※この作品はR-18です。

ダークエロよろず短編集   作:カード読み込み

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本番なしです


ショタ喰い金髪巨乳吸血姫

 

 

 公園の片隅にある古びたブランコが、静かな夜の空気に微かな音を立てて揺れていた。

 

 その錆び付いた鎖に指を絡ませるのは、小さな少年だった。

 

 名を蒼汰というその少年は、

 

 先日の出来事が頭から離れず、再びこの場所へ足を運んでしまっていた。

 

 月光が雲間から差し込み、彼のまだ幼い横顔を青白く照らしている。

 

(……なんで、また来ちゃったんだろう)

 

 そう自問しながらも、蒼汰の鼓動は速くなるばかりだった。

 

 あの時、自分の意思とは関係なく高みへと導かれ、初めて味わった強烈な絶頂の記憶。

 

 それは恐怖と共に、得体の知れない甘い疼きとなって彼の中に刻まれていた。

 

 母や父に見せられない、自分だけの秘密。

 

 それを抱えたまま、蒼汰は無意識にこの場所を求めてしまったのだ。

 

「また来たのね、坊や」

 

 不意に、背後から鈴を転がすような、

 

 それでいてどこか蠱惑的な響きを持つ声が降ってきた。

 

 振り返ると、そこに立っていたのは──―金色の髪を月明かりに輝かせ、

 

 真紅の瞳を妖しく細める絶世の美女、アルクェイドだった。

 

 夜の闇に溶け込むことのない圧倒的な存在感を放ちながら、彼女は悠然と微笑んでいる。

 

 その姿は、まさにお伽噺に出てくる魔性の美しさそのものだ。

 

 蒼汰は息を呑んだ。

 

 そして同時に、己の頬が熱を持つのを感じる。

 

 彼女が発した言葉は、まるで全てを見透かしているかのように思えたからだ。

 

「ふふっ、顔が赤いわよ? 暑いのかしら?」

 

 アルクェイドはわざとらしく小首を傾げながら歩み寄ってくる。

 

 長いスカートの裾が優雅に翻り、むせ返るような甘い香りが蒼汰の鼻腔をくすぐった。

 

 その香りは、あの夜、彼女の胸の中で包み込まれた時の記憶を鮮やかに蘇らせた。

 

(ダメだ……こんなの……変になる……)

 

 本能的に逃げ出したい衝動に駆られる一方で、

 

 体はまるで石になってしまったかのように動かない。

 

 それどころか、喉がカラカラに乾き、何かを求めるように無意識に唇を舐めてしまう。

 

 そんな蒼汰の葛藤を見透かすかのように、

 

 アルクェイドはゆっくりとブランコの前にしゃがみ込み、視線の高さを合わせてきた。

 

 至近距離で見る彼女の美貌に、蒼汰の思考はさらに混乱する。

 

「ねえ、坊や。今日は何をして遊びたい?」

 

 歌うようにそう尋ねながら、アルクェイドはそっと手を伸ばし、

 

 蒼汰のまだ短い前髪を指先で軽く撫でた。

 

 それだけで、背筋をゾクリとした感覚が走り抜ける。

 

 

 アルクェイドの指が触れた箇所から、電流のような痺れが全身を駆け巡った。

 

 それは決して嫌なものではなく、

 

 むしろ心地よい──いや、それ以上に危険な快感の予兆だった。

 

「ひぅっ……!」

 

 思わず小さく悲鳴を上げた蒼汰は、慌てて自分の口を塞いだ。

 

 しかし、もう遅い。

 

 アルクェイドの赤い瞳は、そんな蒼汰の些細な変化も見逃さなかった。

 

「どうしたの、坊や? もしかして、私に触れられて感じちゃった?」

 

 囁くような声音で問いかけられ、蒼汰は耳まで真っ赤になった。

 

(ち、違う……! これは、その……風邪とか、そういうので……)

 

 脳内で必死に言い訳を探すが、身体は正直だった。

 

 ズボンの内側で、小さな雄が確かな硬さを持って主張を始めている。

 

 その事実に気づいた瞬間、蒼汰は今にも泣き出しそうな表情で俯いた。

 

 こんな感覚は知らない。

 

 お父さんやお母さんに見せる顔とは全く別の自分が、

 

 目の前の美しい怪物によって作り替えられていく恐怖と、ほんの少しの期待。

 

 アルクェイドはそんな蒼汰の葛藤を眺めて満足げに微笑むと、

 

 ブランコの座板に腰掛け、脚を組み直した。

 

 その拍子に、白い太腿がちらりと見え、

 

 蒼汰は無意識にごくりと唾を飲み込む。

 

 彼女は自分の魅惑がどれほど人間──特に若い男にとって毒であるか、

 

 よく理解していた。

 

 そして、それが最も効果的に作用するのは、

 

 こういう無垢で幼い魂だと知っている。

 

「ねぇ、坊や。教えてちょうだい。今、どんな気持ちなのかしら? 

 

 怖い? それとも……もっと違う感情?」

 

 試すように、あるいは誘うように問いかけるアルクェイド。

 

 蒼汰は答えられず、ただ震えることしかできない。

 

 この異常な状況から早く逃げ出したいのに、

 

 身体はまるで鉛のように重く、思考は甘く濁っていく。

 

(僕は……どうしちゃったんだ……?)

 

 夜の公園で出会った美しい吸血鬼と、

 

 彼女の甘く残酷な好奇心に翻弄される自分。

 

 この非日常的な時間が、いつまで続くのか。

 

 そして、これから一体何が始まってしまうのか──。

 

 蒼汰はただ、月光を受けて妖しく輝く

 

 アルクェイドの瞳を見つめ返すことしかできなかった。

 

 

 アルクェイドの問いかけに、蒼汰は何も答えられなかった。

 

 ただ、荒い呼吸を繰り返し、潤んだ瞳で彼女を見つめ返すだけだ。

 

 その様子が、かえってアルクェイドの嗜虐心を刺激する。

 

「うふふ……黙っちゃって、可愛いわね」

 

 彼女は楽しそうに笑いながら立ち上がり、蒼汰の前に回り込んだ。

 

 そして、わざとゆっくりとした動作でしゃがみ込み、蒼汰の顔を覗き込む。

 

 吐息がかかるほどの距離に、蒼汰の心臓は爆発寸前だった。

 

「ねえ、坊や。ここ、苦しそうじゃない?」

 

 突然、アルクェイドの白い指が、

 

 蒼汰の膨らんだズボンの股間部分をトントンと軽く叩いた。

 

「ひっ!?」

 

 蒼汰の肩がビクンと跳ねる。

 

 アルクェイドは目を細めた。

 

「あら、大丈夫よ。別に痛いことはしないから」

 

 彼女の指はそのまま、輪郭をなぞるようにズボンの上を滑っていく。

 

「でもね、坊や。男の子はこういう時、どうすればいいか知ってる?」

 

 囁くような声は、まるで悪い魔法使いの呪文のようだった。

 

 蒼汰は激しく首を振る。

 

 

「し、知らない……そんなの……」

 

 嘘だ。本当は知っている。

 

 けれど、それを口に出すのが恐ろしかった。

 

 この状況で、そんなことを認めるのは、

 

 あまりにも恥ずかしく、そして敗北的な気がしたからだ。

 

 しかし、アルクェイドはそんな蒼汰の抵抗などお見通しだと言わんばかりに、

 

 小さく肩をすくめてみせた。

 

「ふーん、そうなの? じゃあ、私が教えてあげようか」

 

 彼女はそう言うと、ブランコの支柱に寄りかかり、

 

 妖艶な笑みを浮かべながら蒼汰を見下ろした。

 

「坊や、これはね。坊やの身体が大人になり始めた証拠よ。

 

 とっても自然なことだし、恥ずかしがることはないわ」

 

 優しげな言葉遣いなのに、その声音にはどこか含みがある。

 

 アルクェイドは、蒼汰が既にそれを知っていること、

 

 そして、その意味を理解するよりも先に、

 

 肉体が反応してしまっていることに気づいているのだ。

 

 

「でも、困るでしょう? 

