※この作品はR-18です。

女神が堕落する時   作:濡れ書生

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前戯回ですが、もしかしたら後に結構修正を加えるかもしれません
分けたのに普通に増えすぎたので後ろの陵辱は次回に
省略したリリア陵辱シーンいつかかけたら、書きます。たぶん。


○ 3

 ダレスにとって、この数百年という年月と人間の進歩というものはとても興味深く、注意して観察するだけのものがある。といっても人間の作り上げたものは女神がもたらす技術の粋を集めたものとはまるで違い、精錬されたものとはとてもいえない。試行錯誤の結果である故、荒々しいが時間がたてばそれは優れた物へと進化するだろう。程度のもの。

 だが、一番の違い。それは女神達が触れてこなかった分野への技術の探求が中心にある。そのひとつが特定の分野に特化した魔術の類であり、そして今ひとつが、女神篭絡の為に生成した薬品である。

 この浮遊大陸と違い、地上のエステリアに女神や魔との戦いの記憶が薄れるだけの膨大な時間が経過した時、地下深くに封印されたクレリアが良質な銀として発見される。その輸出からエステリアは急激な発展が進んだ。港町や鉱夫の働く町には銀の買い付け人。工匠。医者。そして女が商品として集められる。その中には犯罪も同時に入り込むのだが、これは人の世の常であった。

 特に問題視されていたのは製造や使用の禁止されている天使の雫。という薬の存在がある。これは甘い柑橘系の香りがする香の様なもの。と娼館を訪れる男性一般客は思うだろう。だが実際の効果は危険極まりない。長く吸引していくと、異常な血圧の上昇と精神の高揚。体温の上昇と異常発汗。特に色々な刺激に対して鋭敏に、性的刺激へと変換して感じ取れる覚醒効果。そして異様な多幸感をもたらす。端的に言えば、驚異的に性的興奮を高める媚薬なのだ。

 そしてその効能は凄まじく、処女すら理性を失わせ性に貪欲で淫乱な娼婦へと変える力がある。これは需要と供給のバランスの取れない娼館が、下っ端遊女に一度に大量の客を何度も取らせる為に使う事があったり、経験の浅い売られたばかりの将来性のないと判断された娼婦に使い仕事に出すという事でも多かった。非常に中毒性が高く、一度使用すれば再度の利用を求めてしまう禁断の薬。これにより娼婦を破壊する事もある。一般女性に使えば性に狂い破滅する女達が多く、ロムン帝国内部で禁止薬物とされた程のもの。そのあまりの効能から「悪魔の雫」と忌避されている程に女性の敵として認識されている。

 それがエステリアに流入したのだ。原材料が特定の高度以上に咲く花。これは世界各地で広く分布されている。生成は比較的簡単であり、出回る量が減る事は無い。特に貴族達の間では隠れた嗜好品となっており、奴隷として、人攫いや女性の監禁、娼婦として無理やり働かせる為のといった犯罪や資金源にもなっているのが大きい。その原材料となる花はこの浮遊大陸にも咲き乱れていた。

 地上ではエステリアを混乱させていた魔人がこの薬に目をつけて使用を目論んだが、アドルが想像以上の早さでダームの塔を制圧し使用される事はついになかった。この女を狂わせる薬。特にダレスにはさしたる興味を当初は持たなかった。女神の女性守護騎士を堕落させた実績もある。特に必要性はない。そう思っていたのだが、女神を篭絡させる小道具として価値を見出しこれをダレスが生成した。

 実験にはアドルに届けさせる為に、女神が指輪を渡した娘。アドルを追いかけてきた純真無垢な、それでいて魔物の徘徊する場所を進むという勇気と無謀をはき違える愚かな少女に使用している。

 効果は凄まじいものだった。年端のゆかぬ未通の少女。それが原液を香として炊き込めた部屋において、人間狩りで捕らえた男達に陵辱させた。始めこそはアドルの名を泣いて助けを求めていたのに処女を破られ、一人目の男が果てる前に、少女は快楽の喘ぎを漏らし、腰を振りたくる。口には男根を加え、両の手に更に一本ずつ男根を掴み、前と後ろの穴で肉棒を食い閉め男達と快楽の高みに登り続けた。女神の親衛隊の女騎士どもを魔へ堕落させる時にこれがあればもっと一度にできた。と思える程の効能。

 更にこれに騎士達を快楽によって堕落させた成人男性ほどの大きさの人型の魔物に娘を襲わせた時の反応がまた凄まじいものがあった。この魔物の固体の強さは精々、斥候と使い捨てする程度の強さ。もっとも人間にとっては脅威の強さだ。だが一番の脅威はその魔物には女を快楽に堕とす手練手管がある。そして最大の特徴、精や唾液、汗と血液といった体液が女を惑わす効果があった。天使の雫との相乗効果は大きい。女神を快楽に堕落させるに十分な決め手になる。ダレスはそう認識し、女神が堕落する姿を女を良く知る浮遊大陸に住む人間らに見せれば抵抗する気も失せよう。媚薬を盛ったと露見されない様、セルセタの花とロダの実を使った薬と混ぜ合わされたこの淫毒は女神を堕落させる事も可能だとダレスは確信している。

 その実験の為、そして次善の策を込め生贄として村娘の陵辱する光景を浮遊大陸全土に流している。女神を堕落させる。その準備が進んでいる事を知らぬはアドルと双子の女神。

 

 この場に必要な最低限の準備はもう整っている。随所に必要な魔物の配置も済ませた。こういった道具や状況に女神と女神の剣士がはまれば、もう後は事を始めるだけ。静かに眠る美しき贄を前にダレスが早く目覚めよと声もなく笑う。

 

「……ん……っく」

 

 ダームの魔力の影響下から一部開放されたフィーナだが、今度はダレスの魔力に刺激され、うめき声をあげる。手放していた意識が回復してきたのだろう。身じろぎし、覚醒してきた様だ。

 

「午睡からそろそろお目覚めかな?」

 

 皮肉混じりの言葉だが、忘れるはずのない声。決して友好的に語り合う事の出来ない相手。危険を感じ取ってはっきりと意識を取り戻すフィーナ。

 

「ダレス!?」

 

