した獣の咆哮にも似た熱を孕んでいた。
痴呆という名の霧が視界を覆い隠したタンヤ・踏鞴の瞳には、
孫娘の姿など映ってはいない。彼の脳裏に焼き付いているのは、
遥か昔に失われた最愛の妻の幻影のみ。
虚ろな瞳孔が月明かりを捉え、異常な輝きを放つ。
「爺様? 手前じゃ、椿じゃ……」
怯える仔犬のように震える声で訂正しようとするが、
それを遮るように巨躯が躍りかかった。
身長200Çのダークドワーフが放つ圧倒的な質量は、
降って湧いた雪崩のごとく十五歳の少女を寝台へと押し潰す。
肋骨が悲鳴を上げ、肺から空気が強制排除される。
抗おうと鍛え上げた腕を突き出すが、
大人の男のそれを遥かに凌駕する怪力の前に、
未成熟な肢体など赤子の手を捻るがごとく無力であった。
タンヤのごつごつとした岩のような掌が、
椿の白い襟元を乱暴に掴み、引き裂いた。
ビリビリという布が裂ける音が静寂を切り裂き、
十五歳のハーフドワーフとしては稀有な発育を遂げた肉体が露わになる。
鍛冶場で培われつつある筋肉の健康的な起伏と、
それとは矛盾するかのように豊かに膨らんだ柔肉のコントラスト。
晒しの下から飛び出した円錐形の乳房は、
まだ処女の証たるピンク色の乳首を硬く勃たせ、
恐怖と羞恥で微かに震えていた。
「いやっ……やめてくれ、爺様!」
椿の黒曜石のごとき瞳から、真珠のような涙がこぼれ落ちる。
その涙は頬を伝い、白磁のような肌を濡らしながら、
首筋へと流れ落ちていく。泣き濡れた顔は痛々しくもあり、
しかしどこか背徳的な色香を漂わせていた。
少女のあどけなさが残る顔立ちに浮かぶ屈辱と恐怖の表情は、
男という生き物の嗜虐心を無惨にも煽り立てる毒を含んでいるのだ。
ダークドワーフという種族の生態を考察するに当たり、
彼らの性欲というものは人間のそれとは根本的に異なる。
種族の全てが雄であり、雌が存在しない彼らは、
他種族のメスを孕ませることのみを目的とした生殖器官を備えている。
それは一種の寄生戦略と言っても過言ではない。
どんな種族の雌であろうと、その子宮に種を植え付け、
必ずダークドワーフの幼子を産み落とさせるという強靭な遺伝子。
痴呆により理性の箍が外れたタンヤの肉体は、
その種族としての本能を露骨に、かつ凶暴に表出させていた。
「ヨシノ……寂しいのだ……寂しいのだよぉ……!」
タンヤの悲痛な叫びと共に、
岩のような指が椿の赤い袴をまくり上げる。
抵抗する間もなく露わになった下半身には、
すでに鉄棒のごとき怒張が押し当てられていた。
常時『力』と『耐久』に補正のかかったダークドワーフの男根は、
人間の尺度では計り知れないほどの太さと硬度を誇る。
それはまさに破城槌。女性器という城門を強引に突破し、
奥の奥まで蹂躙するためだけに鍛え上げられた凶器であった。
「あぐっ……!? い、痛い……! 爺様、裂ける! 裂けてしまう!」
先端が秘裂をこじ開け、強引に楔を打ち込んでくる。
処女膜が紙切れのごとく引き裂かれ、鮮血が滲む。
あまりの痛みに椿の背筋が弓なりに反り上がり、
喉から絶叫が迸る。しかし、その声は離れの深い闇へと吸い込まれ、
誰の耳にも届くことはなかった。
涙でぐしゃぐしゃになった顔を横に振り散らしながら、
椿は必死に逃げようと身をよじる。だが、その動きすらも、
タンヤの劣情を刺激するスパイスに過ぎない。
十五歳の肢体は、まだ成長途上でありながらも、
将来「単眼の巨師」と呼ばれるにふさわしい豊潤なポテンシャルを秘めている。
鍛えられた腹筋の凹凸が男の腹に擦り付けられ、
揉みしだかれた乳房が形を変えるたびに、
少女から女へと強制的に作り変えられる残酷な儀式が進行していく。