 

 こうやって膨らんでしまうと、服の中が窮屈で、落ち着かないはずよね?」

 

 彼女はそう言いながら、指を伸ばし、再び蒼汰の股間の膨らみに触れた。

 

 今度は布越しに、形を確かめるように、ゆっくりとなぞり上げる。

 

「やっ……! やめて……っ!」

 

 蒼汰は身を捩って逃げようとするが、アルクェイドの指は巧みに追いかけてくる。

 

 そして、彼女は決定的な言葉を口にした。

 

「ねぇ、坊や。ここ、すごく大きくなってるわよ? 

 

 まるでお腹の中に、別の生き物がいるみたい」

 

 クスクスと笑いながら囁かれる、

 

 羞恥心を煽るような表現に、蒼汰の頬は火が出そうなほど熱くなった。

 

 自分の身体の変化を、他の誰かに、しかも女性に指摘されることが、

 

 これほどまでに耐え難いものだとは思わなかった。

 

 蒼汰はぎゅっと目を瞑り、必死に首を振る。

 

「違う……違うもん……っ!」

 

 だが、その否定の言葉は弱々しく、ほとんど涙声になっていた。

 

 アルクェイドはそんな蒼汰の反応を愛おしそうに見つめながら、

 

 更に追い打ちをかけるように言葉を続ける。

 

「違わないわ。だって、ここ、こんなに固くなってるじゃない」

 

 彼女は指先で、膨らみの頂点を軽く突いた。

 

 それだけで、蒼汰の全身に電流のような刺激が走り抜け、

 

 小さな悲鳴と共に腰が跳ね上がる。

 

 

「あっ……!」

 

「ふふっ、可愛い声。

 

 ねぇ、坊や。どうしてこれが大きくなっちゃうのか、

 

 本当に分からないの?」

 

 アルクェイドの赤い瞳が、まるで魂の奥底まで見透かすように蒼汰を射抜く。

 

 蒼汰は言葉に詰まった。

 

 分かっている。本当は、何となく分かっているのだ。

 

 これは、アルクェイドに対して──彼女の美しさや、纏う匂い、

 

 そしてこの状況そのものに対して、自分の身体が反応してしまっているということを。

 

 けれど、それを認めてしまえば、

 

 自分はもう二度と元の世界には戻れないのではないかという恐怖があった。

 

「坊やは賢い子だから、きっと気づいているはずよね? 

 

 私の匂いを嗅いだり、身体に触れられたりすると、ここが熱くなってしまう理由」

 

 アルクェイドはそう言いながら、人差し指を蒼汰の額に当て、

 

 そのままゆっくりと下腹部に向かって滑らせていく。

 

 その指先が辿る軌跡が、

 

 まるで蒼汰の体内にまで侵入してくるかのような錯覚を覚えさせた。

 

「それはね、坊やの体が私に惹かれている証拠。

 

 もっと私を知りたい、私に触れてほしいと思っている証拠なのよ」

 

 アルクェイドの声は蜜のように甘く、

 

 耳に注ぎ込まれるたびに蒼汰の思考を痺れさせる。

 

 彼女はブランコに座る蒼汰の正面に回り込み、

 

 しゃがみ込んで視線を合わせてきた。

 

 金色の長い睫毛に縁取られた赤い瞳が、

 

 至近距離で蒼汰の怯えた表情を映し出している。

 

「ねえ、坊や。私は坊やのことが好きよ。

 

 だから、坊やも私のことを好きになってくれたら嬉しいな」

 

 突然の告白めいた言葉に、蒼汰の心臓が大きく跳ねた。

 

 それは愛情の囁きというより、捕食者が獲物を骨抜きにするための罠に聞こえた。

 

 アルクェイドは蒼汰の頬にそっと触れ、慈しむように撫でる。

 

 その掌から伝わる体温は驚くほど冷たく、

 

 まるで氷を押し当てられているかのようだった。

 

 アルクェイドの言葉が、夜の空気を甘く震わせる。

 

 彼女が口を開くたび、その艶やかに潤う唇から

 

 芳醇な赤い果実を彷彿とさせる吐息が漏れる。

 

(柔らかそうだ……)

 

 蒼汰は気づけば、彼女の魅惑的な唇から目が離せなくなっていた。

 

 薄暗い街灯の下でも、その輪郭はくっきりと浮かび上がり、

 

 まるで熟れた果実のように瑞々しく光を反射している。

 

 触れれば蕩けるような温もりがありそうなのに、

 

 実際には彼女の体と同じように氷のように冷たいのだろうか。

 

 その温度の落差すら、蒼汰の想像力を掻き立てる。

 

 彼の幼い胸に去来するのは、純粋な憧憬だけではない。

 

 母親やテレビで見かけるアイドルに対するそれとは明らかに異なる、

 

 もっと生々しく、原始的な衝動が潜んでいた。

 

 

 アルクェイドの唇は、ただそこにあるだけで一つの芸術品であり、

 

 同時に抗いがたい誘惑の象徴でもあった。

 

 あの唇から紡がれる言葉はどれほど甘美な響きを持つのだろうか。

 

 もし、あの唇で触れられたなら、一体どんな感触がするのだろうか。

 

 考えれば考えるほど、蒼汰の体温は上昇し、

 

 ズボンの下で自己主張を始める小さな欲望は、

 

 誤魔化しようのないレベルに達していた。

 

(どうしよう……こんなこと、考えちゃいけないのに……)

 

 罪悪感と羞恥心がないまぜになった複雑な感情が、

 

 蒼汰の胸の奥で渦を巻く。

 

 それでも、視線はまるで磁石に引き寄せられるように、

 

 アルクェイドの唇から離れてくれない。

 

 アルクェイドは、そんな蒼汰の様子を楽しんでいるかのようだった。

 

 彼女はわざとらしく、舌先でチロリと自身の唇を舐め上げてみせる。

 

 その動きは驚くほど艶めかしく、蒼汰の脳裏に焼きついた。

 

 唾液で濡れた唇が、街灯の薄明かりを受けて妖しく光る。

 

 まるで、見てはいけない禁断の果実を見せつけられているかのような感覚に、

 

 蒼汰の理性は限界を迎えつつあった。

 

 

「ねぇ、坊や。さっきから、ずっと私の唇を見ているけど」

 

 アルクェイドが、ふわりと花が咲くような笑みを浮かべながら問いかける。

 

「何か気になることがあるのかしら?」

 

 その言葉に、蒼汰はハッと我に返った。

 

 慌てて視線を逸らそうとするが、

 

 アルクェイドの赤い瞳に捉えられ、蛇に睨まれた蛙のように動けなくなる。

 

「ど、どうして……そんなことを……」

 

 搾り出すようにそう尋ねると、アルクェイドは面白そうに肩を竦めた。

 

「だって、あなたの瞳が、『欲しい』って言ってるもの」

 

 さらりと告げられた言葉に、蒼汰の顔は火がついたように真っ赤になった。

 

 欲しい? 