 フィーナが跳ね起きようとして、フィーナの動きが停止する。体が押さえつけられた様に動かないのだ。そんな自分の体に起きた異様な事態にフィーナが混乱する。

 

「こ、これは……」

 

 フィーナが動かぬ体を確認した時に映った異様な状況。それは、両腕両足を金属性の拘束具によって大の字に張り付けられている自分の姿だった。どうやら台に張り付けられている様で、自分の長い髪が床に向かって垂れ下がっている。薄暗い部屋の中、ダレスの姿も確認できずにいた。声の響く範囲と反響具合から広さがある。暗闇で空気の淀み具合から神殿の地下なのだろうかと、そうフィーナがあたりをつけた。

 それにしても不快なのは室内にある匂いだった。この部屋全体にあるのは安物の香木の様な甘ったるい香り。必要以上に部屋の中に炊き込められた状況に、その濃さからフィーナの気分が悪くなってくる。そしてそれに混じるのは人の汗臭さと、まるで海の生物の生臭さがあり、この二つが合わさる事で更に不快な、嘔吐感を僅かにだが腹の奥から起こさせる。

 それはたった先ほどまで別の、人間の少女が多数の男達に陵辱されていた名残なのだが、性の知識はあっても経験のないフィーナにはまったくわからなかった。

 

「んっ……くうっ!」

 

 呆けているのも一瞬で、すぐさまフィーナが拘束具が何とか外れないものか、両腕両足に力を入れる。が、何れの拘束具も外れる気配は全く無かった。いくら金属製の拘束具とはいえ、魔力を持ってすれば虜囚の状況から簡単に抜け出せるはずが、腕や足にどれだけ力を集中させようとしても、まったく力が入らない。

 

「なんっ………でっ………外れないの」

 

「くくくっ……」

 

 フィーナの右側から聞こえるダレスの声。フィーナの動きを愉快そうに眺めている。絶対的に有利な立場から来る嗜虐心を隠し切れない声色だった。

 

「その拘束具を外そうとしても無駄よ。 

 ダーム様の魔力によって虜になった時、女神の力は封じられたのだ。今のお前の力など、指輪を渡して神殿に潜入させた娘と同じようなものだ」

 

「そんな………まさか………」

 

 ダレスの言葉に信じられないといった表情をフィーナが見せる。こういった所は姉神と違い素直な性格である。為政者には向かないといえた。

 ダレスの言葉を信じたくないフィーナであったが、事実彼女の身体からは潜入前からの女神の力と呼べる程の魔力は消え失せ、拘束から逃れる事が出来なかった。ダレスの言葉が事実である。と認めざる得なかった。

 

「せめてアドル・クリスティンが来るのを待てば良いものを。

 わざわざ戦力分散し、敗北のする様に動くとは真に愚か者よ」

 

 押し殺した笑いを含むダレスの声が響く。これに悔しさのあまりフィーナが思わず声を上げる。

 

「私を捉えた所で何も変わらないわ! アドルさんは数多の魔王を倒してここへ向かって来てる。

 いずれあなたもアドルさんに……」

 

「くくく……

 随分と楽観的な様だが、今はアドルが来る事や私の事よりも、まず自分の身の心配をしたら如何かな? 美しきイースの女神フィーナよ」

 

 ダレスの皮肉の混じる指摘にフィーナが唇を噛む。現状フィーナの圧倒的不利は事実であり、自分を人質にすればアドルが不利になるだろう。

 虜囚の身になった事への後悔と、アドルの足手まといになり、行動の掣肘になる事。そのせいでアドルの身に何かあったらと考えた時の恐怖。フィーナの表情が女神の毅然としたものから、ゼピック村の生活の中で、ただの本来の性格である村娘とかわらぬありのままで過ごしてきた。そんな時に覚えた、不安を隠しきれない少女のものへと変わっていった。

 

 

 

 

2

 

 

 

 

「……ダレス、あなたの事よ。私を捕らえて人質として利用しするだけ、というわけではないでしょう?

 ……一体私をどうするつもりなの?」

 

 弱みを見せぬ様にと、平静を装って女神の仮面を被るとダレスに問いかけるフィーナ。そんな気丈な、女神であろうとする姿にダレスが笑う。

 

「ダーム様の魔力でそのまま封印……と思っていたのだが、お前達やアドル・クリスティンのお陰でザバを筆頭に多くがアドルによって殺され予定が色々と狂ってしまってな。

 せっかくだ。少し余興を楽しみながら、今後の準備をしようと考え直した」

 

 笑うダレスの声が女神に苛立ちを募らせるが、それを我慢してフィーナが口を開く。

 

「……余興と、準備?」

 

「女神と神官の加護を受けし剣士に対する戦いの前の余興、それでいて戦況を私に有利なものとするための、な。

 そして、勝利した後の我らを繁栄を確実にせねばならぬ」

 

「……戦う前から勝利の後まで考えているなんて、滑稽ね。

 今のアドルさんの力を甘く見すぎよ。既にこの神殿内の多くの魔王がアドルさんによって倒されているのに、ザバだって倒されたのでしょう? 楽観的なのはダレス、あなたの方よ」

 

 フィーナの指摘にダレスが笑う。短い会話の中でも良く状況を判断している。意識を覚醒したばかりなのにフィーナには寝ぼけている気配は微塵も無かった。

 

「確かに。アドル・クリスティンという男。ただの人間の癖に、奴は大したものだよ。

 あのザバをはじめとする多くの魔王を倒し、私が魔物の姿に変えても、人の姿を取り戻した。

 いずれ、この神殿内に仕掛けた障害の数々も『時間はかかる』だろうが、踏み越え、ここに来るだろう……。

 しかもエステリアで魔力を失ったまがい物とは違う、純正のクレリアの武具までも集めた。これは、私も一対一で戦えば分が悪いのは事実だ」

 

 余裕な声色で笑うダレス。特に『時間』を強調していた。だが、フィーナはそれを強がりと感じた。フィーナが自分がこの様な状態になっているが、弱みを見せない様に懸命に努力しているのと同じだ。と。

 実際ダレスが認めているのだ。分が悪い。余興と称して決戦に向け、状況を有利にすると。だからこそ、フィーナは自分が弱気になるわけにはいかないと自分を叱咤する。いずれアドルが来てくれる。そう思うと心が奮い立った。

 

「……そう。だから私を捕らえて、人質。にしてはあなたの言う余興にはならないでしょう?

