※この作品はR-18です。

ストライク・ザ・ルーザーズ   作:かんかん

37 / 62
ドキドキ女達の戦い 前編

ここはある建物の地下に設けられた秘密の闘技場。

 

10メートル四方のリングを中央に観客席500というなかなかの大きさの施設である。リングは焼け付くようなライトが照らし、天井には大型モニターで細かく見ることができる。

そのモニターに映し出すカメラはリングの四方のいたるところに存在しリング上の選手を必ず捉える事ができる。

闘技場の入場ゲートにライトが向けられた。

現れたのは今日の生贄という名の選手の登場だ!

 

「皆様、本日はここ地下格闘闘技場にようこそ! ここは哀れな子羊達の最期の抗いの場。勝てば自由と願いを! 負ければ全てを失う! それでは登場してもらいましょう!」

 

司会の男の掛け声で1人の少女がリングへと登った。

彼女の名は姫柊雪菜。とある理由でこの闘いに自ら志願してきた少女だ。

 

観客席から男たちの歓声が湧き上がる。

此れから彼女に起きる事を妄想し男達が股間をいきり立たせてしまっている。

 

「いやらしい人達ですね!」

 

「私も彼女がみっともなくアヘ顔を晒すところがみてみたいですねぇ~。さぁ、お次は南宮選手の登場だ!」

 

反対側の入場ゲートから出て来たのは黒ゴス服の少女“空隙の魔女”こと南宮那月である。

 

「仲間がそいつに捕まったんだ! 頼む! その女をボコボコにしてくれっ!」

 

「あの女の泣き顔を見せてくれ!」

 

 観客席から飛び交う男たちの罵声と怒号に那月が一度睨みつける。

「下衆どもめ、貴様ら全員この試合後に監獄結界送りにしてやる!」

 

那月の言葉に観客の一部が青ざめる。

 

「皆様、ご安心ください。彼女達の自由な行動はあのリングの上だけですから。どんなに凄みを利かせてもリングから出ることは出来ません。安心して声援(罵声)を送ってあげてください!」

 

今回那月はアスタルテを人質に取られ、解放の条件として出されたのが今日の試合に参加し見事勝利する事だった。

 

「これから2人にはこちらが用意したルールに従って戦っていただきます。無事に相手を倒せたなら約束通り貴女の願いを聞き入れられます。でずが、もし、万が一にも負けるような事があれば、観客の皆様にその身を尽くして奉仕していただきます」

 

観客の数は500人。もし敗北すれば身体が持つはずが無い連続陵辱地獄が待っている。

 

 

「ルールの説明をさせて頂きます。まず、勝利条件は3つあり1つ、相手を全裸にする。 1つ、対戦相手を気絶させる。 1つ、対戦相手の10秒以上のダウン。 これらが確認された場合は即時試合終了となります」

 

審判の男はそういってにやりと笑った。

 

「続けます。選手は武器、魔術の使用は禁止とします、危ないですから。そして1ラウンド3分で戦って頂きますが、ラウンドが重なる事にお客様方に楽しんで頂ける様に追加ルールが加算されていきます」

 

そういって司会の男はポケットからカードを取り出した。

 

「ラウンド終了後にお客様の1人にこの様なカードを引いて頂き2人にはそのルールに従い、試合を続けて頂きます。先の説明で敗北条件にルール違反はございませんが、ルール違反した場合はその場にて一時試合を中断しペナルティーを負って頂きます」

 

 

「そろそろいいでしょうか。ゴングが鳴ったら勝負開始ですよ!」

 

カァァァァンッ! 

 

 戦闘開始の合図を継げる鐘の音が闘技場全体に響き渡る。

 

「行きますよ、南宮先生!」

 

雪菜はゴングと同時に間合いを詰め那月に蹴りを放つ。スカートの中身が大型モニターに映され雪菜の縞パンに男達が歓声を送る。

 

「甘いな、姫柊雪菜。 私にも事情があるんでな、悪いが勝たせて貰うぞ!」

 

那月が扇子で雪菜の蹴りを受け止め、払い流した時にその音が鳴った。

 

 

ピィィーーーー‼︎

 

 

「南宮選手の反則を確認。 試合を一時中断し、ペナルティーをおこないます」

 

「待て、私がいつ貴様らのルールに違反した! 不満に思いながらもルールは破っていない筈だ!」

 

那月が審判の男に詰め寄ると、

 

「武器の使用は禁止の筈です。その扇子も扱い方により武器になります、よって貴女が反則という判断を下しました」

 

那月の持っていた扇子も武器として扱われ、反則にされてしまった。

 

「ふざけるな、そんな事認め……」

 

「此方のルールに従えない時にはどうなるかは貴女が一番良く分かっていると思ったのですが?」

 

「チッ、お前!」

 

アスタルテを助けに来た那月にとってこれ以上に効く有効打はないだろう。現にアスタルテの事を持ち出された途端に彼女は反抗的な態度を押し殺しつつあるのだから。

 

「では、この間に観客の方に引いて貰ったペナルティーを発表されて頂きましょう! ……“指定した着衣を一枚脱ぐ”これは単純ですが面白いペナルティーですね!」

 

「ふん、いいだろう! 好きに選ぶがいい下衆共が!」

 

那月は観客を見下す様に睨むが、観客の歓声と罵声は止まらない。

 

「う〜ん、観客の方に選んで頂くと騒ぎになりそうですので私が選びますね! それでは南宮選手にはそのゴスロリのドレスを脱いで頂きましょう!」

 

司会の男の選択に会場中が歓声をあげた。

 

「では、南宮選手。ペナルティーとしてそのドレスを脱いで渡して下さい」

 

那月は顔を赤らめながらもドレスを脱ぎ、黒のレースの下着姿を観客達の前に晒す。

 

「ふん、好きにしろ!」

 

那月がドレスを審判に投げつけると、

 

「本当に大人かよ⁈ 相手の中学生よりも胸がねーな?」

 

「マジで無様だな! 写真に収めてやるよwww!」

 

「泣いても良いでちゅよ〜那月ちゃ〜ん?」

 

観客達からの誹謗中傷の嵐が飛び交い、那月は心中は怒りと屈辱でいっぱいだった。

 

「くっ、見たければ見るが良いさ! だが、この試合が終わった後に赦しを乞うのが誰かを後でじっくりと教えてやるさ!」

 

「うんうん、そのくらい元気ぐ無いと試合もつまらないですからね〜。でわでわ、ペナルティーも終わった事ですし試合を再開して頂くとしましょうか!」

 

そう、この試合……いや、陵辱劇は始まったばかりなのだから。




次回 後編

雪菜の物語といいつつ那月の話になってしまいました。
一応物語は多少前後してしまいますが、AVシリーズが終了した後にこの話の前日譚みたいな形で幕間を書いてから4章が始まる予定です。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。