 

 何を? 

 

 一体、僕は、何を求めているというのだろうか。

 

 アルクェイドの唇のことは、確かに綺麗だと思った。

 

 テレビで見るアイドルの唇なんかより、

 

 もっと柔らかそうで、美味しそうで、触れてみたいと思わせるものがあった。

 

 けれど、「欲しい」という欲求は、

 

 今まで感じたことのない種類のもので、

 

 蒼汰自身、どう処理して良いのかわからない。

 

 

 

 

 アルクェイドは、困惑する蒼汰の様子を愛おしそうに見つめている。

 

 彼女は少しだけ身を乗り出し、二人の間の距離を縮めた。

 

「ふふっ、そんなに赤くなっちゃって、可愛い」

 

 甘く蕩けるような囁きが、蒼汰の鼓膜を優しく撫でる。

 

 そして、次の瞬間、アルクェイドはわざとらしくゆっくりと、

 

 自分の人差し指をその魅惑的な唇に押し当てた。

 

 まるで、秘め事を共有するかのように、妖しく笑う。

 

「ねぇ、坊や。もしも、私が坊やに、これをあげるって言ったら、どうする?」

 

 アルクェイドの言葉に、蒼汰の心臓が大きく跳ねた。

 

 一体、彼女は何を言っているのだろう。

 

「それ」をもらうというのは、どういうことなのか。

 

 触れる? 

 

 舐める? 

 

 それとも……? 

 

 様々な可能性が蒼汰の脳内を駆け巡り、

 

 それと同時に、背筋を甘く痺れるような疼きが這い上がってくる。

 

 自分の意思とは無関係に、ズボンの中の小さな欲望が、

 

 まるで喜びに打ち震えるかのように熱を持ち、脈打ちはじめた。

 

「……え……?」

 

 かろうじて絞り出した蒼汰の声は、

 

 驚愕と微かな期待が入り混じった、ひどく掠れたものだった。

 

 アルクェイドは、そんな蒼汰の動揺を余すことなく味わうかのように、

 

 赤い瞳を細め、満足げに微笑んでいる。

 

 彼女の指は、相変わらず魅惑の唇に添えられたままだ。

 

 柔らかそうな粘膜の上で、指先が緩慢な円を描くように蠢く。

 

 その艶かしい仕草に、蒼汰の視線は釘付けになり、

 

 呼吸すら忘れそうになる。

 

 

(あげるって……どういうこと……? 

 

 触ってもいいってこと……? それとも……)

 

 想像が次々と湧き上がり、頭の中がぐちゃぐちゃだ。

 

 テレビドラマで見るような恋人同士のキスシーンが一瞬頭を過るが、

 

 すぐにかき消される。

 

 あれとは違う、もっと直接的で、動物的なイメージが、

 

 蒼汰の幼い脳内を侵食していくのだ。

 

「くすっ、坊やったら、すごい顔してるわね」

 

 アルクェイドが、面白くてたまらないといった風に笑う。

 

 その笑い声さえも、今の蒼汰にとっては強烈な媚薬のようだった。

 

 彼女はゆっくりと立ち上がり、

 

 ブランコに座る蒼汰に覆い被さるように身を乗り出してきた。

 

 柔らかそうな胸がわずかに押し潰され、

 

 その豊かな質量を強調する。

 

 蒼汰は息を飲んだ。

 

「ねぇ、坊や。教えてあげましょうか?」

 

 アルクェイドの声は、

 

 もはや囁きというより、吐息そのもののようだった。

 

 甘い香りが濃くなり、蒼汰の理性を溶かしていく。

 

「私たちはね、触れ合ったり、舐め合ったりすることで、

 

 お互いをもっと深く知ることができるのよ。

 

 ……坊やの体が、それを望んでいるみたいにね?」

 

 そう言って、彼女は再び人差し指で唇を示してみせた。

 

 蒼汰の喉がゴクリと音を立てて鳴る。

 

 アルクェイドの唇を舐める──そんな破廉恥な行為を考えるだけで、

 

 背筋がゾクゾクと粟立ち、ズボンの中の熱が増していく。

 

(そんなこと、できるわけがない……!)

 

 

 けれど、目の前に差し出された禁断の果実は、

 

 あまりにも甘美な誘惑を放っていて、

 

 蒼汰はその引力から逃れることができなかった。

 

 公園の静寂を切り裂くように、蒼汰の心臓は激しく脈打つ。

 

 アルクェイドの紅い瞳が、

 

 まるで心の奥底まで見透かすように、じっと蒼汰を見据えている。

 

 そして、彼女は再び、ゆっくりとその唇を動かした。

 

「どうかしら、坊や。

 

 私が言った意味、少しは理解できた?」

 

 言葉の意味を完全に理解しているわけではない。

 

 けれど、その問いかけは、

 

 蒼汰の中で確かな熱となって渦巻いている何かを、

 

 より一層強く意識させるものだった。

 

 それは単なる好奇心や興味といった言葉では片付けられない、

 

 もっと根源的な衝動──本能と呼ぶべきかもしれない──だった。

 

 アルクェイドは、まるで蒼汰の心の内をすべて見透かしているかのように、

 

 満足げに微笑んだ。

 

「いいのよ、坊や。

 

 難しいことは考えなくて。今はただ、自分が感じていることを信じてみて?」

 

 彼女の声は、耳元で囁かれているかのように甘く、

 

 思考力を奪っていく。

 

 蒼汰は、まるで催眠術にでもかけられたかのように、

 

 アルクェイドの言葉に従い、自分の中にある衝動と向き合おうとした。

 

 

 

 

 しかし、そこに芽生え始めている感情が、

 

 一体どのような名を持つのか、まだ蒼汰には分からない。

 

 アルクェイドの唇を見つめる度に、

 

 体の中心から熱い何かがせり上がってくる感覚がある。

 

 それは、これまで感じたことのない種類の衝動だった。

 

 触れてみたい。

 

 あの柔らかそうな唇に、自分の手で、指で、

 

 あるいはもっと別の方法で──

 

 そこまで考えて、蒼汰は慌てて思考を停止させた。

 

 自分が何を考えているのか、

 

 自分で自分が恐ろしくなる。

 

 けれど、一度意識してしまった欲望は、

 

 そう簡単に消えてくれるものではなかった。

 

 アルクェイドは、そんな蒼汰の葛藤を全て見透かしているかのように、

 

 ただ静かに微笑んでいる。

 

 そして、不意に口を開いた。

 

「坊や、気づいている? さっきから、ずっと私の唇ばかり見ているわよ」

 

「えっ!?」

 

 指摘されて初めて、蒼汰は自分がどれだけ長い時間、

 

 アルクェイドの唇に囚われていたのかを自覚した。

 

 顔が一気に熱くなる。

 

 

「あ、あの……その……ごめんなさい……!」

 

「どうして謝るの? 私の唇、そんなに魅力的だった?」

 

 アルクェイドは面白がるように首を傾げる。

 

 その仕草がまた、妙に色っぽく、蒼汰の心拍数を跳ね上げる。

 

 彼女はブランコから立ち上がり、蒼汰のすぐ側に歩み寄ってきた。

 

