第3節 届かぬ想い 残り61時間
あれから何時間が経ったのだろうか。体が凍ってしまったかのように同じ姿勢で赦しを乞うていた。
すると突然、私たちの前のスピーカーのスイッチが入ったようだ。
「おやおや、殊勝なことですねー。」
薄気味悪い、あの変性の声だ。だが、また今までとは違うような口調に聞こえる。別の人間なのだろうか。
私たちはあのスピーカーの音に反応して、頭を上げた。私が叫ぶように訴える。
「お願い!春香だけでもいいから、ここから出して!私たちは、ようやく自分たちが犯した罪を知ったの!それを償いたい!私はここで凌辱の末に死んでもいい!だけど、春香だけは、法の裁きを受けさせてあげて!」
「フフフフフフ。」
スピーカーの声は、せせら笑いを上げている。
「ようやくあなたたちはそこまでたどり着いたという訳ですね。」
「お願い・・・。そうだ!お母さん、いるんでしょ!?お母さんを出して!」
お母さんと直接話せば、分かってくれるような気がしたのだ。当然、根拠などあるはずがない。どんなに恨んでいたとしても、血のつながった親子であるという事実に、私は賭けたかった。
しかし、スピーカーの音は挑発する。
「おやおや、如月千早。あんたにとっての本当の『お母さん』は、秋月律子ではなかったのではないですかな?」
「くっ・・・それは。」
痛いところだ。実際私は、秋月先生の下に行ってから、あの人のことを母親だとは全く思っていなかった。
春香がすかさずフォローを入れる。
「確かに私たちは、一度本当の家族を捨てました!だけど、千早ちゃんの血がつながった本当の母親は、千種さんしかいません!」
しかし、スピーカーの音は哄笑する。
「なるほどなるほど、確かにそうだ。如月千種にとって、あたなは自分の腹を痛めて産んだ我が子だ。しかし、それだけに恨みも大きい。今や血を分けた家族は、如月千早、お前だけになっているというのに、なお恨む。よっぽど業が深いようですね。ホホホホホホホホホホホ。」
「お母さんはどこ!?そこにいるんでしょ、私の声を聴いているんでしょ!?」
スピーカーの声は、そんな私の叫びを無視するかのように続けた。
「さて。ようやく君たちはスタートラインに立った。」
春香が応じる。
「はい、私たちが犯した罪は、全て認識しました。」
「ん?フハハハハハハハハ」
またスピーカーの声は、哄笑した。
「自分たちの罪を“全て”認識しただと、笑わせてくれますねー、天海春香。」
どういうことだ?まるでまだ「全て」ではないと言わんばかりじゃないか。
「今も言った通り、ようやくこの復讐はスタートラインに立った。今までは、チュートリアル、練習に過ぎないんだよ。」
練習?何を言っているんだ、この男は!?
「さて、ようやくスタートラインに立ったところで、追加ルールを発表することにしよう。その前に、大事なキャストに登場してもらおう。」
そう言って、一瞬マイクの音声が途切れた。そしてしばらくして再びスピーカーの音声がオンとなる。
「春香。千早。・・・久しぶり。」
透き通るような透明感のある声。声は少し高いが、男性の物のようだ。どこか懐かしいような感じがするのに、記憶にはない。思い出せないのだ。
春香とも顔を見合わせたが、春香の反応を見ても、春香もこの男性のことは知らないらしい。
「多分、僕のことはまだ思い出せていないかもしれない。だけど、大丈夫。僕のことは気にしないでくれ!アイツらの思い通りにさせちゃいけない!だか・・」
ここでいきなり音声が途絶えた。
そしてしばらくしたのち、また音声が復活した。
「全く、あの男、自分の立場が分かっていないようですな。これだから世間知らずの御曹司は嫌だ。今聞いてもらったのは、私たちの新たな人質の声。聞き覚えがありますかな?」
しかし、私も春香も声を上げようとはしない。
「やはり、まだ思い出せていないようですね。これはちょうどいい。さて、ここで追加ルール。このまま君たちを放っておいても、楽しい殺し合いを演じてくれないでしょう。それは、我々としても困る。だから、新たな人質を入れさせてもらったんですよ。今や、掛かっているのは、あなた方の命だけではない。あの男の命もかかっているということです。」
春香が質問をぶつける。
「それってどういうことなの!?」
「簡単ですよ。残りの時間までに、殺し合いをしてもらい、どちらかがどちらかを殺した時には、その生き残った人と、あの彼を解放しましょう。もし制限時間までに殺せなかったら、その時には3人まとめて、冥界へ旅立ってもらう、それだけのことです。」
そういうことか。奴らはこれを用意していたんだ。だから、私たちを別の部屋に隔離するということをしなかった!あくまで、私たちに殺し合いをさせるのが目的ということか!
