ようやく、待ち望んでいた放課後になったわ。
今日、1日……彼女……国木田さんを監視していたけど……。
彼女ってば、休み時間になると本ばかり読んでいて。
仲の良い子も、黒澤さんだけみたいだし……。
(お互いに、花丸ちゃん♪ ルビィちゃん♪ って読んでいた)
……別に羨ましくないし……。
それと、彼女……よく食べるのよ……本を読みながら。
その口元を見てると……昨日の記憶がぶり返って……リトルデーモンが勃ってしまいそうになって……。
普段よりも、トイレに行く回数が増えてしまったわ……情けない……。
と、いうわけで図書室についたわ……。
「ふぅ……」
深呼吸をしてから、図書室のドアに手をかける。
「き、来たわよ……」
ドアを開けた先、図書室のカウンターには国木田さんがいた。
この広い図書室には、彼女一人しかいなかった。
カウンターで本を読んでいた国木田さんは、栞を挟むと、手にしていた本をパタンと閉じた。
「約束どおり、来てくれたずら」
「あ、当たり前でしょ……って、貴女が脅迫したんじゃない?」
「そうだったずら……こっちに来てくれる?」
私が、彼女に皮肉で返すと、一瞬表情が曇ったが……すぐにお願いされた……なんか仕掛けて無いわよね?
「……? マル達の他には誰も居ないずら。 それどころか放課後に図書室を利用する人は、ほとんど居ないよ。 マルが知ってる限り、マルが図書委員になってから二人ずら。 幾ら何でも図書室がこうも使われないと寂しいずらね」
「二人!?」
新年度が始まって1ヶ月……ある意味有るの?
「ん? 二人……もしかして……黒澤さんと私……?」
「うん、正解ずら。 津島善子さん」
「ヨハネよっ!! だからオナニーしてたっていうの……」
「うん、エッチな気分が抑えられなくなっちゃって……」
「エッチな気分って……! あんなところを誰かに見られたら不味いでしょうに! 男の先生だって居るんだから、何をされるか……」
「イラマチオより、酷い事されちゃってたかも知れないね、ふふっ……」
ウットリしてるんじゃないわよっ!
早く用件を済ましちゃいましょっ!
「……で? 私を呼び出した理由は?」
「うん。津島さんに『お願い』をしたくて」
「お願い……ねぇ?」
お願いっていうか脅迫よね。
多分、私が『国木田さんが図書室でオナニーしていたわっ!!』って言っても、誰も信じてくれないわよね……厨二病全開の自己招待した私じゃね……。
「昨日の件で確信したずら。 善子ちゃんなら……」
「ヨハネよっ!! それで……」
「マルの……」
「貴女の?」
「処女をもらってくださいっ!!」
「し、処女っ!?」
「マルじゃダメ? 不満?」
言いながら、ジリジリとよって来る。
「な、何を言ってるのっ!!」
「マルとセックスしてくださいっ!」
「えぇぇぇっ!?」
何を考えてるのよっ!!
っと、その時……。
キ〜ン〜コ〜ン……。
『最終下校時間です。残っている生徒は、至急下校してください』
「ほ、ほら、ズラ丸帰るわよ」
「ズラ丸ってマルの事?」
「当たり前でしょ……いきなりセックスしてくださいなんて言う痴女には、十分過ぎる呼び方よっ!?」
「酷いずら〜っ!」
な、何とか無事に帰れそうね……。