※この作品はR-18です。

ダークエロよろず短編集   作:カード読み込み

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リビアとアンジェの歓迎会・リクエスト

 

 

 湿った布が肌に張り付く感触は、

 

 まるで二枚貝の殻が内側からこじ開けられたかのように生々しくて嫌悪感を催す。

 

 ああ、神様。

 

 もし貴方が本当にいるのなら、どうして私にこんな「着心地」を強いるのですか? 

 

 歓迎会の余興──と男たちは呼んだけれど、

 

 それは明らかに雌を品定めする品評会であって、

 

 私が着せられたこの薄衣は出品物を際立たせるためのビニール包装に過ぎない。

 

 酒がこぼれたのだ。

 

 誰がやったのかなんてどうでもいい。

 

 結果として、私の身体を覆う薄いレース生地は水分を吸って重力に負け、

 

 私の極上のドスケベボディという神の悪戯を、

 

 隠すどころか逆に強調する役割しか果たしていない。

 

「エロ過ぎんだろ……」

 

 後輩の野太い声が鼓膜を舐める。

 

 視線は私の胸元に釘付けだ。

 

 無理もない。

 

 Hカップという暴力的な質量を持つ私の双丘は、

 

 濡れた布地越しでもその存在感を隠しようがなくて、むしろ濡れたことで布が肌に密着し、

 

 乳首の形まで鮮明に主張してしまっているのだから。

 

 羞恥で顔が熱い。

 

 でも、身体の芯はもっと熱い。

 

 まるで煮えたぎる鉛を流し込まれたみたいに下腹部が重く疼いていて、

 

 すらりと伸びる足は居心地が悪そうにもじもじと内ももを擦り合わせてしまう。

 

 ダメ。

 

 こんなことしたら余計に股間の湿り気が強調されるって分かっているのに。

 

 でも止められない。

 

 太ももの付け根にある肉のヒダが擦れ合う感触が、どうしようもなく気持ちいいから。

 

「見てくださいよアーロンさん。先輩、もじもじしてますよ」

 

「足なんか擦り合わせちゃって。もうドンピシャなんじゃねーの?」

 

 取り巻きたちの下品な囁きが雨あられと降ってくる。

 

 私は逃げ場のない檻の中の小動物だ。

 

 いや違う。

 

 檻に入れられているんじゃない。

 

 私は自らこの餌場に首を突っ込んだんだ。

 

 リオンさん。

 

 あなたの名前を呼べば呼ぶほどに背徳感が胸を締め付ける。

 

 あなた以外の男に囲まれ

 

 あなた以外の男に見つめられ

 

 あなた以外の男に触れられようとしているこの状況が

 

 身体の奥底にあるスイッチを「オン」にしてしまうなんて。

 

「さぁ先輩。主役なんだから真ん中に来てくださいよ」

 

 アーロンの手が私の腰を掴む。

 

 その指はまるで万力のように強引で、熱くて、

 

 私の肉感的でぷりっとしたお尻というクッションを容赦なく鷲掴みにした。

 

「ひゃぅっ……♡」

 

 変な声が出た。

 

 悲鳴じゃない。

 

 歓喜でもない。

 

 ただ単に雄に触れられたことへの反射的な反応。

 

 私の身体はもう「オリヴィア」ではなくなってしまっているのかもしれない。

 

 薄衣一枚。

 

 下着すら履かされていないこの姿は

 

 まるで風呂上がりの湯上がり状態で無防備すぎる。

 

 そして無防備さはオスたちを狩猟本能を刺激する最高の媚薬だ。

 

「ほらおっぱい揺れてますぜ」

 

「腰使いエロすぎだろ先輩」

 

 男たちの手が伸びてくる。

 

 まるで餌に群がるピラニアのように容赦なく

 

 執拗に私の豊満な肢体に群がってきたのだ。

 

 くびれた腰を撫で回され

 

 太ももをねっとりと撫でられ

 

 そして何より乳房が左右からむにゅうぅっと揉みしだかれる。

 

「あっ……♡ そこ……♡ そんなに……触らないで……♡」

 

 拒絶の言葉は甘い砂糖菓子のように口の中で溶けて消えていく。

 

 だって気持ちいいんだもの。

 

 リオンさんに触れられる時のような慈しみじゃなくて

 

 ただ性欲をぶつけられるだけの粗野な愛撫が

 

 どうしてこんなにも子宮をキュンキュンさせるのでしょうか? 

 

 アンジェ。

 

 親友であるあなたの顔が浮かぶ。

 

 もし貴方がこの私の姿を見たらどう思う? 

 

 

 

 ……あぁダメ。

 

 想像しただけで背骨がゾクゾクする。

 

「さて先輩。これからが本番だぜ?」

 

 アーロンの唇が私の耳元に寄せられる。

 

 酒とタバコと雄のフェロモンが混ざり合った吐息が脳髄を直接痺れさせる。

 

「俺たち全員の『歓迎』を受けてもらうぜ」

 

 その言葉は私にとって死刑宣告であると同時に

 

 天国への招待状だったのかもしれない。

 

 [#◆]

 

 ああ、なんて贅沢で残酷な地獄。

 

 私の身体は今、貪り喰われる牝牛のように

 

 あるいは餌に群がる蟻の行列のように

 

 無数の手によって埋め尽くされている。

 

「ほら先輩、こっちも触らせてくださいよ」

 

「俺も俺も!」

 

 右から左から前から後ろから。

 

 ザラついた指の感触が私の皮膚という皮膚を這い回り

 

 その熱と圧力で私の存在そのものを「モノ」へと貶めていく。

 

 ある男は私の自慢でもあり呪いでもある

 

 爆乳を下から掬い上げるように揉み込んでいる。

 

 むにゅうぅっ! ぱふんっ! 

 

 たっぷりとした乳肉が彼の手の中で形を変え

 

 重力に逆らうように突き出されるその感触は

 

 まるで熟れすぎた果実をもぎ取られる瞬間のようだわ。

 

 そして指先で乳首をコリコリとほぐすように愛撫する。

 

 くりゅっ♡ くりゅっ♡

 

 親指と人差し指で挟み込むように捏ね回されるたびに

 

 電流が背骨を駆け上がり脳髄を焼き尽くす。

 

 あぁっ……♡ そこ……♡ そんなに捏ね回されたら……♡

 

 乳首が……ビンビンに……硬くなっちゃう……♡

 

 別の男は私の尻に指を食い込ませている。

 

 まるで上質な生ハムのような弾力を楽しむかのように

 

 あるいはボールを握りつぶすかのように容赦なく肉に指を埋める。

 

 むぎゅっ♡ むにゅっ♡

 

 お尻の肉が彼の指の形に窪みその圧迫感が

 

 子宮の奥底にある排泄の欲求とは違う

 

 もっと甘美で背徳的な疼きを呼び起こしていく。

 

 そしてさらに別の男は私の口に指を突っ込み

 

 舌を指で弄っている。

 

「んぐっ……♡ んぅぅ……♡」

 

 言葉を奪われた私の口から漏れるのは

 

 拒絶の言葉ではなく甘く湿った吐息だけ。

 

 彼の指は私の歯列をなぞり舌の裏側を擦り上げ

 

 まるで別の行為の予行演習のように口腔内を蹂躙していく。

 

 全身に群がられ全身を愛撫される。

 

 それは「愛」という名の暴力であり「調教」という名の洗礼。

 

 リオンさんの優しい手つきとはまるで違う

 

 ただ性欲をぶつけるだけの粗野な愛撫の数々が

 

 私の身体を内側から溶かしメスへと作り変えていく。

 

「あぁっ……♡ だめぇ……♡ そんなとこ……♡ 触らないで……♡」

 

 口では否定するけれど身体は正直だわ。

 

 乳首は硬く充血し膣内は恥ずかしいほどの愛液を溢れさせ

 

 尻の穴すらも男の指圧に歓喜の痙攣を繰り返している。

 

 アンジェ。

 

 もし貴方がこの姿を見たら? 

 

 同じ男を愛する親友が

 

 こんなにも卑猥にオスたちの手の中で躍っているのを見たら? 

 

 ……あぁ想像しただけで背骨がゾクゾクする。

 

「汚らわしい」と蔑まれるかもしれない。

 

 でも同時に「私も混ぜて」と涎を垂らすかもしれない。

 

 だって貴方も女だもの。

 

 この圧倒的なオスのフェロモンと暴力としての快楽には抗えないはず。

 

「先輩もう濡れてるだろ? 俺たちの指で感じてるんだろ?」

 

「ほら素直になれよ。俺たちが気持ちよくしてやるからさ」

 

 男たちの囁きが脳髄に響く。

 

 まだ完全には堕ちていないかもしれない。

 

 まだリオンさんへの愛が心の底で微かに抵抗しているかもしれない。

 

 でもその「抵抗」さえも今の私にはスパイスでしかない。

 

 だって私は知ってしまったのだから。

 

 優しさよりも暴力が慈しみよりも蹂躙が

 

 こんなにも深く女の芯を満たしてくれることを。

 

「ん゛っ……♡ んぐっ……♡ もっと……♡」

 

 私は自ら舌を絡め男の指を舐め上げた。

 

 そして腰をくねらせ乳房を揺らし尻を押し付ける。

 

 全身全霊でオスたちを求めていた。

 

 もう戻れない。

 

 聖女オリヴィアは死んだ。

 

 ここにいるのはただ快楽に溺れる牝奴隷だけだわ。

 

 [#◆]

 

 男たちの角ばった指が、私の最も敏感な肉のヒダを割り開いた瞬間、

 

 まるで熱い融点を超えた蝋が注ぎ込まれたかのような、

 

 ねっとりとした快楽が下腹部を支配した。

 

「おっと、先輩。もうビショビショじゃねぇか。

 

 俺たちの手が触れただけで、こんなにトロトロに垂れてきやがって」

 

 誰の指かも分からない。

 

 ザラついた指紋の溝が、秘裂の襞を一枚一枚なぞり上げるたびに、

 

 背骨を脳髄まで駆け抜ける甘い電流が奔る。

 

 恥垢を擦り合わせるようなその粗野な感触が、

 

 優しくて丁寧な愛撫よりも、私の雌としての本能を暴力的に揺さぶるのだ。

 

 ああ、なんて卑しい牝なのでしょう、私は。

 

 濡れた布地はもはや私の肌と一体化し、乳房が波打つたびに擦れる摩擦が、

 

 乳首を痛いほどに硬く尖らせている。

 

 口では「触らないで」と拒絶する唇から漏れるのは、甘く湿ったメスの吐息だけ。

 

 だって、私の膣内はもう、雄の指を貪り食べるかのように、

 

 卑猥な収縮を繰り返してしまっているのだから。

 

「へへっ、先輩の中、すげぇ締め付けだぜ。俺の指、こんなにシコってるじゃねぇか」

 

 アーロンの低い笑い声が鼓膜を震わせる。

 

 彼の太い指が、私のGスポットという快楽のスイッチを的確に見つけ出し、

 

 容赦なく押し潰したのだ。

 

 びくんっ!! ♡

 

「あ゛ぁッ!! ♡ そこっ! ♡ だめぇっ! ♡

 

 そこ押されたら……♡ おかしくなっちゃうぅっ! ♡♡」

 

 視界が白く弾ける。

 

 子宮が痙攣し、太ももの内側を恥ずかしい愛液が伝い落ちる。

 

 それは私の肉体がもう完全に彼らの所有物として機能し始めたことを意味していた。

 

 通信画面の向こうで、リオンさんが何かを叫んでいる。

 

 その顔は絶望に歪み、蒼白になっているはずだ。

 

 でもね、リオンさん?

 

 あなたのその悲しみ、私の背徳感を燃料にして燃え上がる快楽の炎ほど、愛おしいものはないのよ? 

 

 あなたより優しくない男たちに、

 

 あなたより酷い扱いをされているだけで、

 

 私はこんなにも深く満たされている。

 

 ああ、なんて残酷で、なんて甘美な背徳。

 

 あなたが遠くで無力に嘆けば嘆くほど、

 

 私の子宮はアーロンの指をギュウギュウと締め付け、精液をねだるの。

 

 そして、アンジェ。

 

 親友であるあなた。

 

 凛として気高く、決して悪に屈しない鋼のような貴婦人であるあなた。

 

 もし貴方がこの私の痴態を見たら? 

 

 あぁ、想像するだけで背徳の蜜が子宮を焦がす。

 

 貴方のその気高いプライドを泥沼に引きずり下ろし、一緒にこの快楽の底で喘がせてみたい。

 

 そんな禁断の果実を噛み砕きたくなってしまうほどに、私はもう堕ちてしまっているのね。

 

「ほら先輩、旦那によく見えるように自分でおまんこ広げろよ。

 

 俺たちの歓迎を受けてるってな、アピールしろや」

 

 アーロンの命令に、私の身体は拒絶するどころか歓喜して従った。

 

 震える両手で、自分の尻の肉を左右に大きく引き裂くように掴み、

 

 濡れそぼった秘口をカメラに向けて大きく開いた。

 

 くぱぁっ♡

 

「どうですか……リオンさん……♡ 私の……淫らなおまんこ……♡

 

 後輩たちの指で……♡ 開発されて……♡ こんなに……びちゃびちゃに……なってます……♡♡」

 

 糸を引く愛液が、月光の下で妖しく光る。

 

 それは聖女オリヴィアの尊厳が溶け出した後としての、ただのメスの蜜だわ。

 

「いい子だ。じゃあ次は俺のモノで栓をしてやるよ」

 

 アーロンの凶器が、開かれた秘口に押し当てられる。

 

 湯気が立つような雄の匂い。

 

 リオンさんのとは造形もサイズも違う、

 

 ただ女性を犯し孕ませるためだけに存在する残虐な打撃兵器。

 

「入れるぞ先輩! 俺の子種袋にするぜぇッ!!」

 

 ずぶぅぅぅッ!! ♡♡

 

「あ゛ぁぁぁッッ!! ♡♡♡」

 

 暴力的な推進力。

 

 内臓を裏返されるような圧迫感と、脳髄を揺さぶるような快感。

 

 私の未完成だった膣道は、彼の巨根という鋳型に流し込まれるように、

 

 強引に押し広げられ、再構築されていく。

 

 もう戻れない。

 

 リオンさんの元にも、聖女の座にも。

 

 私はこの居酒屋の個室で、見知らぬオスたちに輪姦され、

 

 彼らの精液という所有印を刻まれながら、

 

 ただの肉便器オナホールとして完成していくのだわ。

 

「あぁッ! ♡ 気持ちいいのぉっ! ♡ リオンさんより……♡

 

 おっきいのが……♡ 奥まで……ぶち込まれてるぅっ! ♡♡」

 

 涙で歪む視界の中で、画面の向こうの愛する人の顔を見つめながら、

 

 私は自ら腰をくねらせてアーロンの精液を搾り取ることに専念した。

 

 それは私の、メス堕ちした牝奴隷としての最初の仕事だった。

 

 [#◆]

 

 ちゅぷ、ぐちゅ。

 

 私の秘所を満たす男根が、ゆっくりと、本当にゆっくりと、奥でかき回される。

 

 先ほどまでの激しいピストンとは裏腹に、

 

 今度はまるで粘度の高い蜜を掻き混ぜるかのような、ねっとりとした動き。

 

 アーロンは私の中に埋めた凶器を旋回させるように腰を揺らし、

 

 亀頭のカリで、私の肉襞の一枚一枚を、丁寧に、そして執拗に引っ掻いていく。

 

「あ゛っ……♡ あぁ……ひっ……♡ なんで……そんな……ゆっくり……♡」

 

「俺のチンポ、味わわせてやってんだよ。先輩のナカ、グチャグチャだぜ。

 

 ほら、聞こえてるか? 自分のマンコの音、旦那にも聞こえてるんだぜ?」

 

 じゅるぅ……ちゅぷ……くちゅくちゅ……♡

 

 彼の言葉と同時に、結合部から湿った水音が響く。

 

 それは、私の中に注ぎ込まれた精液と、私の愛液が混ざり合い、泡立った淫猥な交響曲。

 

 アーロンは腰を回すたびに、私の奥底にある媚肉をこすり上げ、

 

 その感触を確認するかのように、ゆっくりと、しかし確実に私の快楽中枢を炙り出していく。

 

(あぁ……これ……イくのとは違う……もっと……底の底から……溶かされる……♡)

 

 私の身体は、彼の動きに合わせて、まるで深海に沈む海藻のように、ゆらゆらと揺れる。

 

 太ももの内側は、自分の愛液と汗でもうグチャグチャで、膝は小刻みに震え、

 

 支えのない上半身は、ただでさえ豊満な乳房を揺らしながら、前のめりに倒れ込もうとする。

 

 それなのに、腰だけは、男根を逃がすまいと、無意識に彼の動きに合わせてくねっていた。

 

「ぁ……あっ……♡ おく……もっと……奥……かき回して……♡」

 

「奥? ここか? ここがいいのかよ、先輩?」

 

 くりゅっ……。

 

 彼は、私の子宮口のすぐ手前、Gスポットと呼ばれる場所を、

 

 亀頭でぐりぐりと押し潰すように、こする。

 

 その瞬間、目の前が白く弾け、腰が大きく跳ね上がった。

 

「ひぎぃっ!? ♡ そこっ! そこ、だめっ! こすっちゃ……おかしくなっ……♡」

 

 抵抗むなしく、私の口からは、悲鳴とも嬌声ともつかない声が漏れ続ける。

 

 アーロンは、そんな私とは対照的に、非常に落ち着き払っていた。

 

 まるで上等なワインを味わうかのように、腰の回転をゆっくりと、

 

 しかし決して止めることなく、私の膣内を蹂躙していく。

 

「ほら、しっかり味わえよ。これからお前は、俺たち全員の種壺になるんだ」

 

 彼の言葉が、私を現実へと引き戻す。

 

 そうだ。

 

 ここは歓迎会の個室。

 

 周りには、アーロンの取り巻きたちが、息を荒くして、私の痴態を見つめている。

 

「先輩、すげえイイ顔してるぜ。オナホみたいだ」

 

「口も空いてるな。入れてみようぜ」

 

 一人は、私の巨乳を根こそぎ揉みしだき始める。

 

 むにゅうぅっ! ぱふんっ! 