ダークドワーフの精力は尽きることがない。
一度火が点けば、相手が壊れるまで注ぎ続けるのが彼らの流儀だ。
タンヤの腰はピストン運動を開始し、
椿の未成熟な膣内という坩堝へと容赦なく打ち込まれる。
打撃音が響くたびに、椿の口からは悲鳴と混じった甘い吐息が漏れ始めていた。
痛みの中に混じる得体の知れない痺れ。
それは肉体が侵食され、種族としての本能にねじ伏せられる予兆であった。
「ああっ、あぐっ……爺様……手前は……手前は……っ!」
言葉にならない嗚咽。
涙で潤んだ瞳が天井を仰ぎ、黒髪が汗で額に張り付く。
その姿はあまりにも惨めでありながら、
どこか神聖なる犠牲者のごとき艶めかしさを放っていた。
白濁した理性の欠片すらも打ち砕かれ、
ただ祖父の性処理のための器として刻印される十五歳の夜。
鉄と炎の神秘が循環する彼女の身体に、
今、忌まわしきダークドワーフの血が混ざり合い、
新たな命の熔渣が注ぎ込まれようとしていた。
◆◆◆
寝室の空気は、母乳の甘やかな香りと、
老人の発した脂ぎった体臭とが不純に交尾する闇の坩堝と化していた。
障子の隙間から忍び込む月明かりのみが、背徳の祭壇を青白く照らし出している。
「ほれ、もう少し飲め……お腹いっぱいにならぬか」
椿・コルブランドは、薄暗がりの中で幼い娘の口に乳首を含ませていた。
鍛冶場で培った隆々たる胸筋の上に鎮座する巨椀は、
母親としての豊潤なる分泌を果たし、白く甘い雫を滴らせている。
赤子がふにふにと頬張る感触、その無垢な吸啜音だけが、
この離れに許された唯一の聖なる調べであった。
だが、聖なる調べは、獣の咆哮によって唐突に断ち切られた。
「おお……ヨシノ……ヨシノよぉ……!」
布団の隅で横たわっていた巨躯が、突如として脈動した。
岩肌のごとき醜怪な皮膚を纏うダークドワーフ、タンヤ・踏鞴。
彼の虚ろな瞳は、孫娘の露わになった乳房と、
その口元に吸い付く赤子の姿を見てしまったのだ。
痴呆の霧が理性を焼き尽くし、ただ性欲という名の業火のみを残す。
妻の幻影と、目の前の豊穣なる母性とが脳裏で融解し、
暴走する生殖本能が火を噴いた。
「あぐっ……!? 爺様!?」
雪崩が落ちた。タンヤの巨躯が、
無慈悲な重力となって椿の上に覆いかぶさる。赤子は母の胸から離れ、
布団の窪みへと転がったが、幸い怪我はない。しかし、それきりであった。
タンヤの視界には、すでに孫娘の訴えなど入っていないのだ。
「い、いかん……爺様、子供が見とる!
起きとるのだぞ! せめて、奥の部屋へ……っ!」
椿は必死に懇願した。ことさら声は震えていた 。
2、3歳の幼子たちが、寝ぼけ眼をこすりながら、
目の前で繰り広げられる光景を見上げている。
母が祖父に押し潰され、肉を貪られる異様な情景を、
彼らは何も理解できぬまま、ただ呆然と見守るしかない。
だが、タンヤの耳に懇願など届かない。
ダークドワーフの性欲とは、火属性の災害である。
一度燃え上がれば、周囲の環境など一切の配慮なしに延焼する。
彼のごつごつとした指が、椿の赤い袴を乱暴にまくり上げた。
鍛造された丸石のごとき臀部が露わになり、月明かりに白く浮き上がる。
「ヨシノ……寂しいのだ……抱かせろ……!」
「ひっ……ああ、もう……っ! 手前の、馬鹿者が……っ!」
岩のような指が、さらしの隙間から乳房を鷲掴みにする。
金属槌を受け止めるほどの硬度と、驚愕の柔軟さを持つ白肌が、容赦なく歪む。
強靭な腹筋に、タンヤの鉄棒のごとき怒張が押し当てられた。
前戯など無用。子宮という城門を突破するためだけに鍛え上げられた破城槌が、
無慈悲な突撃を開始する。
「あぐうぅっ!? ひ、裂ける……っ!