「ほら、よく見て。触れてみたいって思ってるんでしょう?」

 

 アルクェイドは、ゆっくりと自分の人差し指で、

 

 その紅く艶めく唇をなぞってみせた。

 

 まるで、禁断の果実を蒼汰の目の前に差し出すかのように。

 

 指先が上下に動くたびに、

 

 しっとりと濡れた唇が微かに歪み、新たな魅力を放つ。

 

 蒼汰は生唾を飲み込んだ。

 

 アルクェイドの唇は、

 

 単なる人体の一部としての器官ではなく、

 

 何か特別な力を持っているかのようだった。

 

 触れれば、確実に後戻りできなくなる──

 

 そんな予感めいたものが、蒼汰の背筋を震わせる。

 

 にも関わらず、視線は決して逸らすことができない。

 

「坊やったら、まるで熱に浮かされたみたいに赤くなってるわね。

 

 そんなに私の唇が気になるの?」

 

 アルクェイドの声は、

 

 まるで毒のように蒼汰の耳から入り込み、脳髄を痺れさせる。

 

 彼女は蒼汰の顎にそっと手を添え、自分の方へと向けさせた。

 

「ねぇ、坊や。正直に言ってごらんなさい。

 

 私の唇を見て、何を想像したの?」

 

「ぼ、僕は……別に……何も……」

 

 蒼汰は必死に否定しようとするが、

 

 言葉は途切れ途切れで、全く説得力がない。

 

 アルクェイドは、そんな蒼汰の様子を慈しむように見つめながら、

 

 ゆっくりと顔を近づけてきた。

 

 互いの吐息がかかるほどの距離。

 

 彼女の唇から漏れる微かな甘い匂いが、

 

 蒼汰の鼻腔をくすぐる。

 

「嘘はダメよ。坊やの体は、とっても素直なんだから」

 

 アルクェイドの視線が、チラリと蒼汰の下半身に向けられた。

 

 彼女が何を言わんとしているのか察した蒼汰は、

 

 さらに顔を赤く染める。

 

 ズボンの下では、自己主張を始めた幼い昂りが、

 

 痛いほどに張り詰めていた。

 

「そ、それは……!」

 

「大丈夫。怖がらなくていいのよ。坊やのその気持ち、

 

 とっても素敵だと思うわ。だから、遠慮しないで?」

 

 アルクェイドはそう言うと、

 

 今度は自身の人差し指を、艶やかに光る唇にそっと押し当てた。

 

 指の腹が、柔らかそうな粘膜に沈み込む。

 

 その仕草があまりにも扇情的で、

 

 蒼汰は思わず目を奪われてしまう。

 

 彼女の声は蜜のように甘く、

 

 蒼汰の脳髄を痺れさせていく。

 

 

 プルンっ♡と震える唇に吸い寄せられる蒼汰。

 

 アルクェイドの指先が、彼女の紅く艶やかな唇を軽く押した瞬間、

 

 それはまるで極上の果実が弾けるような、甘美な感触を伴う音を立てた。

 

 その効果音は、静まり返った夜の公園に不釣り合いなほど淫靡に響き、

 

 蒼汰の意識を完璧に絡め取る。

 

 彼は呼吸を忘れたかのように息を止め、

 

 アルクェイドの唇から目を逸らすことができなくなった。

 

 唇の端に当てられた彼女の細くしなやかな指が、

 

 紅い粘膜の上を滑るように移動する。

 

 その動きは緩慢でありながらも、

 

 まるで計算し尽くされたダンスのように洗練されており、

 

 見る者の視線を否応なく引き付ける。

 

(柔らかい……あの唇は、本当に柔らかそうだ……)

 

 蒼汰の脳裏には、いつかテレビで観た高級なマシュマロの映像がフラッシュバックした。

 

 触れただけで指が沈み込み、弾力と共に押し返してくるあの感触。

 

 アルクェイドの唇は、まさにそれと同じか、

 

 あるいはそれ以上の柔らかさと温かさを備えているのではないか。

 

 そう思うと、蒼汰の喉はカラカラに乾き、

 

 知らず知らずのうちに生唾を飲み込んでいた。

 

 

 アルクェイドは、蒼汰のその夢中になった表情を心底楽しそうに見つめていた。

 

 彼女は、蒼汰の視線が自分の唇に釘付けになっていることを十分に承知しており、

 

 それがどれほどの影響を与えているかも理解しているのだろう。

 

「坊やったら、本当に分かりやすいのね」

 

 彼女はクスクスと笑い、更に煽るように続けた。

 

「そんなに、これが気になるの?」

 

 そう言って、再び人差し指で自身の唇を指し示す。

 

 指先が触れただけで、またしてもプルンっ♡と微かに震えるその柔らかそうな唇。

 

 蒼汰は、自分の意志とは無関係に、ゴクリと喉を鳴らしてしまった。

 

 もう、認めざるを得ない。

 

 彼は、アルクェイドのその唇に触れたい、

 

 あの柔らかさを自分の手で確かめてみたいと、心の底から願っていたのだ。

 

「ねぇ、坊や。私の唇を、触ってみたいって思ったんでしょう?」

 

 アルクェイドの問いかけは、確認ではなく、確信に満ちたものだった。

 

 蒼汰は、否定することも肯定することもできずに、ただ黙って頷くことしかできない。

 

 そんな彼を見て、アルクェイドは満足げに微笑んだ。

 

「いいのよ。坊やは、とても正直だもの。

 

 自分の気持ちに素直になれるのは、素晴らしいことだわ。

 

 だから──ほら、好きなようにしてみなさい」

 

 

 アルクェイドは、ゆっくりと腰を落とし、

 

 ブランコに座る蒼汰と視線の高さを合わせた。

 

 そして、そっと顔を近づけてくる。

 

 吐息がかかりそうなほどの至近距離で、彼女は再び囁いた。

 

「ただし、あまり強く触らないでね。

 

 私はとっても繊細なの。壊れてしまわないように、

 

 そーっと触れてちょうだい」

 

 それは、悪魔の囁きにも似ていた。

 

 けれど、今の蒼汰にとって、

 

 その甘い命令は抗いがたい魅力を放っていた。

 

 蒼汰は、震える手をゆっくりと持ち上げていく。

 

 指先が、まるで磁石に引き寄せられるかのように、

 

 アルクェイドの唇に向かって伸びていく。

 

(触れる……本当に、触れてもいいの……?)

