※この作品はR-18です。

『監獄の掟』   作:ミスターN

114 / 127
第20章疾痛 第5節この世の地獄

第5節 この世の地獄

 

 気が付くとそこは暗い倉庫のような場所だった。私はそこに備えられたベッドですやすやと眠っていたらしい。

 男たちが何人もいる。どうやら、ここはアダルトビデオを制作するスタジオのような場所だということに気が付いた。しかし、前回とは雰囲気が違っている。あまりにも部屋の中が暗いのだ。そして埃っぽい。まるで何かの地下室のような場所だ。

 私はセーラー服を着せられていた。私はむくりと起き上がった。するとこの間の監督が私に声をかけてきた。

「おお、気が付いたか。これでようやく撮影ができる。」

「あの・・・これって・・・。」

 私は恐る恐る聞いてみた。

「ああ、そうだよ。ここは撮影スタジオ。SM撮影をするための現場だ。今日、あんたが何をやるか、分かっているよね。」

 ゆっくりと記憶をたどる。たしかあの女は、『凌辱もの』の撮影をすると言っていた。「鞭で叩かれたり、縛られたりするんですよね。」

「そうだ。分かっているなら話が早い。初めての人には結構つらいだろうが、次第に慣れてくるさ。」

 急に不安感が襲ってくる。自分が今日やるべきことを明確に理解したのだ。体が震えてくる。ベッドから撮影準備をしているバックヤードを覗くと、屈強な男が鞭で叩く練習をしている。さらに机の上には、赤いソレ専用のロウソクに、丸い猿ぐつわのようなもの、それに手錠や目隠しなど、今の私に恐怖感を与えるものが次々に目に入ってきた。監督が言う。

「今日は、君が恐怖と苦痛で泣き喚いているけど、その中で徐々にその苦痛が快感に変わっていくというところを撮るのが目的なんだ。だから、思いっきり声を上げて、泣き叫んでくれればいい。その中で、徐々に快感を感じていく演技をしてもらう。良いね。」

 監督の顔が険しいものになる。この間は、全く右も左もわからない私に優しく指導をしてくれたのに、今日は有無を言わせぬ圧力が働いてくるのだ。この男の人も、所詮は暗い闇の世界の住人の一人だ、まともな人間のはずがなかった。

「はい・・・」

 私は絶望感に打ちひしがれながら、冷たくつぶやくしかなかった。

「今日の撮影では、まず君が拘束されたところから始まる。両手を縛られ、抵抗しながらも服を破られ全裸になり、両手両足を固定される。そうした中で鞭でしばかれ、ロウソクをたらされる。それから、デンマを使って色々なところを刺激しながら、深いフェラをしてもらって、後は中だしフィニッシュかな。」

「な・・・なかだしですか。」

「ああ。事前にこれ飲んでもらうから大丈夫。」

 そう言って、錠剤とコップに入った水を渡された。

「これなんですか・・・。」

「ピルだよ。妊娠を防ぐためのね。いいからぐいって飲んで。」

 言われたまま、私は錠剤を飲み込んだ。

「さ、もうすぐ撮影を始めるからね。おい、山岡!撮影の準備をしろ!」

 ADのような人間が、私に近づいて、手錠をかける。これで私の手は自由が利かなくなった。

 そのほか、撮影を始めるにあたって、私はいくつかのレクチャーを受けた。

 しばらくして、辺りが静まり返り、いよいよ撮影が開始された。

 私は両手両足を手錠で縛られたまま、寝ているふりをしていた。やがてカメラが近づいてきて、私はゆっくりと目を覚ましたふりをした。

「ここは・・・。」

 ガチャガチャと手錠を揺らして、その拘束から逃れようとする演技をした。

 S側をやる男が近づいてくる。男はパンツ1枚の姿になっている。

「ここは監獄だよ。お前を痛めつけるためのな。」

「どういうことなんですか・・・どうして私を・・・。」

「ずっと後をつけてたんだ。高校から帰ってくる君を見つけて、そのかわいさに魅了された。いつか、君を独り占めしたいそう思ってた。だから、君を捕まえたんだよ。うへへへへへ。」