爺様、こんな所で……っ! 子供の前で……っ!」
秘裂をこじ開け、強引に楔が打ち込まれる。
すでに数子の母となり、開発されきった膣内は、
ダークドワーフの凶器を飲み込む形に造り変えられていたが、
それでも生身の女が受ける衝撃は凄まじい。
横線と縦線が入り組んだ鋼鉄の織機が蠢き、熱い欲望の溶渣を注ぎ込まれる。
打鍵のリズムが響き始めた。ズン、ズン、ズン。
鉄槌が金床を打つごとき重厚かつ暴力的なピストン運動。
幼子たちの前で、母親の肢体が反り上がり、悲鳴と喘ぎが交尾する。
「ああっ、ああっ、あっ、あっ……っ!
いや、嫌なのだ……手前は、嫌なのに……っ!」
椿の黒曜石のごとき瞳から、真珠のような涙がこぼれ落ちる。
抗おうとする意志とは裏腹に、鍛冶場で培った膂力は快楽の波に飲み込まれ、
白濁した理性が溶かされていく。圧倒的格下である痴呆の老人に、
幼子の目前で犯されるという恥辱。その無力感こそが、
彼女の身体に巣食う倒錯した快楽のスパイスとなっていた。
「あっ、あっ、そこ……っ! 爺様、突き上げるな……っ!
奥が、子宮が……壊れる……っ!」
ダークドワーフの種族としての本能は、相手の限界など構わずに噴火し続ける。
子宮口を容赦なく叩き、精子という名の鉄汁を注ぎ込むためだけの暴虐なる運動。
椿の口からは、もはや懇願ではなく、甘い嬌声が漏れ始めていた。
背徳の炎が、鉄と炎の神秘が循環する肉体を内部から焼き尽くしていく。
幼い娘が、泣き出すことも忘れて、母の淫らな顔を見つめている。
その無垢な瞳に映るのは、鍛冶師としての誇りを捨て、
ただのメスとして祖父の性処理の器と化した「単眼の巨師」の痴態であった。
「くっ、ううっ……っ! 来る……来る、爺様の……っ! ああああぁぁぁっ!」
破城槌の最後の一撃が、最深部を抉った。
タンヤの巨躯が戦慄し、猛烈な勢いで濃厚な精液が注ぎ込まれる。
熱い欲望の奔流に子宮が洗われ、
椿の肢体は痙攣しながら白濁の海へと沈んでいった。
アヘりと絶頂に歪む美貌。
鉄と愛液が同じ温度で沸騰する寝室の夜は、まだ更けていく。
翌朝、目覚めた子供たちが見るのは、
布団の上で汗と体液にまみれて眠りこける巨躯と、
その腕の中で虚空を見上げる昏い眼差しの母の姿。
これが日常。介護であり、背徳であり、愛である。鉄を打つ日々と同様に、
寝室での情事は椿の日課として、確固たるリズムを刻み続けていた。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
早朝の離れは、まだ薄墨を流し込んだような静寂に包まれている。
夜明け前の冷気と、布団の中に充満する獣じみた熱気とのコントラストが、
この空間だけ時間が歪んでいるかのような錯覚を催させる。
椿・コルブランドは、悄然と布団を捲り上げた。
隣には岩塊のごとく横たわる巨躯。
ダークドワーフの長、タンヤ・踏鞴。
その醜悪な貌は安らかな寝息を立てているが、
股間だけが別の生き物のように猛々しく天を衝いていた。
これがダークドワーフという種族の呪いであり、宿命である。
彼らは眠りの中でさえ、炎の余燼を燻らせている。
火に対する完全耐性を持ち、炎を食らうことで傷を癒やす彼らは、
体内に常に高熱のマグマを抱え込んでいるのだ。
睡眠中は体外への放熱を抑えるため、
そのエネルギーはすべて生殖衝動という形で集約される。
朝の「立ち」は生理現象などという生易しいものではない。
それは火口からの噴火の予兆であり、
圧力が限界に達する前に逃がしてやらねば、