 

「あっ♡ おっぱい……そんな、もみ……♡」

 

 別の男は、私の目の前に膝立ちになり、すでに怒張した男根を、私の唇に押し当ててきた。

 

「んぐっ……!? むぅ……♡」

 

「くそ……すげえ温けえ」

 

 男は、私の頭を掴み、容赦なく腰を突き出す。

 

 喉の奥まで、異物が侵入してくる。

 

 苦しい。

 

 なのに、舌は勝手に、その肉棒の裏筋をなぞり、先走りの味を堪能している。

 

(あぁ……これ……おかしい……のに……♡ もっと……舐めたくな……る……♡)

 

 口では後輩のチンポを咥え、膣ではアーロンのチンポを咥え、

 

 乳房は揉みしだかれ、お尻は別の男の手で撫でまわされる。

 

 全身の穴という穴、性感帯という性感帯が、男たちの欲望に蹂躙され尽くしている。

 

「ぐちゅっ……ちゅぽっ……んっ……♡ ちゅぱ……♡」

 

 自分から顔を前後に動かし、男根を美味しそうにしゃぶり始めていることに、

 

 理性の最後の残骸が警鐘を鳴らす。

 

(リオンさん……ごめんなさい……私……こんなに……こんなに……)

 

 その時、遠くから、通信端末の向こうで、リオンさんの声が聞こえた気がした。

 

『リビア……! やめろ……! 正気に戻れ……!』

 

 怒りと悲しみに満ちた声。

 

 ああ、リオンさん……。

 

 あなたはまだ、私のことを、聖女だと思っているの? 

 

 もう違うのよ。

 

 私はもう、あなたの知ってるリビアじゃない。

 

「んぐっ……♡ じゅるる……♡ んぅ……♡」

 

 口の中の肉棒を、もっと深く咥え込みながら、

 

 私は、アーロンの腰の動きに合わせて、自分の腰をくねらせる。

 

 子宮の奥底で、アーロンの精液が、また、私の身体を染め上げていくのがわかる。

 

 その熱さが、私の背徳を、さらに深いものにしていく。

 

「ほら、旦那に言ってやれよ。お前のマンコは、もう俺のものだってな」

 

 アーロンが、私の耳元でそう囁く。

 

 彼は、私を仰向けに寝かせ、両足を大きく広げさせ、私の腰を高く持ち上げた。

 

 正面から、結合部を、通信端末のカメラに見せつけるように。

 

「あぁっ……♡ 見ないで……♡ リオンさん……見ないでぇ……♡」

 

 しかし、私の腰は、アーロンの動きに合わせて、勝手に動いている。

 

 恥ずかしいほどに濡れそぼり、

 

 白濁液を溢れさせている私の秘所が、リオンさんに見られている。

 

 その事実が、私の子宮を、ぎゅうぎゅうと収縮させ、さらなる快楽を生み出す。

 

「リオンさん……♡ ごめんなさい……♡ でも……♡

 

 アーロンさんの……おちんちん……気持ちいいの……♡」

 

 もう、何が言いたいのか、自分でもわからない。

 

 ただ、この快楽を、リオンさんにも、知ってほしかった。

 

 知ってもらって、どうしたいのか。

 

 それすらも、わからない。

 

 ただ、快楽の波に、身を任せることしか、できなかった。

 

 [#◆]

 

「あ゛っ……♡ ひぅっ……♡ やだ、やだやだ……♡ それ……だめなのにぃ……♡」

 

 私の口から漏れる言葉は、もはや抵抗の意思表示ですらなかった。

 

 むしろ男たちの劣情を煽るための、濡れた媚びた鳴き声だ。

 

 子宮の奥底で燻っていた火種が、アーロンの凶器によって掻き回されるたびに、

 

 チリチリと音を立てて燃え広がっていく。

 

 内臓という内臓が、沸騰した蜜を注がれたように甘く痺れ、

 

 太ももの内側が自分の粘液でぐちゅぐちゅと音を立てるほどに汚れきっていた。

 

「ほらほら、先輩。逃げんなって。体、ビクビク跳ねて可愛いぜ?」

 

 後ろから私の腋の下に手を入れて体を固定し、

 

 結合部が限界まで深くなるように腰を押し付けるアーロン。

 

 その骨ばった指が脇腹をなぞり、膨らみの下のくびれを鷲掴みにする。

 

 まるで馬乗りになっているかのような、深すぎる挿入角度。

 

 亀頭が子宮口という肉の要塞を容赦なく突き上げるたび、

 

 脳味噌の奥底で雷が落ちたような閃光が走るの。

 

「ん゛ぉぉッ!? ♡ おく、おく、だめっ……♡ 子宮……とんとん、されると……♡」

 

 頭の芯が溶けそう。視界の端がチカチカと明滅し、

 

 自分の髪が汗で頬に張り付いている感触さえ、今はただの快楽の前菜でしかない。

 

 周りを取り囲む男たちの熱気と、酒と男汁が混ざった濃厚な臭いが、

 

 肺という肺を犯し尽くす。

 

 ああ、この臭い。

 

 リオンさんの清潔な石鹸の香りとは対極にある、野蛮で下品な雄のフェロモン。

 

 なのに、どうして?

 

 鼻腔の奥がツンと痛むのに、

 

 子宮はもっとこの臭いを嗅ぎたがって、無意識に腰が揺れてしまう。

 

「先輩のオマンコ、ほんっと締まるわ。こりゃ使いがいがあるなぁ、お前らも覚悟しとけよ」

 

 アーロンがそう言うと、取り巻きの一人が身を乗り出し、

 

 私の顔を自分の股間に押し付けてきた。

 

 さっきまで口で奉仕していた男とは別の、

 

 醜く反り上がった肉棒が、私の鼻先にぐいと迫る。

 

「んっ……♡ また……ちんぽ……♡ んむぅ……♡」

 

 拒む間もなく、口内に生温かい肉塊がねじ込まれた。

 

 舌の上に乗る雄の重み。

 

 尿道口から滲むしょっぱい汁が、味蕾を刺激する。

 

 ああ、美味しい。

 

 なんで、なんでこんなに、これが美味しいと感じてしまうの。

 

 聖女として、リオンさんの妻として、決して口にしてはいけなかったはずの味。

 

 なのに、私の舌は勝手に亀頭の裏側をなぞり、頬を窄めて吸い付いている。

 

「じゅるるっ……♡ んちゅ……♡ ふぁ……ぁむ……♡」

 

 自分から顔を前後に振って、奉仕している。

 

 目の前の男が、私の頭を掴み、容赦なくピストンを始めた。

 

 喉の入り口を亀頭がノックするたびに、えずきそうになる。

 

 なのに、アーロンの私の膣を貫く動きと、この口を犯す動きが、

 

 体内のどこかで同期して、快楽の波が増幅されていくの。

 

「ぐぷっ……♡ お゛っ……♡ んむぅぅ……♡」

 

 視界が涙で歪み、鼻水が垂れる。

 

 だらしなく開いた口の端からは、飲みきれなかった唾液と男の先走りが混ざり合った汁が、

 

 顎を伝って首筋へと流れ落ちる。

 

 その卑猥な姿を、別の男が指で掬い上げ、私の乳首に塗りつけた。

 

「ほら、アーロンのザーメンと混ぜてやんよ」

 

 乳首を摘ままれ、くりゅっと捻られる。

 

 口と膣という上下の穴を塞がれたまま、さらに胸という敏感な突起への攻撃。

 

 もう、どこがどこに繋がっているのか分からない。

 

 全身が性感帯に作り変えられてしまったような、この感覚。

 

 リオンさんの優しい愛撫では、決して到達できなかった深淵。

 

 そこに、今まさに、私は沈んでいる。

 

「んぐぅっ……♡ ひぁっ……♡ も、むり……♡

 

 いぐ、いっちゃう、また、いっちゃうぅ……♡」

 

 口を塞がれたままの絶頂宣言。

 

 アーロンの腰使いが、さらに激しさを増す。

 

 ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ!! 

 

 肉がぶつかる音。

 

 粘液が泡立つ音。

 

 男たちの荒い息。

 

 そして、私の、壊れた喘ぎ声。

 

 それらが混ざり合い、一つの堕落の交響曲を奏でる。

 

 通信端末の向こうから、リオンさんの声が聞こえる。

 

 それはもう、言葉ではなく、魂の叫び。

 

 無力な雄の慟哭。

 

(リオンさん……見て……見てて……わたし……いま……あなたの嫌いな、

 

 どろどろの、びっちになっていくところ……)

 

 その背徳感が、最後の引き金となった。

 

「ん゛ぉぉぉッッ!? ♡♡♡」

 

 目の前が真っ白に弾ける。

 

 子宮が、アーロンの巨根を根元から食いちぎらんばかりに、ぎゅうぎゅうと収縮した。

 

 全身の筋肉が痙攣し、ぞわりと鳥肌が立つ。

 

 膣奥から、熱いものが込み上げてくる。

 

 潮だ。

 

 リオンさんにすら見せたことのない、私の雌としての本性が、今、決壊した。

 

「うまそうに吹くじゃねぇか、先輩」

 

 アーロンが、私の耳元で嗤う。

 

 その声は、私の完全な敗北を告げる、勝利の凱歌。

 

 口内に溜まった男の精液を、喉が反射的に嚥下する。

 

 生臭い鉄の味。

 

 それを飲み込むたび、私の中から何かが消えていく。

 

 聖女としての記憶。

 

 リオンへの愛。

 

 それらが、白濁した雄の液によって、上書きされていく。

 

「さあ、まだまだ宴はこれからだ。お前のその、壊れた顔、可愛がってやるよ」

 

 男たちは、絶頂の余韻で動けない私を、

 

 丸裸の玩具のように、好き勝手に弄び始める。

 

 私はもう、抵抗することも、拒絶することもできない。

 

 いや、したくない。

 

 この逃れられない快楽の檻の中で、

 

 ただひたすらに、メスとしての悦びに、溺れていくだけだ。

 

(ああ……私……もう……リオンさんのこと……忘れられる……これで、楽になれる……)

 

 涙が溢れ、鼻水と涎でぐしゃぐしゃになった顔が、それでも、笑っている。

 

 心の奥底で、何かが、ぷつりと音を立てて切れた。

 

 それきり、私の頭は、真っ白な快楽の海に、静かに沈んでいった。

 

 [#◆]

 

 ああ、神様。

 

 もしあなたがいるのなら、どうか私の喉の奥に詰まったこの甘い塊を取り除いてください。

 

 いえ、違うわ。

 

 取り除かないで。

 

 だってこの塊は、私の存在意義そのものなのだから。

 

「ぐちゅっ……♡ ちゅぷっ……♡ んぅぅ……♡」

 

 口の中で跳ねる雄の肉塊。

 

 それは私の舌を蠢かせ頬を窄め喉奥を犯しながら先走りの毒液を分泌し続けている。

 

 飲み込むたびに胃袋から子宮へと熱が直走り背骨がゾクゾクと溶けていくような感覚。

 

 後ろからはアーロンの凶器が

 

 私のお尻という肉のクッションを叩き割らんばかりに突き上げてくる。

 

 ずぶっ! ずぶぶぶっ!! ♡

 

「ん゛ぉぉッ!? ♡ おくっ! ♡ おくにぃっ! ♡ ぶつかってぇっ! ♡♡」

 

 Hカップの乳房は左右から別の男たちに揉みしだかれ

 

 むにゅうぅっ! ぱふんっ! と卑猥な波打ちを見せている。

 

 乳首は充血し指で捻り上げられるたびに子宮がキュンと疼くの。

 

 もうどこがどこやら分からないわ。

 

 全身が性感帯。

 

 全身がオスたちを受け入れるための器。

 

 オリヴィアはとうに死んでここにあるのはただ快楽に溺れるメス豚オナホールだけ。

 

「へへっ先輩すげぇ顔してやがるぜ。

 

 旦那との通話中だってのに俺たちに輪姦されてこんなにイキ狂ってよ」

 

 アーロンの低い嗤い声が耳元で爆響きする。

 

 その声は私の自尊心を粉々に砕くハンマーであり同時に甘美な毒薬だわ。

 

『リビア……! リビアぁ……』

 

 通信機の向こうでリオンさんが叫んでいる。

 

 その悲しみに満ちた声が私の背徳心を更なる高みへと押し上げる。

 

 ごめんなさいリオンさん。

 

 でも私もう止まらないの。

 

 あなたよりずっと酷くてずっと深い快楽の沼に沈んでしまったのよ。

 

「さて先輩。あんたのその堕落した姿よーく分かったところでさぁ」

 

 アーロンが私の腰を掴んだまま耳元で囁く。

 

「お前の大事な親友さんにも教えてやろうぜ? ここがどんなに気持ちいい場所かってな」

 

 えっ? 

 

 アンジェ? 

 

 親友であるあの気高き公爵令嬢に? 私のこんな痴態を? 