さらに男が続ける。
「さて、そろそろ私たちは、君たちに罰をあたえなければなりません。」
罰!?私が思わず反発する。
「いったいどんな罪を犯したっていうのよ!?」
「フフフフフ。ルール違反の数々ですよ。君たちは殺し合いをしなければならないのに、殺し合いをするでもなく、ただ単に無為に過ごした。これはルール違反です。それから、この無様な命乞い。こんなもので、あの方の気持ちが変わると思っているのだとしたら、それこそお笑いだ。前にも言ったはずですよ。この『監獄の掟』、それは、生き残った方だけが外に出られる、それ以外に、ここから出る方法はないんですよ。ホホホホホホホホホホホホホホホホホホ。」
私は反駁した。
「そうやって、私たちに殺し合いをさせて、生き残った方もまた監禁するんでしょ!」
スピーカーの声は笑う。
「『監獄の掟』は、絶対です。それはその看守である我々とて同じこと。ご安心なさい。掟を守った後の身の安全は保障します。大丈夫、我々はあなたたちのような愚鈍な小市民につかまったりはしませんから。どうぞ、警察に通報していただいて結構です。まあ、そんなことをしてさらし者になるのは、大方あなた方だと思いますけどね。ホホホホホホホホホホホホホホホホホホ。」
私は念を押した。
「その言葉、間違いないのね。」
「はい。お約束いたします。」
そういった後しばしの沈黙が流れた。
「さて、これ以上の話は無駄です。言っておきますが、このゲームはようやくスタートラインに立った。まだこれから面白い事実が明らかになっていくでしょう。まずは、あなた方に厳粛な罰を。では、皆さま、ごきげんよう。」
音声はここで途絶えた。
しばらくして、何人もの人が廊下を歩く音が聞こえる。私は春香を守る為、まずは春香を立たせた。私も立ち上がる。
部屋の前で足音がやむと、ガチャリと扉が開いた。廊下のまばゆい光と共に、あの男たちがまたしても姿を現した。
私は春香の前に立ちふさがって、腕を大きく広げて春香をガードしようとした。私は男たちを睨み付け、言い放つ。
「また来たわね!けだもの!あんたたちの相手は私がするわ!」
男たちは、ケラケラと笑っている。
「悪いねー、嬢ちゃん。別にあんたを今日犯すつもりはないんでね。」
男の一人は、そういって、私の奥にいる人物を指さした。
「今日の獲物はアンタだよ。春香ちゃん。」
そういって5人の男が、春香の方ににじり寄ってくる。
私は驚いて、男たちに問いかけた。
「ちょっと待ってよ!どうして春香なの!?やるなら、私をやりなさいよ!」
男たちはそんな私の悲痛な叫びを無視して、春香にゆっくりと近づいていく。私は為すすべなく春香を守ろうと後退するだけで、やがてすぐに壁にぶつかってしまった。
男たちは、私たちを取り囲んだ。
「どけよ。」
私は叫ぶ。
「いやだ!絶対にどかない!」
「じゃあ、引きはがすだけだ。おい。」
男が合図をすると、男たちがとびかかり、私と春香を引き離した。
「春香!」
「きゃー!」
春香は男3人にひっぺかされ、部屋の左奥の方に連れていかれてしまった。私は右の方に引き離された。
「やめてええぇえぇぇええぇえ!!」
春香の悲痛な叫びもむなしく、男たちによって春香の服が脱がされていく。春香は、あおむけに倒され、両手を一人に、そして両足を一人に抑えられている。なすすべもなく、次々に脱がされ、やがて玉の肌が露わになっていく。
「春香!はるかぁぁあ!!くそっ!」
その一方で私は、右奥で立たされたまま、男2人に両腕を掴まれている。まさか、春香だけを犯すつもりなんだろうか。
「なんでよ!?なんで、アンタたちは春香ばっかり!」
私は何とかして男たちの拘束を逃れようと足をじたばたさせるが、両腕を掴まれてしまっているせいで、どうにもできない。
「おい、じゃあブラはぎ取るぞ!」
「いやぁああぁあぁあ!!!」
男が乱暴に春香のブラジャーを鷲掴みし、春香のきれいな乳房がむき出しになった。
「お願いぃぃいぃ、止めてぇぇええぇ!!」
「黙れ!このくそアマ!殺人者が!」
バチン!
鋭い音が地下室に響き渡る。あの男、春香のぷくぷくのほっぺに、平手打ちを!くそっ!親友が目の前でレイプされようとしているのに、私はじたばたもがき続けることしかできないというのか!
