1話
「ルビィ、曜先輩の事が好きです♡」
夕暮れの被服室で一世一代の告白。
成功するわけない……
でも気持ちを伝えられるだけでルビィは幸せだ。
だってこの恋心はルビィだけのものなんだから……。
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「曜先輩!」
私の大好きな後輩は私の名前を呼んだ。
その瞬間私は嬉しくて泣きそうになった。
しかし涙を見せる訳にはいかないと思い下を向いていたらルビィちゃんは心配して駆け寄ってきてくれた。
ルビィちゃんの顔を見ると少し赤かった。
きっとルビィちゃんも勇気を出して来てくれたんだと思うと愛おしくて堪らなかった。
だから今すぐに抱きしめたい衝動に駆られたけどぐっと堪えた。
そして私は意を決して想いを伝えた。
「あのね、ルビィちゃん……」
ルビィちゃんの目を見て言うつもりだったんだけどさっきまで赤くなっていた顔が更に真っ赤になったと思ったら目を合わせてくれなくなった。
そんな姿も可愛らしくて見惚れてしまった。
それから数秒後、覚悟を決めたのかまたこちらを見つめてきた。
今度は真剣な表情だった。
「はい!なんでしょうか?」
返事なんてわかりきっているくせにわざと聞いてくるあたりいじらしい。
だけどそこもまた可愛い。
「ありがとうルビィちゃん♡私も、ルビィちゃんの事が大好き♡」
そう言って抱き締めると同時にルビィちゃんは目を瞑った。
それを合図にそっと唇を重ねた。
キスってこんなにも幸せな気分になるものだったんだなって初めて知った。
名残惜しいけどゆっくりと離れるとルビィちゃんは笑顔になっていた。
それを見た時、本当に良かったって思った。
これから先色んなことが起きるだろうし、喧嘩とかするかもしれない。
それでも2人なら乗り越えられると確信している。
「ねぇルビィちゃん?改めてよろしくお願いします」
「はい!末永くよろしくお願いします♪」
2人の物語は始まったばかり……。
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曜先輩の事で相談させてもらっていた2人……善子ちゃんと、花丸ちゃんに報告したの。
「おめでとうずら〜」
「よかったわねルビィ。これで曜先輩の事は安心ね!」
「うん!ありがとう!」
3人で笑いあったあと、ルビィ達はそれぞれの帰路に着いた。
家に帰る途中、曜さんにメッセージを送った。
"明日のお昼休みに一緒にご飯食べませんか"
するとすぐ返信が来た。
"もちろんいいよ〜"
それだけなのにすごく嬉しかった。
家に帰ってからもずっとニヤニヤしていて、お母さんに不思議がられちゃったよぉ……。
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う~ん。
お昼ご飯を一緒にかぁ。
もう、ルビィちゃんってば可愛すぎるよ~。
ベッドの上で悶えていたら……「曜ちゃん、五月蝿い!」「一寸うざいかも」
千歌ちゃん、梨子ちゃんも、辛辣すぎるよっ!!