※この作品はR-18です。

女神が堕落する時   作:濡れ書生

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塗ればが薄くなった気がします……


○ もし想いを告げていたら 4

 もし、ジェバや娘達が後押しをしなければ、フィーナもこんな大胆な行動に出る事はなかった。

 

 もし、ジェバがアドルの中にある感情とフィーナの状況を自覚させなければ受け入れる事はなかった。

 

 ジェバやデミ達はそういった意味で二人を結びつけたと言える。何かお礼しないとな。そんな事を考えながら、タオルでフィーナの絹の様に艶やかな髪や、村の若い衆を夢中にさせた美しい顔、豊かな乳房にかかった自分の欲望の証をアドルが綺麗に拭っていく。先ほどフィーナがしてくれたんだ。誰もが見惚れる顔を穢したんだ。そう思うとまた自分の分身が熱く滾るのが解かる。節操ないなと思うが、惚れた娘の裸体や痴態をみれば止められるものではない。

 

「ありがとうございます」

 

 自分の顔を綺麗にしてくれたアドルにフィーナが恥じらいながら微笑む。別に汚したのは自分なのだからと思わず釣られてアドルも笑顔になった。

 

「髪はあとでちゃんと洗ったほうがいいね」

 

「そうですね。……一緒にお風呂に入りましょうか」

 

 そう照れた様に誘うフィーナに愛おしさがこみ上げて来る。先ほどのあれだけの痴態とは一転、普段の可憐で清楚なフィーナ。ただ今裸であり、先ほどの事は本当にあった事実だというのを改めて感じ取る。そっとフィーナの両脇に手を入れてフィーナを立たせると、アドルがベットの奥に座り、その手前の足の間にフィーナを座らせる。

 

「疲れてない?」

 

「ん……大丈夫です」

 

 先ほどの手や口、胸の奉仕を思い出したのかフィーナが少し驚いた表情になるが、嬉しそうに微笑む。自分を気にしてくれる事。同時にお尻に感じたのはアドルの分身の感触。それは先ほどと同じ様に熱く、硬い。まだ出来る。自分に欲情してくれている。やはり、自分が好きな男が自分にそう思ってくれると思うと嬉しいし、したい事を叶えてあげたい。将来的に中々そうはいかなくなるよ。と言われていたが、もしそうなら、そんな将来が来る前に精一杯互いを感じて、アドルを満足させてあげたいとフィーナは思う。

 ただ、初めては痛いという話がフィーナの中で不安がある。特に個人差。それこそ相手の大きさや自分の膣の形によって変わると教えられたが、アドルのは話しを聞いた限り大きい部類だ。受け入れるのは嫌ではない。むしろ喜んで受け入れるし、子供を授かれればとも思っている。でも、受け入れた時の痛みや、初めてを済ました娘達の中には翌日歩くのが困難になっていた娘もいた。そう考えると少しやはり怖い。

 そんなフィーナの内心の不安を感じ取っているのか、アドルの手は優しくフィーナの腕や首筋をさすり、マッサージしていく。先ほどの淫技で疲れている所を優しくさすったり揉んでいくと心地よさから体をアドルに預けてしまう。

 自分から進んでした事。慣れないという事や疲労から辛さもあった。だがアドルが喜ぶと思えば、実際快感に震える姿みたり、射精させた事から嬉しさや楽しさが上回った。その為成し遂げたという疲労感だったが、こうしてアドルに労わって貰えると、やった甲斐があるとフィーナは思う。同時にただのマッサージなのに不思議と体が熱くなってくる。その中、頤に手が当たったと思ったらアドルの唇が自分の唇に触れる。

 

『人によっては、口でした後キスを嫌がる人がいるから注意してね?』

 

 デミ達の教えを思い出して思わず体がびくりと震える。

 

「大丈夫?」

 

 拒絶という程ではないが、フィーナに何かあった。それがわかったアドルがフィーナの頭を撫でなる。こういう所が所謂女性慣れという所だろう。だがフィーナにわかるはずもなく、撫でられる事に嬉しさを表情に滲ませてしまう。

 

「お口でした後、キスするのが嫌な人がいるって聞いたから」

 

 素直なフィーナの返事に苦笑しながら僕は平気だよ。と安心させるようにアドルがフィーナを抱擁する力を少し強める。やっぱり誰かからか教わっていたんだなぁと予想の正しさを確認して笑ってしまう。

 

「フィーナに教えてくれたのはデミかな?」

 

「あ、そうです。いつかはアドルさんとするだろうからって、デミや他の娘達が」

 

「そうか。その娘達にも感謝しないといけないな」

 

 そうでもなければ、フィーナの手淫や口淫、パイズリを体験できる事はなかった。教えるという楽しみもあるが、フィーナから自分の為にしてあげたいと積極的にしてくれたというのは、教えるとは違う嬉しさがある。フィーナから愛されているという実感が大きかった。それだけに今度はアドルが自分がしないといけない。そう思う。

 初めて関係を持つ不慣れな娘から気持ちよくしてもらったのだから、自分も出来るだけ気持ちよくさせないといけない。フィーナがアドルの為に。と思う様にアドルも同様にそう思うのは普通なのだ。アドルがそっと腕にある手を離して指先だけ触れるようにする。それをそっと動かして腕から肩、肩から鎖骨、そして胸元へとゆっくり滑らしていく。

 

「あっ……」

 

 その指先の動きに体を震わせ、どこに移動していくのかがわかるとフィーナの顔が恥ずかしそうに赤らむ。高級なシルクを思わせる肌触りの白磁の肌を滑った指が、フィーナの胸元へと到達する。そっと指はそのまま胸の形に沿う様に円を描いて下に回り、今度は手でフィーナの双乳を救い上げる様にして手の中に収める。

 

「吸い付く様な肌。触ってるだけでも気持ち良い」

 

 素直なアドルの感想にフィーナが恥ずかしさで顔を俯ける。暖かく柔らかい。そして大きさも、全てが自分の為だけに作られたものの様に感じる。それをそっと指に力を込めてやわやわと揉むと、柔らかいがしっかりとした弾力がアドルの指に返る。

 

「んっ……はぁっ」

 

 悩ましげなフィーナの声。初めての感覚に戸惑いがあるのか、アドルの愛撫に体を任せているが、フィーナの手はアドルの手に添えられている。フィーナの手の動きは拒絶ではない。それが解かった事で、胸への愛撫を続けながらフィーナの耳に息を吹き掛ける。ビクッとフィーナの体が震える。そんな反応が可愛らしく愛撫を続けながら耳に、そして首筋にキスをするとキスと呼吸の為の呼気にフィーナの体が反応していく。