 

「いやっ! ♡ だめぇっ! ♡ アンジェには……見せられな……ひゃぁぁッ! ♡♡」

 

 否定しようとした瞬間アーロンの腰がさらに激しく動いた。

 

 子宮口を直接殴打される衝撃に

 

 私の思考能力は再び沸騰し白濁の海へと沈められていく。

 

「ほら通信機持てよ。自分で呼び出せ」

 

 アーロンが私の手に通信機を握らせる。

 

 その画面にはまだリオンさんの絶望に染まった顔が映っている。

 

 でも私の手は震えながらも操作盤をタップしていた。

 

 もう一人の人。

 

 私が最も愛し最も尊敬する女性の名前を。

 

『……はい』

 

 繋がった。

 

 凛として澄み切ったその声は私の心臓を鷲掴みにした。

 

「あ……アンジェ……♡」

 

 私の声は震えていた。でもそれは恐怖からじゃない。

 

 この快楽を共有したいという倒錯した欲望からくる震えだった。

 

『リビア? どうしたの? 声が変よ』

 

「変なの……当たり前じゃない……♡ 今私……こんなことされてるんだもの……♡」

 

 くちゅっ! ずぷぷっ! ♡

 

 結合部からの水音が通信機越しに響く。

 

 アンジェにも聞こえているはずだわ。

 

 私の中で男根が動く音が。

 

『……リビア? 其処何が起きているの?』

 

「あぁッ! ♡ アンジェ……聞いて……♡

 

 私ね……今……おっきいおちんちんで……おまんこ犯されてるの……♡」

 

 言った。

 

 言ってしまった。

 

 親友に対してこんな卑猥な言葉を吐くなんて。

 

 でも不思議と羞恥心はないわ。あるのは背徳的な高揚感だけ。

 

『なっ……!? リビア貴女正気なの!?』

 

「正気じゃないわよぉっ! ♡ だって気持ちいいんだものぉっ! ♡

 

 リオンさんより……ずっとおっきくて……

 

 ずっと奥まで届くおちんちんが……私の中かき回してるのぉっ! ♡♡」

 

 アーロンが私の耳元でニヤリと嗤うとさらに激しく腰を打ち付けた。

 

 ぱんっ! ぱんっ! ぱんっ! ぱんっ! 

 

「ひぎぃッ! ♡ あ゛ぁぁッ! ♡ アンジェ! ♡ ここはねぇっ! ♡ 天国なのぉっ! ♡

 

 聖女オリヴィアは死んじゃったけどっ! ♡

 

 代わりにドスケベな牝奴隷になれる場所なのぉっ! ♡♡」

 

『やめて! リビア正気に戻って! 今すぐ其処から逃げて!』

 

「逃げないわ♡ だって私もう……

 

 このおちんちん無しでは生きていけない体になっちゃったんだもの♡」

 

 私は涙でぐしゃぐしゃになった顔で恍惚と笑いながら通信機に向かって叫んだ。

 

「ねぇアンジェ……♡ 貴方も来なさいよ……♡

 

 此処はとても気持ちいいわ……♡

 

 貴方のその気高いプライドも完璧な身体も全部溶かしてくれる……♡

 

 愛よりも深い快楽が此処にはあるのよぉっ! ♡♡」

 

 びくびくんっ♡ びくんっ♡

 

 子宮が痙攣しアーロンの精液を受け止める準備をする。

 

 私はもう聖女でも婚約者の妻でもない。

 

 ただオスたちに孕ませられる牝犬。

 

『リビア……貴女……』

 

 通信機の向こうでアンジェの声が震えていた。それは怒りかそれとも恐怖か。

 

 でも私にはそれが「誘い」に聞こえた。

 

「来て……アンジェ……♡ 一緒に堕ちよう……♡

 

 此処で一緒にイキ狂おうよぉっ! ♡♡」

 

 ずどどどどっ!! ♡♡

 

 子宮奥深くへ注ぎ込まれる白濁の奔流。

 

 私は親友に背徳の勧誘をしながら雄の精液に染め上げられていった。

 

 [#◆]

 

 通信機の向こうで、アンジェの息を呑む音が聞こえた。

 

 それは驚愕であり、

 

 恐怖であり、

 

 そしてほんのわずかな……好奇心? 

 

『リビア、貴女、何を言って……』

 

「来てよ、アンジェ……」

 

 私は自分の声が、もはや人間のものとは思えないほどに蕩けきっているのを自覚していた。

 

 ねっとりと甘く、それでいて芯のない、ただ雄を誘うためだけに存在するメスの鳴き声。

 

 だって仕方ないじゃない? 

 

 私の中では、まだアーロンの巨根が脈打っているの。

 

 子宮の奥底に注ぎ込まれた精液が、内臓を白く染め上げながら、

 

 次の搾取に備えてゆっくりとかき混ぜられている感覚が、

 

 私の思考をどろどろに溶かしてしまうのだから。

 

「此処はね、すごいの……♡ 痛くて、怖くて、苦しいのに……

 

 それなのに、こんなに気持ちいいの……♡

 

 リオンさんじゃ、絶対に届かなかった場所に、今、私、いるのよ……♡」

 

 ぐちゅっ……♡

 

 アーロンが、私の言葉に応えるように腰を揺らした。

 

 亀頭のカリが、私の一番敏感な肉のヒダを引っ掻きながら、奥へ奥へと潛り込んでくる。

 

 そのたびに、子宮が歓喜の痙攣を繰り返し、

 

 結合部からは白濁液が逆流して、卑猥な泡を立てているのだ。

 

「ひゃぅっ……♡ あぁッ……♡ そう……これ……この感じ……♡

 

 アンジェにも教えてあげたいの……♡」

 

 私の手は、もはや自分の意志を離れて、淫らに動いていた。

 

 空いた方の手で、自分の乳房を下から掬い上げる。

 

 むにゅうぅっ……♡

 

 重たい双丘が、私の掌の上で形を変え、

 

 充血した乳首が天を向いてピンと尖る。

 

 その頂点を、自分の指でくりゅっと捻りながら、私は通信機に向かって囁いた。

 

「アンジェの、その綺麗な金髪も、気高いプライドも、

 

 此処では全部、ぐちゃぐちゃにされちゃうの……♡

 

 でもね、それが、最高に気持ちいいのよ……♡」

 

『やめなさい……リビア、正気に戻って……!』

 

「正気に戻る? なんのために? 此処より気持ちよくない場所になんて、戻りたくないわ……♡

 

 アンジェだって、本当は知ってるんじゃないの? 

 

 リオンさんの優しさだけじゃ、満たされない夜があるって……♡」

 

 私は、背後から私を貫くアーロンの手を取ると、

 

 自分の腹の上に導いた。

 

 彼の骨ばった大きな手のひらが、精液でわずかに膨らんだ下腹部を撫で回す。

 

「ほら……此処に、彼の子供がいるかもしれないの……♡

 

 リオンさんじゃない、他の男の子種で孕まされるの……

 

 これが、どれほど恐ろしくて、どれほど甘美なことか……

 

 アンジェにも味わってほしい……♡」

 

『……っ!』

 

 アンジェが言葉を失った。

 

 当然だわ。

 

 かつての私が聞かされたら、卒倒していたかもしれない。

 

 でも今の私にとって、これは至上の喜び。

 

 愛する親友を、同じ快楽の沼に引きずり込み、

 

 共に白濁にまみれて喘ぐ未来こそが、私の新しい使命なのだ。

 

「さあ、先輩。いい加減、アンジェ様もお呼びしろよ。

 

 通信機だけじゃなくて、直に来てもらおうぜ」

 

 アーロンが私の耳元で囁く。

 

「アンジェ様。此処で待ってますよ。それか、あんたが怖気づいて逃げるなら、

 

 リビアは俺たちが一生可愛がってやるからな」

 

 私は、首を横に振った。

 

 いいえ、違うわ。

 

 私はもう、アンジェを脅迫で縛り付けるつもりはない。

 

 私はただ、この快楽を分かち合いたいだけなのだ。

 

「来て……アンジェ……♡ 強制じゃないの……これはお誘いよ……♡

 

 一緒に……イキ狂いましょう……♡」

 

 ぐちゅぐちゅぐちゅっ……♡

 

 私の膣内で、アーロンの凶器が、さらに激しくかき回される。

 

 子宮口をノックされ、Gスポットを擦り上げられ、

 

 私は腰を震わせながら、絶頂への階段を再び駆け上がっていく。

 

「あ゛ぁぁッ!! ♡ また……イく……イっちゃう……♡

 

 アンジェ……見てて……私……こんなにイかされて……幸せなのぉっ……♡」

 

 びゅるるるっ!! ♡♡

 

 再び子宮を灼熱で満たされる感覚。

 

 背徳の誘惑という名の毒蜜を撒き散らしながら、

 

 私は獣のような姿勢で何度も絶頂し、ただの肉便器へと成り下がっていく。

 

 しかし、その瞳は、確かに通信機の向こうの親友を捉えていた。

 

 堕ちた聖女は今、最も残酷で最も甘美な伝道師となって、

 

 新たな犠牲者を地獄の釜の底へと招いているのだ。

 

 [#◆]

 

 あの人のことを思うと、胸の奥がひりひりする。

 

 傷ついているだろうか。

 

 泣いているだろうか。

 

 それとも、もう私のことなど忘れてくれたかもしれない。

 

 そちらのほうがありがたい。

 

 だって、忘れられてしまったほうが、罪が少しは軽くなる気がするから。

 

 でもね、リオンさん。

 

 私、気づいてしまったの。

 

 罪などというものは、自覚しているうちはまだ軽いのだと。

 

 本当に重い罪は、自分が罪を犯していることすら

 

 快楽に変換されてしまう頃合いで重くなるのだと。

 

 ごめんなさい。

 

 もう、その言葉は心の中でしか響かないわ。

 

 *****

 

 宵闇が街を覆う頃、居酒屋の暖簾をくぐる人影があった。

 

 金の髪。

 

 赤い瞳。

 

 氣高い顎のラインと、軍服を思わせる仕立ての良い外套。

 

 アンジェリカ・ラファ・レッドグレイブ。

 

 レッドグレイブ公爵家の令嬢であり、

 

 リオン・フォウ・バルトファルトのもう一人の婚約者であり、

 

 そして──オリヴィアの、最高の親友。

 

 彼女がこの店に足を踏み入れた理由は、単純かつ悲壮なものだった。

 

 リビアからの通信。

 

 内容は、正気を疑わずにはいられないものだった。

 

 他の男に抱かれている。

 

 気持ちいい。

 

 おいで。

 

 一緒に堕ちよう。

 

 文字にすれば短い。

 

 だがその短さこそが、逆説的に事態の深刻さを物語っていた。

 

 放っておけるはずがない。

 

 たとえそれが罠であろうとも。

 

 親友が泥沼に沈んでいるというのなら、その手を引っ張り上げるのが

 

「アンジェリカ・ラファ・レッドグレイブ」という人間だ。

 

 不屈の意志。

 

 鋼の精神。

 

 光を背負う者の義務。

 

 その全てが、彼女をこの薄汚い店へと駆り立てた。

 

 店内は薄暗かった。

 

 油と酒と、獣のような男たちの汗が混ざり合った空気が鼻腔を突く。

 

 アンジェは眉をひそめもしなかった。

 

 居酒屋の空気ごときで劣情を催すような、安い作りの女ではない。

 

「……リビア」

 

 名前を呼んだ。

 

 応答はない。

 

 奥の個室へのびる廊下は、

 

 まるで深海の底へと沈んでいく潛水艦の通路のように狭く、暗い。

 

 壁の木目は年季のせいか、それとも撒き散らされた体液のせいか、

 

 どこかねばついた黒光りをしている。

 

 アンジェの靴音が、板張りの床を規則正しく叩いた。

 

 最後のふすまの前で、足が止まった。

 

 中から漏れ聞こえるのは──嬌声。

 

 いや、嬌声などという生やさしいものではない。

 

 それは獣が物言わぬ獲物の肉を貪る時に立てる湿った咀嚼音と、

 

 肉が肉にぶつかる鈍い響きと、

 

 そして、女が快楽という名の牢獄の中で発する悲鳴と啼き声の、不協和音だった。

 

 アンジェの手が、扉にかかる。

 

 躊躇は、なかった。

 

 引き開けた瞬間、濃厚な湯気が正面から顔を打った。

 

 それは単なる熱気ではない。

 

 男たちの体温と、蒸発したアルコールと、

 

 それから──なにより、扇情的なまでに濃厚なメスの匂いが、

 

 彼女の鼻腔を支配したのだ。

 

「……なんて、こと」

 

 アンジェの赤い瞳が、見開かれた。

 

 そこに広がっていたのは、地獄の党内会議にも似た光景だった。

 

 ♦

 

 私は、見られていた。

 

 親友であるアンジェの瞳に。

 

 世界で一番信頼し合っていた女性の瞳に。

 

 不思議なことに、恥ずかしいとは思わなかった。

 

 恥ずかしい? 

 

 まさか。

 

 もう恥ずかしいという感情すら、

 

 私の中では体内精製された潤滑油のように蕩けきって、

 

 子宮の奥底に沈殿してしまっている。

 

 [#◆]

 

 そうだったのかもしれないな。

 

 最初からこの結末しか用意されていなかったのかもしれない。

 

 だって、目覚めたときにはもう、私の手はリオンさんの手を振りほどき、

 

 アーロンの指を咥え込んでいたのだから。

 

 それならこれは運命だ。

 

 肉悦に沈み、彼の精液を腹の底で受け止めることこそが、

 

 オリヴィアという牝に与えられた至上のギフトなのだ。

 

 どうか逃げないで、アンジェ。

 

 これは裏切りじゃないの。

 

 これは布教。

 

 最も崇高で、

 

 最も罪深い、

 

 快楽という名の伝道。

 

 私の最高の親友であるあなたを、

 

 この泥の楽園へ招待するための、涙で濡れたエスコートなのだから。

 

「アンジェ……」

 

 リビアは立ち尽くす親友の眼前で静かにそう囁いた。

 

 その声はまるで聖堂に響く聖歌のようでありながら、

 

 底の見えない沼から這い出る毒蛇のようでもあった。

 

「逃げちゃ、だめ」

 

 叫ぼうとしたアンジェの肢体を、抱きすくめる。

 

 身体は強張り、反射的に外套の下の短剣に手を伸ばした。

 

 しかしリビアの腕はそれよりも速く、アンジェのくびれた腰に絡みつき、

 

 むっちりとした豊満な乳房を押し付ける。

 

 柔らかな肉の感触と、じっとりと汗ばんだ肌の熱が、

 

 軍服の上からでも生々しく伝わってくる。

 

「リビア……離しなさい! 正気に戻って!」

 

「やぁよ……」

 

 アンジェの叱咤を、リビアは子守唄を聞くような顔で受け流した。

 

 潤んだ青い瞳は夢見心地に蕩けており、口元には慈愛に満ちた笑みが張り付いている。

 

 なのに、その細い指先は、まるで蛇のようにアンジェの外套の前をくつろげ、

 

 中のブラウス越しに下腹部を撫で上げていく。

 

 リビアの指が、アンジェの臍のあたりをくるくると円を描くように撫でるたびに、

 

 公爵令嬢の身体は小さく震えた。

 

「んっ……! やめなさい……!」

 

「あったかい……アンジェのお腹……緊張してる……すごくきゅっとなってる……」

 

「ふざけないで……! あなた、それでもリオンの婚約者なの!?」

 

「婚約者?」

 

 リビアの動きがピタリと止まった。

 

 それから、くすくすと壊れたオルゴールのような笑い声を漏らす。

 

「オリヴィアは死んだのよ。おちんちんに貫かれて、あっけなく死んじゃった。

 

 今ここにいるのはね……淫乱なビッチのリビア。生まれ変わったの。

 

 すっごく、気持ちよくて、頭の中がピンク色で、子宮が真っ白になるような天国で……」

 

 ぷつり、と。

 

 そこで言葉が途切れた。

 

 次の瞬間、リビアの手が乱暴にアンジェのブラウスの釦を引き裂く。

 

 ばんっ、と釦が飛び散る音。

 

 月光を浴びて浮かび上がるのは、レースで装飾された朱のブラジャー。

 

 そのカップに収まりきらずに溢れそうな、

 

 ふくよかで、それでいて重力に少しも負けない張りのある乳房。

 

 アンジェの最大の特徴であり、彼女の誇りでもある、気高く美しい爆乳。

 

 リビアはその白い丘の上に指を這わせながら、囁いた。

 

「ねぇ見てよ……アンジェのおっぱい……綺麗でしょ? 