 一体何を企んでいるのかしら?」

 

「くくくっ……その通りだ。流石女神。午睡から覚めたばかりでも、冷静な判断力と理解力。

 ……さぁ、始めようか。

 美しい女神であるフィーナ。姉神ではなく、妹神のお前をたっぷりと汚してやろう……」

 

「えっ、何を!?」

 

 レアではなく、自分を、というダレスの言葉に半瞬理解が遅れる。

 

「人間の世界も我らの世界も変わらぬ。捕らえられた女がどの様な運命になるか、人間どもの歴史を見ればお前もわかるだろう?

 この私自ら存分に犯してやるのだから感謝するがよい。女神フィーナ。お前の体の全てをな」

 

「そんなっ!?」

 

 確かに魔物が人間の娘を捕らえて犯すという事例は知っていた。魔物の中には残虐に人を殺すだけではない。性欲があり、捕らえた娘に陵辱の限りをつくす。更には子供を生ませ繁殖する種もいたし、魔へと堕落させる凶悪な存在もいた。

 だが、そういった魔物や、欲に目が眩み魔へと堕ちた人間らも女を犯すが、ダレスら知性の高い者らはそういった感情や行為と無縁であると思っていた。それだけにフィーナには意外であり、慌てた。

 

「んっ……くっ。お願い! 外れて……っ」

 

 フィーナはダレスから逃れようと必至に手足に力を込め、拘束から逃れようと何度も試みるが、先ほどのダレスの言葉通りダームの魔力によりフィーナの魔力が封じられ、手足を拘束する戒めは外れる気配がまったくなかった。

 

「諦めよ。女神の力の封じられた今、お前では拘束は解けぬ」

 

 部屋中に響くダレスの笑い声。その声が近づいて来るのがはっきりと感じられる。薄暗い部屋の中、遂にダレスの姿を目視で確認できた。その姿は醜悪そのものだった。老境を極限まで迎えた人間の顔がミイラ化した様な、まるで死体の様に見える。薄気味悪い笑みを張り付かせた男は、過去数百年前にみた姿とは酷くかけ離れたものだった。

 

「嫌、このまま……じゃ……」

 

 ダレスの姿にゾクリと悪寒が背筋に走る。少しずつフィーナの顔に焦りが見え始める。いやらしく笑うダレスはもう自分の目の前にまで近づいており、このまま張り付けにされていたらダレスによって犯される。

 

「くっ……壊れ……て!」

 

 全ての力を両腕部に注ぎ、何度も拘束具を破ろうとするフィーナ。だがそうしている間に、ダレスは悠々とフィーナの元へと辿り着いてしまった。

 

「くくくっ……」

 

 あえてゆっくり近づき、フィーナに焦りと絶望を与えながら、ダレスが台の上のフィーナへ覆い被さる。ダレスの骨ばってミイラ化した手が、フィーナの頬にふれ、ゆっくりと動かして彼女の首筋を触り始める。

 

「や、やだっ……」

 

 嫌悪する相手に顔や首に触れられ、不快に声を漏らすフィーナ。ダレスの手は乾燥してかさついており、黒いぼろぼろの法衣や全身からは強いかび臭さとゼピック村で浮浪者が放っていた鼻をつく悪臭を放っている。長らく地下にいた証であろう。

 

「きめ細かい絹の様な肌だ。本当女神というものは美しいな……」

 

 舌なめずりすると、笑いながらフィーナの服の胸元を下着ごと掴み、力任せに引き裂く。

 

「いやあああああああああっ!」

 

 ビリビリと音を立てて胸元を露出され、赤面しながらフィーナが頭を振る。再度渾身の力を込め、拘束を解こうとするも、先ほどと同じ様に徒労に終わる。その動きのためか、大きく張りのあり、仰向けでも形の崩れぬフィーナの乳房が外気に晒される中、たわわに弾む。女神を信奉する男達も一度は劣情を覚え、想像したであろう女神の美しい胸。今それが宿敵であるダレスに晒されたのだ。

 羞恥のあまり死にたくなる。だが、それは女神として許されない。民を守り、魔を生み出した責任から逃れる事はフィーナの責任感が許さず、全てを投げ出しての自決など決断できるものではなかった。

 

 そんなフィーナの心理的葛藤を簡単にダレスは読み取っていた。まじめな生娘の考えなぞ、手に取る様にわかる。だからこそ、フィーナを徹底的に辱める事が楽しくて仕方がなかった。フィーナの顔にダレスの醜悪な顔がせまり、呼気がフィーナの顔を撫でる。思わず顔を背け、手足をばたつかせるが拘束の為にさして大きな動きにはならない。

 

「見事な大きさと形だ。肌の美しさといい、信じられぬ」

 

 ダレスのフィーナにきかせるための寸評に嫌悪感が沸き起こる。異性に、アドルにすら、晒した事のない部分をダレスが我が物顔で見ている。そう考えるだけで怒りと悔しさと悲しさがごちゃ混ぜになって思考がまとまらない。

 

「ああ……っ。いやぁ……」

 

 陵辱の名残である生臭い室内の空気が胸と腹部をなぞる。ダレスの前に晒される女神の胸。可憐な女神が唇をかみ締めている。首筋から段々と脇へと矛先を向けるダレスの手が蠢く。老人の指は、あえて最初胸にはいかず、老獪な技術をもって器用に動き、フィーナの性感帯を的確にさらけ出していった。

 

「はぁぅ」

 

 身体をびくりと振るわせるフィーナ。脇の下を擽る様に動いた指は蛇の様に這いまわり、ダレスが腋へと顔を沈める。突然の理解不能な行動にフィーナが小さな悲鳴を上げるが、それに気をよくしたのか、鼻先で腋をこすりあげる。この感覚にフィーナの体に嫌な感覚が走る。腋の匂いをかぎながら鼻で擦るなど考えもしなかった行為に戸惑いと困惑した表情をフィーナが見せる。だがそれも一瞬であった。おぞましい感触。熱さが右腋から生まれたのだ。

