国木田さんを初めて見たのは、彼女が学園に隣接する教会の聖歌隊に所属した中等部の頃で。
その頃から、彼女のプロポーションは同学年の中では飛び抜けていて、人目を引いていました。
偶然にも街の図書館で出会った時なんですが、本を選んでいる彼女の後を通った時に、お尻に指先が当たってしまい。
私は少し焦ったのですが、彼女は本を探してる時には周りを気にしてないらしく、私に振り返る事も有りませんでした。
まあ、その時以外の接触は無く、学院の図書室から見てるだけでしたし……。
そんな彼女が高等部に進学為てきてからは、図書委員として毎日会うようになって……。
「おはようございます、先生」
「はい。おはようございます、国木田さん。 国木田さんは真面目ですね? だいたい皆さん、入学式から1週間くらいで、私に任せっきりになるのに……」
若者の活字離れと言われて久しいうえに、入学者も減っているので仕方が無いのですが……っと、私が考えに耽っていると……。
「マルは真面目なんかじゃないです。 只、本が好きだから来てるだけです♪ それに先生とお話できるし……」
彼女は私に挨拶すると、受付のテーブルに荷物を置き、暇潰しに読む本を探しに行くのですが……。
下の方の本を見るために上体を屈めると、彼女の短いスカートが引っ張られて、豊満なお尻が強調され……。
下着……真っ白なショーツのクロッチ部分のみがパンスト越しに見えてしまっている。
私の立場では、はしたないと注意しなければ成らないのだが、そこは哀しい男の性。
スマホ片手に無音アプリを使い、彼女のパンチラを撮影していた。
そして、彼女がカウンターに戻ってきてから……。
「国木田さん」
「はい。何ですか?」
私が声をかけると、首をかしげる国木田さん。
うん、その表情も可愛いですね……って違います。
「先程のように下段の本を探す時にはスカートの裾を気にした方が良いですよ」
「え?……?」
彼女は戸惑いの表情をしている。
遠回し過ぎましたかね?
しかないですね……。
「この様に、下着が見えてしまいますから」
先程撮った写真を彼女に見せると……。
「きゃっ! 先生……見てたんですか? しかも写真まで撮るなんて……先生の……すけべぇ~っ! 消してくださいよ~っ! 恥ずかしいずら~っ! あっ! また、ずらって言っちゃった……」
耳どころか首筋まで真っ赤にしながらも、私に抗議してくる様に……しかも、焦っているのか語尾の癖まで出てきていますし……ついつい微笑ましくて、相好を崩してしまう。
「先生! 笑うなんて酷い! 早く消してくださいっ!」
「私も何年かこの学院で勤めてますからね。 これ位のハプニングには慣れますからやましい気持ちにはならないですよ。 国木田さんに説明するために撮っただけですから……はい、消しましたよ」
「もう……先生ったら……よかった~」
スマホを操作して画面上から消してみせる。
そう、画面上からは。
データはSDカードにしっかり移動してあるんです。
彼女が機械に疎くて助かりました。