 ただのキスで反応してしまう。それどころか、息使いだけでフィーナの体にぞくりとした痺れが体を走る。不快ではない。ただ恥ずかしい。そんな気持ちが胸を揉むアドルの手で体中熱くなり、いつのまにかアドルの呼気だけで不思議とぞくぞくとした何かが体の中で生まれていく。アドルが今の所、胸の愛撫やキスだけに留めているのが、フィーナにがっつく事無く、二人が初めて結ばれる事から、一生いわないまでも、長く記憶に残るものと大切に扱っている。娘達の性の話題からなんとなく学習してきたフィーナにそれがわかると体の奥から熱さが生まれ、それがフィーナの秘部から液体として滲み出てくる。

 指の動きもただもむだけでなく指先でフィーナの乳首を人差し指と薬指で挟むとそっと擦り合わせていく。その刺激がピリピリとした刺激としてフィーナの体を走り抜けていく度に、刺激が少しずつ甘いものに変わっていく。

 

「あんっ……んふぅ」

 

 今度は指で乳頭の先端を押さえると軽く押しつぶすようにしながらくりくりと転がしてくる。胸や乳首から生まれる快感にフィーナの心もとろけ始めたのか、体を震わせながら甘えた様に鼻を鳴らしてアドルの顔が近くに寄ると瞳を閉じて自分から唇を合わせる。触れ合うだけのもの。だがフィーナ以上に今度はアドルが唇を合わせる。フィーナの唇を、アドルの唇で挟む様なキスに戸惑うが、抗う事なく、全てを任せる。

 アドルが舌を伸ばしてフィーナの唇に触れる。そのまま花の蕾の様に閉じた唇の間を開いて行く。何をしようとしているのかわかるが、実際行為が行われるとフィーナの鼓動が跳ね上がる。舌同士を交えるキス。解かっているが、受け入れようとしても、行動を理解した途端、大きく口を開けられない。だが僅かに空いた歯の間をアドルの舌が入ると緊張で固まっていた体の力が抜けていく。それを察知したアドルが舌をそのまま奥に差し込むと、目指していたものとぶつかる。先ほどまで自分に奉仕していたフィーナの舌。小さく柔らかい感触を楽しむ様にアドルが舌を絡める。口の中を自分以外の舌が入る感覚と、自分の舌を絡めとる感覚にフィーナが酔いしれ、呼吸が荒くなっていく。舌同士で絡まりあうだけでなく、アドルの舌がフィーナの口内を嬲っていく感覚がぞわぞわとした感覚を与えたが、それよりも舌同士を絡めたいと思ったフィーナが動くアドルの舌追いかけ、捕まえようとする。

 

(アドルさんとエッチなキスしてる……)

 

 胸への愛撫を続けながらのキスに頭の中が蕩けて行く感覚。それでもアドルの舌を捕まえようと懸命に舌を動かしていくと、互いの唾液が混ざり合い、許容量を超えていく。呼吸が上手くいかない中、唾液を何度か飲み込む音が大きく聞こえる。飲み下しきれない量は僅かに口から溢れ流れ出ていく。アドルさんに聞こえただろうか。変に思われないかな。何もかもが初めての事からフィーナが心配になる。

 

「ん……んんぁ…………、んふぅ」

 

 口の中で動いていたアドルの舌が動きを止める。それでフィーナの舌がやっと捕まえる事が出来た。嬉しそうにフィーナが存分にアドルの舌に自分の舌を絡めて行く。

 

「ふっ……、んんっ…………んっ」

 

 舌同士のこすれ合う感覚が艶かしく感じる。口内に他人の熱を感じるのは二回目だが、口淫とは違い、口内を制圧され、積極的に部外者を迎え入れている事に興奮が高まる。

 

「うん……っ、あっ…………んぁん」

 

 静かな部屋に木霊するぴちゅ、ぴちゃという舌が絡まり唾液の混ざる音。一度高まった興奮は下がる事なく、呼吸をよりいっそう難しく、酸欠になりかけてきたのか、頭がぼーっとしていく。フィーナの変化を見て取ったアドルがこれ以上無理をさせない様に顔唇を離すと、名残惜しそうにフィーナの舌が最後までアドルの舌にすがり付き、離れる時に二人の間に淫靡な唾液の橋を形成する。

 

「少し深呼吸して、呼吸を整えようか」

 

「は……はい」

 

 ゆっくりと深呼吸するフィーナだが、その間もアドルの胸への愛撫は止まらずゆっくりと乳房をもみあげている。自分の胸に夢中になるのが可愛いという話を、今ならフィーナには理解できた。今まで求められる満足感だったが、それと違う感覚。だが言えるのは普段のアドルとは違う一面が見えて嬉しいという事。そして、このアドルは恐らく自分だけが知っている。そう思うと記憶を失い、何もない自分だったが秘密の宝物が増えた。そう感じて自分というものが強化された様に思えた。

 

 

 

 フィーナが落ち着いたのを見計らってアドルがフィーナをベットに寝かせる。きっと今の自分とフィーナを見たら、村の男達に総出で袋叩きにされるんだろうな。そんな考えが一瞬よぎる。それだけの少女が自分に手折られるのを待っているというのが現実を前にしてもいまだに実感がない。夢ではないだろうか? 魔性に幻覚を見せられていると言われても信じてしまいそうな自分がいるのは間違いない。幻覚なら幻覚でも構わない。今目の前にあるものを、堪能しよう。目の前で呼吸で上下するフィーナの乳房の頂。硬く尖った乳首を啄ばみ、まずは唇で吸い上げる。吸引される感覚に体を震わせるフィーナに気を良くしたのか、舌先で何度も乳頭を転がしていく。

 

「やん……ああ……ん」

 

 双乳を優しくこねる様にもみながらのアドルが乳首を甘がみすると、びくりとフィーナの体が浮き上がる。

 

「ああ……っ、かんじゃだめで…………す」

 

 思わずフィーナの手がアドルの頭へと動き、押しのけようとする。だが、力は一向に入る様子がない。甘がみされた痛みではなく、恥ずかしさと与えられた刺激からの形だけの拒絶。その抵抗がいじらしい。もっともっといじめたいが、初めての夜。楽しみは次回に、今回はあまり苛め過ぎないよう、そう気をつけながら愛撫を続ける。