彼らの肉体自身が内側から焼き切れてしまうかもしれないほどの爆発力を孕んでいた。
「……やれやれ、朝から景気の良いことだ」
椿は苦笑ともつかぬ唸り声を漏らし、布団の上に四つん這いになった。
鍛冶師として研鑽した筋肉が微かに震えるのは、恐れか、それとも期待か。
彼女は寝ている祖父の股間に顔を寄せ、その熱源に唇を触れさせた。
鉄と炎の匂いが鼻腔をくすぐる。
ダークドワーフの男根は、まさに灼熱の鉄棒。
常人ならば火傷すら負いかねない熱量が、
椿の口中という湿った坩堝へと挿し込まれる。
「んっ……むっ……」
喉奥まで犯すような質量と硬度。
舌を絡め、口腔内の粘膜を擦り付けるたびに、タンヤの寝顔が快楽に歪む。
精液とは、ダークドワーフにとっての燃料油だ。
彼らが放つ白濁液は、常人のそれとは粘度も温度も異なる。
文字通り沸騰したカロリーが、飲み込む者の内臓を直接温める。
「んぐっ……ごくっ……!」
喉を鳴らし、朝の一杯を飲み下す。
老人が目覚める前に放精させねば、
起きた途端に雪崩のような性欲が襲いかかってくるからだ。
予防線を張るためのフェラチオ。
だが、その行為自体が椿の身体にも火種を移してしまっていることを、
彼女自身は自覚しているのだろうか。
目覚めたタンヤは、恍惚とした表情で孫娘の頭を撫でた。
「おお……ヨシノ……朝から良い気付きじゃ……」
「ほれ、起きたか。さっさと風呂じゃ」
業務的な口調で促しつつも、
その瞳には昏い情欲の色が滲んでいた。
離れの隣にある簡易的な風呂場へと巨躯を誘導する。
湯気の立ち込める中、椿は自らの着物を肌蹴させた。
鍛冶場で培った膂力で祖父の背中を流す……などという殊勝な真似はしない。
椿が用いるのは、最高級の天然スポンジ。
すなわち、彼女自身の豊満なる肉体である。
「ほれ、動き回るでない」
大きな木桶に汲んだお湯をかけながら、
椿は祖父の岩のような背中へと己の胸を押し当てた。
隆々たる胸筋の上に鎮座する巨椀が、
硬質な皮膚に圧迫され、悲しげに形を変える。
金属槌を受け止めるほどの硬度と驚愕の柔軟さを持つ白肌は、
石鹸の泡をたっぷりと含み、極上の潤滑剤となって男の背中を滑り落ちる。
「むう……ヨシノ……柔らかいのう……」
タンヤが振り返りごつごつとした指で乳房を鷲掴みにする。
揉みしだかれるたびに、乳首が硬く勃ち上がり、甘い疼きが背骨を駆け上がる。
入浴介護か、プレイか。
境界線は湯気の向こうへと霞んでいく。
強靭な腹筋が祖父の尻に押し付けられ、
鍛造された丸石のごとき臀部が濡れた腿を擦り合わせる。
水音と肉のぶつかる音が反響し、狭い風呂場をさらに熱く湿らせていく。
身体を洗うという行為が、
互いの欲情をこすり合わせる発火装置へとすり替わっていく。
だが、ここで果ててしまうわけにはいかない。
今日はヘファイストス・ファミリアでの鍛冶仕事が待っているのだ。
「そこまでだ。これ以上煽ると遅刻する」
椿は強引に祖父の手を振り払い、
泡だらけの身体をシャワーで乱暴に洗い流した。
冷たい水が肌を打つたびに、熔解性の欲情が一時的に冷やされる。
風呂から上がり、濡れた髪を拭きながら赤い袴を締める。
さらしで胸を圧迫し、素足に草履を履くと、
彼女は再び「単眼の巨師」の貌へと戻った。
「行ってくる。大人しくしておれよ」
背中で手を振る祖父に一声かけ、椿は朝日に向かって歩き出す。
だが、その歩幅には微かな違和感があった。
股座に灯った火種が消えずに燻り、鍛冶場へ向かう足取りをどこか重くさせている。
これが日常。朝起きて祖父をフェラチオして起こし、
風呂に入れた祖父をおっぱいで洗い、仕事へと向かう背徳の日課。
