なんとなくキャラを使っての説明回になってますし、少し半端になってますが番外編はこれで終了です
あくまでも想いを告げていたらのIF話なので、今後陵辱されてるフィーナが快楽に堕ちた場合や、助けに来たアドルが薬に負けてフィーナを陵辱したら
みたいな番外編かけたらいいな……
「フィーナ、今日の朝二人で水浴びしてるとか良い感じじゃない?
ついにアドルさんとしちゃった?」
翌日の夕食の準備の為、井戸の周りで集まる女子会ともなれば話に花を咲かせ、話題を彩るのは恋やパートナーとの情事。そして早朝アドルとフィーナが泉で水浴びをしながらシーツを洗っていた。ともなれば理由は一つしかない。その光景を目撃したある娘が発端となり女子のネットワークで話は直ぐに広まっている。何れ村の男達や親達に知られるのも時間の問題だ。
それにどうやら村長とジェバが話し合ってフィーナを養子に迎えるという話もまとまったと聞く。村の男達が狂喜乱舞していたが、同時にアドルとフィーナの関係が伝えられ、一転肩を落としていた。そして、彼らにとって残念なのは既にアドルとフィーナが関係を持った。もう横から割り込む事は出来ない。村の最高の権力者である村長やジェバが進めている二人の婚姻の話。何よりアドルの村への貢献度の高さもある。
だが、そんな明るい未来とは別に娘達の前にあるのはフィーナの恋愛話と、情事というご馳走である。食付かないはずはなかった。
「おー、やっとアドルさんにアタックしたのね? 詳しく聞かせて!」
デミが目を爛々と輝かせてフィーナに詰め寄る。村でフィーナと同世代の娘の中で一番に仲が良い娘であり、アドルとの恋路を一番に応援してきたデミである。フィーナがちゃんと儀式を済ます事が出来たのか、アドルがフィーナを優しく扱う事が出来たのか気になるし、もしフィーナに無体な真似をしている様なら御仕置きが必要だと感じている。だがやはりデミにとっても人の恋愛事情というものは話として美味しいのは間違いないのだ。
「き、昨日ジェバが居なかったから……、雰囲気が……」
何とか誤魔化そうとするが、しどろもどろな答えにしかならないフィーナにデミがにこにこと笑顔で白状しろと詰め寄る。さながら優しい尋問官だが、答える内容だけにフィーナの頬が赤く染まって行く。
「し、しました……。アドルさんの部屋で」
笑顔の圧力に負けたフィーナが顔を真っ赤にして両の手で隠す。その様な仕草のフィーナに「おー」と一同から声が上がる。ちゃんとしたのだとフィーナから聞くとその場にいる全員が安堵する。ちゃんと初めてを済ます事が出来たかと。しかもフィーナが恋する男とだ。アドルも元々フィーナに惚れているのはわかっていたし、なるべくしてなった結果。とはいえ、気になるのはアドルの性交渉時の対応である。
「フィーナ相手なんだもん。アドルさん、獣みたいに激しく求めてこなかった?」
村の男達を虜にする美貌のフィーナを前にしたのだ。きっとアドルが激しく求めたのではないか。そんな想像が娘達の中にあったのだが。
「し、したのは私が手と口と胸で一回と、その……アドルさんにお口でしてもらったのが一回。
あ、あとはベットで……血が出てたから多分……は、初めてだったと……」
昨晩の事を思い出してフィーナが身もだえする姿というのは何とも珍しい。弄り甲斐のある光景だが、ただ意外と回数的にアドルが達したのが二回だろうというのが少ないように思えた。淡白な方なのか、アドル自身がまさか始めてだったのか。だが、フィーナが純潔をアドルに捧げる事が出来たのは素直に喜ばしい事である。
「そっかぁ……。初めてをちゃんとアドルさんに。
でも、この村の男連中に比べて回数は少ない見たいだけど、アドルさん平気だったの?