 時折音を立てては乳頭をしゃぶり、舌で乳りんをなぞって刺激する。苛め過ぎはしない。でもフィーナの羞恥心を刺激はしたい。アドルが好きな子を苛める子供の様な精神状態にある。そしてそのアドルの攻撃はフィーナに恥ずかしさから甘く、潤んだ声を生み出し、アドルをより刺激して情欲を加速させていく。

 処女雪の様に白く、パン生地の様に柔らかくしっとりとした肌。きめ細やかな肌触りに、揉んだ時に返す感触。後ろから愛撫していた時にも感じたが、やはりフィーナの胸の感触は、過去いろんな女性と関係をもったが、どんな女性と比べても完璧だった。

 

「これにさっきまで、挟まれてたのか」

 

 改めてフィーナの胸を観察して思わずアドルの声が漏れる。こんな乳房が自分の分身を愛撫して絶頂に導いたのかと思うと、ずいぶんと贅沢な事をしてくれたのだと改めて実感し、あの時の興奮がよみがえる。たまらずフィーナの乳首にむしゃぶりつくと、突然の荒々しい行為にフィーナの腰が跳ねる。

 

「あっ! だめ……だめです……」

 

 フィーナの表情に余裕がない。ただでさえ高められた感覚がこの一撃で限界近くまで高められたのだ。体を震わせるフィーナに悪戯心が動いたのか、アドルが口を離してフィーナに顔を寄せる。

 

「駄目なら、やめとこっか」

 

 悪戯小僧の様に微笑すると、アドルの真意がわかったのか、フィーナが「ううっ」と可愛らしく唸る。恥ずかしさに震えながら、ぷいっと顔を背けると小さく、

 

「やめないで……。だめじゃない……ですから」

 

 ぷるぷるとフィーナが体を震わせる。アドルが意地悪をしているのだとわかるし、こういわせようとしているのもわかる。いつもと違う優しいだけじゃないアドルの姿に困惑するが、アドルの隠れた一面を見た気がする。

 

「アドルさんがしたい事……していいですから……。つ……続けてください」

 

 結局、アドルの意地悪に負けたフィーナがアドルが内心期待していた続けて欲しいと懇願させられる。顔を赤くしたままスネたフィーナに、ごめんと謝りながらキスをすると舌をフィーナの口内へと侵入させる。先ほど味わった小さなフィーナの舌の感触を今度はじっくりと味わいながら、片手でフィーナの太ももの側面をさする。今まで上半身の愛撫だけだったのが、下半身にも手がまわり、側面を摩っていた手が正面に、そして内股へと移ってくる。優しくなぞる様な動きに肌があわ立ち、体が震える。無意識に下半身に力が入り、内股気味に足を閉じようとする動きでアドルの手が柔らかな太ももに挟まれる形となった。

 

「大丈夫。力を抜いて」

 

 アドルが慌てる事無くフィーナの内腿をさすりながら、フィーナの準備が整うを待つ。焦らず、我慢強くフィーナが受け入れる状態が作れるの待てるのは性の手ほどきをしてくれた人のお陰だろう。初めて以降何度か関係を持った後に、本当に互いに惚れた娘に自分勝手に欲望をぶつけても、相手が受け入れてくれるけど、初めての経験はその後強く残るから、大切に無理やりしないで向こうから開いてくれるのを待てば良い思い出になるんだよ。と、辛抱強く待つ事を教えられた。フィーナ同様、自分も教えられた事を守っているのだから面白いとは思う。

 フィーナの腰をそっと抱き寄せ、フィーナの力が緩むにあわせて内腿をなぞる指を少しずつ上を目指して移動させる。少しでも力が入れば無理に進まず、力が緩まるのを待ちながらさすり、時間をかけて目的地へを目指す。そこへたどりつくのに相当な時間を要したが、特にそれをフィーナに感じさせないように、表情に出す事もせず、キスを続けながらアドルがフィーナの体を解していく。

 

(ちゃんと胸やキスで感じてくれてたか)

 

 アドルの指が目的地にたどり着いて、始めにフィーナが愛液で濡れている事に安堵する。単純にするだけなら、行き連れの相手でも、娼婦でも出来る。自分の経験の全てを集約して、初めてとなるフィーナをここまで高ぶらせる事が出来たと思うと嬉しくもある。そっと女陰に指を進ませ、掻き分けながら指を這わせる。

 フィーナを狙う村の男達が望む場所を、自分だけが侵し、指で弄っている。そう考えれば考える程、独占欲が満たされる。だがそれで満足しておざなりにするわけにはいかない。フィーナに痛みを与えないように丁寧に刺激を与えていくと愛液で濡れたフィーナの入り口が指の動きに合わせて蠢き、アドルの指を捕まえようとする。

 

「ふぅ……っ、んぁ、んん……っ」

 

 アドルの指の動きにフィーナが声を上げるが、口をアドルに塞がれている為に意味のある言葉にならずにある。ただアドルの動きを邪魔する事がない。よくよくみればフィーナの両手はベットのシーツを掴み、懸命に堪えている。そんなフィーナを可憐しいと思い、ますます情熱的にキスを交わしては愛撫を続けていく。体中がフィーナと交わりたいと訴えてきている。最初にフィーナに射精させられなければ、我慢できたとは到底思えない程の欲求がアドルの男性器に形となって現れている。それがフィーナの体に触れてしまう為、フィーナも解かっているのだろう。だからこそ、両手でシーツを掴みこらえているのだと感じた。

 

(大分慣れてきたかな?)