「春香!」
「ちはやちゃぁあぁあん!たぁあすけぇえてぇぇ!!!!!」
春香が号泣している。泣き叫んで、私に助けを求めている。にもかかわらず、私は・・・なにもできない・・・。
男が春香の左胸に吸い付いた。
ジュルズルジュルジュルズルビュルジュル
唾液で湿らせた口内で、まるで何かをすするような卑猥な音を立てている。春香の耳に入れるためにわざと、下劣な音を立てているのだ。
「いやああぁん、くすぐったああぁぁいいい~~~~!!!」
春香は何とか難を逃れようと、体をくねらせて抵抗するが、両腕両足を抑えられている以上、どんな抵抗も無意味だ。
「くっ!」
私は春香が犯されているところから目を逸らそうと、目をつぶり、明後日の方向をむこうとした。だけど男が耳元で叫ぶのだ。
「おい!てめぇ!ちゃんと見てろ!」
私はいきなりの男の大声に体をビクつかせた。それでも抵抗する私に男は、私の顔面を両手で固定し、強引に瞼を開かせてきた。
「分かった、分かったから!触んないで!」
「うわぁああぁぁぁぁあん!」
今度は男が右胸にいやらしい音を立てているのだ。
聞きたくもない、気味悪い音が響いてくる。
「さて、そろそろ下も脱がしますか。」
「うぁぁああぁぁわわあぁぁ!!」
春香は言葉にならない悲鳴を上げながら、何とか下着だけは守ろうとするが、なすすべなく、それも脱がされてしまう。
春香のきれいに整えられた陰毛が露わになる。
「相変わらず、春香ちゃんのまんこは最高だぜ。おい、ちゃんと足を抑えてろよ。」
そういうと男は、二~三歩後ろに下がり、春香の股に顔を近づけていく。アイツ、春香の股間をその汚い舌で舐めまわすつもりらしい。
「いやぁああんん!」
春香が体をくねらす。男の舌が秘部に触れたらしい。
「おい、こいつ濡れてるぞ。これは挿れがいがあるってもんだな。」
「ゆびぃいれないでぇ!」
男が人差し指を遠慮なく、春香の秘部にずぼっと差し込み、素早くピストンしている。
「うわあぁぁぁぁぁあぁあ!」
春香の絶叫が反響して、残響音を構成する。
絶対濡れているはずなんてない。春香の絶叫は、薄気味悪さと苦痛にゆがんだ悲鳴だった。私にはわかる。何度となくレイプされてきた私にはわかるのだ。
「さて、もうそろそろほぐれただろう。」
そういうと男はおもむろに黒スーツのチャックを下ろし、ギンギンに勃起させた男のモノを突き出してくる。
「あっ・・・あっ・・・やめてぇ・・・。」
絶叫しすぎて疲れてきたのか、春香の抵抗の声も小さくなっていく。
「ひゃあん!」
男のモノが大陰唇に触れたようだ。敏感な部分なのだ。何かものが触れただけでもわかる。そこに男のモノが、今にも春香の中に侵入しようとしている。
「いやああああっぁああ!いたああぁぁあいやぁぁぁああl!」
これまでで一番の絶叫だ。男のモノが春香の中に挿し入れられたのだ。
「やっぱりこの女のマンコは締まりがいい!搾り取られそうだぜ!安心しな!ゆっくり動いてやるからよ!」
男は春香の腰を両手でつかんで、ゆっくりと体を上下させる。
「きもぉおおもおぉいい!」
「あん?気もちいいだって!?だったら、もっと早くしてやるよ!」
「春香はそんなこと言ってない!」
思わず私は叫んでいた。
「黙って見てろ!」
「痛い!」
私の腕を抑えている男が私の臀部を膝蹴りしてきた。
私は後ろを振り返り、男を涙目で睨み付ける。
「何だよ!お前が見るところは前だっつーの。」
男の迫力に負け、私はまた正面に目を戻した。
「うわぁん!、うわぁん!、うわぁん!、うわぁあん!!」
春香が男のピストンに合わせて、雄たけびのような喘ぎを漏らしている。
「やっぱよがってんじゃねーか、この女!もっと感度あげてやろーぜ!」
ピストンしている男が、春香の勃起した乳首をちねり回す。
「痛い痛い痛い!!」
「あん?じゃあこっちの方が良いか?」
ジュルジュルズルビュルジュル
「きもいきもいきもいきもい!!」
「うるせーな、この口ふさいじまおうか。」
男は春香に覆いかぶさると、唇を接触させ、ねっとりと春香の唇を舐めまわしていた。
「うぐぐぐむむむぐぐっつっつ。」
口内をふさがれ、まともに発話すらできなくなった。
「ぶはぁっ、はぁー、はぁー、はぁー」
春香の呼吸が乱れている。
「ふあぁあっ、はぁー、ふわぁはぁー、ふわぁああぁはっ」
呼吸の乱れとピストンのタイミングがマッチして、不思議な音色を上げている。もはや春香に抵抗を続ける余力など残っていない。それに、抵抗したところで、もうどうにもならない。
春香も徐々にこの現実を受け入れ始めていた。
「はあっ、はあっ、はあっ、はあっ。」
男のピストンに合わせて、春香も嬌声を上げる。春香はもう完全に抵抗することを止めてしまったようだ。
「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ」
男のピストンが早くなる。絶頂が近づいているみたいだ。
「あー、もう出そう。あっ」
そういった刹那、男のピストンが止まった、男のモノは、春香の中に突き立ったままだ。やっぱりこいつも中に出しやがったのだ。
「ふぅ。」
男が小さく息を吐いて、モノを引き抜く。春香の局部から白濁液が大量に流れ出ていた。
「さて、そろそろ第2陣がお出ましかな。」
第2陣!?まだやるっていうの!?