 

 蒼汰の心臓は、破裂しそうなほどに激しく鼓動していた。

 

 アルクェイドの唇は、もう目と鼻の先だ。

 

 彼女の艶やかな紅色が、鮮明に網膜に焼き付く。

 

 柔らかそうな皮膚の質感、微かに感じる体温、

 

 そして、あのプルンっ♡という音と共に伝わってきたであろう振動──

 

 全てが、蒼汰の幼い想像力を掻き立てる。

 

 

 あと数センチ。

 

 指先が、アルクェイドの唇に届こうとした、まさにその時だった。

 

「──坊や、待って」

 

 突然、アルクェイドが、蒼汰の手首をそっと掴んだ。

 

 強い力ではない。だが、確かな制止の意図が込められている。

 

「え……?」

 

 蒼汰は、困惑した表情でアルクェイドを見つめ返した。

 

 ここまで来て、何故止めるのか。

 

 もう、指先が彼女の唇に触れようとしていたのに。

 

 アルクェイドは、妖艶な笑みを浮かべたまま、

 

 掴んだ蒼汰の手首を自身の唇に近づけた。

 

 だが、直接触れさせることはせず、

 

 まるで焦らすかのように、指先のすぐそばでピタリと止める。

 

「触れてみたい気持ちは分かるわ。でもね、坊や。

 

 坊やは、本当に触れるだけで満足できるのかしら?」

 

「……え?」

 

 アルクェイドの問いの真意が分からず、

 

 蒼汰はただ目を瞬かせることしかできない。

 

「触れるだけじゃなくて、もっと他のことも……

 

 例えば、こうやって──」

 

 彼女はそう言うと、自身の人差し指を

 

 ペロリと小さく舐め上げた。

 

 湿り気を帯びた舌が、艶かしく光を反射する。

 

 そして、その唾液で濡れた指を、再び自身の唇に押し当てた。

 

 チュッ♡ という小さな音とともに、

 

 唇と指の間に透明な糸が引くのが見える。

 

「ね? 坊やは、こんな風にしてみたいとは思わない?」

 

 アルクェイドの赤い瞳が、

 

 まるで催眠術師のように蒼汰を捉えている。

 

 彼女の言葉は、蒼汰の中に新たな欲求を植え付けようとしていた。

 

 

 

 

「それとも、もっと大胆なことを想像した?」

 

 アルクェイドは、さらに言葉を続ける。

 

 彼女の声は、まるで蜜のように甘く、

 

 蒼汰の耳から入り込み、思考を溶かしていく。

 

「私のこの唇で──」

 

 彼女はそう言いながら、再び唇を指で押さえた。

 

 今度は、少し強く。ムニュリ、と柔らかな肉が形を変え、

 

 指の隙間から押し出されるように盛り上がる。

 

 その光景は、蒼汰の網膜に焼き付き、脳髄を痺れさせる。

 

「──坊やの、一番敏感なところを挟んであげたら、

 

 どんな声を上げてくれるのかしらね?」

 

 彼女の指先が、唇を離れる。

 

 そこには、唾液で薄っすらと濡れた跡が残っていた。

 

 アルクェイドは、その濡れた唇をチロリと舌先で舐めた。

 

 赤い舌が閃き、唇の輪郭をなぞる様は、

 

 言葉では形容しがたいほどの艶めかしさだ。

 

「坊やが望むなら、そういうこともしてあげてもいいのよ? 

 

 だって、坊やの体は、もうとっくに準備ができているみたいだから」

 

 アルクェイドは、ゆっくりと腕を持ち上げた。

 

 その細い腕が、蒼汰の肩を優しく抱き寄せる。

 

 同時に、彼女は体勢を変えていた。

 

 

 蒼汰と向かい合うように、彼の太腿を跨ぐようにして腰を下ろす。

 

 二人の体格差は歴然としている。

 

 アルクェイドの方が頭一つ分以上大きい。

 

 その結果、彼女の顔は、ちょうど蒼汰の目の前に来た。

 

 いや、正確には、彼女の唇が、

 

 蒼汰の視界を支配するほどの至近距離にあった。

 

「ほら、坊や。見て。

 

 私の唇が、今、坊やの目の前にあるわ」

 

 アルクェイドは、そう囁きながら、

 

 ゆっくりと自分の唇を指でなぞった。

 

 指先が、紅い皮膚の表面を撫でる。

 

 その仕草は、まるで蛇が這いずるように滑らかで、

 

 そして蠱惑的だ。

 

(近い……!)

 

 蒼汰は、息をするのも忘れそうだった。

 

 アルクェイドの吐息が、

 

 直接顔にかかるほどの距離。

 

 彼女の唇は、やはり尋常ではないほどに美しい。

 

 近くで見れば見るほど、その造形の精緻さ、

 

 そして圧倒的な存在感に打ちのめされる。

 

「坊やったら、さっきから瞬きもしないで私の唇ばかり見てる。

 

 そんなに好きになっちゃったのかしら?」

 

 アルクェイドは、クスクスと笑った。

 

 彼女は、蒼汰の肩に回していた腕に少しだけ力を込める。

 

 グッと引き寄せられ、二人の距離がさらに縮まった。

 

 唇が触れそうで触れないギリギリのライン。

 

 蒼汰の視界の端には、もうアルクェイドの豊かな胸元さえ見える。

 

 その膨らみが、彼女の呼吸に合わせて微かに上下する様は、

 

 蒼汰にとって未知の領域でありながらも、

 

 抗えない引力を放っていた。

 

 

「ねぇ、坊や。

 

 さっきは『触れてみたい』なんて可愛いお願いだったけど、

 

 今は違うんじゃない?」

 

 アルクェイドの声が、一段と低くなった。

 

 それは、獲物を追い詰める捕食者のような響きを帯びている。

 

「もっと、直接的なことがしたくて堪らないんでしょう? 

 

 坊やの体は、もう我慢の限界だと叫んでいるわ」

 

 彼女の言葉が、蒼汰の奥底に隠されていた本能を刺激する。

 

 もう、見て見ぬふりはできない。

 

 彼の下半身は、ズボンの中で痛いほどに張り詰め、

 

 解放を求めて暴れている。

 

「いいのよ、坊や。遠慮なんかしなくて。

 

 坊やのしたいこと、全部私にぶつけてみせて?」

 

 アルクェイドは、そう言うと、自身の紅い唇を指で押さえた。

 

「プルンっ♡」という擬音と共に、柔らかな肉が弾み、微かに震える。

 

 蒼汰の視線は、再びそこに吸い寄せられた。

 

 もう、目を逸らすことなど不可能だ。

 

 あの柔らかそうな唇に、自分の唇を重ねたい。

 

 彼女の温もりを、直に感じたい。

 

 そんな原始的な欲求が、彼の全身を支配していく。

 

 

 

 

「さぁ、坊や。

 

 もう、我慢しなくていいのよ」

 

 アルクェイドは、ゆっくりと顔を近づけてきた。

 

 吐息が顔にかかり、彼女の匂いが濃厚になる。

 

 その甘く蠱惑的な香りは、

 

 蒼汰の理性を完全に破壊するに十分だった。

 

 

 蒼汰は、もう何も考えられなかった。

 

 目の前の赤い唇。その甘美な誘惑に抗うことなど、不可能だった。

 

 アルクェイドの吐息が、鼻先にかかる。

 

 彼女の紅玉のような瞳が、じっと蒼汰を見据えている。

 

 その視線に射竦められ、彼は完全に無防備だった。

 

 次の瞬間、アルクェイドの唇が、蒼汰のそれに重なった。

 

 フニャリ♡

 

(あ……っ!!)

 

 それは、想像を遥かに超える衝撃だった。

 

 柔らかい。

 

 温かい。

 

 そして、何よりも甘い匂いと味がする。

 

 アルクェイドの唇は、微かに震え、蒼汰の唇に吸い付いてきた。

 

 それは、決して強引なものではない。

 

 むしろ、そっと触れ合うような、優しいキスだった。

 

 なのに、どうしてこんなにも強い快感を呼び起こすのだろう。

 

(これは……まずい……!)