 

「ひあっ!? なに!? なにして……うあっ」

 

 ダレスの舌が女神の腋をゆっくりと舐め上げていく。人が口を付ける様な部分ではない。汗もかく。綺麗にしているつもりだが、沐浴する暇も無かった事から汚れ匂いもある。そう考えるとフィーナの顔が瞬間的に沸騰する。顔どころか首まで赤くし、嫌な汗が背中を流れてゆく感覚がある。ダレスのざらついた舌の感触と、唾液のぬめりが体中に悪寒を走らせると肌があわ立ち、気色悪さを感じが強まっていく。悪寒と共に魔物や野生動物の食害にあう人間は、こんな気分になるのだろうか? そう考える程に生きた心地がせずにいた。

 腋への刺激を終えると、次は乳房へと指が移動する。ダレスのがかさついた手が、柔らかな乳房を乳首を避ける様にして包み込む。そしてゆっくりとフィーナの乳房をもみ始めた。

 

「形や大きさだけではないな。これだけの感触。こんな素晴らしいのは初めてだ」

 

(見られた上に、こんなに触られるなんて……っ)

 

 ダレスの手にある豊かな胸は適度な張りと柔らかさをダレスに返す。乾燥した手の感覚に腋の時と違う悪寒が走る。ゼピック村で十代の娘達と話した時、異性との情事の事に内容が及んだ事がある。「愛する男性が夢中になって自分の胸を愛撫してくる姿が凄い可愛い。自分も彼が愛おしくなってくる」そう、顔を赤らめて少女が口にしていた。フィーナも乙女特有の相手が自分の想い人のアドルであれば、と考えていたが、まさか最初が好色な表情を見せるダレスになるとは……。ダレスの指はさも自分のものだといわんばかりに、巧みに指を生き物の様に動かし女神の柔らかな乳房を揉みあげる。

 ダレスも遊びで女を犯す事はあった。その手練手管は並みの娼婦に技を仕込む男達をも上回る程。そんな経験の多いダレスに感嘆の声を出させる程、女神の乳房は極上品であった。いやらしい指先を跳ね返す弾力。白磁の肌も艶やかさもダレスを魅了してやまない。若さからくる肌の吸い付き、瑞々しさ、誰も犯す事の出来なかった清純の塊の女神を、こうやって犯す感覚はダレスをも満足させる。

 痛みと恥ずかしさに苦悶する女神を気にする事は一切なく、ダレスが静かに二つの乳房を夫々に違う緩急をつけてもみあげていく。片方は下乳あたりから救い上げては揉み上げ、片方はやわやわと掴んでねっとりとしたパンを捏ねる様な動きで愛撫する。

 柔らかな双房を時間をかけて揉み解しながら、それに合わせあえて焦らす様に硬くなってきた乳首を直接触れる事無い様に、周辺の乳輪をなぞっていく。その頃にはフィーナがむず痒い感覚を抑えているのが見て取れ、頃合とばかりに今度は乳首の先端部を指先で転がしていく。

 

「……い、いや……っ」

 

 フィーナの表情が羞恥で頬を赤らむ。乳首から送られる刺激に無意識に息を荒くしていく。不快なダレスの指の感触はいつのまにか、少しずつ快楽を呼び起こしフィーナの体の奥底から望まぬ快感を汲み上げてくる。それを見て取ったダレスが乳房を左右から中央に寄せ、その間に顔を埋める。先程の腋を舐められた不快な感触を思い出し悲鳴を上げる女神の肌と胸の柔らかさを堪能する。

 

(こんなの……やだ……っ。やだ……よ…………っ)

 

 視線を向ければ自分の胸を堪能するダレスの顔。自分の体臭が嗅がれている。そう思うと益々気色悪さを覚えるが、ダレスの愛撫から体が反応を強めていく。フィーナがどんなに嫌がっても体は反応してしまっていた。

 

「どうやら……体のほうは満更でもない。という事かな」

 

 小馬鹿にしたダレスの声にフィーナが意識を強く保つ。快楽なんてあくまでも生理的な反応。それに一々とまどっているわけには行かなかった。

 

「た、ただの生理現象よ!

 お、犯されたって私はあなたなんかには……」

 

 陵辱される。恐怖と同時に浮かぶのはアドルの笑顔。ゼピック村での生活が頭を過ぎる。身分を偽り、ジェバの家で生活していた時に彼女に言われた言葉を思い出す。

 

「こんな世の中なんだ。さっさと好きな男に抱かれて一緒になった方がいい」

 

 アドルが廃坑に入った時、この家にアドルが戻ってくるのを心配していたフィーナに対して言った言葉だ。これはきっと、フィーナがアドルに惹かれていたのをジェバに見抜かれていたのかも知れない。

 アドルが危険な地域を探索をしている。当然魔物との戦いや、魔王達との戦いでいつ命を落としてもおかしくない。失ってからでは遅いのだ。ならばアドルに早く気持ちを伝えておくのは大事だったし、持てるのなら所帯を持つ事も重要だった。冒険に憧れているとはいえ、彼の父親も世界を回っていたが最終的には腰を落ち着けアドルという子供をもうけた。何れアドルも腰を落ち着ける場所を見つけるだろう。ただアドルの場合、父親と比べてフィーナという場所を見つけるタイミングが早いだけの事だ。

 フィーナだって、魔物に襲われれば人間はひとたまりも無い。中には荒くれ者もいる。権力で女を奪う輩もいる。そんな人間に初めてを奪われるより、手篭めにされるより、つれ攫われるより、さっさと想いを遂げたほうがいい。何せジェバが贔屓目に見ているが、実際にもフィーナはこの村の若い衆の視線を独占している。大きな街にでてもそれはかわらないだろう。それだけの器量の娘なのだ。さっさと行動に出たほうが良いとジェバは考えていた。

 これはサラを失ったジェバなりの後悔の念と、実の娘に思えたフィーナへの親心なのかもしれない。身寄りがないのなら、このまま自分の養女にして、この家と畑、サラの残した財産を次がせれば良い。そうすればちょっとした家族も楽に生活出来る余裕は十分にあった。そしてフィーナの相手がアドルであれば、ジェバもより安心できる。なにせサラが認めた男であり、信頼していた。この娘とアドルならどんなに辛くても明るい家庭を築け、幸せに暮らせるだろうと。