 

 リオンさんのためにずっと大切に取っておいたの。

 

 でも……今日からはみんなのもの」

 

「リビア……!」

 

「いいのよ、アンジェ……怖がらないで……だってね……」

 

 リビアはアンジェの抵抗をものともせず、

 

 ブラのカップをずらし、剥き出しになった乳首をそっと指で挟んだ。

 

 くりゅっ♡

 

「ひゃぅっ!?」

 

 アンジェの口から、信じられないほど艶めかしい嬌声が漏れる。

 

 その声に、周囲を取り囲んでいたアーロンの取り巻きたちの喉が、ごくりと鳴った。

 

 気高い公爵令嬢の、誰も聞いたことのない雌の鳴き声。

 

 リビアは、その鳴き声に満足そうに微笑むと、

 

 乳首を摘まんだまま、アンジェの身体を前のめりに押し出した。

 

「あぁッ……! ちょっと、リビア……!」

 

「ほらみんな……アンジェのおっぱい、遠慮しないで……

 

 思う存分、穢して、汚して、ぐちゃぐちゃにしちゃって……」

 

 リビアがそう言い終えるか終えないかのうちに、

 

 男たちの無数の手がアンジェの肢体に殺到した。

 

 まるで飢えた狼の群れが一匹の気高い白鹿に飛びかかるかのように、容赦なく、執拗に。

 

「やめ……触らないでっ! この下衆が……!」

 

「へへっ、すげぇ柔らけぇ! 公爵サマのオッパイはやっぱ違うなぁ!」

 

「乳首、こんな色してたんすね! リオン様は独り占めしてたのかよ!」

 

 むにゅうぅっ! ぱふんっ! くりゅっ♡

 

「ひっ……! やめ……ぁあっ……!」

 

 揉みしだかれる。

 

 無数の手が、アンジェの豊かな乳房を鷲掴みにし、

 

 指が沈み込むほどに柔らかな乳肉を根こそぎ弄んでいく。

 

 リビアが、親友の耳元で囁きながら、乳首を捏ね回すのを手伝っているのだ。

 

「ほら、乳首、こんなに硬くなってる……

 

 私と同じで感じてるんじゃないの、アンジェ?」

 

「ちが……っ! 私は、お前たちとは……」

 

「違わないわよ。だってアンジェは私の最高の友達でしょう? 

 

 だったら、私が感じることはアンジェも感じるの。さぁ、一緒にイこう?」

 

 リビアの舌が、アンジェの耳の裏を這う。

 

 背骨に直接甘い電流が奔るような感覚に、アンジェの膝がガクンと震えた。

 

 その隙を逃さず、アーロンが近づき、アンジェの顎を掴んで無理やり上向かせる。

 

「ようこそ、アンジェリカ様。リビアから聞いてるぜ。あんた、まだ処女なんだろ?」

 

「なっ……!」

 

「驚くことかよ。旦那が手ぇ出せなかったんだろ?

 

 身分違いの平民と違って、公爵サマには責任ってもんがあるからな」

 

 違う、と否定したかった。

 

 リオンはそんな男ではない。

 

 そう叫びたかった。

 

 だが、口を開くより先に、リビアの細い腕が伸びてきて、

 

 彼女のベルトのバックルを外しにかかる。

 

「アンジェ……無駄な抵抗はやめて……身を委ねて……

 

 そうすれば、今まで感じたことのない天国を見せてあげるから……」

 

「リビア……! やめて……お前までそんなことを……!」

 

「私まで、じゃないの。私から、なのよ」

 

 リビアの青い瞳が、じっとアンジェの赤い瞳を見つめた。

 

 そこにはもう、かつてのような純真な親友の顔はなかった。

 

 罪悪感も羞恥心も、快楽の濁流に押し流されて消えてしまった、空っぽの青空。

 

 しかし、その空っぽの青は、アンジェへの歪んだ愛だけは確かに湛えていた。

 

「私は独りじゃイヤなの。アンジェも一緒に来てよ……

 

 この、どろどろで、あっつくて、気持ちいい場所に……

 

 そして一緒にリオンさんに謝ろう? 

 

 ごめんなさい、私たち、他の男に孕まされちゃったんだ、って……」

 

 びくっ。

 

 リビアの指が、アンジェのスカートの中に潛り込み、

 

 下着越しに敏感な突起を押し潰したのだ。

 

 同時に、アーロンの手が、アンジェのブラを完全に引きちぎり、

 

 たわわな爆乳を完全に露出させる。

 

 男根をギラつかせるアーロン。

 

 全身を使って快楽を強要する親友。

 

 その両方から責められながら、気高き公爵令嬢の肢体は、

 

 衆人環視の中で、無残に暴かれてゆく。

 

「リビア……! 絶対に……許さない……!」

 

「いいよ、それで。恨んでいいよ。憎んでいいよ。

 

 でもね、それでも私はアンジェを離さない。

 

 私の、一番大切な親友を、誰にも渡したくないの」

 

 涙でぐしゃぐしゃになりながらも、リビアは微笑んだ。

 

 彼女はアンジェのショーツを膝までずらし、

 

 太ももを伝い落ちる愛液を指で掬い上げる。

 

 それはアンジェのものか、リビアのものか、もはや判然としなかった。

 

「アーロン……アンジェを、優しく、してあげて……」

 

「おうよ。ただし、最初だけな」

 

「あぁっ! やめ……!」

 

 アーロンが、アンジェの太ももを無理やりに左右に割り開く。

 

 リビアは親友の肩を押さえつけ、動きを完全に封じた。

 

 気高い公爵令嬢の開帳されたままの秘裂に、醜悪に反り上がった凶器が押し当てられる。

 

 処女膜を守る最後の砦に、亀頭が触れた。

 

「あぁ……これでやっと、私とアンジェは本当の姉妹になれるのね……」

 

「お前……どこまで堕ちたの……リビア……!」

 

「ここまでだよ、アンジェ。だって、女の友情なんて、所詮は傷の舐め合いでしょう?

 

 だったら、同じ傷を負えばいいの。私と同じように、

 

 お腹の中、白濁で染め上げられて、一緒にイキ狂おう?」

 

 アンジェの瞳から、一筋の涙が零れ落ちた。

 

 それは絶望の涙。

 

 親友のあまりに歪んだ愛の形に対する無念の涙。

 

 そんなことはお構いなしに、リビアが彼女の乳首を捏ね回し、

 

 アーロンの巨根が、その聖域をこじ開けようとしている。

 

「入れるぜ、お姫様。リビア、手伝えよ」

 

「うん……♡ アンジェ、ちょっとだけ痛いけど、すぐ気持ちよくなるから……♡」

 

 ずぶぶぅぅッ……!! ♡♡

 

 内側から引き裂かれるような衝撃と共に、アンジェの処女は暴力的に散らされた。

 

 その瞬間、リビアはまるで自分のことのように背骨を震わせ、

 

 子宮の奥底で歓喜の痙攣が走るのを感じる。

 

「あ゛ぁぁぁああッッ!!? ♡♡」

 

「あぁっ……入った……♡ アーロンのおちんちんが……アンジェの中にも……♡

 

 ねぇアンジェ……わかる……? これが、私たちの、新しい世界への鍵なんだよ……♡」

 

 リビアは涙を流しながら恍惚の笑みを浮かべるアンジェの背後で、

 

 まるで聖母のように両手を広げ、快楽の福音を説いた。

 

 地獄の底で、最も歪で、最も純粋な聖女が、今まさに誕生しようとしていた。

 

 [#◆]

 

「あ゛ぁぁああッッ!?!? ♡♡」

 

 悲鳴が、店内の空気を裂いた。

 

 それは処女膜という聖域が物理的に破壊された音ではなく、

 

 もっと奥深い、精神の根底を揺さぶる衝撃音だった。

 

 アーロンの凶器が、アンジェの祠へとねじ込まれた瞬間だ。

 

 私はアンジェを抱きしめたまま、

 

 自分のことのように背骨が震えるのを感じていた。

 

 ずぶぶぶぶぅぅッ……!! ♡

 

 太い。

 

 異常なまでに太い。

 

 私自身が散々その凶暴さを味わったのだから分かる。

 

 リオンさんのものとは似ても似つかない、

 

 ただ孕ませるためだけに鍛え上げられた鋼鉄の杭。

 

 それが今、私の親友である気高き公爵令嬢の最も柔らかな花園を、

 

 無慈悲にこじ開けているのだ。

 

「はっ……ぁっ……!? なに、これ……お腹の中に……

 

 鉄の棒が……入ってきてるぅっ!? ♡」

 

 アンジェの赤い瞳が見開かれ、焦点が定まらないでいる。

 

 その表情は苦悶と驚愕に歪んでいるけれど、

 

 私には分かる。

 

 彼女のその断面図が、喜びに打ち震えているのを。

 

「大丈夫よ、アンジェ……♡ 最初は誰だって痛いもの。

 

 でもね、すぐにその痛みが……

 

 頭がおかしくなるくらい気持ちいい熱に変わるの……♡」

 

 私はアンジェの耳元で囁きながら、

 

 露わになった彼女の豊満な乳房を下から掬い上げた。

 

 むにゅうぅっ! ぱふんっ! 

 

 すごい弾力。

 

 私のHカップとはまた違う、

 

 公爵家の血筋を感じさせる上品でそれでいて重厚な肉の質量。

 

 指先で充血した乳首をくりゅっと捏ね回しながら、

 

 私はアーロンの腰の動きを見つめていた。

 

「おっ、おおぉ……! 先輩のマンコもすげぇ締まりだけどよ……

 

 アンジェ様のコレは別モンだぜ!」

 

 アーロンが感嘆の声を漏らす。

 

 その理由はすぐに分かった。

 

 彼が腰を引くたびに、

 

 アンジェの秘口がぎゅうううっと肉棒に吸い付いて離さないのだ。

 

 まるで真空パックされた極上の生ハムのように、あるいは温度を持った極小の黑洞のように、

 

 ヌルピタの完全フィット型の膣肉が、異物を決して逃がすまいと収縮している。

 

 それは抗っているのではない。

 

 歓迎しているのだ。

 

 暴力的な侵略者を、貪欲に咥え込み、味わおうとしているのだ。

 

「くっ……締め付けられすぎだろ……! 油断すると一瞬でイカされちまう……!」

 

「ひぐっ……! やめ……離して……! 私の体の中が……

 

 勝手に動いて……おちんちんを……搾り取ろうとしてるぅっ!? ♡」

 

 アンジェの声が悲鳴から困惑へ、そして甘い嬌声へと変わり始める。

 

 彼女の意思とは裏腹に、彼女の下肢はメスとしての本能を暴走させている。

 

 頭では拒絶しても子宮はオスを求めて脈打ち内壁を蠢かせ

 

 自ら精液を貪ろうと蠢いているのだ。

 

「ふふっ♡ 見てアンジェ♡ あなたのまんこ、

 

 アーロンのおちんちんをこんなに美味しそうに咥えてるわよ♡」

 

「違うっ……! 私はそんな……淫乱な女じゃ……っ! あぁッ! ♡」

 

 アーロンが、子宮口という最終防衛ラインを直接ノックした。

 

 こぶっ! こぶっ! 

 

「あ゛ぁぁッ!! ♡ そこっ! 子宮っ! 叩かれてるぅっ! ♡

 

 頭が真っ白になっちゃうぅっ! ♡♡」

 

 雷鳴のような快感がアンジェの脳髄を焼き尽くす。

 

 彼女の赤い瞳が欲望で潤み、口からは涎が垂れる。

 

 公爵令嬢の威厳もプライドも、

 

 子宮を直接殴られる快楽の前では砂上の楼閣に過ぎなかった。

 

「ほら旦那さん! アンジェ様もうイキかけてるぜ! 俺のチンポに締め付け効かせまくりだ!」

 

「あぁっ……♡ アンジェ……私と同じね……♡

 

 おちんちんで子宮叩かれると……こんなにバカになっちゃうのね……♡」

 

 私は自らの太ももを擦り合わせながら、親友の痴態に興奮を募らせる。

 

 ああ、なんて美しい堕天の姿。

 

 かつて聖女と呼ばれた私と、悪役令嬢と呼ばれた彼女。

 

 二人揃って、今はただのオスの慰み者として、肉の喜びに溺れている。

 

 その事実が私の背徳心を、火薬庫にマッチを投げ込んだかのように爆発させた。

 

「いくぜアンジェ様! 俺の種、たっぷり注ぎ込んでやるよ! 孕めぇッ!!」

 

「やっ……やだっ……! リオン以外の……種なんて……! 

 

 でも……♡ もっと……奥まで……ぶち込んでぇっ! ♡♡」

 

 拒絶の言葉はもはや懇願の甘蜜。

 

 アーロンが、その野太い腰を限界まで振り抜いた。

 

 ずどどどどどっ!! ♡♡

 

「あ゛ぁぁぁああッッ!!!! ♡♡♡」

 

 雌の咆哮。

 

 アンジェの身体が跳ね上がり、白目を剥いて痙攣する。

 

 同時に結合部から卑猥な泡を立てて溢れ出す白濁液。

 

 それは私が注がれた時と同じ、絶対的な雄の所有印だ。

 

「あぁっ……♡ あつい……♡ お腹の中に……あついのが……いっぱい……♡」

 

 アンジェは虚ろな瞳で天井を見上げながら、脱落したように呟いた。

 

 そしてゆっくりと視線を落とし、

 

 開きっぱなしの私の股間と、そこから溢れるアーロンの精液を見つめると、

 

 ポロポロと大粒の涙をこぼした

 

「泣かないで、アンジェ♡ だって此処は……おちんちんが気持ちよくて……

 

 精液の味がして……最高に幸せな場所なんだもの♡」

 

 私はアンジェの頬に流れる涙を舌で舐め取りながら、共犯者の契約を交わした。

 

 私たちはこれからも、この男たちの肉便器として、

 

 未来永劫、背徳の蜜を貪り続けるのだ。

 

 だって私たちは知ってしまったのだから。

 

 身分も立場も関係なく、ただオスとメスが激しくぶつかり合うこの暴力が、

 

 どんな愛よりも深く、自分たちの腹の底を満たしてくれることを。

 

「さあアンジェ……次は私が……

 

 あなたのまんこ……お掃除してあげるね……♡」

 

 私は昏倒した親友の秘部に顔を埋め、

 

 溢れ出る白濁液を嬉々として舐め取り始めた。

 

 もう後戻りなどできない。

 

 私たちは揃って、深い快楽の泥沼の底で、産声を上げたのだから。

 

 [#◆]

 

 あぁ……だめ……これ、だめなのに……♡

 

 アーロンの腰がゆっくりと前後し始めたとき、

 

 私はその動きがこれまでの暴力的な突き上げとは

 

 根本的に異なる種類の暴力であることを直感した。

 

 小刻み。

 

 ねっとり。

 

 執拗。

 

 亀頭が私の膣内の肉襞を一枚一枚丁寧に剥がし、なぞり、

 

 確認するようにわずかに抜き差しするだけの動き。それなのに。

 

 ぶちゅっ♡ ぶちゅっ♡

 

 結合部から溢れ出る愛液が、

 

 まるで熟れすぎた桃を両手で握りつぶしたときに滴る果汁のように、あとを絶たない。

 

 私の意思とは全く無関係に分泌されるメスの体液。

 

 それは私の身体がこの男根を「客」として迎え入れているという、

 

 否定しようのない証拠だった。

 

「へへっ……中、すげぇことになってるぜ。

 

 抜くたびにグチュグチュ言ってさ。まるでチンポにキスしてるみたいだな」

 

 耳元で囁かれる鄙語。

 

 その低い振動が鼓膜から脳髄へ、そして首筋を伝って乳首へとダイレクトに伝播していく。

 

 私は唇を噛み締めて声を漏らさないよう努力した——けれど。

 

 ぶちゅっ♡ ぶちゅるっ♡

 

 また一寸、男根が奥へと進んだ。

 

 亀頭のカリが、私の最も敏感な肉のヒダを引っ掛けるようにして、

 

 ごりり、と擦り上げたのだ。

 

 その瞬間、背骨を走った電流が私の喉の奥から

 

 押し殺したはずの嬌声を無理やり引きずり出してしまった。

 

「あぐっ……♡ そこ……だめ……ひだ肉……引っ掛けないでぇ……♡」

 

 だめ。

 

 本当にだめ。

 

 だってこの男のゆっくりした動きは、

 

 ただ一箇所を執拗に狙い撃つ精密機械のような愛撫で、

 

 私の膣壁に刻まれた快楽の地図を一枚一枚めくって、

 

 まだ名前もついていない敏感な場所を新たに発見しては拾い集めていくのだから。

 

 ぽとっ。ぽとっ。

 

 床に落ちる粘液の音が、一定のリズムで響く。

 

 それは私の自尊心が剥がれ落ちていく音に似ていた。

 

 公爵令嬢? 