 この男優の気味の悪い演技だけは一級品だ。

 私は男を睨みつけた。これは決して演技ではない。本気で男たちを睨みつけていた。

「なんだその眼は。お前は自分が置かれた立場が分かっていないようだな。」

 男が近づいてきて、私の上にまたがる。カメラも馬乗りになった2人をキャプションしている。

 男は右手を振りかぶると、私のほっぺを打ち下ろした。

「きゃっ。何するのよ。」

 私は思わず両手で、左ほほを庇った。

 すると今度は、左手で右ほほを叩いてきた。パチンという乾いた音が狭い監獄の中に響き渡る。

「お前は俺の肉便器になるんだよ。口答えするんじゃない!まあいいだろう。いずれ、そんな反応できないくらいにかわいがってやるからな。」

 男は不気味な笑みを浮かべる。そして男は両手を私の制服に伸ばしてくる。その両手が私の胸をもんでくるのだ。

「何するのよ!?やめてよ!?」

 私は体をくねらせて抵抗する。

「本当は感じてるんじゃないのか。この淫乱女め。」

「そんなことない!ふんっ・・・」

 乳頭をつねられた。痛みで体をくねらせる。

 男は制服のブラウスの襟首のところをつかむと、強引に服を引き裂き始めた。もちろんこれも演出だが、この後されることを考えると、私は本当におしっこをちびりそうになってしまう。

「きゃっ!やめて!」

「うるさい!」

 男は私を時折ビンタをしながら、抵抗する私をよそに、ブラウスをびりびりに破いていく。やがて、ブラウスが意味をなさない形になり、私の体からはぎ取られた。

 ブラジャー一枚になると、男は後ろ手でホックを外し、ブラジャーをわしづかみにしてはぎ取る。すぐに私のピンクの乳首があらわになった。

「ほお、きれいなピンク色じゃないか。」

 そういうと、男は私の右乳首に吸い付いてきた。

 ジュルニュルっジュルル、唾液を含ませ、いやらしい音を立てて私の胸に集中している。

「んんっ・・・。」

 気持ち悪さで私は顔をゆがませ、唇をかんでいた。

 やがて左胸にも同じように男が吸い付いてくる。

ジュルッツニュルっジュルジュルジュル

「ふんっっあんっ・・・。」

 くすぐったさと気味悪さで押さえていた声が漏れてしまう。

「やっぱり感じているじゃないか淫乱女め。下の方はどうかな。

 男がスカートのファスナーをずり下げ、勢いよくスカートをはぎ取って、そこらへんに投げ捨てる。男が下着を触る。

「しめってるじゃないか。やっぱり感じているんだな。」

 多分そんなことは無いだろう。あくまで演出だ。

 男は、下着に手をかけると、両手で勢いよく脱がせにかかった。

「きゃっ」

 短い嬌声を上げる。カメラが私の陰部に注目する。

「きれいなピンク色だな。うぶな感じがして最高だよ、ぐへへへへへ。」

 男がわななきながら私の股に顔をうずめて、ぺろぺろとなめている。

「ふんっああんっ、や・・・やめなさいよ。」

 男は私の言葉を全く意に介さず、私の股間をぺろぺろといやらしい音を立てながら嘗め回している。

 ジュルルルルル、男がまるでストローで飲み物を飲むときのようにずるずると音を立てた。吸い取るときの細かな振動が膣に伝わってくる。くすぐったい。

「あんっ・・・や・・・あんっ・・・」

 気味が悪い。逃れようとするのに、逃れられない。目線を男の方に向けると、吸い終わった男がニンマリと私の方を見て微笑んでいるのだ。血の気が引くような感じがした。

「まだ緊張しているみたいだね。本当に気持ちよくなるのはこれからだよ。楽しみだなあ、ぐへへへへ。」

 男は不気味な笑い声をあげると、私の方に近づき、私の腕をつかんだ。

「こっちに来い。」

 そういうと男は私を地面に敷いてある拘束板の上に移動させた。この拘束版は、両腕両足の部分にかぎ付きのわっかがあり、そこに両腕両足を固定させてしまうタイプのものだった。