 

 蒼汰の全身が、雷に打たれたかのように硬直した。

 

 背筋がゾクゾクと痺れ、

 

 足の爪先から頭の天辺までを一気に貫くような快感が走り抜ける。

 

 脳髄が痺れ、思考が完全に停止した。

 

 彼の体内で、何かが急速に膨張していくのを感じる。

 

「ん……っ」

 

 アルクェイドが、鼻にかかったような吐息を漏らした。

 

 その微かな音が、さらに蒼汰の興奮を煽る。

 

 彼女は、蒼汰の唇を味わうように、

 

 ゆっくりと角度を変えながら、何度も口づけを繰り返してきた。

 

 

 フニャリ♡

 

 フニャリ♡

 

 柔らかな粘膜同士が触れ合い、擦れ合うたびに、

 

 背徳的なまでの快感が溢れ出してくる。

 

 アルクェイドの吐息が、

 

 彼の口内に直接送り込まれ、脳髄を犯す。

 

 もう、何も考えられない。

 

(あああっ……! ダメだっ! こんなの……耐えられない……!)

 

 蒼汰は、必死に唇を閉じようと試みるが、

 

 アルクェイドの巧みな動きに翻弄され、すぐに隙間を作ってしまう。

 

 そこに彼女の唇が押し付けられ、より密着度が高まる。

 

 唇の端から端までを、しっかりと覆われているかのようだ。

 

 ビュルルッ!!! 

 

 蒼汰の下腹部で、熱い塊が弾けた。

 

 彼は、自分の意思とは無関係に、

 

 ズボンの中に向かって大量の精液を解き放っていた。

 

 腰がガクガクと震え、足が痙攣する。

 

 脳天を突き抜けるような凄まじい快感が、全身を貫いていく。

 

 

(嘘だ……! こんな……キスだけで……!)

 

 射精の衝撃と、それを年上の美しい女性に

 

 見透かされているかもしれないという羞恥心が蒼汰の頭を真っ白にする。

 

 彼は、咄嗟に唇を離そうとした。

 

 しかし、アルクェイドはそれを許さなかった。

 

 彼女は、蒼汰の後頭部に回していた手に力を込め、

 

 逃げようとする彼の頭を固定する。

 

 そして、射精中にも関わらず、キスを続けてきたのだ。

 

「んぅ……っ!?」

 

 アルクェイドの唇が、さらに強く蒼汰の唇を吸い上げる。

 

 ジュルリ、という卑猥な音が、夜の公園に小さく響き渡った。

 

 その瞬間、蒼汰の全身に電流のような快感が走り抜け、

 

 射精中の敏感すぎるペニスに、さらなる刺激を与えてしまった。

 

「んぅぅぅぅぅ……っ!!」

 

 蒼汰は、再び声にならない悲鳴を上げた。

 

 一度目の射精が終わったばかりだというのに、

 

 彼の体はまだ満足していないようだった。

 

 むしろ、アルクェイドのキスによって、

 

 新たな快感が引き出され、次の波を迎えようとしている。

 

(これ……何が起きてるの……!?)

 

 アルクェイドは、蒼汰の混乱した様子を見て、

 

 満足そうに目を細めた。

 

 彼女は、蒼汰の後頭部を押さえていた手を離し、

 

 代わりに彼の肩に優しく手を添える。

 

 そして、ゆっくりと顔を離していった。

 

 二人の唇の間には、銀色の糸が細く伸び、

 

 月明かりを受けて妖しく光っている。

 

 

 

 

 

「ふふっ、坊やったら、随分と可愛い声で鳴くのね」

 

 アルクェイドは、そう囁きながら、指で自分の唇を拭った。

 

 その仕草は、先程のキスの激しさとは裏腹に、

 

 ひどく優雅で、そして艶かしい。

 

 蒼汰は、ようやく解放されたものの、

 

 まだ現実に戻ることができていなかった。

 

 彼は、呆然とした表情でアルクェイドを見上げ、

 

 荒い呼吸を繰り返している。

 

 全身からは力が抜け、

 

 ブランコの鎖に体重を預けていないと立っていられない状態だ。

 

 彼は、自分の身に何が起きたのか、まだ理解できていなかった。

 

 キスという行為の衝撃。

 

 そして、その後に襲ってきた、これまで経験したことのない快感。

 

 それが一体何だったのか、彼の幼い知識では処理しきれなかった。

 

「あ……あ……」

 

 蒼汰の唇が微かに動き、言葉にならない声が漏れる。

 

 彼は、まだ夢の中にいるかのような錯覚を覚えていた。

 

 アルクェイドの顔は、相変わらず悪戯っぽい笑みを浮かべている。

 

 彼女は、蒼汰の反応を楽しんでいるようだった。

 

「どうしたの? 坊や。随分とボーっとしてるじゃない」

 

 アルクェイドは、そう言うと、

 

 再び蒼汰の顎に手を伸ばし、そっと持ち上げた。

 

 彼女の赤い瞳が、間近で蒼汰を捉える。

 

 その視線は、まるで彼の思考を読み取ろうとしているかのようだ。

 

 蒼汰は、アルクェイドの言葉に、ようやくハッと我に返った。

 

 

 蒼汰の下半身は、まだズボンの中が冷たく濡れている。

 

 アルクェイドとの初めてのキスで、

 

 情けなくも盛大に射精してしまったという事実が、

 

 彼の幼い自尊心を徹底的に打ち砕いていた。

 

 しかも、その痴態は、年上で美しい女性であるアルクェイドに、

 

 一部始終見られていたのだ。

 

 恥ずかしさで死んでしまいそうだ。

 

(こんなの、絶対に嫌だ……!)

 

 彼は、アルクェイドの腕の中から逃れようと、

 

 必死に体を捩らせた。

 

 しかし、アルクェイドの長い腕は、

 

 まるで鋼鉄のように蒼汰の体をしっかりと拘束しており、

 

 身動き一つ取ることができない。

 

 彼の抵抗は、アルクェイドにとっては

 

 ただの可愛らしい悪あがきに過ぎなかった。

 

「あらあら、坊やったら。

 

 そんなに慌てなくても大丈夫よ」

 

 アルクェイドは、優しい口調で囁きながらも、

 

 蒼汰を解放しようとはしなかった。

 

 むしろ、彼の藻掻きを楽しみ、

 

 その無駄な抵抗を慈しむかのように、

 

 さらに強く抱きしめてくる。

 

 

「ううっ……!」

 

 蒼汰の顔は、アルクェイドの豊満な胸に

 

 深く埋められてしまっていた。

 

 彼女のブラウス越しにも分かる、驚くほど柔らかく、

 

 そして巨大な双丘が、蒼汰の呼吸を阻害する。

 

 鼻腔いっぱいに広がるのは、アルクェイドの甘い香りと、

 

 汗の混じった濃厚な匂いだ。

 

 その強烈なフェロモンが、

 

 彼の理性を蝕み、再び情欲を掻き立てようとしてくる。

 

「あらあら、坊やったら。

 

 そんなに必死になって顔を埋めちゃって。

 

 そんなに私の胸が恋しかったのかしら?」

 

 アルクェイドは、悪戯っぽい笑みを浮かべながら、

 

 蒼汰の頭をそっと撫でた。

 

 その手つきは、まるで愛玩動物を可愛がる飼い主のようだ。

 

 蒼汰は、必死にアルクェイドの胸から顔を上げようとした。

 

 しかし、彼女の腕の力は強く、

 

 まるで鋼鉄の檻に囚われているかのように身動きが取れない。

 

 しかも、アルクェイドは、彼の抵抗を楽しむかのように、

 

 わざと体を揺らして、さらに強く胸に押し付けてくる。

 

 

「ほらほら、どうしたの? 

