「うん、確り撮れてるな、これなら……」
公園の入り口の車止めに腰を掛けて、先程の録画を確認していた。
彼女……黒澤ルビィちゃんが、トイレから出て来るのを待っていた。
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あれ?
公園の入り口に1人、車止めに寄り掛かっていたのぉ。
ルビィと一緒のバスに乗っていたお兄さんだよね?
何やってるのかな?
もう、遅い時間なのに……。
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漸く手出来たか。
「あの、すいません? これ、君のだよね?」
ルビィちゃんの前に立ち、生徒手帳をかざしながら声をかけた。
「あ、え? ……それ、ルビィの拾ってくれたんですね♪ 有り難う御座います♪」
慌てて、制服のポケットに手を入れ確認してから一転、ぎこちないなりに笑顔を見せてくれた。
やっぱり、現役女子高生の笑顔は破壊力があるな~。
「はい、此からは気をつけてね」
勿論、只返すだけじゃないけどね。
「一寸、此を見てほしいんだけど……」
「何ですか? ぴ!ピッギィ~~~!」
俺のスマホを覗き込んだルビィちゃんからは、悲鳴が……すぐに収まったが。
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ルビィの手帳を拾ってくれた優しいお兄さんに言われて、スマホを見たら。
あ、ビックリしすぎて小さな頃みたいな悲鳴が出ちゃったぁよぉ!
ほ、他には傍に居ないよねぇ?
慌てて周りを見ちゃったぁ……だって、映されていた画面には……スカートと上着が捲れて下着が見えちゃてるルビィが写っていたんだもん。
しかも、顔まで確り写っているし。
高校入学の自分へのご褒美に買った大人っぽいのを着けて居た今日に何てぇっ?!
「更にね……」
お兄さんがスマホを操作すると……。
「ん♡ んっ♡ んん~~~っ♡♡」
さっき迄していたオナニーまで撮られてたなんて……。
ルビィ……頭の中が真っ白になっちゃって……。
「ヒック、ヒック……ビッエ~~~ン!」
小さな頃みたいに泣いちゃってたのぉ!
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幾ら、脅してエッチな事をしようとしていた女の子でも、目の前で泣き出された気が引ける。
はぁ~。
やっぱり、俺は悪人になりきれないらしい。
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「ヒック、ヒック……」
ルビィが、泣いていたら……”ガッコン“……傍の自販機から音が……ビックリして、肩を“ビックン”ってさせちゃったぁ……。
「はい、これ……飲んで落ち着いてくれ……」
お兄さんが買ってたんだ……ルビィになんて……あんな卑猥な動画まで撮っていたのに変なのぉ~。
「ルビィちゃんみたいなお嬢様があんな無防備な格好していたから、撮ってしまったし……動画も1人で愉しむだけだから、許して欲しい」
あ、そうか!
手帳見たんだもんね!
名前も住所も分かっちゃうか……ルビィのバカバカァ!
でもでも……お兄さん、ルビィに頭下げてるし……スーツ着てるからお仕事してるんだろうし……。
そんな大人がルビィみたいな子供に頭下げるなんて……。
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ルビィちゃんは、優しい娘だよな~。
まぁ、俺も年甲斐もなく土下座したしな……。
「ルビィだけ、一方的に知られてるの、良くないですぅ! なので、お兄さんの携帯貸して下さいぃ!」
動画や、写真を消すんだろうなっと思っていたら。
「プロフィールっと……写して……うん、コレでお相子だよぅ♪」
「ルビィちゃん?」
「お兄さんの事は
「いや、良いけどさあ、どうして?」
「だって巧お兄さんは、男の人が苦手なルビィが普通に話せてるんだよぉ♪ だから……お子様なルビィだけど……色々話せたらなってぇ……えへへ♪」
年甲斐もなく、その笑顔に見惚れていた。