 男は私をその板の上に寝かせた。ひんやりとした、そして木の固い感覚が体に伝わってくる。男はいったん画面外へのがれ、私の足の手錠の鍵を取り出すとそれを外し、直ちに左足から、拘束板のところに足首を固定させる。同じように右足も拘束した。

 これでは私の陰部が丸見えだ。私はとっさに本能的に両手で陰部を覆い隠した。

「隠すんじゃない。」

 男は私の左手をひねりあげる。

「いたたたたた。」

「大人しくしていろ。」

 男は両手の手錠も外し、拘束板に据え付けた。

「ほら・・・マンコが丸見えだよ。」

 カメラが私の陰部に近づく。私は何も抵抗することができない。

「さて、ちょっと寒くなってきたんじゃないか。せっかくだから、体を温めてあげよう。」

 そういうと、男はいったん画面外に出た。セットの画面外から、机に置いてある火のついた赤い蝋燭を手に持って、こちらの方に戻ってくるのだ。

「な・・・何をするの。」

 恐怖感で声が上ずる。

「今から温めてあげるんだよ。君のこと。」

 そういうと私のまたのあたりで足を広げて仁王立ちになり、ロウソクを斜めに傾けた。

「熱い!熱い熱いアツい!」

 ロウソクの蝋が左腕にかかる。私は熱さで体を悶えさせた。だが、両手両足を完全に固定され、どうにもこうにも動きようがない。男は、左腕の関節部分にたらしたかと思うと、徐々に上腕へとシフトしていった。タラリタラリと蝋が垂れていき、そのたびに私は悲鳴を上げていた。

「きゃっ!・・いやっ!熱い!!・・・やめてっ!」

 男は薄気味悪い笑いを浮かべている。私の左腕はところどころに赤い蝋がたらされ、まだらになっている。

「いいね、千早ちゃん。君が悲鳴を上げれば上げるほど僕は興奮していくんだ。」

「やめてよ、この変態!」

「ぶははははは!まだそんな抵抗ができるだけの力が残っているとはな。もっといいところを温めてあげよう。」

 そういうと今度は、私の胸の部分に、腰をかがめてもっと低い高度から蝋をたらし始めた。

「熱い!熱い!焼ける!きゃっ!」

 空気で冷やされることなく殆ど直接に近い形で蝋が落ちるので、その熱さ、痛さはさっきの比較ではない。

「もうやめて!おねがい!」

 苦痛と熱さで顔がゆがみ、涙がこぼれている。しかし、男はそんなことに全く意を介さず、むしろ悲鳴を上げれば上げるほど、性欲を刺激されるのか、ますますエスカレートしていくのだ。

男は左胸にまんべんなく、蝋をたらし続ける。

「熱い・・・熱いよ・・・やめてよ・・・。」

 だんだん感覚が鈍くなっていく。蝋自体が冷えて体の保護膜になっているからかもしれないけど、熱さに慣れ過ぎて、感覚が鈍感になってしまったのかもしれない。あるいは、神経までも焼き切れてしまったのか。

 気づけば、左胸は真っ赤なリンゴのようになってしまった。ピンク色だった乳首も乳輪も、血を浴びたかのように紅蓮色に染まっている。

「右胸も温めてあげようね。」

 そういうとロウソクを右胸にもっていき、さっきと同じように蝋をたらし始めた。

「きゃっ!熱い!あああっ!」

 衝撃で体をくねらせる。男はそんな私の反応を楽しむように、蝋をたらたらと垂れ流し続けるのだ。

「ほお~、そんなに気持ちいいのかね。じゃあもっとたらしちゃおうか。」

 男は愉快そうに、ロウソクをさらに肌に近づける。

「熱い熱い熱い!死んじゃうううぅぅぅ。」

 私は体をくねらせて、何とか抵抗しようとするが、それもすべては無駄なあがきなのだ。私の顔は涙でぐちゃぐちゃになっている。男はそんな私の顔を見て大層満足そうにしているのだ。