 

 私の胸の中は、そんなに居心地が悪いのかしら? 

 

 前の時は、あんなに喜んでくれたのに」

 

 アルクェイドは、そう言いながら、蒼汰の耳元でクスクスと笑った。

 

 彼女の吐息が、蒼汰の耳朶を擽り、背筋にゾクゾクとした快感が走る。

 

(違う……! そんなつもりじゃ……!)

 

 蒼汰は、必死に否定しようとするが、言葉が出てこない。

 

 彼は、アルクェイドの胸に顔を埋めたまま、ただ呻くことしかできなかった。

 

 その反応が、ますますアルクェイドを面白がらせていることは明白だった。

 

「ねぇ、坊や。聞こえる?」

 

 アルクェイドは、急に真剣な口調になった。

 

 彼女の声が、蒼汰の耳に直接響き渡る。

 

「私の心臓の音。

 

 ドキドキ、ドキドキって言ってるの、分かるかしら?」

 

 確かに、蒼汰の耳には、アルクェイドの心臓の鼓動が聞こえていた。

 

 それは、彼のものよりもずっと速く、そして力強い音だった。

 

 

「ほらほら、どうしたの? 

 

 私の胸の中は、そんなに居心地が悪いのかしら? 

 

 前の時は、あんなに喜んでくれたのに」

 

 アルクェイドは、そう言いながら、蒼汰の耳元でクスクスと笑った。

 

 彼女の吐息が、蒼汰の耳朶を擽り、背筋にゾクゾクとした快感が走る。

 

(違う……! そんなつもりじゃ……!)

 

 蒼汰は、必死に否定しようとするが、言葉が出てこない。

 

 彼は、アルクェイドの胸に顔を埋めたまま、ただ呻くことしかできなかった。

 

 その反応が、ますますアルクェイドを面白がらせていることは明白だった。

 

「ねぇ、坊や。聞こえる?」

 

 アルクェイドは、急に真剣な口調になった。

 

 彼女の声が、蒼汰の耳に直接響き渡る。

 

「私の心臓の音。

 

 ドキドキ、ドキドキって言ってるの、分かるかしら?」

 

 確かに、蒼汰の耳には、アルクェイドの心臓の鼓動が聞こえていた。

 

 それは、彼のものよりもずっと速く、そして力強い音だった。

 

 

「ほらほら、どうしたの? 

 

 私の胸の中は、そんなに居心地が悪いのかしら? 

 

 前の時は、あんなに喜んでくれたのに」

 

 アルクェイドは、そう言いながら、蒼汰の耳元でクスクスと笑った。

 

 彼女の吐息が、蒼汰の耳朶を擽り、背筋にゾクゾクとした快感が走る。

 

(違う……! そんなつもりじゃ……!)

 

 蒼汰は、必死に否定しようとするが、言葉が出てこない。

 

 彼は、アルクェイドの胸に顔を埋めたまま、ただ呻くことしかできなかった。

 

 その反応が、ますますアルクェイドを面白がらせていることは明白だった。

 

「ねぇ、坊や。聞こえる?」

 

 アルクェイドは、急に真剣な口調になった。

 

 彼女の声が、蒼汰の耳に直接響き渡る。

 

「私の心臓の音。

 

 ドキドキ、ドキドキって言ってるの、分かるかしら?」

 

 確かに、蒼汰の耳には、アルクェイドの心臓の鼓動が聞こえていた。

 

 それは、彼のものよりもずっと速く、そして力強い音だった。

 

(……っ!)

 

 その言葉に、蒼汰は驚きと戸惑いを覚えた。

 

 彼女は何を言っているのだろうか。

 

 毎日一緒に遊ぶのは構わない。

 

 むしろ嬉しいくらいだ。

 

 しかし、毎日キスするというのはどういう意味なのか。

 

 キスというのは、恋人同士がするものだと聞いたことがある。

 

 自分とアルクェイドは、恋人同士ではないはずだ。

 

 なのに、毎日キスをする必要があるのだろうか。

 

「それは……どういう意味?」

 

 蒼汰は、恐る恐る問いかけた。

 

 自分の声が、少し震えているのが分かった。

 

 アルクェイドは、蒼汰の困惑した様子を見て、

 

 満足そうに微笑んだ。

 

 彼女は、ゆっくりと顔を傾け、

 

 蒼汰の頬に軽く唇を触れさせた。

 

 それだけのことなのに、蒼汰の全身が

 

 またしても硬直してしまう。

 

「分からないかしら? 

 

 毎日会って、たくさん遊びましょうって意味よ」

 

 アルクェイドの言葉は、まるで謎掛けのようだった。

 

 遊びの一環としてキスをするということなのだろうか。

 

 蒼汰は、まだ完全に理解できていない。

 

 ただ、アルクェイドの言葉には、

 

 逆らえないような不思議な魅力があった。

 

「……分かりました」

 

 蒼汰は、躊躇いながらも頷いた。

 

 彼は、アルクェイドの提案を受け入れることにした。

 

 それがどのような意味を持つのか、まだ掴めていないけれど、

 

 とにかく彼女の期待に応えたかったのだ。

 

 

 アルクェイドは、蒼汰の素直な返事を聞くと、

 

 さらに嬉しそうに笑みを深めた。

 

 彼女は、再び蒼汰の頬に唇を落とし、優しく抱きしめた。

 

「良い子ね、坊や。約束よ。

 

 これから毎日、ここで待ってるから」

 

 アルクェイドは、そう囁くと、

 

 最後に蒼汰の額に軽くキスをして、そっと彼から離れた。

 

 彼女の体温が遠ざかると同時に、

 

 蒼汰の全身から力が抜けていく。

 

 彼は、まだ夢を見ているかのような気分だった。

 

 アルクェイドは、夜空に向かって大きく伸びをすると、

 

 くるりと踵を返し、公園の出口へと歩き出した。

 

 その背中は、どこか軽やかで、楽しげに揺れている。

 

「……」

 

 蒼汰は、アルクェイドの後ろ姿を見送りながら、

 

 しばらくその場に立ち尽くしていた。

 

 彼の頭の中は、様々な感情が渦巻いていた。

 

 アルクェイドへの憧れ。

 

 突然のキスへの戸惑い。

 

 そして、射精後の羞恥と、

 

 これから毎日彼女と会うという約束への不安。

 

 すべてが入り混じり、整理がつかない。

 

(僕は……本当に……?)

 

 蒼汰は、自分の頬に手を当ててみた。

 

 そこには、アルクェイドの柔らかい唇の感触が

 

 まだ微かに残っている。

 

 彼は、ゴクリと唾を飲み込んだ。

 

 

 蒼汰は、アルクェイドが去って行った方向をぼんやりと眺めていた。

 

 まだ、夢の中にいるような気がする。

 

 アルクェイドの柔らかい唇の感触、

 

 甘い吐息、

 

 ブラウス越しに感じた大きな胸の温もり、

 

 そして、下着越しに触れた、信じられないほど固く勃起した彼女の男性自身……

 

 それらの記憶が、鮮明な映像となって、蒼汰の脳裏に焼き付いている。

 

 その時、公園の入り口の方から、

 

 誰かの声が聞こえてきた。

 

「蒼汰ー! もう暗くなってきたよー! 早く帰らないと危ないよー!」

 

 母親の声だと気付き、蒼汰は、ハッと我に返った。

 

 彼は、ゆっくりとブランコから立ち上がり、

 

 ズボンの中の不快な湿り気を意識しながら、声のする方へと歩き始めた。

 

 公園の入り口には、母が心配そうな顔で立っていた。

 

 彼女は、蒼汰の姿を見つけると、ほっとしたように安堵のため息をついた。

 

「蒼汰、遅いじゃない! もう7時過ぎてるよ! 