フィーナの体が持たなかった?」
もしかして初めての事でフィーナが気絶をした可能性もある。乱暴に扱われたのか、フィーナの体力が少なくて限界を迎えたのか。体質的に痛みを感じやすいという事もある。心配になる部分でもあった。
「ううん。アドルさんがそれで今日はやめておこうって。まだ出来たみたいだから、もっとしてくれても良いっていったんだけど……。
初めてで無理すると明日に影響がでるからって」
「へぇ……紳士なのね。村の男共じゃ、フィーナが相手ともなれば、フィーナが嫌がっても自分勝手にしてきただろうし」
「話で聞いてたから覚悟してたんだけど、アドルさん凄く気を使ってくれて、凄い嬉しかった……
もっとしてくれても良かったんだけど」
そんなフィーナの最後の小さな言葉を聴いて惚気る姿に尽くすタイプだなぁと全員が改めて思う。それにしても、アドルはやはり経験慣れをしているのは話を聞いていてわかる。破瓜は人によってそれぞれだが、男性との相性によっては酷いと歩く事が困難になる場合も無論ある。性行為で体力を消耗する事もあわさり、翌日の仕事に影響が出て大変なのだ。事実デミもパートナーと済ました時にはパートナーががんばり過ぎて腰の痛みから一日寝て過ごしている。フィーナによって二回吐精したとはいえ、アドルが性欲を我慢するのだから大したものだ。
「どんな事してくれたの?」
「その……する前に、終わった後に飲むお水を用意する様にとか、結局汚れちゃったけどシーツの上にタオルを敷いてくれるとか……。
あそこ触る時とか、私の準備が出来るまで待ってくれたりとか……」
うっとりとした表情で昨晩の事を思い出すフィーナの表情が恍惚としているのは、純粋に初めての行為がそれだけ幸せだったのだとわかる。如何に大切にされたか、行為もそうだし準備の心遣いにしても、何故それをしたのかを理解すると意味がある行為で羨ましいともデミには思えた。
実際若い男特有ともいえるが始める前の準備とか、終わった後の事を考える余裕が村の若い衆にはない。娘達側から準備をしたり、出来てないに時は拒否して行く事で自然とパートナーが学習していくが、男衆も女と同じ様に集まってパートナーとの情事の話をしている割には武勇伝的に話しているだけで、どうも次回に向けた反省をあまりしていない様にも思える。
そんな男達の世界でアドルが色々気を利かせる事が出来るのは余程遊びなれているか、以前のパートナーから仕込まれたのかのどちらかであろう。もしアドルが遊び人だった場合、少し心配になるがフィーナ程の娘を手に入れて浮気をするとは思えない。とはいえ、そこはアドルも男だけに不安がある。もしフィーナを泣かそうものなら村の男共がフィーナを慰めるという口実の元下心をもって群がってくるだろう事から酒とかには気をつけて欲しいところである。
「ちゃんとフィーナが初めてだからまってくれたのかぁ。いいなぁ。私の場合ずっとがっついてたから初めての記憶なんて痛いだけで、終わった後は二人して服装整えて帰るだけだったのに」
そう口にする娘がいるが表情はだが決して悪い記憶を思い出したものではない。求められる事が嬉しかったのもあるだろうし、良い思いでに変わっているのだろう。
「アドルさんが挿入た時痛くなかった?」
「あっ、うん。痛かったです。聞いてた話より少し大きいみたいだったし。
で、でも、無理に奥まで何度も入れないで浅い所ばかりだったのと、一緒に胸とあそこをいっぱい弄られて少し気持ちよかったかも……」
どうやらアドルが初めてのフィーナに挿入だけでは痛みがあると胸やクリの愛撫を意識してしてたのだとわかる。浅い所ばかりというのも、未通の娘は浅い所は個人差はあるが感じやすいし、胸やクリトリスの方が膣を突かれるよりも感じるという方が多いのだ。何より破瓜を迎えたばかりの娘では痛みが引く事はないし、奥を突くのも慣れが必要だ。
男達の表現では開発といっていたが、確かになれるまではじっくりとする方が良いのは間違いない。実際ここに居る娘達はなれるまではクリでの快感が大きいのだが、やっと最近では膣での性交の快楽が上回り始めた。更に同時にクリや胸を刺激されてより大きな高みに上れる様になってきている。きっとフィーナもアドルによって色々と教えられて行くのだろうと思うとフィーナがどんな風に大人の女になるのか楽しみでもある。
「それに、まだできるからしても良いっていったけど、少しずつ慣れていこうって。次もっとしようって……。
また……しちゃうんですよね」
初めての性交でそれなりに快感を得た上に、良い思いでになったのだ。そして次の約束。次回を想像するとフィーナが夢見る乙女の様子で可愛いと娘達から見ても思う。