 

 内心で自問しながら、中指をフィーナの中に埋没させて第一関節をまげて刺激してやる。その瞬間フィーナが体を弓なりに反らせ、くぐもった嬌声を上げる。強すぎる刺激でもない。それを確認すると、そっと繰り返し刺激を与え続ける。そこは直ぐに愛液がさらに分泌されて、蕩けて行くとフィーナが大きく体を仰け反らせる事も少なくなり、刺激に対して手足の力が抜けていく。

 一度唇を離せば、ぷはっと自ら上がった様に荒い呼吸がフィーナから漏れる。初心な反応にアドルが思わず微笑するが、手の動きは止まる事はなく、呼吸も次第に艶のある淫らなものへと変わっていく。

 

「なにか……へんっ、です……」

 

 フィーナが呼吸の間にそれだけやっと口にする。感じた事のない感覚に戸惑いと恐怖があるのかもしれない。実際シーツまで濡らす程にフィーナが愛液を分泌させているし、アドルの指先もふやけているのだ。これ以上の陰部への刺激を一旦中断してアドルの指が次に目指すのはクレバスの頂上にある肉芽。

 初めての女はここを責める。中は時間をかけて開発する。遊び人の男達の基本原則の一つだが、似たような事は何度も教えられている。そっと愛液に濡れた指を走らせて優しく刷り上げていくと、フィーナの体が大きく震え、あふれそうな声を必死で押し殺してぱくぱくと口を開いている。、

 

「はぁっ、はぁ、はぁ……っ、うぅ」

 

 肉芽を擦られる都度、フィーナが体を震わせる。それを慎重に観察しながらアドルが皮に包まれた肉芽を優しく刺激して少しずつ皮をむいて行くと、びりびりとした甘い痺れがフィーナの腰を走り抜け、戸惑ったようにアドルを見つめる。それでも初めての行為への不安や恐怖は口にしない。先ほどの意地悪が変に効いてしまったかと思うが、今更どうする事も出来ない。そのまま優しく指の腹で転がし、遂に隠れた肉芽を開放させる。

 

「ひっ、あぁっ、きゃぁぁぁぁっ」

 

 今まで封印されていた大事な場所を開放され、こらえ切れずフィーナが悲鳴を上げる。完全に開放された肉芽から甘苦しい強烈な痛みを伴う快感が体を走り、意識が白く染まる。体と限界まで反らし、白い喉から小さな声でアドルを呼ぶ声がする。

 

(ちょっと、初めての女の子にやりすぎたかな)

 

 心配はするが、既にもうアドルも限界に近い。ここまでよく我慢した方だと自分でも思う。だんだんとフィーナの淫核を直接刺激しないが、その周囲を優しく刺激していく。

 

「あ……っ、あん……」

 

 フィーナの愛液を利用して滑らかに愛撫を続けると、痛い程の刺激も慣れてきたのか、少しずつクリトリスの周囲から与えられる刺激が快美に変わり始める。自然とまた力が抜けていくのがみてとれる。だがまだ直接刺激を与えれば痛いほどの快感がフィーナを襲うのは間違いない。慎重に優しくクリトリスを右手の中指で先端を擦る様に刺激していく。同時に唇で耳や首筋にキスを落としては、首筋から鎖骨にかけて舐め、そのままフィーナの左胸への先端部を口に咥える。左手は右胸に伸び、やわやわと胸を揉みながら指先で乳首を押しつぶす。二箇所の同時攻撃で快感を与えて、少しでもクリトリスから来る痛みを和らげる様に試みる。だが、アドルの想像以上の快美感がフィーナを襲ったのか、体を強張らせ、びくり、びくりと体を震わせるのに合わせて腰が浮き上がり、妖艶なダンスとなる。

 

「うあっ、あっ……、ああっ、なにこれっ、ああっ」

 

 フィーナが熱にうなされた様に首を振り、小さな声で喘ぎ声を上げる。痛みと快感に体を震わせ、何が起きているのか解かっていない様だ。フィーナが感じている。拒否ではない。というのもわかるが、流石に少し心配になってくる。咥えていた乳首を名残惜しそうに離し、右手での愛撫を止めるとアドルがフィーナの足元へと移動する。

 

「だ、だめ……っ」

 

 今までシーツを掴む等してアドルに対して拒否や拒絶の言葉も行動も出来るだけ控えていたが、ついに耐え切れず堪えていた否定の言葉が力なくフィーナから漏れる。快感に頭が白くなる中でも、アドルの位置取りから何をしようとしているのか、理解したのだ。だがアドルはとまる事無く、フィーナの力の抜けた足を開いていくと、戸惑ったように両手で顔を手で覆い隠す。

 

「そんな……汚いのに…………」

 

「大丈夫だよ。フィーナだって僕のしてくれたじゃないか」

 

 真っ赤になって泣きそうになるフィーナに、まさか自分のものを口でしてくれたのにそれを気にしていた等とアドルは思いもしなかった。

 

「で、でも……」

 

「今度は僕がする番だよ」

 

 そういってアドルが溢れる淫蜜を指ですくい上げると、ねっとりと輝く糸を引く。わざとフィーナに見える様に行っているのは、フィーナが自分の体から分泌された液体だと理解出来る様に。そしてそれをみたフィーナが恥ずかしそうに顔を背ける。

 

「汚くないよ。汚かったらこういう事できるわけがないし」

 

 愛液で輝く女淫。十分に愛撫を続けた事でクレバスが僅かに戦慄くのが見える。アドルによってほぐされた事でわずかだが、男を迎え入れる為に入り口が解放されて奥の肉壁が僅かに姿を覗かせる。陰部の僅かな動きは先ほど開花させた肉芽にも連動した様子でひくついて、アドルが思わず息を呑む。だがそれもつかの間でそっと愛液の源泉に口を付けると、溢れる愛液を吸い上げる。

 

じゅる

 

 意図せずに、少し吸い上げただけで大きな音が響き、体の奥から愛液が吸い出されてくる。

 

「あん!」

 

 フィーナの腰が跳ね上がり、刺激から逃れようとするフィーナをアドルがしっかりと捕まえ、更に大胆に口を開いて陰部を中に収めると、舌で閉じられた部分に分け入り、入り口を開拓する。膣口を立て続けに舌で愛撫される。アドルが自分もしてくれたお返しだ。そう言っていたが汚いと思う所を口で刺激されると恥ずかしさで頭が焼け切れそうになる。同時に来るのは舌で中をほじられる快感。指とは違う感覚と合わさって良くわからない感覚が体を覆っていく。

 

「……あ……っ、ああ……っ、だめっ、だめだめ……っ、だめぇぇぇっ」

 

 快楽に染まりながらも困惑したフィーナの声がアドルの耳を犯し、興奮を高める。フィーナの膣から滴る少し塩気のある愛液がアドルの舌を犯し、野生を開放させていく。フィーナの汗や体臭、淫臭がアドルの鼻を犯し、欲情させる。何もかも、フィーナの全てがアドルを虜にして意思を溶かし、押さえ込んだ雄の本能を導き出してゆく。

 

じゅる。じゅるる。じゅるるる。

 

 思っていた以上に湧き出る愛液を吸い、舌で割れ目を刺激しては時折無防備なクリトリスの周辺を舌で舐める。フィーナの女陰のすべてを征服したとばかりにアドルのが舐め回す。次々にあふれ出すフィーナの愛液はいくら舌で掬っても、口を付けて啜って飲んでも枯れることはない。