 

 暗くなる前におうちに帰る約束でしょう?」

 

 綾乃は、少しだけ厳しい口調で言った。

 

 普段は優しい母親だが、子供たちの安全に関しては少し神経質なところがある。

 

 最近、この辺りで変質者の目撃情報が増えているのだ。

 

「ごめんなさい、ママ。ちょっと……友達と遊んでて」

 

 蒼汰は、咄嗟に嘘をついた。

 

 まさか、見知らぬ女性に誘惑されて、

 

 キスをされたり、おちんちんを握られたりしていたなんて、

 

 とても正直に話せるわけがない。

 

「友達って? 同じクラスのお友達?」

 

 綾乃は、蒼汰の目を覗き込むように尋ねてきた。

 

 彼女は、いつも蒼汰のことをよく見ており、小さな変化も見逃さない。

 

 蒼汰は、ドキリとした。

 

 もし、彼が少しでも怪しい行動をすれば、すぐにバレてしまうだろう。

 

「うん、クラスの男の子たち」

 

 蒼汰は、平静を装って答えた。

 

 声が少し震えてしまったかもしれない。

 

 

「ふぅん。そうなんだ。でも、あまり遅くならないようにね。

 

 最近、変な人が多いみたいだから」

 

 綾乃は、そう言うと、蒼汰の手を引いて歩き始めた。

 

 彼女は、いつも通りの母親の顔に戻っていた。

 

 蒼汰は、ホッと胸を撫で下ろした。

 

 帰り道、母は何か話しかけていたが、

 

 蒼汰の耳には何も入ってこなかった。

 

 彼の頭の中は、アルクェイドとの出来事で一杯だった。

 

 あの柔らかい唇、甘い舌、大きな胸、

 

 そして、信じられないほど麗しい美貌……

 

 それらが交互に頭の中に浮かび上がり、

 

 蒼汰の心臓を激しく脈打たせる。

 

「蒼汰、聞いてる? 今日のご飯はハンバーグだって言ったでしょ?」

 

 母の声が、ようやく蒼汰の耳に届いた。

 

 彼は、慌てて「うん、聞こえてるよ」と答えた。

 

 しかし、彼の意識は、すぐにアルクェイドの元へと戻っていく。

 

 母子は、自宅に到着した。

 

 玄関を開けると、奥から弟の翔太が飛び出してきた。

 

「お兄ちゃん! おかえり!」

 

 翔太は、蒼汰に抱きつこうとしたが、

 

 彼のズボンがぐっしょりと濡れていることに気づき、

 

 キョトンとした顔で尋ねてきた。

 

「お兄ちゃん、どうしたの? おもらししたの?」

 

 蒼汰は、一気に顔が熱くなった。

 

 彼は、慌てて弟を制し、

 

「違うよ! これは、雨に降られたんだ!」と言い訳した。

 

 

「えー、雨なんか降ってなかったじゃん」

 

 翔太は、疑わしげな視線を蒼汰に向けた。

 

 綾乃も、心配そうな顔で蒼汰を見つめている。

 

 蒼汰は、ますます焦った。

 

 まさか、本当のことを話すわけにはいかない。

 

「あ、あの、僕、ちょっと転んじゃって……それで……」

 

 彼は、しどろもどろになりながら、言い訳を続けた。

 

「転んだの? 怪我はない?」

 

 綾乃は、蒼汰の全身を確かめるように見回した。

 

 幸い、目に見える怪我はなかったようだ。

 

 彼女は、ほっと胸を撫で下ろした。

 

「うん、大丈夫。ちょっと濡れただけだから」

 

 蒼汰は、そう言って誤魔化した。

 

 彼は、ズボンの湿り気を気にして、

 

 なるべく自然な動作を心掛けるように努めた。

 

 幸い、綾乃も翔太も、それ以上追及してくることはなかった。

 

 蒼汰は、脱衣所に駆け込み、

 

 こっそりとズボンとパンツを洗濯機に放り込んだ。

 

 そして、シャワーを浴びて、

 

 アルクェイドの痕跡を全て洗い流そうとした。

 

 しかし、彼女の甘い香り、柔らかな肌の感触、

 

 そして、あの熱い吐息までは、

 

 どうしても消すことができなかった。

 

 夕食の時間になると、

 

 いつものように家族みんなで食卓を囲んだ。

 

 綾乃は、今日一日あった出来事を話してくれた。

 

 仕事の愚痴や、近所の人たちの噂話など、

 

 他愛もない話ばかりだった。

 

 翔太は、学校であったことを一生懸命に話している。

 

 新しい友達ができたとか、授業で難しい問題が出たとか……

 

 蒼汰は、二人の話を聞きながら、

 

 心の中でアルクェイドのことを考えていた。

 

 彼女の美貌、魅惑的な身体、そして、

 

 あの夜の妖艶な笑み……

 

 それらが、まるで幻のように、

 

 彼の頭の中を駆け巡っている。

 

 

 蒼汰は、夕食のハンバーグを口に運びながら、

 

 頭の中はアルクェイドのことで一杯だった。

 

 彼女の艶やかな金髪。

 

 吸い込まれそうな紅い瞳。

 

 そして、あの蠱惑的な微笑み……

 

 その全てが、まるで呪いのように、

 

 蒼汰の心を支配していた。

 

(アルクェイドさん……)

 

 蒼汰は、無意識のうちに、

 

 彼女の名前を口の中で呟いていた。

 

 すると、途端に、あの甘い吐息、柔らかい唇、

 

 そして、下着越しに触れた、

 

 信じられないほど固い熱塊の感触が蘇ってくる。

 

 蒼汰の幼い顔は、みるみるうちに火照り、

 

 股間がズキンと疼き始めた。

 

(ダメだ、こんなこと考えちゃ……!)

 

 蒼汰は、慌てて首を振り、妄想を追い払おうとした。

 

 しかし、一度芽生えた欲望の炎は、

 

 簡単には鎮まらない。

 

 彼は、テーブルの下で、

 

 無意識のうちに自分の股間に手を伸ばそうとした。

 

「蒼汰、どうしたの? 顔が真っ赤よ?」

 

 母・綾乃が、心配そうな顔で蒼汰を見つめている。

 

 彼女は、息子の異変に気づいたようだ。

 

 蒼汰は、ハッとして手を引っ込め、作り笑いを浮かべた。

 

「う、ううん! なんでもないよ! ちょっと、暑いだけ!」

 

 彼は、必死に弁解した。

 

 しかし、その声は明らかに上擦っている。

 

 家族の追及を躱しながら、蒼汰の脳裏を占めるのは

 

 アルクェイドとの逢瀬のことばかりだった……

 

 




なんか勝手に帰っちゃうのが面白くて、ココで切ります
続きはどうするかな……

更新希望の原作

  • 魔弾の王
  • 落第騎士
  • ハイスクールD×D
  • 月姫
  • モブせか
  • マジエク
  • のんびり農家
  • 新妹魔王
  • 八男
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