しばらくして、廊下にまた何足もの革靴の足音が廊下に響いていた。そして扉が開かれると、そこには、また5人の男たちが立っていたのだ。
さっきまで春香の中でよがっていた男が言い放つ。
「春香ちゃんよー。今日のお客さんはあと5人いるんだよ。こいつらをその口と、股で満足させてあげてよん。それと、口は危ないからこれを付けるからねー。おい、取りつけろ。」
第2陣が持ってきたのは、なんだこれは?見たこともないようなものだ・・・猿ぐつわみたいなものだった。
「これはな、口枷っていって。はめると、口がひらっきぱなしになるんだよ。」
そういって男が、春香の上体を起こして、手際よく口枷を取り付ける。
「ふあふあふああああああ。」
もう春香が何を言おうとしているのかは分からない。
「ほl、いい気味だ。さて、じゃあお前、やっちゃえ。」
二番目の男がスーツのチャックを下ろし、前の男よりさらに巨根なアレを取り出すと、そのまま無造作に春香の口にそれを押し付ける。
「あああええああええあえあえ」
見ている方が苦しくなりそうなほどに、男は自分のものを春香の喉ぼとけの奥にまで挿入している。10秒くらいして男があれを引き離した。
「ははあはあああぁぁーはぁあああー、はあぁあぁー。」
春香が必死で息を整えようとしている。
「ほら、もう一回だ!」
リーダー格の最初に射精した男が号令をかけて、また男が春香の口内に思いっきりペニスをぶっこむ。
「ふふうううううあああああああううあうあううあうあ。ああああーーぐぐぐぐあああぐああ。」
吐き気を催したのか、何やらえずくような声が聞こえる。
「よし、3回目。」
「もうやめて・・・。」
「ふあうあああああああううあうあうああぐふあああああ。」
男は私の懇願も全く耳に入らず、欲望のままにアレを春香の中に差し入れる。もう春香は顔中が涙と鼻水でぐしょぐしょになってきている。男のペニスに春香の涙と鼻水がデロデロと付着している。
「おいきたねーなこのアマ!」
男が口枷をしたままの春香を殴りつける。
「おはぁあ、はぁー、っはぁー、っつはぁあー」
「ガチで吐かれても面倒だ。もういい加減、膣でやっちゃえ。」
「うぃっす。」
春香は猿ぐつわをされたまま、そのまままた寝かせられ、男の物が容赦なく、突き立った。
「ああ、あああ、あああ、あああ」
口枷をされているせいで、春香の喘ぎも、薄気味悪いくらいに淡泊だ。もはやあの男たちにとってみれば、春香は都合のいいオナホールにしか見えないらしい。それに、あまりにもひどいことをされすぎて、春香の意識は徐々に混濁してきていた。
だからもう春香は、刺激に合わせて声を出すだけのロボットに成り下がってしまっていた。
「あーいきそーあーーーあっ」
どこかのバカのAV男優みたいに、いらない報告をした後に、男はまた春香の中で射精した。
春香は、もうすでに焦点が合っていなかった。
こんな感じで3人にも犯されたのだが、あまりに反応がなさ過ぎてつまらなくなったのか、途中で口枷は外された。しかし、春香は何の抵抗もせず、またピストンに合わせて規則的に声を上げるだけで、男たちのいかなる呼びかけにも答えなかったし、本当に感情がどこかに行ってしまったかのように、死んだ魚のような眼をしていた。