 

 どこにいるの? 

 

 ここにいるのは、居酒屋の個室で後輩の肉棒を咥え込んで、

 

 子宮の奥底でメスの蜜を醸造しているただの淫らな牝。

 

「ほら、自分で足開いてみろよ。どれだけヌルヌルになってるか分かるぜ」

 

 アーロンが私の耳たぶを甘甘噛みしながら囁く。

 

 その声は甘く、毒々しく、そして逆らいがたい魅力を持っていた。

 

 私は——従ってしまった。

 

 震える両手で自分の太ももを左右に押し開いた。

 

 ぶちゅるっ♡

 

 視界の隅に映った結合部は、もう正視に耐えないほど淫猥だった。

 

 彼の男根が私の肉穴に飲めないほどの愛液を絞り出し、

 

 その粘液が白い糸を引いて、床へと垂れ落ちていく。

 

 まるで獰猛な獣が獲物の肉を噛み砕いているときに口から溢れる涎のように、

 

 下品で、濃厚で、そして何よりも扇情的な光景。

 

「いやぁ……♡ 見ないで……♡ そんなに……びちゃびちゃに……

 

 なってるの……見ないでぇ……♡」

 

 口では拒絶する。

 

 でも腰は勝手に動いている。

 

 アーロンの小刻みなピストンに合わせて、無意識のうちに私の尻が前後に揺れ、

 

 より深く男根を咥え込もうと蠕動しているのだ。

 

 まるで餓えた蛭が血を吸うように、あるいは乾いた海綿が水を吸い込むように、

 

 私の膣壁は彼の男根に吸い付き、締め付け、搾り取ろうとしている。

 

「あっ……♡ あぁ……♡ ゆっくり……なのに……♡

 

 なんで……こんなに……♡」

 

 ゆっくりなのが逆に残酷だ。

 

 激しく突き上げられるなら、

 

 痛みと快感が混ざり合って理性を吹き飛ばせる。

 

 けれどこの速度は——一寸ずつ、確認するように、

 

 味わうように進んでいくこの動きは、

 

 私に「感じていること」を自覚させる。

 

 否応なく。

 

 残酷なまでに丁寧に。

 

 あなたは今、他の男に犯されている。

 

 あなたは今、感じている。

 

 あなたは今、リオンを裏切っている。

 

 その事実を、ゆっくりとしたピストンのリズムに乗せて、心臓に刻み込んでいくのだ。

 

「おっと、ここか? ここがイイんだな?」

 

 アーロンの指が、結合部から溢れた愛液を掬い取り、私の敏感な肛門へと運んだ。

 

「いやっ……♡ そこ……汚いところ……♡」

 

「汚くねぇよ。ここも俺のモンだ」

 

 ぬるり。

 

 愛液で濡れた指が、私の窄みをなぞり上げる。

 

 異物感と共に、背徳的な快感が背骨を駆け上がった。

 

 前の穴は男根で塞がれ、後ろの穴は指で玩ばれる。

 

 両方の神経が体内のどこかで交差し、致死量の快楽を生成し始める。

 

「あぁっ……♡ だめ……前も後ろも……♡ 両方……いじられたら……♡

 

 私……おかしくなっちゃうぅ……♡」

 

 私は首を激しく振って抵抗を試みた。

 

 だが、それは拘束から逃れるための抵抗ではなく、

 

 快楽の奔流に耐えるための痙攣に過ぎなかった。

 

「へへっ、ケツの穴、ヒクヒクしてっぜ。口より正直だな」

 

 指が第二関節までねじ込まれる。

 

 ずぶっ♡

 

「ひぐぅっ!? ♡♡」

 

 内臓を直接弄られるような、背徳的で悍ましい、それでいて甘美な刺激。

 

 私の口からはもはや言葉という形を成した拒絶すら漏れず、

 

 ただメスの啼き声だけが居酒屋の薄汚い個室に響き渡る。

 

「あぁ……♡ もっと……♡ 奥まで……♡ もっと……かき回して……♡」

 

 リオン。

 

 すまない。

 

 私は、もう——戻れないかもしれん。

 

 小刻みな腰の動きに合わせて、

 

 私の理性もまた一寸ずつ、一寸ずつ、剥がれ落ちていく。

 

 床に落ちる愛液の滴が、アンジェの墓標のようだった。

 

 ぽとっ。

 

 ぽとっ。

 

 ぽとっ。

 

 [#◆]

 

 肉棒が、私の中で生きている。

 

 ただ出入りするだけのピストン運動ではない。

 

 それはまるで、焼けた鉄杭で内側から粘土をこね回すような、

 

 容赦のない、あるいは慈悲深いまでの侵略作業だった。

 

 みちみちっ……

 

 奥の奥まで。

 

 子宮の扉のすぐ裏側まで押し広げられながら、

 

 アーロンの凶器は私の膣穴という未開の洞窟を

 

 自身の形に合わせて削り出し、拡張し、再構築していく。

 

「ひぐっ……♡ あ゛ぁっ……♡ なにこれ……♡

 

 お腹の中……形が……変わっていくぅっ……♡」

 

 悲鳴を上げる余裕すらない。

 

 ただ喘ぐことしか許されない公爵令嬢の喉から漏れるのは、

 

 気高い令嬢の言葉ではなく、ただ快楽に溺れた牝の咽び声だけだ。

 

 亀頭のカリが、私の膣壁の襞(ひだ)を一枚一枚、

 

 丹念に、執拗に擦り上げていく。

 

 なぞるのではない。

 

 削ぐのだ。

 

 彼の肉棒の形を最も効率よく味わうために、

 

 私の肉のヒダは無理やり押し平坦らげられ、

 

 再び彼の形に合わせて新たな襞を刻み込まれていく。

 

 ぐちゅっ! じゅぷぷっ!! 

 

 愛液が泡立ち、白濁の飛沫が飛び散る。

 

 それは私の貞節が溶け出した音であり、

 

 同時にアーロン専用の淫壺が新造される現場の切削音でもあった。

 

「おっと、ここが壁か? ここが一番厚けぇなアンジェ様」

 

「やっ……♡ そこ……ダメっ……♡ 壁……壊れちゃうぅ……♡」

 

 Gスポット。

 

 リオンですら知らなかった、

 

 あるいは優しすぎて決して触れられなかった私の最も脆い壁。

 

 アーロンはその凶悪なカリで、遠慮なくその壁を殴打し始めた。

 

 こぶっ! こぶっ! こぶっ! 

 

「あ゛ぁぁッ!! ♡♡ 壁っ……♡ もう……ないっ……♡

 

 壁が……なくなっちゃうぅっ……♡♡」

 

 壁がない。

 

 物理的に膣壁が消滅したわけではない。

 

 だが、快感という名の濁流の前では、

 

 羞懇もプライドも理性の壁も、

 

 すでに崩壊し跡形もなく流されてしまったのだ。

 

 みちみちっと奥の奥まで。

 

 彼の肉棒が根元まで押し込まれるたびに、

 

 私の骨盤の形そのものが彼に合わせて歪められていくような錯覚に陥る。

 

 子宮口は恒久的にノックされる位置に下げられ、

 

 膣管は最も太い部分が通過できるように強引に広げられ、

 

 全体が決して元には戻れないアーロン専用の抜け道へと作り変えられていく。

 

「見ろよ旦那! アンジェ様のマンコ、もう俺の形に合ってるぜ! 

 

 骨盤の形まで俺仕様だ!」

 

 背後で囁かれる暴言。

 

 事実だ。

 

 認めざるを得ない。

 

 リオンの柔和なものとは違う、

 

 暴力的で、太く、硬い、男性器としての凶器。

 

 それが今、私の身体の重心に据え置かれ、

 

 私の肉体を支配するための中心軸となっている。

 

「あぁ……♡ おっきい……♡ リオンのより……♡

 

 ずっと……太くて……硬いのが……♡♡」

 

 脱力した唇から、泡のような愛の告白が漏れる。

 

 それはかつての想い人への裏切りであり、

 

 征服者への淫らな賛美であった。

 

 ずぶぶぅぅっ……♡

 

 再び奥底までねじ込まれると、

 

 私の全身は彼のピストンに同調して震えた。

 

 もう自分の身体ではない。

 

 アーロンの肉棒を収めるための、

 

 都合の良い鞘(さや)。

 

 温かい肉のクッション。

 

 彼が快楽を貪るためだけに存在する、尊厳なき器官。

 

「あ゛ぁぁ……♡ 私の……穴……♡

 

 アーロン専用に……♡ 仕上がっていくぅっ……♡♡」

 

 膣肉が、蠢く。

 

 彼の形を記憶し、一滴の精液すら逃がすまいと、

 

 貪欲に吸い付く。

 

 それはアーロンの形に合わせた鋳型となり、

 

 二度と他の雄——リオンを受け入れられない

 

 完全なる専用の淫壺へと完成していく。

 

 みちみちっ……♡ ぐちゅぐちゅ……♡

 

 私の頭の中で、公爵家の家紋が音を立てて砕け散った。

 

 その代わりに、刻印されたのは、白濁にまみれた屈服の楔だけ。

 

「あぁ……♡ イく……♡ また……イくぅっ……♡♡」

 

 私はただの牝犬として、

 

 自分の肉体が仕上がっていく歓喜に

 

 涙を流しながら絶頂した。

 

 [#◆]

 

「あ゛っ……♡ おぐっ……♡ ひだ、ひだめぇ……!

 

 そんな……おまんこの肉……裏側から捲られるみたいに……♡」

 

 アンジェの喉から零れ落ちたのはもう、公爵令嬢の声などではなかった。

 

 気高い赤い瞳は熱に潤み、

 

 唇の端からは飲み込み損ねた涎が銀の橋を架けている。

 

 アーロンの巨根は、彼女の膣という狭い肉道を突き進むたび、

 

 無理やり奥へと亀頭を沈み込ませ、

 

 その度にGスポットという名の弱点を抉じ開けては、

 

 新たな快楽の滝を背骨に沿って流し込んでいた。

 

 ごちゅっ♡ ごりゅっ♡

 

 粘液が固まった音と、圧潰される肉の音が混ざり合い、

 

 居酒屋の個室という閉鎖空間に獣臭い残響を生む。

 

 左右に広げられたアンジェの脚は、抵抗とは無関係に内股をぷるぷる震わせ、

 

 爪先は快楽の弧を描くように反り上がっていた。

 

 その白い太ももの内側には、彼女自身の愛液が川を作り、

 

 太腿から尻の割れ目、そして床の茣蓙へと伝い落ちていく。

 

 まるで熟れすぎた果実が放っておかれ、

 

 自らの蜜で腐敗していくような、あまりにも扇情的な現実。

 

 男たちの瞳が、その下肢に吸い寄せられて離れない。

 

「すっげ……アンジェ様のマンコから、ぜんぜんチンポ出てこねー……」

 

「ああ、根元まで咥え込んでる。奥でずっと搾ってんのが分かるわ」

 

「公爵サマのオマンコがこんなにしとどって……

 

 先輩のより格が違ぇってか、有難ぇもんだよなぁ」

 

 アーロンは、恍惚の表情で腰を引いた。

 

 ずりゅりゅりゅ……♡

 

 亀頭のカリが、剥き出しになった媚肉をひっくり返すように後退していく。

 

 彼女の膣壁は、離れまいと吸い付き、溢れ出る蜜を泡立たせながら、

 

 後を追うように外へと引っ張られてくる。

 

 その瞬間、アンジェの口からは、

 

「あぁぁ゛ぁ♡♡ やだっ! 抜かないでぇ……! おく……おくに……入れてぇ……!」

 

 彼女のプライドを、自らの舌で舐め潰すような懇願が漏れた。

 

 リビアの言う通り、彼女はすでに「おちんちん」という言葉に魂を奪われかけている。

 

 二度と後戻りできない奈落へ、片足どころか腰まで浸かっていた。

 

 俺はそれを、ただ指を咥えて見つめるしかない。

 

「アンジェ様、自分で挿しといてよ。ちゃんと旦那に分かるよう、お願いしてからな」

 

 アーロンが腰を止め、にたりと笑う。

 

 彼は完全に楽しんでいた。

 

 女を貶めることが、何よりも愉悦なのだ。

 

 彼にとってこれは「格上の公爵令嬢」という強敵を、

 

 快楽でねじ伏せる戦争のようなものなのだから。

 

「やめ……ぇ……」

 

「あ? じゃあ抜いちまおうか。このままじゃお前のまんこ、

 

 俺のチンポ欲しがって痙攣しっぱなしだぜ」

 

「ひぅっ……! ♡」

 

 くいっと腰を引きかけただけで、

 

 アンジェの子宮がきゅんっと音を立てて収縮した。

 

 自分ではどうにもならない、身体の芯に空いた穴。

 

 アーロンの巨根でしか、その飢えを埋められなくなってしまった自分が、そこにいる。

 

 気高き貴族の娘が、あろうことか……いや、それ以上に、

 

 もっと尊大な彼女の「高慢ちきな自尊心」が、今しも音を立てて砕けている。

 

 アンジェは震える手で、自らの太ももを外側から抱え込み、

 

 ぐっと膝を胸の方へと折り曲げた。

 

 足を指で開き、自ら恥部を男根の上から押し当てる。

 

 いや、誘う。

 

 その仕草は、媚びる女のものだ。

 

「あっ……ぁ……アーロン……お前の……っ……」

 

 唾を飲み込み、唇を噛んで、決定的な言葉を探す。

 

「……挿れて、ください……奥まで……子宮の……そこ、

 

 ぐちゅぐちゅって、してほしいんです……♡」

 

 媚態。

 

 卑語。

 

 支配者への服従。

 

 俺の愛した高慢なアンジェは、今やこの男のために膝を折り、

 

 その凶器を自ら招き入れようとしていた。

 

 言葉が終わるや、アーロンは凶暴な笑みを浮かべ、一気に腰を突き入れた。

 

 どぷんっっ♡

 

「ひっ……ぁああっ♡♡ そこっ……! おく……おくぅっ……♡ ほんと、ぐちゅぐちゅ……♡

 

 ぁあっ……! このおちんぽの……先っぽ……! わたしの奥……抉って、くるぅぅ……♡♡」

 

 グチュッ! グチュグチュッ! ♡

 

 腰を振るたび、卑猥な水音が部屋中に響き渡る。

 

 卵の巣を穿たれた女のように、アンジェは目の焦点を溶かし、

 

 開きっぱなしの口から舌を突き出して、

 

 与えられる暴力としての快楽をただただ嚥下していた。

 

 背中が大きくのけ反り、首筋が美しい弧を描く。

 

 月光と、卓上のランタンの明かりが、彼女の汗ばんだ鎖骨を妖艶に舐めていた。

 

「ほら、アンジェ、自分から『気持ちいい』って言ってみなよ」

 

 リビアが、恍惚と囁く。

 

 その声は、もはや聖女のものではない。

 

 快楽の沼で、自らも溶けながら、親友を泥の底へと引きずり込む伝道者の声だ。

 

 彼女はアンジェの手を握りしめ、耳元に顔を寄せ、

 

「私にできるなら、アンジェにできないわけない……だって、

 

 アンジェは私の親友なんだから……」と、悪魔の微笑を浮かべた。

 