鉄を打つ音に混じって聞こえるのは、自身の子宮で反響する破城槌の残響か。
オラリオ随一の名工は今日もまた、自身の肉体という炉に薪をくべながら、
街の往来へと消えていくのであった。
◆◆◆
夕闇が極東風の屋敷を包み込む頃、
鉄と炎の香りを纏った女が帰宅した。
一日の労働を終えた鍛冶師の顔には疲労の色が濃いが、
その瞳にはまだ炉の残り火が宿っている。
椿・コルブランドは手早く着替え、台所へと立った。
菜箸を持ち、鍋の中で躍る具材をかき混ぜるその背中は、
この家における数少ない安寧の象徴であった。
だが、背後に控える巨躯がその安寧を許すはずもなかった。
「おお……ヨシノ……尻が……でかい尻が揺れとる……」
タンヤ・踏鞴の視線は、孫娘の赤い袴に包まれた臀部に釘付けである。
痴呆という名のフィルターを通して見る孫娘は、
ことさら愛おしい妻の幻影と重なり、そして同時に、
ダークドワーフとしての暴虐なる生殖本能を激しく揺さぶるのである。
「爺様、飯じゃ。待っておれ」
声をかけるも、老人の耳には入らない。
彼のごつごつとした指が、唐突に袴の裾を捲り上げた。
白昼夢のごとく露わになった鍛造された丸石のごとき臀部。
その重厚かつずっしりとした安堵感は、
男という生き物にとって最強の誘惑薬であり、
同時に最凶の発火剤であった。
「へっ? ちょっ、爺様!? 今、手前は飯を作って……ひゃああっ!!」
抗議の言葉は悲鳴へと変わる。
前戯など無用の直立不動。
岩のような胸板が背中に押し付けられ、
同時に灼熱の鉄杭が下半身に突き刺された。
だが、今回侵入を果たしたのは、いつもの子宮への入り口ではない。
人間が排泄のために用いる、より窄んだ、より過敏な秘穴であった。
「あぐっ!? そ、そこは……違うのだ! 爺様、違うところじゃ!」
ここでダークドワーフの生態について考察を深めねばなるまい。
彼らはあらゆる種族のメスに種付け可能であり、
産まれてくるのは必ずダークドワーフであるという強力な遺伝子を持つ。
であればこそ、生殖に直結しないアナルへの射精は無駄に思えるかもしれない。
しかし、それは浅い見方だ。
ダークドワーフの性欲とは「火」である。
火は燃え盛る対象を求め、酸素を求め、そして出口を求める。
生殖という名の安全弁が閉ざされていようとも、
圧力が高まれば横へ逸れ、隙間から噴き出すのが火の性である。
ましてや痴呆により理性の箍が外れた個体にとっては、
「穴」であれば何処でも良かった。
妻の面影を重ねた孫娘の尻穴という未知の通路は、
新たな燃料を投入された火口のごとく、
タンヤの劣情を狂乱的に燃え上がらせたのだ。
加えて言うならば、ダークドワーフの性器は物理的に過剰である。
他種族のメスを孕ませるために発達したその質量と硬度は、
女性の身体構造において最も神経が密集する部位──
すなわち前立腺などの性感帯に対して、無差別かつ壊滅的な干渉を行う。
これは種族としての副次的な特性と言えるだろう。
彼らの男根は、ただ子宮を狙うミサイルであるのみならず、
メスの身体中の快楽スイッチを強引に押し込む
マスターキーとしての機能も併せ持つのだ。
「ああっ! ああっ! 裂ける! 裂けてしまうぅっ!
爺様の馬鹿! 馬鹿者がぇっ!」
椿の口から恥辱の涙と共に叫びが迸る。
強靭な腹筋が痙攣し、鍛冶場で培った筋肉が悲鳴を上げる。
立ちバックという不安定な体勢で強引に貫かれ、
内臓をかき回されるような異物感と、
背骨を痺れさせるような閃光のような快楽が同時に襲いかかる。
ズン! ズン! ズン!