 

 まさか目の前にいる娘が女神だと思いもせず、フィーナを心配するジェバの気持ちをありがたく思った。だがフィーナは自分の気持ちをさらけ出す事も伝える事も出来なかった。自分は女神である。それなのに、アドルを愛し伴侶とすればきっとアドルが不幸になる。フィーナが女神だというのはいずれ露見するだろう。女神がたった一人の人間を愛せば多くの人間から反感を買う。そして正体を知られれば多くの国の王達が女神の血を血族の中に入れる為に差し出せとアドルに迫り、実力行使に出るだろう。それをわかってアドルに気持ちを告げる事は出来なかった。古代文明の遺跡を制御する知識、女神のもつ魔力。それは国のパワーバランスを簡単にひっくり返せるものであった。

 だが、それを恐れた結果が今、ダレスに陵辱され純潔を奪われようとしているという状況に至った。何故あの時アドルに気持ちを告げなかったのだろう。想いが通じれば初めてを捧げる事が出来た。例え望んだ通りの返事がなかったとしても、それならば心の迷いはなかった。想いが実らぬ事でアドルを諦め、この状況下に置かれてもただ処女を奪われるだけ、汚されるだけと、心を殺して耐えられたはずだ。その後悔が胸を蝕み、涙を浮かべる。

 

「ふふふっ、胸の愛撫で頬を赤くし、好きでもない男に処女性を奪われるかもしれない恐怖で涙を見せて言えた台詞かな?」

 

 見せ付けるように女神の胸で息を吸い、匂いをかぐ。ダレスのむき出しの獣の欲望が乳首に喰らいつく。突然の痺れる様な痛みとおぞましい熱。女神の視線の先にはダレスが乳首を甘がみし、吸い上げている姿があった。

 

「こ、これはあなたに、こんなことされて気持ち悪いだけで!」

 

 敏感な頂を吸われ、舌でなぞられ、軽く噛まれる度に体をゾクリとする電流が走る。少しでも気を抜けば、声が漏れる。それを必死に堪え、女神というより、女として負けたくない。と、唇を強く噛んで懸命に自分を振るい立たせるフィーナ。だがダレスは歯牙にもかけない。明らかにダレスにはフィーナの変化を悟っているとフィーナは直感していた。ダレスが嘲笑するかのように顔をにやげると指先で乳房の先端部への刺激を続ける。

 

「片意地を張るな。神であろうと人であろうと、女というもは適切な刺激を与えられれば快楽となり、愛してもいない相手に反応する。なぜこんな単純な事をわかろうとしない?」

 

 意地悪そうにフィーナの乳首を軽くつまみ上げるとビクンッとフィーナの体が跳ねる。くしくもダレスの言葉通りの反応を示してしまった。無意識の体の反応でダレスの言葉の正しさを証明してしまう自分に悔しさでフィーナの表情が歪む。

 

「ただの生理現象に喜ぶなんて、ダレスともあろう者が愚かね。

 何をされたって、快楽を与えた所で私が諦めると思うの」

 

「ふふっ、ただの生理現象と耐えられるというのなら、どこまで耐えれるか、見せてもらおうじゃないか」

 

 蛇の様に伸びる舌が乳房にまとわりつくと、先ほどと逆の乳首に与えられた刺激と痺れが体を襲う。ころころと舌先で乳首を舐め転がし、吸い上げると体がビクッ、ビクッと反射的な反応を示す。声を押し殺し、耐え忍ぶ女神の姿にダレスが嗜虐的に笑う。女神の豊かな乳房をこね回し、鮮やかなピンク色が唾液でてかる頂きを交互に貪り、やさしく吸い付いて舐め、片方は強く吸い上げ舌で突起を突く。

 

「くふ……ぅ」

 

 嫌々をする様に左右に首を振るフィーナ。だが何をしても胸の先端を刺激される感触がたまらなく感じる。恥ずかしさ。悔しさ。二つの感情に苛まれながら意識が少し薄らぐのがわかる。

 

「ひあっ!」

 

 突然ダレスが乳首を先ほどよりも強く甘噛みし、今までとは比べ物にならない強さの違う電流が体を走る。突然の衝撃に体を浮かし胸を強調する様な姿勢になってしまう。呼吸がせわしなくなってくる。動悸も激しいものとなった。何が起きているのか、薄らぐ意識を自力で強く意思をもって何とか覚醒させる。目に映るのはダレスがいやらしく笑いながら乳房に頬ですり、乳首を音を立てて吸いたてる姿。

 

(なんで嫌なのに……こんなの……)

 

 相手がアドルであればどんなに幸せだっただろうか。何故想いを伝える事をしなかったのか。していればきっとジェバの家でこの胸を初めて堪能していたのはアドルだったはずなのに。女神である事の絶望、女神であれ。といったレアへの言葉に出来ない感情。色々な感情が胸の中でまざりあっていく。

 

 フィーナの心の変化、女神という立場にある事。そしてそれ故に起き、そして選択肢が狭まり選べぬ現状への怒り、絶望、空しさ。フィーナの心を覗けるわけでもない。だがそれをダレスは正確に読み取っていた。

 そこでダレスが胸への愛撫を止めて台からおりる。突然の行動に呼吸を整えながらフィーナがダレスの動きを見ていると、ダレスはフィーナの開かれ固定されている股間へと移るとどっしりと陣取る。

 

「な、何をするつもりなの!?」

 

 ダレスの動きから、何をしようとしているか直ぐに判断できる。フィーナの不安に鼓動がドクンドクンと音を立てて、声が震える。そんな揺れる声にダレスが笑みを浮かべながら、先ほど引き裂いた部分を掴み、更に下へと一気に破ると現れたのは清楚な白いショーツ。だがショーツで隠された秘部を露にするために、これもいとも容易く破り捨てる。

 

「なっ!? やめてぇぇぇぇっ!」

 