「あっ……う……♡ きも……きもち……いい……♡ あああっ♡

 

 なんか、頭ん中まで、痺れて……きてる……♡

 

 アーロンの……肉棒が……好き……♡ お腹の中……

 

 いい匂い……してる……♡ チンポの匂い……」

 

「おぉ~、よく言えたなぁアンジェ様♡ それでこそ、俺の種付け女だ」

 

「あぎっ……♡ 種付け……っ……♡ 言わないで……っ……」

 

「なんでよ。お前のここ、もう俺の種を待ってるよ。子宮口が、きゅうきゅうしてるもんな?」

 

「やめ……♡ そんなこと……♡ 言われると……ぁあっ♡ ほんとに……孕んじゃう……♡」

 

 リビアは、アンジェの乳首を摘み、くりくりと転がしながら、

 

 自分の舌を、アンジェの首筋から胸の谷間へと這わせた。

 

「孕んで、アンジェ。そしたら私たち、もっと仲良くなれるよ……

 

 私がおっぱい搾ってあげるし、アーロンのザーメンがお腹の中であったかくて、

 

 どろどろで、でもすっごく安心するの……♡」

 

「や、やめて……お前の言うこと……おかしい……♡」

 

「おかしいのはお前の体だろ? どれだけ抵抗しても、肉棒締め付けてるくせに」

 

 アーロンが、アンジェの乳房を下から掬い上げ、むにゅうぅっと指を沈み込ませた。

 

 たちまち豊満な肉の弾力が男の指を跳ね返し、白い肌の上で汗の粒が光る。

 

 その刺激だけで、アンジェの舌がだらりと垂れた。

 

「あ゛っ♡ おっぱいまで……♡ ゆ、ささないでぇ……♡

 

 あっ、そこも、くりゅってしないで……♡」

 

 アーロンの律動が、少しずつ速度を上げていく。

 

 パンッパンッパンッと尻を打ちつける音が、卑猥なはずなのに妙に律動的で、

 

 まるでこの饗宴そのものが、性欲という原始の楽曲に乗っているように感じる。

 

 その中心でアンジェは、輪郭をぼかした視界の片隅に、

 

 いまだ通信機の向こうに映るリオンの顔を見つけていたのかもしれない。

 

「リ、オン……」

 

 名を呼んだ瞬間、より一層強く、カリが彼女の内壁を引っ掻いた。

 

「あんっ♡ 見て……見ないで……♡ おまえの女が……

 

 今……おまえじゃない男の……肉棒で……イくところ……♡」

 

 みちみちという摩擦音とともに、締まりが極まっていく。

 

 子宮口はもう完全に落ちてきて、亀頭を受け止める肉の弁と化していた。

 

 溢れ出る精液が、腹の奥を熱くしながら、自分からその言葉を引き出していく。

 

「イく……イくぅ……♡ だめ……離して……♡

 

 なんで……なんでこんな……気持ちいいのぉ……♡」

 

「それ、リビア先輩から始まったんだぜ。

 

 お前がリビアを救おうとしたから、お前もここに来たんだ」

 

 アーロンの唸りが、終焉の合図だった。

 

「ひぁあああっ♡ イくぅぅぅっ!! ♡♡」

 

 アンジェの全身が弓なりに反り、爪先を突っ張り、

 

 アーロンの腰に巻きついたまま、何度も何度も絶頂の波に頭を打ちつけられる。

 

 その痙攣する秘部から、泡立った白濁液が逆流し、肉の隙間から溢れ出した。

 

 リビアがすかさず口を近づけ、その迸りを吸い上げる。

 

「美味し……♡ アンジェのと混ざってる……♡」

 

「やめ……見るな……あっ♡」

 

 ぐったりと四肢を投げ出しながらも、アンジェの下腹部はまだ卑猥に痙攣している。

 

 部屋の中の男たちは、次の順番を待ちきれず、すでに凶器を固くしている。

 

 汚らわしい獣欲に晒された女体は淫欲に震えていた。

 

 [#◆]

 

 肉洞の探索。

 

 アーロンの動きは、もはや抽挿ではなかった。

 

 それは地図なき洞窟の最奥に手燭を掲げ、

 

 あまつさえ隠し部屋をこじ開けていく冒涜的な探検。

 

 彼は私の胎の内部を歩き回り、そのたびに肉壁という断崖を削り、

 

「ここか?」とばかりに亀頭で軽く小突いては、

 

 私という女の快楽地図を頭蓋の裏側に刻み込んでいるのだ。

 

「ひっ、ぅ……! ちょ、待って……動かないで……!

 

 いま、おくの……そこ、押さないでぇ……!」

 

 Gスポット——と、呼ぶらしい。

 

 だが、いま私の胎の中で火を噴いている箇所は、そんな生やさしい表層ではない。

 

 もっと深い。

 

 膀胱の裏手。

 

 子宮口の手前。

 

 腸壁の天井。

 

 臓器の隙間にまで分け入った男根が、

 

 私の一番癒えない場所ばかりを正確に掘り返す。

 

 ぐりゅっ……♡ みちちっ……♡

 

「ふひ、すげぇ。ここが『あ、当たり』なのかよ」

 

 当たっている。

 

 当たりすぎて、目の奥が白く弾ける。

 

 喉が絞まる。

 

 空気を吸うことさえ、

 

 男根の形をした不快(それが即ち快楽)に侵され、小刻みに失敗する。

 

「や、ぁ、あ、あ゛……ッ! 奥、ほんとに……♡

 

 奥のほう、先っぽ、カリで、引っ掻いてる……♡」

 

 太い。

 

 自分の意志で閉じられない内壁のヒダを、容赦なく削がれる感覚。

 

 摩擦とは呼べない。これは摩耗。

 

 彼に犯されるたび、アンジェ・フォウ・レッドグレイブという人格の端から

 

 微塵が削れて、熱い飛沫となって床に落ちる。

 

「チンポの形、お前のマンコに、こう、押し付けて覚えさせてるの分かるだろ」

 

 荒い笑み。

 

 背中から回された腕が、わたしの乳房を下から揉み込んで、その拍子に中がもっと締まる。

 

「あぐっ、ぅぅ……!! 搾らないで……それ、搾るみたいに……♡」

 

 乳首と胎内が同じ拍動で痙攣する。

 

 アーロンはもう片方の手でわたしの恥丘を鷲掴みにし、

 

 くいっと持ち上げるように腰を突き入れた。

 

 途端、男根が膣壁の天井を削る。

 

「ッッ……!!! やぁっ! 待って、それ、それ……! 

 

 なに、奥、なにか、潰れた……!」

 

「潰れたんじゃなくて、ほら、お前の『イイ場所』を、下から押し上げてんだよ。分かれよ」

 

 もう声にならない。

 

「女の一番奥」にあるはずの胚の在り処が、

 

 男根に叩き潰されながら場所を覚えさせられ、魂まで突き上げられている。

 

 なのに、子宮が彼の亀頭を離すまいと降りてくる。

 

 胎(はら)の底が、熱した鉛を注がれたみたいに重くて甘い。

 

「あっ……は、ぁあ……ッ♡ おく、おくの、もっと……♡

 

 おまえの、チンポで、穴の天井、ずっと擦って……♡」

 

「天井? ああ、このザラザラしたとこか」

 

「ぁ、ぐぅッ……! それ……!!」

 

 ぐちゅぐちゅ、と粘着質な音が性急になる。

 

 アーロンは腰を回しながら私の弱点を選定し終えたらしく、

 

 そこへ的確に亀頭を打ち下ろし始めた。

 

 壊される。

 

 胎が、あの男に、犯されながら、

 

 これまで一度も自分で知らなかった性の琴線を縫い付けて、

 

 新しくアーロン用の肉地図に塗り替えられてゆく。

 

「も、っ、ぁ……! もう……だめ……♡ これ、しゃべれない……♡

 

 恥ずかしい、あ、ちが、ぁ、いい、それ、いい……♡」

 

 この官能を「恥ずかしい」と吐露すればするほど、

 

 腹の下の肉が疼き、男根を咥えて悦ぶ。

 

 リビアがあれほど堕落したのも道理だった。

 

 これは抗うたびに性器の脈拍に変換され、杭で足の裏を貫かれてもまだ走れる、

 

 と泣き叫ぶような、不合理この上ない官能なのだ。

 

「リオン先輩は、ここまで届いたか? 届いたことねぇだろ。

 

 お前の『奥』は、俺が切り拓いてやってるんだよ」

 

「やめ……いわない、でぇ……!」

 

 呼ぶな。

 

 あの人の名を、この私が穢され尽くしている場所に混ぜるな。

 

 しかし皮肉にも、禁断の名前を出された瞬間、胎の中の温度がさらに跳ね上がる。

 

 背徳——それだけが、今や、男根から注がれる熱を一層甘美にするスパイスだった。

 

「アンジェ様は分かってるのに意地っ張りだな。ほら、この奥のコリッとしたの、好きだろ」

 

「んぐっ……!! ぁ、すき……っ、じゃ、ない、それは、らめ、それも……ッ!」

 

 どちゅん、とアーロンの腰が最も太い場所まで沈む。

 

 肉襞が悲鳴をあげる。

 

 それでも膣口は彼のカリを咥え込み、

 

 まるで「次」をねだるみたいに縁全体が切なく収縮する。

 

 もう私の中はこの男の探索路でしかない。

 

「胎の中で、いま、俺の形とってるの分かるか? 何度も抜き差しして、

 

 やっと一番深いところの女の癖(へき)を白状させた気分だわ」

 

 額にじっとり汗を浮かべたまま、

 

 彼は私の汗ばんだ金髪を耳の裏で結い上げると、その耳朶に歯を立てた。

 

「……ッ♡」

 

 同時に、胎内で亀頭が小刻みに回る。

 

 内臓をやわく掻き混ぜられている、これは、ああ、だめ、心地好い、どうして——。

 

「おまえの胎(なか)、温度がちがぇ。こっからが本番みてぇに熱い」

 

 そう、本番はこれからだった。

 

 かれは一頻(ひとしき)り内部を味見するように突いて、

 

 今度こそ自分が一番気持ちよくなれる角度を、胎に造り上げようとしている。

 

 獣のまぐわいだ。

 

 だのに私はその作業の一部始終を、断末魔にも似た甘い喘ぎで逐一報告させられている。

 

「あぁっ♡ そこも、やっ……! 指、入れっぱ、なし……! 

 

 しり、まで、さわ……、ぃ、あ、こすれる……!」

 

 片手が侵入してきているのは、股間ではなく後孔だった。

 

 前を暴き、後ろを捏ね、全身でわたしの二穴の快楽をこの世に引き摺り出しながら、

 

 ついに「彼の形」を肛門にまで教え込もうとしている。

 

「先っぽ、ひっかか……、らめ、とれ……、ぁ、アンジェ、ばかになる……」

 

 一突きごとに思考が白く煮立つ。

 

 アーロンはもはや私を「公爵令嬢」としてではなく、

 

「リオンの女」としてさえなく、「妊娠可能な生きた雌器」としてあつかっていた。

 

 これが、寝取りの極み。

 

 私のすべてを犯し、その犯し口を胎の中に拡張し、そして終わらない学習を刻むこと。

 

「さ、そろそろ子宮にまたチンポ教え込んでやるぜ。

 

 産む穴開かせて、お前が俺の女だって、わからせてやる」

 

 耳元の囁きに、腰がはねる。

 

 胎が、そのときを待ち望んで、いや、怯えながら、

 

 それでも首を縦に振る準備を始めてしまっている。

 

 アンジェリカ・ラファ・レッドグレイブ、陥落まで、あと一突きの位置にいる。

 

 [#◆]

 

 ……ああ、神様。

 

 こんなことを考えている自分が、

 

 我ながら馬鹿らしくて、笑えてしまうわ。

 

 けれど、笑えないの。

 

 だって、今、私の身体は、自分自身のものじゃないのだから。

 

 ピエールが、私の中心を、切っ先だけで、じっくりと、ねっとりと、味わっている。

 

 侵入そのものではないの。

 

 乱暴なやり方では、今は、ない。

 

 まるで上等な葡萄酒をデカンタに移す前に、

 

 まず栓を抜いた瓶の口へと鼻を近づけ、その香りを確かめるように。

 

 そう、彼は今、私の女としての開かれた場所……肉洞と呼ばれる、

 

 いちばん脆くて、いちばん淫らな襞がひしめく隘路の、

 

 まさに入り口を、先端だけでくすぐるように、こすり回しているの。

 

「ひぁっ……ぁ……んっ、ぁ、そこ……っ」

 

 押し殺そうと思っても、声が漏れてしまう。

 

 だめ。

 

 だめなのに。

 

「……っ、ん、ぁ♡」

 

 彼の亀頭が、湿りきった場所をなぞる。

 

 ああ、待って。

 

 ただ触れているだけなのに。

 

 どうしてこんなに、気持ちがいいの……? 

 

 私の頭の中はもうぐちゃぐちゃで、でも、身体のどこかだけが、

 

 恐ろしいほど正直に、彼の動きを感じ取ってしまうの。

 

 ぐちゅ、ぬちゅ……♡

 

 彼のものが、私の入口をわずかに割り開く。

 

 まだ深くはない。

 

 入り口から少しだけ。

 

 本当に少しだけ。

 

 けれど、その“少し”が、私のすべてを焼き尽くすには十分すぎた。

 

「ひぃっ……♡」

 

 彼のカリが、何かを探るように、ゆっくりと奥へ進む。

 

 触れるのは、柔らかな肉壁。

 

 そして、膣道が広がるあたり。

 

 ちょうど、内側がふくらみを持ち始めるあの場所。

 

 そこが、どうしようもなく、肉厚で、熱くて……。

 

 亀頭が、その肉厚な天井を、わざと、ゆっくりと、こすり上げた。

 

「んぁああっ……♡♡」

 

 腰が、びくんっ♡と、跳ねた。

 

 自分でも驚くほど、大きな反応。

 

 だめ、待って、おかしい。

 

 そこ、弱い。

 

 触れられただけで、こんなに……。

 

 ああ、やだ、感じちゃう、こんなの、リオンさんにだってされたことないのに……! 

 

「ひぐぅ……っ、ぁ……や、らめぇ……そこ、だめ……っ」

 

 その間にも、彼の動きは止まらない。

 

 一度見つけた弱点を、逃がすはずがないというように。

 

 ぐちゅっ♡ ぐりゅっ♡

 

 今度は先端ではなく、カリの部分。

 

 彼の亀頭の、いちばん硬く張り出した場所で、

 

 その肉厚な内側を、丁寧に、執拗に、擦り上げられる。

 

「あっ♡ あぁっ♡ や、だめ、そんなふうに、されたら……♡」

 

 自分の意思とは無関係に、尻が浮く。

 

 びくんっ♡ びくんっ♡ と、卑猥に跳ねる私のお尻。

 

 そのたびに、結合部からは、恥ずかしいほど蜜が溢れ出てしまう。

 

「……ふむ、すばらしい」

 

 耳元で、彼が、低く、笑った。

 

「先輩のココ、本当にエロいですよ。ちょっと擦っただけで、尻を跳ねさて」

 

「ち、ちが……っ」

 

「ちがう? わかっているでしょう?」

 

「……っ♡」

 

 そう言われて、耳を澄ますと……聞こえてしまった。

 

 ぐちゅ、ぷちゅ、ぴちゃぴちゃ……♡

 

 いや、聞こえすぎる。

 

 だって、これは、私の身体が鳴らしている音なのだから。

 

 私の、意思では止められない、雌の蜜の音。

 

 リオンさんの前では、決して聞かれたことのない、淫らな水音。

 

 それを、今、他の男の前で、晒している。

 

 ああ、やめて、やめて。

 

 こんな声も、水音も、全部、リオンさんに聞こえないで……。

 

 心の中でそう祈るほどに、なぜだろう。

 

 お腹の奥が、きゅうっ♡と疼いてしまう。

 

 ああ、ダメ。

 

 私、リオンさんに聞かれているのに、感じちゃってる。

 

 こんな汚い声を、聞かせちゃってる……。

 

 背徳感が、甘い毒のように、全身を駆け巡っていく。

 

「ほら、もっとよく聞かせてやりなさい。旦那さんに。いやらしい音」

 

「んぁっ……♡ あ、や、それは……っ♡」

 

 彼が、通信機を、私たちの結合部に、無造作に近づけた。

 

 じゅぶぶっ……♡

 

「ひっ……ぃあ……っ♡」

 

 音を拾ってしまう。

 

 私の、一番穢れた場所の音。

 

 ぐちゃぐちゃになった音が、忠実に、

 

 通信機を通して、リオンさんの元へ届いてしまう。

 

『……リビア……っ』

 

 リオンさんの、震える声。

 

 それがまた、私の子宮を、きゅうぅっ♡と締め付けた。

 

 ああ、なんで、どうして……? 