 これだけ濡れていれば受け入れる体勢は整っているだろう。だが、一度はフィーナを絶頂に導きたい。先ほどフィーナがしてくれた。それに、恐らく初めての娘なのだ。ならば一度先に絶頂を味わった方が良いとアドルが決断する。少しでも体の交わりは気持ちの良いものだと、奉仕するだけではなく、して貰う良さも覚えてほしかった。それがフィーナの負担を減らすものだとも思っている。

 

「くぅん……っ。な、なにか……ああっ」

 

 フィーナの声色が快楽に染まる中、未知の感覚に困惑している。甘い吐息と合わさり、気持ちよくなっているのがわかる。だが同時に不安もあるのだろう。フィーナが手をアドルへと伸ばしてくる。それにあわす様にアドルが左手を伸ばしてフィーナの右手と繋ぐ。安心させる為。一緒にいるとわかるとフィーナが少し落ち着いた表情になるが、直ぐに快楽の色が顔を染める。

 

「ああ……っ、あっ、あっ、はひぃ……っ」

 

 フィーナの陰部を責めていると甘い喘ぎ声をあげながら左手がアドルの頭部に伸びる。もう既に理性からの行動ではなく、今までと違い、力が篭った手でアドルの口からの刺激から逃れるために押そうとしているのだ。だがフィーナへの愛撫を止める事はないアドルにより、フィーナの体に変化が訪れ始める。足に力が入り始めてピクピクと筋肉の振動を感じたのだ。

 もう少しだ。それを察知して刺激を強めていくと、足の指先を丸めた状態で足が伸びていく。陰部を刺激していた口が一瞬離れ、開花されたばかりで直接の刺激をされていなかったフィーナのクリトリスを唇ではさんで吸い上げる。

 

「あっ、ああっ? ふああああああんッ!」

 

 限界に達したフィーナが全身を硬直させて家の外にまで聞こえる程の大きな嬌声を上げる。心配したアドルが口を離してフィーナを確認すると、体中に入っていた力が抜け、反り返った体がベットの上に落ちる。

 荒い呼吸を繰り返し呆然とした表情でフィーナの瞳が天井を映したまま、身動きがとれずに体をビクリ、ビクリと震わせている。涙腺が緩んで涙を流したまま、アドルから送り込まれた快楽の絶頂の余韻に放心している様子であり、表情を確認するために顔を近づけたアドルが、フィーナの頭を撫でながら額に口付けを落とす。少しずつ頭が回り始めたのか、フィーナが快楽に蕩ける表情、涙が快楽からの反応だとわかり安心する。

 

「こ、怖かった……」

 

 初めての快感。アドルにもたらされたとはいえ、恐怖があったのだろう。

 

「でも……よくわからないけど、すごかった……です」

 

「僕もフィーナがしてくれた時、同じ位凄かったんだよ」

 

 そう耳元でささやく。互いに気持ちよくしたのだ。互いに思い合い、互いを良くする事で交わる事の良さを知ってもらいたいの一心だったが、どうやら少し最初から強く行き過ぎたかなとアドルが内心反省する。

 

「こんな気持ちよい事、私……アドルさんにしてたんですね……」

 

 少しうっとりとした表情のフィーナが両腕をアドルに回して抱きつく。フィーナの柔らかさと暖かさを感じると、アドルの限界まで抑えた性欲が限界を告げる。今日何度目かの口付けを交わすとだいぶ慣れてきたのか、積極的に口を開き、舌を招き入れて這わせる。ゆっくり時間をかけても、呼吸にも慣れてきたのか、うっとりと快楽に酩酊した様子で懸命にアドルを感じ取ろうとするフィーナ。二人の口の接合部からは唾液の絡まる音が聞こえているが、もう恥ずかしがる様子もなく、体の力を抜いてアドルに身を任せる。それを見てアドルが体の位置を変えて、フィーナの足を開いて体をゆっくりと入れると、アドルとフィーナが正面から向き合う形となる。

 不安そうなフィーナの表情が見えるが、アドルの行動を制止する事無く、枕を両手で掴みアドルの表情を見つめる。これから起こる事はわかっている。優しくといったから、きっと最善を尽くしてくれるとアドルを信じている。だが個人差はあるから痛いものは痛いと教わっている。ひとつになれる期待と不安が心にある。

 

「フィーナ、そろそろ挿れるよ?」

 

 アドルの限界を超えた声で確認を取るとフィーナが小さく何度も頷く。ついにひとつになる。不安はあるが、嬉しさがそれを大きく上回っている。互いに達したのだ。肉体的な満足を得たのだから早く精神的な満足を得たいという欲求がフィーナの心の中にある。

 アドルが自身の分身をフィーナの女陰に這わせ、入り口を探り当てると先端を押し付ける。興奮で胸が高鳴る。フィーナのそこは熱くアドルの男性器を感じとり、小さく震えて吸い付いている。

 

「行くよ」

 

 フィーナの耳元に囁くと腰を押し進める。

 

「うぅ……っ」

 

 フィーナの体にぐっと力が入る。フィーナの襞を分け入り、侵入していくアドルの男性器をきつく滑る膣が締め上げ、絶妙なリズムで緩急を付けて緩めたり強めたりを繰り替えす。先ほど絶頂したためか、処女や経験の浅い特有の強い締め付けが襲うが、その中に感じる柔らかさがフィーナとの一体感を強める。

 

「フィーナ……大丈夫?」

 

「く……っ、は、はいっ。でもっ、あぅっ」

 

 アドルの全てが自分の中に納まりきっていないのが見える。まだこれ以上、アドルのペニスが入るのかと思うと壊れてしまうのではないかと恐怖がある。でもデミ達は無事に儀式を済ませたのを思えば耐えれるはずと、両手で枕を強く握り閉める。腕を背中に回すと爪を立てて怪我させてしまうかもしれない。という話からの行動である。その我慢する姿がいじらしく愛おしさを覚えたアドルがフィーナの唇を奪う。それを受けて力を抜いてアドルを受け入れ舌を這わせる。暫く口付けを交わし離れた刹那、体の力が弛緩したままのフィーナの中へ一気に男性器を押し進める。限界まで反り返ったアドルのペニスがフィーナの中に沈み込み全てを納める。

 

「うっ……」

 