 男はさらに私の右腕、あばら、へそなどにも爆撃していく。だんだん、熱さに耐性ができてきたのか、次第にそれほど熱さを感じなくなっていった。

 それでは面白くなくなかったのか、男はついに私の陰部にロウソクをたらし始めた。まずは私の群青色の陰毛に向けて、たらし始める。

「きゃっ・・・そこは!やめてえぇぇぇ!」

 悲痛な叫びが反響音となって帰ってくるのだが、男は止める気配がない。執拗に青い陰毛ばかりを狙う。

「ぐっ・・・あっ・・・いやあああぁぁあぁああぁ・・・」

 すぐに青かったはずの陰毛は真っ赤に染まった。その模様を見て男は哄笑を上げていた。

「さあ、体も温まったみたいだね。じゃあ今度は体をもっとホットにしてあげるからね。」

 そういうとまたしても男は画面外に消えた。私は首をひねって、男の方に視線の先を向ける。その先にあるのは、いかにも痛そうな鞭だった。テレビか何かの拷問シーンで出てくる実に一般的な長い紐状の鞭だ。

 男はその鞭をもって画面内に再び現れると、私を威嚇するかのように地面に向けて何度か鞭を鳴らしてみた。

 バシンバシンと鋭い音が、部屋の中に響き渡る。私は思わず縮こまってしまう。

「やめ・・やめて・・・やめてよ・・おねがいだから・・・。」

 さっきまでのロウソクプレイで精神を削り取られている私は、涙と鼻水で顔がぐしゃぐしゃになっていた。

「おっ、せっかくのきれいな顔が台無しじゃないか。今きれいにふき取ってあげるからね。ぐへへへへへ。」

 男は鞭を床に置いて、私の上に馬乗りになると、そのまま顔を近づけて、顔をぺろぺろとなめ始めたのだ。

 レロレロレロレロレロ

「やめてよ!気持ち・・・悪い・・・。」

 私の必死の叫びも無視して、男はひたすら顔をぺろぺろとなめ続けるのだ。目のあたりや、鼻のあたりを執拗になめて、そして鼻の孔に舌ベロを挿し入れてくるのだ。私は顔を左右に動かして抵抗するが、執拗に男の舌が追ってきて最後には追い付かれてしまう。

「あーしょっぱい。でもおいちい~。きれいになったね」

 私は放心状態だった。男は気味の悪い笑顔を浮かべると、また立ち上がって床に置いた鞭を手に取った。そしてそれを私の腹に向かって打ち下ろしたのだ。

「きゃっ!」

 バシンという鋭い音とともに、鋭い痛みが腹部を襲う。

「気持ちいだろう~。」

 男は満足そうに鞭を振り上げて、それを再び私の腹に向かって振り下ろす。

「きゃっ!!痛い!痛いよ!!」

 その言葉に興奮するかのように、今度は太ももに向けて鋭く打ち下ろした。

「きゃっ!」

 鞭が入るたびに、刃物で刺されたかのような鋭い痛みが患部を襲うのだ。左もも、そして右ももに鋭く打ち下ろす。

「痛い・・・痛いよ・・・。」

 むち打ちを食らったところがひりひりする。日焼け跡がひりひりするのとは全く訳が違う。これまで経験したことのないような、鋭くて鈍い痛み。それが腹を中心にして、両腿に響くのだ。そして打たれたところが熱く熱を帯びている。