鉄槌の一撃にも似たピストン運動。
鍋の中身が溢れようと構うものか。
タンヤの腰は止まらない。
ダークドワーフの常時『力』補正を受けた突き上げは、
椿の身体を人間扱いせず、ただの肉壁として打ち据える。
「ひっ、ぐっ……そこ、当たる……当たってしまうぅ……っ!
手前は……手前は……アナルでイくなど……っ!」
前立腺という秘密の鐘が打ち鳴らされるたび、
椿の脳裏に白い閃光が走る。
圧倒的格下に犯される恥辱と、抗えない肉体の歓喜。
その矛盾した熔渣が彼女の理性を焼き焦がしていく。
料理をする手などもうない。菜箸を落とし、
シンクにしがみつきながら、彼女は祖父の性処理という名の暴虐に身を委ねるほかなかった。
◆◆◆
夜が更けた。
幼子たちは隣室で健やかな寝息を立てている。
寝室には再び背徳の空気が充満していた。
「ほれ、爺様。こちらじゃ」
椿は疲れた身体に鞭打ち、布団の上に跨った。
鍛冶仕事で疲労した身体に祖父の性処理まで課せられる日課。
だが、立ちバックで嬲られ続けるよりは自ら動いた方がマシである。
そういう割り切った諦観と、
身体の奥底で燻る被虐的な期待がない交ぜになった感情が、
彼女を騎乗位という能動的な背徳へと駆り立てる。
タンヤの鉄棒のごとき怒張を手で導き、
すでに湿り気を帯びた秘裂へと沈めていく。
「んっ……くぅぅ……っ!」
ズブズブと肉壁が押し開かれ、
子宮口まで到達する異物の充填感。
自ら腰を落とすことで、立ちバックの時よりも深く繋がれる錯覚。
重たい腰を揺らすたびに、鍛造された臀部が男の太腿に打ち付けられ、
肉と肉がぶつかる卑猥な音が響く。
「あっ……あっ……爺様……大きい……やっぱり大きい……っ!」
自分から求める淫らな牝。
「単眼の巨師」の異名は泣く子も黙るが、
この寝室ではただの肉欲の囚人に過ぎない。
タンヤのごつごつとした掌が、揺れる乳房を掴み取る。
揉みしだかれるたびに乳首が硬く勃ち、甘い毒が全身に回る。
「おお……ヨシノ……ヨシノ……良いぞ……もっとじゃ……!」
老人の歓喜の声に応えるように、椿は腰を激しく振る。
騎乗位という体位は、彼女に錯覚させる。
自らが支配しているのだと。
だが実際には、ダークドワーフという巨木に跨り、
その幹に身を委ねているに過ぎない。
下から突き上げられる強烈なカウンターパンチ。
自重を利用した体重乗せは、皮肉にも自身の子宮をより深く貫く結果となる。
「ああっ! 来る! また来るのだ!
爺様のが……子宮を叩くっ! 奥まで……奥まで入ってくるぅぅっ!」
鉄と炎の神秘が循環する肉体が、白熱する。
熔解性の欲情が臨界点を突破し、
背徳の溶岩が噴き出す。
「イクッ! イクのだ! 手前も……手前も一緒にぇっ!」
二人の巨躯が同時に戦慄した。
タンヤが猛然と腰を突き上げ、
灼熱の精液という名のマグマを注ぎ込む。
椿は白目を剥き、口から涎を垂らしながら、
その濃厚な熱量を子宮で受け止め、絶頂の海へと沈んでいった。
◆◆◆
事後。
荒い息遣いだけが残る寝室で、
椿は祖父の巨躯の上に折り重なるように倒れ込んだ。
汗と体液で粘つく肌。鉄と愛液が同じ温度で沸騰した痕跡。
意識が遠のく寸前、彼女はふと思う。
明日もまた同じ日が続くのだろう。
朝フェラし、風呂で身体を乳を使って洗い、仕事から帰ればアナルを犯され、
夜は騎乗位で精を絞る。それは地獄か。それとも極楽か。
答えを出す前に、睡魔という名の鉄鎚が彼女の意識を打ち砕いた。
どこか蠱惑的な空気を残したまま、
鍛冶師とダークドワーフは背徳の微睡みの中へと堕ちていくのであった。
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