 ダレスの前に姿を表したフィーナの女陰。薄ら笑いを浮かべながら閉じた割れ目を左右から力を加えて徐々に開くと、美しい桜色の肉壁が開かれていく。色といい、形といい、未だ汚れを知らない事を物語るものだった。

 

「お願い……だから……もう、いやぁ」

 

 フィーナが羞恥で半狂乱になりかけ、頭が焼ききれそうになる。先ほど無理やり愛撫されていた以上に心拍が跳ね上がり息苦しさと急激に上昇した血圧のためか吐き気を覚える。胸以上に、愛する者以外には誰にも見せてはいけない部分。それをダレスに見られた。それだけでフィーナには屈辱であり、先程の後悔がよりいっそう胸を締め上げる。

 

「ほう……アドル・クリスティンと既に儀式を済ませていたと思ったが、これは綺麗なものだな。

 おやおや……」

 

 アドルの名前をあえて出す事で恋する乙女に揺さぶりをかけながら、その上で大げさに大発見と演技ぽくダレスが驚いて見せる。戯れに女を犯してきたダレスも驚くほどにフィーナの女陰部は清楚であり淫靡さはなかった。白磁の様な白い太腿、その付け根部分には女神の美しい髪と同じ色の清楚な茂みが慎ましく生え揃う。

 フィーナの肉裂はアドルとの経験もない。とわかるほどに開かれてもいなかった。小陰唇が若い瑞々しい弾力で、ピンク色がまぶしい。これほどの馳走を前に己を抑えなければならないというのはダレスとしても想定外のものだった。

 だがダレスが開いた未踏の女神の女陰に光るものがある。どうやら先程のたっぷり時間をかけた胸への愛撫で透明な愛液がにじみで、僅かな光を反射させている。フィーナの秘部が先程の胸や乳首への刺激から反応し、愛液を溢れさせていたのだ。

 これほどの状態なら、今すぐにでも本能のまま腰をぶつけても容易に侵入者を受け入れられるだろう。そしてフィーナの大陰唇は柔らかな肉付きで、獣欲も素晴らしい感触で受け止めるだろう。仕込みの薬の効果。女神は知らぬ所でその効果はフィーナの体に表し始めていた。

 そんな薬に侵された女神の濡れた花園に咲く肉の芽は開花の兆しがない。女神という立場から当然男を知らないのだろう。それどころか、この蕾を使って自分でオーガズムを向かえた事もないのかもしれない。これならば、徹底的に初めての女の悦楽と、絶望を与え、魔の快楽に女神を染める事が出来るかもしれない。

 

「どうやら、随分と生理現象にしては、快楽を堪能していたようだな」

 

 あふれ出てくる愛液を指先で救いなめ取る。僅かな酸味だが、素晴らしい味にダレスが笑う。これが欲しかったのだ。というような余裕の姿から行われるその一連の動作にもフィーナは体をびくつかせている。

 

(こんなの……女神は自害もできずにこんな仕打ちを受けないといけないの……)

 

 ダレスが我が物顔に視姦している。それはフィーナが目で確認しなくても体が自然と理解していた。乙女が秘密に、大切に守る神聖な子供を作る場所。本当ならアドルだけに見せたかった場所。だが見せてはならない場所。それをダレスによって暴かれたしまった。その現実が体中に嫌な汗を噴出させる。いっそ、ダレスが自分の命を奪わないだろうか。そんな考えが頭をよぎる程だ。

 

「くっ……うぅ……」

 

 ダレスに見られた事への悔しさと、愛液でぬれた事実の羞恥心で耳朶を赤くし、涙が止まらないフィーナの姿は完全に女神のそれではなく、ただの圧倒的な暴力の前に恐怖に震える村娘と何ら変わりがなかった。その姿にダレスの嗜虐心がそそられ、上唇をなめると女神の秘裂へと顔を近づける。その気配にフィーナの体が恐怖と嫌悪で総毛立つ。ダレスの呼吸が、女陰部をなぞる度に背筋に衝撃が走る。嫌なはずなのに、体に溜め込まれたものと、初めて受ける異常な感覚に頭の中は混乱し、呼吸の乱れが収まらない。

 

「快楽の前にはお前の生理現象という浅はかな考えは強がりに過ぎん。女がどれほど快楽に溺れる存在であるか、その体にたっぷりと教えてやる」

 

 思考が乱れている。鼓動を打つ心臓は凄まじい心拍を刻み続ける。どんなにもがいても拘束は解けぬ。そんな女神の開かれた太腿両足に手を添え、処女雪の肌を体温で溶かすかのように柔らかな感触を撫でさすりながら堪能していくとうっすらと赤くなる。舌を出しながらフィーナの秘部へと顔をダレスが近づけてくる。必死に嫌だと首を振るが何の効果もなく、ついに女神の神秘的なそこに舌が触れる。

 

「やだ……っ、……ひぃ」

 

 秘部を舐められあまりのおぞましさに悲鳴を上げるフィーナだが、ぬちゃり、と唾液とにじみでた愛液の混ざる粘つく感覚と、ダレスの舌の発する熱による刺激が足の指先まで駆け巡る。ダレスの舌は遠慮なく淫裂の間を割り、進入を果たしたのだ。

 これ以上恥ずかしい事がない。何度も思ってきたのを、それを何回も上回る行為がフィーナに送られ、羞恥心と悔しさで心がどうにかなりそうだった。胸部まで赤くそまったフィーナが悲鳴を上げようにも声は小さな悲鳴にしかならない。手足も痺れダレスの舌から生まれる刺激にあわせびくついてフィーナの管制下から離れ、フィーナの元に戻る事はなかった。

 

「女神ともなれば愛液も甘露。暫く身を清める暇も無かったからな。色々と汚れているぞ。小水の味もする。女神ともあろうものが、身だしなみを整える事もせぬとは困ったものよ」

 

「や、やだっ、ひぃ……いやぁっ」

 

 隠密行動故にまともな休息も出来ず、自分も心の奥で気にしていた事がダレスの口から放たれて絶望に染まった声を上げる。体だけではなく、心までダレスは平気で踏みにじりながら、女神のピンク色の肉裂を何度も掻き分けていく。舌が触れる熱さが舐められた箇所を移動していく度に汗が滲み、同時にえもいわれぬむず痒い感覚。気持ち悪いという感覚が少しずつ薄れ、違うものになっていくのに女神が気がついていない。女陰部を舐められる感触があまりにも強すぎて意識が霧散していくため、感覚の変化に一向に気がつけないのだ。

