後日、花丸さんのご両親に挨拶に行ったのですが……。
「花丸さんの家はお寺ですし、厳しいと聞いていましたが……拍子抜けするくらい、あっさりと認めてくれましたね?」
「それは多分、先生との事を認めてくれないなら、駆け落ちするって言ったからずら」
痛いのは嫌ですが……1、2発は殴られると思ってましたからね……考察するに、花丸さんは今まで、あまり我が侭を言わなかったのでしょう……。
「ばっちゃんから、『マルちゃんがこんなにはっきり意思表示したんだから』って、お父さんに言ってくれたのも大きいかったんですよ」
大体、間違いではなさそうですね。
「マルの家族に挨拶がすんだから、今度は先生のご両親に挨拶しに行かないとですね」
そう言ってくれた花丸さんと向かったのは……。
花丸さんの家が管理する墓地で……。
「此所ですよ……」
「先生……家の檀家さんだったずら?」
「ええ、私が大学に進学した時に……交通事故であっさりと……ね……」
なるべく重苦しくならないように、淡々と話したのですが……。
‘‘フワッ’’っと抱き締められて……。
「今日からは、マルが先生の家族ずら♡」
「家族なのに先生、呼びのままなんですね?」
「マルにとって先生は、何時までも先生ずら♡ だから……これからも色んな事……教えてくださいね、せ・ん・せ・い♡」
「私は厳しいですよ? 覚悟してくださいね、花丸さん」
「はい♡」
花丸さんは、名前のとうりに花の様な満面な笑みを浮かべて答えてくれました。
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其れから数日後……。
私と国木田さんは理事長室に呼び出されていました……。
内浦は狭いコミュニティですから。
私が国木田さんと、つき合い始めた事は隠せる訳が無く……。
「とても素晴らしい事デ~ス♪」
「「は~あ~?」」
「鞠莉さん……貴女ねぇ……私は……」
「はい! ダイヤは黙ってて! こほんっ……ワタシ個人としては、愛し合う2人を祝福します……ですけど校内でのイチャイチャは、なるべく控えてクダサイネ
……話は終わりデスヨ♪ 何なら保健室はイツデモ……」
「鞠莉さんっ!!」
アメリカ帰りの小原理事長からは、特にお咎めも無かったのですが……むしろ、この状況を楽しんでる振りがありますし。
ですが、同室していた生徒会長である黒澤(姉)さんは、渋面を崩す事はありませんでした。
「理事長である鞠莉さんが何も言わないのでしたら、私からは何も言えませんが……お二人とも、くれぐれも校内では破廉恥な行為は致さないようにっ! いいですねっ!」
流石は、旧家の御令嬢ですね……ですが、破廉恥な行為しまくった後なんですよね……。。
「ダイヤお姉さんは、マル達の事……」
「勿論、私個人としては、妹の友人でもある花丸さんを信頼しています。 先生の事も……祝福も致しますよ……ですが、生徒会長としては、締めるところは締めませんと……理事長がこれですからね……」
「ダイヤ、ひ~ど~い~」
クスッと笑みを浮かべる会長さん(黒澤さんでは紛らわしいので)からは、嫌悪感は無く。
何だか漫才の様なやり取りで、終わりました。