 そして今度は、右胸の方に向かって打ち下ろした。

「痛ああああぁあああああぁあああい!」

 体の右胸から左の脇腹に掛けて広範囲に強い痛みが走る。

「今までで一番いい反応だね。そんなに気持ちいのかな。」

 一番痛いところを見つけたのか、男はそこに執拗に鞭を咥えてくる。

「いやんんっ!!あんっ!!や・・やめ!きゃっ!」

 10回ほどむち打ちされて、鞭で打ち下ろされたところは、紫色に変色し、内出血を起こしていた。それがまるで日本刀で切られた後のように、体のあちこちにできているのだ。

「さあ、体も温まったところで、もっと気持ちいことをしようか。」

 そういうと男は鞭をベッドの方に投げ捨てた。小さな丸椅子をベッドの右側に置く。ベッドの横には、四つのわっかがある。鎖で根元から固定されており、拘束の為に使われるのだろう。

男は拘束版の近くに置いてあった鍵で私の両足両手の拘束を解除した。そして、今度は、その丸椅子の上に私を座らせた。

「両腕を上げろ。」

 私は言われた通り、両腕を上げる。男は左腕をつかむと、拘束用の腕輪を左手にはめて鍵をかける。同じように右手も拘束する。

「両足を上げろ。」

 私は恐怖感で怖気づきながら、ゆっくりと両足をかがめながら上げていく。男はせっかちにも、左足を強引に奪い上げると、今度は足輪の方を、左足の先の方で固定した。同様に右足も固定されてしまう。

「どうだ。これでマンコが丸見えだ。」

 私は無様にも股を全開に開き、陰部も肛門もすべて何もかも曝け出すような恰好となってしまった。

「さらにいいものをもってこよう。」

 そういうと男は再び画面外に消え、机からあるものを持ち出した。ピンク色をしたそれは、ローダーだった。私もなんとなく知っている。振動の刺激で、性的快感をもたらすために使うものだ。

