「おはよ、よっちゃん♪」
「おはようずら、よっちゃん」
「おはよう……ルビィ、ズラ丸」
朝、バスで学園に向かっていると、途中の停留所からズラ丸とルビィが乗って来て。
二人共、周りの席は空いているのに、何故か、際奥の私の座っている横に、ズラ丸、ルビィの順番で座って来たの。
「何で私の横に座るの?」
「うみゅ……迷惑だった……」
「お友達が居たからずら」
「友達って……もういいわ……あまり騒がないでよ……」
(二人共何時もはこんな早い時間に乗らないのに……何、考えてるのかしら)
「よっちゃんが言うセリフじゃないずら」
笑い堪えて言うんじゃないわよ!
「ズ〜ラ〜丸〜っ!」
「止めるずら〜」
おもわず、ズラ丸のこめかみをグリグリしてしまったわ。
「わわっ! 二人共……皆に迷惑だよ〜」
等と、たわいのない会話をしつつ、学園に向かい。
昼は昼で……。
「よっちゃん、よっちゃん。 お昼一緒に食べよう♪」
「良いわよ……って、ズラ丸はもう食べてるのね……」
ルビィに声をかけられて、そっちに視線を向けると、ズラ丸は自身のお弁当のおいなりさんを頬張っていたの。
「よっちゃんが遅いからずら」
「私、今呼ばれたんだけど? それに、まだお昼時間始まったばかりよズラ丸」
私はズラ丸の言葉に、呆れてかえすと。ルビィがお弁当箱を開けていたの。
(ザ・女の子って感じがルビィらしいのよね)
「じゃ〜ん♪ ルビィのお弁当だよぉ♪」
「流石、ルビィちゃんのお弁当は可愛いずら……それにひきかえ……」
「し、仕方ないでしょ!!……朝はギリギリなんだから……」
私のお弁当は自分で作らなきゃいけないんだけど……不運が重なって、昨日の残り物を詰め込んだだけなのよね……はぁ……。
っと云うわけで、ルビィに誘われて3人で机をつけてお弁当を食べて。
体育の時間前には……。
私は、アレがバレない様に(サポーターで隠してるとはいえ、安心できないから)端で着替えていたのに。
「わ〜ぁ♪ よっちゃん。インナーは黒なんだ♪ 何処で買ったの?」
ルビィは、私に話しかけてくるし。
「沼津の駅前よ。 そう言うルビィは……随分大人っぽいの履いてるのね……」
ルビィの下着は、ピンクの少し透けてるやつで……生徒会長の妹なのに……こんなの履いていいのかしら?
ルビィの童顔とは、相反しているから、無性にグッとくるわね。
「ルビィ達も高校生なんだから、見えない所もオシャレしなきゃだよ♪ って、花丸ちゃんにも言ってるんだけど……」
「マル……すぐにサイズがあわなくなっちゃうから……安いやつで十分ずら」
ズラ丸の発言のおかげで更衣室の空気がビリビリしていたわ。
背が低いのに、クラス1のプロポーションの持ち主が何言ってるのよ……もしかして、このヨハネにケンカうってるのかしら?
「二人共、早くしないと遅刻するわよ。じゃぁね♪」
私は、淡々と着替え終えていたの。
極めつけに……休み時間の度に私が席を立つと。
「よっちゃん。お花つみに行くの? ルビィも一緒に行く〜♪」
ルビィが言うと、必ずズラ丸も相槌を打つのよね。
「マルも行くずら!」
でも、眼は笑ってないのよね……。
っと、何故か?
ルビィからのアプローチが激しいのよね。
放課後に、ズラ丸に聞こうかしら……。