 

 罪悪感が、こんなに気持ちいいの……? 

 

「……んぁあっ♡ あっ、あっ、あぁっ♡」

 

 彼の腰が、私の意思など、とっくに無視して動き始める。

 

 浅い場所で、しかも最も感じる肉厚な上側の壁を、先端で、ごりゅごりゅっと捏ねるように。

 

 中を掻き回すというより、弱点だけを、集中して責め立てるその動き。

 

「……っ♡ あ、だめ、そこ、いや、あ、あぁ……っ♡」

 

 自分の腰が、勝手に揺れてしまう。

 

 彼の動きに合わせて、もっともっと擦ってもらおうと、まるで雌犬みたいに。

 

「ほら、自分から動いてると、認めなさい」

 

「あっ、や、ちが、これは……っ♡」

 

 言い訳にもならない。

 

 私の身体はもう、完全に、目の前の男に奉仕していた。

 

 子宮のすぐ手前。

 

 彼の切っ先が、何度も何度も、そこを穿ちながら、私の弱い場所を擦り上げる。

 

「んぁああっ……♡ あ、そこ、ほんとに……だめ……っ♡」

 

 もう、頭の中が真っ白になる。

 

『……リビア……アンジェ……!』

 

 リオンさんの声が、遠くから聞こえる。

 

 それが救いにならない。

 

 むしろ、助けを求める声が、私の身体を、もっと淫らにしていく。

 

(……リオンさん……私……聞こえますか……)

 

(……あなたのリビアは……いま……他の男の……)

 

(……おちんちんの……先っぽだけで……こんなに……)

 

(……いい子になって……喘いでます……♡)

 

 私は、彼の巨根が、一番感じる場所に、当たるたびに、腰を震わせて。

 

 その度に、蜜を溢れさせて。

 

 やがて、涙でぐしゃぐしゃになった顔を、リオンさんに向けながら。

 

 口を、ぱくぱくと動かした。

 

 声は出ない。

 

 でも、言葉にすれば、こうなる。

 

「……イかせて、ください……♡」

 

 堕ちていく。

 

 身体も、心も、快楽に。

 

 ずぶぶ……っ、という音が、まるで私の理性を削り取る音のようだった。

 

 ああ、もう……なに、これ……っ。

 

 彼の動きが、ほんの少し、変わった。

 

 入り口を浅く、こねるように暴いていたかと思えば、

 

 今度は、下へ向けて、押し込むように、

 

 私のいちばん浅い場所の裏側、

 

 恥骨の裏あたりを、ごりゅっ♡と擦ってきたの。

 

 その瞬間、息が止まった。

 

 腹の奥ではなく、もっと手前の、

 

 クリトリスの根本を内側から突き上げられるような衝撃。

 

 しかも、それを、自分の意思ではなく、

 

 彼が腰の角度を変えただけで、あっさりと引き出されてしまう。

 

「おっ……? ここ、けっこう反応いいですね。面白い」

 

 彼の声が、妙に遠くに聞こえる。

 

 意識が、どこか別の場所へ、ぷつんと切り離されていくみたいだ。

 

「ひぃっ……♡ それ、なに……? ちょ、まっ……あぁっ♡」

 

 ぐりゅっ♡

 

 また、同じ角度から、同じ場所を、ゆっくりと、しかし確実に潰し込まれる。

 

 膣の入り口の上側。

 

 奥じゃない。

 

 本当に、入口のすぐ内側の、しかも底近く。

 

 なのに、そこを抉られるたびに、クリトリスの付け根が、内側から押し上げられて、

 

 表側の肉の粒までが、浮き上がるように、むくむくと隆起してくるのがわかる。

 

 いや、見えなくても、わかってしまう。

 

 自分の身体のどこをどうされているか。

 

 もう、嫌なくらい、はっきりと自覚させられている。

 

「ここの肉、他の場所より薄いのかな。

 

 そのぶん、先っぽが直に当たってるのがよくわかる」

 

 彼は嬉しそうに、私の弱い場所を、これでもかとばかりにこね回してくる。

 

 しかも、いやらしいことに、抜き差しはしない。

 

 深い場所で回すのではなく、入り口すれすれの位置で、

 

 さっき見つけたばかりのそこだけを、ぐりゅぐりゅと捏ねて。

 

「んぅっ♡ やっ……そこばっか……しないで……♡」

 

 脚が、意思とは無関係に、ぴんっ♡と伸びてしまう。

 

 爪先が、床の上を、意味もなく擦る。

 

 足の裏に、じんわりと汗が滲んでいるのがわかる。

 

 どこにも逃げられない。

 

 腰は床に押し付けられているのに、

 

 下腹部だけが、はしたなく浮き上がろうとする。

 

「すごい締めつけ。足も伸びてるし、完全にキテる。ここ、弱すぎですね」

 

「あっ♡ あぁっ♡ ちが……っ、これ、ちが……♡」

 

 違う? 

 

 何が? 

 

 こんなの、私の知ってる「感じる」じゃない。

 

 リオンさんに抱かれていたときは、もっと穏やかで、優しくて、

 

 頭の奥がぼんやりと温かくなるような、そんな快楽だけだった。

 

 なのに、これはまるで、子宮の真下に、焼けた釘を打ち込まれているみたいだ。

 

 いや、もっと直接的。

 

 快感の質が違う。

 

 背筋から下の、自分では触れたこともない場所まで、

 

 いちいち把握されて、裏返しにされていくような、この怖さ。

 

「いっ、あ、また……そこ……っ♡」

 

 ごちゅっ♡と、押し込まれるたび、膣口が窄まり、

 

 肉のクッション越しに、クリが浮き上がる。

 

 その浮き上がったクリを、今度はピエールの腹が、容赦なく擦り潰す。

 

 二重の攻め。

 

 内からも外からも、敏感な粒を捻じ伏せられて、

 

 私の腰が、がくんがくんと、喉を仰け反らせながら跳ねる。

 

「あは、先輩。自分で腰振ってる。ん……? なんか言えよ」

 

「やら……言ってない……♡ 体が勝手に……ぁっ♡」

 

「勝手にねぇ……。足、ぴーんって伸びてるぜ。これ、感度抜群の雌の証拠だな」

 

 雌。

 

 その言葉に、ゾクリと背中が震えた。

 

 悔しい。

 

 なのに、その響きだけで、子宮の奥が、じゅわ……♡と濡れてゆく。

 

 頭の芯が、茹だっていくみたいに熱い。

 

 ああ、やだ、認めたくないのに、認めさせられてしまう。

 

「ほら、また当ててやる。今度はちょっと角度変えてっと」

 

 彼が腰を引き、そして、今度は本当に浅いところで止めた。

 

 亀頭の先だけを、私の入り口の上側、ちょうどクリ裏にひっかけた状態。

 

 そこで止まって、彼は、ふっと笑った。

 

「……っぁ、な、なに……?」

 

「言えよ。気持ちいいって、欲しいって。そしたら、奥まで入れてやる」

 

 焦らされている。

 

 わかっているのに、身体が、びくん♡と震えた。

 

 入れてほしい。

 

 もっと。

 

 私の中の、もっと深い場所まで、彼の硬いもので擦り上げてほしい。

 

 リオンさんに聞かれていることも、今はもう、どうでもよくなってくる。

 

「……っ♡」

 

 唇が震える。

 

 何か言おうとして、でも、言葉が出ない。

 

 代わりに、私の腰が、小さく、揺れた。

 

「……ほら、それが答えだ」

 

 彼は満足そうに言うと、次の瞬間——。

 

 ずぶぶぶぶっ♡

 

 一気に、最奥まで突き上げてきた。

 

「ん゛ぁあああっっ♡♡」

 

 目の裏で火花が散る。

 

 子宮口をごつん♡と叩かれ、膣中が彼の形にむりやり広がっていく。

 

 深い。

 

 なのに浅い場所も、今までの責めで火照っていて、まだヒクヒクしてる。

 

 入り口と奥を、同時に犯されている。

 

 彼の腰は止まらず、私の弱い場所を再び抉りながら、

 

 根本から子宮口までを、一息に往復し始めた。

 

「は……はぁっ♡ まっ、それ、だめ、だめぇっ♡」

 

「だめだろ? だめだって言いながら、腰が追いかけてきてるぞ」

 

 彼の指が、私の乳首を、きゅむっ♡と摘まみ上げた。

 

 内と外、同時に与えられる快楽に、もう、頭がおかしくなりそうだった。

 

 脚がまた、ぴんと伸びる。

 

 視界の端で、通信機の画面が揺れている。

 

 リオンさんが見てる。

 

 こんな私を、ずっと、見てる。

 

(ああ……ごめんなさい、リオンさん……)

 

(私、いま、あなたの前で、他の男の人に……)

 

(いや、ちがう……わたし、今……)

 

「——っひ♡」

 

 再びごちゅん♡と、クリ裏を抉られた瞬間、

 

 私の意識は、白い火花に焼き切られて、一瞬、何も考えられなくなった。

 

「イくか?」

 

「ん……っ♡ い、いく……♡ いかせて……ください……♡」

 

 もう、何も、迷わなかった。

 

 [#◆]

 

 ああ、これ、だめ、だめなのにぃ……っ♡

 

 身体の奥の、ずっと奥の、普段は自分でも触れたことのない場所まで。

 

 そこを、ごちゅんっ♡ごちゅんっ♡って、下から、何度も何度も、叩き上げられてる。

 

 彼の腰が、私の尻にめり込むたびに、じゅばぁんっ♡って、恥ずかしい音がして、

 

 たっぷりした私のお尻のお肉が、ぶるんぶるんって、波打ってるのが、自分でもわかる。

 

「あぁっ♡ だめ……そんな、したから……っ♡ 子宮に、あたって……♡」

 

 苦しくて、お腹の底が、きゅうってなって。

 

 それなのに、頭のてっぺんが、じんじん痺れて。

 

 声が、自分の声じゃないみたいに、甘ったるく、裏返る。

 

「あは……先輩のナカ、すっげえ絡みついてくる」

 

 ピエールが、耳元で、楽しそうに笑う。

 

 彼の息が、汗ばんだ私の首筋に、ぬるくかかって。

 

 それだけで、背中の肌が、ぞわぞわって泡立つ。

 

「これ、だって、先輩が、さっきから自分で腰動かして、奥に誘ってるんだろ?」

 

「ち、が……あっ♡ やだ、しらない……こんな……」

 

 違う。知らない。こんなの、私の身体じゃない。

 

 そう思いたいのに。

 

 彼が腰を引くたび、膣の中の肉が、もっと、もっと、離れたくないって、

 

 きゅうきゅうって、彼を締め付けて、引き止めてしまう。

 

 彼が一番深いところに、亀頭をぐりゅって押し付けた瞬間、

 

 尾てい骨のあたりから、頭のてっぺんまで、電気が走ったみたいになって。

 

「ひぅ……っ♡」

 

 私の背中が、びくんっ♡て、しなった。

 

 それを見た彼が、嗤う。

 

「おいおい、このままイく? 旦那の前で、悔しいけどぉ♡ もう漏れそう?」

 

 通信機の向こうで、リオンさんが何か叫んでる。

 

 でも、その声が、私の心の奥まで届かない。

 

 届きたくない。

 

 耳に入ってくるのは、乱暴な肉の音と、彼の、からかうような声と、

 

 それから、自分の、どうしようもなくだらしない、メスの喘ぎ声だけ。

 

(リオンさん……私、ごめんなさい)

 

(私の、おまんこ、今、あなたの知らない男の、熱いので、底まで、貫かれてて)

 

(それなのに……っ♡)

 

 涙が、目尻から、こぼれる。

 

 怖いのに、悔しいのに。

 

 お腹の奥は、彼を求めて、はしたなく脈打ってる。

 

「言ったら、ちゃんと、子宮まで、白いので満タンにしてやるよ」

 

 彼の親指が、私のこわれた場所、クリトリスの根元を、ぐりゅって。

 

「ひゃぁっ!? やら、そこ……!」

 

「そこ、好きだろ? 内側からも、してやるから」

 

 ずぷっ♡ ごちゅん♡

 

「ん゛ぁあっ♡♡」

 

 やだ、もう、おかしくなる。

 

 自分の中の、何かが、音を立てて、崩れてく。

 

 リオンさんの悲しむ顔が見たい。

 

 そんな倒錯した願いが、沸き上がって、子宮が、じゅん♡って、疼くの。

 

(みて、リオンさん。わたし、こんなに、感じてる)

 

(あなたじゃ、届かない、ここで、あなたの知らない人に、ほぐされて、あけられて……♡)

 

「イきたい、なら、言えよ。ほら」

 

 彼が、私の頬を、伝う涙を、べろりと舐めて。

 

 その感触に、ぞくぞくって、背中が、歓喜する。

 

 もう、だめ。

 

「……イきたい♡ リオンさん……ごめんなさい♡

 

 わたし、ピエールさんので、イかされ……イきたいです♡」

 

 口にした瞬間、何かが、終わった。

 

 そして、何かが、始まった。

 

 [#◆]

 

 ああ、もうダメ。

 

 ピエールの腰が、さっきまで私の中を丁寧に探っていた動きを変えた。

 

 広く、浅く、何度も何度も、入り口の奥の天井だけを抉るように。

 

「ひぅっ……! や、それ……っ」

 

 声が勝手に裏返る。

 

 さっき見つけられたばかりの場所を、今度は容赦なく、

 

 何度も、何度も、一番太い部分で擦り上げられる。

 

 膣の入口の、ちょうど内側の、自分でも知らなかった弱点。

 

 そこを、ぐちゅっ♡ ぐちゅっ♡ と。

 

「あは、ここね。ここ、めちゃくちゃ締まるじゃん」

 

「ちが……あっ、やめ……そこばっかり……っ」

 

 やめて、と口では言うのに、身体は正直で。

 

 彼の腰が動くたびに、私のお尻がぶるんっ♡と震えてしまう。

 

 肉厚なそこを、亀頭のカリが引っ掛かるたびに、

 

 クリトリスの根元までが内側から押し上げられて、視界がチカチカする。

 

「ほら、自分から腰振ってる。もっとしてほしいんだろ?」

 

「んぁっ……♡ ちが、これは……っ」

 

 彼の指が、私の恥ずかしいほど隆起したクリトリスを、くりゅっとつまみ上げた。

 

 瞬間、頭の中で何かが弾ける。

 

「ひゃぁあっ!? ♡」

 

 同時に、膣内では一番太い部分が私の弱い場所をぐりゅっと潰す。

 

 入り口の天井、膀胱の裏側、

 

 そのすべてが同時に火を噴いて、私は何も考えられなくなった。

 

「イく? もうイくんだろ?」

 

「……っ♡ いく、イく、イかせて……っ」

 

 涙でぐしゃぐしゃになった顔で、通信機の向こうのリオンさんを見つめながら、

 

 私は腰を振っていた。自分から彼の肉棒を求めていた。

 

「はい、どうぞ」

 

 ずぶぶぶっ……!! 