 恐ろしいことに、男はそれを何個も持ち出してきていたのだ。さらに、アイマスクを取り出していた。

 男が私に近づくと、ローター類はベッドの方に放り投げ、アイマスクを私の目につけた。辺りが真っ黒になる。これで男が何をしようとしていても私には分からない、

 視界を奪われたことで、突然恐怖感が増す。これまではどんな刺激が来るのかを予想することができた。それが全く分からなくなるのだ。

 自然と心臓の鼓動が大きくなる。今にも心臓が張り裂けそうだ。

 どうやら気配からして、男はベッドの方にいるらしい。そこで何か準備をしているようだ。

 しばらくして、何かひんやりしたものが両乳首に張り付けられた。

「な・・なにをするの・・・?」

 ぐずりながら私は男に尋ねる。

「すぐにわかるさ。」

 そういうと、いきなり両乳首に取り付けられた何かが細かく振動し始めた。

「あんっあんっ」

 さっきのローターだ。私は体をくねらせる。くすぐったい。だけど、それほど嫌というわけではない。

「ほお気持ちよさそうだな。もう少し力を強くしてみるか。」

 男は何かを操作したのか、ローターの振動数が大きくなっていくのが感じた。

「あんっ!あんっ!あんっ!」

 自然といやらしい声が口から漏れ出てしまう。

「じゃあお次にこれはどうかな。」

 男は何かを起動したみたいだ。でもたぶんさっきのローターではない。ブイーンという音が鼓膜を刺激する。

「ひゃんっ!」

 男は何か振動する物体を私の膣の中に差し入れてきたのだ。

何かが私の膣の中でグイングイン暴れている。痛い。でもさっきの鞭の痛みに比べたら、どうってことない。

「バイブは気持ちいいか?」

 私の膣の中に差し入れたものの正体はバイブだったのだ。男はバイブをピストンする。バイブの振動とバイブ自体のピストンで、膣の中が激しく揺さぶられる。

「あんっあんっあんっっ!」

 気持ちよくなんかない。なのに声が出ちゃう。両乳首と膣という3点攻撃で、私の頭はどんどんいやらしくおかしくなっていく。

「気持ちいい時は、気持ちいいって言っていいんだよ。」

「き・・・きもちいい~。」

 自然と言葉が紡ぎ出されていた。

「じゃあこんなところはどうかな?」

 男は、今度は私のクリトリスにさっきのローターを取り付けた。スイッチが入れられる。

「あああーん!!!きもちいい~。」

 ローターとバイブが容赦なく、私の敏感な性感帯を襲い、受けたことのない衝撃に体全体が震えているのが分かった。

「淫乱女め。これも入れてやる。」

 そういうと、耳元でまたしてもブイーンという轟音が轟いた。私はその音に慄然としながらも、どこか期待してしまうところがあった。

「ああん、そこは・・・らめぇぇぇえ・・・」

 男が私の肛門を舐め始めたのだ。抵抗できない私は、嬌声を出し続けながら、男の愛撫を受け入れるしかない。

「うんっあんっぐっ・・・。」

 だんだん感覚がマヒしていく。両乳首に膣、クリトリス、そしてアナルを全て同時に責められているのだ。頭がおかしくなってしまいそうだった。

「じゃあ入れるよ。」

 男は轟音を立てたローターをゆっくりとアナルに挿しいれていく。肛門が刺激され、何とも言えない不快感が襲う。今間に味わったことのない感覚だ。

「痛い痛い痛い!痛いです!」

「我慢しろ!」

 男は私の叫びを無視して、肛門にローターを挿し入れていく。やがてそれはすっぽりと私の中に納まってしまった。

「あんっあんっあんっ。」

 いやらしい声が絶え間なく出続けてしまう。気持ちの上では、これほどまでに不快な状況はない。だけど、あらゆる性感帯を責められているせいで、脳内の分泌液が異常反応を示しているのだ。こんなのは私じゃない。道具によって変えられた私ではない私なのだ。

「さあ、もう十分だろう。そろそろ、僕も気持ちよくなりたいんでね。」

 そういうと、男は膣内に挿入していたバイブを引き抜いた。

「な・・・らにをふるほ・・・。」

 刺激を受け続けて頭と口が回らない。

「僕のちんこを挿れるのさ!思いっきり孕んでくれよ!」

「や・・・やめへほ!そんなほほ。」

 男は自らの肉棒を思いっきり挿入してきた。

「あうーん!」

 男はさぞ楽しそうにしていることだろう。男はピストンを速めていく。

「ほら、気持ちいいか!?気持ちいって言えよ!」

「ひ・・・ひもひいれす・・・。」

「あ!?聞こえねーな!もう一度言え!」

 私は男に命じられるままに、あえぎながら答えた。

「あんっあんっあんっ、き、ひもちいいぃぃれす!」

「そうだ。いいぞ、もっとご褒美をくれてやろう。

 そういうと男は、前に倒れ掛かり、私の口をふさいで、舌ベロを挿し入れてくる。

「んんっんんっんんっ・・・。」

 男の唾液がだらだらと流し込まれていく。

「ぷはっー。はあはあはあ。」

 呼吸が止まっていたせいで、思わず息が上がる。

 男のピストンが5分位続いていた。

「もうそろそろ、中に出すぞ!」

「ら・・・らかは止めて・・・りんしんしひゃう~。」

 男がピストンを強めていく。

「あんっあんっあんっ!」

 自然と声が強まっていく。

「あっ、出る!」

 そう男が叫んだ瞬間、私の膣の中に熱いものが流れる気配がした。男が中に射精したのだ。

「はあはあはあ。」

 男も散々ピストンして疲れ切ったのか、息が上がっていた。私は両乳首肛門クリトリスに刺激を受け続けながら、そのまま5分位放置されていた。

 こうして私の初日の撮影は終わった。

 撮影は、次の日もまた次の日も続き、結果として3日連続での撮影となった。はっきり言って、次の日以降の撮影も酷かった。私は縄で縛りあげられ、大きな水槽の中に入れられて水責めにされた。他にも、何度も何度も口の中に男のモノを深く挿入されて、胃を刺激されて嘔吐しかけるほどだった。

 過酷な撮影が終わり、私は這う這うの体で小屋へと戻った。

 またあの無味乾燥で、終わらない日常が始まる。永遠のようにも思える、長い長い退屈な日々。しかし、それは突然にして終わりを告げることになる。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。