幕間な小話です
レアパートの1話目でリリアにトールがアドルに見える幻覚をかける前に、フィーナへの悪意を煽りアドルを横取りさせる為の思考誘導のシーン
本来はもっとスケベにしたいけど、時間がないのでいずれ加筆予定(は未定)です
目に映るのは赤い髪の冒険者の顔だった。それは自分の命の恩人であり、そして大好きな人。その彼が顔を赤くして必死に耐えている。それは結合部から沸き起こる射精感を必死に堪えているから。腰の動きはそのままに、自分より先に繋がった相手をオーガズムに導く為の努力だった。
そんな彼の見つめる先。そこにいるのは青い髪の美しい娘。赤い髪の冒険者と繋がった喜びと、その彼から与えられる快楽に顔を蕩けさせているが、その蕩けた顔も扇情的に男を惑わすものの中に、何故か楚々とした何かを感じさせる。それがよりいっそう赤い髪の冒険者の欲望を煽り立てて、腰をより動かす事になっていた。
何で、彼と結ばれているのが自分ではないのだろう?
何で、彼は自分を以前助けてくれたように、今回も助けに来てくれないのだろう?
何で、女神なのにあの様な醜態を見せているのだろう?
何で、女神は公平であるべきなのにただ一人を愛し、愛され、交わっているのだろう?
何で、自分と同じ様に陵辱されていたのに、女神だけ助かり、自分は今も陵辱されているのだろう?
何で、彼は女神を選んだのだろう?
何で、彼は自分も同じ悲惨な目にあっているのに女神を愛しているのだろう?
何で、自分だけが不幸にならないといけないのだろう?
魔物に騎乗位を取らされた少女が激しく下から突き上げられる中、鏡に映る光景を絶望とともに眺めていた。魔物の突き上げに体を揺らし、声が漏れる中で快楽に染まりながら絶望の涙を流す。最初の魔の薬液が炊き込められた部屋であれば、今この様に思考が戻る事なく、陵辱を快楽と受け止めて現実を逃避出来ていたのに、部屋を移動され繰り返される陵辱で薬の効果が抜けると残ったのは高められた性感と、目の前に映る光景しかない。
アドルと女神の性行為。それも女神は自分と同じ様に男達に穢された。ある意味処女を散らされるより悲惨な排泄行為をさせられた。それも、アドルと多くの人に見られている状況で。それなのにアドルは穢されたフィーナを大切にそして愛おしく見つめ、性行為に及んでいる。
あの場にいるのが何故自分ではないのだろうか? 何故女神が一人だけ特別に愛情を注ぎ性行為に及んでいるのだろうか? 何故? 何故? 何故?
自分の置かれた現実から逃避する様にリリアの思考が疑問へと向かい、アドルと女神の行為に自分の恋が無残に破れた事。同じ様に穢されたのにアドルの愛情は女神ただ一人に捧げられるのを目撃しながら、自分は魔物の肉欲を体で受け止めさせられる。その事からアドルへの愛憎と、女神への妬み、憎しみと負の感情が少女の心を支配していく。
「ゆる……さ……ない………」
魔物に揺さぶられながら、小さな口から漏れ出た言葉。目の前の鏡の中幸せの中、赤い髪の冒険者によって絶頂を迎えた女神への悪意がこもっている。自分だけがこの様な目にあうのが許せない。女神だけが幸せになるのが許せない。女神があの人を奪っていくのが許せない。絶対に……
「いい具合に染まっているな」
ダレスが笑いながら揺さぶられるリリアの顎を掴むと自分へと振り向かせる。
「女神だけ救われるのが理不尽よなぁ。
女神だけがあの男の愛を独占する等あってはならぬ事よなぁ。
女神は多くの愛情を人間全てに与えねばならぬ。そう、この場のお前を救う慈愛の心を見せず、あの女神の剣士を独占している事は間違っている」
そうダレスがリリアの耳元で囁く。そのリリアの心を肯定していると感じられる言葉は、リリアの負の感情に染まった心に入り込むと、よりいっそう女神への悪意・害意となって形とられて行く。
「許す必要などない。女神が自分に与えられた役目を忘れて一人の男との色恋に狂っているのだから。
だから我ら魔が跋扈する切欠となった。全てはそう、あの女神のせいだ」
魔の囁きにリリアの表情が小さく歪む。ダレスの囁く「女神のせいだ」という言葉に反応したのだ。
そう、自分がこんな不幸な目にあっているのも。アドルが女神への愛情に溺れ性行為に浸っているのも。アドルの恋愛感情が女神に向いているのも。人間が魔物によって無残に殺されたり陵辱されるのも。全て女神のせいなのだ。