 

「やめっ……、くぅあぁ、もう……っ、こ……んなの……ひぅ……っ」

 

 頭を振りながら女神がやっとそれだけ声をあげるが、頭を振った事で乱れ舞う髪の毛の艶やかさと、女神の体から沸き起こる甘い体臭、ダレスの舌から送り続けられる感触に乱れた呼気が、益々ダレスを興奮させている事に女神は気がついていない。ダレスは逃げる腰を抑えるために女神の柔らかな太腿を両の手で抱えると、女神が心に抱える問題。それを言葉の載せて心を穿ちながら舌で徹底的に攻撃する。

 

「女神という立場が無ければ私にこの様な快楽を与えられる事も無かったろうにな。

 自害も出来ぬ。愛する男にも捧げる事も出来ず、その上で愛する男以外から快楽を教えられ、処女を奪われようとは。何とも空しいものよ。

 下界での生活で、女神の剣士に抱かれていればこの様な苦境もなかっただろうに」

 

 ダレスの何気ない言葉にフィーナの表情が引きつる。自分が考えていた事。アドルを想っていた事を見透かされたと思い、羞恥と悔しさで目が眩む思いだった。その間もダレスの執拗な舌の動きは男はおろか、自分ですら慰めた事もない肉襞を一部も隙もなくなぞり、唾液を塗りつくす。薄汚れた舌が汚い所をあえて音を立てて舐め上げる。穢れた場所を舐められる感覚と、フィーナへと見せ付ける様なダレスの舌の動きに発汗がとまることはない。女神の体の下に残った法衣の生地にうっすらと汗が吸われ人型の形となりつつある。

 穢れた部分。神聖な場所。それらに関係なく、あらゆる場所から敏感な場所を舌で舐め上げ、亀裂を掘り進めると腰や足が痺れ、無意識に震えてしまう。その女神の体の動きを感じ取りながらダレスが口をつけ、女神が嫌がる場所のひとつである尿道を吸い上げる。何故汚い場所を責めるのか、まったく理解できない女神だが、ダレスの舌からの刺激に不気味な甘い痺れを感じてしまう。

 女神の意識や思考の集中する場所が偏ると直ぐに責める場所を切り替える。襞を舌で掻き分けて膣へとその責め苦を与え、縁を吸い、舌でほじくるとフィーナの腰がビクリッ、と跳ね、背中が浮き上がる。不快な感覚を悦楽が上回り始めたのだ。百戦錬磨の動きと熱さに思考が緩み、抵抗の意思が失われ始める。

 

「もう……やだぁ……」

 

 女神ではない、村娘の声。フィーナは呼吸を乱しながらなんとか逃れようとするが体の枷が外れるわけもなく、何かないか、誰かいないか、視線を周囲に走らせる。だがあるのは薄暗い空間。誰もフィーナを助けられる者はいなかった。ひたすら汚される絶望感。そして感じたくも無い快美だけがゆっくりとフィーナを侵食していく。

 女神の精神が娘のものとなり、冒されていくのを尻目にダレスが責め手をより強く変化させる。舌中心での愛撫から唇で吸い上げを中心にシフトしたのだ。女神から溢れる蜜をわざとゴクリと下品な音をあげて舐めあげて飲み込む。足りなくなれば音がするほどに女陰に吸い付く。その間のインターバルを狙う様に蛇の様に舌が蠢き、肉裂を切り裂き、奥を舐めあげる。

 

「やぁ……っ」

(どうして……私だけこんな……)

 

 双子の女神なのに、自分だけがこんな辱めを受けるのだろうか。この現実に諦めてしまおうか。一瞬の迷いがフィーナの心の中に生まれた。それは僅かな筋肉の弛緩となって現れ、フィーナの変化の兆しをダレスが待っていたかのように、女神のまだ開花していない肉芽を口に含み舌腹で刺激して女神に悩ましい声を上げさせる。

 痛くない。だが決して弱くない勢いで唇で挟まれ、吸われ、舌でころころと転がされる。フィーナの視界が白く染まり、聴覚も弱まり吸われ、舐められる音がぼやけていく。ダレスよって変化させられていく感覚はフィーナの心拍をあげ、一瞬の気の迷いを忘れさせる事になる。

 

「く……うぅ……っ」

 

 女神が惚けたタイミングを狙い、守られていたクリトリスを開花させるダレス。肉の皮から開花させられたその刹那訪れたのは腰から頭を駆け巡る激しい電流。自分ですら慰めた事のない華は初めて与えられた刺激にフィーナの腰を崩壊させて脱力させてしまう。

 

(アド……さ……た……たす、けて……)

 

 体を走る開花させられた甘き痛みに助けを求めたのは半身たる姉神ではなかった。いつか、彼に。そう思い、同時にあってはならないと考えて気持ちを抑え続けた相手。だがその青年は現れる事はなかった。敵から教えられた、不快感から甘い刺激に変えられたもの。それを体に刺激として与えられ続けフィーナがもう何が起きているのかわからない。女神の表情が緩み口からは唾液を溢れさせてぱくぱくと呼吸の為に開くだけである。

 

「どうだ女神よ、気持ちよかろう。これが女の体の宿命だ。女神としての仮面など捨てて、素直に女として快楽を膣で享受してみろ。犯される恐怖も、快楽を受け入れれば喜びに変わる。恐れる必要などないのだぞ?」

 

 ダレスがフィーナの顔を秘部から顔をあげて眺めると、美しい髪を顔に張り付かせたまま、荒い呼気を整える事もできずに腰を震わせている姿が見えた。だが、ダレスの声を聞いてフィーナが頭を弱弱しく振る。快楽に身を任せては駄目だ。もう、愛する青年へ初めてを捧げる事は出来ないだろう。元々諦めようとしていたではないか。ならばせめて心だけは明け渡してはならない。快楽を感じさせられても。悲壮な決意がフィーナの中に生まれた。