「そうね。アドルさんの事だからフィーナが気持ち良いって所はもうわかってくれてるだろうし、昨日よりもっともっと気持ち良くしてもらえると思うわ」
「あ、あぅ」
昨日初めて交わった時よりも上。それを想像して恥ずかしそうになるフィーナに微笑むが、フィーナは覚悟した方が良いかも知れない。だがそれを直接教えるのも憚れる。きっとアドルがフィーナの体を徹底的に堪能するだろうし、その一環で色々とフィーナに快楽を教え、体を慣らしていくだろう。心も肉体も満たされればフィーナがアドルから離れる事はもう出来ないだろう事は間違いない。素直で真面目、性に対しても奥手なだけに、一度それを知れば止まらなくなるかもしれない程に。
全てはアドル次第だが、先ほど聞いた話だとゴーバンの部屋を今後二人の寝床にするのも間違いない。そうなればアドルを相手に眠れぬ夜の幸せを毎日フィーナが過ごす事になる。意外と村に新たな仲間が誕生するのは早いのかもしれなかった。
2
「ゴーバンの寝所なら好きに使っておくれ。使わなければ痛みが進むからね。私も孫の顔を見たいし。
でもよくフィーナに無理させない様に終わらせたねぇ」
昨晩何があったのかを察したジェバだが、特にアドルに何か言う事もなかったが、アドルがゴーバンの小屋を使いたいという話に首を縦に振ると、初めてアドル達の事に言及した。だがアドルは勤めて平静さを保ってお茶を飲んでいた。
「で、今後はどうするんだい? 廃坑の探索を終えたら」
ジェバとしてはサラの犯人を見つけてもらいたいし、何をアドルに託したのかわからないが叶えてやって欲しい。だが無理をして命を落とせばフィーナが悲しむという問題もある。出来れば大人しくしていて欲しいのだが、このままでは魔物の問題もあるため難しいだろう。何れ食料問題にも繋がる。避けられない戦いはあった。
「どうだろう。イースの書が見つけられるかどうか、だろうね」
手探り状態でそれ以外の手がかりを何も見つけられないのだ。暫くは結果次第では村で生活しながら、近隣の魔物を狩り、ミネアの町との交通の安全の確保に精を出す事にもなるとしかいえないのだ。
「まぁ、旅の吟遊詩人にハーモニカを探して欲しいと頼まれたから、それを探す位かな」
「吟遊詩人……ねぇ。フィーナを泣かせるんじゃないよ?」
別に女だと言ってないのに何でわかるのだろうか。ジェバの視線に苦笑いを浮かべる。
「まっ、フードを深くかぶってるし素顔を見た事ないからわからないけど、美人だとは思うよ」
「ほぅ。アドルが言うのだから相当だね」
「凄い綺麗で長い髪もしてたし、手足も華奢だからもしかしたらフィーナの親戚かなと思ったけど」
どうも吟遊詩人の方が特にフィーナを探している風でもない。家族であれば心配して探すだろうし、特に慌てた様子もない。どうやら他人なのかも知れないと結論付けていた。ただ、フィーナ同様に彼女が労働をしらないのは間違いない。それはレアの手や足を見て判別できた。他にも旅の吟遊詩人という割に体付は旅人のそれではないのだ。奇妙に思うが、特に助けを求めるわけでもない。助けが必要というのもハーモニカだけだ。まずはそれだけでいいだろうと考えていた。
「お人よしなのも良いが、フィーナを不安にさせるんじゃないよ」
「義母が怖いから肝に銘じます」
「まぁ、冗談は別としてその詩人とフィーナが本当に家族だったとしても、出会って幸せになるとは限らないんだ」
言葉に出来ない漠然とした不安をジェバが口にする。フィーナの失われた記憶が戻った時、フィーナがどうするか、過去と未来を照らし合わせて、幸福な生活を捨て違う道を進むのではないか。そんな不安がある。そんなジェバを珍しいと思うが、サラの親族であるジェバが不安に思っているのなら気をつけるべきなのだろう。彼女から特に邪まなものを感じなかったが、善意や正しい事は残酷な程に公平でもある。それは国の領主や法を見れば明らかなのはアドルが見て覚えた事だ。そういった事が関係すればそれは不幸に変わりがない。
「今やっとフィーナは記憶がない事を気にせずに生きて行く事を楽しめているんだ。せいぜい幸せにしておやり」
将来何が起きるかわからない。だから今を精一杯生きて幸福を味わって欲しい。アドルもフィーナも若いのだ。サラの様にならない事。結ばれた幸せを一杯に感じて生まれた子供が孫を産む。その孫がひ孫を。楽しい事だけではなく、辛い事や悲しい事もあるだろうが、それを積み重ねて二人には生きて欲しい。ジェバの切なる願いを何故か古代の王国の女神に祈るのは必然だったのかもしれなかった。