「女神によって起こされたのだ。女神に責任を取らせればよい。女神が間違った事をしているのだから女神の剣士を正道に立ち戻す様お前が行動するのだ。
女神と人との恋愛は所詮成就せぬ。お前が女神の剣士を奪ってやれ。過去イースで起きた双子の姉神と騎士の恋物語も、騎士は女神が魔を封印したらすぐに別の女を作り、子孫を残した。所詮その程度の事だ。女神の剣士の心も、直ぐにお前のものになる」
遥か昔の御伽噺の神話。だがリリアはそれをよく知っている。父親の親戚筋の老人から聞いた事があったのだ。古代王国で起きた動乱。女神がそれから民を守るためにこの大地を空へと浮遊させた話。最後は女神が魔を封印した。
その後、神官は大地と空へと別れた。その中で心を司る神官は家を二つに分けて、空と大地に分かれている。その分かれた神官の家系の祖となるのが秩序を司るイースの双子の女神の片割れ、秩序を司る姉神の想い人であった。
二人は禁断の恋となった。だが姉神は魔の封印の為に恋を諦めた。それが悲しいけど当たり前なのだ。一人を特別扱いしてはならない。多くの人の安寧の為に犠牲になるのは残念だが当然。そうリリアは考えていた。
そんな姉神に比べて妹神はなんというふしだらな女神なのだろう? 魔と人間に犯されて処女を守る為に排泄し、尻穴を何度も貫かれては快楽に溺れて男達の精液を体内へと注ぎ込まれていた。その上、そんな浅ましい姿を見せながら、彼の前では清楚な女と印象付け、彼の同情心を買い、その腕に抱かれて、自分が無残に奪われた初めての口付けも、処女も、彼に捧げて喜びの中にある。
「さぁ、あのような淫乱で好きモノな女神から、お前の想い人を奪い返してやれ」
ダレスの瞳が怪しく光るのを見つめながらリリアが頷く。その姿に満足そうにダレスが笑みを見せる。
「人の心は何とも脆く、容易く操りやすい」
ダレスがゆっくりと立ち上がると、妹神と女神の剣士の性交の映る鏡へと視線を向ける。レアやリリアはダレスの言葉の様に脆く扱いやすかった。ただ問題はこの鏡に映る二人である。
フィーナは確かに快楽に降りそうであったが何度ダレスや人間から辱められてもアドルが到着するまで耐え抜いた。守るべきモノ。大切な相手がそれが弱点ともなるが、いれば心は強くある。
それを表したのがフィーナであり、愛する者がこの世になく、妻を娶って子孫を残したと知ったレアの二人であり、悲しいほどまでの現実であった。
そして同じ男に恋愛感情を向け、結ばれた者と結ばれなかったものとの現実の差がフィーナとリリアにあった。
そんな良い条件があるとはいえ、普通ならば魔の薬液により快楽に堕ちておかしくない中、フィーナは一人耐え抜いたというのは驚きしかない。が、それも今では済んだ事である。だから今やるべき事をこなしていかなければならない。アドルによって失われた魔王達の空席を埋める必要があるのだ。
「人の心とはまこと理解に苦しむものよな」
フィーナは良い方へと転がった。半ばそうなっても良いと転がした自分であるが、人も女神も己が役回りと存在価値に自ら縛られている等、ダレスには理解も出来ぬ。欲しいモノは奪い取れば良い。立場や愛情を全てのものに公平など馬鹿らしい。弱いものは死ねば良い。強いものが勝ち残る。弱ければ殺され、何かしら一芸あるなら奪われるだけの事。
「これでこちらの仕込みは終わった。秩序の女神が再び、男を奪われる様を楽しみにしているぞ。
果たして本当に彼の者を諦めているのか、解りやすい結果となろう」
ダレスが笑うと姿をかき消す。その場にはダレスによって心に魔の心を植え付けられ、女神を憎悪しながら魔物に犯される少女が残された。その瞳に映るのは恋する男を奪った憎き相手。自分が何度も辱められているのに、自分と同じ様に辱められても一人幸せを手にした女。
「ぜったい……アドルさんだけは……」
そう、絶対彼は女神だけには渡すものか……
魔物に下から激しく子宮を突き上げられながら、ランスの村の美しい少女は男達の体液に汚れた顔で暗い笑みを浮かべた。
時間的にはフィーナパートのフィーナがアドルに初めて捧げている間
レアと同じ様にリリアにも自分の恋愛が破れた事実と、同じ様な目にあっているのに助けに来ない絶望から堕ちるシーンなんですけど色々描写が物足りない
普通の女の子とはいえ、女神だったレアに比べて子供かつそこいらの普通の村娘のリリアではやはり精神的に脆いのでこんな展開になってます