 流石のダレスも天使の雫の効果がある中、あれだけ快楽に思考を狂わせ、脱力し力を失ったのに、それでもまだ心が折れない女神に驚きを隠せない。部屋にしかけた小細工も娘の時よりも効果が強まる様に濃度は高い。この精神力は女神としての責任と姉神への今だ完全に失われぬ信頼から来るものか、それとも、女神の剣士への強い想いが故からの抵抗なのか。

 

「お、お断りよ……あなたから体の喜びを幾らもたらされたって、絶対心の満足なんて、絶対にありえない……」

 

 フィーナが顔を真っ赤にして徹底して首を横にふる。あれだけ体を解して、惚けていたのにもう覚醒をはじめている。だが、ダレスが指で陰部へと刺激を与えれば、女神の腰は空しくも跳ね、淫靡に踊る。その現実を何度フィーナが見せ付けられてもダレスの言葉には決して首を縦に振らない。女神として振るわけにはいかない。例え快楽で意識を飛ばされたとして。

 もし相手がアドルなら禁じられた関係でも喜んで受け入れただろうし、痛みも受け入れる覚悟があった。だが好きでもない、ましてダレスなどに犯されて体に快楽を感じても、その先にあるのは絶望しかない。今だって与えられる刺激に悲しさと心に痛みを覚えている。好きでもない男に触られる不快感を快楽に変えられた。体は自然に反応していく無情感。だが快楽に流されても後に残るのは空しさと愛する青年を求める飢え。快楽だけ感じる事は出来ない。必ず快楽が途切れ、体を休める時に、それは女神の心を傷つける。だから力ない言葉ででも、否定しなければならなかった。

 だが、同時に胸に沸き起こるのは何故「自分だけが」この様な目に合わねばならないのか、という現実への感情である。半身のレアに昔から恋はするなと言われてきたし、アドルへの恋を捨てる様に言われた。自分も我慢してきた。我慢してきた結果がこれである。快楽を受け入れたくない。だけど、今ダレスに味合わされるこの現実はあまりにフィーナには不条理だった。双子で常に苦楽を分かち合ってきたレアだけがいない事。この感情の誘導もダレスによって導かれているものだと妹神は気がつかなかった。

 

「まったく、素直でない女だ」

 

 ダレスがやれやれと、最後のとどめとばかりに膣口に吸い付き、吸い上げていく。少しのインターバルを置いてもフィーナの体の高まりが収まる事はなく、突然の攻撃に体がビクンと反応した刹那。開花させられていたクリトリスをダレスが軽く押しつぶし、指先でこすりあげた。フィーナの中で何かが爆発する。

 

「ぁっ!」

 

 声にならない声をひとつ上げると膣から愛液が噴出する。ダレスが待ち望んでいたもの。それを遠慮なく飲み込み、ゴクリ、ゴクリと音を立てて飲み干していく。初めてのクリトリスからの絶頂。まどろみの中にあったが、覚醒しかけた所からの刺激でフィーナが意識が初めて訪れた感覚に溺れる。

 

(な……っ、なに……これ……っ)

 

 腰がビクっと跳ねあがるが、四肢を拘束具にしっかりと固定されて動く事が出来ない。そのままフィーナの頭の中が真っ白に染まる中、溢れる淫蜜をダレスが甘露とばかり吸い上げ続けて暫く後。ダレスがやっと顔を上げる。

 薄暗い部屋に突如白き羽が舞う。それを確認したダレスがその正体を確認せずとも理解する。それは女神フィーナが人間に擬態する為に隠していた背中の二枚の羽。それがダームの魔力で封印が弱まっていた上で、ダレスに与えられた絶頂により意識が飛び封印がやぶれ、その姿をあらわしたのだ。白鳥の様に純白の美しい翼。まるで羽自体が光り輝いている様に錯覚する程の美しさである。

 女神はまだ気がついていない。自分の羽が暴かれた事。そして何よりもミイラの様なダレスの顔や腕。それがまるで生気のある老境の老人の肌になっていた事に。吸精。おぞましい秘儀が自分になされ、名実共に体と心を貪られていたのに、悦楽に溺れ体を震わせ、気がつく事はなかった。

 ダレスが人間達が探求した魔術で興味をもったものの中のひとつにこれがある。魔力や精力を吸いとるには吸血等の行為が主立っていたが、性行為で相手の力を奪うというのが人間達が作り上げた魔法にあった。一度のドレインにより女は死ぬ事もない。元々フィーナは女神故に生命力と魔力が豊富なため、死ぬ事は無いだろうが、安全の為にとった手段である。何よりも、女神を一方的に辱めるだけでも心身ともに打撃を与えるが、力を奪う。この効果は魂を汚される感覚があり深刻な打撃を与え、そのダメージは計り知れない。早く女神フィーナにはこれに気がついて欲しいとダレスがほくそ笑む。そして、この光景は神殿地下に仕掛けた鏡からアドルも確認しているだろう。

 犯されていた村娘の時以上に、女神の剣士が鬼の形相で地下水路を駆け抜け、立ちふさがる魔物を片っ端から切り倒して返り血を浴びていると確認もされている。水路への仕掛けは問題がなさそうであった。

 女神を陵辱する事を楽しみ、吸精して力を蓄えアドルとの戦いに備える。人質として女神がいる中で戦う状況。ダレスがアドルと戦う場合を想定して作り上げた余興を楽しみながらの環境。ただ戦うのは最後の手段。女神の剣士の脅威はダレスが身に染みている。最善は戦わずに済ませる事だ。

 天使の雫で快楽にいまだ溺れぬのであれば、溺れる様に快楽を与え続けるだけ。自分から膣への挿入を懇願させ堕ちればよし。しなければ違う手段で堕す。ダレスが己が分身を取り出して室内に控えていた♀型の魔物に指示を与えるとフィーナへと近づき、液体を不浄の穴へと塗りこんでいく。

 陵辱の第二段階の始まりにダレスの分身が屹立していくのを感じた。

 

作中(本編・番外編含)のフィーナのスケベシーンに関して

  • 和姦比率多いの方が良い
  • 凌辱の比率多い方が良い
  • もっと甘い内容の方が良い
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