 フィーナの中にペニスを全て沈めた瞬間、フィーナの膣の歓待は初めての娘と思えぬ、全体で締め上げ、膣内のざらついた感じがより感じる程に絡み付いている。先にフィーナの胸で射精していなければ持たなかっただろうと思える程の快感にアドルが体をぶるりと振るわせる。少し全てを埋没させる時に覚えた違和感が恐らく初めて故のものだろう。実際結合部を見ると、わずかだが赤いものが混じっている。本来なら気を利かせて痛みを和らげるために色々と胸や身、首へと愛撫をしたいのだが、フィーナの膣はアドルのペニスを生き物の様に飲み込んで射精を促す様に刺激し続けている。少しでも気を抜けば射精してしまうという感覚があり、フィーナの膣が落ち着くまで動くのを我慢して耐えなければならなかった。

 そんなアドルに気がつかない程にフィーナは襲い来る痛みに枕を掴んで顔を押し付けている。フィーナの中から与えられる快感に陶酔していたが、そのフィーナの状態を見てやっと冷静さをアドルが取り戻した。痛みを堪えるためか激しい呼吸を繰り返すフィーナの両目はきつく閉じられているが、涙は止め処なく溢れている。それをぬぐってやるとフィーナが反応を示し、瞳を開いてアドルの瞳を覗き込む様にアドルを見つめる。

 

「ひとつに……なれたんですね」

 

 アドルの腰が自分に密着しているのを見たフィーナが心底嬉しそうに笑顔になる。痛みを堪えた涙が流れる笑顔だが、今まで見てきたフィーナのどんな笑顔よりも美しいとアドルには感じられた。胸の高鳴りが限界を超えて破裂するのではないか。そんな感覚がある。

 

「痛いけど……嬉しい……」

 

 フィーナの小さな声が聞こえ、満足そうに枕を掴んでいた手がアドルの背中に回る。まだ心地よさなど感じる余裕はない。でも好きな人とひとつになれた事の満足感と、体を捧げた喜びは精神的にフィーナの充足させる。

 記憶を失い、身寄りも何もないフィーナだったが、アドルに助けられてから、母親の様なジェバを得た。デミ達同世代の友人を得た。そして、体と心を捧げたいと思う相手を見つけ、こうしてひとつになり、全てを捧げる事が出来た。何もなかったはずなのに、いつの間にか、大切なものをいくつも手に入れていた自分が嬉しく思える。そして行為は今回はだめかも知れない。だが何れは新たな大切なものを宿し育む行為。その未来が思い浮かんだ。

 

「すごい……幸せ……」

 

 痛いはずなのに、涙を堪えてフィーナがアドルに囁く。

 

「動いて大丈夫ですよ……。私なら……大丈夫ですから……」

 

 男がどうすれば快感を得るか知識で知っている。このままではつらいだけだろう。何より自分も状態が続くとつらいし、何よりもアドルに気持ちよくなってほしい。そしてその時に出す子供を宿す事の出来る液体を中に注いでほしい。フィーナの健気な想いにアドルが頷くしかなかった。

 ゆっくりと埋没したペニスを抜き出すと、ぬちゅっ という赤い色の混じった粘り気のある水音が響く。破瓜の証。娘が初めてだったという証。愛おしい娘の初めてを自分が。フィーナの心と体の全てを手に入れた幸福感がアドルを支配する。

 ゆっくりとアドルが引き抜いた分、おくまでゆっくりと再度沈めていく。フィーナのアドルの背中に回された手に力が入る。まだまだフィーナの中は強く侵入してきたアドルのペニスに対してきつさという抵抗が残る。だが、きつさの中にアドルを迎え入れ、アドルのペニスの主だといわんばかりにざらついた感触と滑りが最高の心地よさをもって出迎える。

 

「凄い……気持ちいい……」

 

 アドルが脳髄を走る感覚に暴発しかける自分を懸命に抑え、ペースを守って腰をフィーナへと送る。

 

「くっ、はぁ、はっ、あん! ああっ、はぅ、あっ」

 

 フィーナの膣は初めてなのにも関わらず、アドルの動きに柔軟に対応して受け入れ、ペニスを包み込む。アドルのリズムに合わせて、フィーナの愛液と、破瓜の証、アドルの先走りが混ざり合い、和合水となってフィーナとアドルの陰毛にまとわりつき、シーツを汚す。あふれ出る和合水が潤滑油の働きを示し、少しずつ対応するフィーナの膣とあわさり、アドルのペニスの動きを滑らかなものに変えていく。

 出来るだけ声をあげない様にフィーナがしている。苦しげな吐息でアドルが心配して行為を止めないように。フィーナが懸命に堪えているのだが、そんなフィーナが漏らす吐息や声が逆にアドルを高ぶらせる。少しずつアドルの腰を押し出すリズムが早くなっていく。フィーナの愛液とアドルの体液で出来た和合水の溢れるフィーナの快楽に溶けた女陰は、既にどこが入り口かわからない程である。その入り口から一番奥まで、アドルは休む事無く腰を振り、自分のペニスを何度も何度も往復させていく。

 

(まずい……これは本当にまずい……)

 

「あんっ、はっ、はぁっ!」

 

 声を殺しているアドルの呼吸と、フィーナの喘ぎとか重なりを見せる。アドルが腰を動かせば動かす程に、フィーナとの結合部からは淫らな水音が響き、二人を興奮させて、勢いはとどまるところをしらない。

 まるで初めて女を知ったときの様にアドルのペニスは硬く張り詰め、止め処なく先走りをフィーナの中で流しながら激しく抉っているが、限界が近い事を悟る。このままでは間違いなく自分が先に果てる。だが出来ればフィーナにも快楽を知ってほしい。とはいえ、初めての娘が性交で快楽を得るのは難しい。腰の動きを少し浅め入り口付近を重点的に擦りながら片手で大きく撓む胸を揉みながら乳首を指先で擦る。同時にもう片方の手は無防備な肉芽を狙い、指の腹でころころと転がして刺激していく。

 

「!? はぁっ!」

 