 

 一気に最奥まで突き上げられて、目の前が真っ白になった。

 

「ん゛ぁああああっっ!! ♡♡」

 

 絶頂。

 

 全身が痙攣して、脚がぴんっと伸びる。

 

 子宮口をごつんと叩かれた衝撃と、

 

 入り口の弱点を擦り上げられた快感が同時に押し寄せて、

 

 太ももを生暖かいものが伝う。潮だ。

 

 私、リオンさんの前で、他の男にイかされて、潮まで吹いちゃった……。

 

「あ……は……っ♡」

 

 ぐったりと床に崩れ落ちる私の耳元で、ピエールが嗤う。

 

「よかったね、先輩。でも、これで終わりじゃないから」

 

 その言葉と同時に、彼はまだ硬い凶器をずるりと引き抜いた。

 

 ぽっかりと開いたままの私の穴から、溢れた蜜が卑猥な水音を立てて床に垂れる。

 

 抵抗する気力すら残っていない。

 

「さあ、次はどこを開発してほしい?」

 

 私は、涙で濡れた顔をリオンさんに向け、かすれた声で呟いた。

 

「ごめんなさい……でも……まだ、欲しいの……もっと……」

 

 [#◆]

 

 心が震える。

 

 身体が疼く。

 

 私は、そんな自分を、ただ見つめていた。

 

 目の前で繰り広げられる光景が、現実とは思えなかった。

 

 いや、現実だからこそ、これほどまでに美しく、そして悍ましいのだろう。

 

 親友のリビアが、ピエールという名の毒蛇に、がっぷりと噛みつかれている。

 

 小柄な彼女の肢体は、汗でしっとりと濡れそぼり、

 

 部屋の薄暗い灯りを反射して、淫らに輝いていた。

 

 特に、その豊かな双丘は、重力に従って大きくしなだれ、

 

 彼が動くたびに、たぷんっ……♡ たぷんっ……♡ と、痛々しいほどに揺れている。

 

「あぁっ……♡ アンジェ……見てる……? ♡」

 

 リビアの潤んだ青い瞳が、私を捉える。

 

 その顔は、苦痛ではなく、蕩けきった快楽に染まっていた。

 

 彼女はもう、私の知っている聖女オリヴィアではない。

 

 雄の毒に侵され、淫らな牝へと生まれ変わった、まったく別の生き物だ。

 

 ピエールは、そんなリビアを背後から抱え込み、

 

 両脚を大きく広げさせたまま、私の目の前まで歩み寄ってくる。

 

 結合部は、恥ずかしげもなく晒され、

 

 太い肉の杭が、彼女の細い肉壺に、ずぶずぶと沈み込んでいる。

 

 卑猥な水音が、歩調に合わせて、ぐちゅっ……ぐちゅっ……と鳴り響き、

 

 リビアの胎内が、彼の形に完全に馴染まされていることを、嫌というほど見せつけていた。

 

「どうですか、アンジェ様。先輩、すっかり俺の形になっちゃいましたよ」

 

 彼は私の目の前で立ち止まると、わざとらしく、リビアの腰を強く引き寄せた。

 

 ずぶぅぅっ……!! ♡

 

「ひゃぅんっ!! ♡」

 

 リビアの背中が、弓なりにしなる。

 

 膣奥の子宮口を、亀頭で強くノックされたのだ。

 

 その衝撃で、彼女のHカップの乳房が、大きく跳ね上がる。

 

 汗の粒が飛び散り、甘ったるい牝の匂いが、私の鼻孔をくすぐった。

 

「ほら、先輩。アンジェ様にも、どんな気持ちか教えてあげてくださいよ」

 

「あぁっ……♡ アンジェ……私……お腹の奥まで、ピエール君ので、いっぱいなの……♡

 

 リオンさんより、ずっと太くて、硬くて……子宮まで届くの……

 

 これが、すごく、きもちいいんだ……♡」

 

 彼女は、もはや私の親友の顔をしていなかった。

 

 快楽に蕩けたメスの顔で、涙を浮かべながら、だらしなく笑っている。

 

 そんな彼女を見ていると、怒りを通り越して、

 

 お腹の奥が、きゅうっ……♡ と、切なく疼いてしまう。

 

「さあ、それじゃあ、もっと仲良くなりましょうね」

 

 ピエールが、そう言って、私に覆いかぶさるように、リビアの身体を押し付けてきた。

 

 むにゅうぅぅっ……♡

 

 私たちの、暴力的なまでに豊かな乳房が、正面から、容赦なく押し潰される。

 

 汗で濡れた熱い肌と肌が密着し、互いの心臓の鼓動が、直接伝わってくる。

 

 リビアの硬くなった乳首が、私の乳首を擦り、

 

 ぐりゅっと押し込まれる感覚に、腰が震えた。

 

「あぁっ……♡ アンジェの……やわらかい……♡」

 

「リビア……! しっかりして……っ……!」

 

「やだ……アンジェのおっぱい……きもちいい……♡」

 

 彼女は、子宮を貫かれ、乳房を擦り付け合わされながら、

 

 それでも夢見心地で、私の首に腕を回してくる。

 

 その瞬間、ピエールが、私たちの乳房を下から一緒くたに掴み上げた。

 

 むにゅうぅぅっ!! ♡ ぱんっ♡

 

 二つの極上の肉塊が、彼の手の中で、無惨に、淫らに、一つの塊として形を変える。

 

「ああっ……! ♡」

 

 私の口からも、耐えきれずに、甘い悲鳴が漏れた。

 

 彼の指は、私の乳首と、リビアの乳首を、一緒に摘まみ上げる。

 

 くりゅっ♡ くりゅっ♡

 

 同時に与えられる刺激に、私たちの嬌声が綺麗に重なった。

 

「あぁぁんっ!! ♡♡」

 

「ほらほら、仲良く乳首を弄られて、二人とも嬉しそうだね」

 

 背後からは、リビアを貫く凶悪なピストン。

 

 正面からは、私の身体を溶かすような、ねっとりとした愛撫。

 

 それらが同時に押し寄せて、私はもう、

 

 自分の境界線がどこにあるのか、わからなくなっていた。

 

 親友と快楽を共有している。共犯者になっている。

 

 その背徳感が、私の子宮をぎゅうぎゅうと締め付け、

 

 太ももを伝う愛液の量を、さらに増やしていく。

 

(ああ……リビア……あなたは、こんなにも深く、沈んでいたのね……)

 

 彼女を救おうとここに来たのに、

 

 今、私は、彼女と一緒に、この泥沼に引きずり込まれようとしている。

 

 それが、こんなにも、甘美で、抗いがたいものだなんて、知らなかった。

 

 お腹の奥が熱い。子宮が、ずきんずきんと、雄の種を求めている。

 

 リビアが、蕩けた顔で私に囁く。

 

「ね……♡ すごいでしょ……? 一緒に……いこ……? ♡」

 

 私は、涙で歪む視界の中、彼女の唇を、自分の唇でそっと塞いでいた。

 

 [#◆]

 

 リビアの唇は、熟れすぎた果実のように熱く、とろけるように柔らかかった。

 

 かつての親友と交わすにはあまりにも淫らで、あまりにも甘美な口づけ。

 

 それは私たちを繋ぐ最後の鎖が、音を立てて外れる瞬間だった。

 

「んっ……♡ ちゅ……っ……♡」

 

 リビアの舌が、私の閉じた唇を割って、遠慮がちに、それでいて抗いがたく侵入してくる。

 

 生温かくて、ぬめぬめとした異物が、私の歯列をなぞり、上顎をくすぐる。

 

 リビアの舌だ。

 

 リオンさんに「愛してる」と囁き、私に「大好き」と微笑みかけた、

 

 あの可愛らしい唇と舌が、今は私の口内を犯し、私の味を確かめている。

 

「……っ、ふ……ぁ……♡」

 

 息継ぎの合間から、私の口からも甘い吐息が漏れた。

 

 逃げようとする本能を、子宮の奥から突き上げる疼きが押し流す。

 

 だって、お腹の奥が熱いのだ。

 

 子宮がずきんずきんと雄の種を求めているのだ。

 

 その渇きは、頭の中を茹だらせ、理性というブレーキを粉々に粉砕していく。

 

「あっ……♡ アンジェ……♡ アンジェの舌……きもちい……♡」

 

 私のわずかな反応に、リビアは全身を震わせて喜んだ。

 

 そして、さらに積極的に、私の口内を彼女のもので満たそうとしてくる。

 

 舌と舌が絡み合い、互いの体温を分け合う。

 

 私たちの間で、唾液が混ざり合い、

 

 銀の橋を架けては、どちらのものともつかずに滴り落ちた。

 

「んぅ……っ! ♡ ちゅぷ……っ……♡ ん、ちゅ……♡」

 

 卑猥な水音が、私たちの口元から絶え間なく聞こえてくる。

 

 それは私が、そして彼女が、この背徳の口づけに溺れている証拠だった。

 

 ぎゅうぅっ……♡

 

 私たちの豊かな乳房が、押し潰し合わされる。

 

 汗で濡れた熱い肌と肌が密着し、互いの心臓の鼓動が直接伝わってくる。

 

 リビアの硬く充血した乳首が、私の乳首を擦り、ぐりゅっと押し込まれる。

 

 その感覚に、私たちの腰が、同時に、ぴくんっ♡と跳ねた。

 

「あぁっ……♡ アンジェの……やわらかい……♡ おっぱいも……きもちいい……♡」

 

 リビアは、私の唇を貪りながら、うわごとのようにそう囁いた。

 

 その時だった。

 

 後ろから、強烈な衝撃が走ったのは。

 

 パァァンッ!! ♡♡

 

「ひぎぃっ!? ♡♡」

 

 私の胎内を満たすアーロンの凶器が、

 

 これまでにないほど深く、強く、私の子宮口を打ち据えた。

 

 その振動は、リビアにも伝わったはずだ。

 

 彼女の身体も、ピエールのピストンによって、同時に大きく跳ね上がったのだから。

 

「おいおい、お前ら二人で勝手に盛り上がってんじゃねーよ。

 

 俺たちのチンポも忘れてもらっちゃ困るぜ」

 

 アーロンが、私たちの尻に、罰を与えるように腰を叩きつけながら、低く嗤う。

 

 リビアも、ピエールに背後から容赦なく突き上げられて、喉を仰け反らせた。

 

「あ゛っ♡ ピエールくんも……激し……ぃ……っ♡」

 

「当然でしょ。こんなものを見せつけられて、黙ってる男はいないよ」

 

 ぎゅうぅっ♡と私たちは再び抱き合う。

 

 すると、二人の男たちは、交互に、あるいは同時に、私たちを奥から突き上げ始めた。

 

 パンッ! パァンッ! パンッ! パァンッ! 

 

 そのリズムは、まるで一つの音楽のようで、二人で奏でる快楽の交響曲のようだった。

 

「あぁっ! ♡ アンジェ! あたしも……すごいのきてる……っ♡」

 

「リビアっ……! 私も……お腹の奥……ぐちゃぐちゃ……っ……♡」

 

 私たちはもはや互いを支え合うというより、互いを犯し合うかのように、しがみつく。

 

 彼女の嬌声が私を煽り、私の喘ぎが彼女を昂ぶらせる。

 

 そして私たちの舌は、再びお互いを求め、淫らな口づけの海に溺れていった。

 

「んぅうぅっ!! ♡♡」

 

 キスをしながら、私たちは同時に絶頂へと突き上げられた。

 

 びくんっ! びくんびくんっ!! 

 

 全身を貫く痙攣とともに、胎の奥底から熱いものが込み上げてくる。

 

 同時に潮が噴き出し、結合部をさらに卑猥に濡らしていく。

 

 私たちは快楽の波に攪拌されながら、それでも、決して唇を離そうとはしなかった。

 

 それはまるでこの深い泥沼の底で私たちは確かに繋がっていると、

 

 お互いに確かめ合っているかのようだった。

 

 [#◆]

 

 眼前の闇の中で、身体の芯だけが焼けつくように熱い。

 

 それはまるで、煮えたぎる鉛を子宮に直接流し込まれたような重圧感だった。

 

 リビアの唇は、私のそれと重なり合ったまま、ひくひくと小さく震えている。

 

 彼女の鼻腔から漏れる息は熱く、

 

 甘ったるい牝の匂いが私たちの間で澱のように溜まっていく。

 

「んっ……! ♡ んぅぅっ……!! ♡」

 

 私、アンジェリカは、彼女の悲鳴を自分の口で塞いだ。

 

 いいや、違う。悲鳴ではない。

 

 これは歓喜の叫びだ。

 

 最愛の親友と共に、他人の雄の精を腹の底で受け止めるという、

 

 この上なく倒錯した儀式への、めでたい咆哮なのだ。

 

 アーロンの凶器が、私の胎の最も深い場所で、どくんっどくんっと脈打っている。

 

 それはまるで、地中深く埋められた心臓が、

 

 地表に向かって必死に血液を送り出すかのようだ。

 

 その脈動に合わせて、熱い奔流が私の内臓を白く染め上げていく。

 

 量が違う。

 

 粘度が違う。

 

 リオンが私に向けてくれた優しい種とは比べるのもおこがましいほどに、

 

 それは濃厚で、強烈で、そして何より、抗いがたい征服の印だった。

 

「ん゛ぁ……っ……♡ お腹の中……あっついのが……いっぱい……♡」

 

 ようやく唇が離れた瞬間、リビアがうわごとのようにそう呟いた。

 

 彼女の青い瞳は涙で潤み、だらしなく開いた口の端からは飲み込み損ねた唾液が一筋、

 

 顎を伝って滴り落ちている。

 

 見れば、彼女の結合部からも、私のそれと同じように、

 

 白濁とした粘液が溢れ出していた。

 

 ピエールの肉棒が彼女の細い身体からずるりと引き抜かれると、

 

 ぽっかりと開いた孔は、まるで子宮から搾り出されたヨーグルトのように、

 

 濃厚な雄のエキスをだらだらと垂れ流している。

 

 それは彼女の張りのある尻の丸みを伝い、

 

 太腿の内側を白く汚しながら、床へとポタポタと滴り落ちていった。

 

 私もまた、同じだ。アーロンが満足げに腰を引くと、

 

 私の膣内で固められた精液の栓が外れ、内腿を生暖かい感触がつたう。

 

 私たちの下腹部は、まるで収穫期を迎えた果実が自らの蜜で腐敗していくように、

 

 どろどろの白濁液でぐちゃぐちゃに汚れきっていた。

 

「……すごい、ね……♡ アンジェの、中からも……

 

 私のと……おんなじのが……出てる……♡」

 

 リビアは、ぐったりと床に崩れ落ちながらも、

 

 うっとりとした笑みを浮かべて私の秘部を指さした。

 

 その仕草には、かつての聖女の面影など微塵もない。

 

 ここにいるのは、征服者たちの精液という名の所有印を、

 

 親友と見せ合いっこして喜ぶ、ただの淫らなメスだった。

 

「……ええ、そうね……。これが……私たちの、現実……」

 

 私は、悔しさと、そして認めたくないほどの充足感に震えながら、

 

 彼女にそう答えることしかできなかった。

 

 腹の奥底で燻る精液の熱が、「これでいいのだ」と私の良心に囁きかけている。

 

 その声に逆らうことは、もはや不可能だった。

 

「仲良しこよしで羨ましい限りだね」

 

 私たちの耳に、場違いなほどに冷静な声が響く。

 

 見ると、ピエールが手に手にしたタオルで自身のものを拭きながら、

 

 獰猛な笑みを浮かべていた。

 

「まだ始まったばかりだよ、お姫様たち。

 

 今夜はこれから、朝までたっぷり時間があるんだからね」

 

 私は、彼のその言葉に、

 

 絶望と歓喜が混ざり合った複雑な震えを子宮の奥底に感じるのだった。

更新希望の原作

  • 魔弾の王
  • 落第騎士
  • ハイスクールD×D
  • 月姫
  • モブせか
  • マジエク
  • のんびり農家
  • 新妹魔王
  • 八男
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