 突然の胸とクリトリスの愛撫に驚いてフィーナが声を上げた。驚いているが、痛みというよりも挿入だけだったのをいきなり胸とクリトリスへの愛撫での刺激で快楽を与えられて驚いているのがわかる。初めての娘に挿入や奥への刺激で快楽を得るのは難しい。入り口付近を何度も刺激して弱い所を開拓したり見つけ出す。同時に胸や肉芽を刺激していけば、そこからの快楽も合わさり、絶頂を迎えやすくなる。フィーナもだが、アドルも教わった事を愚直に守っているが、二人の場合それが良い方向へ作用していた。6回ほど膣の浅瀬の上の方を擦る様にピストンを繰り返した後に、一番奥までペニスを埋没させる。それを一セットにした動きを何度も繰り返し、胸やクリトリスへ刺激を与え続けているとフィーナの動きに合わせて自然ともれ出ていた喘ぎ声に、快楽の色が含まれるようになった。僅かながら甘さを含む吐息が漏れる。呼吸や声色だけではない。ほんのりと赤く染まった表情は明らかに浅瀬になる快楽を感じるポイントをアドルに刺激されてきたから。同時に複数の箇所を効果的に責められている証だろう。射精という限界に近いのを懸命にアドルが堪えてリズミカルに腰を、それを見て振り続ける。

 

「ア、アド……ッ、ルさ……っ、あんっ、アドル……さっ」

 

「フィーナ、フィーナ!」

 

 互いに互いの名前を呼びあう。お互いの荒い呼気を感じる。アドルとフィーナの体のぶつかる音。結合部から響く隠微な水音。ベットの軋む音。全てがフィーナから失われ、音が失われていく。体の中を、頭の中を白い何かが小さく破裂していく。体がわななくと共に白い爆発は大きなものになり、先ほどは怖いと思ったものが、一度の経験とアドルがいる。アドルにもたらされると思うと恐怖はなかった。早くこの先を知りたい。そんな欲求がフィーナに生まれている。

 

「もうだめだ!」

 

 限界を告げ、アドルがフィーナの体をしっかりと抱きしめると単純な動きでフィーナの奥を穿つ。互いに限界なのだと悟ったフィーナが嬉しそうに両の手足をしっかりとアドルに絡める。

 

「きてっ! きてくだっ、さいっ! ああっ! な、なかっ! なかにぃ!!」

 

 フィーナの甘い絶叫。耳元で快楽に染まった声を聞いてアドルが限界を迎える。フィーナの奥まで押し込んだペニスがフィーナの中で大きく脈打つと同時にフィーナの膣が限界まできつくアドルを締め上げて凄まじい程の快楽を伴った痙攣をもってアドルに止めを刺す一撃となった。

 

「……あっ!」

 

「でる!」

 

 フィーナが絶頂を告げる声を漏らす。全身がビクリっ、ビクリっ、と何度も痙攣をしながらそれに連動する様に膣がうごめきアドルを締め上げる。同時にアドルのペニスから先ほど放出したとは思えない程の多量の精液が堰を切った様に放出される。我慢に我慢を重ねたアドルから、互いに硬く抱きしめあった事でフィーナの際奥にアドルの白いマグマが噴出し、満たしていく。

 

「あっ、ああ……っ、ああああっ!」

 

 一度共にアドルと絶頂を迎えたはずなのに、アドルの射精を体内で受けとめていたフィーナが続けざまに二度目の絶頂を迎える。一度目とは違い小さなものだったが、続けざまの絶頂に意識が朦朧としながら、膣はアドルの精液を迎え入れる様にうごめき、射精に合わせて膣がきゅんと締め上げては、アドルのペニスから一滴残らず絞りだそうとしている。

 どうやら、フィーナも何とか逝ったようだとアドルが快感に腰が溶けた感覚を覚えながら満足から大きな息を吐く。アドルが自分に体重がかからない様にひじを立てて覆いかぶさって、眼下にあるフィーナの表情を見ると快楽に目をとろんとさせた状態で口をぱくぱくと開いては荒い呼吸を繰り返しているのが見えた。

 

「あはっ……。アドルさんの……が……なか……」

 

 幸せそうな表情でフィーナが自分の手を腹部に回して撫でているのが見える。

 

「うれしい……あかちゃん……できると……いいな」

 

 あかちゃんというフィーナの言葉にぞくりとアドルが背筋を走る感覚がある。これだけの美しい娘と交わり、精液を中に注ぎこんだのだ。一回目で懐妊する確率は高いわけではない。だが、子供が出来る行為をした。そう思うとフィーナと交わった充足した感覚と同時に、絶対に孕ませたいという欲求がアドルの中に確かな感情として芽生える。誰にも渡さない。自分の伴侶として、自分の子供を孕ませて産ませたい。男が本能的に抱える欲求がアドルを支配しようとする。

 

「素敵だったよ、フィーナ」

 

 それだけやっと口にすると、フィーナと唇をゆっくりと奪う。二度目の射精を終えた事で理性が大きくアドルの脳内を支配を回復する事に成功した。そこから鎌首をもたげる本能を全力で押さえに掛かる。回数でいけばまだまだ出来る。だがいきなり回数を多くしすぎてはフィーナに負担が掛かる。ジェバが怖いわけではないが、最初から無理をしてフィーナに性交が嫌なものだと印象を持ってほしくなかった

 

「私もです……」

 

 赤らめた顔で微笑むとフィーナが改めて宣言するかの様にアドルを見つめる。

 

「好き……大好き……、愛してる……」

 

 先ほども伝えたが、一度だけでは足りない。もっともっと伝えたいと思った。この心にある想いを理解して欲しい。言葉だけではない。行動として何度も交わり、何度も抱擁をして想いを知って欲しいと思う。同時にアドルから抱擁されて心が満たされる。知って欲しいと思うと同時に、教えて欲しい。そんな気持ちがある。アドルが抱擁でそれを伝えてくれるのが本当に嬉しかった。

 

「ありふれた言葉でしか伝える事が出来ないけど、僕も愛しているよ」

 

 誰かの詩を引用した言葉をフィーナの耳元で囁く。そのアドルの声がフィーナの脳髄を溶かしていく。言葉で愛を囁かれてただただ幸せだった。記憶がなくても、過去がなくても幸せになれる。過去がない事で未来を考え恐怖したり、自分を知らない事で絶望したが、未来を共に歩いてくれる人がいる。母がいて、友人もいる。自分は相当幸せなのだとフィーナが理解する。過去は急がずに知ればよい。まずは生きる事。未来を生きる希望が持てた事も嬉しかった。

 

 

 

2

 

 

 

 行為を終えると、アドルが綺麗にアドルとフィーナの体液で汚れたフィーナの体をタオルで拭っていく。だが秘部だけは暫く行為の残滓があふれ出るためあきらめるしかなかった。行為で底をついた体力が回復するまでフィーナは恥ずかしそうにアドルになされるがままにされていた。

 その後、事前に用意していた水差しから水を注いだコップを渡されてたフィーナがアドルに恋人座りをねだって、コップを片手にアドルに背中を預けて満足そうに水を口に含むと息をつく。アドルが部屋に行く前にベットの準備をするから用意してくれと言われて持ってきたのだが、こうやって交わった事で喉がカラカラになって、汗だくになった体が驚く程水分を求めていた。本当にこうやって直ぐに水分を補給出来るのはありがたかった。アドルがそういった行為に慣れているのは間違いない。健全な男なら関係を持つ事は多いとも聞いていた。だが出来れば自分がアドルにとって最後の女になれば良いな。フィーナがそんな事を考えてしまう。アドルがもてるというのはこの村のパートナーのいない娘達をみればわかる。それだけに心配してしまうのだ。

 それにしても、後ろから抱きしめられながらやわやわと胸を軽くいじられたり、頬や首筋にキスをされていると、先ほどまでの行為とそれから来る心地よい疲労感。アドルに背を預けて据わる満足感。まるで夢の様に思える。でも陰部から一定の間隔で感じる痛み。それが全て現実にあった事だと実感できる。

 

「私なら大丈夫ですから、もっとアドルさんが満足するまでしてくれてもよかったんですよ?」

 

 普段聞いている話だと、パートナー達は二回所ではない。四回以上はしていると聞いている。もしかしてあまり自分の体は魅力的ではなかったのだろうか。そんな不安がフィーナの中に湧き上がる。だがフィーナの体に触れるアドルの男性器の熱さや大きさはまだまだ出来るとわかるものだけに、内心戸惑っていた。

 

「無理しちゃうと明日に響くからね。次の日歩けなくなった娘の話とか聞かなかった?」

 

「ああ……、デミとか腰が痛くて歩けなくなった娘の話は聞いたことあります」

 

 アドルが自分の体の気を使ってくれていた。ということがわかる。実はジェバがアドルに釘をさしていた事など露程も知らぬフィーナだが自分の体を気にしてくれた事が嬉しい。だがもっともっと、自分の体何か気にしないで求めてくれても良かったのに。そうフィーナが思う。相反する感情だがそれだけアドルとの行為が特別なのだとフィーナが感じる瞬間だった。

 

「それに今回が最後ってわけじゃないから、今後フィーナと何度もするんだから焦る必要もないし。

 少しずつ体が慣れるまで、それに合わせて行けばいいからね」

 

 そう笑って後ろから抱きしめるアドルだが、盗賊の頭であるゴーバンすら大人しくなるジェバに釘を刺されたのもあるが、最初の行為で嫌な記憶が残る事でフィーナが今後あまり性行為に消極的になって欲しくないと思う所もある。それにまだまだ、フィーナが性行為を経験したばかりだというのもある。浅瀬だけならまだしも、膣奥を突くとフィーナにはまだまだ痛みがある様子だし、快楽として受け入れきれていない。膣奥まで受け入れ、刺激を受ける事が快楽に変わるにはもっと経験を重ねなければならない。それまでは、じっくり時間をかけて色々な事が出来る様にしていけばいい。フィーナを自分色に染めるという楽しさがあるのだから、十分にアドルには我慢できるものだった。

 

「もう少ししたら夜も明けるから、早めに外にでて水浴びをしようか」

 

「そうですね。体をちゃんと洗って綺麗にしないといけませんしね。

 そ、それにシーツとかお洗濯しないと……」

 

 互いの体液を拭ったとはいえ、綺麗に体を洗い流さないと情事の後はまるわかりなのだ。同じ知られるにしても、見た目からわかる跡は恥ずかしいので消しておきたい。他にも二人の体液と破瓜の後が残るシーツ。これをどうにかしないとジェバやデミ達にばれるのは仕方ないにしても、痕跡を人に見られるのだけは出来るだけ避けたいフィーナである。

 アドルはフィーナが気にするのなら出来るだけフィーナに合わせ様と思うが、問題はジェバがいる時に隠れてする事が難しい。そんな問題があった。さすがに家主のいる横で間借りしている二人がせっせこ子作りに励むというのも問題がある。それにジェバがフィーナを養子に迎えたいとしている。アドルとしては責任を取るつもりでも、流石に若い男女が共にいればそういう雰囲気になる場合があるのだ。その同じ屋根の下にジェバがいるというのは三者ともに問題があるのは間違いない。

 

「そういえば、ゴーバンが成人してから寝泊りしてた小屋が物置小屋になっていたな」

 

 不意にアドルが思い出した。ジェバとゴーバンが住んでいた頃。まだ盗賊になる前の時に寝泊りしていた小屋が家の隣にある。成人したし、サラがやってきたのだからゴーバンが寝室を別にした。聞こえはいいのだが、要はゴーバンが娘を連れ込むには家にはジェバがいる。外は外で問題がある。食事はジェバの所ですればよく、雨露を凌ぎ、夜な夜な連れ込んだ娘といたす事が出来れば良いと、誰も使っていない物置小屋を改造したのだ。もっともいつの間にか、娘を連れ込む事無くサラがゴーバンと過ごすだけに使われ、何事かあってサラが占い師としてゴーバンが盗賊として家を出てから使われなくなったとも聞く。

 何度か物置としてジェバに頼まれて修理したアドルであるのだが、ベットもいつでも使えるようになっていたし、特に雨漏りの心配もない。暖炉こそないがかまどはあるし、いつでもゴーバンが戻ってきたら使える様になっていた。どうもここをアドルに使わせようとしている節がジェバにあるのは理解している。アドルとフィーナが同じ屋根の下、二人だけで世界を作っているのを見せられると年寄りにはきつい。そうジェバがアドルに苦言を漏らしていた。要はここを二人で使って、好きなだけ楽しめという事なのだろう。そうすればフィーナとの情事の時間もそれなりに作る事が出来る。もしアドルがいない間はジェバと共にいれば良い。

 

「暫く大工仕事に精を出す事になりそうだよ」

 

 ジェバの手のひらで物事が進んでいる感は否めないが、これはこれで良いのかもしれない。今まで旅の中で一番の大きな冒険で、一生に一度の宝を手に入れる事が出来たのだ。恋人や嫁を持つ事も考えた事もなかったのに、婿入りする事になりそうなのもまた予想外だったが、フィーナに今後の話をすると嬉しそうな笑顔で何度も頷いてくれる。フィーナと一緒になれる様に、フィーナの永遠になれる様にアドルがやらなければならない事はまだまだ多いが、楽しい毎日になりそうだとアドルには思えた。

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